JP2021167891A - 表示装置 - Google Patents

表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021167891A
JP2021167891A JP2020070952A JP2020070952A JP2021167891A JP 2021167891 A JP2021167891 A JP 2021167891A JP 2020070952 A JP2020070952 A JP 2020070952A JP 2020070952 A JP2020070952 A JP 2020070952A JP 2021167891 A JP2021167891 A JP 2021167891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
fpc
resin
display device
display panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020070952A
Other languages
English (en)
Inventor
卓也 門田
Takuya Kadota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2020070952A priority Critical patent/JP2021167891A/ja
Publication of JP2021167891A publication Critical patent/JP2021167891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

【課題】 表示装置に備えられたさFPCに加わる応力に対して、表示ムラの発生しにくい表示装置を提供することを目的とする。【解決手段】 周縁部分に第1の電極6が形成されたTFTアレイ基板2と、そのTFTアレイ基板2に所定の間隙を設けて配置された保護ガラス9と、端部に形成された第2の電極27が前記第1の電極6に接続され、かつ前記TFTアレイ基板2の周縁部分を越えてその外方に突出して延設されたFPC10と、このFPC10の保護ガラス9とは反対側の面であって前記TFTアレイ基板2から突出した部分と、前記TFTアレイ基板2の端面部21とに渡って塗布された第1の樹脂18と、前記FPC10の保護ガラス側の面とその保護ガラス間の間隙に充填された第2の樹脂19を備える。【選択図】 図5

Description

この開示は表示パネルにフレキシブル回路基板が接続された表示装置に関する技術であり、液晶表示装置などに好適に使用できる。
液晶表示装置に代表される薄型の表示装置において、表示パネルと回路基板間を接続するための配線としてフレキシブル配線基板(以降、FPCと称す。FPCはFlexible Printed Circuitの略称。)が用いられる。FPCは、ポリイミドフィルムに銅箔パターンが形成された可撓性を持つ配線基板であり、FPCとガラス基板上の電極端子との間は異方性導電膜(以降、ACFと称す。ACF:Anisotropic conductive filmの略称。)と呼ばれる材料で接続されている。ACFは熱硬化性樹脂フィルムの中に導電粒子を分散させたものである。
表示パネルの一の基板であるガラス基板上の端子上にACFを貼り付け、その上にFPCを重ね合わせる。その後、FPCの上から加熱されたツールを押し当てることにより、ガラス基板上の端子とFPCの端子との間に導電粒子が挟まれ、電気的に導通が発現する。同時に熱硬化性樹脂が熱によって硬化され、ガラス基板上の端子とFPCとが物理的に固定され、導通状態を保持することができる。
さらに、表示パネルの前面に、少なくとも表示パネルの表示可能領域が透明で表示が視認可能であり、ガラスや樹脂製の前面基板を配置する事が周知である。この前面基板の例として、保護ガラス(カバーガラス)やタッチパネルなど必要に応じて意匠や特定の機能を有する透明基板が周知であり、透明接合材料を介して表示パネル上に直接接合される。FPCは表示パネルとの接合部より外側で折り曲げられ、直接もしくは回路基板を介してバックライトと呼ばれる背面光源などの背面構造体に固定される。
この時、FPCの折り曲げもしくは固定などによってFPCには応力が生じる。このFPCに生じた応力は接合された電極部分を介して表示パネルに伝わることで、表示パネルに局所的な応力が加わることとなる。この表示パネルに加わる局所的な応力によって表示状態、例えば黒を均一表示させた際の均一性にバラツキが生じることで、表示が不均一となる表示ムラと呼ばれる現象が発生する。
さらには、落下などの衝撃が加わった際には、背面構造体などに直接もしくは回路基板を介して固定されたFPCが表示パネルを引っ張るため表示パネルの基板割れが発生する。特に、ガラス基板を湾曲させたり表示ムラを改善させるために基板の厚みを0.1〜0.2mm程度まで薄くする場合は、FPCから応力が加わると容易にガラス基板割れが発生する。
これに対する従来技術として、例えば、特許文献1の図4、図8に示される構造では、前面基板に接着された表示パネルとFPCとバックライトを樹脂で固定することで表示パネルのガラス基板割れを防ぐ構造としている。また、特許文献2の図13に示される構造では前面基板にFPCを接着する構造とし、断線を防ぐ構造としている。
特開2009−122655号公報(図4、図8) 特開2012−83492号公報(図13)
しかしながら、特許文献1に示される構造では、バックライトなどの樹脂部材に表示パネルとFPCと前面基板が樹脂で固着された構造となっている。このような構造においては、膨張係数が大きく異なる部材同士が直接接合されているため、例えばバックライトを構成する樹脂部品は使用環境における温度変化によって、高温時には膨張し、低温時には収縮するため、これに直接固定された表示パネルに応力が発生する。この応力によって、表示が不均一となる表示ムラが発生する。
また、特許文献2に示される構造では、実際にはFPCと下部基板の隙間は非常に小さく、前面基板が衝撃を受けた際には補強材を介して直接衝撃がFPCに伝わる、もしくは補強材が熱膨張した際にはFPCが下部基板に押し付けられるため、断線を発生する。
本開示は、このような技術的な課題を考慮して、FPCに加わる応力に対して、表示ムラの発生しにくい表示装置を提供することを目的とする。
この開示に係る表示装置は、周縁部分に第1の電極が形成された第1の基板と、その第1の基板に所定の間隙を設けて配置された前面基板と、端部に形成された第2の電極が前記第1の電極に接続され、かつ前記第1の基板の前記周縁部分を越えて前記第1の基板の外方に突出して延設されたフレキシブル回路基板と、このフレキシブル回路基板の前面基板とは反対側の面であって前記第1の基板から突出した部分と、前記第1の基板の端面部とに渡って形成された第1の樹脂と、前記フレキシブル回路基板の前面基板側の面と前面基板間の前記間隙に形成された第2の樹脂を備えることを特徴とする。
本表示装置では、前記第1と第2の樹脂の形成により、フレキシブル回路基板に加わる応力を分散することができ、表示品位と信頼性の高い表示装置を得ることが可能となる。
本開示の実施の形態1に係る液晶表示装置の概略構成を表す斜視図である。 図1に示した液晶表示装置の構成を表す平面図である。 図2に示した液晶表示装置の構成を表す拡大図である。 実施の形態1に係る液晶表示装置の構成を表す側断面図である。 図4の一部を拡大した側断面図である。 実施の形態2に係る該当部分の拡大図である。 実施の形態3に係る該当部分の拡大図である。 図2に示した液晶表示装置の構成を表す側面図である。 従来の形態を示す図である。
以下、本開示における実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、図面は概略的に示されるものであり、説明の便宜のため、適宜、構成の省略、または、構成の簡略化がなされるものである。また、異なる図面にそれぞれ示される構成などの大きさおよび位置の相互関係は、必ずしも正確に記載されるものではなく、適宜変更され得るものである。
また、以下に示される説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称と機能とについても同様のものとする。したがって、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る液晶表示装置50の概略構成を示斜視図である。図2は本実施の形態に係る開示の腰部を表す平面図である。図3は、図2の一点鎖線で囲まれた部分の拡大図であり、ACF13を介したFPC10(配線基板)と表示パネル1間の接続状態を表す。なお、図1の記載において、第1の樹脂18および第2の樹脂19は図面の煩雑化を避けるため記載を省略した。また、図3の記載において第2の樹脂19は、その外形のみを一点鎖線で表した。
図1、図2に示したように液晶表示装置50は表示パネル1を有しており、この表示パネル1の裏面側(背面側)にはバックライトユニット(非図示)や表示パネル1を収める筐体(非図示)などから成る背面構造体7が配置されている。表示パネル1には、配線基板、例えばFPC10の一端側が接続されている。更に、FPC10の他端は回路基板12にコネクタ(非図示)などを介して接続されている。また、表示パネル1の周辺領域にCOG(Chip on Glass)技術を用いて実装されたデータドライバIC(Integrated Circuit)11およびゲートドライバIC(非図示)から供給される信号により表示パネル1が駆動され、映像表示を行うようになっている。なお、これらデータドライバIC11およびゲートドライバICの実装位置は上記構成に限定されるものではなく、表示パネル1上に実装するようにしてもよく、また、表示パネル1内に該当する機能を持たせるようにしてもよい。
<表示パネルの構成>
図4は、図3のA1−A2断面図である。図5には、図4における腰部を拡大した断面図を示す。図1および図4に示したように表示パネル1は、裏面側(背面側)の下部基板2(第1の基板)と表面側(表示側)の上部基板3(第2の基板)とを対向配置したものであり、これら下部基板2と上部基板3との間に液晶層(非図示)を備えている。図1、図2に示したように、下部基板2の面積は上部基板3より大きくなっており、この下部基板2の周縁部分に設けられた拡幅領域が配線領域25となっている。この配線領域25は下部基板2の一カ所でもよいが、下部基板2周縁の複数箇所に設けられていてもよい。配線領域25は例えば約2mmの幅を有している。
図5に示したように配線領域25には複数の電極端子6(第1の電極)が設けられており、この電極端子6に対してPFC10の電極層14がACF13を介して電気的に接続されている。すなわちFPC10を通じて供給される信号が、電極層14に形成された複数の電極端子27(第2の電極)と、前述の複数の電極端子6とを介して各画素に供給されるようになっている。ACF13は例えば100μmの厚さで形成される。さらに下部基板2の裏面側には偏光板4が、また上部基板3の表面側にも偏光板5が貼り合わされている。
下部基板2および上部基板3は、例えばガラス基板やアクリル板等の透明な基板からなる。下部基板2は、その表面側、即ち上部基板3との対向面側に、複数の画素とそれを駆動するTFT(Thin Film Transistor)がマトリクス状に配置されており、TFTアレイ基板とも称する。また、上部基板3は、その裏面側、即ち下部基板2との対向面側に、上記画素に対応してカラーフィルタおよびブラックマトリックスが形成されており(非図示)、カラーフィルタ基板とも称する。また、カラーフィルタおよびブラックマトリックスは下部基板2に形成してもよい。
<FPCの構成>
図5に示したように、FPC10は、裏面側(−Z軸方向)の一部が下部基板2と対向するように配置されている。さらにFPC10は、下部基板2の下部基板端面部21を越えて、その外方に突出して延設されている。
FPC10は、可撓性を有するベースフィルム層16の裏面(下部基板11との対向面)に、配線層14としての例えばCu(銅)箔が形成されている。この配線層14はカバー層15により保護されている。表示パネル1と回路基板12との接続のため、カバー層15は、FPC10の両端部の一部分で配線層14を露出させるように設けられている。この露出した一方の領域に、上述の電極端子6に接続するための複数の電極端子27(第2の電極)が設けられている。また、露出した他方の領域には、回路基板12との接続用の複数の電極端子(非図示)が設けられている。
<表示パネルの配置>
図4に示したように表示パネル1の背面側(−Z軸側)にはバックライトなどの背面構造体7を備えており、表示パネル1と背面構造体7の間には緩衝材20を備える。この緩衝材20は、背面構造体7と固着されており、背面構造体7の表示パネル1を収めるための凹部において、表示領域周辺の額縁領域に対応して配置されている。また緩衝材20は、表示パネル1とは固着されておらず、当接しているだけである。
表示パネル1の前面側(−Z軸側)には透明接合材8を介して前面基板9が接合されている。前面基板9は、保護ガラスやタッチパネルなど必要に応じて機能及び意匠を有し、少なくとも表示パネル1の表示領域に対応した範囲が透明で、表示パネル1の表示が視認可能な基板である。また、図2中に破線で示したように、前面基板9の外形は下部基板2よりも大きくなっており、特にFPC10の実装領域の上部において、下部基板2の端部と比較して、前面基板9の端部は外側に(−Y方向に)突出している。
また、前面基板9が保護ガラスの場合は、化学強化を施した特殊ガラスを採用することが多く、板厚は、0.5〜2.5mmが好ましい。一方、前面基板9として、タッチパネルを採用する場合は、その厚さは、0.5〜2.7mmが一般的である。さらに、タッチパネルと保護ガラスとを透明接合材を介して張り合わせて前面基板9としてもよい。
<FPCの配置>
図4に示したように、表示パネル1の電極端子6には電気的接合材料であるACF13を用いてFPC10が接続されており、表示パネル1を動作させるためのドライバIC11が配線領域25上に実装されている。また、上述したように、FPC10は下部基板2の下部基板端面部21を越えて、一旦下部基板2の外方に突出して延設され、その後背面構造体7の外壁に沿って背面構造体7の裏側に折り返されている。さらに、FPC10の電極端子6との接続側の端部とは反対側の端部は、コネクタ(非図示)を介して回路基板12と電気的に接続されている。
さらにFPC10の電極端子6との接続部分近傍の拡大図である図5に示すように、FPC10は電極層14の両面にそれぞれカバー層15とベースフィルム層16を備える。電極層14はACF13を介して表示パネル1の電極端子6と接続するためにカバー層15から一部が露出した形状となっている。カバー層15の端部の位置によって電極層14の露出部は変化するがその位置は特に限定されない。なお、図5では、図4で示したドライバIC11は図示を省略した。また、電極端子6の露出した部分は電極端子の腐食防止を目的とした防湿材17が配置される。
図5で示したように、下部基板端面部21と、その下部基板端面部21から外側に突出したFPC10の裏面(−Z軸側の面)に渡って第1の樹脂18が形成されている。すなわち、第1の樹脂18のよってFPC10の電極接続部分、およびその外側の所定の領域も第1の樹脂18が充填される。
また、反対面の防湿材17を含めたFPC10の表面(Z軸側の面)と前面基板9間の間隙には、その間隙の一部を充填して前面基板9およびFPC10と接するように第2の樹脂19が形成されている。第2の樹脂19は、FPC10上に塗布された防湿材17の表面から、下部基板端面部21から外側に突出したFPC10の表面に渡って形成されている。
図8は、図2で一点鎖線で囲まれた主要部分を−Y軸方向側から(図2中の矢印方向から)見た側面図である。同図において、電極層14、カバー層15、ベースフィルム層16から構成されるFPC10は、背面構造体7の方向へ折り曲げられる前の断面を示している。
図3、図8に示すように、前面基板9と下部基板2との間隙に第2の樹脂19を設けることによって、下部基板2の下部基板端面部21とFPC10の電極層14とFPC切断面26とに第1の樹脂18を効率良く充填することができる。具体的には、第2の樹脂19のFPC10から突出した部分(図8中のX方向および−X方向に突出した部分)の裏面から、下部基板2の下部基板端面部21に渡って第1の樹脂18が直接密着して留まることによって、FPC10のFPC切断面26を覆う第1の樹脂18からなる樹脂層が形成される。
一方、第2の樹脂19の形成(塗布)のみで、FPC10の切断面26、または切断面26からFPC10の電極層14の露出部に亘る領域を第2の樹脂19で覆うことは困難であるか、下部基板2の下部基板端面部21とFPC10の電極層14とFPC切断面26とに第1の樹脂18を形成(塗布)することにより、前記領域を効率良く覆うことができる。このため接着界面から電極層14、電極端子6に侵入する湿気や腐食性ガスを防止するのに有効である。なお、図3に示したように、第2の樹脂19は、FPC10および第1の基板2から突出した部分にまで形成されるため、硬貨前の粘度が比較的高い方が良い。
第1の樹脂18及び第2の樹脂材料19の硬化後は、各部位を保持するための硬度を要するが、それらの材料としてはアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂、ウレタン系樹脂等、特に材料を限定されるものではなく、またその硬化方法に関しても同様に限定されるものでもない。
<比較例>
次に、本実施の形態1による液晶表示装置の効果を説明するための比較例について説明する。
図9は、従来の液晶表示装置の構成の一例を示す側断面図である。図9に示すように、比較例では、図1〜8に示すような第1の樹脂18および第2の樹脂19を設けていない。従って、FPC10の折り曲げもしくは固定などによって生じた応力が、接合された電極部分を介して直接表示パネルに伝わることで、表示パネルに局所的な応力が加わってしまう。
また、表示パネル10に落下などの衝撃が加わった際には、背面構造体7などに直接もしくは回路基板12を介して固定されたFPC10が表示パネルを引っ張るため表示パネルの基板割れが発生する可能性がある。
一方、本実施の形態1の構成とすることで、例えば、FPC10を背面構造体7の方向へ折り曲げた場合に、FPC自体の折り曲げに対する反発や固定による引っ張り等によって生じるFPC10の応力が表示パネル1に伝わることを第2の樹脂19によって防ぐことが可能となる。
一方、前面基板9に衝撃が加わった場合には第2の樹脂19を介して、また第2の樹脂19自身の熱膨張によって、FPC10が表示パネル1の下部基板端面部21に押し付けられることになる。これに対してはFPC10の前面基板9とは反対側の面に第1の樹脂18を形成することで、応力の分散をはかり、前記押し付け圧力による弊害を防ぐことが可能である。
実施の形態2.
次に図6に本実施の形態2を示す。図6において、第2の樹脂19は、下部基板2の外方に延設されており、第2の樹脂19の第2の樹脂塗布端23が、第1の樹脂18の第1の樹脂塗布端22より外側に位置するように形成されている。ここにおける各樹脂の塗布端とは、一定の強度が確保されない場合、例えば硬化収縮によって残った薄膜部分や塗布バラツキによる局所的な位置の変化によるものは考慮しない。本構成によって、第1の樹脂塗布端22より外側にある第2の樹脂塗布端23の部分がFPC10を固定していることで、FPC10に加わった応力が第1の樹脂18を介して表示パネルに伝わることを防ぐことが可能となる。
実施の形態3.
次に図7に本実施の形態3を示す。図7において、第2の樹脂19は、FPC10の上部基板3に対向する端面および第2の樹脂19を下部基板2の周縁部分に設けられた配線領域25の電極露出部24、さらには上部基板3のFPC10側の端面部を覆うまで形成(充填)される。この時、第2の樹脂19は金属を腐食せず且つ防湿効果の高い樹脂であることが必要である。本実施の形態により、図5、図6で示される防湿材17が不要とすることが可能となる。
なお、上述の実施の形態1〜3における開示では、表示装置におけるドライバICの実装方法として、COG方式を例示したが、可撓性を有するフィルム基板上にドライバICを実装するCOF(Chip on film)方式であってもよい。
また、上述の実施の形態1〜3における表示装置の開示では、表示素子として、電気光学素子に液晶を採用した液晶表示装置を例示としてその内容を説明したが、電気信号を光の輝度に変換する電気光学層としてエレクトロルミネッセンス(EL)、有機EL、プラズマディスプレイ、電子ペーパなどを採用したマトリクス表示装置においても適用可能である。
1 表示パネル
2 下部基板(第1の基板)
3 上部基板(第2の基板)
6、27 電極端子
7 背面構造体
9 前面基板
10 FPC(フレキシブル配線基板)
11 ドライバIC
12 回路基板
13 ACF(異方性導電膜)
14 電極層
15 カバー層
16 ベースフィルム層
17 防湿材
18 第1の樹脂
19 第2の樹脂
20 緩衝材
21 下部基板端面部
22 第1の樹脂塗布端
23 第2の樹脂塗布端
25 配線領域
26 FPC切断面
<FPCの配置>
図4〜5に示したように、表示パネル1の電極端子6には電気的接合材料であるACF13を用いてFPC10が接続されており、表示パネル1を動作させるためのドライバIC11が配線領域25上に実装されている。また、上述したように、FPC10は下部基板2の下部基板端面部21を越えて、一旦下部基板2の外方に突出して延設され、その後背面構造体7の外壁に沿って背面構造体7の裏側に折り返されている。さらに、FPC10の電極端子6との接続側の端部とは反対側の端部は、コネクタ(非図示)を介して回路基板12と電気的に接続されている。
図5で示したように、下部基板端面部21と、その下部基板端面部21から外側に突出したFPC10の裏面(−Z軸側の面)に渡って第1の樹脂18が形成されている。すなわち、第1の樹脂18によってFPC10の電極接続部分、およびその外側の所定の領域も第1の樹脂18が充填される。
一方、第2の樹脂19の形成(塗布)のみで、FPC10の切断面26、または切断面26からFPC10の電極層14の露出部に亘る領域を第2の樹脂19で覆うことは困難であるが、下部基板2の下部基板端面部21とFPC10の電極層14とFPC切断面26とに第1の樹脂18を形成(塗布)することにより、前記領域を効率良く覆うことができる。このため接着界面から電極層14、電極端子6に侵入する湿気や腐食性ガスを防止するのに有効である。なお、図3に示したように、第2の樹脂19は、FPC10および第1の基板2から突出した部分にまで形成されるため、硬貨前の粘度が比較的高い方が良い。

Claims (5)

  1. 周縁部分に第1の電極が形成された第1の基板と、
    前記第1の基板に所定の間隙を設けて配置された前面基板と、
    端部に形成された第2の電極が前記第1の電極に接続され、かつ前記第1の基板の前記周縁部分を越えて前記第1の基板の外方に突出して延設されたフレキシブル回路基板と、
    前記フレキシブル回路基板の前記前面基板とは反対側の面であって前記第1の基板から突出した部分と、前記第1の基板の端面部とに渡って形成された第1の樹脂と、
    前記フレキシブル回路基板の前記前面基板側の面と前記前面基板間の前記間隙に形成された第2の樹脂を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に電気光学層とを備えることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1の樹脂の形成端部より前記第1の基板の外方に延設された前記第2の樹脂を備えること特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記第1の基板の配線領域に形成された前記第2の樹脂を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記第1の基板の背面側に配置さえれた背面構造体と、
    前記背面構造体と前記第1の基板との間に緩衝材を備え、
    前記緩衝材は、前記第1の基板と固着していないことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置。
JP2020070952A 2020-04-10 2020-04-10 表示装置 Pending JP2021167891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020070952A JP2021167891A (ja) 2020-04-10 2020-04-10 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020070952A JP2021167891A (ja) 2020-04-10 2020-04-10 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021167891A true JP2021167891A (ja) 2021-10-21

Family

ID=78079553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020070952A Pending JP2021167891A (ja) 2020-04-10 2020-04-10 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021167891A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8319109B2 (en) Electro-optical device and electronic apparatus
US7166920B2 (en) Electronic component, mounted structure, electro-optical device, and electronic device
WO2010013530A1 (ja) 表示パネル及びそれを備えた表示装置
US20190361281A1 (en) Panel and method for manufacturing panel with minimal border area
JP4259084B2 (ja) 表示体構造、表示体構造の製造方法および電子機器
KR101292569B1 (ko) 액정표시소자
US8872993B2 (en) Liquid crystal display apparatus
US20070058124A1 (en) Tape carrier package and liquid crystal display panel
JP2006066676A (ja) 電気光学装置及び電子機器
KR100885378B1 (ko) 액정표시장치
JP2021097077A (ja) 表示装置、表示装置の製造方法およびプリント配線基板
JP2021167891A (ja) 表示装置
KR101313649B1 (ko) 액정표시소자
KR102162169B1 (ko) 표시장치 및 이의 제조방법
KR20080052903A (ko) 표시 장치
JP2007292826A (ja) 液晶モジュール
KR101578215B1 (ko) 백라이트 유닛 및 이를 구비한 액정표시장치
JP5332219B2 (ja) 電気光学装置の製造方法
KR100544817B1 (ko) 엘씨디 모듈
JPH11258618A (ja) 液晶表示素子およびその製法
CN213903994U (zh) 一种显示装置
JP3567781B2 (ja) 液晶装置、液晶装置の製造方法及び電子機器
KR200160829Y1 (ko) 액정표시소자 모듈 구조
JP2946288B2 (ja) 液晶表示装置
KR20070047014A (ko) 드라이브아이씨를 내장한 구동필름 및 그 필름을 구비한액정표시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210129

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20210318

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20211115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109