JP3667203B2 - 尿計量器付きバッグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に手術中や手術後に患者の腎機能や全身状態を把握するための、時間尿量の測定および一日尿を蓄尿するための、導尿カテーテルに接続して使用する尿計量器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
手術室、ICU、CCUさらに病室等において、重症患者の尿の管理、例えば人工心肺を用いて開心術を施行した患者や交通事故などの救急患者等における尿の管理は極めて重要である。
従来より用いられている尿計量器付きバッグは、目盛のついた透明なプラスチックボトルからなる計量部と軟質バッグからなる蓄尿バッグとで構成されている。患者の膀胱から導尿カテーテルを通って計量部に流入し貯留した尿の量を、約1時間ごとに目盛りを読み取るもので、尿量の少ないときは細かな量の計測ができるようになっており、計測後は、計量部の尿を蓄尿バッグに移行させて次の1時間の尿貯留を行い、これらの作業を繰り返すこととなる。
【0003】
構造は計量部の下に蓄尿バッグは配置し、三方活栓等を備えた接続チューブにて連結されているものがあり、使用方法は三方活栓にて流路を切り替えることにより、計量部から蓄尿バッグへの尿移行や、尿採取を行うものである。しかしながら計量部と蓄尿バッグが上下に配置されているため、製品の背丈が高く蓄尿バッグの底部が病室の床に擦ってしまい不潔となるだけでなく、蓄尿バッグの下部からの排尿操作がしにくいなどの不具合があった。
【0004】
この対策として計量部を蓄尿バッグの前面に配置し、上部で液密的に連通させたものが考案されているが、最近の高齢化に伴う低ベッド化の中では必ずしも前述の不具合を克服できておらず、更に製品の背丈を低くしようとすると計量部と蓄尿バッグの形状を幅広とせざるをえず、計量精度が下がってしまうことは言うまでもない。この場合、特に精密な尿計量が求められる手術室、ICU及びCCUでの使用が困難となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来のこのような問題点を解決することを目的とするもので、手術室、ICU及びCCUで求められる精密な尿計量を確保しつつ、病室での低ベッドに対して背丈を低く設置可能な尿計量器付きバッグを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は 蓄尿バッグの前面に尿の流入口を有する計量部を配置し、上部でお互いが液密に連通するように連通口が設けられた尿計量器において、製品を使用する方向(上下)を複数設定出来ることを特徴とする尿計量器付きバッグであり、また、前記蓄尿バッグは、ほぼ長方形をなす形状であって、前記計量部との連通口が上部コーナーに、また排出口がこれと対角の下部コーナーに配置され、また、前記長方形の長辺短辺と、前記計量部の長辺短辺とが、それぞれの辺が対応するように取り付けられていることが特徴の尿計量器付きバッグであり、また、前記計量部は、向きの異なる精密計量部と準精密計量部とを有し、前記流入口や前記連通口のある上部コーナーを常に天面としたまま製品を90度回転させることにより、前記精密計量部或いは前記準精密計量部が床面を向くように配置されていることが特徴の尿計量器付きバッグであり、さらには、前記精密計量部および前記準精密計量部の先端には、それぞれ尿採取部が設置されていることが特徴の尿計量器付きバッグである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面をもとに本発明について詳細に説明する。図1及び図2は本発明の一実施例となる尿計量器付きバッグの構造を示す図であり、図1は精密尿計量器の設置状態、図2は準精密尿計量器の設置状態を示す正面図で、 図3は本発明の他の実施例となる尿計量器付きバッグのハンガーの構造を示す背面図である。
【0008】
本発明による尿計量器付きバッグは、図1又は図2に示すように蓄尿バッグ(13)の前面に計量部(1)を配置している。
計量部(1)は一般的に透明ポリ塩化ビニル樹脂などによるブロー成形品、あるいは射出成形品、真空成形品などを使用することが多いが、特にこれらの材料や成形法に限定されず、その他の熱可塑性樹脂でも差し支えない。
【0009】
上部コーナーの計量部(1)内に導尿された尿の跳ね上げ防止用のドリップチャンバーをなす尿の流入口(3)が設置され導尿カテーテルへの接続チューブ(2)が接続されている。計量部(1)は図1及び図2の如く、流入口(3)を上面として2通りの底面を配置可能であり、図1では左下部に精密計量部(7)を備え、表面には計量のための目盛(9)が付設されている。また図2では右下部に準精密計量部(8)を備え、同様に表面には目盛(10)が付設されている。
【0010】
各精密計量部(7)及び(8)は上部に比べて幅狭に形成して容積を絞り、目盛を細かくすることにより高精度の測定が可能になっており、特に精密計量部(7)は準精密計量部(8)に比較し容器の幅を狭めて背を高くすることで精度を向上させており、おのおのの精密計量部(7)及び(8)の先端には新鮮尿の検査のための尿採取等が実施できる尿採取ポート(4)及び(5)が設置されており、その構造は特に限定されるものではなく、一般に使用されている二方活栓や、回転バルブ等が採用されている。
【0011】
更に計量部(1)の流入口(3)の近傍の背面には、蓄尿バッグ(13)と液密的に連通するための連通口(6)が設けられており、計量部(1)を形成する背面には連通口(6)へ尿を容易に集めるための尿集中溝を設けることも望ましい実施例の一つである。
蓄尿バッグ(13)は一般的に軟質ポリ塩化ビニル樹脂による前面透明、背面白色のシートの張り合わせによるものが多いが、同等の柔軟性や外観を示すものであれば特に材料や成形法に限定はない。
【0012】
形状は長方形に近い形状が望ましく、長辺側を計量部(1)の精密計量部(7)側とし、短辺側を準精密計量部(8)側に配置し、計量部(1)とは前記の連通口(6)と液密的に連結しており、更に連通口(6)を配するコーナーの対角下部には貯留された尿を排出するための排出部(14)が設置されている。なお、排出部(14)は一般的にクランプ(16)付きの排出チューブ(15)が設置されていることが多く、特に限定されるもおのではないが、排出チューブ(15)を図2のように収納するための収納部(17)の配置は図1のときに底面となる配置が望ましい。蓄尿バッグ(13)の目盛印刷に関しては精密な計量が不要であるため、図1及び図2の配置で50〜200mL刻み程度の目盛(23)及び(24)をそれぞれの向きに付設すればよく、配置に関しては特に限定されるものではない。
【0013】
なお、導尿をスムーズに行うためのエアーフィルター(25)の設置箇所は、実施例の如く計量部(1)の流入口(3)の接続チューブ(2)近傍に設置することが望ましいが、設置状態において尿の貯留時に接触しない箇所を選択すれば蓄尿バッグ(13)への設置も可能である。
【0014】
また、計量部(1)と蓄尿バッグ(13)との固定としては例えば計量部(1)には保持部(11)、(12)が準精密計量部(8)と精密計量部(7)の側壁に設置され、蓄尿バッグ(13)には引掛部(18)、(19)が設置されており、引掛部(18)は保持部(11)に、また引掛部(19)は保持部(12)にそれぞれ着脱可能である構造が考えられ、更にベッドへの吊り下げを行うための吊り金具(21)を具備した吊り紐(20)が流入口(3)近傍の吊り紐固定部(22)に一端が固定されもう一端が保持部(11)と(12)との取り付け取り外しが可能に装着されている。
【0015】
ベッドへの吊り下げや携帯のための本発明の他の実施例として図3に示すとおり、ハンガー(26)は一端に45度の角度をなす支持部(27)ともう一端には引掛部(28)を具備し、必要により吊り具(29)や吊り紐が更に具備されている。尿計量器付きバッグへは流入口(3)の背面に45度の角度で回転可能な支持部(27)が装着されており、使用時の天地により引掛部(28)を保持部(11)と(12)に適宜切り替えて装着することが可能である。なお、ハンガー(26)の材質は変形が容易で、かつ強度が保てるポリプロピレン樹脂が望ましいが、その他の樹脂でも差し支えない。
【0016】
次に本発明の尿計量器付きバッグの設置方法を具体的に説明する。手術室、ICU及びCCU等においては、患者の腎機能や全身状態を把握するための、時間尿量の測定は1mL刻みの精密な計量が求められるが、ベッド高さはそれほど低くない。このため、図1の通り設置することにより尿量の精密計量を優先することができる。これに対して病室では、精密な計量が求められることは少ないが、高齢化用にベッド高さが低くなっている。この場合は図2の通り設置することにより尿計量器付きバッグが病室の床に接触しないことを優先することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明による尿計量器付きバッグは患者の状態や、設置場所の状況を考慮して、よりベストな設置方法を選択できる尿計量用具として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる尿計量器付きバッグの構造を示す図で精密計量設置状態の正面図である。
【図2】本発明の一実施例となる尿計量器付きバッグの構造を示す図で図1を90度回転させた準精密計量設置状態の正面図である。
【図3】本発明の他の実施例となる尿計量器付きバッグの特にハンガーの構造を示す背面図である。
【符号の説明】
1 計量部
2 接続チューブ
3 流入口
4、5 採取ポート
6 連通口
7 精密計量部
8 準精密計量部
9、10 目盛
11、12 保持部
13 蓄尿バッグ
14 排出部
15 排出チューブ
16 クランプ
17 収納部
18、19 引掛部
20 吊り紐
21 吊り金具
22 吊り紐固定部
23、24 目盛
25 フィルター
26 ハンガー
27 支持部
28 引掛部
29 吊り具

Claims (4)

  1. 蓄尿バッグの前面に尿の流入口を有する計量部を配置し、上部でお互いが液密に連通するように連通口が設けられた尿計量器において、製品を使用する方向(上下)を複数設定出来ることを特徴とする尿計量器付きバッグ。
  2. 前記蓄尿バッグは、ほぼ長方形をなす形状であって、前記計量部との連通口が上部コーナーに、また排出口がこれと対角の下部コーナーに配置され、また、前記長方形の長辺短辺と、前記計量部の長辺短辺とが、それぞれの辺が対応するように取り付けられている請求項1に記載の尿計量器付きバッグ。
  3. 前記計量部は、向きの異なる精密計量部と準精密計量部とを有し、前記流入口や前記連通口のある上部コーナーを常に天面としたまま製品を90度回転させることにより、前記精密計量部或いは前記準精密計量部が床面を向くように配置されている請求項1または2に記載の尿計量器付きバッグ。
  4. 前記精密計量部および前記準精密計量部の先端には、それぞれ尿採取部が設置されている請求項3に記載の尿計量器付きバッグ。
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