JP3669063B2 - 投影露光装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マスクと感光基板とを投影光学系に対して所定方向に移動させることによってマスク上のパターンを感光基板上に投影露光する投影露光装置に関し、特に、マスクと感光基板との相対的な位置ずれ量を計測する技術に関する。
【0002】
【従来技術】
図7は、従来の投影露光装置の構成を示す。この投影露光装置は、マスク110のパターンを投影光学系112を介してガラスプレート(感光基板)114上に等倍で投影するものである。図7において、マスク110とガラスプレート114とが移動(走査)する方向をX軸とし、マスク110の平面内でX軸と直交する方向をY軸とし、マスク110の法線方向(投影光学系12の光軸方向)をZ軸とする。投影光学系112は、コの字型の架台116の中央に固定されている。架台116の端部には、超高圧水銀ランプ等よりなる光源およびフライアイレンズ等からなる照明光学系118が固定されており、照明光学系118から射出された光によってマスク110の所定形状領域を均一な照度で照明するようになっている。
【0003】
マスク110及びガラスプレート114は、XY平面とほぼ平行になるように、マスクステージ120及びプレートステージ122上にそれぞれ保持されている。また、マスクステージ120及びプレートステージ122は、共通のキャリッジ124によって一体的に保持されている。マスクステージ120の下方には、2つのY方向微動アクチュエータ126,128が、キャリッジ124に固定された状態で配置されており、これら2つのY方向微動アクチュエータ126,128によってマスクステージ120のY軸方向の位置を調整できるようになっている。マスクステージ120の投影光学系112側の端部には、X方向微動アクチュエータ130がキャリッジ124に固定された状態で配置されており、このX方向微動アクチュエータ130によってマスクステージ120のX軸方向の位置を調整できるようになっている。
【0004】
一方、プレートステージ122は、走査露光中におけるプレート114の露光領域が投影光学系112を介したマスク110のパターン結像面とほぼ一致するように、Z軸方向に適宜移動可能であるとともに、X軸周りおよびY軸周りにチルト(傾斜)可能に構成されている。すなわち、プレートステージ122をZ軸方向に移動させることによって、結像状態を調整し、更に、ガラスプレート114のレベリングを行う(X軸周り及びY軸周りにチルトさせる)。このような調整動作により、ガラスプレート114の厚みムラや、傾き、うねり等を補正することができる。
【0005】
キャリッジ124は、ガイド部材132a,132bに沿ってX軸方向にスライド可能に構成されている。そして、照明系118から射出される照明光に対して、キャリッジ124をX軸方向に移動することによって、マスク110とガラスプレート114とが投影光学系112(照明光)に対して同期して走査され、その走査に従ってマスク110上に形成されたパターンが徐々にガラスプレート114上に転写される。そして、一度の走査により、マスク110に形成されたパターン領域の全体がガラスプレート114上に投影露光(転写)される。
【0006】
次に、上記のような投影露光装置における、マスク110とガラスプレート114の位置合わせ機構について説明する。マスクステージ120及びプレートステージ124の底部には、Y方向微動アクチュエータ126,128にそれぞれ対応する位置に、移動鏡136a,136b,138a,138bが固定されている。移動鏡136a,136bは、キャリッジ124に固定された差動タイプのレーザ干渉計140から射出されるレーザ光を反射するように構成されている。すなわち、レーザ干渉計140から射出されたレーザ光は、分岐光学系144によって2つの光束に分割され、それぞれの光が移動鏡136a,136bに導かれる。移動鏡136a,136bで反射したレーザ光は、分岐光学系144を介してレーザ干渉計140に入射する。そして、干渉計140では、移動鏡136a,136bからの2つの反射光を合成し、これら2つの光の干渉状態に基づいて、Y方向微動アクチュエータ126が設置された位置における、マスク110とガラスプレート114との非走査方向(Y軸方向)の相対位置ずれを検出する。
【0007】
一方、移動鏡138a,138bは、キャリッジ124に固定された差動タイプのレーザ干渉計142から射出されるレーザ光を反射するように構成されている。すなわち、レーザ干渉計142から射出されたレーザ光を、分岐光学系146によって2つの光束に分割し、それぞれの光を移動鏡138a,138bに導く。移動鏡138a,138bで反射したレーザ光は、分岐光学系146を介してレーザ干渉計142に入射する。そして、干渉計142では、移動鏡138a,138bからの2つの反射光を合成し、これら2つの光の干渉状態に基づいて、Y方向微動アクチュエータ128が設置された位置における、マスク110とガラスプレート114との非走査方向(Y軸方向)の相対位置ずれを検出する。
【0008】
このように、レーザ干渉計140及びレーザ干渉計142によって、X軸方向に一定の間隔を持った2点(126,128)におけるマスク110とガラスプレート114とのY軸方向の相対位置ずれを検出することができる。また、レーザ干渉計140とレーザ干渉計142との検出結果の差により、マスク110とガラスプレート114との法線周り(Z軸周りの回転方向)の相対位置ずれを検出することができる。マスク110とガラスプレート114とのY軸方向又は法線周りの位置ずれ量が検出されると、Y方向微動アクチュエータ126,128を駆動して、そのずれ量を補正する。なお、レーザ干渉計140及び142は、キャリッジ124に固設された光源からの光束を利用しているので、検出されたY軸方向の相対位置ずれは、キャリッジ124の姿勢変化の影響を含まないことになる。すなわち、キャリッジ124がX軸周りに変位した場合には、レーザ干渉計140,142の光源及び分岐光学系144,146もキャリッジ124と共に変位するため、この様な状況でのマスク110とガラスプレート114のY軸方向のずれ量は検出されない。
【0009】
マスクステージ120とプレートステージ122のX軸方向の端部には、X方向微動アクチュエータ130の対応する位置に、反射鏡148と反射鏡150がそれぞれ設置されている。これらの反射鏡148,150は、それぞれレーザ干渉計152,154からのレーザ光を反射するように配置構成されている。レーザ干渉計152は、測長タイプの干渉計であり、光源から射出されたレーザ光束を、マスクステージ120に固定された反射鏡148と、架台116に固設された固定鏡(不図示)とに導いている。そして、反射鏡148からの反射光を固定鏡からの反射光と干渉(合成)させて受光し、これら2つの光の干渉状態に基づいて、マスク110のX軸方向の位置を検出するようになっている。
【0010】
一方、レーザ干渉計154も測長タイプの干渉計であり、架台116や投影光学系114のような固定系に固設された光源から射出されたレーザ光束を、プレートステージ122に固定された反射鏡150と上述した固定鏡(不図示)とに導いている。そして、反射鏡150からの反射光を固定鏡からの反射光と干渉させて受光し、これら2つの光の干渉状態に基づいて、ガラスプレート114のX軸方向の位置を検出するようになっている。
【0011】
また、レーザ干渉計152とレーザ干渉計154との検出結果の差により、マスク110とガラスプレート114とのX軸方向の相対位置ずれを検出することができる。すなわち、レーザ干渉計152によって計測されるマスク110のX軸方向の位置と、レーザ干渉計154によって計測されるガラスプレート114のX軸方向の位置の相対的な差を求める。ここで、レーザ干渉計152および154はともに固定系に固設された光源を利用しているので、キャリッジ124のピッチング方向(Y軸周りの回転方向)の姿勢変化、すなわちキャリッジ124のピッチング量を含めたマスク110とガラスプレート114との走査方向(X軸方向)の相対位置ずれを検出することができる。なお、プレートステージ122側に配置されたレーザ干渉計154の出力は、走査制御するためのキャリッジ駆動制御用コントローラ(図示せず)にフィードバックされ、走査露光中にガラスプレート114の全領域において露光量が均一になるように、投影光学系112に対するキャリッジ124の速度制御を行う。
【0012】
キャリッジ124の上面には、X軸方向に延びた長尺状の反射鏡156が固定設置されており、レーザ干渉計158から射出されるレーザ光を反射するようになっている。レーザ干渉計158は、キャリッジ124のローリング方向(X軸周りの回転方向)の姿勢変化を検出する差動タイプの干渉計である。この干渉計システムにおいては、架台116に固設された光源から射出されたレーザ光束を2つの光束に分割し、各レーザ光束を反射鏡156上のZ軸方向に離れた2点に導いている。そして、反射鏡156で反射したレーザ光束を合成しその干渉光を受光することによって、キャリッジ124全体のX軸周りの回転量、すなわちローリング量が検出される。この装置においては、干渉計158によって検出されたローリング量に基づいて、投影光学系112を基準としたマスク110とガラスプレート114とのY軸方向の相対的なずれ量を演算によって求める。そして、Y方向微動アクチュエータ126,128を適宜駆動することによってそのずれ量を補正する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の投影露光装置においては、マスク110とガラスプレート114のY軸方向の位置ずれを計測するレーザ干渉計140,142、及びその分岐光学系144,146が、キャリッジ124上に固設されている。このため、ガイド部材132a,132bの真直度に誤差等により、キャリッジ124が変形していると、分岐光学系144と分岐光学系146との間に相対変位を生じてしまう。その結果、レーザ干渉計140と142によって計測された値、すなわち、マスク110とガラスプレート114とのY軸方向の相対位置ずれ量に誤差が含まれることになる。
【0014】
また、レーザ干渉計140と142をキャリッジ124上に設置しているため、キャリッジ124の駆動力を大きくする必要がある。更に、キャリッジ124上に長尺状の反射鏡156が固設されているため、キャリッジ124の重量が増し、キャリッジの駆動力を更に大きくしなければならない。その結果、駆動系が大型化すると共に、キャリッジ124の走査精度(等速制御)の向上を図ること困難となる。
【0015】
本発明は上記のような状況に鑑みて成されたものであり、マスクと感光基板の非走査方向の相対的な位置ずれを正確に検出できる投影露光装置を提供することを目的とする。また、小型軽量で、安定した動作精度を有する投影露光装置を提供することを他の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明においては、マスク(10)上のパターンを所定形状の照明領域で照明する照明光学系(18)と、マスク(10)上のパターンを感光基板(14)上に投影する投影光学系(12)と、マスク(10)と感光基板(14)とを一体で保持する保持手段(24)と、投影光学系(12)を固定する固定部(16)とを有し、保持手段(24)を投影光学系(12)に対して所定方向(X軸方向)に移動させることによってマスク(10)上のパターンを投影光学系(12)を介して感光基板(14)上に投影露光する投影露光装置において、固定部(16)に対して固定され、少なくとも保持手段(24)の移動のストローク分の長さをもって当該移動の方向に延設された長尺ミラー(62,66)と;この長尺ミラー(62,66)に対するマスク(10)及び感光基板(14)の位置に基づいて、移動の方向(X軸方向)と直交する方向(Y軸方向)におけるマスク(10)と感光基板(14)との相対的な位置ずれ量(△Y)を計測する計測手段(48,50,64,68)とを備えている。上記のような発明において、計測手段(48,50,64,68)は、長尺ミラー(62,66)に対するマスク(10)及び感光基板(14)の位置に基づいて、保持手段(24)の移動の方向(X軸方向)を軸とする回転方向のずれ量(△Xθ)を更に計測することができる。
【0017】
上記のような本発明において、例えば、マスク(10)を保持手段(24)に対して保持するマスクステージ(20)と、感光基板(14)を保持手段(24)に対して保持する基板ステージ(22)とを更に備える。また、計測手段(48,50,64,68)は、計測用の光を射出する手段(48,50)と;マスクステージ(20)と基板ステージ(22)にそれぞれ固定され、計測用の光の少なくとも一部を長尺ミラー(62,66)に導くた分岐光学系(64,68)とを有する。そして、長尺ミラー(62,66)で反射された計測用の光を用いてマスク(10)と感光基板(14)との相対的な位置ずれ(△Y)を計測する。
【0018】
上記のような分岐光学系(64,68)としては、計測用の光の一部を長尺ミラー(62,66)に導く偏光ビームスプリッタ(64,68)と、当該偏光ビームスプリッタ(64,68)を透過した計測用の光を反射する基準ミラー(65)とを用いて構成することができる。そして、計測手段(48,50)は、長尺ミラー(62,66)からの反射光と基準ミラー(65)からの反射光の干渉状態に基づいてマスク(10)と感光基板(14)との相対的な位置ずれ(△Y)を計測する。
【0019】
また、上記の分岐光学系の他の態様としては、計測用の光を反射して長尺ミラー(62、66)に導く台形ミラー(70)と;固定部(16)に対して固定され、台形ミラー(70)及び長尺ミラー(62,66)で反射した光が入射する基準ミラー(72)とを用いて構成することができる。そして、計測手段(69)は、基準ミラー(72)から台形ミラー(70)を介して、マスク(10)側と感光基板(14)側とから戻る2つの光の干渉状態に基づいてマスク(10)と感光基板(14)との相対的な位置ずれ(△Y)を計測する。
【0020】
また、上記の分岐光学系の更に他の態様としては、計測用の光を反射して長尺ミラー(62,66)に導くとともに、当該長尺ミラー(62,66)からの反射光を反射するペンタプリズム(82)を用いて構成することができる。そして、計測手段(81)は、ペンタプリズム(82)で反射して、マスク(10)側と感光基板側(14)とから戻る2つの光の干渉状態に基づいてマスク(10)と感光基板(14)との相対的な位置ずれ(△Y)を計測する。
【0021】
【作用】
上記のような本発明においては、計測用の光を長尺ミラー(62,66)に対して投射し、これら長尺ミラー(62,66)からの反射光に基づいて、移動の方向(X軸方向)と直交する方向(Y軸方向)におけるマスク(10)と感光基板(14)との相対的な位置ずれ量(△Y)を計測している。ここで、長尺ミラー(62,66)は、マスク(10)や感光基板(14)の保持手段で(24)でなく、固定部(16)に対して固定されているため、従来のように長尺ミラー(62,66)や分岐光学系を保持手段(24)上に設置する必要がないため、保持手段(24)を軽量化することができる。また、マスク(10)と感光基板(14)の相対的な位置を調整するアクチュエータ等の駆動系の小型化が実現できると共に、走査露光時の定速性も高まり、安定した露光ができる。
【0022】
また、保持手段(24)の移動の方向(X軸方向)を軸とする回転方向のずれ量(△Xθ)を計測することができる。すなわち、保持手段(24)の姿勢変化や保持手段(24)内の局所的な変形に起因する相対位置ずれを含んだマスク(10)と感光基板(14)との相対的な位置ずれを検出することができる。このため、保持手段(24)の案内面の真直度不良等により保持手段(24)自体が変形した場合であっても、投影光学系(12)を基準とし、マスク(10)と感光基板(14)との位置を正確に検出、且つ補正することができる。その結果、保持手段(24)の機械系の案内精度(運動性能)のみならず、保持手段(24)自体の変形に依存することなく、投影光学系(12)に対するマスク(10)と感光基板(14)との位置関係を一定に保ち、安定した高い露光精度(転写精度)を確保することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に示した実施例に基づいて説明する。本実施例は、走査型の投影露光装置に本発明を適用したものである。
【0024】
【実施例】
図1は、実施例にかかる投影露光装置の構成を示す。この投影露光装置は、マスク10のパターンを投影光学系12を介してガラスプレート(感光基板)14上に等倍で投影するものである。図1において、マスク10とガラスプレート14とが走査される方向をX軸とし、マスク10の平面内でX軸と直行する方向をY軸とし、マスク10の法線方向(投影光学系12の光軸方向)をZ軸とする。投影光学系12は、コの字型の架台16の中央に固定されている。架台16の端部には、超高圧水銀ランプ等よりなる光源およびフライアイレンズ等からなる照明光学系18が固定されており、この照明光学系18から射出された照明光によってマスク10の所定形状領域を均一な照度で照明するようになっている。
【0025】
マスク10及びガラスプレート14は、XY平面とほぼ平行になるように、マスクステージ20及びプレートステージ22上にそれぞれ保持されている。また、マスクステージ20及びプレートステージ22は、共通のキャリッジ24によって一体的に保持されている。マスクステージ20の下方には、2つのY方向微動アクチュエータ26,28が、キャリッジ24に固定された状態で配置されており、これら2つのY方向微動アクチュエータ26,28によってマスクステージ20のY軸方向の位置を調整できるようになっている。マスクステージ20の投影光学系12側の端部には、X方向微動アクチュエータ30がキャリッジ24に固定された状態で配置されており、このX方向微動アクチュエータ30によってマスクステージ20のX軸方向の位置を調整できるようになっている。
【0026】
一方、プレートステージ22は、走査露光中におけるプレート14の露光領域が投影光学系12を介したマスク10のパターン結像面とほぼ一致するように、Z軸方向に適宜移動可能であるとともに、X軸周りおよびY軸周りにチルト(傾斜)可能に構成されている。すなわち、プレートステージ22をZ軸方向に移動させることによって、結像状態を調整し、更に、ガラスプレート14のレベリングを行う(X軸周り及びY軸周りにチルトさせる)。このような調整動作により、ガラスプレート14の厚みムラや、傾き、うねり等を補正することができる。
【0027】
キャリッジ24は、駆動系36によって、ガイド部材32a,32bに沿ってX軸方向にスライド可能に構成されている。そして、照明光学系18から射出される照明光に対して、キャリッジ24をX軸方向に移動することによって、マスク10とガラスプレート14とが投影光学系12(照明光)に対して同期して走査され、その走査に従ってマスク10上に形成されたパターンが徐々にガラスプレート14上に転写される。そして、一度の走査により、マスク10に形成されたパターン領域の全体がガラスプレート14上に投影露光(転写)される。
【0028】
次に、上記のような投影露光装置における、マスク10とガラスプレート14の位置合わせ機構について、図1に加えて図2及び図3を参照して説明する。マスク10とガラスプレート14の位置は、架台16に固定された6つのレーザ干渉計(40,42,44,46,48,50)を用いて計測される。
【0029】
レーザ干渉計40,42は、マスクステージ20の投影光学系12側の側部に設置された反射鏡54,56に対して計測用のレーザ光を射出する。反射鏡54,56は、Y軸方向に所定の間隔をもって配置され、各々の反射面がYZ平面に平行になるように配置されている。レーザ干渉計40,42は、反射鏡54,56からの反射光に基づいてマスク10のX軸方向の位置を計測する。また、レーザ干渉計40,42の計測値からマスク10のZ軸周りの変位量を計測できるようになっている。すなわち、レーザ干渉計40によって計測される反射鏡54の位置(マスク10の位置)と、レーザ干渉計42によって計測される反射鏡56の位置(マスク10の位置)との相対的な変位量に基づいて、マスク10のZ軸周りの変位量を求めることができる。
【0030】
レーザ干渉計44,46は、プレートステージ22の投影光学系12側の側部に設置された反射鏡58,60に対して計測用のレーザ光を射出する。反射鏡58,60は、Y軸方向に所定の隔をもって配置され、各々の反射面がYZ平面に平行になるように配置されている。レーザ干渉計44,46は、反射鏡58,60からの反射光に基づいてガラスプレート14のX軸方向の位置を計測する。また、レーザ干渉計44,46の計測値からガラスプレート14のZ軸周りの変位量を計測できるようになっている。すなわち、レーザ干渉計44によって計測される反射鏡58の位置(ガラスプレート14の位置)と、レーザ干渉計46によって計測される反射鏡60の位置(ガラスプレート14の位置)との相対的な変位に基づいて、ガラスプレート14のZ軸周りの変位量を求めることができる。
【0031】
レーザ干渉計48は、マスク10のY軸方向の位置を計測するものであり、マスクステージ20に固定された分岐光学系64を介して、一端が架台16の天井部に固定された長尺状の反射鏡62に対し計測用のレーザ光を照射する。反射鏡62は、少なくともキャリッジ24の移動ストローク分の長さを有し、一端が架台16に固定された状態で他端がマスクステージ20側に延びている。また、反射鏡62の反射面(底面)は、Y軸に垂直(XZ平面に平行)になるように配置されている。分岐光学系64は、レーザ干渉計48から射出されるレーザ光を反射鏡62の反射面に対して垂直に導くように構成されている。レーザ干渉計48においては、反射鏡62からの反射光を受光し、反射鏡62に対するマスク10のY軸方向の位置を計測する。すなわち、投影光学系12を含む固定側(架台16)を基準としたマスク10のY軸方向の変位を計測する。
【0032】
レーザ干渉計50は、ガラスプレート14のY軸方向の位置を計測するものであり、プレートステージ22に固定された分岐光学系68を介して、一端が架台16の天井部に固定された長尺状の反射鏡66に対し計測用のレーザ光を照射する。反射鏡66は、上述した反射鏡62と同様に、少なくともキャリッジ24の移動ストローク分の長さを有し、一端が架台16に固定された状態で他端がプレートステージ22側に延びている。また、反射鏡66の反射面はY軸に垂直(XZ平面に平行)な方向を向いている。分岐光学系68は、レーザ干渉計50から射出されたレーザ光を反射鏡66の反射面(底面)に対して垂直に導くように構成されている。レーザ干渉計50においては、反射鏡66からの反射光を受光し、反射鏡66に対するガラスプレート14のY軸方向の位置を計測する。すなわち、投影光学系12を含む固定側(架台16)を基準としたガラスプレート14のY軸方向の変位を計測する。
【0033】
レーザ干渉計48及び50から出力されるレーザ光を反射ミラー62,66に導く分岐光学系64,68としては、例えば、偏光ビームスプリッタ(64)を使用することができる。図3は、マスク10とガラスプレート14とのY軸方向のずれを計測する本発明の第1実施例にかかる干渉計システムの構成を示す。マスクステージ20に設置された偏光ビームスプリッタ64の後方には、基準ミラー65が設置されており、偏光ビームスプリッタ64を透過した光を反射するようになっている。本実施例においては、レーザ干渉計48から射出された光の一部は、偏光ビームスプリッタ64において反射ミラー62側に導かれ、その他の光は偏光ビームスプリッタ64を透過して基準ミラー65に入射する。
【0034】
レーザ干渉計48においては、反射ミラー62で反射した光と、基準ミラー65で反射した光の光路長の差から、反射ミラー62に対するマスク10のY軸方向の位置を計測する。すなわち、反射ミラー62に対してマスク10がY軸方向に変位すると、偏光ビームスプリッタ64から反射ミラー62までの光路長が変化し、反射ミラー62から戻る光と基準ミラー65から戻る光との間に相対的な光路長の差が生じる。従って、レーザ干渉計48に受光される光の干渉状態に基づいてマスク10のY軸方向の位置を計測することができる。なお、プレートステージ22に設置された分岐光学系68も上記分岐光学系(64,65)と同じ構成であり、ここでは重複した説明を省略する。
【0035】
本実施例においては、上記のような6つのレーザ干渉計(40,42,44,46,48,50)の計測値に基づいて、マスク10とガラスプレート14のX軸方向、Y軸方向,X軸周りの回転方向(Xθ方向)、Y軸周りの回転方向(Yθ方向)及びZ軸周りの回転方向(Zθ方向)の相対的なずれ量△x,△y,△xθ,△yθ,△zθをそれぞれ検出することができる。詳述すると、マスク10側においては、レーザ干渉計40の計測値MX1とレーザ干渉計42の計測値MX2とに基づいて、例えば、これらの平均値をとって、マスク10のX軸方向の位置MXを求める。また、レーザ干渉計40の計測値MX1と、レーザ干渉計42の計測値MX2との差からマスク10のZθ方向の変位量MZθが求まる。更に、レーザ干渉計48の計測値からマスク10のY軸方向の位置MYが求まる。
【0036】
一方、ガラスプレート14側において、レーザ干渉計44の計測値PX1と、レーザ干渉計46の計測値PX2とに基づいて、例えば、これらの平均値をとって、ガラスプレート14のX軸方向の位置PXが求まる。また、レーザ干渉計44の計測値PX1と、レーザ干渉計46の計測値PX2との差からガラスプレート14のZθ方向の変位量PZθが求まる。更に、レーザ干渉計50の計測値からガラスプレート14のY軸方向の位置PYが求まる。
【0037】
そして、上記のように求められたマスク10のX軸方向の位置MXと、ガラスプレート14のX軸方向の位置PXとの差から、キャリッジ24のピッチング(Y軸周りの回転)を含むマスク10とガラスプレート14のX軸方向の相対的なずれ量△Xが求まる。また、マスク10のY軸方向の位置MYと、ガラスプレート14のY軸方向の位置PYとの差から、キャリッジ24のローリング(X軸周りの回転)を含むマスク10とガラスプレート14のY軸方向のずれ量△Yが求まる。更に、マスク10のZθ方向の位置MZθとガラスプレート14のZθ方向の位置PZθとから、マスク10とガラスプレート14とのZ軸周りの相対的なずれ量△Zθが求まる。
【0038】
次に、上記実施例の全体的な動作について説明する。まず、マスク10とガラスプレート14の双方に形成されたマークを図示しない顕微鏡で観察し、マスク10とガラスプレート14との初期アライメントを行う。そして、この状態で、各レーザ干渉計(40,42,44,46,48,50)の計測値を0に設定する、所謂キャリブレーションを行う。次に、駆動系36によってキャリッジ24をX軸方向に駆動して走査露光を開始する。走査露光中は、各レーザ干渉計(40,42,44,46,48,50)により、上記のような手順により、マスク10とガラスプレート14との相対的な位置ずれ量△X,△Y,△Zθを求める。次に、これらの位置ずれ量△X,△Y,△Zθに基づき、マスクステージ20上に設けた微動アクチュエータ26,28,30の駆動量(調整量)を演算によって求める。そして、これらの微動アクチュエータ26,28,30によって、マスク10とガラスプレート14とのX軸方向、Y軸方向およびZ軸周りの回転方向の位置調整をフィードバック制御によって行う。
【0039】
上記のような本実施例においては、反射ミラー62,66が、架台16に対して固定されているため、キャリッジ24の姿勢変化やキャリッジ24内の局所的な変形に起因する相対位置ずれを含んだマスク10とガラスプレート14との相対的な位置ずれを検出することができる。このため、キャリッジ24のガイド部材32a、32bの真直度不良等によりキャリッジ24自体が変形した場合であっても、投影光学系12を基準とし、マスク10とガラスプレート14との位置を正確に検出、且つ補正することができる。その結果、キャリッジ24の機械系の案内精度(運動性能)のみならず、キャリッジ24自体の変形に依存することなく、投影光学系12に対するマスク10とガラスプレート14との位置関係を一定に保ち、安定した高い露光精度(転写精度)を確保することができる。
【0040】
また、従来のように反射ミラー62,66や分岐光学系64,68をキャリッジ24上に設置する必要がなく、キャリッジ24を軽量化することができる。これにより、駆動系36の小型化が実現できると共に、走査露光時の定速性も高まり、安定した露光ができる。
【0041】
図4〜図6は、マスク10とガラスプレート14とのY軸方向の相対的な位置ずれ△Yを計測する干渉計システムの他の実施例(第2〜第4実施例)を示す。なお、上記第1実施例(図1,図2及び図3)の構成要素と同一又は対応する構成要素については同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
【0042】
図4に示す干渉計システムは、レーザ干渉計69と、マスクステージ20に設置された台形ミラー70と、架台16等を含む固定部に設置された基準ミラー72とを備えている。なお、図示しないが、プレート14側にも同様の台形ミラーと基準ミラーとが設けられている。レーザ干渉計69は、一本のレーザ光を2本に分割し、それぞれの光束をマスク10側とガラスプレート14側に導くようになっている。マスク10側において、レーザ干渉計69から射出された一方の光束は、台形ミラー70で反射して反射ミラー62に導かれる。そして、反射ミラー62で反射した光は、再び台形ミラー70で反射して基準ミラー72に入射する。このような動作は、ガラスプレート14側でも同じである。レーザ干渉計69では、マスク10側とガラスプレート14側からそれぞれ戻った光束を合成し、両光束の干渉状態を観察し、マスク10とガラスプレート14のY軸方向の相対的な位置ずれ量△Yを計測する。
【0043】
図5は、マスク10とガラスプレート14のY軸方向の相対的な位置ずれを計測する本発明の第3実施例にかかる干渉計システムのうち、マスク10側の構成を示す。本実施例の干渉計システムは、レーザ干渉計48と、レーザ干渉計48から射出された光を分岐する偏光ビームスプリッタ74と、偏光ビームスプリッタ74を透過した光の波長を変えるλ/4板76と、マスクステージ20に設置された基準ミラー78と、偏光ビームスプリッタ74の下方に配置されたコーナーキューブ80とを備えている。本実施例は、2本の光線束を利用する所謂2光線干渉計であり、偏光ビームスプリッタ74の反射面から基準ミラー78の反射面までの距離と、偏光ビームスプリッタ74の反射面から反射ミラー62までの距離が等しくなるように配置されている。
【0044】
本実施例においては、反射ミラー62に対してマスクステージ20がY軸方向に変位すると、反射ミラー62から戻る反射光の光路長が変化する。そして、反射ミラー62から戻る光と、一定(固定)の光路長を有する基準ミラー78から戻る反射光との間に光路長差が生じ、レーザ干渉計48では戻った光の干渉状態からマスク10のY軸方向の位置を検出するようになっている。なお、必ずしも2本の光線束を用いたシステムとする必要はなく、1本の光束を用いて計測を行うこともできる。また、プレートステージ22側の構成についても同様であるため、重複した説明を省略する。
【0045】
図6は、マスク10とガラスプレート14のY軸方向の相対的な位置ずれを計測する本発明の第4実施例にかかる干渉計システムを示す。本実施例の干渉計システムは、レーザ干渉計81と、マスクステージ20に設置されたペンタプリズム82とを備えている。なお、図示しないが、プレート14側にも同様のペンタプリズムが設けられている。レーザ干渉計81は、一本のレーザ光を2本に分割し、それぞれの光束をマスク10側とガラスプレート14側のペンタプリズム(82)に導くようになっている。マスク10側において、レーザ干渉計81から射出された一方の光束は、ペンタプリズム82で反射して反射ミラー62に導かれる。そして、反射ミラー62で反射した光は、再びペンタプリズム82で反射してレーザ干渉計81に戻る。レーザ干渉計81では、マスク10側とガラスプレート14側からそれぞれ戻った光束を合成し、両光束の干渉状態を観察し、マスク10とガラスプレート14のY軸方向の相対的な位置ずれ量△Yを計測する。
【0046】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された発明の思想の範囲内で、種々の設計変更が可能である。上記実施例においては、長尺状の反射鏡62,66を架台16に固定しているが、投影光学系12を含む固定側の他の箇所に設置しても良く、例えば、投影光学系12に設置することも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、固定部(16)に設置された長尺ミラー(62,66)に対して計測用の光を投射し、これら長尺ミラー(62,66)からの反射光に基づいて、移動の方向(X軸方向)と直交する方向(Y軸方向)におけるマスク(10)と感光基板(14)との相対的な位置ずれ量(△Y)を計測しているため、保持手段(24)の機械系の案内精度(運動性能)のみならず、保持手段(24)自体の変形に依存することなく、投影光学系(12)に対するマスク(10)と感光基板(14)との位置関係を一定に保ち、安定した高い露光精度(転写精度)を確保することができる。また、保持手段(24)を駆動する駆動系の小型化が実現できると共に、走査露光時の定速性も高まり、安定した露光ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例にかかる等倍正立像タイプの投影露光装置を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す投影露光装置の側面を概略的に示す側面図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施例にかかる干渉計システムの概略構成(配置)を示す正面図である。
【図4】図4は、本発明の第2実施例にかかる干渉計システムの概略構成(配置)を示す正面図である。
【図5】図5は、本発明の第3実施例にかかる干渉計システムの概略構成(配置)を示す正面図である。
【図6】図6は、本発明の第4実施例にかかる干渉計システムの概略構成(配置)を示す正面図である。
【図7】図7は、従来の投影露光装置の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10・・・マスク
12・・・投影光学系
14・・・ガラスプレート
16・・・架台
18・・・照明系
20・・・マスクステージ
22・・・プレートステージ
24・・・キャリッジ
40,42,44,46,48,50,69,81・・・レーザ干渉計
62,66・・・反射鏡
64,68・・・分岐光学系
70・・・台形ミラー
72・・・基準ミラー
74・・・偏光ビームスプリッタ
82・・・ペンタプリズム

Claims (9)

  1. マスク上のパターンを所定形状の照明領域で照明する照明光学系と、前記マスク上のパターンを感光基板上に投影する投影光学系と、前記マスクと前記感光基板とを一体で保持する保持手段と、前記投影光学系を固定する固定部とを有し、前記保持手段を前記投影光学系に対して所定方向に移動させることによって前記マスク上のパターンを前記投影光学系を介して前記感光基板上に投影露光する投影露光装置において、
    前記固定部に対して固定され、少なくとも前記保持手段の前記移動のストローク分の長さをもって当該移動の方向に延設された長尺ミラーと;前記長尺ミラーに対する前記マスク及び前記感光基板の位置に基づいて、前記移動の方向と直交する方向における前記マスクと前記感光基板との相対的な位置ずれ量を計測する計測手段とを備えたことを特徴とする投影露光装置。
  2. 前記計測手段は、前記長尺ミラーに対する前記マスク及び前記感光基板の位置に基づいて、前記保持手段の前記移動の方向を軸とする回転方向のずれ量を更に計測することを特徴とする請求項1に記載の投影露光装置。
  3. 前記マスクを前記保持手段に対して保持するマスクステージと、前記感光基板を前記保持手段に対して保持する基板ステージとを更に備えるとともに、
    前記計測手段は、計測用の光を射出する手段と;前記マスクステージと前記基板ステージにそれぞれ固定され、前記計測用の光の少なくとも一部を前記長尺ミラーに導くた分岐光学系とを有し、前記長尺ミラーで反射された前記計測用の光を用いて前記マスクと前記感光基板との相対的な位置ずれを計測することを特徴とする請求項1又は2に記載の投影露光装置。
  4. 前記分岐光学系は、前記計測用の光の一部を前記長尺ミラーに導く偏光ビームスプリッタと、当該偏光ビームスプリッタを透過した前記計測用の光を反射する基準ミラーとを備え、
    前記計測手段は、前記長尺ミラーからの反射光と前記基準ミラーからの反射光の干渉状態に基づいて前記マスクと前記感光基板との相対的な位置ずれを計測することを特徴とする請求項3に記載の投影露光装置。
  5. 前記分岐光学系は、前記計測用の光を反射して前記長尺ミラーに導く台形ミラーと;前記固定部に対して固定され、前記台形ミラー及び前記長尺ミラーで反射した光が入射する基準ミラーとを備え、
    前記計測手段は、前記基準ミラーから前記台形ミラーを介して、前記マスク側と前記感光基板側とから戻る2つの光の干渉状態に基づいて前記マスクと前記感光基板との相対的な位置ずれを計測することを特徴とする請求項3に記載の投影露光装置。
  6. 前記分岐光学系は、前記計測用の光を反射して前記長尺ミラーに導くとともに、当該長尺ミラーからの反射光を反射するペンタプリズムであり、
    前記計測手段は、前記ペンタプリズムで反射して、前記マスク側と前記感光基板側とから戻る2つの光の干渉状態に基づいて前記マスクと前記感光基板との相対的な位置ずれを計測することを特徴とする請求項3に記載の投影露光装置。
  7. マスク上のパターンを所定形状の照明領域で照明する照明光学系と、前記マスク上のパターンを感光基板上に投影する投影光学系と、前記マスクと前記感光基板とを保持する保持手段と、前記投影光学系を固定する固定部とを有し、前記保持手段を前記投影光学系に対して所定方向に移動させることによって前記マスク上のパターンを前記投影光学系を介して前記感光基板上に投影露光する投影露光装置において、
    前記固定部に対して固定され、少なくとも前記保持手段の前記移動のストローク分の長さをもって当該移動の方向に延設された長尺ミラーと;計測用の光を射出する手段と前記計測用の光の少なくとも一部を前記長尺ミラーに導く分岐光学系とを備え、前記長尺ミラーに対する前記マスク及び前記感光基板の位置に基づいて、前記移動の方向と直交する方向における前記マスクと前記感光基板との相対的な位置ずれ量を計測する計測手段とを備えたことを特徴とする投影露光装置。
  8. 前記分岐光学系は、前記計測用の光を反射して前記長尺ミラーに導くとともに、当該長尺ミラーからの反射光を反射するペンタプリズムであり、
    前記計測手段は、前記ペンタプリズムで反射して、前記マスク側と前記感光基板側とから戻る2つの光の干渉状態に基づいて前記マスクと前記感光基板との相対的な位置ずれを計測することを特徴とする請求項7に記載の投影露光装置。
  9. 前記保持手段は、前記マスクを保持するマスクステージと前記感光基板を保持する基板ステージとを含むことを特徴とする請求項7または8記載の投影露光装置。
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