JP3666285B2 - 電子回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はITU(International Telecommunication Union)勧告に規定される「H.223」を実現する電子回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
ITU勧告の通信に関する規格「H.223」においては、データ通信のエラー耐性に関して規格されている。
【0003】
「H.223」では、通信時のエラー耐性に柔軟に対応するために複数の種別(level)が用意されており、その種別に応じて処理する方法が異なる。
【0004】
実際の「H.223」に規定されている通信処理は、送信側では相手端末との種別をすりあわせるためのネゴシエーション(種別毎に決められたビットパターンのネゴシエーションフラグを出力する)動作、ネゴシエーション成立後に実際のデータを送信するデータ送信、通信中に一度成立した種別を変更するための種別変更処理(変更処理フラグを出力する)の3つから成り立っている。
【0005】
一方、受信側では相手端末から送られてくるネゴシエーションフラグを検査して相手端末の種別を判別する種別検出、検出後にデータを受信するデータ受信、相手からの変更処理フラグを検出する変更処理フラグ検出の3つから主に成り立っている。
【0006】
これらは更に種別毎に動作が異なっており、状況に応じてユーザーがその種別を選択することになる。
【0007】
Level0と呼ばれる種別では、ネゴシエーションフラグが「01111110」のビットパターンを持つ8ビットのフラグとなっており、送信側はこれを連続的に送信し、受信側はこれを受信して相手端末の種別を検出する。データ通信時にはハイレベルデータリンク(HDLC)と呼ばれる方式での通信方式になっている。具体的には、送信時にはデータをビット順で見た場合に「1」が5個続いたら「0」を挿入し、受信時にはその挿入されている余分な0を削除する。さらにデータをパケットに分割して、その前後に「01111110」のビットパターンのフラグで挟むことで、データ通信時におけるビット混入などに対する耐性を高める方式である。また種別を別の種別に変更する場合には、ネゴシエーションに用いたフラグをビット反転させた「10000001」のフラグを連続的に通信する。なお、データを挟むフラグはバイト境界を守っている。
【0008】
Level1と呼ばれる種別では、ネゴシエーションフラグが「1110000101001011」のビットパターンを持つ16ビットのフラグとなっており、送信側、受信側の動作はLevel0の場合と同じである。データ通信時にはデータに対しての特別の加工は行われず、パケットをネゴシエーションフラグと同じフラグにより挟んで出力する。受信側もデータ加工せず、受信したデータをそのまま取り込む。種別変更時には、ネゴシエーションフラグのビット反転を用いてLevel0と同様の処理をする。ただし、Level1では、ダブルフラグモードと称して上記フラグの2の倍数個のフラグを出力することで、よりエラー耐性を高めることも行われる。なお、パケットデータを挟むフラグには、バイト境界を条件として追加することが可能である。
【0009】
Level2では、ネゴシエーション時には「1110000101001011000000000000000000000000」のビットパターンでのフラグ出力になっている。送信側、受信側の動作は他のLevelと同じである。データ通信時にはデータ加工はしないが、パケットを挟むフラグと、種別変更時に出力する変更フラグはLevel1の場合と同じである。
【0010】
以上が「H.223」において規定された内容の説明である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この「H.223」規格の手順を処理するための電子回路を構築する場合を考えると、Level0はHDLCの規格に従った0挿入を考慮して、ビットシフトや0挿入の特別の回路が必要であるのに対し、Level1,2では、その必要は無い。あるいは「H.223」で規定されているネゴシエーション等では、Level毎に出力するビットパターンは全て異なり、同一の回路をそのまま流用はできない。
【0012】
HDLCに関しては多数の公知例でその電子回路の実現例があるが、それらのハードウェアでは上記Level1,2は処理できない。Level1やLevel2のみを処理するハードウェアでもその他のLevelを処理することはできず、結果的にこれら全てをサポートするシステムを電子回路で構成する場合には、種別毎に別個の回路をもち、これでは回路面積、消費電力、処理手順の面で大きな無駄が生じてしまう。
【0013】
しかしながら、種別に応じて処理が異なるとはいえ、各Levelは当然のことながら同時に起こることは無く、時系列的に排他的にしか動作せず、その処理に必要な資源もデータ蓄積部、パラシリを中心としたデータ処理部であり、個別に回路を持つ必要性は無い。
【0014】
前記のことから、本発明はLevel毎に処理の共通点に共通の回路を適用し、全Levelに対応する回路を最小構成で作ることを目的とする。また、Levelにまたがった回路の共通化だけでなく、ネゴシエーション、種別検出、データ通信、種別変更といった規定されている動作毎の共通点をも共通の回路で適用することで最小構成の回路を作ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、送信すべきデータを一時的にストックするファーストイン・ファーストアウト(FIFO)メモリと、「H.223」規格に規定された送信方式種別を切り替える送信種別切り替え手段と、前記送信種別切り替え手段を用いて送信種別に応じた送信処理を行う送信処理回路と、前記送信処理回路において処理されたデータを一時的に貯えるバッファメモリとを持つ電子回路とする。
【0016】
本発明によれば、「H.223」に規定される複数の送信種別の全てを満足する電子回路を、回路規模を削減して構成することを実現する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ITU勧告の「H.223」の規格を満たした送信を実現する電子回路であって、送信すべきデータを一時的にストックするFIFOメモリと、「H.223」規格に規定された送信方式種別を切り替える送信種別切り替え手段と、前記送信種別切り替え手段を用いて送信種別に応じた送信処理を行う送信処理回路と、前記送信処理回路において処理されたデータを一時的に貯えるバッファメモリとを備えた電子回路であり、「H.223」に規定される複数の送信種別の全てを満足する電子回路を、回路規模を削減して構成することができるという作用を有する。
【0018】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子回路において、設定された送信種別に応じてネゴシエーション動作を切り替える種別設定手段と、切り替えられた送信種別毎に異なるビット長のネゴシエーションフラグを生成する種別ネゴシエーションフラグ生成回路と、異なるビット長の生成を正確に制御する異種ビット長制御手段と、ネゴシエーションフラグ生成回路を種別に関わらず共通化する回路共通化手段とを備え、「H.223」規格で規定されている相手端末とのネゴシエーション動作を行うようにしたものであり、より少ない回路資源で種別毎に異なるネゴシエーションフラグの生成動作を可能とするという作用を有する。
【0019】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子回路において、CPU等を用いてFIFOメモリに書き込まれたデータを送信処理回路に取り出すデータ取り出し手段と、前記取り出したデータを切り替えられた送信種別に応じてデータ加工を施す種別データ加工回路と、前記データ加工回路を種別に関わらず共通化する回路共通化手段を備え、「H.223」規格で規定されている相手端末に対する種別毎に異なるデータ送信動作を行うようにしたものであり、より少ない回路資源で種別毎に異なるデータ送信動作を可能とするという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の電子回路において、種別切り替え手段により設定された送信種別に応じた種別変更動作を行う種別変更動作回路と、前記種別変更動作回路を種別に関わらず共通化する回路共通化手段を備え、「H.223」規格で規定されている相手端末との種別毎に異なる送信種別変更動作を行うようにしたものであり、より少ない回路資源で種別毎に異なる種別変更動作を可能にするという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項2、3、4のいずれかに記載の電子回路において、ネゴシエーションフラグ生成手段、データ加工手段、種別変更動作手段を実現する回路を共通化し、「H.223」規格を満足するデータ送信を行うようにしたものであり、回路規模を大幅に削減できるという作用を有する。
【0022】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項2、3、4のいずれかに記載の電子回路において、ネゴシエーション時にはネゴシエーションフラグをパラレルにバッファメモリに転送し、データ通信時にはシリアル変換によりビットシフトでバッファメモリに転送するバッファ転送方式の切り替えるようにしたものであり、「H.223」規格に規定される送信処理時間を短縮するという作用を有する。
【0023】
本発明の請求項7に記載の発明は、ITU勧告の「H.223」の規格を満たした受信を実現する電子回路であって、受信したネゴシエーションフラグの種別を検出する種別検出手段と、検出した種別に応じてデータ受信方式を切り替える受信方式切り替え手段と、前記受信方式切り替え手段の結果に応じて受信したデータを「H.223」に規定される種別毎の受信方式で処理するデータ処理回路と、前記処理したデータを一時的にストックするファーストアウトメモリとを備え、種別毎に関わらず前記回路を共用したものであり、より少ない回路資源で「H.223」に規定される電子回路を構成できるという作用を有する。
【0024】
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7に記載の発明を統合し、「H.223」に規定される一連の動作を行うようにした電子回路であり、「H.223」に規定される一連の動作をより少ない回路資源で実現できるという作用を有する。
【0025】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の電子回路のブロック図である。
【0027】
図において、101はCPUであり、設定されたプログラムを解析し、種別の切り替え命令の発行、実際のデータをFIFOメモリに書き込むなどの処理を行う。図中の106、107は命令制御信号である。
【0028】
102は、送信するデータを一時的に貯えるFIFOメモリであり、その大きさは任意である。なお、本実施の形態1では、CPU101によりCPU101の持つデータバスを通じてデータがFIFOメモリ102中に書き込まれているが、実際にはDMA転送などでDRAMの別のメモリからデータがFIFOメモリ102に転送されることもありうる。
【0029】
103はCPU101からの送信種別の切り替え命令を受けて種別切り替えを実行する種別切り替え手段であり、たとえば、内部に制御レジスタを持ち、CPU101からの命令を受けてどの種別での送信を実行するかを切り替える。ここで処理された内容は切り替え信号109として送信処理回路104に伝達され、実際の送信処理をいずれの種別で実行するかを決定し、その処理を行うこととなる。
【0030】
送信処理回路104では「H.223」に規定されている送信に関わる処理を実行することになるが、データ通信時にはFIFOメモリ102に貯えられたデータがFIFO出力108として転送される。また、送信処理回路104で処理されたデータは送信出力110としてバッファメモリ105に転送され、バッファメモリ105に蓄えられたデータが相手端末に対して出力されることとなる。
【0031】
以上の構成をもつことで、「H.223」に規定される複数の種別の送信処理を満足し、FIFOメモリ、バッファメモリを共用し、種別切り替え手段103により実際の送信処理に必要とされる回路を削減することを可能とする。
【0032】
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2の電子回路のブロック図である。なお、実施の形態1で説明した内容と重複するものの説明は割愛する。
【0033】
図において、104は、実施の形態1で説明した送信処理回路を拡大したものである。
【0034】
種別切り替え手段103からの切り替え信号109は、送信処理回路104内部にあるパターンテーブル201に入力する。パターンテーブル201にはLevelで説明される種別毎に応じたネゴシエーションフラグがテーブルとして存在しており、Level0のときには8ビットのフラグ「01111110」が、Level1の場合には16ビットの「1110000101001011」が、Level2の場合には40ビットのフラグである「1110000101001011000000000000000000000000」が定義されており、「H.223」の規格の変更に対応できるようにテーブルの中身は書き換え可能な状態となっている。
【0035】
パターンテーブル201の各種別毎のフラグは、種別切り替え手段103からの切り替え信号109に応じてそれぞれ8bitレジスタ203に書き込まれる。種別に応じて1バイト、2バイト、4バイト、5バイトのフラグを出力する必要があるので、カウンタ202が、これらのビット長の異なるフラグの8bitレジスタへの書き込みを制御している。8bitレジスタ203は、書き込まれたフラグをバッファメモリ105に出力205として転送し、「H.223」で規定されるネゴシエーション動作を完了する。図中の204はフラグセットである。
【0036】
以上の流れを図3のチャートを用いてタイミングの面から説明する。
【0037】
チャート上には、上から回路に入力するクロックである「CLK」、「種別切り替え信号」、「8bitレジスタ」、「カウンタ」、および「出力」が表わされている。
【0038】
ここで、CPU101からの命令により種別切り替え信号はLevel0,1,2と変化する。この種別切り替え信号に従ってパターンテーブルからネゴシエーションフラグの値が8bitレジスタに設定される。チャートに示すように、Level0のときには8bitレジスタは「01111110」のビットパターンがネゴシエーションフラグとしてセットされる。
【0039】
これに対してLevel1の場合には、チャートに示すように16ビットのフラグがセットされることになるが、レジスタのビット長の削減、バッファメモリへの転送時に8ビット単位で統一をした方が回路構成が単純になることを考えて、16ビットのフラグを一度にセットする方式は取らず、8bitレジスタに8ビットずつに分割してセットする方式とした。そのため、Level1の場合には、まず「11100001」を8bitレジスタにセットして、次いで「01001101」をセットして一個のネゴシエーションフラグの生成を実現している。この場合に、この分割生成方式を制御するためにチャートに示すカウンタを用いている。すなわちカウンタを「0〜1」で回すことにより、カウンタが0のときには前半8ビットを、1のときには後半8ビットをセットして、かならず16ビットを一単位としたネゴシエーションフラグの生成を実現している。また、種別切り替え信号が別のLevelに変化しても、カウンタ制御によって変化時にフラグが16ビット分担保されるようにしてある。
【0040】
Level2の場合も同じく、40ビットを一単位としたネゴシエーションフラグを8ビット単位、5回に分けてセットしてカウンタを「0〜4」まで動作させることで生成している。この場合も、種別信号の切り替え時に40ビット単位を守るために、カウンタが4になるまでLevel2のネゴシエーションフラグの生成は終了しないこととして、ネゴシエーションフラグの生成が40ビットを一単位として担保されるようにしてある。これら種別の違いに関わりなく、同一の8bitレジスタを用いてネゴシエーションフラグを生成させ、出力してバッファメモリに書き込む。
【0041】
以上の回路構成により、種別毎に別個の回路を持つことなく、異なるネゴシエーションフラグを生成することを可能とする。
【0042】
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3の電子回路のブロック図、図5は、同電子回路におけるタイミングチャートである。なお、実施の形態1で説明した内容と重複するものの説明は割愛する。
【0043】
ここでは送信処理回路104を拡大し、種別データ加工手段を説明する。
【0044】
「H.223」の規格におけるデータ送信においては、Level0と呼ばれる種別ではいわゆるHDLCとよばれる方式でのデータ処理がなされる。すなわち、データのビット並びで1が5個続いたら0を挿入する方式である。Level1と2においては特別なデータ加工は無く、そのまま出力する。
【0045】
送信に用いるデータはFIFOメモリ102中にバイト単位で書き込まれ(システムによってはワード単位となることもある)、これをfifo_out307としてレジスタ(A)302に取り込む。レジスタ(A)302はFIFOメモリ102の幅と同じく8ビット幅となっており、カウンタ(1)304により生成されるFIFO102へのリードイネーブル信号(fifo_read)306によりFIFO10fifo_out307としてレジスタ(A)302にFIFOの出力値が書き込まれる。これは図5のチャートで示すところのT201のタイミングである。レジスタ(A)302でのビットシフトが8ビット分終了した時点で、次のバイトデータを取り込む必要があるので、カウンタ(1)304においてビットシフトをカウントし、8ビット分のシフトが終了した時点で、再びFIFO102へのリードイネーブル306が出力し、FIFOメモリ102からの値がレジスタ(A)302に書き込まれる。これは図5のチャートのT202のタイミングである。
【0046】
Level0においては、HDLC手順に従った0挿入を実行しなくてはならないので、レジスタ(A)302に取り込んだ8ビットデータは、ビットシフトを実行して次のレジスタ(B)303へとビット単位で転送される。このビットシフト309はシリアル転送である。
【0047】
Level1、2においてはデータ加工は不要なので、ビットシフトも不要なのであるが、「H.223」のデータ送信においては、当初Level0で実行していたものでも、途中で種別変更が起こってLevel1、2へ変更されることがあり、その場合にはLevel0状態で0挿入がされていることもあるので、ビットずれを吸収するために、Level1、2でもレジスタ(A)302からレジスタ(B)303へのビットシフト動作を実行する。
【0048】
このビットシフトが終了し、FIFOメモリ102から取り出したデータがレジスタ(B)303にたまったら、その出力310はバッファメモリ105へ書き込まれる。
【0049】
ビットシフトが終了した時点を確認して、バッファメモリ105へのライトイネーブルであるwrite_en312を出力するのにカウンタ(2)311を使用する。これは図5のチャートで示すT203のタイミングでwrite_en312を生成して、その時点でレジスタ(B)303の値をバッファメモリに書き込んでいる。
【0050】
次に、Level0での0挿入について説明する。
【0051】
図4の種別切り替え手段103でLevel0による送信を設定された場合には、切り替え認識部301においてLevel0での送信方式を認識する。
【0052】
Level0の場合には0挿入を行わなくてはならないので、0挿入回路305で0挿入を実行するために、切り替え信号308で0挿入回路305を動作状態とする。レジスタ(A)302をビットシフトして出力された値は、この0挿入回路305においてその値がチェックされ、レジスタ(B)303に入力する。このとき0挿入回路305が動作状態であれば、ビットシフト309の転送される値を1ビットずつ検査して「1」の個数を計測する。「1」が5個計測された時点で0を挿入する。挿入するのはレジスタB[0]に対してである。この0が挿入されることに伴い、ビットシフトを停止してビット落ちが出ないようにする。
【0053】
以上の流れを、図6のタイミングチャートを用いて説明する。
【0054】
図6のチャートで表示されている信号は、上から入力クロック(CLK)、カウンタ(1)、fifo_read、レジスタ(A)、レジスタA[7]、0挿入回路で計測するレジスタA[7]の1の個数を示すカウンタcount_1、レジスタ(B)[0]、カウンタ(2)、write_en、バッファメモリへの書き込み、である。各々の信号名は図4と対応している。
【0055】
カウンタ(1)の値により生成されるfifo_readにより、レジスタ(A)にFIFOからの出力が取り込まれる。T301のタイミングではDATA1=01111101が取り込まれている(T302)。0挿入回路でレジスタ(A)[7]が1であるかを計測し、1であるときにはcount_1がインクリメントする(T304)。ここで1が5個続いた所、すなわちcount_1が5となった所で0挿入を行うのだが、実際にはまずcount_1が5の時点でレジスタ(A)のビットシフトを停止し(T306)、レジスタ(A)のビットシフトを監視するカウンタであるカウンタ(1)のインクリメントも停止する(T307)。0挿入が行われる1クロックを担保するためと、ビットの挿入時にこれらの調整期間を取らないと、レジスタ(A)[7]にある本来のデータが上書きされてビット落ちが発生してしまうからである。ビットシフトとカウンタ(1)の停止により0挿入に関わらず、レジスタ(A)に積まれた8ビット分のデータは全てレジスタ(B)に転送され、次のバイトデータがレジスタ(A)に書き込まれる。これはT311のタイミングである。
【0056】
一方、レジスタ(B)[0]にはレジスタ(A)[7]がそのまま入力するのではなく、0が入力する(T308)。これで0挿入が完了する。レジスタ(B)のビットシフトは停止の必要がなく、それを監視してバッファメモリへのライトイネーブルを出力するカウンタ(2)も停止の必要はない。ビットシフトに必要なデータはそろっているからである。このような方式で0挿入が実行され、当初01111101だったデータは、バッファメモリに書き込まれる時点で01111100と変化している。
【0057】
Level1,2の場合にも、同じレジスタ(A)、(B)、カウンタ(1)、(2)を用いてFIFOから取り出したデータをビットシフトし、0挿入回路を用いないでバッファメモリに書き込む。
【0058】
以上のような回路構成により,方式の異なる種別毎のデータ加工を、同一の回路を用いて実現することが可能となる。
【0059】
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4の電子回路のブロック図、図8は同電子回路におけるタイミングを模式化したチャートである。なお、実施の形態1で説明した内容と重複するものの説明は割愛する。
【0060】
「H.223」の規格では、データ通信中に相手端末からの要求により一度確定した送信種別を変更することがある。このときに必要な動作は、各々の種別毎に決められているフラグを一定期間以上送信することである。
【0061】
図7の401はCPU101からの種別変更の命令をデコードする変更命令認識回路である。ここでデコードされた結果を受け、変更用のフラグをテーブルとして持つパターンテーブル403に変更命令信号402を与える。パターンテーブル403には他に種別切り替えの信号109が入力しており、この切り替え信号109により設定されている現在の種別に応じて、変更命令信号402を併せて変更用のフラグセット204をパターンテーブル403から8bitレジスタ203に設定する。
【0062】
変更用のフラグは各種別で用いたネゴシエーションフラグのビット反転をしたものが基本であり、Leve10では「10000001」、Level1と2では「0001111010110010」である。
【0063】
Level0では8ビット、Level1と2では16ビットであるから、ネゴシエーションフラグ生成のときと同じくカウンタ202を用い、そのビット長の違いを制御して8bitレジスタ203にセットする。
【0064】
以上の回路構成により、同一の8bitレジスタ203とパターンテーブル403で種別毎に異なる変更動作時のフラグ出力を可能とする。
【0065】
(実施の形態5)
図9は、本発明の実施の形態5の電子回路のブロック図である。
【0066】
この実施の形態5は、共通化できる回路を全て共用した結果の回路構成となっている。
【0067】
前記の実施の形態2ではネゴシエーション動作、実施の形態3ではデータ加工動作、実施の形態4では変更動作と「H.223」に規定される送信に関わる個別の動作の中で、種別の違いに関係無く共通する動作を回路の共用によって回路規模の削減を実現した。さらに、3つの動作から成り立つ一連の動作をまたいで共通する動作を回路の共用によって回路規模を削減できるようにしている。
【0068】
すなわち、実施の形態2から4までの説明において、ネゴシエーションフラグの生成に用いたパターンテーブルと、変更動作時のフラグ生成に用いるパターンテーブルは共用できる。またフラグをセットするレジスタと、データ加工時に使うレジスタも共用化できる。
【0069】
ところで、レジスタ(A)とレジスタ(B)だけでネゴシエーションフラグの設定、変更時の反転フラグの設定、FIFOからのデータに対するデータ加工処理を実行できる。また、パターンテーブルを一つだけ持つことで、ネゴシエーション時と種別変更時のフラグ出力の両方に対応が可能である。
【0070】
本実施の形態5について、図9における501のから515で指し示す部分を説明する。各々の動作に関しては実施の形態2から4までで説明してあるので割愛する。
【0071】
501は切り替え認識部であり、502はパターンテーブル、503はフラグのビット長の違いを制御するカウンタである。504はレジスタ(A)であり、フラグのセット、FIFOメモリ102から取り出したデータの加工に用いられる。505はレジスタ(B)で、507はFIFOメモリ102へのリードイネーブルを作るためのカウンタ(1)である。512はそのリードイネーブル(fifo_read)であり、513がFIFOメモリ102からの出力(fifo_out)である。509は0挿入回路であり、切り替え信号510を受けて0挿入回路509を動作状態にするかを切り替える。
【0072】
508はバッファメモリ105へのライトイネーブルを生成するためのカウンタ(2)であり、生成されたライトイネーブル(write_en)515をバッファメモリへ到達させる。514はレジスタ(B)505からバッファメモリ105へ転送される出力である。
【0073】
以上の各構成部をもつ送信処理回路104は、種別毎だけの回路共用化のみでなく、動作毎の回路共用化を実現し、「H.223」に規定する送信動作を満足する回路の回路規模を大幅に削減することを可能とする。
【0074】
(実施の形態6)
図10は、本発明の実施の形態6の電子回路のブロック図である。
【0075】
図において、601はネゴシエーションフラグ等のフラグをレジスタ(A)602にセットするためのパターンテーブルであり、フラグセット605がレジスタ(A)602に書き込まれる。一方、FIFOからのデータ(fifo_out)は、レジスタ(A)602に書き込まれる。
【0076】
ここでFIFOからのデータは、実施の形態3に説明したとおりデータ加工のためのビットシフトが必要なのに対し、フラグにはその必要はない。ビットシフトを行った場合には、レジスタ(A)602に取り込まれた8ビットのデータがバッファメモリへの出力608となるまでには8クロックを要するのに対して、ビットシフトが不要であれば1クロックで終了する。
【0077】
そこでフラグ出力時かデータ送信時かの切り替えでレジスタ(A)602からレジスタ(B)603への転送方式を切り替える転送切り替え手段609をからの設定で、フラグ出力時にはレジスタ(A)602にセットされた8ビットの値をそのままパラレルにレジスタ(B)603へパラレル転送606し、データ出力時にはビットシフトによりシリアル転送607するように切り替えることで、「H.223」に規定される一連の動作に関わる処理時間を短縮することを可能とする。
【0078】
(実施の形態7)
図11は、本発明の実施の形態7の電子回路のブロック図である。
【0079】
「H.223」に規定される受信動作は、相手端末から送信されてくるネゴシエーションフラグを検索し、相手端末の送信種別を検出し、検出した種別の方式に従ったデータ受信を行うことである。
【0080】
図において、701は受信データを一時的にストックする受信FIFOである。702はデータ入力709から種別検出を行い、種別毎の受信処理を行う受信処理回路である。704〜708は、その処理を行うための各々8ビットのレジスタである。
【0081】
説明上の便宜を図るために、受信データはバッファメモリ716に一度蓄えられ、このバッファメモリ716に対してリードカウンタ714が生成するリードイネーブル(buffa_read)715が、データ入力709としてレジスタ(1)704に転送される(本実施の形態では便宜上受信は8ビット単位で行われるとしている)。次いで、ビットシフト710されてレジスタ(2)705からレジスタ(5)708へと転送される。このレジスタの値を毎クロック検査することで、入力してくるネゴシエーションフラグを検索し相手端末の送信種別を検出する。これを検出するのが種別検出部703である。
【0082】
種別検出が成立すると、レジスタ(5)708にためられたデータが受信FIFO701にデータ転送711され、相手端末から送信されてきた有効なデータとして蓄積する。この種別検出後のデータの受信においては、Level0の場合には送信端末が実行したHDLCの方式に従って挿入されている0を削除して受信FIFO701に蓄積する必要がある。Level1,2の場合には受信したデータはそのまま受信FIFO701へ蓄積する。
【0083】
レジスタ(5)708から受信FIFO701への転送のために、ライトカウンタ712が受信FIFO701に対してのライトイネーブル(fifo_write)713を生成して、実際の転送を実現している。
【0084】
次に図12を用いて種別検出を説明する。
【0085】
図12における801は、Level0の場合の検出である。図11のレジスタ(1)704に入力してビットシフト710によりレジスタ(2)705、(3)706、(4)707、(5)708にシフトされるので、毎クロック、その時点でのレジスタ(4)707の値を検査する。図12の801に示すように、レジスタ(4)707の値が「01111110」である場合には、そのネゴシエーションフラグがLevel0のネゴシエーションフラグであると判断され、Level0として種別が検出されたこととする。もちろん、この場合には構成するシステムの要請により更なる条件を追加することが可能であり、レジスタ(4)707における「01111110」のフラグの検出を一定数以上カウントして、はじめてLevel0としての種別検出が完了であるとすることも考えられる。
【0086】
図12における802は、Level1の場合の検出である。前記Level0の場合と同じく、毎クロック、その時点でのレジスタの値を検査する。レジスタ(4)707、レジスタ(3)706を連接した状態で、その値が「1110000101001101」であることがまず第一条件である。Level1とLevel2はこの16ビット部分は同一なので、これだけを検査しただけではいずれのLevelであるかは判別できない。そこで第二条件としてレジスタ(2)705を検査し、レジスタ(4)707、(3)706の連接が上記フラグであるときに、レジスタ(2)705が00hで無ければLevel1と判断し、Level1を検出したこととする。もちろんこの場合にも一定個数以上の条件を付加することも可能である。
【0087】
図12における803は、Level2に関する方式である。Level2は5バイトを一単位としてネゴシエーションフラグを構成するが、種別検出のためにそれに見合う大きさのレジスタをもつと回路が冗長となる。そこで2段階方式でLevel2のネゴシエーションフラグを検査する。まずレジスタ(4)707、(3)706、(2)705の連接状態で16ビットのフラグ+00hの状態であれば、Level2のフラグの可能性とする。次いでそれから16ビットシフト後に同じレジスタ(4)707、(3)706、(2)705の連接状態が00hが3バイト分ある状態であれば、先の状態と併せてLevel2のネゴシエーションフラグ5バイト分を検出したことになる。このような2段階の方式でLevel2のネゴシエーションフラグを検出し、Level2の種別検出を完了する。もちろん一定個数以上の条件の付加も考えられる。
【0088】
次に、種別検出後のデータ受信について説明する。
【0089】
図11に示すように受信してビットシフトしたデータがレジスタ(5)708にたまったらその値を受信FIFO701へ転送する。
【0090】
ここでLevel0では送信側で挿入されている0を削除し、Level1,2ではそのまま受信FIFO701へ転送するという処理の違いがある。
【0091】
図11の種別検出部703で種別検出が確定した後に、受信方式切り替え信号718がの0削除回路717に入力する。受信方式切り替え信号718によりLevel0の場合だけ0削除回路717が動作状態とされ、実際の0削除を実行する。
【0092】
ここで、図8のチャートで0削除の方式を説明する。
【0093】
図8のチャートには、信号として上から順にクロック(CLK)、レジスタ(4)、レジスタ(4)[7]、レジスタ(4)[7]の値が「1」であるものを計測するカウンタ(count_1)、レジスタ(5)[0]、ライトカウンタ、受信FIFOへのライトイネーブル(write_en)、受信FIFOが示されている。
【0094】
レジスタ(4)に取り込まれた値DATA1が「01111100」とする(T401)。このとき、送信側では1が5個続いた後に0が挿入されている。これをビットシフトしていきながらレジスタ(4)[7]の値を検査し、1が連続する個数をcount_1が計測する(T402)。1が連続で5個続いたとき(T403)にその次の値が0であればこれは挿入された「0」であるから、レジスタ(5)のビットシフトを停止してレジスタ(4)[7]の値を書き込まないことで(T404)、次の挿入されていた「0」を削除する。ビットシフトを停止したので、レジスタ(5)に8ビットのデータがたまったことを監視するライトカウンタのインクリメントも停止し(T405)、その後、ライトカウントが一定の値になった所で受信FIFOに対するライトイネーブルを出力する(T406)。このライトイネーブルによって受信FIFO中に0が削除されたデータが転送される。当初受信したときには、「011111001_0101111」だったデータが受信FIFOには0が削除されることで「011111101」が書き込まれている(T407)。
【0095】
以上の構成をもってすれば、種別検出と種別毎に異なる受信方法でのデータ受信に関して、回路を共用化することが可能となる。
【0096】
(実施の形態8)
本実施の形態8は、前記実施の形態1から7までをまとめたものであり、「H.223」に規定されている一連の動作をより少ない回路資源で実現する。
【0097】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、「H.223」に規定される複数の種別の送信処理を満足し、FIFOメモリ、バッファメモリを共用し、実際の送信処理に必要とされる回路を削減することが可能となる効果を有する。
【0098】
また、種別毎に別個の回路を持つこと無く、異なるネゴシエーションフラグを生成することが可能であり、方式の異なる種別毎のデータ加工を同一の回路を用いて実現することも可能であり、同一の8bitレジスタとパターンテーブルで種別毎に異なる変更動作時のフラグ出力が可能となる効果を有する。
【0099】
さらに、種別毎だけの回路共用化のみでなく、動作毎の回路共用化を実現し、回路規模を大幅に削減、処理時間の短縮、種別検出と種別毎に異なる受信方法でのデータ受信に関して回路を共用化、より少ない回路資源で実現することが可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子回路のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2の電子回路のブロック図
【図3】同電子回路におけるタイミングチャート
【図4】本発明の実施の形態3の電子回路のブロック図
【図5】同電子回路におけるタイミングチャート
【図6】同電子回路におけるタイミングチャート
【図7】本発明の実施の形態4の電子回路のブロック図
【図8】同電子回路におけるタイミングチャート
【図9】本発明の実施の形態5の電子回路のブロック図
【図10】本発明の実施の形態6の電子回路のブロック図
【図11】本発明の実施の形態7の電子回路のブロック図
【図12】同電子回路における種別検出を表わす模式図
【符号の説明】
101 CPU
102 FIFOメモリ
103 種別切り替え手段
104 送信処理回路
105 バッファメモリ
106 命令制御信号
107 命令制御信号
108 FIFO出力
109 切り替え信号
110 送信出力
201 パターンテーブル
202 カウンタ
203 8bitレジスタ
204 フラグセット
205 出力
301 切り替え認識部
302 レジスタ(A)
303 レジスタ(B)
304 カウンタ(1)
305 0挿入回路
306 fifo_read
307 fifo_out
308 切り替え信号
309 ビットシフト
310 出力
311 カウンタ(2)
312 write_en
401 変更命令認識回路
402 変更命令信号
403 パターンテーブル
501 切り替え認識部
502 パターンテーブル
503 カウンタ
504 レジスタ(A)
505 レジスタ(B)
507 カウンタ(1)
508 カウンタ(2)
509 0挿入回路
510 切り替え信号
511 ビットシフト
512 fifo_read
513 fifo_out
514 出力
515 write_en
601 パターンテーブル
602 レジスタ(A)
603 レジスタ(B)
604 fifo_out
605 フラグセット
606 パラレル転送
607 シリアル転送
608 出力
609 転送切り替え手段
701 受信FIFO
702 受信処理回路
703 種別検出部
704 レジスタ(1)
705 レジスタ(2)
706 レジスタ(3)
707 レジスタ(4)
708 レジスタ(5)
709 データ入力
710 ビットシフト
711 データ転送
712 ライトカウンタ
713 fifo_write
714 リードカウンタ
715 buffa_read
716 バッファメモリ
717 0削除回路
718 受信方式切り替え信号

Claims (8)

  1. ITU勧告の「H.223」の規格を満たした送信を実現する電子回路であって、送信すべきデータを一時的にストックするファーストイン・ファーストアウトメモリと、「H.223」規格に規定された送信方式種別を切り替える送信種別切り替え手段と、前記送信種別切り替え手段を用いて送信種別に応じた送信処理を行う送信処理回路と、前記送信処理回路において処理されたデータを一時的に貯えるバッファメモリとを備えたことを特徴とする電子回路。
  2. 設定された送信種別に応じてネゴシエーション動作を切り替える種別設定手段と、切り替えられた送信種別毎に異なるビット長のネゴシエーションフラグを生成する種別ネゴシエーションフラグ生成回路と、異なるビット長の生成を正確に制御する異種ビット長制御手段と、ネゴシエーションフラグ生成回路を種別に関わらず共通化する回路共通化手段とを備え、「H.223」規格で規定されている相手端末とのネゴシエーション動作を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子回路。
  3. CPUを用いてファーストイン・ファーストアウトメモリに書き込まれたデータを送信処理回路に取り出すデータ取り出し手段と、前記取り出したデータを切り替えられた送信種別に応じてデータ加工を施す種別データ加工回路と、前記データ加工回路を種別に関わらず共通化する回路共通化手段を備え、「H.223」規格で規定されている相手端末に対する種別毎に異なるデータ送信動作を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子回路。
  4. 種別切り替え手段により設定された送信種別に応じた種別変更動作を行う種別変更動作回路と、前記種別変更動作回路を種別に関わらず共通化する回路共通化手段を備え、「H.223」規格で規定されている相手端末との種別毎に異なる送信種別変更動作を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子回路。
  5. ネゴシエーションフラグ生成手段、データ加工手段、種別変更動作手段を実現する回路を共通化し、「H.223」規格を満足するデータ送信を行うようにしたことを特徴とする請求項2、3、4のいずれかに記載の電子回路。
  6. ネゴシエーション時にはネゴシエーションフラグをパラレルにバッファメモリに転送し、データ通信時にはシリアル変換によりビットシフトでバッファメモリに転送するバッファ転送方式の切り替えるようにしたことを特徴とする請求項2、3、4のいずれかに記載の電子回路。
  7. ITU勧告の「H.223」の規格を満たした受信を実現する電子回路で
    あって、受信したネゴシエーションフラグの種別を検出する種別検出手段と、検出した種別に応じてデータ受信方式を切り替える受信方式切り替え手段と、前記受信方式切り替え手段の結果に応じて受信したデータを「H.223」に規定される種別毎の受信方式で処理するデータ処理回路と、前記処理したデータを一時的にストックするファーストアウトメモリとを備え、種別毎に関わらず前記回路を共用したことを特徴とする電子回路。
  8. 請求項1から7に記載の発明を統合し、「H.223」に規定される一連の動作を行うようにしたことを特徴とした電子回路。
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