JP3661211B2 - Manufacturing method and manufacturing apparatus for tubular body with film formed on inner peripheral surface - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、各種ガラス配管、原子力装置の冷却水の細管、医療用カテーテル等の管体の内面に、該管体内周面の保護等の目的で所定の膜を形成する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に管体内周面への膜形成は、真空蒸着により行われている。
このような真空蒸着を行う装置の一例として図2に示す装置について説明すると、この装置は真空容器10を有し、その中に図示しないホルダに支持されて被成膜管体S2が設置され、管体S2内には管体S2とほぼ同じだけの長さを有する線状又は棒状等の蒸着物質9が配置され、蒸着物質9両端には直流電源60が接続されている。また、容器10には排気装置80が配管接続されている。
【0003】
この装置によると、管体S2が容器10内に搬入されて図示しないホルダに支持され、管体S2内に蒸着物質9が配置された後、排気装置80の運転にて容器10内が所定の真空度とされるとともに直流電源60により蒸着物質9両端に直流電力が印加され、これにより蒸着物質9が加熱されて管体S2内周面に真空蒸着され、管体S2内周面に所望の膜が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の真空蒸着装置を用いた成膜では、管体S2の内径が小さいときには、それに合わせて蒸着物質9の直径も小さくなければならず、電力印加による蒸着物質の蒸発に伴い蒸着物質が途中で切れ易い。この場合、管体内面への成膜が行えなくなるため、新たな蒸着物質と交換しなければならないが、この交換に際して容器10内を一旦大気圧に戻して新しい蒸着物質を設置した後、再び容器10内を所定の真空度にしなければならず、手間がかかり、生産性が悪い。
【0005】
また、真空を破らずに成膜原料を供給できる方法としてプラズマCVD法が考えられるが、この場合管体の内径が小さいとプラズマを発生させるための電力印加電極を管体内に配置できないため、プラズマを管体内に発生させることができず、該管体内周面に成膜を行うことができない。また、管体外でプラズマを発生させてもこれを管体内へ送り込めない。
【0006】
そこで本発明は、内径の小さい管体でもその内周面に均一に、又は均一状に成膜を行うことができ、しかも、成膜を行う容器内の真空を破ることなく必要に応じて成膜原料の追加を行うことができ、それによって生産性よく内周面に膜形成した管体を得ることができる方法及び装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本発明の内周面に膜形成した管体を得る方法は、真空容器内に棒状電極を設置するとともに該棒状電極の周囲に該電極から所定間隔をおいてリング状電極を設置し、該リング状電極に被成膜管体を連ねて配置し、該真空容器内を所定の成膜真空度とし、前記両電極間に成膜原料ガスを導入し、該両電極間に該ガスをプラズマ化する電力を印加するとともに磁場を印加し、該磁場は該電力印加により該両電極間に発生する電界とともに作用して該プラズマを前記管体内へ向かわせる電磁力を発生させる方向性を有する磁場とし、該電界と磁場によって、発生したプラズマを前記管体内に送り込んで該プラズマのもとで管体内面に膜形成を行うことを特徴とする。
【0008】
また、前記課題を解決する本発明の内周面に膜形成した管体の製造装置は、真空容器と、前記容器内に設置した棒状電極及び該電極から所定間隔をおいて該電極周りを囲むリング状電極並びに該リング状電極に連ねて被成膜管体を支持するホルダと、前記両電極間に成膜用ガスを導入する手段と、前記両電極間に前記ガスをプラズマ化するための電力を印加する手段と、前記両電極間に発生するプラズマに磁場を印加する手段とを備えており、該磁場印加手段は、前記電力印加手段による電力印加により発生する該両電極間の電界とともに作用して、前記両電極間に発生するプラズマを前記ホルダに支持される管体内へ送り込む電磁力を発生させる方向性を有する磁場を該プラズマに印加するものであることを特徴とする。
【0010】
【作用】
本発明方法及び装置によると、真空容器内に被成膜管体が搬入され、リング状電極に連ねて配置される。その後、該容器内が所定の成膜真空度にされるとともに棒状電極と該電極を囲むように所定間隔をおいて設置された前記リング状電極との間に成膜原料ガスが導入され、両電極間にプラズマ生成用の電力が印加され、該ガスがプラズマ化される。また、該リング状電極内部には磁場が印加される。該磁場は、前記印加された電力による電界とともに作用して、電力印加により発生したプラズマを、前記リング状電極に連ねて配置された被成膜管体の方向に移行させ、該被成膜管体内部に進入、拡散させる。このようにして該プラズマのもとで該管体内周面に連続的に均一に、又は均一状に成膜が行われる。しかも、成膜を行う真空容器内の真空を破ることなく、必要に応じて成膜原料ガスを供給することができる。
【0011】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は本発明の管体の製造装置の一実施例を示す図である。この装置は真空容器1を有し、容器1内には中空の棒状の中心電極2と、該電極2から所定距離をおいてそれを取り囲むように、被処理管体内径とほぼ同じ外径を有するリング状電極3が設置されている。電極2及び3の間にはリング状の絶縁体4aが嵌装されている。これらは図示しない支持部により容器1に支持されている。中心電極2には成膜原料ガスのガス供給部5が配管接続され、電極2周囲に等間隔で所定個数設けられたガス吹き出し孔2aから成膜原料ガスを吹き出すことができるようになっている。ガス供給部5には1又は2以上のマスフローコントローラ511、512・・・及び開閉弁521、522・・・を介して接続された、成膜原料ガスのガス源531、532・・・が含まれる。また、電極2及び3には電源部6が接続されている。電源部6は一方で電極2に接続されるとともに他方で充電用スイッチ6h、開閉スイッチ6gを介して電極3に接続された直流電源6aと、この回路中に互いに並列に接続された放電開始用コンデンサ6b、成膜速度制御用コンデンサ6c及びクローバー回路用スイッチ6dと、コンデンサ6bに直列の放電開始用スイッチ6eと、コンデンサ6cに直列の成膜速度制御用スイッチ6fとからなっている。なお、電源部6に代えてインバータ等の半導体スイッチを含む電源回路を用いてもよい。また真空容器1外周には、図示しない直流電源に接続された磁場印加用のソレノイド7が配置され、図中Bで示す方向に磁場を印加できるようになっている。なお、ここではソレノイド7を用いているが、これに代えて永久磁石を用いてもよい。さらに容器1には排気装置11が配管接続されている。また、電極3の前方には被成膜管体S1の支持ホルダ12を設けてある。支持ホルダ12は図示しない部材により容器1に保持されている。
【0012】
この装置によると、容器1内部にはソレノイド7により図中Bで示す方向に縦磁場が印加される。当初は電源部6の全てのスイッチは開けられて真空容器1内に被処理管体S1が搬入されて、ホルダ12に支持されてリング状電極3に連ねて配置された後、容器1内が排気装置8の運転にて所定の真空度とされる。次いで、ガス供給部5から成膜原料ガスが導入されて中心電極2のガス吹き出し孔2aから電極2及び3の間に吹き出されるとともに放電開始用スイッチ6e、成膜速度制御用スイッチ6f及びスイッチ6hが閉じられて直流電源6aから電力が印加されて放電開始用コンデンサ6b及び成膜速度制御用コンデンサ6cに充電される。充電の終了はスイッチ6e、6f、6hを開けることで行われる。次いでスイッチ6g及び放電開始用スイッチ6eが閉じられて、放電開始用コンデンサ6bにより中心電極2からリング状電極3の方向に直流電力が印加され、前記導入された成膜原料ガスのプラズマ化が始まる。その後のプラズマ保持は、スイッチ6gを閉じたままとしておいてスイッチ6eを開けるとともに成膜速度制御用スイッチ6fを閉じ、成膜速度制御用コンデンサ6cによる電力印加で行う。またプラズマ放電が安定すると、スイッチ6gを開けるとともにクローバー回路用スイッチ6dを閉じた状態とする。その後はスイッチ6g、6fの閉成によるコンデンサ6cの接続と、クローバースイッチ6dの閉成を交互に繰り返すことで前記原料ガスのプラズマ化を継続させる。一方、図中Jで示すように、中心電極2からリング状電極3に向けて印加される電界と、図中Bで示すように、リング状電極内の上半分と下半分とで逆方向に印加される磁界の作用で、被処理管体S1の方へ向けて電磁力が生じる。この電磁力により、発生したプラズマが図中に示すように螺旋状に管体S1内部に進入、拡散し、該プラズマのもとで管体S1内周面に均一に所望の膜が形成される。
【0013】
次に、本発明方法及び装置による、内周面にチタン(Ti)膜を形成したガラス管体の製造の具体例を示す。
例1
被処理ガラス管体サイズ
・直径10mm(内径9mm)×長さ1m
装置サイズ
・中心電極2 直径2mm×放電担当長さ10mm
・リング状電極3 直径8mm×放電担当長さ8mm
・ガス吹き出し孔 直径0.5mm、4個
成膜条件
・成膜真空度 50mTorr
・放電開始電力 1kV、180mA
・成膜速度制御電力 1kV、 10mA
・磁場強度 100Gauss
・成膜原料ガス 四塩化チタン(TiCl4 )、20sccm
成膜結果
・成膜時間 2sec
・膜厚(成膜速度) 2μm(1μm/sec)
・膜厚均一性 ±10%
例2
被処理ガラス管体サイズ
・直径5mm(内径4mm)×長さ50cm
装置サイズ
・中心電極2 直径1mm×放電担当長さ10mm
・リング状電極3 直径3mm×放電担当長さ8mm
・ガス吹き出し孔 直径0.2mm、4個
成膜条件
・成膜真空度 50mTorr
・放電開始電力 1kV、150mA
・成膜速度制御電力 1kV、 10mA
・磁場強度 100Gauss
・成膜原料ガス 四塩化チタン(TiCl4 )、10sccm
成膜結果
・成膜時間 2sec
・膜厚(成膜速度) 1.5μm(0.75μm/sec)
・膜厚均一性 ±10%
例3
被処理ガラス管体サイズ
・直径2mm(内径1.4mm)×長さ10cm
装置サイズ
・中心電極2 直径0.5mm×放電担当長さ10mm
・リング状電極3 直径1.0mm×放電担当長さ8mm
・ガス吹き出し孔 直径0.2mm、2個
成膜条件
・成膜真空度 50mTorr
・放電開始電力 1kV、120mA
・成膜速度制御電力 1kV、 10mA
・磁場強度 100Gauss
・成膜原料ガス 四塩化チタン(TiCl4 )、5sccm
成膜結果
・成膜時間 2sec
・膜厚(成膜速度) 1μm(0.5μm/sec)
・膜厚均一性 ±20%
このことから、直径10mm(内径9mm)で長さ1m、直径5mm(内径4mm)で長さ50cm、直径2mm(内径1.4mm)で長さ10cm程度の内径の小さい、また内径に比べて十分長い管体でもその内周面に、均一に、又は均一状にしかも短時間で成膜が行えたことが分かる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によると、内径の小さい管体でもその内周面に均一に、又は均一状に成膜を行うことができ、しかも、成膜を行う容器内の真空を破ることなく必要に応じて成膜原料の追加を行うことができ、それによって生産性よく内周面に膜形成した管体を得ることができる方法及び装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、内周面に膜形成された管体の製造装置の概略構成を示す図である。
【図2】従来の、内周面に膜形成された管体の製造装置例の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1、10 真空容器
2 中心電極
2a ガス吹き出し孔
3 リング状電極
4a 絶縁体
5 成膜原料ガス供給部
6 電源部
6a、60 直流電源
6b 放電開始用コンデンサ
6c 成膜速度制御用コンデンサ
6d クローバー回路用スイッチ
6e 放電開始用スイッチ
6f 成膜速度制御用スイッチ
6h 充電用スイッチ
6g 開閉スイッチ
7 ソレノイド
11、80 排気装置
9 蒸着物質
S1、S2 被成膜管体
12 管体S1の支持ホルダ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a method and an apparatus for forming a predetermined film on the inner surface of a tube body such as various glass pipes, a cooling water thin tube of a nuclear power device, and a medical catheter for the purpose of protecting the peripheral surface of the tube body.
[0002]
[Prior art]
In general, film formation on the peripheral surface of a pipe body is performed by vacuum deposition.
The apparatus shown in FIG. 2 will be described as an example of such an apparatus for performing vacuum vapor deposition. This apparatus has a
[0003]
According to this apparatus, the tube body S2 is carried into the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the film formation using the vacuum evaporation apparatus, when the inner diameter of the tube body S2 is small, the diameter of the
[0005]
In addition, a plasma CVD method is conceivable as a method for supplying a film forming raw material without breaking a vacuum. In this case, if the inner diameter of the tube is small, a power application electrode for generating plasma cannot be disposed in the tube. Cannot be generated in the tube, and no film can be formed on the peripheral surface of the tube. Further, even if plasma is generated outside the tube, it cannot be sent into the tube.
[0006]
Therefore, the present invention can form a film evenly or uniformly on the inner peripheral surface of a tubular body having a small inner diameter, and can be formed as needed without breaking the vacuum in the container for film formation. It is an object of the present invention to provide a method and an apparatus capable of adding a membrane raw material and thereby obtaining a tube having a film formed on the inner peripheral surface with high productivity.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The method for obtaining a tube formed with a film on the inner peripheral surface of the present invention that solves the above-mentioned problem is that a rod-shaped electrode is placed in a vacuum vessel and a ring-shaped electrode is disposed around the rod-shaped electrode at a predetermined interval from the electrode. The film-forming tube is connected to the ring-shaped electrode, the inside of the vacuum vessel is set to a predetermined film-forming vacuum degree, a film-forming raw material gas is introduced between the electrodes, Applying electric power for converting the gas into plasma and applying a magnetic field, the magnetic field acting together with an electric field generated between the two electrodes by applying the electric power, and generating an electromagnetic force for directing the plasma into the tube It is characterized in that a generated magnetic field is sent into the tubular body by the electric field and the magnetic field, and a film is formed on the inner surface of the tubular body under the plasma.
[0008]
Further, the manufacturing apparatus for a tubular body having a film formed on the inner peripheral surface of the present invention that solves the above problems surrounds the periphery of the vacuum container, a rod-shaped electrode installed in the container, and a predetermined distance from the electrode. A ring-shaped electrode, a holder that is connected to the ring-shaped electrode and supports the film-forming tube, a means for introducing a film-forming gas between the electrodes, and a plasma for converting the gas between the electrodes. Means for applying electric power, and means for applying a magnetic field to the plasma generated between the two electrodes, the magnetic field applying means together with the electric field between the electrodes generated by the application of electric power by the electric power applying means. A magnetic field having a direction to generate an electromagnetic force that acts to generate a plasma generated between the two electrodes into a tube supported by the holder is applied to the plasma .
[0010]
[Action]
According to the method and apparatus of the present invention, the film-forming tube is carried into the vacuum vessel and is arranged continuously with the ring electrode. Thereafter, the inside of the container is brought to a predetermined film-forming vacuum, and a film-forming source gas is introduced between the rod-shaped electrode and the ring-shaped electrode installed at a predetermined interval so as to surround the electrode. Electric power for plasma generation is applied between the electrodes, and the gas is turned into plasma. A magnetic field is applied inside the ring electrode. The magnetic field acts together with the electric field generated by the applied electric power to move the plasma generated by the application of electric power in the direction of the film-forming tube arranged continuously to the ring-shaped electrode. Enter and diffuse inside the body. In this way, film formation is performed continuously or uniformly on the peripheral surface of the tubular body under the plasma. In addition, the film forming material gas can be supplied as needed without breaking the vacuum inside the vacuum container for film formation.
[0011]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a view showing an embodiment of a tubular body manufacturing apparatus according to the present invention. This apparatus has a
[0012]
According to this apparatus, a longitudinal magnetic field is applied to the inside of the
[0013]
Next, a specific example of manufacturing a glass tube having a titanium (Ti) film formed on the inner peripheral surface by the method and apparatus of the present invention will be shown.
Example 1
Glass tube size to be processed, diameter 10mm (inner diameter 9mm) x length 1m
Device size and
・ Ring electrode 3 diameter 8mm x discharge charge length 8mm
・ Gas blowout hole diameter 0.5mm, 4 piece film formation condition ・ Deposition vacuum degree 50mTorr
・
・ Deposition
・ Magnetic field strength: 100 Gauss
-Deposition source gas Titanium tetrachloride (TiCl 4 ), 20 sccm
Deposition result /
・ Film thickness (deposition rate) 2μm (1μm / sec)
・ Thickness uniformity ± 10%
Example 2
Glass tube size, diameter 5mm (inner diameter 4mm) x length 50cm
Device size /
・ Ring-shaped electrode 3 3mm diameter x discharge length 8mm
・ Gas blowout hole diameter 0.2mm, 4 piece film formation condition ・ Deposition vacuum degree 50mTorr
・
・ Deposition
・ Magnetic field strength: 100 Gauss
・ Deposition source gas Titanium tetrachloride (TiCl 4 ), 10 sccm
Deposition result /
・ Film thickness (deposition rate) 1.5μm (0.75μm / sec)
・ Thickness uniformity ± 10%
Example 3
Glass tube size, diameter 2mm (inner diameter 1.4mm) x length 10cm
Device size /
・ Ring electrode 3 diameter 1.0mm x discharge charge length 8mm
・ Gas blowout hole diameter 0.2mm, 2 pieces film formation condition ・ Deposition vacuum degree 50mTorr
・
・ Deposition
・ Magnetic field strength: 100 Gauss
・ Film source gas Titanium tetrachloride (TiCl 4 ), 5 sccm
Deposition result /
・ Film thickness (deposition rate) 1μm (0.5μm / sec)
・ Thickness uniformity ± 20%
Therefore, the diameter is 10 mm (
[0014]
【The invention's effect】
According to the present invention, even a tube having a small inner diameter can be formed uniformly or uniformly on the inner peripheral surface thereof, and the tube can be formed as needed without breaking the vacuum in the film forming container. It is possible to provide a method and an apparatus capable of adding a membrane raw material and thereby obtaining a tubular body having a film formed on the inner peripheral surface with high productivity.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of an apparatus for manufacturing a tubular body having a film formed on an inner peripheral surface, which is an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a schematic configuration of an example of a conventional manufacturing apparatus for a tubular body having a film formed on an inner peripheral surface thereof.
[Explanation of symbols]
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