JP3669343B2 - Cooling structure of rotating electric machine - Google Patents
Cooling structure of rotating electric machine Download PDFInfo
- Publication number
- JP3669343B2 JP3669343B2 JP2002098239A JP2002098239A JP3669343B2 JP 3669343 B2 JP3669343 B2 JP 3669343B2 JP 2002098239 A JP2002098239 A JP 2002098239A JP 2002098239 A JP2002098239 A JP 2002098239A JP 3669343 B2 JP3669343 B2 JP 3669343B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- rotor
- flow path
- cooling
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステータの内周および外周の双方にロータを同軸状に配置して成る二重ロータ構造の回転電機において効率的に冷却を行うための冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
二重ロータ構造の回転電機の従来例としては、例えば特開平11−275826号公報に記載されたものがある。この従来例の回転電機は、複数のステータピースを周方向に配置したステータコアから成る分割型ステータの内外周にそれぞれインナーロータおよびアウターロータを同軸状に配置し、各ロータを複合電流によってそれぞれ駆動するようにした、二重ロータ構造の回転電機として構成されている。この従来の回転電機は、二重ロータ構造とすることにより、回転電機をコンパクト化するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例の回転電機においては、熱の発生源となるステータはその内外周に配置されるインナーロータおよびアウターロータに挟まれる構造になっており、かつ、ステータの軸方向両端部はケースによって包囲されるため、ステータから発生された熱が回転電機の内部にこもり易くなり、冷却効率が良くなかった。
【0004】
本発明は、ステータから発生された熱を回転電機の外部に効率良く逃がすことができる回転電機の冷却構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の第1発明は、周方向に配置した複数のステータピースをステータ支持ボルトおよび樹脂により一体化して成るステータの内周および外周の双方に互いに異極の多極対となるように永久磁石を備えたロータを同軸状に配置し、各ロータを複合電流によってそれぞれ駆動するようにした二重ロータ構造の回転電機の冷却構造であって、隣接するステータピース間にそれぞれ冷却用流路を設けるとともに、該冷却用流路の近傍かつ前記ロータの内の少なくとも極対数が多い方のロータ側のステータピースヨークの先端部から最短距離の位置に、前記ステータ支持ボルトを配置することを特徴とする。
【0006】
請求項2に記載の第2発明は、前記冷却用流路としてパイプを使用するとともに、該パイプの外部空間を樹脂により充填することを特徴とする。
【0007】
請求項3に記載の第3発明は、前記パイプは、周方向の一部に肉厚を増加させた部分を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】
第1発明によれば、隣接するステータピース間にそれぞれ設けられた冷却用流路の近傍かつ、互いに異極の多極対となるように永久磁石を備えたロータの内の少なくとも極対数が多い方のロータ側のステータピースヨークの先端部から最短距離の位置に、ステータ支持ボルトが配置されているので、極対数が多い方のロータ側のみにステータ支持ボルトが配置されている場合には、回転電機における最大の熱損失である極対数が多い方のロータ側のステータピースヨークの先端部で発生した鉄損の熱が、前記ステータ支持ボルトによって逃げることにより熱抵抗が軽減され、熱伝導が良好になるので、冷却効率が向上し、また、極対数が多い方および少ない方のロータ側の双方にステータ支持ボルトが配置されている場合には、アウターロータ側のステータピースヨークの先端部で発生した鉄損の熱およびインナーロータ側のステータピースヨークの先端部で発生した鉄損の熱のそれぞれが、当該先端部から最短距離の位置に配置したステータ支持ボルトを介して冷却用流路へ伝導されることになり、前記2個所の先端部から冷却用流路までの間の熱抵抗が軽減されるので、冷却効率がさらに向上する。
【0009】
第2発明によれば、前記冷却用流路としてパイプを使用し、該パイプの外部空間を樹脂により充填するから、樹脂成型時に挿入する金型を引き抜くことを考慮して金型の抜き勾配を確保する必要が無くなり、冷却用流路およびステータ支持ボルト間の距離ならびに冷却用流路およびコイル間の距離を最短距離とするように樹脂の肉厚を調整することが可能になるので、さらに熱抵抗を低減することができる。
【0010】
第3発明によれば、前記パイプは、周方向の一部に肉厚を増加させた部分を有しているので、前記極対数が多い方のロータ側のステータピースヨークの先端部で発生した鉄損の熱が前記先端部から最短距離の位置に配置したステータ支持ボルトを介して冷却用流路へ伝導される際に、前記肉厚を増加させた部分を前記ステータ支持ボルトに近接させることにより効率的に熱伝導されることになり、さらに冷却効率が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態の冷却構造を適用する回転電機の概略断面図である。本実施形態の回転電機は、図1に示すように、インナーロータシャフト9の中心軸線(モータの中心軸線)C上に、同軸状に、内側から外側に向かって、インナーロータ7、ステータ1およびアウターロータ8を順次配置した二重ロータ構造の回転電機となっており、アウターロータ8の外周にはアウターロータシェル10が結合されている。
【0014】
上記回転電機において、インナーロータ7およびアウターロータ8間に位置するステータ1は、周方向に配置した複数のステータピース2をアウターロータ8寄りの位置でスタータ支持ボルト6によりブラケット5に固定した後に樹脂により一体化して構成されており、ステータ1の内周および外周に配置されるインナーロータ7およびアウターロータ8は、複合電流によってそれぞれ駆動されるように構成されている。なお、上記スタータ支持ボルト6としては、所望の強度を確保するために鉄製のボルトを用いるものとする。
【0015】
図2は本発明の第1実施形態の回転電機の冷却構造の要部の構成を示す図である。インナーロータ7およびアウターロータ8はそれぞれ、図2に示すように、インナー磁石11およびアウター磁石12を備えており、インナー磁石11およびアウター磁石12は、軸線方向に磁界が発生するようにステータピース2の外周に巻回されるコイル13を軸線方向で挟み込むように配置される、互いに異極の多極対の永久磁石より成る。なお、本実施形態においては、アウターロータ8のアウター磁石12の方が、インナーロータ7のインナー磁石11よりも極対数が多い構成となっているものとする。
【0016】
ところで、本実施形態の回転電機の冷却構造は、複数のステータピース2を周方向に配置してスタータ支持ボルト6によりブラケット5に固定したときに形成される隣接ステータピース2間の空間内に、冷媒を流すための冷却用流路14を設けることにより構成されている。ここで、冷却用流路14は、上記隣接ステータピース2間の空間内を樹脂15で充填する際に、断面形状が図2に示す二等辺三角形となる金型(図示せず)を冷却用流路14を形成すべき位置に挿入し、樹脂15が固まった後に上記金型を抜くことにより形成されるため、軸線方向に所定の抜き勾配を有している。
【0017】
なお、上記樹脂15の充填時には、スタータ支持ボルト6が貫通する空間を確保するために、断面形状が円形となる図示しない金型をスタータ支持ボルト6を通すべき位置に挿入しておくものとする。その際、上記スタータ支持ボルト6を通すべき位置は、冷却用流路14の近傍かつ極対数が多い方のロータであるアウターロータ8側のステータピースヨークの先端部(図2のA部およびB部)から最短距離の位置であることが後述するように熱伝導を良好にする上で好ましいので、図2に示すように「A部またはB部から最短距離かつ冷却用流路14の近傍の位置」に設定する。
【0018】
次に、本実施形態の回転電機の冷却構造における冷却作用について詳細に説明する。
一般的に、回転電機において発生する熱損失としては、以下に説明する2種類の鉄損および、コイルで発生する銅損が挙げられる。鉄損分布を考察した場合、ステータピース2のアウターロータ8側のヨークの先端部(図2のA部およびB部)およびインナーロータ7側のヨークの先端部で発生する鉄損があるが、極対数が多い方のロータであるアウターロータ8側のステータピースヨークの先端部(図2のA部およびB部)で発生する鉄損の方が大きくなるため、回転電機における最大の熱損失となることから、この鉄損に対して冷却対策を施すのが最も効果的である。
【0019】
本実施形態では、隣接ステータピース2間の空間内に冷却用流路14を設けたため、冷却用流路14に近接するコイル13からの熱やステータピース2の中央部からの熱の熱伝導は良好になる。しかし、このままでは、最大の熱損失を発生するステータピース2のアウターロータ8側のヨークの先端部(図2のA部およびB部)から冷却用流路14までの距離がレイアウト上遠くなるため、熱伝導が良好にならない。
【0020】
そこで、本実施形態では、冷却用流路14の近傍かつアウターロータ8側のステータピースのヨークの先端部から最短距離の位置に、熱伝導率の高い部材であるステータ支持ボルト6を配置するようにしている。なお、本実施形態では熱伝導率の高い部材としてステータ支持ボルト6を使用しているが、これに限定されるものではなく、鉄製、銅製、アルミニウム製等の熱伝導率の高い材質の部材をステータ支持ボルト6に類似の形状にしたものであれば、どのようなものを用いても良い。
【0021】
これにより、A部、B部で発生した鉄損の熱は、A部、B部から最短距離の位置に配置したステータ支持ボルト6が鉄製なので樹脂に比べて熱伝導率が桁違いに大きくなる(したがって熱伝導率が高くなる)ため、図2に多数の矢印で示した熱流速ベクトルの分布状態から明らかなように、該ステータ支持ボルト6を介して効率良く冷却用流路14へ伝導されることになる。よって、A部、B部から冷却用流路14までの間の熱抵抗が軽減されるので、熱伝導が良好になり、冷却効率が向上する。
【0022】
また、本実施形態では、ステータ支持ボルト6をブラケット5に締結固定しているので、ボルト単体で配置した場合よりも熱容量特性が向上することになる。これにより、コイル13部の瞬時銅損やステータピースヨークの先端部(図2のA部およびB部)の瞬時鉄損の大きさは回転電機の回転数と同期するので、ステータ支持ボルト6の熱時定数よりも小さくなる。よって、短時間の温度サイクルにおける最大値Tmaxおよび最小値Tmin間の変化が緩和されることになり、樹脂15自体の温度劣化を防止することができる。
【0023】
図3は本発明の第2〜第4実施形態の冷却構造を適用する回転電機の概略断面図であり、図4は本発明の第2実施形態の回転電機の冷却構造の要部の構成を示す図である。第2〜第4実施形態の回転電機は、図1に示す第1実施形態の回転電機に対し、隣接ステータピース2間の空間内に設けるスタータ支持ボルト6を1本から2本に増加させる変更を加えたものである。
【0024】
すなわち、この第2実施形態の回転電機は、図3に示すように、軸線C方向において互いに逆方向からスタータ支持ボルト6を挿入するように構成されている。これらスタータ支持ボルト6の内、アウターロータ8側のスタータ支持ボルト6は上記第1実施形態と同一の位置に配置するものとするが、インナーロータ7側のスタータ支持ボルト6は、「インナーロータ7側のステータピースヨークの先端部(図4のC部およびD部)から最短距離かつ冷却用流路14の近傍の位置」に配置するものとする。
【0025】
第2実施形態によれば、図4に多数の矢印で示した熱流速ベクトルの分布状態から明らかなように、A部、B部で発生した鉄損の熱は、A部、B部から最短距離の位置に配置した熱伝導率の高い部材であるステータ支持ボルト6を介して効率良く冷却用流路14へ伝導され、さらに、C部、D部で発生した鉄損の熱は、C部、D部から最短距離の位置に配置した熱伝導率の高い部材であるステータ支持ボルト6を介して冷却用流路14へ効率良く伝導されるので、A部、B部から冷却用流路14までの間の熱抵抗およびC部、D部から冷却用流路14までの間の熱抵抗のそれぞれが軽減されるので、熱伝導がさらに良好になり、冷却効率がさらに向上する。
【0026】
図5は本発明の第3実施形態の回転電機の冷却構造の要部の構成を示す図である。この第3実施形態の回転電機の冷却構造は、上記第2実施形態の回転電機の冷却構造に対し、冷却用流路を構成する部材を変更したものである。
【0027】
すなわち、この第3実施形態の回転電機は、隣接するステータピース2間にそれぞれ冷却用流路17を設けるために、断面形状が図5に示す中空二等辺三角形となる所定肉厚のパイプ(例えば金属製のパイプ)16を使用している。なお、パイプ16の外部空間(パイプ16と、ステータピース2、コイル13およびステータ支持ボルト6との間の空間)を、上記第1、第2実施形態と同様に樹脂15で充填するものとする。
【0028】
第3実施形態によれば、冷却用流路17を設けるためにパイプ16を使用するから、上記第1、第2実施形態のように樹脂成型時に挿入する金型の抜き勾配を確保する必要が無くなり、冷却用流路17およびステータ支持ボルト6間の距離ならびに冷却用流路17およびコイル13間の距離が最短距離となるように樹脂15の肉厚を調整することにより、熱抵抗をさらに低減することができる。
【0029】
なお、上記においては、パイプ16を使用して冷却用流路17を設ける構成を上記第2実施形態の回転電機の冷却構造に適用したが、パイプ16を使用して冷却用流路17を設ける構成を上記第1実施形態の回転電機の冷却構造に適用してもよい。
【0030】
図6(a)は本発明の第4実施形態の回転電機の冷却構造の要部の構成を示す図であり、図6(b)、(c)はそれぞれ、第4実施形態において冷却用流路を形成するためのパイプの断面図および側面図である。この第4実施形態の回転電機の冷却構造は、上記第3実施形態の回転電機の冷却構造に対し、冷却用流路を構成するパイプの形状を変更したものである。
【0031】
すなわち、この第4実施形態の回転電機に使用するパイプ18は、上記第3実施形態の回転電機に使用するパイプ16とほぼ同一の形状のパイプ(例えば金属製のパイプ)であり、ほぼ同一断面積の冷却用流路17が形成されているが、上記第3実施形態のパイプ16のように全周に亘って同一肉厚になっておらず、図6(b)、(c)に示すように、周方向の一部(アウターロータ8側のステータ支持ボルト6に面した部分)に、肉厚を増加させるためのフィン19が多数形成されており、これらのフィン19は、例えば図6(c)に示すように、ほぼ等間隔に配置するものとする。なお、これらフィン19は、図6(a)に示すように、ステータ支持ボルト6に近接配置するものとする。
【0032】
第4実施形態によれば、冷却用流路17を設けるために多数のフィン19を有する金属製のパイプ18を使用するから、極対数が多い方のロータであるアウターロータ8側のステータピースヨークの先端部で発生した鉄損の熱が前記先端部から最短距離の位置に配置したステータ支持ボルト6を介して冷却用流路17へ伝導される際に、上記鉄損の熱はステータ支持ボルト6から金属製のパイプ18の多数のフィン19を経て冷却用流路17へ効率的に熱伝導されることになり、さらに冷却効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の冷却構造を適用する回転電機の概略断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の回転電機の冷却構造の要部の構成を示す図である。
【図3】 本発明の第2〜第4実施形態の冷却構造を適用する回転電機の概略断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態の回転電機の冷却構造の要部の構成を示す図である。
【図5】 本発明の第3実施形態の回転電機の冷却構造の要部の構成を示す図である。
【図6】 (a)は本発明の第4実施形態の回転電機の冷却構造の要部の構成を示す図であり、(b)、(c)はそれぞれ、第4実施形態において冷却用流路を形成するためのパイプの断面図および側面図である。
【符号の説明】
1 ステータ
2 ステータピース
5 ブラケット
6 ステータ支持ボルト
7 インナーロータ
8 アウターロータ
9 インナーロータシャフト
10 アウターロータシェル
11 インナー磁石
12 アウター磁石
13 コイル
14,17 冷却用流路
15 樹脂
16,18 パイプ
19 フィン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cooling structure for efficiently cooling a rotary electric machine having a double rotor structure in which rotors are coaxially arranged on both an inner periphery and an outer periphery of a stator.
[0002]
[Prior art]
As a conventional example of a rotary electric machine having a double rotor structure, for example, there is one described in JP-A-11-275826. In this conventional rotating electrical machine, an inner rotor and an outer rotor are coaxially arranged on the inner and outer peripheries of a split stator composed of a stator core having a plurality of stator pieces arranged in the circumferential direction, and each rotor is driven by a composite current. The rotary electric machine having the double rotor structure is configured as described above. This conventional rotating electrical machine has a double rotor structure so that the rotating electrical machine is made compact.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional rotating electrical machine, the stator that is the heat generation source is sandwiched between the inner and outer rotors disposed on the inner and outer circumferences, and both axial ends of the stator are surrounded by the case. Therefore, the heat generated from the stator is likely to be trapped inside the rotating electric machine, and the cooling efficiency is not good.
[0004]
An object of the present invention is to provide a cooling structure for a rotating electrical machine that can efficiently release heat generated from a stator to the outside of the rotating electrical machine.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first invention according to
[0006]
According to a second aspect of the present invention, a pipe is used as the cooling flow path, and an external space of the pipe is filled with a resin.
[0007]
According to a third aspect of the present invention, the pipe has a portion in which the thickness is increased in a part in the circumferential direction.
[0008]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, at least the number of pole pairs in the rotor including the permanent magnets is large in the vicinity of the cooling flow path provided between the adjacent stator pieces so as to be multipolar pairs having different polarities. Since the stator support bolt is arranged at the shortest distance from the tip of the stator piece yoke on the rotor side, when the stator support bolt is arranged only on the rotor side with the larger number of pole pairs, The heat loss of the iron loss generated at the tip of the stator piece yoke on the rotor side with the larger number of pole pairs, which is the largest heat loss in the rotating electrical machine, is relieved by the stator support bolts, thereby reducing thermal resistance and heat conduction. This improves the cooling efficiency, and when the stator support bolts are arranged on both the rotor side with the larger number of pole pairs and the rotor side with the smaller number of pole pairs, the outer low The stator support in which the heat of the iron loss generated at the tip of the stator piece yoke on the side and the heat of the iron loss generated at the tip of the stator piece yoke on the inner rotor side are arranged at the shortest distance from the tip. Since it is conducted to the cooling flow path via the bolt and the thermal resistance between the two tip portions and the cooling flow path is reduced, the cooling efficiency is further improved.
[0009]
According to the second invention, a pipe is used as the cooling flow path, and the external space of the pipe is filled with the resin. Therefore, the draft of the mold is set in consideration of pulling out the mold to be inserted at the time of resin molding. It is no longer necessary to secure the resin, and the resin thickness can be adjusted so that the distance between the cooling flow path and the stator support bolt and the distance between the cooling flow path and the coil are the shortest distance. Resistance can be reduced.
[0010]
According to the third aspect of the present invention, the pipe has a portion whose thickness is increased in a part in the circumferential direction, so that the pipe is generated at the front end portion of the stator piece yoke on the rotor side with the larger number of pole pairs. When the heat of iron loss is conducted to the cooling flow path via the stator support bolt arranged at the shortest distance from the tip, the portion with the increased thickness is brought close to the stator support bolt. Therefore, the heat is efficiently conducted, and the cooling efficiency is further improved.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic sectional view of a rotating electrical machine to which the cooling structure of the first embodiment of the present invention is applied. As shown in FIG. 1, the rotating electrical machine of the present embodiment has an
[0014]
In the above rotating electric machine, the
[0015]
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of a main part of the cooling structure for the rotating electric machine according to the first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 2, each of the
[0016]
By the way, the cooling structure of the rotating electrical machine of the present embodiment has a space between
[0017]
When filling the
[0018]
Next, the cooling action in the cooling structure of the rotating electrical machine of the present embodiment will be described in detail.
In general, heat loss generated in a rotating electrical machine includes two types of iron loss described below and copper loss generated in a coil. When considering the iron loss distribution, there is an iron loss that occurs at the tip of the yoke on the
[0019]
In the present embodiment, since the
[0020]
Therefore, in the present embodiment, the
[0021]
As a result, the heat of the iron loss generated in the A part and the B part has an order of magnitude higher thermal conductivity than the resin because the
[0022]
Moreover, in this embodiment, since the
[0023]
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of a rotating electrical machine to which the cooling structure of the second to fourth embodiments of the present invention is applied. FIG. 4 shows the configuration of the main part of the cooling structure of the rotating electrical machine of the second embodiment of the present invention. FIG. The rotary electric machine of 2nd-4th embodiment is a change which increases the starter support volt |
[0024]
That is, the rotating electrical machine of the second embodiment is configured to insert
[0025]
According to the second embodiment, as is apparent from the distribution state of the heat flow velocity vector indicated by a number of arrows in FIG. 4, the heat of the iron loss generated in the A part and the B part is the shortest from the A part and the B part. The heat of the iron loss generated in the parts C and D is efficiently transferred to the
[0026]
FIG. 5 is a diagram showing a configuration of a main part of a cooling structure for a rotating electric machine according to a third embodiment of the present invention. The cooling structure for a rotating electrical machine according to the third embodiment is obtained by changing the members constituting the cooling flow path from the cooling structure for the rotating electrical machine according to the second embodiment.
[0027]
That is, in the rotating electrical machine of the third embodiment, in order to provide the
[0028]
According to the third embodiment, since the
[0029]
In the above description, the configuration in which the
[0030]
FIG. 6A is a diagram showing a configuration of a main part of a cooling structure for a rotating electrical machine according to a fourth embodiment of the present invention, and FIGS. It is sectional drawing and the side view of a pipe for forming a path. The cooling structure for a rotating electrical machine according to the fourth embodiment is obtained by changing the shape of a pipe constituting the cooling flow path from the cooling structure for a rotating electrical machine according to the third embodiment.
[0031]
That is, the
[0032]
According to the fourth embodiment, since the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a rotating electrical machine to which a cooling structure according to a first embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration of a main part of a cooling structure for a rotating electrical machine according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of a rotating electrical machine to which a cooling structure according to second to fourth embodiments of the present invention is applied.
FIG. 4 is a diagram showing a configuration of a main part of a cooling structure for a rotating electric machine according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram showing a configuration of a main part of a cooling structure for a rotating electric machine according to a third embodiment of the present invention.
FIGS. 6A and 6B are diagrams showing a configuration of a main part of a cooling structure for a rotating electric machine according to a fourth embodiment of the present invention, and FIGS. 6B and 6C are diagrams showing cooling flows in the fourth embodiment, respectively. It is sectional drawing and the side view of a pipe for forming a path.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
隣接するステータピース間にそれぞれ冷却用流路を設けるとともに、該冷却用流路の近傍かつ前記ロータの内の少なくとも極対数が多い方のロータ側のステータピースヨークの先端部から最短距離の位置に、前記ステータ支持ボルトを配置することを特徴とする回転電機の冷却構造。 A rotor having permanent magnets is coaxially arranged on both the inner periphery and the outer periphery of a stator formed by integrating a plurality of circumferentially arranged stator pieces with a stator support bolt and resin. It is a cooling structure for a rotating electric machine having a double rotor structure in which each rotor is driven by a composite current,
A cooling flow path is provided between adjacent stator pieces, and at the shortest distance from the tip of the stator piece yoke on the rotor side in the vicinity of the cooling flow path and at least the number of pole pairs in the rotor. A cooling structure for a rotating electrical machine, wherein the stator support bolt is disposed.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098239A JP3669343B2 (en) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | Cooling structure of rotating electric machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002098239A JP3669343B2 (en) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | Cooling structure of rotating electric machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003299328A JP2003299328A (en) | 2003-10-17 |
JP3669343B2 true JP3669343B2 (en) | 2005-07-06 |
Family
ID=29387894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002098239A Expired - Fee Related JP3669343B2 (en) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | Cooling structure of rotating electric machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3669343B2 (en) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4135647B2 (en) * | 2004-01-29 | 2008-08-20 | 日産自動車株式会社 | Stator structure of multi-axis multilayer motor |
JP4118306B2 (en) | 2006-03-28 | 2008-07-16 | 株式会社椿本チエイン | Cable protection guide device |
KR100793808B1 (en) | 2006-09-07 | 2008-01-11 | 엘지전자 주식회사 | Motor |
CN102897013B (en) * | 2011-04-02 | 2015-04-08 | 浙江钱江摩托股份有限公司 | Hybrid electric vehicle powered by double-rotor motor |
JP6503329B2 (en) * | 2016-11-18 | 2019-04-17 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | Electric rotating machine and stator cooling structure |
JP7387498B2 (en) * | 2020-03-12 | 2023-11-28 | 住友重機械工業株式会社 | gear motor |
CN113452226B (en) * | 2021-08-30 | 2021-11-26 | 法图尔智能装备江苏有限公司 | Asynchronous induction motor with double-rotor structure |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60118040A (en) * | 1983-11-30 | 1985-06-25 | Toshiba Corp | Underwater rotary electric machine |
JP3480300B2 (en) * | 1998-03-25 | 2003-12-15 | 日産自動車株式会社 | Rotating electric machine |
JP3506007B2 (en) * | 1998-06-22 | 2004-03-15 | 日産自動車株式会社 | Multi-layer motor support structure |
-
2002
- 2002-04-01 JP JP2002098239A patent/JP3669343B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003299328A (en) | 2003-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6042976B2 (en) | Rotating electric machine | |
US7095153B1 (en) | Extended core for motor/generator | |
JP3675074B2 (en) | Landel core type rotary electric machine | |
JP3746664B2 (en) | Permanent magnet type reluctance type rotating electrical machine | |
US9653967B2 (en) | Cooling arrangement for an electric motor | |
JP2015177723A (en) | Rotary electric machine | |
JP2016220298A (en) | Axial gap type rotary electric machine | |
JP7378592B2 (en) | rotating electric machine | |
JP3928297B2 (en) | Electric motor and manufacturing method thereof | |
JP2006033965A (en) | Stator cooling structure of disk-type dynamo-electric machine | |
JP3669343B2 (en) | Cooling structure of rotating electric machine | |
JPWO2021210118A5 (en) | ||
TWI678053B (en) | Slotless motor and electric blower or vacuum cleaner using the same | |
JP2002136013A (en) | Magnet motor | |
JP2004129407A (en) | Cooling structure for motor | |
JP2021058033A (en) | motor | |
JP5398274B2 (en) | Permanent magnet rotating electric machine | |
JP6169496B2 (en) | Permanent magnet rotating electric machine | |
JPH03226251A (en) | Ac generator for vehicle | |
JP2002191157A (en) | Synchronous rotating electric machine with combined use of permanent magnet | |
JP5894414B2 (en) | Generator | |
JP2004088955A (en) | Three-phase magnetic generator | |
HU222458B1 (en) | Spherical dc. motor with squirrel-cage rotor | |
JP2015002565A (en) | Dynamo-electric machine | |
KR20180074540A (en) | The rotor of the two split is using a magnets generator |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050404 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |