JP3660852B2 - データ変換装置、媒体、及び情報集合体 - Google Patents

データ変換装置、媒体、及び情報集合体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ変換装置、データ変換システム、データ転送管理装置、媒体、および情報集合体に関する。
【0002】
【従来の技術】
はじめに、図1、2を参照しながら、従来のネットワーク型イベント(事象)配信について説明する。 図1に示されているように、ネットワーク101は、機器(端末、ネットワーククライアントともいう)102〜104などを有しており、各機器間では、通信規約(プロトコル)Aを利用して通信が行われている。
【0003】
機器103の内部で生じた状態変化を、機器102、104に対してイベントとして通知するときには、(1)機器103が、ネットワーク101に対して放送型のイベント配信を行う、(2)機器103が、機器102、104に対して個別にイベント配信を行う、の何れかによって通信が行われるが、何れの場合においても、ネットワーク型イベント配信を行おうとする機器同士は、同一の通信規約Aを利用することにより行われている。
【0004】
また、図2に示されているように、ネットワーク201は機器204などを、ネットワーク202は機器205などをそれぞれ有しており、ネットワーク201とネットワーク202とは機器203を介して接続されているが、ネットワーク201の機器204からネットワーク202の機器205へのイベント配信を、機器203を介して行うためには、これらが同一の通信規約Bを利用することにより行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにネットワーク201(図2参照)内での通信とネットワーク202(図2参照)内での通信とで、それぞれ異なる通信規約が利用されているときには、機器間の認識の方法や、アドレスの管理方法に相違があるために、他方のネットワーク型イベント配信を参照することができない。そのために、複数の通信規約を各機器でサポートしていなければならず、各機器の負担が大きくなってしまうという課題(第一の課題)があった。
【0006】
また、従来のネットワーク型イベント配信においては、たとえば機器204(図2参照)がネットワーク201(図2参照)に対して放送型のイベント配信を行う場合、その放送型のネットワーク型イベント配信が、機器203を介してネットワーク202(図2参照)にまで転送されてしまうことがあった(二つのネットワークが同一の通信規約をサポートしている場合にこのようなことが起こりうる)。そのため、たとえばプライベートな情報が公衆回線網に転送される可能性が生じ、セキュリティが保障されないという課題(第二の課題)があった。
【0007】
また、従来のネットワーク型イベント配信においては、たとえば機器204(図2参照)が、ネットワーク202の特定の機器に対してネットワーク型イベント配信を行う場合、そのネットワーク型イベント配信が、ネットワーク201からのデータ転送を自ら希望していない機器(たとえば、ネットワーク202の機器205)に対するものである場合においても転送されてしまうことがあった。そのため、自らデータの受信を希望していない端末にとっては不必要な情報が大量に流れる可能性が生じ、ネットワーク資源が浪費されるという課題(第三の課題)があった。
【0008】
本発明は、上記従来の第一の課題を考慮して、異なる通信規約を利用する機器あるいはネットワークの間で通信を行う場合でも、各機器がサポートすべき通信規約の種類を従来に比べて少なくすることができるデータ変換装置、データ変換システム、データ転送管理装置、媒体、および情報集合体を提供することを目的とするものである。
【0009】
また、本発明は、上記従来の第二の課題を考慮して、たとえばプライベートな情報に対するセキュリティをより保障することができるデータ変換装置、データ変換システム、データ転送管理装置、媒体、および情報集合体を提供することを目的とするものである。
【0010】
また、本発明は、上記従来の第三の課題を考慮して、ネットワーク資源をより有効に利用することができるデータ変換装置、データ変換システム、データ転送管理装置、媒体、および情報集合体を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第一の本発明(請求項1に対応)は、互いに通信規約の異なる2以上のネットワークを含む複数のネットワーク間でのデータの送受信を行うためのデータ変換装置であって、
前記複数のネットワークの内、何れかのネットワークから送られてくるデータ本体と、前記データ本体を転送すべきネットワークを指定するための転送範囲データとを有するデータを受信する受信手段と、
前記転送範囲データに基づいて、前記データ本体を送信すべきネットワークを判定するデータ判定手段と、
前記異なる通信規約間で前記データの変換を行うときに利用するデータ変換規則を記録するデータ変換規則記録手段と、
前記データ判定手段の判定に基づいて、前記転送すべきネットワークに対応した前記データ変換規則を利用して、前記解析されたデータの変換を行うデータ変換手段と、
前記転送すべきネットワークに接続されている1つ又は複数の端末から前記データの要求があるまでの期間、前記データ変換手段にて変換されたデータ本体を保存しておく一時保存手段と、
前記一時保存手段に保存されたデータ本体を前記転送すべきネットワークに送信する送信手段とを備えたことを特徴とするデータ変換装置である。
【0012】
第二の本発明(請求項2に対応)は、 互いに通信規約の異なる2以上のネットワークを含む複数のネットワーク間でのデータの送受信を行うためのデータ変換装置であって、
前記複数のネットワークの内、何れかのネットワークから送られてくるデータを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信したデータを解析するデータ解析手段と、
前記異なる通信規約間で前記データの変換を行うときに利用するデータ変換規則を記録するデータ変換規則記録手段と、
前記データ変換規則を利用して、前記解析されたデータの変換を行うデータ変換手段と、
前記データの転送を希望しない端末を記憶するための非転送機器記憶手段と、
前記データ変換手段の出力したデータを入力し、前記非転送機器記憶手段に記憶されている端末に対する前記データの転送を制限する転送制限手段と、
前記転送が制限されていない端末から前記データの要求があるまでの期間、前記変換されたデータを保存しておく一時保存手段と、
前記一時保存手段に保存されたデータを前記転送制限手段によって制限されていない端末に送信する送信手段とを備えたことを特徴とするデータ変換装置である。
【0013】
第三の本発明(請求項3に対応)は、前記データ本体は、前記ネットワークに接続される各端末における各種事象の発生を通知するためのイベント情報であり、
前記転送範囲データは、前記事象の種別、前記事象の発生源、および前記事象に関する属性情報を有することを特徴とする第一の本発明のデータ変換装置である。
【0014】
第四の本発明(請求項4に対応)は、前記データは、前記ネットワークに接続される各端末における各種事象の発生を通知するためのイベント情報であり、
前記イベント情報は、前記事象の種別、前記事象の発生源、および前記事象に関する属性情報を含むことを特徴とする第二の本発明のデータ変換装置である。
【0015】
第五の本発明(請求項5に対応)は、 前記転送範囲データは、前記データ本体の転送される端末を指定するためのあて先データを有しており、
前記あて先データを抽出するための特定データ抽出手段を備え、
前記データ変換手段は、前記抽出された前記あて先データに基づいて、前記変換を行うことを特徴とする第一の本発明のデータ変換装置である。
【0016】
第六の本発明(請求項6に対応)は、前記送られてくるデータは、そのデータの転送される端末を指定するためのあて先データを有しており、
前記あて先データを抽出するための特定データ抽出手段を備え、
前記データ変換手段は、前記抽出された前記あて先データに基づいて、前記変換を行うことを特徴とする第の本発明のデータ変換装置である。
【0021】
の本発明(請求項に対応)は、第一から第の何れかの本発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムおよび/またはデータを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体である。
【0022】
の本発明(請求項に対応)は、第一から第の何れかの本発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムおよび/またはデータであることを特徴とする情報集合体である。
【0023】
【発明の実施形態】
以下では、本発明にかかる実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0024】
(実施の形態1)
図3は、本発明のデータ変換装置を用いた一実施の形態のイベント管理装置304を有するデータ変換システムの構成図であるが、はじめに、図3を参照しながら、本実施の形態におけるデータ変換システムの構成について説明する。
【0025】
図3に示されているように、本実施の形態におけるデータ変換システムにおいて、機器(以下では端末、ネットワーククライアントともいう)303を有する第1のネットワーク301と、機器305を有する第2のネットワーク302とは、イベント管理装置304によって接続されている。ここに、機器303は、デジタルビデオテープがセットされたVCRである。また、第1のネットワーク301において利用されている通信規約は、IEEE1394を利用するコマンド群であり、第2のネットワーク302において利用されている通信規約は、TCP/IPである。
【0026】
ここで、本実施の形態1におけるイベント(事象)の発生をネットワークに配信するために利用されるイベント情報(以下ではイベントデータともいう)の構成について、図8を参照しながら説明する。なお、図8は、本実施の形態におけるイベント情報のデータ構成を説明するための模式図である。
【0027】
本実施の形態におけるイベント情報は、図8に示されているように、イベント情報を発信した機器の識別番号801、発生したイベントの識別番号802、および発生したイベントの属性を記述するためのイベント属性情報803、イベントの転送範囲を記述するためのイベント転送範囲データ804、あて先の機器を特定するための特定機器あて先データ805を有している。
【0028】
図8において、イベント情報を発信した機器の識別番号801はhogehogeであり、発生したイベントの識別番号802は5であり、発生したイベントの属性を記述するためのイベント属性情報803はイベントの発生時刻が17:00:00ちょうどであり、特定機器あて先データ805はノード7であり、イベント転送範囲データ804は全範囲である。
【0029】
ただし、イベント情報の有するデータの全てが利用される必要はなく、本実施の形態のイベント管理装置304(図3参照)が実際に利用するデータは、イベント情報を発信した機器の識別番号801、発生したイベントの識別番号802、および発生したイベントの属性を記述するためのイベント属性情報803である。また、以下の説明においては、たとえば、発生したイベントの属性を記述するためのイベント属性情報803は、機器303(図3参照)にセットされたメディアはデジタルビデオテープであることを示している。
【0030】
また、特定機器あて先データ805がノード7であるにもかかわらず、イベント転送範囲データ804が全範囲となっていることはやや不自然であるが、図8はイベント情報を説明するための模式図であって、便宜的にそのようになっているにすぎない。
【0031】
つぎに、図3を参照しながら、本実施の形態におけるデータ変換システムの動作について説明する。
【0032】
機器303で再生中のテープが終端まで達したとき、機器303は、ネットワーク301に接続されたほかの機器(イベント管理装置304を含む)に対して、「テープが終端に達した」というイベント(すなわち、「メディアエンド」イベント)の発生を、イベント情報として転送する。なお、このイベント情報は、ネットワーク301上の機器303の識別番号、「メディアエンド」イベントの識別番号、および機器303にセットされたメディアはデジタルビデオテープであることを示すイベント属性情報を含んでいる。
【0033】
イベント管理装置304の受信手段306は、機器303から転送されたイベント情報を受け取り、そのイベント情報をデータ解析手段307に渡す。
【0034】
データ解析手段307は、そのイベント情報を受け取り、イベント識別番号によりイベント種別が「メディアエンド」であり、機器の識別番号よりイベント発生源が機器303であり、イベント属性情報よりメディアはデジタルビデオテープであることを解析し、それをデータ変換手段308に渡す。
【0035】
データ変換手段308は、データ変換規則記録手段309に納められている第1のネットワーク301用イベントデータと、第2のネットワーク302用イベントデータとのデータ変換規則(以下では対応規則ともいう)を参照することにより、第1のネットワーク301用イベントデータを、第2のネットワーク302用イベントデータに変換し、送信手段310に渡す。
【0036】
送信手段310は、データ変換手段308によって変換された第2のネットワーク302用イベントデータを、第2のネットワーク302で利用されている通信規約TCP/IPによって、第2のネットワーク302に接続された機器群(機器305を含む)に送信する。
【0037】
(実施の形態2)
図4は、本発明のデータ変換装置を用いた一実施の形態のイベント管理装置404を有するデータ変換システムの構成図であるが、つぎに、図4を参照しながら、本実施の形態におけるデータ変換システムの構成と動作について説明する。
【0038】
図4に示されているように、本実施の形態におけるデータ変換システムにおいて、機器(以下では端末、ネットワーククライアントともいう)403を有する第1のネットワーク401と、機器405を有する第2のネットワーク402とは、イベント管理装置404によって接続されている。ここに、機器403は、デジタルビデオテープがセットされたVCRである。また、第1のネットワーク401において利用されている通信規約は、IEEE1394を利用するコマンド群であり、第2のネットワーク302において利用されている通信規約は、TCP/IPである。
【0039】
なお、イベント管理装置404がデータ判定手段411を有する点が、前述された実施の形態との主な相違点である。
【0040】
機器403で再生中のテープが終端まで達したとき、機器403は、ネットワーク401に接続されたほかの機器(イベント管理装置404を含む)に対して、「テープが終端に達した」というイベント(すなわち、「メディアエンド」イベント)の発生を、イベント情報として転送する。なお、このイベント情報は、ネットワーク401上の機器403の識別番号、「メディアエンド」イベントの識別番号、機器403にセットされたメディアはデジタルビデオテープであることを示すイベント属性情報の他に、イベントの転送範囲を記述するイベント転送範囲データを含んでいる。
【0041】
イベント管理装置404の受信手段406は、機器403から転送されたイベント情報を受け取り、そのイベント情報をデータ解析手段407に渡す。
【0042】
データ解析手段407は、そのイベント情報を受け取り、イベント識別番号によりイベント種別が「メディアエンド」であり、機器の識別番号よりイベント発生源が機器403であり、イベント属性情報よりメディアはデジタルビデオテープであることを解析する。また、データ解析手段407は、その解析したイベントデータ、および取り出したイベント転送範囲データを、データ判定手段411に渡す。
【0043】
データ判定手段411は、データ解析手段407より受け取ったイベント転送範囲データから、データ解析手段407が解析したイベントデータの、第2のネットワーク302への転送の可否を決定する。すなわち、データ判定手段411は、イベント転送範囲データの記述が、(1)第2のネットワーク402を含む場合、前述の解析されたイベントデータをデータ変換手段408に渡し、(2)第2のネットワーク402を含まない場合、イベントデータを破棄する。なお、第1のネットワーク401内から発信されたイベントデータは、イベント管理装置404から第1のネットワーク401への再配信を行わなくとも、第1のネットワーク401内には配信される。
【0044】
イベント転送範囲データの記述が第2のネットワーク402への転送可である場合、データ変換手段408は、データ変換規則記録手段409に納められている第1のネットワーク401用イベントデータと、第2のネットワーク402用イベントデータとのデータ変換規則(以下では対応規則ともいう)を参照することにより、第1のネットワーク401用イベントデータを、第2のネットワーク402用イベントデータに変換し、送信手段410に渡す。
【0045】
送信手段410は、データ変換手段408によって変換された第2のネットワーク402用イベントデータを、第2のネットワーク402で利用されている通信規約TCP/IPによって、第2のネットワーク402に接続された機器群(機器405を含む)に送信する。
【0046】
なお、データ判定手段411は、データ解析手段407からイベント転送範囲データを渡されたが、たとえばデータ変換手段408から渡されてもよい。要するに、データ判定手段411は、イベント転送範囲データを入手し、イベント転送の範囲を判定でき、データ変換手段408が、その判定に基づいて変換を行って、変換されたデータが、その判定された範囲に転送されればよい。
【0047】
また、データ判定手段411は、上述された実施の形態では、異なるプロトコル(TCP/IP)を利用する第2のネットワーク402へのイベント転送を行ったが、イベント転送範囲として第1のネットワーク401が指定されているときには、第1のネットワーク401へのイベント配信を行ってもよいことはもちろんである。
【0048】
(実施の形態3)
図5は、本発明のデータ変換装置を用いた一実施の形態のイベント管理装置504を有するデータ変換システムの構成図であるが、つぎに、図5を参照しながら、本実施の形態におけるデータ変換システムの構成と動作について説明する。
【0049】
図5に示されているように、本実施の形態におけるデータ変換システムにおいて、機器503を有する第1のネットワーク501と、機器505を有する第2のネットワーク502とは、イベント管理装置504によって接続されている。ここに、機器503は、デジタルビデオテープがセットされたVCRである。
【0050】
なお、イベント管理装置504が転送制限手段512、非転送機器記憶手段513を有する点が、前述された実施の形態との主な相違点である。
【0051】
機器503で再生中のテープが終端まで達したとき、機器503は、ネットワーク501に接続されたほかの機器(イベント管理装置504を含む)に対して、「メディアエンド」イベントの発生をイベント情報として転送する。なお、実施の形態1におけるイベント情報と同様、本実施の形態3のイベント情報は、機器503の識別番号、「メディアエンド」イベントの識別番号、および機器503にセットされたメディアはデジタルビデオテープであることを示すイベント属性情報を含んでいる。
【0052】
イベント管理装置504の受信手段506は、機器503から転送されたイベント情報を受け取り、そのイベント情報をデータ解析手段507に渡す。また、データ解析手段507は、そのイベント情報を解析し、その解析したイベントデータをデータ変換手段508に渡す。
【0053】
データ変換手段508は、データ変換規則記録手段509に納められている第1のネットワーク501用イベントデータと、第2のネットワーク502用イベントデータとのデータ変換規則(以下では対応規則ともいう)を参照することにより、第1のネットワーク501用イベントデータを、第2のネットワーク502用イベントデータに変換し、転送制限手段512に渡す。
【0054】
転送制限手段512は、非転送機器記憶手段513があらかじめ格納している、第1のネットワーク501からの転送を希望しない機器を特定するためのリストを参照し、第2のネットワーク502に接続された機器の内、転送を希望しない機器に対するイベントデータを破棄し、転送を希望する機器に対するイベントデータのみを送信手段510に渡す。
【0055】
送信手段510は、データ変換手段508によって変換された第2のネットワーク502用イベントデータを、第2のネットワーク502で利用されている通信規約TCP/IPによって、第2のネットワーク502に接続された、第1のネットワーク501からの転送を希望する機器群に送信する。したがって、たとえば、前述された第2のネットワーク502用イベントデータは、(1)機器505が転送を希望しない機器であれば、機器505には送信されず、(1)機器505が転送を希望する機器であれば、機器505に送信される。
【0056】
なお、転送制限手段512は、データ変換手段508からイベントデータを渡されたが、たとえば、送信手段510からデータを渡され、前述のようなデータの転送制限を行ってもよい。要するに、転送制限手段512は、データの転送制限を行うことができればよい。
【0057】
また、本実施の形態のイベント管理装置504は、データ解析手段507からデータを渡される手段として、イベント転送の範囲を判定することのできるデータ判定手段511を有している。したがって、このデータ判定手段511を利用することにより、実施の形態2において説明されたようなデータの転送範囲の判定を行ってもよい。また、データ判定手段511は、データ解析手段507からイベント転送範囲データを渡される必要はなく、たとえば受信手段506から渡されてもよい。要するに、データ判定手段511が、イベント転送範囲データを入手してイベント転送の範囲を判定でき、データ変換手段508が、その判定に基づいて変換を行って、変換されたデータが、その判定された範囲に転送されればよい。
【0058】
(実施の形態4)
図6は、本発明のデータ変換装置を用いた一実施の形態のイベント管理装置604を有するデータ変換システムの構成図であるが、つぎに、図6を参照しながら、本実施の形態におけるデータ変換システムの構成と動作について説明する。
【0059】
図6に示されているように、本実施の形態におけるデータ変換システムにおいて、機器603を有する第1のネットワーク601と、機器605を有する第2のネットワーク602とは、イベント管理装置604によって接続されている。ここに、機器603は、デジタルビデオテープがセットされたVCRである。
【0060】
なお、イベント管理装置604が一時保存手段614を有する点が、前述された実施の形態との主な相違点である。
【0061】
機器603で再生中のテープが終端まで達したとき、機器603は、ネットワーク601に接続されたほかの機器(イベント管理装置604を含む)に対して、「メディアエンド」イベントの発生をイベント情報として転送する。なお、実施の形態1におけるイベント情報と同様、本実施の形態4のイベント情報は、機器603の識別番号、「メディアエンド」イベントの識別番号、および機器603にセットされたメディアはデジタルビデオテープであることを示すイベント属性情報を含んでいる。
【0062】
受信手段606は、機器603から転送されたイベント情報を受け取り、データ解析手段607に渡す。また、データ解析手段607は、受け取ったイベント情報を解析し、その解析したイベントデータをデータ変換手段608に渡す。
【0063】
データ変換手段608は、データ変換規則記録手段609に納められている第1のネットワーク601用イベントデータと、第2のネットワーク602用イベントデータとのデータ変換規則(以下では対応規則ともいう)を参照することにより、第1のネットワーク601用イベントデータを、第2のネットワーク602用イベントデータに変換し、一時保存手段614に渡す。
【0064】
一時保存手段614は、第2のネットワーク602に対して送信するべきイベントデータを一時的に保存しておき、第2のネットワーク602からの要求があったときに、保存しているイベントデータを送信手段610に渡す。
【0065】
送信手段610は、データ変換手段608によって変換された第2のネットワーク602用イベントデータを、第2のネットワーク602で利用されている通信規約TCP/IPによって、第2のネットワーク602に接続された機器群(機器605を含む)に送信する。
【0066】
なお、一時保存手段614は、データ変換手段608からイベントデータを渡されたが、たとえば、送信手段610からデータを渡され、前述のようなデータの一時保存を行ってもよい。要するに、一時保存手段614は、データの一時保存を行うことができればよい。
【0067】
また、本実施の形態のイベント管理装置604は、データ解析手段607からデータを渡される手段として、イベント転送の範囲を判定することのできるデータ判定手段611を有している。したがって、このデータ判定手段611を利用することにより、実施の形態2において説明されたようなデータの転送範囲の判定を行ってもよい。また、データ判定手段611は、データ解析手段607からイベント転送範囲データを渡される必要はなく、たとえば受信手段606から渡されてもよい。要するに、データ判定手段611が、イベント転送範囲データを入手してイベント転送の範囲を判定でき、データ変換手段608が、その判定に基づいて変換を行えればよい。
【0068】
また、本実施の形態のイベント管理装置604は、データ変換手段608からデータを渡される手段として、データの転送制限を行うことができる転送制限手段612を有している。したがって、この転送制限手段612(および非転送機器記憶手段613)を利用することにより、実施の形態3において説明されたようなデータの転送制限を行ってもよい。また、転送制限手段612は、データ変換手段608からデータを渡される必要はなく、たとえば送信手段610から渡されてもよい。要するに、転送制限手段612は、データの転送制限を行うことができればよい。
【0069】
(実施の形態5)
図7は、本発明のデータ変換装置を用いた一実施の形態のイベント管理装置704を有するデータ変換システムの構成図であるが、つぎに、図7を参照しながら、本実施の形態におけるデータ変換システムの構成と動作について説明する。
【0070】
図7に示されているように、本実施の形態におけるデータ変換システムにおいて、機器703を有する第1のネットワーク701と、機器705を有する第2のネットワーク702とは、イベント管理装置704によって接続されている。ここに、機器703は、デジタルビデオテープがセットされたVCRである。
【0071】
なお、イベント管理装置704が特定データ抽出手段715を有する点が、前述された実施の形態との主な相違点である。
【0072】
機器703で再生中のテープが終端まで達したとき、機器703は、ネットワーク701に接続されたほかの機器(イベント管理装置704を含む)に対して、「メディアエンド」イベントの発生をイベント情報として転送する。なお、本実施の形態5のイベント情報は、機器703の識別番号、「メディアエンド」イベントの識別番号、および機器703にセットされたメディアはデジタルビデオテープであることを示すイベント属性情報の他に、あて先が機器705であることを特定する特定機器あて先データを含んでいる。
【0073】
受信手段706は、機器703から転送されたイベント情報を受け取り、データ解析手段707に渡す。また、データ解析手段707は、受け取ったイベント情報を解析し、その解析したイベントデータをデータ変換手段708に渡す。
【0074】
データ変換手段708は、データ変換規則記録手段709に納められている第1のネットワーク701用イベントデータと、第2のネットワーク702用イベントデータとのデータ変換規則(以下では対応規則ともいう)を参照することにより、第1のネットワーク701用イベントデータを、第2のネットワーク702用イベントデータに変換し、送信手段710に渡す。
【0075】
また、特定データ抽出手段715は、データ変換手段708から渡されたデータより、あて先が機器705であることを特定する特定機器あて先データを得て、送信手段710に渡す。
【0076】
送信手段710は、データ変換手段708によって変換された第2のネットワーク702用イベントデータを、第2のネットワーク702で利用されている通信規約TCP/IPによって、特定機器あて先データによってあて先として指定されているもの(本実施の形態では機器705)に送信する。
【0077】
なお、特定データ抽出手段715は、データ変換手段708からデータを渡され、あて先が機器705であることを特定したが、たとえば、送信手段710からデータを渡され、そのようなあて先の機器の特定を行ってもよい。要するに、特定データ抽出手段715が、特定機器あて先データを得てあて先の機器の特定を行うことができ、送信手段710が、特定機器あて先データに基づいて送信を行えればよい。
【0078】
また、本実施の形態のイベント管理装置704は、データ解析手段707からデータを渡される手段として、イベント転送の範囲を判定することのできるデータ判定手段711を有している。したがって、このデータ判定手段711を利用することにより、実施の形態2において説明されたようなデータの転送範囲の判定を行ってもよい。また、データ判定手段711は、データ解析手段707からイベント転送範囲データを渡される必要はなく、たとえば受信手段706から渡されてもよい。要するに、データ判定手段711が、イベント転送範囲データを入手してイベント転送の範囲を判定でき、データ変換手段708が、その判定に基づいて変換を行えればよい。
【0079】
また、本実施の形態のイベント管理装置704は、特定データ抽出手段715からデータを渡される手段として、データの転送制限を行うことができる転送制限手段712を有している。したがって、この転送制限手段712(および非転送機器記憶手段713)を利用することにより、実施の形態3において説明されたようなデータの転送制限をさらに行ってもよい。また、転送制限手段712は、特定データ抽出手段715からデータを渡される必要はなく、たとえばデータ変換手段708から渡されてもよい。要するに、転送制限手段712は、データの転送制限を行うことができればよい。
【0080】
また、本実施の形態のイベント管理装置704は、転送制限手段712からデータを渡される手段として、データの一時保存を行うことができる一時保存手段714を有している。したがって、この一時保存手段714を利用することにより、実施の形態4において説明されたようなデータの一時保存を行ってもよい。
【0081】
なお、上述された実施の形態においては、プロトコルの異なる二つのネットワークが、本発明のデータ変換装置によって接続されている場合について説明したが、ここでは上記発明が解決しようとする課題の欄で第二の課題として述べた、同一のプロトコルを有する二つのネットワークが接続されている場合に生じる、プライベートな情報が公衆回線網に転送され、セキュリティが保障されないという課題を解決することができる本発明のデータ転送管理装置の一例について、簡単に説明する。このようなデータ転送管理装置は、転送される範囲が転送範囲データによって指定されたデータの、ネットワーク間での送受信を行うための送受信手段と、データの転送を行うべき範囲を、その転送範囲データに基づいて判定するためのデータ判定手段とを備えており、上述された実施の形態2におけるイベント管理装置404(図4参照)と類似した構成を有している(ただし、データ変換手段408、データ変換規則記録手段409は不要である)。そのようなデータ転送管理装置のデータ判定手段は、所定のネットワークに接続された端末から、ネットワーク内における放送型のデータとして配信された、転送範囲データが転送される範囲としてそのネットワークを指定しているデータを、それ以外のネットワークに転送しない手段であってもよい。このようにして、同一のプロトコルを有する二つのネットワークが接続されている場合にも、プライベートな情報が、他のネットワークとしての公衆回線網に転送されることを防止できる。
【0082】
また、上記発明が解決しようとする課題の欄で第三の課題として述べた、接続されている二つのネットワークが同一のプロトコルを有しているか否かに関わらずに生じる、自らデータの受信を希望していない端末にとっては不必要な情報が大量に流れ、ネットワーク資源が浪費されるという課題を解決することができる本発明のデータ転送管理装置の一例についても、簡単に説明する。このようなデータ転送管理装置は、上述された送受信手段と、データ判定手段との他に、データの転送先としない端末の端末識別情報をあらかじめ記憶するための非転送機器記憶手段と、非転送機器記憶手段に記憶されている端末識別情報に基づいてデータの転送範囲を制限するための転送制限手段とを備えており、上述された実施の形態4におけるイベント管理装置604(図6参照)と類似した構成を有している(ただし、データ変換手段608、データ変換規則記録手段609などは不要である)。このようなイベント管理装置の転送制限手段は、送受信手段に対して、判定されたデータの転送を行うべき範囲内にはあるが、データの転送先としない端末として記憶されている端末へは、データの送信を行わせないように制御する。このようにして、自らデータの受信を希望していない端末にとっては不必要な情報が、公衆回線網などに大量に流入することを防止できる。なお、このようなイベント管理装置は、非転送機器記憶手段と、転送制限手段とを備えていれば、データ判定手段を備えていなくともよい。
【0083】
また、本発明のデータは、上述された実施の形態においては、第1のネットワークから送られてきて、第2のネットワークに送信されるイベントデータであったが、これに限らず、たとえば、第2のネットワークから送られてきて第1のネットワークに送信されるイベントデータであってもよく、要するに、何れかのネットワークから送られてきて、そのネットワークとは必ずしも同じ通信規約を利用しない何れかのネットワークに送信されるデータであればよい。
【0084】
また、本発明のイベントデータは、上述された実施の形態では、イベント情報を発信した機器の識別番号、発生したイベントの識別番号、発生したイベントの属性を記述するためのイベント属性情報、転送の範囲を記述するためのイベント転送範囲データ、あて先の機器を特定するための特定機器あて先データを有していたが、それに限らず、たとえば、イベントの発生した時刻を記述するためのイベント時刻情報などを有していてもよく、要するに、ネットワークに接続される各端末における各種事象の発生を通知するためのデータであればよい。
【0085】
また、本発明の送受信手段は、上述された実施の形態においては、第1のネットワークから送られてきたイベント情報を受信する受信手段、およびそれが第2のネットワーク用イベントデータとして変換されたものを第2のネットワークに送信する送信手段を含む手段に対応するが、要するに、互いに通信規約の異なる2以上のネットワークを含む複数のネットワーク間でのデータの送受信を行うための手段であればよい。なお、送り先が複数のネットワークにおよぶときには、本発明のデータ変換装置は、送り先のネットワークで利用されている通信規約を判断するための送り先通信規約判断手段を備えており、本発明のデータ変換手段は、この判断に基づいてデータの変換を行ってもよい。
【0086】
また、本発明の非転送機器記憶手段は、上述された実施の形態においては、第1のネットワークからの転送を希望しない機器リストをあらかじめ格納していた。しかし、これに限らず、本発明の非転送機器記憶手段は、たとえば、そのようなリストを、(a)送信側からでも、受信側からでも自由に書き換え可能な電子データとして保持していてもよいし、(b)ネットワークの一般利用者による容易な改変ができないように、ネットワーク管理者によってのみアクセスが可能な鍵付きファイルとして保持していてもよい。要するに、本発明の非転送機器記憶手段は、データの転送を希望しない端末を記憶していればよい。
【0087】
また、本発明の一時保存手段は、上述された実施の形態においては、第2のネットワークからの要求があったときに保存しているデータを送信手段に渡したが、これに限らず、たとえば、データを渡されてからの経過時間が一定時間に達したときに保存しているデータを送信手段に渡してもよく、要するに、送られてくるデータを所定の期間だけ保存しておけばよい。
【0088】
また、本発明の通信規約は、上述された実施の形態においては、TCP/IP、またはIEEE1394を利用するコマンド群であったが、これに限らず、たとえばイーサネット、XMODEM、BPLUSなどであってもよい。
【0089】
また、上記実施の形態の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムおよび/またはデータを担持した媒体を作成し、これを利用することにより、読み取られたそのプログラムおよび/またはデータがコンピュータと協動して上記と同様の動作を実行してもよい。
【0090】
また、上記実施の形態の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムおよび/またはデータであることを特徴とする情報集合体を作成し、これを利用することにより、読み取られたそのプログラムおよび/またはデータ構造がコンピュータと協動して上記と同様の動作を実行してもよい。
【0091】
ここに、データとは、データ構造、データフォーマット、データの種類などを含む。また、媒体とは、ROM等の記録媒体、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体を含む。また、担持した媒体とは、例えば、プログラムおよび/またはデータを記録した記録媒体、やプログラムおよび/またはデータを伝送する伝送媒体等をふくむ。また、コンピュータにより処理可能とは、例えば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コンピュータにより読みとり可能であることであり、伝送媒体の場合であれば、伝送対象となるプログラムおよび/またはデータが伝送の結果として、コンピュータにより取り扱えることであることを含む。また、情報集合体とは、例えば、プログラムおよび/またはデータ等のソフトウエアを含むものである。
【0092】
以上で述べられたことから明らかなように、本発明のデータ変換装置は、たとえば、異なるプロトコルを持った2つのネットワークに接続されるゲートウェイ装置における第1のネットワークに接続されている機器群で起こった現象をイベントとして、第2のネットワークに転送するイベント管理装置であって、前記第1のネットワークから伝えられる前記イベントのイベント種別と、前記イベントのイベント発生源と、前記イベントに関するイベント属性情報とを含む第1のネットワーク用イベント情報を受信する受信手段と、前記受信手段で得た前記第1のネットワーク用イベント情報を、前記イベントのイベント種別と、前記イベントのイベント発生源と、前記イベントに関するイベント属性情報とのそれぞれを解析する解析手段と、少なくとも前記第1のネットワーク用イベント情報のイベント種別とイベント発生源とイベント属性情報を第2のネットワーク用のイベントデータに変換を行う規則と属性を保持するデータ変換規則記録手段と、前記データ変換規則記録手段に納められているイベントデータの変換を行う規則と属性をもとにして、前記解析手段で得た前記第1のネットワーク用イベント情報のイベント種別とイベント発生源とイベント属性情報を第2のネットワーク用のイベントデータに変換を行うデータ変換手段と、前記データ変換手段で得た第2のネットワーク用のイベントデータを第2のネットワークに接続されている機器群に送信する送信手段とを具備したことを特徴とするものである。
【0093】
また、本発明のデータ変換装置は、たとえば、前記第1のネットワーク用イベント情報に含まれるイベント転送範囲データにより、前記イベントを前記第2のネットワークへの送信の可否を判定するデータ判定手段をさらに具備したことを特徴とするものである。
【0094】
また、本発明のデータ変換装置は、たとえば、前記第2のネットワークに接続される機器のうち、前記第1のネットワークから伝えられるイベントの転送を希望しない機器を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記録されている前記第2のネットワーク接続される機器に対して、前記イベントを送信しないように制限を加える転送制限手段とをさらに具備したことを特徴とするものである。
【0095】
また、本発明のデータ変換装置は、たとえば、前記第1のネットワークから伝えられるイベントを前記第2のネットワークに接続される機器に対する送信を前記第2のネットワークに接続される機器が希望するタイミングまで、前記イベントの情報を保存する一時保存手段とをさらに具備したことを特徴とするものである。
【0096】
また、本発明のデータ変換装置は、たとえば、前記第1のネットワーク用イベント情報に含まれるイベント転送先データにより、前記イベントを前記第2のネットワークに接続される特定の機器を特定し、前記イベントデータ変更する特定データ抽出手段をさらに具備したことを特徴するものである。
【0097】
このように、本発明のデータ変換装置では、イベント管理装置が、あるネットワークから送られてくるイベントに含まれる情報を、他方のネットワークに接続されている機器用のイベント情報に置き換えて送信する仕組みを持つ構成とした。また、イベント送信元の意図により、他方のネットワークにイベントの送信可否を判定する仕組みと、他方のネットワークへイベントの送信を制限する仕組みと、他方のネットワークに送信するイベントデータを一時保存する仕組みと、他方のネットワーク上に接続される特定機器にのみ送信する仕組みの1つ、あるいはその複数を持つことによって、イベント情報の配布範囲情報により選択的に配信できる仕組みを持つ構成とした。よって、本発明のデータ変換装置は、プライベートな情報が公衆回線網などに転送される可能性があるために、個人のセキュリティやネットワーク資源の浪費が生じるという弊害をも解消する。
【0098】
このようにして、本発明のデータ変換装置により、ある通信規約を用いているネットワークから、他の通信規約を用いているネットワークに対してイベントを送信するときに、複数の通信規約をサポートする機器がネットワーク上に少なくとも1台あれば、ネットワークに接続されるすべての機器に対してイベントの転送が可能となる。また、前記イベントを選択的に配信する機構を持たせることが可能となる。
【0099】
なお、以上で説明されたデータ変換装置には、具体的には、ホームネットワーク環境、あるいは異なるプログラムを横断するネットワーク環境におけるディレクトリサービスや制御管理をともなうイベント情報の配信を担うイベント管理装置、あるいはゲートウェイ装置などが含まれる。
【0100】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、異なる通信規約を利用する機器あるいはネットワークの間で通信を行う場合でも、各機器がサポートすべき通信規約の種類を従来に比べて少なくすることができるという長所を有する。
【0101】
また、本発明は、たとえばプライベートな情報に対するセキュリティをより保障することができるという長所を有する。
【0102】
また、本発明は、ネットワーク資源をより有効に利用することができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のネットワークの構成を示す模式図
【図2】従来の接続された2つのネットワークの構成を示す模式図
【図3】本実施の形態1におけるイベント管理装置の構成を示す構成図
【図4】本実施の形態2におけるイベント管理装置の構成を示す構成図
【図5】本実施の形態3におけるイベント管理装置の構成を示す構成図
【図6】本実施の形態4におけるイベント管理装置の構成を示す構成図
【図7】本実施の形態5におけるイベント管理装置の構成を示す構成図
【図8】本実施の形態におけるイベント情報の構成を説明するための模式図
【符号の説明】
101 ネットワーク
102〜104 機器
201、202 ネットワーク
203〜205 機器
301 第1のネットワーク
302 第2のネットワーク
303 (第1のネットワークに接続される)機器
304 イベント管理装置
305 (第2のネットワークに接続される)機器
306 受信手段
307 データ解析手段
308 データ変換手段
309 データ変換規則記録手段
310 送信手段
401 第1のネットワーク
402 第2のネットワーク
403 (第1のネットワークに接続される)機器
404 イベント管理装置
405 (第2のネットワークに接続される)機器
411 データ判定手段
501 第1のネットワーク
502 第2のネットワーク
503 (第1のネットワークに接続される)機器
504 イベント管理装置
505 (第2のネットワークに接続される)機器
512 転送制限手段
513 非転送機器記憶手段
601 第1のネットワーク
602 第2のネットワーク
603 (第1のネットワークに接続される)機器
604 イベント管理装置
605 (第2のネットワークに接続される)機器
614 一時保存手段
701 第1のネットワーク
702 第2のネットワーク
703 (第1のネットワークに接続される)機器
704 イベント管理装置
705 (第2のネットワークに接続される)機器
715 特定データ抽出手段

Claims (8)

  1. 互いに通信規約の異なる2以上のネットワークを含む複数のネットワーク間でのデータの送受信を行うためのデータ変換装置であって、
    前記複数のネットワークの内、何れかのネットワークから送られてくるデータ本体と、 前記データ本体を転送すべきネットワークを指定するための転送範囲データを受信する受信手段と、
    前記転送範囲データに基づいて、前記データ本体を送信すべきネットワークを判定するデータ判定手段と、
    前記異なる通信規約間で前記データの変換を行うときに利用するデータ変換規則を記録するデータ変換規則記録手段と、
    前記データ判定手段の判定に基づいて、前記転送すべきネットワークに対応した前記データ変換規則を利用して、前記データ本体の変換を行うデータ変換手段と、
    前記転送すべきネットワークに接続されている1つ又は複数の端末から前記データの要求があるまでの期間、前記データ変換手段にて変換されたデータ本体を保存しておく一時保存手段と、
    前記一時保存手段に保存されたデータ本体を前記転送すべきネットワークに送信する送信手段とを備えたことを特徴とするデータ変換装置。
  2. 互いに通信規約の異なる2以上のネットワークを含む複数のネットワーク間でのデータの送受信を行うためのデータ変換装置であって、
    前記複数のネットワークの内、何れかのネットワークから送られてくるデータを受信する受信手段と、
    前記異なる通信規約間で前記データの変換を行うときに利用するデータ変換規則を記録するデータ変換規則記録手段と、
    前記データ変換規則を利用して、前記データの変換を行うデータ変換手段と、
    所定のネットワークからのデータの転送は希望しない端末を記憶するための非転送機器記憶手段と、
    前記データ変換手段の出力したデータを入力し、前記非転送機器記憶手段に記憶されている端末に対する前記データの転送を制限する転送制限手段と、
    前記変換されたデータを保存しておく一時保存手段と、
    前記一時保存手段に保存されたデータを送信する送信手段とを備え、
    前記転送制限手段は、前記所定のネットワークからのデータの転送は希望しない端末からの要求がされた場合、前記一時保存手段に保存されている前記複数のネットワークからの複数のデータのうち、前記所定のネットワークからのデータの転送は制限し、他のデータについては前記送信手段に出力することを特徴とするデータ変換装置。
  3. 前記データ本体は、前記ネットワークに接続される各端末における各種事象の発生を通知するためのイベント情報であり、
    前記転送範囲データは、前記事象の種別、前記事象の発生源、および前記事象に関する属性情報を有することを特徴とする請求項記載のデータ変換装置。
  4. 前記データは、前記ネットワークに接続される各端末における各種事象の発生を通知するためのイベント情報であり、
    前記イベント情報は、前記事象の種別、前記事象の発生源、および前記事象に関する属性情報を含むことを特徴とする請求項記載のデータ変換装置。
  5. 前記転送範囲データは、前記データ本体の転送される端末を指定するためのあて先データを有しており、
    前記あて先データを抽出するための特定データ抽出手段を備え、
    前記データ変換手段は、前記抽出された前記あて先データに基づいて、前記変換を行うことを特徴とする請求項記載のデータ変換装置。
  6. 前記送られてくるデータは、そのデータの転送される端末を指定するためのあて先データを有しており、
    前記あて先データを抽出するための特定データ抽出手段を備え、
    前記データ変換手段は、前記抽出された前記あて先データに基づいて、前記変換を行うことを特徴とする請求項記載のデータ変換装置。
  7. 請求項1からの何れかに記載の本発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムおよび/またはデータを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体。
  8. 請求項1からの何れかに記載の本発明の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムおよび/またはデータであることを特徴とする情報集合体。
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