JP3664047B2 - 表示モジュール - Google Patents
表示モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP3664047B2 JP3664047B2 JP2000185080A JP2000185080A JP3664047B2 JP 3664047 B2 JP3664047 B2 JP 3664047B2 JP 2000185080 A JP2000185080 A JP 2000185080A JP 2000185080 A JP2000185080 A JP 2000185080A JP 3664047 B2 JP3664047 B2 JP 3664047B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermistor
- case
- wiring board
- flexible wiring
- support portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、リード付きサーミスタを備えた表示モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばノート型パソコン、薄型テレビ、電子手帳、電子腕時計、電卓、携帯電話機、モニタ付きビデオカメラ等の電子機器に搭載される表示モジュールは、一般に、前面が開放するモジュールケース内に光源を設け、前記ケースの前面に液晶表示パネル等の電気光学表示パネルを配置するとともに、前記ケースの背面側に回路基板を配置し、この回路基板と前記表示パネルとをフレキシブル配線板により接続した構成となっている。
【0003】
この表示モジュールにおいては、前記モジュールケース内に設けられた光源が発生する熱によりモジュール全体が昇温し、その影響により前記表示パネルの表示特性が変化するため、モジュールの温度をサーミスタにより測定し、その測定温度に応じて前記表示パネルの駆動条件を補正することにより、前記表示パネルの表示特性の変化を補償するようにしている。
【0004】
前記サーミスタとしては、感温素子の一面に端子電極を設けたチップ型サーミスタと、感温素子とこの感温素子から導出されたリードとからなるリード付きサーミスタとがあり、前記チップ型サーミスタは、前記回路基板上に取付けられている。
【0005】
しかし、前記回路基板に取付けられたチップ型サーミスタが測定する温度は前記回路基板の温度であり、前記回路基板の温度変化は必ずしも前記表示パネルの温度変化に対応しないため、前記チップ型サーミスタでは、前記表示パネルの温度変化に追従した温度測定は難しい。
【0006】
一方、前記リード付きサーミスタは、そのリード端を回路基板に接続し、感温素子側を前記回路基板の外方に突出させて配置することができるため、前記感温素子を前記表示パネルの温度に対応して温度が変化する領域に対応させることにより、前記表示パネルの温度変化に追従した温度測定を行なうことができる。
【0007】
しかし、このリード付きサーミスタは、そのリード端は前記回路基板に固定されるが、感温素子側は自由端であるため、前記リードが何らかの原因により曲がり変形すると、前記感温素子の位置がずれ、測定温度が狂ってしまう。
【0008】
そのため、従来は、前記リード付きサーミスタの感温素子側を、粘着テープにより前記フレキシブル配線板等に貼付け固定し、前記感温素子の位置ずれを防いでいる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにリード付きサーミスタの感温素子側を粘着テープにより貼付け固定している従来の表示モジュールは、前記粘着テープ貼付けが面倒で、前記サーミスタの感温素子側を作業性良く固定することができない。
【0010】
また、前記従来の表示モジュールは、そのリペアなどに際して前記サーミスタの感温素子側の固定を解除するのに前記粘着テープを剥ぎ取らなければならないため、前記サーミスタの感温素子側の固定解除も作業性良く行なうことができず、しかも、前記粘着テープを剥ぎ取るときに、前記サーミスタのリードを損傷したり、前記サーミスタの感温素子側を貼付け固定した前記フレキシブル配線板等を損傷したりする、二次不良の発生のおそれもある。
【0011】
この発明は、リード付きサーミスタを備えた表示モジュールとして、前記サーミスタの感温素子側の固定やその解除を作業性良く行なうことができるとともに、前記サーミスタの感温素子側の固定を解除する際に二次不良を発生させることがないものを提供することを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の表示モジュールは、前面が開放するモジュールケースと、前記ケース内に設けられた光源と、前記ケースの前面に配置された電気光学表示パネルと、前記ケースの背面側に配置された回路基板と、一端を前記表示パネルに接続され、前記ケースの端部を外側から抱えるように屈曲されて他端を前記回路基板に接続されたフレキシブル配線板と、感温素子とこの感温素子から導出されたリードとを有し、そのリード端を前記回路基板に接続され、感温素子側を前記回路基板の外方に突出させて配置されたリード付きサーミスタとを備え、前記ケースの背面に、前記サーミスタの感温素子側の所定箇所に対応するサーミスタ支持部が突設され、前記フレキシブル配線板に、前記サーミスタ支持部に対応するサーミスタ挿通孔が穿設され、前記サーミスタの感温素子側が、前記サーミスタ挿通孔に挿通され、この感温素子側の所定箇所を前記フレキシブル配線板により前記サーミスタ支持部に押し付け固定されていることを特徴とするものである。
【0013】
すなわち、この表示モジュールは、モジュールケースの背面側に配置された回路基板にリード端を接続されたリード付きサーミスタの感温素子側を、前記回路基板と前記ケースの前面に配置された表示パネルとを接続するフレキシブル配線板を利用して固定するようにしたものである。
【0014】
この表示モジュールによれば、前記サーミスタの感温素子側を前記フレキシブル配線板に穿設されたサーミスタ挿通孔に挿通し、この感温素子側の所定箇所を前記フレキシブル配線板により前記ケースの背面に突設されたサーミスタ支持部に押し付けることにより、前記サーミスタの感温素子側を固定することができ、また、前記サーミスタの感温素子側を前記フレキシブル配線板のサーミスタ挿通孔から抜き出すことにより、その固定を解除することができるため、前記サーミスタの感温素子側の固定やその解除を作業性良く行なうことができる。
【0015】
しかも、この表示モジュールは、前記サーミスタの感温素子側を、前記フレキシブル配線板により前記ケースの背面に設けられたサーミスタ支持部に押し付け固定したものであるため、リード付きサーミスタの感温素子側を粘着テープにより貼り付け固定している従来の表示モジュールのように、前記粘着テープを剥ぎ取るときに、前記サーミスタのリードの損傷や、前記サーミスタの感温素子側を貼付け固定したフレキシブル配線板等の損傷などの二次不良を発生することはない。
【0016】
【発明の実施の形態】
この発明の表示モジュールは、上記のように、モジュールケースの背面に、リード付きサーミスタの感温素子側の所定箇所に対応するサーミスタ支持部を突設するとともに、前記ケースの背面側に配置される回路基板と前記ケースの前面に配置される表示パネルとを接続するフレキシブル配線板に、前記サーミスタ支持部に対応するサーミスタ挿通孔を穿設し、前記回路基板にリード端を接続された前記サーミスタの感温素子側を、前記サーミスタ挿通孔に挿通して前記フレキシブル配線板により前記サーミスタ支持部に押し付け固定することにより、前記サーミスタの感温素子側の固定やその解除を作業性良く行なうことができるとともに、前記サーミスタの感温素子側の固定を解除する際に二次不良を発生させることがないようにしたものである。
【0017】
この発明の表示モジュールにおいて、前記キシブル配線板は、前記サーミスタ支持部に対応する領域の付近において前記ケースにビスにより固定するのが好ましく、このようにすることにより、前記キシブル配線板を前記サーミスタ支持部に強く押し付け、前記サーミスタの感温素子側を、より確実に固定することができる。
【0018】
また、前記サーミスタ支持部は、前記フレキシブル配線板の前記サーミスタ支持部に対応する領域のほぼ全幅にわたる長さに形成するのが好ましく、このようにすることにより、前記サーミスタ支持部への前記フレキシブル配線板の押し付け力を前記フレキシブル配線板のほぼ全幅に均等に分散させ、前記フレキシブル配線板に局部的なストレスがかからないようにすることができる。
【0019】
【実施例】
図1〜図4はこの発明の一実施例を示しており、図1および図2は表示モジュールの側面図および背面図、図3は図2のIII−III線に沿う拡大断面図である。
【0020】
この実施例の表示モジュールは、電気光学表示パネルとして液晶表示パネルを用いたものであり、図1〜図3のように、モジュールケース1と、前記ケース1内に設けられた光源4と、前記ケース1の前面(図1において上面)に配置された液晶表示パネル6と、前記ケース1の背面側に配置された回路基板10と、前記表示パネル6と回路基板10とを接続するフレキシブル配線板14と、モジュール温度を測定するためのサーミスタ17とを備えている。
【0021】
前記ジュールケース1は、前面が開放する薄箱形状の樹脂ケースであり、その両側の壁部の上端面(表示パネル6の配置面)には、前記光源4が発生する熱を外部に放出するための放熱用凹部2が形成されている。
【0022】
また、このケース1の背面の一端縁部は、ケース端面に向かってケース前面方向に傾斜するテーパー面1aに形成されており、さらに、このケース1の背面の前記テーパー面1aより若干ケース中央方向に片寄った位置に、ケース幅方向に沿う突起状のサーミスタ支持部3が一体に突設されている。
【0023】
前記光源4は、例えば、両端に屈曲可能なリード線5aを有する2本のU型蛍光ランプ(冷陰極管)5からなっており、この2本のU型蛍光ランプ5は、前記ケース1内に、その屈曲端を前記ケース1の一端側に向け、リード導出端を前記ケース1の他端側に向けた状態で、横に並べて配置されている。
【0024】
また、前記表示パネル6は、例えばTN(ツイステッドネマティック)型の液晶表示パネルであり、その内部構造は図示しないが、枠状のシール材9を介して接合された前後一対の透明基板7,8の内面にそれぞれ透明な電極を設けるとともに、前記基板7,8間の前記シール材9で囲まれた領域に、液晶分子がツイスト配向した液晶層を設け、前記一対の基板7,8の外面にそれぞれ偏光板(図示せず)を配置した構成となっている。
【0025】
この表示パネル6は、前記一対の基板7,8のうちの一方の基板(図では前基板)7の一端縁部を他方の基板8の外側に突出させて形成された端子配列部7aを有しており、この端子配列部7aに、前記一対の基板7,8の内面にそれぞれ設けられた前記電極に信号を供給するための端子電極(図示せず)が配列形成されている。
【0026】
なお、前記ケース1は、前記表示パネル6とほぼ同じ幅と長さを有しており、前記表示パネル6は、前記ケース1の前面にその開放面を覆って配置され、図示しない固定部材により固定されている。
【0027】
一方、前記回路基板10には、図示しないが、前記サーミスタにより温度を測定する温度測定回路、外部から供給される表示データに応じて前記表示パネル6の駆動制御信号を出力するとともに前記温度測定回路の測定温度値に応じて前記駆動制御信号を補正する表示駆動制御回路、外部から供給される光源点灯信号により前記ケース1内に設けられた2本のU型蛍光ランプ5を点灯駆動する光源駆動回路と、これらの回路に電源電圧を供給する電源回路等が形成されている。
【0028】
また、この回路基板10には、その一端縁の所定箇所に、内部に複数の端子を備えたフレキシブル配線板接続用ソケット11が設けられ、前記一端縁の近傍の所定箇所に、サーミスタ接続電極12が設けられるとともに、他端縁に、前記2本のU型蛍光ランプ5の両端のリード線5aにそれぞれ対応する光源接続電極13が設けられており、前記ソケット11内の複数の端子は前記表示駆動制御回路に接続され、前記サーミスタ接続電極12は前記温度測定回路に接続され、光源接続電極13は前記光源駆動回路に接続されている。
【0029】
この回路基板10は、その幅が前記ケース1の幅とほぼ同じで、長さが前記ケース1の長さよりも短い面積を有しており、前記ソケット11およびサーミスタ接続電極12が設けられた端部を前記ケース1の一端よりもケース中央方向に片寄った位置に対応させ、前記光源接続電極13が設けられた端部を前記ケースの他端付近に対応させて前記ケース1の背面側に配置され、図示しない固定手段により固定されている。
【0030】
そして、前記ケース1内に設けられた前記2本のU型蛍光ランプ5の両端のリード線5aは、前記ケース1の底板部に設けられた図示しないリード挿通孔を通して前記ケース1の背面側に導出され、前記回路基板10の光源接続電極13に接続されている。
【0031】
また、前記フレキシブル配線板14は、前記表示パネル6に接続される一端側が幅広(表示パネル6の端子配列部7aに対応する幅)に形成され、前記回路基板10に接続される他端側に、前記フレキシブル配線板接続用ソケット12に差込み接続される帯状突出部14aが形成された形状をなしており、その幅広部に、前記回路基板10の表示駆動制御回路から供給される制御信号に応じて前記表示パネル6の表示駆動信号を出力する複数の駆動回路素子(例えばLSI)15が取付けられている。
【0032】
なお、図では省略しているが、前記フレキシブル配線板14には、前記複数の駆動回路素子15の複数の入力側端子にそれぞれ接続された複数の入力側配線と、前記複数の駆動回路素子15の複数の出力側端子にそれぞれ接続された複数の出力側配線とが設けられており、前記複数の入力側配線は、前記帯状突出部14aの先端、つまり前記フレキシブル配線板接続用ソケット11への差込み端に、前記ソケット11内の複数の端子にそれぞれ対応させて導出形成され、前記複数の出力側配線は、前記表示パネル6に接続される一端縁部に、前記表示パネル6の端子配列部7aに配列形成された図示しない端子電極にそれぞれ対応させて導出形成されている。
【0033】
前記フレキシブル配線板14は、その一端を前記表示パネル6の端子配列部7aに図示しない異方導電性接着剤により接続されるとともに、前記ケース1の一端部を外側から抱えるように屈曲されて、他端側の帯状突出部14aの先端を、前記回路基板10のフレキシブル配線板接続用ソケット11に差込み接続されている。
【0034】
さらに、前記フレキシブル配線板14の幅広部は、前記ケース1の一端部を外側から抱えるように屈曲させたときに、少なくとも前記ケース1の背面に突設されたサーミスタ支持部3よりも前記回路基板10側に突出する長さに形成されており、この幅広部に、前記サーミスタ支持部3に対応させて、フレキシブル配線板14の幅方向に沿うスリット状のサーミスタ挿通孔16が穿設されている。
【0035】
前記サーミスタ17は、半導体からなる薄膜状の感温素子18とこの感温素子18から導出されたリード19とを有するリード付きサーミスタであり、前記リード19は、図2に示したように、樹脂フィルム19a面に一対のリード線19bを、その先端部を前記樹脂フィルム19aの外側に突出させて形成したフレキシブルリードからなっている。
【0036】
このリード付きサーミスタ17は、そのフレキシブルリード19の先端(リード線19bの突出端)を前記回路基板10のサーミスタ接続電極12にハンダ付け接続されるとともに、感温素子18側を前記回路基板10の外方に突出させることにより、前記感温素子18を前記サーミスタ支持部3よりもケース1の端部側に位置させた状態で配置されている。
【0037】
なお、前記ケース1の端部付近は、前記表示パネル6の温度に対応して温度が変化する領域であり、したがって、前記サーミスタ17の感温素子18を前記サーミスタ支持部3よりもケース1の端部側に位置させることにより、前記表示パネル6の温度変化に追従した温度測定を行なうことができる。
【0038】
そして、前記サーミスタ17の感温素子18側は、前記ケース1の背面と前記フレキシブル配線板14の幅広部との間の隙間を通して前記フレキシブル配線板14に穿設されたサーミスタ挿通孔16に挿通されており、前記感温素子18を前記サーミスタ挿通孔16から前記フレキシブル配線板14の外側に突出させた状態で、この感温素子18側の所定箇所を、前記フレキシブル配線板14により前記サーミスタ支持部3に押し付け固定されている。
【0039】
すなわち、前記サーミスタ17の感温素子18側は、その所定箇所を前記サーミスタ支持部3により支持されるとともに、前記フレキシブル配線板14の幅広部のうちの前記サーミスタ挿通孔16から回路基板10側の端縁までの間の部分により、前記サーミスタ支持部3に押し付け固定されている。
【0040】
なお、この実施例では、図のように、前記サーミスタ17の感温素子18側を、前記リード19の感温素子18への付け根部付近において前記サーミスタ支持部3に押し付け固定しており、したがって、前記感温素子18の位置ずれを効果的に防止することができる。
【0041】
また、この実施例では、前記フレキシブル配線板14の幅広部の両側縁部を、前記サーミスタ支持部3に対応する領域の付近、例えば前記ケース1の背面のテーパー面1aに支持される部分において、前記ケース1にビス20により固定することにより、前記キシブル配線板14のビス止め部から回路基板接続側の部分を緊張させ、前記フレキシブル配線板14を前記サーミスタ支持部3に強く押し付けて、前記サーミスタ17の感温素子18側を、より確実に前記サーミスタ支持部3に押し付け固定するようにしている。
【0042】
さらに、この実施例では、前記ケース1の背面に突設されたサーミスタ支持部3を、前記フレキシブル配線板14の前記サーミスタ支持部3に対応する領域のほぼ全幅にわたる長さ(この実施例ではケース1の全幅にわたる長さ)に形成し、前記サーミスタ支持部3への前記フレキシブル配線板14の押し付け力を前記フレキシブル配線板14のほぼ全幅に均等に分散させて、前記フレキシブル配線板に局部的なストレスがかからないようにしている。
【0043】
なお、図1では前記フレキシブル配線板14をその全体にわたって均等な厚さに示しているが、前記フレキシブル配線板14は、図3のように、前記サーミスタ支持部3に対応する部分を湾曲変形しやすくするため、その部分の厚さをフレキシブル配線板14の全幅にわたって薄くし、その薄厚部に前記サーミスタ挿通孔16を穿設したものであり、このフレキシブル配線板14は、例えば、前記薄厚部を除く領域を二層膜としたフィルム積層板からなっている。
【0044】
図4は、前記サーミスタ17の感温素子18側の固定方法を示しており、前記サーミスタ17の感温素子18側は、前記フレキシブル配線板14の帯状突出部14aを回路基板10接続する前に、前記フレキシブル配線板14のサーミスタ挿通孔16に挿通され、その後に前記フレキシブル配線板14の帯状突出部14aを回路基板10のフレキシブル配線板接続用ソケット11に差込み接続するとともに、前記フレキシブル配線板14前記ケース1にビス20により固定することにより、このフレキシブル配線板14によって前記サーミスタ支持部3に押し付け固定される。
【0045】
すなわち、この表示モジュールは、モジュールケース1の背面側に配置された回路基板10にリード端を接続されたリード付きサーミスタ17の感温素子18側を、前記回路基板10と前記ケース1の前面に配置された表示パネル6とを接続するフレキシブル配線板14を利用して固定するようにしたものであり、この表示モジュールによれば、前記サーミスタ17の感温素子18側を前記フレキシブル配線板14に穿設されたサーミスタ挿通孔16に挿通し、この感温素子18側の所定箇所を前記フレキシブル配線板14により前記ケース1の背面に突設されたサーミスタ支持部3に押し付けることにより、前記サーミスタ17の感温素子18側を作業性良く固定することができる。
【0046】
また、この表示モジュールによれば、前記サーミスタ17の感温素子18側を前記フレキシブル配線板14のサーミスタ挿通孔16から抜き出すことにより、前記サーミスタ17の感温素子18側の固定を解除することができるため、前記サーミスタの感温素子側の固定解除を作業性良く行なうことができる。
【0047】
しかも、この表示モジュールは、前記サーミスタ17の感温素子18側を、前記フレキシブル配線板14により前記ケース1の背面に設けられたサーミスタ支持部3に押し付け固定したものであるため、リード付きサーミスタの感温素子側を粘着テープにより貼り付け固定している従来の表示モジュールのように、前記粘着テープを剥ぎ取るときに、前記サーミスタのリードの損傷や、前記サーミスタの感温素子側を貼付け固定したフレキシブル配線板等の損傷などの二次不良を発生することはない。
【0048】
また、上記実施例の表示モジュールにおいては、前記キシブル配線板14を、前記サーミスタ支持部3に対応する領域の付近において前記ケース1にビス20により固定しているため、前記キシブル配線板14を前記サーミスタ支持部3に強く押し付け、前記サーミスタ17の感温素子18側を、より確実に固定することができる。
【0049】
さらに、上記実施例では、前記サーミスタ支持部3を、前記フレキシブル配線板14の前記サーミスタ支持部3に対応する領域のほぼ全幅にわたる長さに形成しているため、前記サーミスタ支持部3への前記フレキシブル配線板14の押し付け力を前記フレキシブル配線板14のほぼ全幅に均等に分散させ、前記フレキシブル配線板14に局部的なストレスがかからないようにすることができる。
【0050】
なお、上記実施例で用いたリード付きサーミスタ17は、樹脂フィルム19a面にリード線19bを形成したフレキシブルリード19を有するものであるが、前記サーミスタ17のリードは金属線からなるものでもよい。
【0051】
また、上記実施例では、前記フレキシブル配線板14を一枚の連続した配線板としているが、このフレキシブル配線板14は、2枚の配線板を接続したものでもよく、また、前記駆動回路素子15は、前記フレキシブル配線板14に設ける代わりに前記表示パネル6の端子配列部7aに搭載してもよい。
【0052】
さらに、上記実施例の表示モジュールは、電気光学表示パネルとして液晶表示パネル6を用いたものであるが、前記電気光学表示パネルは、液晶表示パネルに限らず、電気泳動やエレクロトルミネセンス等の電気光学物質を用いたものでもよい。
【0053】
【発明の効果】
この発明の表示モジュールは、モジュールケースの背面に、リード付きサーミスタの感温素子側の所定箇所に対応するサーミスタ支持部を突設するとともに、前記ケースの背面側に配置される回路基板と前記ケースの前面に配置される表示パネルとを接続するフレキシブル配線板に、前記サーミスタ支持部に対応するサーミスタ挿通孔を穿設し、前記回路基板にリード端を接続された前記サーミスタの感温素子側を、前記サーミスタ挿通孔に挿通して前記フレキシブル配線板により前記サーミスタ支持部に押し付け固定したものであるため、前記サーミスタの感温素子側の固定やその解除を作業性良く行なうことができるとともに、前記サーミスタの感温素子側の固定を解除する際に二次不良を発生させることがない。
【0054】
この発明の表示モジュールにおいて、前記キシブル配線板は、前記サーミスタ支持部に対応する領域の付近において前記ケースにビスにより固定するのが好ましく、このようにすることにより、前記キシブル配線板を前記サーミスタ支持部に強く押し付け、前記サーミスタの感温素子側を、より確実に固定することができる。
【0055】
また、前記サーミスタ支持部は、前記フレキシブル配線板の前記サーミスタ支持部に対応する領域のほぼ全幅にわたる長さに形成するのが好ましく、このようにすることにより、前記サーミスタ支持部への前記フレキシブル配線板の押し付け力を前記フレキシブル配線板のほぼ全幅に均等に分散させ、前記フレキシブル配線板に局部的なストレスがかからないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す表示モジュールの側面図。
【図2】前記表示モジュールの背面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う拡大断面図。
【図4】前記表示モジュールにおけるサーミスタの感温素子側の固定方法を示す図。
【符号の説明】
1…モジュールケース
3…サーミスタ支持部
4…光源
6…表示パネル
10…回路基板
14…フレキシブル配線板
15…駆動回路素子
16…サーミスタ挿通孔
17…リード付きサーミスタ
18…感温素子
19…リード
20…ビス
Claims (3)
- 前面が開放するモジュールケースと、
前記ケース内に設けられた光源と、
前記ケースの前面に配置された電気光学表示パネルと、
前記ケースの背面側に配置された回路基板と、
一端を前記表示パネルに接続され、前記ケースの端部を外側から抱えるように屈曲されて他端を前記回路基板に接続されたフレキシブル配線板と、
感温素子とこの感温素子から導出されたリードとを有し、そのリード端を前記回路基板に接続され、感温素子側を前記回路基板の外方に突出させて配置されたリード付きサーミスタとを備え、
前記ケースの背面に、前記サーミスタの感温素子側の所定箇所に対応するサーミスタ支持部が突設され、
前記フレキシブル配線板に、前記サーミスタ支持部に対応するサーミスタ挿通孔が穿設され、
前記サーミスタの感温素子側が、前記サーミスタ挿通孔に挿通され、この感温素子側の所定箇所を前記フレキシブル配線板により前記サーミスタ支持部に押し付け固定されていることを特徴とする表示モジュール。 - フレキシブル配線板は、モジュールケースの背面に設けられたサーミスタ支持部に対応する領域の付近において前記ケースにビスにより固定されていることを特徴とする請求項1に記載の表示モジュール。
- モジュールケースの背面に設けられたサーミスタ支持部は、フレキシブル配線板の前記サーミスタ支持部に対応する領域のほぼ全幅にわたる長さに形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000185080A JP3664047B2 (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 表示モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000185080A JP3664047B2 (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 表示モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002006758A JP2002006758A (ja) | 2002-01-11 |
JP3664047B2 true JP3664047B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=18685444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000185080A Expired - Fee Related JP3664047B2 (ja) | 2000-06-20 | 2000-06-20 | 表示モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3664047B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1333287C (zh) * | 2004-06-08 | 2007-08-22 | 友达光电股份有限公司 | 显示器单元及其软性电路板的固定方法 |
KR101363587B1 (ko) * | 2006-07-19 | 2014-02-13 | 삼성디스플레이 주식회사 | 백라이트 어셈블리 및 이를 포함하는 액정 표시 장치 |
-
2000
- 2000-06-20 JP JP2000185080A patent/JP3664047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002006758A (ja) | 2002-01-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4306590B2 (ja) | 電気光学装置及び電子機器 | |
US7256856B2 (en) | Electro-optical device, method for manufacturing electro-optical device, light guide, liquid crystal device, method for manufacturing liquid crystal device, and electronic equipment | |
JP4193453B2 (ja) | 電子部品の実装基板、電気光学装置、電子部品の実装基板の製造方法、電気光学装置の製造方法及び電子機器 | |
CN106814492B (zh) | 液晶显示模组及显示装置 | |
JP3664047B2 (ja) | 表示モジュール | |
US7264483B2 (en) | Modules for fixing flexible printed circuit boards and flat display devices utilizing the same | |
KR20070025033A (ko) | 액정표시장치 | |
JP2005010406A (ja) | バックライト付液晶表示装置 | |
US20040109665A1 (en) | Electro-optical device and electronic instrument | |
JP2007199664A (ja) | 液晶表示装置とその製造方法 | |
JP2862900B2 (ja) | Lcd表示器 | |
JP3376328B2 (ja) | 液晶表示装置およびその製造方法 | |
JPH10222086A (ja) | 表示装置の駆動回路接続構造 | |
KR101177574B1 (ko) | 인쇄회로기판 및 이를 구비한 액정표시장치 | |
JPH11135909A (ja) | 電子機器及びフレキシブル配線板 | |
JP2000047179A (ja) | 液晶表示素子 | |
JPH08179350A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2946288B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2000231104A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3003928B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2009192858A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3091725B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3138859B2 (ja) | プリント基板とテープキャリアパッケージとの接続部のコーティング材硬化方法およびその硬化方法を用いた液晶表示装置 | |
JP3091726B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2021167891A (ja) | 表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050321 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |