JP3661214B2 - 可搬式ネジ加工装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、可搬式ネジ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、発電用のボイラなどには、各種の弁(大型弁)が多数設けられている。これらの弁は、通常、30〜40mもの高所に設けられていることが多く、ボイラ運転中には点検することができない。そこで、1年或いは数年に1度の定期点検の時に、集中的に検査することとなるが、検査により現地補修がきかない損傷などが発見された場合には、弁全体を溶接部から切断して、新たな弁を溶接し直さねばならないこととなる。
【0003】
このような、現地補修がきかない損傷の中には、ネジ部の腐食が含まれている。これは、高所などにおいてネジ部を現地補修し得るような装置が、従来存在しなかったことによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、高所などにおいてネジ部を現地補修し得る装置が、従来存在しなかったので、弁のネジ部に腐食を発見したような場合には、弁全体を溶接部から切断して、新たな弁を溶接し直さねばならず、その分、定期点検期間が長引いて運転再開が遅れてしまうという問題や、弁の交換作業に膨大な費用が掛るという問題があった。
【0005】
本発明は、上述の実情に鑑み、上記弁に限らず、どのような場所にでも簡単に持運んで、ネジ部の加工や補修を行い得るようにした可搬式ネジ加工装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ネジ部を加工しようとする部材に対して取付け可能なベースプレートと、ヘッド部とをタイロッドで連結して装置本体を構成し、該装置本体にタイロッドに沿って移動可能に移動フレームを設け、前記ヘッド部にタイロッドと平行なスクリュー軸を取付け、スクリュー軸の外周に回転軸を螺着すると共に、該回転軸を移動フレームに対し回転自在で且つ一体的に移動可能に枢支し、回転軸のベースプレート側の端部にネジ径調整装置を介して切削工具を取付けたという共通の構造のもとに、請求項1に記載の発明においては、ベースプレートに、ネジ部を加工しようとする部材に対する装置本体の径方向の取付位置を調整する径方向位置決機構と、ネジ部を加工しようとする部材に対する装置本体の傾きを調整する傾調節機構とを取付けたことを構成要件とし、また、請求項2に記載の発明では、ヘッド部とスクリュー軸との間にスクリュー軸の位相を調整する位相調整機構を取付けたことを構成要件としている。
【0009】
【作用】
本発明の作用は以下の通りである。
【0010】
ネジ部を加工しようとする部材に対してベースプレートを取付け、回転軸を回転すると、ヘッド部に取付けられたスクリュー軸に螺合する回転軸がベースプレート側へ移動するので、回転軸にネジ径調整装置を介して取付けられた切削工具により、前記部材に対してネジ部を加工することが可能となる。
【0011】
ネジ径は、ネジ径調整装置により切削工具の位置を変えることにより調整される。
【0012】
尚、回転軸の移動は、タイロッドに沿って移動する移動フレームによって案内される。
【0013】
ベースプレートに設けられた径方向位置決機構により、ネジ部を加工しようとする部材に対する装置本体の径方向の位置を調整することができる。
【0014】
又、ベースプレートに設けられた傾調節機構により、ネジ部を加工しようとする部材に対する装置本体の傾きを調整することができる。
【0015】
更に、ヘッド部とスクリュー軸との間に設けた位相調整機構により、スクリュー軸の位相を調整することができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0017】
図1〜図7は、本発明の一実施例である。
【0018】
本実施例では、一例として、発電用ボイラにおいて、30〜40mもの高所に設けられている、図8に示すような、全長1.5〜2mもの大きさの大型の蒸気弁1のネジ部を補修する場合について説明する。
【0019】
図8中、2は蒸気弁1の弁本体、3は弁本体2の下部に水平に形成された吸入流路、4は吸入流路3の先端部で且つ弁本体2の軸心位置に形成された弁室、5は弁室4から下方へ延びる吐出流路、6は弁室4下部の吐出流路5入口部に設けられたシート面形成部材、7はシート面形成部材6に対して上下方向に近接離反動する弁体、8は弁体7の上端部に固定された弁棒、9は弁本体2の軸心位置に挿入配置された中空円筒状の弁体案内部材である。
【0020】
そして、10は弁体案内部材9の外周に形成された弁本体2との係止部、11は係止部10の上部にできる空間に配置されたシール、12は該シール11の上から前記の上部空間に挿入し、弁本体2の内周に形成された雌ネジ部13に螺着する弁体案内部材9固定用のリングネジであり、本実施例では、上記雌ネジ部13を補修することを目的とした説明となっている。
【0021】
又、14は弁棒8と弁体案内部材9との間に挿入され、弁体案内部材9に形成された段差部15に係止される弁棒案内部材、16は弁棒案内部材14の上部に配置されたシール、17はシール16の上面を押える上シール押え、18は上シール押え17を弁体案内部材9に固定する固定ボルトである。
【0022】
更に、19は弁本体2の上面に周方向8箇所形成された、図示しないカバーを取付けるためのネジ孔である。
【0023】
そして、本実施例では、図1に示すように、上記弁本体2上面の周方向8箇所の位置に形成されたネジ孔19のうちの2つを除く6箇所のネジ孔19に対応する位置に、取付孔20を有するベースプレート21を設ける。上記取付孔20は、前記ネジ孔19よりも僅かに径寸法を大きく設定し、且つ、2個ずつの組ができるように適宜選定する。
【0024】
ベースプレート21の下面4箇所の位置に、水平位置決部材23を取付け、該水平位置決部材23のうちのいくつかに、弁本体2の径方向へ延びる水平位置決用ボルト22を螺着して、径方向位置決機構24を構成する。
【0025】
更に、ベースプレート21における前記各取付孔20の組の孔間の位置に、垂直なネジ孔25とイモネジ26から成る傾調節機構27を設ける。
【0026】
更に又、図2〜図4に示すように、ベースプレート21における隣接する取付孔20の組の間の位置から、3本のタイロッド28を立設し、該タイロッド28の上端部に三角形状をしたヘッド部29を取付けて装置本体Aを構成する。尚、30はタイロッド28の上下両端に螺着されたタイロッド固定ナット、31はタイロッド28の上端に取付けられた吊用リングである。
【0027】
上記タイロッド28の中間部に、円筒体32及び連結パネル33から成る三角枠状の移動フレーム34を上下方向へ移動自在に設ける。該移動フレーム34は、タイロッド28に外嵌される円筒体32に上下方向に延びるスリット35が形成されており、該スリット35の両側を締付力調整用ボルト36を用いて適正締付力で締付けることによって、昇降時のガタ殺しを行うようになっている。
【0028】
前記ヘッド部29の中心部に、位相調整機構37を介して、補修しようとする雌ネジ部13と等しいピッチを有して下方へ延びる垂直なスクリュー軸38を配置する。
【0029】
前記位相調整機構37は、図5・図6に示すように、ヘッド部29に固定した軸受支持部材39と、軸受支持部材39に固定ボルト40で固定された、上端に係止用フランジ41を有する係止用ディスク42と、スクリュー軸38の上端部に取付けられた位相調整ハンドル43と、スクリュー軸38の上端部にキー44によって一体的に回転可能に取付けられた円板45と、該円板45の下面に位相調整用ボルト46で締付け及び緩めができるように取付けられた、前記係止用ディスク42の係止用フランジ41を把持するための半割リング状の把持固定部材47とで構成されている。
【0030】
尚、48はスクリュー軸38と軸受支持部材39との間に介在された軸受、49はスクリュー軸38の軸受48よりも上部に形成されたネジ部50に螺着された軸受止ナットである。
【0031】
更に、図2に示すように、スクリュー軸38の外周に、止ボルト51によってナット52を取付けられた中空の回転軸53を外嵌し、該回転軸53を前記移動フレーム34に軸受54を介して回転自在で且つ軸方向に対しては上下方向へ一体的に移動し得るように支承する。
【0032】
そして、回転軸53の外周にスプロケット55を取付け、該スプロケット55に、チェーン56、スプロケット57を介して、ブレーキクラッチ付モータなどの駆動装置58を接続する。該駆動装置58は、支持部材59を介して、移動フレーム34に支持される。
【0033】
更に、回転軸53の下端に、ネジ径調整装置60を介して、切削工具61を支持する取付治具62を取付ける。前記ネジ径調整装置60は、図7に示すように、回転軸53の下端に固定された本体部63と、該本体部63に図示しないナット及び径寸法調整用スクリュー64を介して径方向移動自在に支持された径方向スライド65とを備えている。
【0034】
尚、66は径寸法調整用スクリュー64を手動で直接回転し、切削工具61の径方向の位置を粗調整するための着脱自在な粗調整用ハンドルである。又、67は切削工具61の位置を微調整するための図示しない微調整用ハンドルを挿入するための微調整用ハンドル挿入孔である。
【0035】
又、68は径方向スライド65と取付治具62にそれぞれ形成された位置決孔69,70間に挿入して締結ボルト71を貫通螺着させるための位置決スリーブである。ここで、径方向スライド65側の位置決孔69は、多数用意されていて任意のものを選択使用することができるようになっている。
【0036】
更に、図4に示すように、上記ヘッド部29に上下に隔てて取付けた一対の軸保持部材72の間に、検知用大径部73を有する上限位置検知軸74を上下方向に移動可能に挿通し、ヘッド部29に検知用大径部73を検知するリミットスイッチなどの上限位置検出器75を取付け、移動フレーム34に上限位置検知軸74の下端が当った時に上限位置検知軸74を押上げる検知用凸部76を取付ける。
【0037】
又、上記移動フレーム34に上下に隔てて取付けた一対の軸保持部材77の間に、検知用大径部78を有する下限位置検知軸79を上下方向に移動可能に挿通し、移動フレーム34に検知用大径部78を検知するリミットスイッチなどの下限位置検出器80を取付ける。
【0038】
尚、81はベースプレート21に形成された取付孔20へ挿入して、ベースプレート21を弁本体2へ固定する取付ボルトである。
【0039】
次に、作動について説明する。
【0040】
発電用ボイラの定期点検時に、発電用ボイラに設けられた大型の蒸気弁1も検査される。
【0041】
蒸気弁1に対する検査は、弁本体2の上部から図示しないカバーを取外し、内部を露出させることによって行われる。そして、蒸気弁1に対する検査の結果、弁本体2においてリングネジ12が螺着されている雌ネジ部13に腐食などの損傷が発見された場合、今までは蒸気弁1全体を交換しなければならなかったところ、本実施例にかかる装置を用いることにより、雌ネジ部13が再形成できて蒸気弁1全体の交換をなくすことができる。
【0042】
即ち、先ず、ベースプレート21とヘッド部29をタイロッド28で連結するなどして、分解状態となっている装置を現場で組立てる。
【0043】
そして、タイロッド28の上端部に取付けられた吊用リング31にロープを結付け、図示しないクレーンなどで吊り上げるなどして、装置本体Aを蒸気弁1の上部へ載せる。
【0044】
この際、ベースプレート21の下部には、水平位置決部材23が4箇所程度取付けられているので、該水平位置決部材23が蒸気弁1の上部側面に係合して、蒸気弁1に対する装置本体Aの大まかな芯出しが行われる。
【0045】
この状態で、ベースプレート21に形成された取付孔20と弁本体2に形成されたネジ孔19とを位置合せし、これらへ取付ボルト81を挿入螺着して、ベースプレート21を弁本体2へ仮止めする。
【0046】
そして、ベースプレート21の水平位置決部材23に螺着された水平位置決用ボルト22を回転して、水平位置決用ボルト22の突出量を適宜調整することにより、水平方向への正確な芯出しを行わせ、更に、必要な場合には、ベースプレート21に設けられた傾調節機構27のイモネジ26を回転して、イモネジ26のベースプレート21下面側への突出量を適宜調整することにより、装置本体Aの傾き修正を行い、最後に、取付ボルト81を締込んで、ベースプレート21を弁本体2へ固定する。
【0047】
尚、ベースプレート21や後述するスクリュー軸38などは、蒸気弁1に固有のものなので、これらを異なる規格で数種類用意しておけば装置を汎用的に使用することができる。
【0048】
こうして、装置本体Aのセットが済んだら、ブレーキクラッチ付モータなどの駆動装置58を駆動し、スプロケット57、チェーン56、スプロケット55を介して、回転軸53を回転させる。
【0049】
すると、回転軸53の内周には、止ボルト51によってナット52が取付けられているので、該ナットの回転により、ナット52が螺合されるスクリュー軸38に案内されて、回転軸53が下降することとなる。
【0050】
この際、スクリュー軸38は、補修しようとする雌ネジ部13と等しいピッチを有しているので、回転軸53は、1回転すると、補修しようとする雌ネジ部13の1ピッチ分だけ下降することとなる。
【0051】
尚、回転軸53が下降すると、軸受54を介して回転軸53を支承する移動フレーム34もタイロッド28に沿って下降することとなる。
【0052】
このように、回転軸53が回転しつつ下降すると、回転軸53の下端にネジ径調整装置60、取付治具62を介して取付けられた切削工具61が回転され、弁本体2の雌ネジ部13が加工される。
【0053】
この際、切削工具61の回転半径を、補修しようとする雌ネジ部13の径に合わせて置く必要があるが、これは、ネジ径調整装置60の径寸法調整用スクリュー64を粗調整用ハンドル66で粗調整し、更に、微調整用ハンドル挿入孔67に図示しない微調整用ハンドルを挿入して回転することにより微調整し、径方向スライド65を径方向へ移動させて設定する。
【0054】
尚、大まかな調整は、径方向スライド65に対する取付治具62の取付位置の変更によっても行うこともできる。上記切削工具61の回転半径の設定は、装置本体Aの組立時に予め行うことができる。
【0055】
雌ネジ部13が形成されていない所に新たに雌ネジ部13を形成する場合には、上記の作動のみによって雌ネジ部13の加工が可能である。しかし、既存の雌ネジ部13を補修する場合には、既存の雌ネジ部13と加工後の雌ネジ部13とが二重螺旋となってしまわないよう、切削工具61に既存の雌ネジ部13の上を正確になぞらせなければならない。
【0056】
そこで、補修の場合には更に、位相調整機構37を使用して、以下のように、切削工具61の上下方向の位置を微調整する。
【0057】
即ち、図5に示すように、位相調整用ボルト46がきつく締付けられた状態では、スクリュー軸38の上端部にキー44を用いて一体に固定された円板45と把持固定部材47は、固定側の係止用ディスク42の係止用フランジ41を強く把持した状態となるので、スクリュー軸38が回転動することはないが、位相調整用ボルト46を緩めると、円板45と把持固定部材47の、係止用ディスク42の係止用フランジ41に対する把持力が弱まるので、スクリュー軸38を位相調整ハンドル43で回転動できるようになる。
【0058】
そこで、位相調整用ボルト46を緩めて位相調整ハンドル43を1回転以下の範囲で回し、スクリュー軸38の位相を変えた後、再び位相調整用ボルト46を締込むことにより、切削工具61の上下方向の位置を微調整する。これにより、切削工具61に既存の雌ネジ部13の上を正確になぞらせることができるようになる。
【0059】
尚、補修時に、移動フレーム34が下降して、移動フレーム34に昇降可能に支持された下限位置検知軸79の下端が弁本体2に接触すると、下限位置検知軸79はそれ以上下降できなくなるが移動フレーム34は更に下降するため、下限位置検知軸79の検知用大径部78と移動フレーム34との位置関係が変り、検知用大径部78がリミットスイッチなどの下限位置検出器80に当るので、下限位置検出器80からの信号により駆動装置58が停止される。これにより、切削工具61が雌ネジ部13を深く削り過ぎることが防止される。
【0060】
同様に、補修後に、移動フレーム34を上昇させた時に、移動フレーム34に取付けた検知用凸部76が、ヘッド部29に昇降自在に支持された上限位置検知軸74の下端に接触して、上限位置検知軸74を持上げるため、上限位置検知軸74の検知用大径部73とヘッド部29との位置関係が変り、検知用大径部73がリミットスイッチなどの上限位置検出器75に当るので、上限位置検出器75からの信号により駆動装置58が停止される。これにより、移動フレーム34がヘッド部29へ衝突することが防止される。
【0061】
雌ネジ部13の補修後は、上記とほぼ反対の手順で、30〜40mもの高所にある弁本体2から装置本体Aを取外し、地上に下ろして分解収納する。
【0062】
このように、本実施例によれば、どのような場所に設置されたネジ部に対しても、簡単に装置を持運んで、補修することができるので、例えば発電用ボイラなどにおける高所に設けられた蒸気弁1の雌ネジ部13が腐食したような場合でも、弁全体を溶接部から切断して、新たな弁を溶接し直す必要がなくなり、その分、定期点検期間を短縮して、弁の交換作業に掛っていた費用を削減することができるようになる。
【0063】
尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、蒸気弁以外の各種のネジ部に対応し得ること、垂直でなくとも水平や斜めのネジ部に対しても加工することが可能であること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の可搬式ネジ加工装置によれば、どのような場所にでも簡単に持運んで、ネジ部の加工や補修を行わせることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図である。
【図2】図1をII方向から見た一部破断した図である。
【図3】図1をIII方向から見た図である。
【図4】図1をIV方向から見た図である。
【図5】図2の位相調整機構部分の拡大図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】図2のネジ径調整装置部分の拡大図である。
【図8】本発明の装置の使用例として記載した発電用ボイラの大型蒸気弁の側方断面図である。
【符号の説明】
2 弁本体(部材)
13 雌ネジ部
21 ベースプレート
24 径方向位置決機構
27 傾調節機構
28 タイロッド
29 ヘッド部
34 移動フレーム
37 位相調整機構
38 スクリュー軸
53 回転軸
60 ネジ径調整装置
61 切削工具
A 装置本体
Claims (2)
- ネジ部を加工しようとする部材に対して取付け可能なベースプレートと、ヘッド部とをタイロッドで連結して装置本体を構成し、該装置本体にタイロッドに沿って移動可能に移動フレームを設け、前記ヘッド部にタイロッドと平行なスクリュー軸を取付け、スクリュー軸の外周に回転軸を螺着すると共に、該回転軸を移動フレームに対し回転自在で且つ一体的に移動可能に枢支し、回転軸のベースプレート側の端部にネジ径調整装置を介して切削工具を取付け、ベースプレートに、ネジ部を加工しようとする部材に対する装置本体の径方向の取付位置を調整する径方向位置決機構、並びにネジ部を加工しようとする部材に対する装置本体の傾きを調整する傾調節機構を取付けたことを特徴とする可搬式ネジ加工装置。
- ネジ部を加工しようとする部材に対して取付け可能なベースプレートと、ヘッド部とをタイロッドで連結して装置本体を構成し、該装置本体にタイロッドに沿って移動可能に移動フレームを設け、前記ヘッド部にタイロッドと平行なスクリュー軸を取付け、スクリュー軸の外周に回転軸を螺着すると共に、該回転軸を移動フレームに対し回転自在で且つ一体的に移動可能に枢支し、回転軸のベースプレート側の端部にネジ径調整装置を介して切削工具を取付け、ヘッド部とスクリュー軸との間にスクリュー軸の位相を調整する位相調整機構を取付けたことを特徴とする可搬式ネジ加工装置。
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JPH08215933A JPH08215933A (ja) | 1996-08-27 |
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1995
- 1995-02-21 JP JP03227395A patent/JP3661214B2/ja not_active Expired - Fee Related
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