JP3661479B2 - ネットワークシステム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラント監視制御システムなどの高信頼性を要求するネットワークシステムに関するものある。
【0002】
【従来の技術】
図10は特開平10-257036号公報に記載された従来のネットワークシステムに関する構成を説明するための図である。
図10の発明の構成と動作について説明する。
二重化された伝送路1a、1bの双方に接続され、データを送信するときには伝送路1a、1bの双方に同一内容のデータを送信するための処理を行い、データを受信するときには伝送路1a、1bの双方から受信した同一内容のデータの一方を選択する二重化制御手段6aを具備し、伝送路1a、1bの双方を用いてデータを送受信する二重化伝送装置2cにおいて、予め定められた特定の外部装置へデータを送信するときには二重化制御手段6aを介することなく伝送路1a、1bの一方にデータを送信し、特定の外部装置からデータを受信するときには二重化制御手段6aを介することなく伝送路1a、1bの一方からデータを受信するデータ通過経路を具備する。
【0003】
図10の発明は、ネットワーク両系に対して送信を行い、受信側で先に到着したパケットを正とする、あるいは正常判断情報により正常と判断したパケットを正とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、CSMA/CD方式のネットワーク、例えばEthernetでは複数局の過多の送信によりネットワークが輻輳状態となって通信不能に陥ることが知られている。図10の発明は、アプリケーション間通信をネットワーク両系に対して行うため、両系が同時に輻輳状態となり、両系の通信が停止する。
【0005】
また、図10の発明では、ネットワークアドレスの指定方法によって二重化制御手段6aを経由する場合と直接通信する場合を区別する方法を備えているが、通信端末局の二重化には対応できない。
【0006】
本発明は、プラント監視制御システムのように信頼性の高いネットワークシステムを得ることを目的とする。
コントローラなどのノード装置の二重化またはネットワークの二重化構成をとり、送信元が現時点で適切な経路すなわちノード二重系の主系側の主系ネットワークに対して通信を行う機能を提供する、冗長通信サービス手段およびこれを使用した高信頼ネットワークシステムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るネットワークシステムは、
互いに独立した2つのネットワークと、
複数のノード装置と、
前記複数のノード装置のそれぞれが、前記2つのネットワークのそれぞれに接続するように構成した分散管理型のネットワークであって、
各ノード装置は、定められたノード装置と2つのネットワークとの接続状態を監視する監視装置と、
前記ノード装置間の通信経路を管理する経路管理装置と、
前記ノード装置間の通信において、2つのネットワークのうちのいずれかを選択する経路解決装置とを備え
2つのネットワークにおいて、一方は主系のネットワーク、他方は待機系のネットワークであり、
監視装置は、監視対象であるノード装置が前記2つのネットワークのうち、主系のネットワークとの接続障害を検出した場合、
経路解決装置は、接続障害がネットワーク片系障害かノード装置の離脱によるものかを判断し、
前記接続障害が主系のネットワークによる片系障害であれば、
前記待機系のネットワークを主系のネットワークに、前記主系のネットワークを待機系のネットワークに切り替え、各ノード装置への送信を行い、
障害があるノード装置と前記2つのネットワークとの接続状態が回復または除去されるまで前記ネットワークの切替を抑止するように構成したものである。
【0009】
この発明に係るネットワークシステムは、
各ノード装置は、他のノード装置が2つのネットワークとの接続障害を検出したとき、
該当するノード装置への送信を待機または破棄するように構成したものである。
【0010】
この発明に係るネットワークシステムは、
その系の状態が主系であるノード装置および待機系のノード装置ならびに前記主系のノード装置および待機系のノード装置に接続する切替装置を有する二重化ノード装置を備え、
主系のノード装置、待機系のノード装置のそれぞれが、2つのネットワークのそれぞれに接続するように構成したものであって、
前記主系のノード装置、待機系のノード装置のそれぞれは
系の切替発生を検出する状態監視装置を備え、
切替発生を検出したとき、前記切替装置により待機系のノード装置を主系のノード装置に切替えるように指示するように構成したものである。
【0011】
この発明に係るネットワークシステムは、
二重化ノード装置は、
定周期で相互に状態監視する状態管理装置と、
主系のノード装置が故障停止した場合に主系に切替えられたノード装置がネットワークに状態変化通知する切替通知装置を備えたものである。
【0012】
この発明に係るネットワークシステムは、
ノード装置は、
二重化ノード装置へ送信するとき、通信先の代表アドレス指定を主系のノード装置のアドレスとし、前記主系のノード装置のアドレスを主系のネットワークアドレスに対応付けたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図であり、具体的には、二重化ネットワーク装置を説明するための図である。
【0014】
図1において、10a、10bはそれぞれネットワークであり、この2つのネットワークを統合して二重化ネットワークと称す。
また、ネットワーク10aをA系、ネットワーク10bをB系とする。
ネットワーク10a、10bは互いに独立したものである。
接続トポロジーは、リング型、バス型などどのような構成でもよい。
11a、11b、11c、...11nはネットワーク10a、10bに接続されたノード装置であり、ネットワーク端末の役割を果たす。
【0015】
12は各ノード装置内の冗長通信サービス手段であり、アプリケーション18による他ノード装置との通信サービスを行うものである。
13はネットワーク10a、10bを監視する監視装置である。
14はネットワークに接続された各ノード装置への経路を管理する経路管理装置である。
15はデータを通信先のノード装置へ送信するとき、通信可能な経路がネットワーク10aかネットワーク10bのいずれが適切であるかを選択し、選択したネットワークに対応するアドレスを指定する経路解決装置である。
16はデータを通信するデータ通信装置である。
17a、17bはネットワーク10a、10bとノード装置11aを接続するネットワークインタフェース装置である。
【0016】
各ノード装置は、冗長通信サービス手段12、ネットワークインタフェース装置17a、17b、通信アプリケーション18を有する。
冗長サービス通信手段12は、監視装置13、経路管理装置14、経路解決装置15、データ通信装置16を有する。
【0017】
次に図1の動作について説明する。
ネットワーク10aと10bはそれぞれ独立のネットワークであり、各ノード装置11a、11b、・・・、11nのそれぞれとネットワーク10a、10bとを接続するネットワークインタフェース装置17a、17bはそれぞれ通信を行うためのネットワークアドレスを持つ。
例えば、Internet Protocolでは4オクテットのIPアドレスを持ち、ネットワーク10aと10bでは異なるサブネットワークアドレス設定となる。
Internet Protocol以外では、プロトコルが規定するネットワークアドレスをそれぞれが備える。
【0018】
冗長通信サービス手段12は、ネットワーク10a、10bと他のノード装置11a〜11nとの接続状態(参入/離脱)を監視し、各ノード装置11a〜11nのネットワーク10a、10bへの接続状態をテーブル管理する。
ネットワーク10a、10bに接続するあるノード装置の通信アプリケーション18が他ノード装置と通信を行う場合、通信先であるノード装置のアドレスを指定して冗長通信サービス手段12に転送依頼すると、冗長通信サービス手段12は通信先であるノード装置のアドレスに対して通信可能な経路がネットワーク10aかネットワーク10bのいずれが適切であるかを選択し、選択したネットワークに対応するアドレスを指定する(ネットワークを選択し、これに対応するネットワークアドレスを指定する動作を解決すると称する)。
冗長通信サービス手段12は解決したネットワークアドレスに対して対応するネットワークインタフェース装置17aまたは17bからデータを送信する。
【0019】
冗長通信サービス手段12の監視装置13は、ネットワーク10aと10bに接続されている他のノード装置の構成を監視する。
各ノード装置毎に予め定められた監視対象であるノード装置の参入/離脱を定周期で監視することにより、監視対象であるノード装置のネットワーク10a、10bに対する参入/離脱を検出する。
各ノード装置は監視対象のノード装置の参入/離脱を検出する毎に、ネットワーク10a、10bに対してブロードキャスト通知して、他ノード装置に通知する。
【0020】
この監視方式を記載したものの一例として、例えば特願平11−8439号公報がある。
各ノード装置11a、11b、...11nはそれぞれ予め定められた異なるノード装置または複数ノード装置を監視対象とし、定周期で参入/離脱を監視する。
各ノード装置11a、11b、...11nは監視対象であるノード装置の参入/離脱を検出すると、ネットワークを介して他ノード装置にブロードキャスト通知する。
この監視と通知を図1の監視装置13が送受信し、ネットワーク10a、10bへのノード装置の参入/離脱を経路管理装置14に送る。
【0021】
経路管理装置14は、各ノード装置のネットワークインタフェース装置17a、17bの参入離脱状態を管理する二重化ネットワーク管理情報テーブル(または経路管理テーブルともいう)を有する。
経路管理テーブルは、各ノード装置毎に対応するネットワークインタフェース装置17aとネットワーク10aとの接続状態、ネットワークインタフェース装置17bとネットワーク10bとの接続状態が記録される。
記録される情報は、監視装置13からの情報により随時更新される。
【0022】
経路解決装置15は、通信アプリケーション18が指定した通信先であるノード装置のアドレスから実際に通信可能なネットワークアドレスを求める。
通信先のノード装置のアドレスは通信アプリケーション18で規定するノードアドレスで通信先指定し、データ通信装置16に送る。データ通信装置16はノードアドレスを経路解決装置15に問い合わせ、経路解決装置15は通信先のノード装置のノードアドレスに現在通信することが可能なネットワークアドレスを調べこれを得るものである。
【0023】
ネットワークアドレスとノードアドレスの設定方法の一例をInternet Protocolについて述べる。
いま、ネットワーク10aに接続するノード装置のアドレスを172.1.1.1〜172.1.1.126とし、ネットワーク10bに接続するノード装置のアドレスを172.1.1.129〜172.1.1.254とする。
【0024】
また、ネットワーク10a自身のアドレスを172.1.1.0とし、ネットワーク10b自身のアドレスを172.1.1.128とする。
また、ネットワーク10aを用いてネットワーク10aに接続するノード装置ブロードキャスト通知するときに用いるアドレスを172.1.1.127とし、ネットワーク10bを用いてネットワーク10bに接続するノード装置にブロードキャスト通知するときに用いるアドレスを172.1.1.255とする
【0025】
またノード装置のノードアドレスは、使用しているネットワークのIPアドレスとは明らかに異なるアドレス体系を設定するものとする。
例えば、上記のIPアドレスはクラスCのIPアドレスに相当するが、これを予約アドレスのクラスEに読み替えたアドレス252.1.1.1〜252.1.1.126をノード装置のノードアドレスとする、あるいは予約されている0.0.0.1〜0.0.0.126をノード装置のノードアドレスとして用いても良い。
【0026】
ここで、クラスとはIPアドレスのネットワーククラスを指すものである。
一般にIPアドレスは、ネットワーク規模(何台のネットワークとするか)を上位4bitで示すものである。この上位4ビットの情報に応じてネットワーククラスが分類される。
【0027】
ノード装置11aからノード装置11bに送信する場合を例に説明をする。
この場合、ノード装置11aとノード装置11bと間のネットワーク10a、10bとも正常であるならば、ネットワーク10a、10bのうち、常用している方のネットワーク(常用経路)または優先度の高い方のネットワーク(優先側経路)を選択し、このネットワークに接続するノード装置11bのノードアドレスに対応するネットワークアドレスを指定して送信する。
例えば、ネットワーク10aが優先側経路の場合、ノード装置11aのネットワークインタフェース装置17aから送信し、ノード装置11bのネットワークインタフェース装置17aで受信する。
【0028】
いま、ノード装置11bのネットワークインタフェース装置17aに障害が発生すると、ノード11bの監視を行っているノード装置からネットワーク10aに接続されている全てのノード装置に対しノード装置11bのネットワークインタフェース装置17aにおいて障害が発生したことが通知される。
通知を受けた各ノード装置はそれぞれの経路管理テーブルにおいて、ノード装置11bがネットワーク10aを使用することが不可になった旨の情報に更新する。
【0029】
ノード装置10aの冗長通信サービス手段12は、通信アプリケーション18がノード装置11bに送信する際に、ノード装置11bの通信先ノードアドレスを経路管理テーブルからノード装置11bのネットワークインタフェース装置17bのネットワークアドレスが現在の通信可能なネットワークアドレスであることを調べ、ノード装置11aのネットワークインタフェース装置17bからノード装置11bのネットワークインタフェース装置17bに対して送信する。
【0030】
一方、故障したノード装置11b自身は、ノード装置11bを監視対象とするノード装置の監視装置13からの周期監視の信号を一定時間受信しなければノード装置11bのネットワークインタフェース装置17aの故障として判断するとともに、ネットワークシステムに参入している他の全てのノード装置とネットワーク10aとのインタフェースを離脱とし、経路管理装置14へ通知する。
ノード装置11bの経路管理装置14は、ネットワーク10aの全インタフェースを離脱とする旨の情報を経路管理テーブルに更新する。
以後、ノード装置11bからの全ての通信はネットワーク10bの経路より通信するようになる。
【0031】
本実施の形態のネットワークシステムによれば、各ノード装置間の通信をそれぞれ独立した二重化ネットワークにより冗長化されるため通信の信頼性が高くなる。
ノード装置は監視対象のノード装置とネットワーク10a、10bとの接続状態をそれぞれ独立して調べるため、ノード装置とネットワークとの接続状態(参入/離脱)を常に監視しながらシステムを運用することができるので、信頼性の高いネットワークシステムを得ることができる。
【0032】
また、各ノード装置は他のノード装置へデータを送信するとき、二重化ネットワークの両系にデータを送信しないため、両系が同時に輻輳状態となりにくく、各ノード装置における送受信の処理負担が軽減されるとともに、トラフィック過多によるネットワーク障害が二重化ネットワークの両系に同時に発生することもない。
また、経路管理情報を特定のサーバに集中させずに、各ノード装置が経路管理装置14において情報管理テーブルにより経路管理に関する情報を自律管理するため、ネットワークシステムの立上げや停止順序を考慮することなくシステムを運用することができる。
【0033】
高信頼ネットワークシステムの冗長構成も冗長通信サービス手段12が監視管理し、通信アプリケーション18は冗長構成の送信先の代表アドレスを送信先指定すると、冗長通信サービス手段12が適切な経路選択してデータ送信を行うので、通信アプリケーション18は障害発生やネットワークの切替を管理する必要がない。
【0034】
実施の形態2.
本実施の形態のネットワークシステムは、ノード装置の2つのネットワークインタフェース装置のいずれかとネットワークとの障害(片系障害)を検出したとき、ノード装置への通信経路を待機系のネットワークに切替え、片系障害が回復または除去されるまでは、続いてノード装置の接続障害を検出してもネットワークの切替えをしないように構成したことを特徴とするものであり、これにより無駄なネットワークの切替えを抑制することが可能となる。
【0035】
図2は、本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図であり、具体的にはノード装置の経路管理装置14における動作を説明するための図であり、更に具体的には、ノード装置とネットワークとの接続状態応じて変化する経路管理情報を説明するための状態遷移図である。
【0036】
既に参入しているノード装置から見て、他ノード装置の初期状態はネットワーク両系離脱状態かつ、ノード離脱状態(500)である。
ネットワークの監視はネットワーク10a、10bそれぞれ独立かつ非同期に行っているので、ネットワーク参入はそれぞれ片系ずつ検出される。
このノード装置のノード参入/離脱中状態(510または520)を経て、両系参入状態(530)となる。
両系参入状態から、片系の離脱検出すると、それが直ちに片系障害とは断定できないので、ノード参入/離脱中状態(510または520)に遷移し、もう片系も離脱検出すればネットワーク障害ではないノード装置の停止によるノード離脱状態(500)とする。
もう片系が接続されている場合は、該当ノード装置の片系障害(540または550)とする。
【0037】
ノード装置の参入監視は一定時間の監視タイムアウトで判定するので、ノード装置参入中または離脱中において一定時間が経過し監視タイムアウトで判定すれば必ず片系障害(540または550)かノード離脱状態(500)に遷移する。
片系障害(540または550)では、ネットワーク切替を実施し、両系離脱は他ノードとの通信に影響がないので切替実施しない。
【0038】
二重化ネットワークの運用は、ノード装置との通信においてA系(つまりネットワーク10a)を優先、B系(つまりネットワーク10b)を予備としてA系が使用可能であれば常にA系、A系使用不可の場合のみB系を使う方法がある。
この場合、A系、B系いずれの経路を使用するかは通信先であるノード装置によって異なる。
図3において、ノード装置11bのネットワークインタフェース装置17a(図示せず)と、ノード装置11cのネットワークインタフェース装置17b(図示せず)とが故障するといったような、たすきがけ故障の場合、第1の方法による経路選択では、ノード装置11aはノード装置11bへの送信はネットワーク10bを用い、ノード装置11cへの送信はネットワーク10aを用いて通信する。
ノード装置11bはネットワーク10aのみ、ノード装置11cはネットワーク10bしか選択できないので、ノード装置11bとノード装置11c間との通信はできないが、たすきがけ故障となっていないノード装置への通信は可能である。
【0039】
第2の方法として、各ノード装置が通信先のノード装置に関わらずA系およびB系のいずれか一方を主系(使用可能であれば常に使用するネットワーク)、他方を待機系(主系が使用不可のときに使用するネットワーク)として経路選択する方法がある。
【0040】
この場合、経路管理部14は、図2の状態遷移図に基づいてネットワーク片系障害のノードの有無を検出するとともに、ネットワーク二重系の運用管理を行う。図3に示すように、第2の方法による経路選択では主系をネットワーク10bとしているので、ネットワーク10bのインタフェース障害を起こしているノード装置11cとの通信はできない。
【0041】
図4は、本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図であり、具体的にはノード装置の経路管理装置14における動作を説明するための図であり、更に具体的には、ノード装置とネットワークとの接続状態応じて変化する経路管理情報を説明するための状態遷移図であり、更に具体的には二重化ネットワークの切替動作の状態遷移を示した図である。
【0042】
正常状態では、各ノードとも二重化ネットワークに両系接続し、A系またはB系のいずれかが主系として選択されている(600または700)。
ノード装置に接続するA系(つまりネットワーク10a)が主系のネットワークとしたものを例に説明を行う。
A主系正常状態(600)で、ノード装置がB系障害となると、ネットワークB系故障としてA主系のままB系障害状態となる(620)。A主系B系障害状態(620)において、B系が回復するとA主系両系正常状態(600)になる。
【0043】
A主系B系障害状態(620)からA系障害が発生しても主系切替にはならず、両系正常に回復するまで切替は起こらない。
つまり、A主系B系障害状態(620)において、A系障害となると、A主系のまま両系障害状態(630)となる。A主系両系障害状態(630)において、A系が回復するとA主系B系障害状態(620)となり、B系が回復するとA主系のままA系障害状態(610)となり、両系が回復するとA系主系両系正常状態(600)となる。
また、A主系A系障害(610)においてA系が回復すればA主系両系正常状態(600)となる。
両系回復する方法は、片系障害ノードの障害インタフェースを修理接続するか、障害ノードを停止するかのいずれかである。
【0044】
A主系両系正常状態(600)からA系片系障害が発生すると、ネットワーク主系切替となりB主系A系障害へと遷移する(720)。
この場合も、両系回復するまでネットワーク切替は起こらず、B主系状態のまま遷移する、切替可能な状態、すなわち両系正常の場合、マニュアル切替指示により切替え実施できる。
【0045】
次に、ノード装置に接続するB系(つまりネットワーク10b)が主系のネットワークとしたものを例に説明を行う。
B主系正常状態(700)で、ノード装置がA系障害となると、ネットワークA系故障としてB主系のままA系障害状態となる(720)。B主系A系障害状態(720)において、A系が回復するとB主系両系正常状態(700)になる。
【0046】
A主系両系正常状態(600)からA系片系障害が発生すると、ネットワーク主系切替となりB主系A系障害へと遷移する(720)。
この場合も、両系回復するまでネットワーク切替は起こらず、B主系状態のまま遷移する、切替可能な状態、すなわち両系正常の場合、マニュアル切替指示により切替え実施できる。
【0047】
B主系A系障害状態(720)からB系障害が発生しても主系切替にはならず、両系正常に回復するまで切替は起こらない。
つまり、B主系A系障害状態(720)において、B系障害となると、B主系のまま両系障害状態(730)となる。B主系両系障害状態(730)において、B系が回復するとB主系A系障害状態(720)となり、A系が回復するとB主系のままB系障害状態(710)となり、両系が回復するとB系主系両系正常状態(700)となる。
また、B主系B系障害(710)においてB系が回復すればB主系両系正常状態(700)となる。
両系回復する方法は、片系障害ノードの障害インタフェースを修理接続するか、障害ノードを停止するかのいずれかである。
【0048】
B主系両系正常状態(700)からB系片系障害が発生すると、ネットワーク主系切替となりA主系B系障害へと遷移する(620)。
この場合も、両系回復するまでネットワーク切替は起こらず、A主系状態のまま遷移する、切替可能な状態、すなわち両系正常の場合、マニュアル切替指示により切替え実施できる。
【0049】
本実施の形態のネットワークシステムによれば、ノード装置の停止とネットワーク片系障害を判断区別できるので、ネットワーク切替に関する間違った切替警報を通知しない。
また、二重化ネットワークをもちいたネットワークシステムの運用において、複数の障害が散発的に発生したことによる無意味なネットワーク切替および切替に伴う通信エラーが発生せず、ノード装置のと接続障害が正しく回復するまで障害の影響拡大しない利点がある。
また、ノード装置自身がネットワークを切替えたことを他ノードに通知しないため、ネットワーク障害発生時に切替通知が飛び交ってトラフィックが悪化するといったことがない。
【0050】
実施の形態3.
図5は本実施の形態のネットワークシステムの構成を説明するための図である。
図において、ノード装置11aとノード装置11bがノード二重化構成となっており、一方が主系のノード装置、他方が待機系のノード装置とし、二重系ノード装置として動作する。
主系のノード装置とは、これが使用できる限りにおいてはこのノード装置を用いて送信するノード装置であり、待機系のノード装置とは主系のノード装置が障害発生により使用できないときに使用するノード装置を指す。
主系のノード装置には対応する待機系のノード装置がある。
【0051】
20は二重系ノード装置の系を切替える切替装置であり、切替装置20は主系のノード装置と待機系のノード装置とに接続し、互いの系の状態を送るとともに、主系のノード装置の障害時に待機系のノード装置を主系のノード装置とするための主系化指示信号を送る。
21aはノード装置11aの状態管理装置であり、相手系の動作状態も系切替装置から得て管理する。
21bはノード装置11bの状態管理装置であり、相手系の動作状態も系切替装置から得て管理する。
【0052】
22aは切替通知装置であり、自身の系の状態が切り替わったときにネットワーク10a、10bに接続する他のノード装置にネットワークインタフェース装置装置17a、17bを介して通知する。
22bは切替通知装置であり、自身の系の状態が切り替わったときにネットワーク10a、10bに接続する他のノード装置にネットワークインタフェース装置装置17a、17bを介して通知する。
【0053】
いま11aが主系のノード装置、11bが待機系のノード装置とし、ノード装置11cの通信アプリケーション18は二重化ノード装置において主系のノード装置のアドレスを代表アドレスとして指定し、主系のノード装置11aと通信するものとする。
【0054】
主系のノード装置11aに障害が発生して、状態管理装置21aが障害を検出し切替装置20に故障停止信号を送信すると、切替装置20はノード装置の障害発生後に状態管理装置21bに対して主系化指示信号を送る。
切替通知装置22bは、状態管理装置21bから主系化指示信号を受けて、ネットワーク10a、10bに接続する他のノード装置に対してブロードキャスト通知する。
【0055】
他のノード装置、例えばノード装置11cの冗長通信サービス手段12の監視装置13が二重化ノード装置の片方11aの切替通知装置22aから主系のノード装置が切替えられたことを通知する信号を受信すると、経路管理装置14における経路管理テーブルのノード装置11a、11bの情報を更新する。
ノード装置11cの通信アプリケーション18は、二重化ノード装置を構成するノード装置11a、11bに通信するときには、主系のノード装置とのみ通信する。
従って、主系のノード装置に対応するノードアドレス(代表ノードアドレス)を通信相手先のノードアドレスに指定してデータ通信部16に送る。
【0056】
データ通信装置16は経路解決装置15に、代表ノードアドレスがどのネットワークアドレスに対応するかを問い合わせ、経路解決装置15は経路管理装置14の経路管理テーブルを参照し、現在主系となっているノード装置のネットワークアドレスを得る。
データ通信装置16は主系となっているノード装置のネットワークアドレスを指定し、データ送信を行う。
【0057】
二重化ネットワークの場合、経路解決装置15は代表ノードアドレスを主系のノード装置の使用可能なネットワークインタフェースのネットワークアドレスに対応づける。
【0058】
本実施の形態のネットワークシステムによればノード装置を二重化ノード装置としたので主系のノード装置に障害が発生しても、待機系のノード装置を主系のノード装置に切替えればデータを送信できるので、障害に強いノード装置を得ることができる。
二重化ノード装置の系状態を経路管理テーブルで管理し、二重化ノード装置からの系切替通知を経路管理テーブル反映することで、通信アプリケーションは二重化ノード装置の切替を意識することなく二重化ノード装置の主系のノード装置と通信することができる。
【0059】
実施の形態4.
二重化ノード装置の両ノード装置が同時に主系になっては、送信元は経路解決ができなくなる。
しかし、主系のノード装置が故障停止した場合、待機系からは主系への状態遷移が通知されるが、故障した主系からは状態変化の送信が行われない。
本実施の形態では、二重系の各ノード装置の切替通知装置22と監視装置13は常時相手状態を監視して状態交換し、待機系が主系化通知するときに、相手(故障した主系)を非主系化して両系状態をブロードキャスト通知することで、通知を受信したノード装置の経路管理部14が、二重化ノード装置の両系主系となることを防ぐように構成したことを特徴とするものである。
【0060】
図6は本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図であり、二重化ノード装置における、切替装置、状態管理装置21a、21b、切替通知装置22a、22bの動作を説明するための図である。
図において、冗長通信サービス手段12、ネットワークインターフェース装置17a、17b、通信アプリケーション18の記載は省略している。
ノード装置11aとノード装置11bとにより二重化ノード装置を構成するものとする。
A系であるネットワーク10aが待機系、B系であるネットワーク10bが主系として動作しているものとする(図6(a))。
切替通知部22aと切替通知部22bはそれぞれの参入を検出したノードに対して初期状態を送信しているので、ネットワークに参入する各ノード装置はノード装置11aとノード装置11bの動作状態を得ている。
定常動作において、切替通知装置22aと切替通知装置22bはそれぞれの状態を周期的に送信し、各ノード装置の監視装置13は、これを受信して経路管理テーブルに反映する(図6(b))。
【0061】
図7は、B系であるネットワーク10bが故障した場合の系の切替動作を説明するための図である。
図において、冗長通信サービス手段12、ネットワークインターフェース装置17a、17b、通信アプリケーション18の記載は省略している。
ノード装置11bが故障すると、切替装置20が故障を検出して待機系であるノード装置11aの状態管理装置21aに対して主系化指示を出す(図7(a))。
このとき、状態管理装置21aは自身のノード装置11aを主系化するだけでなく、相手(故障した主系)であるノード装置11bを主系から待機系にして、ネットワーク10にノード装置11aの主系化およびノード装置11bの待機系化を通知する(図7(b))。
さらに実施の形態1で説明した動作に従って、故障したノード装置11bのネットワーク離脱が検出され、ブロードキャスト通知される。
ノード装置11bの離脱検出は必ずしもノード装置11aであるとは限らず、ネットワーク10におけるノード装置11bを監視対象とするノード装置がこれを検出し、他のノード装置通知する。
このとき、ネットワーク10a、10bに参入している各ノードは、ノード装置11bを待機系としてネットワーク離脱する(図7(c))。
【0062】
主系状態のノード装置11bが停止スイッチにより正しく停止した場合は、状態管理部21bは切替装置20に対して故障信号送出しないため、系の切替は行われない。
ノード装置11bのネットワーク10a、10bへの参入離脱を監視するノード装置により、ノード装置11bの停止離脱が検出通知される。
この場合、ノード装置11aは主系化されないため、この二重化ノードの代表アドレスは離脱状態として扱われる。
【0063】
図8本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図であり、具体的には、ノード装置11bのネットワークインタフェース装置17が故障した場合の動作を説明するための図である。
図において、冗長通信サービス手段12、ネットワークインターフェース装置17a、17b、通信アプリケーション18の記載は省略している。
【0064】
ネットワークインタフェースの障害は、一定時間の受信信号が無ければ、障害があると判断し、これを検出する。
このとき、状態管理装置21bは、自身のノード装置11bにおいて、接続するB系のネットワーク10bとの間の障害発生と判断して、切替装置20に通知する。
切替装置20はノード装置11aに主系化指示信号を出す。
ノード装置11aの切替通知装置21aは、ノード装置11aの主系化とノード装置11bの待機系化をネットワーク10aまたは10bを介して通知し、ネットワーク10a、10bに接続するノード装置は二重化ノード装置の系の切替を検出する(図8(a))。
【0065】
また、ノード装置11bの離脱検出はノード装置11bを監視対象とするノード装置によって行われ、ネットワーク10a、10bを介して通知される。
ノード装置11b自身のネットワーク障害検出がノード装置11bの離脱検出より先に行われると、ノード装置11aからの系切替がネットワーク通知された後でノード装置11bの離脱検出通知が行われるため、ネットワーク10a、10bに接続する各ノード装置はノード装置11bを待機系として離脱させる(図8(b))。
【0066】
ノード装置11bを監視対象とするノード装置による離脱検出が行われた後でノード装置11bのネットワーク障害検出が行われると、ノード装置11aはノード装置11bの離脱処理の後で切替え装置20からの切替指示を受ける。
しかし、離脱しているノード装置11bの状態を変更しないので、自身が主系化するだけである。
ノード装置11bは自身が待機状態となるので、ネットワーク障害が回復すると、11bは待機系で参入する(図8(c))。
【0067】
いずれの場合も、ノード装置11aとノード装置11bとが同時に主系とはならないので、ネットワークの他ノードは代表アドレスが解決不能にならない。
【0068】
本実施の形態によるネットワークシステムは、二重化ノード装置の参入/離脱をそれぞれ独立に監視しているので、立上げ、立下げ、障害発生や保守などにおいて発生しやすい片系ノード状態でもノード装置への通信やネットワークシステムの管理が行える利点を持つ。
また、系切替時には、新たな主系が相手の系状態の状態変更を代行するため、ネットワークの各ノードが二重化ノード装置の両系が主系として参入とするといったことを防ぐことができる。
【0069】
実施の形態5.
図9は本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図であり、具体的には経路解決装置15において、二重化ノード装置の代表アドレスの得るための具体的手法の一例を説明するための図である。
【0070】
通信アプリケーション18は、通信先のノード装置が二重化ノード装置である場合、指定した代表ノードアドレスは、二重化ノード装置の参入する主系のノード装置のノードアドレスに対応づける。
通信先のノード装置が一重系ノード装置(二重化ノード装置でないもの)であれば、そのままノード装置のノードアドレスに対応づける。
さらに、二重化ネットワークの場合、ノードアドレスは主系運用のネットワークのネットワークアドレスに対応づける。
主系のノード装置が離脱している場合、あるいは該当ノード装置が主系運用のネットワークから離脱している場合は、通信可能な経路がないとしてデータ通信部16は送信しない。
【0071】
IPプロトコルを例に動作説明を行う。
例えばノード装置11a、11bにより構成される二重化ノード装置のノードアドレスを、それぞれ0.0.0.4および0.0.0.5とし、代表ノードアドレスを254.0.0.4とする。いずれも、一般的なクラスA、B、C、DのIPアドレスではないため、容易にノードアドレスとして区別できる。
ここで、クラスとはIPアドレスのネットワーククラスを指すものである。
また、二重化ノード装置のノードアドレスの番号は、隣接する番号でありかつ最後の1bitが異なるものとした。
代表ノードアドレスは、二重化ノード装置を構成する2つのノード装置のノードアドレスの番号の若い方のアドレスを、IPアドレスのクラス判別用の先頭4bitをクラスEとした。
【0072】
経路管理装置14の経路管理テーブルには、ノード装置11aが主系のノード装置として参入しており、ノード装置11bが待機系のノード装置として参入しているとする。
経路解決装置15は、254.0.0.4をノード装置11aのノードアドレス0.0.0.5に対応づける。
さらに、現在ネットワークの主系がA系であるならば、ノード装置11aのネットワークインタフェース17aのIPアドレス172.1.1.4に対応づけを行い、代表ノードアドレス254.0.0.4を172.1.1.4に解決する。
あるノード装置のアプリケーション18が二重化ノード装置254.0.0.4に送信要求すると、冗長通信サービス12は主系のノード装置11aにネットワーク10a経由で172.1.1.4に対して送信を行う。
【0073】
ネットワークアドレス、ノードアドレスおよび代表ノードアドレスは同じ4オクテット体系だが、先頭4bitにより明確に区別できるので、通信アプリケーション18が直接ノードアドレスやネットワークアドレスを指定して通信することもできる。
この場合、経路解決装置15は必要部分の経路解決を行う。
【0074】
ノードアドレスおよび代表ノードアドレスの設定方法は、代表アドレスとノードアドレスを明確に識別できるならば4bit以外の識別子を使用してもよい。
また、アドレス体系も4オクテットでなくてもよく、サブネットに256台しか接続しないのならば、ノードアドレス8bitに代表アドレスを示す1bitを付加した9bitで十分に表現できる。
【0075】
冗長通信サービス手段12により、通信アプリケーション18は代表ノードアドレスを指定した通信を行っていれば、ノード装置の切替およびネットワークの切替が行われても、主系のノード装置に主系のネットワークを経由しての通信が行われるため、アプリケーションが切替えに対する経路管理制御を行う必要がなくなる。
【0076】
【発明の効果】
この発明に係るネットワークシステムによれば、
互いに独立した2つのネットワークと、
複数のノード装置と、
前記複数のノード装置のそれぞれが、前記2つのネットワークのそれぞれに接続するように構成した分散管理型のネットワークであって、
各ノード装置は、定められたノード装置と2つのネットワークとの接続状態を監視する監視装置と、
前記ノード装置間の通信経路を管理する経路管理装置と、
前記ノード装置間の通信において、2つのネットワークのうちのいずれかを選択する経路解決装置とを備え
2つのネットワークにおいて、一方は主系のネットワーク、他方は待機系のネットワークであり、
監視装置は、監視対象であるノード装置が前記2つのネットワークのうち、主系のネットワークとの接続障害を検出した場合、
経路解決装置は、接続障害がネットワーク片系障害かノード装置の離脱によるものかを判断し、
前記接続障害が主系のネットワークによる片系障害であれば、
前記待機系のネットワークを主系のネットワークに、前記主系のネットワークを待機系のネットワークに切り替え、各ノード装置への送信を行うので、
ノード装置と2つのネットワークのうちの一方のネットワークとの接続障害が発生してもデータを転送することが可能となる。
更に、監視装置は障害があるノード装置と前記2つのネットワークとの接続状態が回復または除去されるまで前記ネットワークの切替を抑止するようにしたので、
連続的にネットワークとの接続障害が発生しても、無意味なネットワーク切替および切替に伴う通信エラーが発生せず、ノード装置との接続障害が正しく回復するまで障害の影響拡大しない。
【0078】
この発明に係るネットワークシステムによれば、
その系の状態が主系であるノード装置および待機系のノード装置ならびに前記主系のノード装置および待機系のノード装置に接続する切替装置を有する二重化ノード装置を備え、
主系のノード装置、待機系のノード装置のそれぞれが、2つのネットワークのそれぞれに接続するように構成したものであって、
前記主系のノード装置、待機系のノード装置のそれぞれは
系の切替発生を検出する状態監視装置を備え、
切替発生を検出したとき、前記切替装置により待機系のノード装置を主系のノード装置に切替えるように指示するように構成したので、
障害に強いノード装置を得ることができる。
【0079】
この発明に係るネットワークシステムによれば、
二重化ノード装置は、
定周期で相互に状態監視する状態管理装置と、
主系のノード装置が故障停止した場合に主系に切替えられたノード装置がネットワークに状態変化通知する切替通知装置を備えたので、
二重化ノード装置を構成する2つのノード装置の双方が主系のノード装置としてネットワークに参入することを防ぐ。
【0080】
この発明に係るネットワークシステムによれば、
ノード装置は、
二重化ノード装置へ送信するとき、通信先の代表アドレス指定を主系のノード装置のアドレスとし、前記主系のノード装置のアドレスを主系のネットワークアドレスに対応付けたので、
主系のノード装置に主系のネットワーク経由での通信が行われるため、アプリケーションは切替えに対する経路管理制御を行う必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図2】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図3】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図4】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図5】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図6】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図7】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図8】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図9】 本実施の形態のネットワークシステムを説明するための図である。
【図10】 従来のネットワークシステムを説明するための図である。
【符号の説明】
10a、10b:ネットワーク
11a〜11n:ノード装置
12:冗長通信サービス手段
13:ネットワーク監視装置
14:経路管理装置
15:経路解決装置
16:データ通信装置
17a、17:ネットワークインタフェース装置
18:通信アプリケーション
20:切替装置
21a、21b:状態管理装置
22a、22b:切替通知装置

Claims (4)

  1. 互いに独立した2つのネットワークと、
    複数のノード装置と、
    前記複数のノード装置のそれぞれが、前記2つのネットワークのそれぞれに接続するように構成した分散管理型のネットワークであって、
    各ノード装置は、定められたノード装置と2つのネットワークとの接続状態を監視する監視装置と、
    前記ノード装置間の通信経路を管理する経路管理装置と、
    前記ノード装置間の通信において、2つのネットワークのうちのいずれかを選択する経路解決装置とを備え
    前記2つのネットワークにおいて、一方は主系のネットワーク、他方は待機系のネットワークであり、
    前記監視装置は、監視対象であるノード装置が前記2つのネットワークのうち、主系のネットワークとの接続障害を検出した場合、
    前記経路解決装置は、接続障害がネットワーク片系障害かノード装置の離脱によるものかを判断し、
    前記接続障害が主系のネットワークによる片系障害であれば、
    前記待機系のネットワークを主系のネットワークに、前記主系のネットワークを待機系のネットワークに切り替え、各ノード装置への送信を行い、
    障害があるノード装置と前記2つのネットワークとの接続状態が回復または除去されるまで前記ネットワークの切替を抑止するように構成したことを特徴とするネットワークシステム。
  2. その系の状態が主系であるノード装置および待機系のノード装置ならびに前記主系のノード装置および待機系のノード装置に接続する切替装置を有する二重化ノード装置を備え、
    主系のノード装置、待機系のノード装置のそれぞれが、2つのネットワークのそれぞれに接続するように構成したものであって、
    前記主系のノード装置、待機系のノード装置のそれぞれは
    系の切替発生を検出する状態監視装置を備え、
    切替発生を検出したとき、前記切替装置により待機系のノード装置を主系のノード装置に切替えるように指示するように構成したことを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 二重化ノード装置は、
    定周期で相互に状態監視する状態管理装置と、
    主系のノード装置が故障停止した場合に主系に切替えられたノード装置がネットワークに状態変化通知する切替通知装置を備えたことを特徴とする請求項記載のネットワークシステム。
  4. ノード装置は、
    二重化ノード装置へ送信するとき、通信先の代表アドレス指定を主系のノード装置のアドレスとし、前記主系のノード装置のアドレスを主系のネットワークアドレスに対応付けたことを特徴とする請求項またはのいずれかに記載のネットワークシステム。
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