JP3662518B2 - 電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置 - Google Patents
電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3662518B2 JP3662518B2 JP2001175725A JP2001175725A JP3662518B2 JP 3662518 B2 JP3662518 B2 JP 3662518B2 JP 2001175725 A JP2001175725 A JP 2001175725A JP 2001175725 A JP2001175725 A JP 2001175725A JP 3662518 B2 JP3662518 B2 JP 3662518B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- program
- program information
- information
- channel
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Television Systems (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子番組表（ＥＰＧ）を視聴者から提供された条件に従って所定の表示形態で表示するよう処理する電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
デジタルＢＳ放送またはＣＳ放送の視聴者は、放送中の番組や放送予定の番組を知りたいとき、新聞や雑誌等の紙媒体を用いなくても放送局から配信されテレビに表示される電子番組表（Electronic Program Guide：ＥＰＧ）を参照することができる。電子番組表の表示制御や放送局から配信された番組データの処理は、主にデコード機能を備えたセット・トップ・ボックス（Set Top Box：ＳＴＢ）が行っており、視聴者は、ＳＴＢ本体またはそのリモコンを操作することによって、所望の日時またはチャンネルの番組表を表示させる。
【０００３】
電子番組表では、番組タイトル等の番組情報が時間順およびチャンネル順にソートされ、一般的には時間とチャンネルのマトリックス形式で表示される。その表示形態としては、例えば、現時点で放送されている番組をチャンネル番号順に表示する形態や放送予定の番組を時間順およびチャンネル順に表示する形態等があり、視聴者の選択に応じて変えることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の電子番組表の表示形態では、特にチャンネル数または番組数が多い場合、テレビ画面には表示面積に限りがあるため、図９に示すように、番組表の一部のみがテレビ画面に表示される。したがって、表示されていない番組表を表示しようとするときには、上述したように、電子番組表の表示制御を行っているＳＴＢ本体またはそのリモコンを操作することによって所望の日時またはチャンネルの番組表を表示させなければならない。
【０００５】
このとき、見たい番組の放送時間またはチャンネルが分からないとき、視聴者は、所望の番組を見つけるために電子番組表を根気強く探していかなければならない。また、電子番組表には、通常、番組名のみが表示されるが、番組名からだけでは出演者等の詳細な情報を知ることができない。したがって、例えば好みの俳優が出演している番組を見たいとき、視聴者は詳細情報を表示して確認するといった作業を番組毎に行っていかなければならない。
【０００６】
このように、単なる電子番組表の表示だけでは、番組の放送時間やチャンネルを探し回ったり、番組の詳細情報を番組毎にいちいち確認しなければならないという問題点があった。このために要する時間や操作は視聴者にとって大きな負担となり、電子番組表の有効的な活用といった面では改善の余地があった。
【０００７】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、電子番組表（ＥＰＧ）を視聴者から提供された条件に従って所定の表示形態で出力するよう処理可能な電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る電子番組表プログラムは、チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理プログラムであって、コンピュータに、検索条件を受け付ける検索条件受付手順と、前記検索条件受付手順で受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出する番組情報検出手順と、前記番組情報検出手順の検出結果に基づいて、チャンネル軸ごとまたは時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する出力指示手順と、を実行させるためのものである。
【０００９】
したがって、視聴者は、電子番組表（ＥＰＧ）を探し回ったり、番組の詳細情報を番組毎にいちいち確認する必要なく、検索条件に合致した番組を含む時間帯またはチャンネルが所望の表示形態で電子番組表上に表示されるため、所望の番組の放送時間およびチャンネルを容易に確認することができる。結果として、視聴者は電子番組表を有効的に活用することができる。また、時間軸とチャンネル軸とを表示したままで番組表を表示するため、視聴者にとって見やすい電子番組表を提供することができる。
【００１０】
また、本発明の電子番組表処理プログラムは、前記出力指示手順は、前記番組情報検出手順で検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示している。
【００１１】
また、本発明の電子番組表処理プログラムは、前記出力指示手順は、前記番組情報検出手順で検出した番組情報が属するチャンネルまたは時間帯のみを出力すうよう指示している。したがって、番組情報の表示面積または印刷面積を有効活用して電子番組表を表示または印刷することができる。
【００１２】
また、本発明の電子番組表処理プログラムは、前記出力指示手順は、前記番組情報検出手順で検出した結果、前記検索条件に合致した番組情報が示す番組欄を、前記検索条件に合致しなかった番組情報が示す番組欄と視覚的に識別できる形態で出力するよう指示している。したがって、検索条件に合致した番組欄が電子番組表のどこに位置するかを容易に判別できる。
【００１３】
また、本発明の電子番組表処理装置は、チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理装置であって、検索条件を受け付ける検索条件受付手段と、前記検索条件受付手段で受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出する番組情報検出手段と、前記番組情報検出手段の検出結果に基づいて、チャンネル軸ごとまたは時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する出力指示手段と、を備えたものである。
【００１４】
また、本発明の電子番組表処理装置は、前記出力指示手段は、前記番組情報検出手段で検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示するものである。
【００１５】
また、本発明の電子番組表処理装置は、前記出力指示手段は、前記番組情報検出手段で検出した番組情報が属するチャンネルまたは時間帯のみを出力するよう指示するものである。
【００１６】
さらに、本発明の電子番組表処理装置は、前記出力指示手段は、前記番組情報検出手段で検出した結果、前記検索条件に合致した番組情報が示す番組欄を、前記検索条件に合致しなかった番組情報が示す番組欄と視覚的に識別できる形態で出力するよう指示するものである。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電子番組表処理装置の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、本発明に係る電子番組表処理装置について詳述するが、本発明に係る電子番組表処理プログラムについては、電子番組表処理装置を動作させるためのプログラムであることから、その説明は以下の説明に含まれるものである。また、電子番組表処理プログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体についても同様である。
【００１８】
図１は、本発明の一実施形態に係る電子番組表処理装置を含むＳＴＢのブロック構成図である。同図に示すデジタルＢＳ放送やＣＳ放送等に用いられるＳＴＢ（セット・トップ・ボックス）１０１は、受信部１０３と、デコーダ部１０５と、本実施形態の電子番組表処理装置２００とを備え、電子番組表処理装置２００は、ＥＰＧ抽出部２０１と、特許請求の範囲の出力指示手段に該当するＥＰＧ出力処理部２０３と、番組情報検出手段に該当するＥＰＧ制御部２０５と、検索条件受付部に該当する検索キーワード受付部２０７とを有して構成されている。なお、受信部１０３は、パラボラアンテナ１０７に接続されており、デコーダ部１０５およびＥＰＧ出力処理部２０３はモニタやプリンタ等の出力部１０９に接続されている。
【００１９】
当該ＳＴＢ１０１において、パラボラアンテナ１０７で受信された信号が受信部１０３に送られると、受信部１０３は、この信号をデコーダ部１０５が処理可能なように周波数変換等の処理を行う。デコーダ部１０５は、受信部１０３から送られた信号をデコードし、出力部１０９で表示または印刷可能な信号とする。デコードされた信号は出力部１０９に送られ、出力部１０９で番組が表示または印刷される。
【００２０】
一方、パラボラアンテナ１０７で受信され受信部１０３に送られる信号には、電子番組表（Electronic Program Guide：ＥＰＧ）に関する信号が多重化されている。本実施形態の電子番組表処理装置２００は、出力部１０９で表示または印刷する電子番組表（ＥＰＧ）の表示形態を視聴者（ユーザ）から提供された条件に従って変換するものである。以下、本実施形態の電子番組表処理装置２００が有する各構成要素について説明する。
【００２１】
まず、ＥＰＧ抽出部２０１は、受信部１０３に送られた信号の中から電子番組表（ＥＰＧ）に関する信号を抽出するものである。ＥＰＧ抽出部２０１で抽出されたＥＰＧデータを示す信号は、ＥＰＧ出力処理部２０３に送られる。なお、ＥＰＧデータには、番組タイトルやサブタイトル、放送時間、チャンネル番号、課金情報、年齢制限情報等の基本データに加えて、ドラマやスポーツ、音楽等のジャンルを示すカテゴリ情報、出演者情報、関連キーワード、ターゲットユーザ層に関する情報、コピーカードに関する情報、予告編の有無に関する情報、他局や蓄積放送との連動に関する情報等の番組属性検索用データが含まれている。
【００２２】
また、ＥＰＧ出力処理部２０３は、ＥＰＧ抽出部２０１から送られたＥＰＧデータの基本データを出力部１０９で表示または印刷可能なデータ形式にデータ変換し、ＥＰＧ制御部２０５から指示された表示形態で電子番組表（ＥＰＧ）を出力部１０９で表示または印刷するよう指示するものである。また、ＥＰＧ出力処理部２０３は、ＥＰＧデータの全て、すなわち基本データおよび番組属性検索用データをＥＰＧ制御部２０５に送る。
【００２３】
また、検索キーワード受付部２０７は、図２（ａ）の検索キーワード受付画面に示すように、視聴者（ユーザ）が視聴を希望する番組の検索キーワードを選択または入力することによって検索キーワードを受け付けるものであり、受け付けられた検索キーワードはＥＰＧ制御部２０５に送られる。検索キーワードは、出演者名や番組タイトルまたはドラマ、スポーツ、音楽といったジャンル等である。なお、検索キーワードの代わりに、図２（ｂ）に示したＳＱＬ等の言語で記述された検索式（SELECTステートメント）を入力しても良い。特許請求の範囲の検索条件は、検索キーワードおよび検索式が該当する。
【００２４】
検索キーワードおよび検索式は、ＳＴＢ１０１に付属のリモコンやパソコン等を用いて選択または入力されても良い。また、検索キーワード受付部２０７は、後述する電子番組表（ＥＰＧ）の表示形態を選択するためにも用いられる。
【００２５】
また、ＥＰＧ制御部２０５は、検索キーワード受付部２０７から送られた検索キーワードに基づいて検索式を生成し、検索式を用いてＥＰＧ出力処理部２０３から送られたＥＰＧデータを検索し、検索キーワードに合致した番組の放送時間帯やチャンネルを電子番組表（ＥＰＧ）の形態で出力部１０９において表示または印刷するようＥＰＧ出力処理部２０３に指示するものである。
【００２６】
特に、ＥＰＧ制御部２０５において検索した結果、複数のチャンネル、時間帯において検索キーワードに合致した番組が複数得られた場合、ＥＰＧ制御部２０５は、検索キーワードに合致した番組数が最も多く含まれているチャンネルがチャンネル軸上で先頭となるようＥＰＧ出力処理部２０３に指示している。また、検索キーワードに合致する番組がある時間帯でどのチャンネルにもない場合は、その時間帯を省略して表示するようＥＰＧ出力処理部２０３に指示している。このように指示され出力部１０９で表示または印刷される形態を、以下、「第１の表示形態」と称す。
【００２７】
例えば、ＥＰＧ制御部２０５において検索を行った結果、▲６▼チャンネルの８：００〜９：００、▲６▼チャンネルの１４：００〜１５：００、▲８▼チャンネルの８：００〜９：００、▲１▼チャンネルの１０：００〜１１：００および▲３▼チャンネルの１４：００〜１５：００の６番組が合致したとき、出力部１０９には、通常であればチャンネルが▲１▼▲３▼▲４▼▲６▼▲８▼の順に上から並んでいるところを、図３に示すように、第１の表示形態では、▲６▼チャンネルを先頭に、上から▲８▼チャンネル、▲１▼チャンネル、▲３▼チャンネル、▲４▼チャンネルの順に電子番組表（ＥＰＧ）を表示する。
【００２８】
すなわち、▲６▼チャンネルは合致した番組が最も多いため先頭に配置され、合致した番組が１つの▲８▼チャンネル、▲１▼チャンネルが続いて配置される。▲８▼チャンネルおよび▲１▼チャンネルに関しては、▲８▼チャンネルの方が▲１▼チャンネルよりも合致した番組の時間帯が先であるため、▲８▼チャンネルの方が上位に配置される。また、１１：００〜１４：００間はどのチャンネルにも検索キーワードに合致した番組がないため、ＥＰＧ制御部２０５は、１１：００〜１４：００の番組表を省略して出力部１０９に表示するようＥＰＧ出力処理部２０３に指示する。
【００２９】
このように、第１の表示形態において、ＥＰＧ制御部２０５は、検索して合致した番組の数および時間帯を考慮して、合致した番組数が多い程、また合致した番組の時間帯が早い程、チャンネルを先頭に表示するようＥＰＧ出力処理部２０３に指示している。このとき、出力部１０９で表示または印刷される電子番組表（ＥＰＧ）において、検索して合致した番組欄に色や濃淡を付けたり、当該番組のタイトルを太字にしたり色を濃くしたり、当該番組欄を他の番組欄よりも大きくするなど、検索キーワードに合致した番組が目立つようＥＰＧ出力処理部２０３が処理することが望ましい。
【００３０】
また、ＥＰＧ制御部２０５は、検索キーワードに合致した番組の放送時間帯が時間軸上で先頭となるよう、ＥＰＧ出力処理部２０３に指示しても良い。このように指示され出力部１０９で表示または印刷される形態を、以下、「第２の表示形態」と称す。例えば、ＥＰＧ制御部２０５において検索を行った結果、▲４▼チャンネルの２０：００〜２１：００および▲８▼チャンネルの２１：００〜２２：００の２番組が合致したとき、出力部１０９には、通常であれば現時点で放送されている時間から時間順に番組欄が並んでいるところを、図４に示すように、第２の表示形態では、２０：００〜２２：００の時間に放送される番組欄を時間軸上の先頭に配置し、これに続いて、現時点（１７：００）以降の番組欄を時間順に配置する。
【００３１】
このとき、第１の表示形態と同様に、出力部１０９で表示または印刷される電子番組表（ＥＰＧ）において、検索して合致した番組欄に色や濃淡を付けたり、当該番組のタイトルを太字にしたり色を濃くしたり、当該番組欄を他の番組欄よりも大きくするなど、検索キーワードに合致した番組が目立つようＥＰＧ出力処理部２０３が処理することが望ましい。
【００３２】
なお、他の表示形態として、上記図４に示した例のように、検索した結果、放送時間の異なる複数の番組が異なるチャンネルで合致した場合、第２の表示形態のように、合致した番組欄を時間軸上の先頭に配置すると同時に、第１の表示形態のように、放送時間の早い番組のチャンネルをチャンネル軸上の先頭に配置しても良い。また、第１の表示形態、第２の表示形態および他の表示形態において、検索キーワードに合致する番組があるチャンネルでどの時間帯にもない場合は、そのチャンネルを省略して表示しても良い。さらに、電子番組表（ＥＰＧ）を表示する際には、視聴者が検索キーワード受付部２０７を用いて電子番組表を表示させる度に指示された表示形態で表示しても、予め設定された表示形態で表示しても良い。
【００３３】
以下、図５および図６を用いて、電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えるＥＰＧ制御部２０５の動作について説明する。
まず、図５に示すステップＳ４０１では、検索キーワード受付部２０７において検索キーワードを受け付けてステップＳ４０３に進む。ステップＳ４０３では、検索キーワード受付部２０７が検索キーワードからＳＱＬ等で検索式を生成して、これを解釈する。なお、ステップＳ４０１において検索式が直接入力された場合、ステップＳ４０３はこの検索式を解釈するだけで良い。次に、ステップＳ４０５において、ＥＰＧ制御部２０５は、解釈した検索式に基づいて検索を実行する。
【００３４】
次に、ステップＳ４０７では、各チャンネルに対応した変数＄ＣＨを０に設定する。なお、図５に示すステップＳ４０７のブロックでは、２，４，６，８，１０，１２のチャンネル（ＣＨ）があるとしている。次に、ステップＳ４０９において、検索レコードの変数ｉを１に設定する。次に、ステップＳ４１１では、ｉ番目の検索レコードがあるかを判断し、あるときはステップＳ４１３に進み、ないときは図６に示すステップＳ５０１に進む。
【００３５】
ステップＳ４１３では、ｉ番目の検索レコードの属性値（ＣＨ）を取得する。次に、ステップＳ４１５では、属性値（ＣＨ）に相当する変数＄ＣＨを１増加させる。次に、ステップＳ４１７では、検索レコードの変数ｉを１増加させて、ステップＳ４１１に戻る。
【００３６】
上述したように、ステップＳ４１１でｉ番目の検索レコードがないときはステップＳ５０１に進む。ステップＳ５０１では、変数＄ＣＨの数が多い順にチャネルをソートする。次に、ステップ５０３では、ステップＳ５０１でソートした順にチャンネル列を左から配置する。次に、ステップＳ５０５では、番組表の枠を表示する。次に、ステップＳ５０７では変数ｊを１に設定し、ステップＳ５０９で、ｊ番目の番組があるかを判断する。ここで、ｊ番目の番組があればステップＳ５１１に進み、なければ処理を終了する。ステップＳ５１１では、ｊ番目の番組レコードを取り出す。次に、ステップＳ５１３では、ｊ番目の番組レコードの時間帯およびチャンネルの属性値に基づいて、番組名や出演者等の番組情報を表示する。次に、ステップＳ５１５では、変数ｊを１増加させて、ステップＳ５０９に戻る。
【００３７】
以上のフローによって電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えることができるが、例えば、図７（ａ）に示す通常の番組表に対して検索キーワードを例えば「ドラマ」とすると、図７（ｂ）に示すようにドラマを放映するチャンネルが検索キーワード「ドラマ」に合致した番組が多い順に左からソートされた状態で表示される。なお、これら番組表を構成する番組の番組情報は、図８に示す番組レコードのように、各番組に番組ＩＤが付され、各番組ＩＤに番組情報（番組名、ジャンル、チャンネル（ＣＨ）、時間帯および出演者等）が対応付けられている。
【００３８】
なお、図６に示したフローチャートは、電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えているが、同様のフローチャートを用いて時間毎に並び替えるようにしても良い。
【００３９】
以上説明したように、本実施形態の電子番組表処理装置２００を有するデジタルＢＳ放送やＣＳ放送等のＳＴＢ１０１では、視聴者（ユーザ）が選択または入力することによって受け付けられた検索キーワードと合致する番組が時間軸および／またはチャンネル軸上で上位に配置されるよう、電子番組表（ＥＰＧ）を所定の表示形態で出力部１０９において表示または印刷している。さらに、検索の結果、検索キーワードに合致した番組欄に色や濃淡を付けたり、番組タイトルを太字にするなど、検索キーワードに合致した番組が目立つように表示している。
【００４０】
したがって、視聴者は、従来のように、電子番組表（ＥＰＧ）を探し回ったり、番組の詳細情報を番組毎にいちいち確認する必要なく、検索キーワードを選択または入力するだけで所望する番組の放送時間およびチャンネルを電子番組表（ＥＰＧ）上で容易に確認することができる。結果として、視聴者は電子番組表を有効的に活用することができる。また、時間軸とチャンネル軸とを表示したままで番組表を表示するため、視聴者にとって見やすい電子番組表を提供することができる。
【００４１】
なお、本実施形態の電子番組表処理装置２００では、装置内の記憶部（図示せず）に視聴者（ユーザ）の嗜好プロファイルを記憶させ、ＥＰＧ出力処理部２０３は、視聴者の嗜好に合った番組を自動的に出力部１０９で表示または印刷しても良い。また、ＳＴＢ１０１で視聴履歴を記憶しておき、視聴者が視聴する割合の高いジャンルやキーワードを抽出し、これを嗜好データと照合することによって、嗜好データが視聴者の好みを反映しているかを判定しても良い。なお、嗜好データが視聴者の好みを反映していなければ、嗜好データを最適なものに変更しても良い。
【００４２】
また、本実施形態では、ＥＰＧデータをパラボラアンテナ１０７で受信することによって得ているが、インターネットを介して得ても良く、またＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体から得ても良い。
【００４３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置によれば、視聴者は、電子番組表（ＥＰＧ）を探し回ったり、番組の詳細情報を番組毎にいちいち確認する必要なく、検索条件に合致した番組を含む時間帯またはチャンネルが所望の表示形態で電子番組表上に表示または印刷されるため、所望の番組の放送時間およびチャンネルを容易に確認することができる。結果として、視聴者は電子番組表を有効的に活用することができる。また、時間軸とチャンネル軸とを表示したままで番組表を出力するため、視聴者にとって見やすい電子番組表を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る電子番組表処理装置を含むＳＴＢのブロック構成図
【図２】検索キーワード受付画面の一例を示す説明図である。
【図３】第１の表示形態による電子番組表（ＥＰＧ）の一例を示す説明図
【図４】第２の表示形態による電子番組表（ＥＰＧ）の一例を示す説明図
【図５】電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えるＥＰＧ制御部の動作を説明するフローチャート
【図６】電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えるＥＰＧ制御部の動作を説明するフローチャート
【図７】ソート前の電子番組表（ａ）とソート後の電子番組表（ｂ）を示す説明図
【図８】電子番組表を構成する番組の番組レコードを示す説明図
【図９】従来の電子番組表（ＥＰＧ）の一例を示す説明図
【符号の説明】
１０１ ＳＴＢ
１０３ 受信部
１０５ デコーダ部
１０７ パラボラアンテナ
１０９ 出力部
２００ 電子番組表処理装置
２０１ ＥＰＧ抽出部
２０３ ＥＰＧ出力処理部
２０５ ＥＰＧ制御部
２０７ 検索キーワード受付部
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子番組表（ＥＰＧ）を視聴者から提供された条件に従って所定の表示形態で表示するよう処理する電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
デジタルＢＳ放送またはＣＳ放送の視聴者は、放送中の番組や放送予定の番組を知りたいとき、新聞や雑誌等の紙媒体を用いなくても放送局から配信されテレビに表示される電子番組表（Electronic Program Guide：ＥＰＧ）を参照することができる。電子番組表の表示制御や放送局から配信された番組データの処理は、主にデコード機能を備えたセット・トップ・ボックス（Set Top Box：ＳＴＢ）が行っており、視聴者は、ＳＴＢ本体またはそのリモコンを操作することによって、所望の日時またはチャンネルの番組表を表示させる。
【０００３】
電子番組表では、番組タイトル等の番組情報が時間順およびチャンネル順にソートされ、一般的には時間とチャンネルのマトリックス形式で表示される。その表示形態としては、例えば、現時点で放送されている番組をチャンネル番号順に表示する形態や放送予定の番組を時間順およびチャンネル順に表示する形態等があり、視聴者の選択に応じて変えることができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の電子番組表の表示形態では、特にチャンネル数または番組数が多い場合、テレビ画面には表示面積に限りがあるため、図９に示すように、番組表の一部のみがテレビ画面に表示される。したがって、表示されていない番組表を表示しようとするときには、上述したように、電子番組表の表示制御を行っているＳＴＢ本体またはそのリモコンを操作することによって所望の日時またはチャンネルの番組表を表示させなければならない。
【０００５】
このとき、見たい番組の放送時間またはチャンネルが分からないとき、視聴者は、所望の番組を見つけるために電子番組表を根気強く探していかなければならない。また、電子番組表には、通常、番組名のみが表示されるが、番組名からだけでは出演者等の詳細な情報を知ることができない。したがって、例えば好みの俳優が出演している番組を見たいとき、視聴者は詳細情報を表示して確認するといった作業を番組毎に行っていかなければならない。
【０００６】
このように、単なる電子番組表の表示だけでは、番組の放送時間やチャンネルを探し回ったり、番組の詳細情報を番組毎にいちいち確認しなければならないという問題点があった。このために要する時間や操作は視聴者にとって大きな負担となり、電子番組表の有効的な活用といった面では改善の余地があった。
【０００７】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、電子番組表（ＥＰＧ）を視聴者から提供された条件に従って所定の表示形態で出力するよう処理可能な電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置を提供することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る電子番組表プログラムは、チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理プログラムであって、コンピュータに、検索条件を受け付ける検索条件受付手順と、前記検索条件受付手順で受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出する番組情報検出手順と、前記番組情報検出手順の検出結果に基づいて、チャンネル軸ごとまたは時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する出力指示手順と、を実行させるためのものである。
【０００９】
したがって、視聴者は、電子番組表（ＥＰＧ）を探し回ったり、番組の詳細情報を番組毎にいちいち確認する必要なく、検索条件に合致した番組を含む時間帯またはチャンネルが所望の表示形態で電子番組表上に表示されるため、所望の番組の放送時間およびチャンネルを容易に確認することができる。結果として、視聴者は電子番組表を有効的に活用することができる。また、時間軸とチャンネル軸とを表示したままで番組表を表示するため、視聴者にとって見やすい電子番組表を提供することができる。
【００１０】
また、本発明の電子番組表処理プログラムは、前記出力指示手順は、前記番組情報検出手順で検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示している。
【００１１】
また、本発明の電子番組表処理プログラムは、前記出力指示手順は、前記番組情報検出手順で検出した番組情報が属するチャンネルまたは時間帯のみを出力すうよう指示している。したがって、番組情報の表示面積または印刷面積を有効活用して電子番組表を表示または印刷することができる。
【００１２】
また、本発明の電子番組表処理プログラムは、前記出力指示手順は、前記番組情報検出手順で検出した結果、前記検索条件に合致した番組情報が示す番組欄を、前記検索条件に合致しなかった番組情報が示す番組欄と視覚的に識別できる形態で出力するよう指示している。したがって、検索条件に合致した番組欄が電子番組表のどこに位置するかを容易に判別できる。
【００１３】
また、本発明の電子番組表処理装置は、チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理装置であって、検索条件を受け付ける検索条件受付手段と、前記検索条件受付手段で受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出する番組情報検出手段と、前記番組情報検出手段の検出結果に基づいて、チャンネル軸ごとまたは時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する出力指示手段と、を備えたものである。
【００１４】
また、本発明の電子番組表処理装置は、前記出力指示手段は、前記番組情報検出手段で検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示するものである。
【００１５】
また、本発明の電子番組表処理装置は、前記出力指示手段は、前記番組情報検出手段で検出した番組情報が属するチャンネルまたは時間帯のみを出力するよう指示するものである。
【００１６】
さらに、本発明の電子番組表処理装置は、前記出力指示手段は、前記番組情報検出手段で検出した結果、前記検索条件に合致した番組情報が示す番組欄を、前記検索条件に合致しなかった番組情報が示す番組欄と視覚的に識別できる形態で出力するよう指示するものである。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電子番組表処理装置の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では、本発明に係る電子番組表処理装置について詳述するが、本発明に係る電子番組表処理プログラムについては、電子番組表処理装置を動作させるためのプログラムであることから、その説明は以下の説明に含まれるものである。また、電子番組表処理プログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体についても同様である。
【００１８】
図１は、本発明の一実施形態に係る電子番組表処理装置を含むＳＴＢのブロック構成図である。同図に示すデジタルＢＳ放送やＣＳ放送等に用いられるＳＴＢ（セット・トップ・ボックス）１０１は、受信部１０３と、デコーダ部１０５と、本実施形態の電子番組表処理装置２００とを備え、電子番組表処理装置２００は、ＥＰＧ抽出部２０１と、特許請求の範囲の出力指示手段に該当するＥＰＧ出力処理部２０３と、番組情報検出手段に該当するＥＰＧ制御部２０５と、検索条件受付部に該当する検索キーワード受付部２０７とを有して構成されている。なお、受信部１０３は、パラボラアンテナ１０７に接続されており、デコーダ部１０５およびＥＰＧ出力処理部２０３はモニタやプリンタ等の出力部１０９に接続されている。
【００１９】
当該ＳＴＢ１０１において、パラボラアンテナ１０７で受信された信号が受信部１０３に送られると、受信部１０３は、この信号をデコーダ部１０５が処理可能なように周波数変換等の処理を行う。デコーダ部１０５は、受信部１０３から送られた信号をデコードし、出力部１０９で表示または印刷可能な信号とする。デコードされた信号は出力部１０９に送られ、出力部１０９で番組が表示または印刷される。
【００２０】
一方、パラボラアンテナ１０７で受信され受信部１０３に送られる信号には、電子番組表（Electronic Program Guide：ＥＰＧ）に関する信号が多重化されている。本実施形態の電子番組表処理装置２００は、出力部１０９で表示または印刷する電子番組表（ＥＰＧ）の表示形態を視聴者（ユーザ）から提供された条件に従って変換するものである。以下、本実施形態の電子番組表処理装置２００が有する各構成要素について説明する。
【００２１】
まず、ＥＰＧ抽出部２０１は、受信部１０３に送られた信号の中から電子番組表（ＥＰＧ）に関する信号を抽出するものである。ＥＰＧ抽出部２０１で抽出されたＥＰＧデータを示す信号は、ＥＰＧ出力処理部２０３に送られる。なお、ＥＰＧデータには、番組タイトルやサブタイトル、放送時間、チャンネル番号、課金情報、年齢制限情報等の基本データに加えて、ドラマやスポーツ、音楽等のジャンルを示すカテゴリ情報、出演者情報、関連キーワード、ターゲットユーザ層に関する情報、コピーカードに関する情報、予告編の有無に関する情報、他局や蓄積放送との連動に関する情報等の番組属性検索用データが含まれている。
【００２２】
また、ＥＰＧ出力処理部２０３は、ＥＰＧ抽出部２０１から送られたＥＰＧデータの基本データを出力部１０９で表示または印刷可能なデータ形式にデータ変換し、ＥＰＧ制御部２０５から指示された表示形態で電子番組表（ＥＰＧ）を出力部１０９で表示または印刷するよう指示するものである。また、ＥＰＧ出力処理部２０３は、ＥＰＧデータの全て、すなわち基本データおよび番組属性検索用データをＥＰＧ制御部２０５に送る。
【００２３】
また、検索キーワード受付部２０７は、図２（ａ）の検索キーワード受付画面に示すように、視聴者（ユーザ）が視聴を希望する番組の検索キーワードを選択または入力することによって検索キーワードを受け付けるものであり、受け付けられた検索キーワードはＥＰＧ制御部２０５に送られる。検索キーワードは、出演者名や番組タイトルまたはドラマ、スポーツ、音楽といったジャンル等である。なお、検索キーワードの代わりに、図２（ｂ）に示したＳＱＬ等の言語で記述された検索式（SELECTステートメント）を入力しても良い。特許請求の範囲の検索条件は、検索キーワードおよび検索式が該当する。
【００２４】
検索キーワードおよび検索式は、ＳＴＢ１０１に付属のリモコンやパソコン等を用いて選択または入力されても良い。また、検索キーワード受付部２０７は、後述する電子番組表（ＥＰＧ）の表示形態を選択するためにも用いられる。
【００２５】
また、ＥＰＧ制御部２０５は、検索キーワード受付部２０７から送られた検索キーワードに基づいて検索式を生成し、検索式を用いてＥＰＧ出力処理部２０３から送られたＥＰＧデータを検索し、検索キーワードに合致した番組の放送時間帯やチャンネルを電子番組表（ＥＰＧ）の形態で出力部１０９において表示または印刷するようＥＰＧ出力処理部２０３に指示するものである。
【００２６】
特に、ＥＰＧ制御部２０５において検索した結果、複数のチャンネル、時間帯において検索キーワードに合致した番組が複数得られた場合、ＥＰＧ制御部２０５は、検索キーワードに合致した番組数が最も多く含まれているチャンネルがチャンネル軸上で先頭となるようＥＰＧ出力処理部２０３に指示している。また、検索キーワードに合致する番組がある時間帯でどのチャンネルにもない場合は、その時間帯を省略して表示するようＥＰＧ出力処理部２０３に指示している。このように指示され出力部１０９で表示または印刷される形態を、以下、「第１の表示形態」と称す。
【００２７】
例えば、ＥＰＧ制御部２０５において検索を行った結果、▲６▼チャンネルの８：００〜９：００、▲６▼チャンネルの１４：００〜１５：００、▲８▼チャンネルの８：００〜９：００、▲１▼チャンネルの１０：００〜１１：００および▲３▼チャンネルの１４：００〜１５：００の６番組が合致したとき、出力部１０９には、通常であればチャンネルが▲１▼▲３▼▲４▼▲６▼▲８▼の順に上から並んでいるところを、図３に示すように、第１の表示形態では、▲６▼チャンネルを先頭に、上から▲８▼チャンネル、▲１▼チャンネル、▲３▼チャンネル、▲４▼チャンネルの順に電子番組表（ＥＰＧ）を表示する。
【００２８】
すなわち、▲６▼チャンネルは合致した番組が最も多いため先頭に配置され、合致した番組が１つの▲８▼チャンネル、▲１▼チャンネルが続いて配置される。▲８▼チャンネルおよび▲１▼チャンネルに関しては、▲８▼チャンネルの方が▲１▼チャンネルよりも合致した番組の時間帯が先であるため、▲８▼チャンネルの方が上位に配置される。また、１１：００〜１４：００間はどのチャンネルにも検索キーワードに合致した番組がないため、ＥＰＧ制御部２０５は、１１：００〜１４：００の番組表を省略して出力部１０９に表示するようＥＰＧ出力処理部２０３に指示する。
【００２９】
このように、第１の表示形態において、ＥＰＧ制御部２０５は、検索して合致した番組の数および時間帯を考慮して、合致した番組数が多い程、また合致した番組の時間帯が早い程、チャンネルを先頭に表示するようＥＰＧ出力処理部２０３に指示している。このとき、出力部１０９で表示または印刷される電子番組表（ＥＰＧ）において、検索して合致した番組欄に色や濃淡を付けたり、当該番組のタイトルを太字にしたり色を濃くしたり、当該番組欄を他の番組欄よりも大きくするなど、検索キーワードに合致した番組が目立つようＥＰＧ出力処理部２０３が処理することが望ましい。
【００３０】
また、ＥＰＧ制御部２０５は、検索キーワードに合致した番組の放送時間帯が時間軸上で先頭となるよう、ＥＰＧ出力処理部２０３に指示しても良い。このように指示され出力部１０９で表示または印刷される形態を、以下、「第２の表示形態」と称す。例えば、ＥＰＧ制御部２０５において検索を行った結果、▲４▼チャンネルの２０：００〜２１：００および▲８▼チャンネルの２１：００〜２２：００の２番組が合致したとき、出力部１０９には、通常であれば現時点で放送されている時間から時間順に番組欄が並んでいるところを、図４に示すように、第２の表示形態では、２０：００〜２２：００の時間に放送される番組欄を時間軸上の先頭に配置し、これに続いて、現時点（１７：００）以降の番組欄を時間順に配置する。
【００３１】
このとき、第１の表示形態と同様に、出力部１０９で表示または印刷される電子番組表（ＥＰＧ）において、検索して合致した番組欄に色や濃淡を付けたり、当該番組のタイトルを太字にしたり色を濃くしたり、当該番組欄を他の番組欄よりも大きくするなど、検索キーワードに合致した番組が目立つようＥＰＧ出力処理部２０３が処理することが望ましい。
【００３２】
なお、他の表示形態として、上記図４に示した例のように、検索した結果、放送時間の異なる複数の番組が異なるチャンネルで合致した場合、第２の表示形態のように、合致した番組欄を時間軸上の先頭に配置すると同時に、第１の表示形態のように、放送時間の早い番組のチャンネルをチャンネル軸上の先頭に配置しても良い。また、第１の表示形態、第２の表示形態および他の表示形態において、検索キーワードに合致する番組があるチャンネルでどの時間帯にもない場合は、そのチャンネルを省略して表示しても良い。さらに、電子番組表（ＥＰＧ）を表示する際には、視聴者が検索キーワード受付部２０７を用いて電子番組表を表示させる度に指示された表示形態で表示しても、予め設定された表示形態で表示しても良い。
【００３３】
以下、図５および図６を用いて、電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えるＥＰＧ制御部２０５の動作について説明する。
まず、図５に示すステップＳ４０１では、検索キーワード受付部２０７において検索キーワードを受け付けてステップＳ４０３に進む。ステップＳ４０３では、検索キーワード受付部２０７が検索キーワードからＳＱＬ等で検索式を生成して、これを解釈する。なお、ステップＳ４０１において検索式が直接入力された場合、ステップＳ４０３はこの検索式を解釈するだけで良い。次に、ステップＳ４０５において、ＥＰＧ制御部２０５は、解釈した検索式に基づいて検索を実行する。
【００３４】
次に、ステップＳ４０７では、各チャンネルに対応した変数＄ＣＨを０に設定する。なお、図５に示すステップＳ４０７のブロックでは、２，４，６，８，１０，１２のチャンネル（ＣＨ）があるとしている。次に、ステップＳ４０９において、検索レコードの変数ｉを１に設定する。次に、ステップＳ４１１では、ｉ番目の検索レコードがあるかを判断し、あるときはステップＳ４１３に進み、ないときは図６に示すステップＳ５０１に進む。
【００３５】
ステップＳ４１３では、ｉ番目の検索レコードの属性値（ＣＨ）を取得する。次に、ステップＳ４１５では、属性値（ＣＨ）に相当する変数＄ＣＨを１増加させる。次に、ステップＳ４１７では、検索レコードの変数ｉを１増加させて、ステップＳ４１１に戻る。
【００３６】
上述したように、ステップＳ４１１でｉ番目の検索レコードがないときはステップＳ５０１に進む。ステップＳ５０１では、変数＄ＣＨの数が多い順にチャネルをソートする。次に、ステップ５０３では、ステップＳ５０１でソートした順にチャンネル列を左から配置する。次に、ステップＳ５０５では、番組表の枠を表示する。次に、ステップＳ５０７では変数ｊを１に設定し、ステップＳ５０９で、ｊ番目の番組があるかを判断する。ここで、ｊ番目の番組があればステップＳ５１１に進み、なければ処理を終了する。ステップＳ５１１では、ｊ番目の番組レコードを取り出す。次に、ステップＳ５１３では、ｊ番目の番組レコードの時間帯およびチャンネルの属性値に基づいて、番組名や出演者等の番組情報を表示する。次に、ステップＳ５１５では、変数ｊを１増加させて、ステップＳ５０９に戻る。
【００３７】
以上のフローによって電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えることができるが、例えば、図７（ａ）に示す通常の番組表に対して検索キーワードを例えば「ドラマ」とすると、図７（ｂ）に示すようにドラマを放映するチャンネルが検索キーワード「ドラマ」に合致した番組が多い順に左からソートされた状態で表示される。なお、これら番組表を構成する番組の番組情報は、図８に示す番組レコードのように、各番組に番組ＩＤが付され、各番組ＩＤに番組情報（番組名、ジャンル、チャンネル（ＣＨ）、時間帯および出演者等）が対応付けられている。
【００３８】
なお、図６に示したフローチャートは、電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えているが、同様のフローチャートを用いて時間毎に並び替えるようにしても良い。
【００３９】
以上説明したように、本実施形態の電子番組表処理装置２００を有するデジタルＢＳ放送やＣＳ放送等のＳＴＢ１０１では、視聴者（ユーザ）が選択または入力することによって受け付けられた検索キーワードと合致する番組が時間軸および／またはチャンネル軸上で上位に配置されるよう、電子番組表（ＥＰＧ）を所定の表示形態で出力部１０９において表示または印刷している。さらに、検索の結果、検索キーワードに合致した番組欄に色や濃淡を付けたり、番組タイトルを太字にするなど、検索キーワードに合致した番組が目立つように表示している。
【００４０】
したがって、視聴者は、従来のように、電子番組表（ＥＰＧ）を探し回ったり、番組の詳細情報を番組毎にいちいち確認する必要なく、検索キーワードを選択または入力するだけで所望する番組の放送時間およびチャンネルを電子番組表（ＥＰＧ）上で容易に確認することができる。結果として、視聴者は電子番組表を有効的に活用することができる。また、時間軸とチャンネル軸とを表示したままで番組表を表示するため、視聴者にとって見やすい電子番組表を提供することができる。
【００４１】
なお、本実施形態の電子番組表処理装置２００では、装置内の記憶部（図示せず）に視聴者（ユーザ）の嗜好プロファイルを記憶させ、ＥＰＧ出力処理部２０３は、視聴者の嗜好に合った番組を自動的に出力部１０９で表示または印刷しても良い。また、ＳＴＢ１０１で視聴履歴を記憶しておき、視聴者が視聴する割合の高いジャンルやキーワードを抽出し、これを嗜好データと照合することによって、嗜好データが視聴者の好みを反映しているかを判定しても良い。なお、嗜好データが視聴者の好みを反映していなければ、嗜好データを最適なものに変更しても良い。
【００４２】
また、本実施形態では、ＥＰＧデータをパラボラアンテナ１０７で受信することによって得ているが、インターネットを介して得ても良く、またＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体から得ても良い。
【００４３】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置によれば、視聴者は、電子番組表（ＥＰＧ）を探し回ったり、番組の詳細情報を番組毎にいちいち確認する必要なく、検索条件に合致した番組を含む時間帯またはチャンネルが所望の表示形態で電子番組表上に表示または印刷されるため、所望の番組の放送時間およびチャンネルを容易に確認することができる。結果として、視聴者は電子番組表を有効的に活用することができる。また、時間軸とチャンネル軸とを表示したままで番組表を出力するため、視聴者にとって見やすい電子番組表を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る電子番組表処理装置を含むＳＴＢのブロック構成図
【図２】検索キーワード受付画面の一例を示す説明図である。
【図３】第１の表示形態による電子番組表（ＥＰＧ）の一例を示す説明図
【図４】第２の表示形態による電子番組表（ＥＰＧ）の一例を示す説明図
【図５】電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えるＥＰＧ制御部の動作を説明するフローチャート
【図６】電子番組表をチャンネル軸ごとに並び替えるＥＰＧ制御部の動作を説明するフローチャート
【図７】ソート前の電子番組表（ａ）とソート後の電子番組表（ｂ）を示す説明図
【図８】電子番組表を構成する番組の番組レコードを示す説明図
【図９】従来の電子番組表（ＥＰＧ）の一例を示す説明図
【符号の説明】
１０１ ＳＴＢ
１０３ 受信部
１０５ デコーダ部
１０７ パラボラアンテナ
１０９ 出力部
２００ 電子番組表処理装置
２０１ ＥＰＧ抽出部
２０３ ＥＰＧ出力処理部
２０５ ＥＰＧ制御部
２０７ 検索キーワード受付部
Claims (12)
- チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理プログラムであって、コンピュータに、
検索条件を受け付ける検索条件受付手順と、
前記検索条件受付手順で受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出する番組情報検出手順と、
前記番組情報検出手順で検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する出力指示手順と、を実行させるための電子番組表処理プログラム。 - チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を、蓄積放送との連動に関する情報を含む番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理プログラムであって、コンピュータに、
蓄積放送との連動に関する情報を含む検索条件を受け付ける検索条件受付手順と、
前記検索条件受付手順で受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出する番組情報検出手順と、
前記番組情報検出手順の検出結果に基づいて、前記番組情報検出手順で検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに、蓄積放送との連動に関する情報を含む番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する出力指示手順と、を実行させるための電子番組表処理プログラム。 - 前記出力指示手順は、前記番組情報検出手順で検出した番組情報が属するチャンネルまたは時間帯のみを出力するよう指示することを特徴とする請求項１または２記載の電子番組表処理プログラム。
- 前記出力指示手順は、前記番組情報検出手順で検出した結果、前記検索条件に合致した番組情報が示す番組欄を、前記検索条件に合致しなかった番組情報が示す番組欄と視覚的に識別できる形態で出力するよう指示することを特徴とする請求項１、２または３記載の電子番組表処理プログラム。
- チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理装置であって、
検索条件を受け付ける検索条件受付手段と、
前記検索条件受付手段で受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出する番組情報検出手段と、
前記番組情報検出手段で検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する出力指示手段と、備えたことを特徴とする電子番組表処理装置。 - チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を、蓄積放送との連動に関する情報を含む番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理装置であって、
蓄積放送との連動に関する情報を含む検索条件を受け付ける検索条件受付手段と、
前記検索条件受付手段で受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出する番組情報検出手段と、
前記番組情報検出手段の検出結果に基づいて、前記番組情報検出手段で検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに、蓄積放送との連動に関する情報を含む番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する出力指示手段と、を備えたことを特徴とする電子番組表処理装置。 - 前記出力指示手段は、前記番組情報検出手段で検出した番組情報が属するチャンネルまたは時間帯のみを出力するよう指示することを特徴とする請求項５または６記載の電子番組表処理装置。
- 前記出力指示手段は、前記番組情報検出手段で検出した結果、前記検索条件に合致した番組情報が示す番組欄を、前記検索条件に合致しなかった番組情報が示す番組欄と視覚的に識別できる形態で出力するよう指示することを特徴とする請求項５、６または７記載の電子番組表処理装置。
- チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理方法であって、
検索条件を受け付け、
受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出し、
検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する、電子番組表処理方法。 - チャンネルを示すチャンネル軸と時間帯を示す時間軸とを有する電子番組表を、蓄積放送との連動に関する情報を含む番組についての情報である番組情報から表示する電子番組表処理方法であって、
蓄積放送との連動に関する情報を含む検索条件を受け付け、
受け付けた検索条件に合致する番組情報を検出し、
検出した番組情報に基づいて、前記検出した番組情報が多い順に時間軸ごとに、蓄積放送との連動に関する情報を含む番組情報を並べて番組情報を出力するよう指示する、電子番組表処理方法。 - 前記検出した番組情報が属するチャンネルまたは時間帯のみを出力するよう指示する請求項９または１０記載の電子番組表処理方法。
- 前記検索条件に合致した番組情報が示す番組欄を、前記検索条件に合致しなかった番組情報が示す番組欄と視覚的に識別できる形態で出力するよう指示する請求項９、１０または１１記載の電子番組表処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001175725A JP3662518B2 (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001175725A JP3662518B2 (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002369093A JP2002369093A (ja) | 2002-12-20 |
| JP3662518B2 true JP3662518B2 (ja) | 2005-06-22 |
Family
ID=19016805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001175725A Expired - Fee Related JP3662518B2 (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3662518B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005004604A (ja) * | 2003-06-13 | 2005-01-06 | Sanyo Electric Co Ltd | コンテンツ受信装置およびコンテンツ配信方法 |
| JP4586584B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2010-11-24 | 日本電気株式会社 | 受信装置、表示方法及びプログラム |
| CN100389605C (zh) * | 2005-03-28 | 2008-05-21 | 联想(北京)有限公司 | 一种基于电子节目指南的节目推荐方法 |
| JP4989271B2 (ja) | 2007-03-28 | 2012-08-01 | キヤノン株式会社 | 放送受信機及び表示方法 |
| JP2009218760A (ja) * | 2008-03-10 | 2009-09-24 | Panasonic Corp | 電子番組表表示装置及び方法 |
| JP2010028619A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Sharp Corp | 録画済番組表表示装置。 |
| JP5382116B2 (ja) | 2009-06-02 | 2014-01-08 | パナソニック株式会社 | デジタル放送受信機及びデジタル放送送信機 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3367303B2 (ja) * | 1995-10-27 | 2003-01-14 | 松下電器産業株式会社 | 放送受信機 |
| JP3875310B2 (ja) * | 1996-05-27 | 2007-01-31 | 富士通株式会社 | 放送番組情報送信装置 |
| JPH10257448A (ja) * | 1997-03-14 | 1998-09-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 複数放送サービス受信装置 |
| JP4410882B2 (ja) * | 1999-03-24 | 2010-02-03 | キヤノン株式会社 | 電子番組ガイドの表示方法 |
| WO2001030074A1 (en) * | 1999-10-19 | 2001-04-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Transmitter and receiver |
-
2001
- 2001-06-11 JP JP2001175725A patent/JP3662518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002369093A (ja) | 2002-12-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4366249B2 (ja) | 情報処理装置、その方法、そのプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体、および、情報取得装置 | |
| CA2420426C (en) | User interface for television schedule system | |
| JP4664283B2 (ja) | 番組選択支援装置 | |
| US5809204A (en) | User interface for television schedule system | |
| US7260828B2 (en) | Data processing apparatus, and data processing method | |
| JP4455415B2 (ja) | 表示方法及び表示制御装置 | |
| US20030051246A1 (en) | System and method for combining several EPG sources to one reliable EPG | |
| JPH1169253A (ja) | 統合番組ガイドを有する放送受信装置 | |
| GB2325537A (en) | An electronic television programme guide | |
| JP2009157460A (ja) | 情報提示装置及び方法 | |
| JP4406815B2 (ja) | 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム | |
| JP3662518B2 (ja) | 電子番組表処理プログラムおよび電子番組表処理装置 | |
| US8352987B2 (en) | Method for scheduled-recording of program and image display apparatus using the same | |
| EP1328117A2 (en) | Television apparatus with programme information search function | |
| US20060291801A1 (en) | Label creating apparatus and label creating program stored in computer-readable recording medium | |
| TW550950B (en) | System and method for processing a program already in progress | |
| JPH11308547A (ja) | 番組表表示装置 | |
| JP2004312627A (ja) | テレビジョン受像装置およびその番組情報検索方法 | |
| EP1954037A2 (en) | Method and apparatus for storing electronic program guide (EPG), and method and apparatus for providing EPG | |
| JP2006140603A (ja) | 情報処理装置、その方法、そのプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、および表示制御装置 | |
| US20070245381A1 (en) | Broadcasting receiving device | |
| KR100972961B1 (ko) | 프로그램 방송 중 타 채널의 프로그램 검색 서비스를 제공하는 방법 및 장치 | |
| JP2001275053A (ja) | 映像表示装置および録画制御装置 | |
| EP1413131B1 (en) | Method and apparatus for providing a user interface | |
| JP3903793B2 (ja) | 放送受信機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040915 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041112 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050309 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050323 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080401 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |