JP2003051846A - 帯域制御方法、ネットワークサービスシステム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテンツ管理装置 - Google Patents

帯域制御方法、ネットワークサービスシステム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテンツ管理装置

Info

Publication number
JP2003051846A
JP2003051846A JP2001241077A JP2001241077A JP2003051846A JP 2003051846 A JP2003051846 A JP 2003051846A JP 2001241077 A JP2001241077 A JP 2001241077A JP 2001241077 A JP2001241077 A JP 2001241077A JP 2003051846 A JP2003051846 A JP 2003051846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bandwidth
content
information
band
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001241077A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Date
新哉 伊達
Junpei Watase
順平 渡瀬
Shinichi Kuribayashi
伸一 栗林
Koichi Nakagawa
広一 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2001241077A priority Critical patent/JP2003051846A/ja
Publication of JP2003051846A publication Critical patent/JP2003051846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上のコンテンツの利用に際し、
ユーザに特別な操作を要求することなく、コンテンツに
適した帯域制御を実現する。 【解決手段】 ユーザ端末装置10からコンテンツ要求
があったとき、帯域予約要求をコンテンツサーバ装置4
0から帯域管理装置30に送り、帯域管理装置30にお
いて要求を受付可能かどうかを判断し、受付可能と判断
した場合、帯域を確保すべく帯域管理装置30から帯域
制御部111,121に帯域予約設定要求を送り、帯域
予約の完了後、コンテンツをコンテンツサーバ装置40
からユーザ端末装置10に配信し、配信終了後、コンテ
ンツサーバ装置40から帯域管理装置30に帯域解放要
求を送り、帯域管理装置30から帯域制御部111,1
21に帯域解放設定要求を送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
してコンピュータ間の通信を行う通信システムに係り、
特に通信速度や遅延時間等の通信サービス条件を保証す
るための帯域制御方法、ネットワークサービスシステ
ム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテン
ツ管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信回線を介してコンピュー
タ間の通信を行うコンピュータ通信システムにおいて、
コンテンツやアプリケーション毎に適した通信サービス
条件で通信を行うための様々なシステムが開発されてい
る。コンピュータ通信のうち、IP(Internet Protoco
l )プロトコルを用いるIP通信は、インターネット、
イントラネットあるいはエクストラネットとして広く普
及している。
【0003】従来、IP通信は、通信速度や遅延時間等
の通信サービス条件が保証されないベストエフォートと
呼ばれる通信形態が一般的であった。しかし、IP通信
の普及に伴い、良好なレスポンスタイムや広帯域、リア
ルタイム性を要求するコンテンツあるいはアプリケーシ
ョンに適用されるに至り、様々なコンテンツ、アプリケ
ーション毎に適応した帯域制御が要求されるようになっ
た.
【0004】従来のIP通信における帯域制御方法の例
として、Intserveによる帯域制御方法、帯域管
理装置による帯域制御方法を説明する。図4にInts
erveによる帯域制御方法を用いたIPネットワーク
サービスシステムを示す。ユーザ端末装置1010は、
広帯域アクセス回線1101によって、IPネットワー
ク1100内のユーザ側エッジ装置1110に接続され
ている。WWWサーバ装置1020は、回線1102に
よって、IPネットワーク1100に接続されている。
IPネットワーク1100は、ユーザ側エッジ装置11
10、サーバ側エッジ装置1120及びコアネットワー
ク1130によって構成される。コンテンツサーバ装置
1040は、コンテンツ1041を保持し、回線110
4によってサーバ側エッジ装置1120に接続されてい
る。コンテンツ管理装置1050は、回線1105によ
ってIPネットワーク1100に接続されている。
【0005】Intserveによる帯域制御方法で
は、RSVP(Resource reSerVationProtocol )等の
コネクション設定プロトコルを用いて、ユーザ端末装置
1010からコンテンツサーバ装置1040までエンド
・トゥ・エンドで仮想コネクションを設定する。ユーザ
端末装置1010から送信されたRSVPのコネクショ
ン設定要求パケットは、IPネットワーク1100内の
複数の転送装置で解釈および転送され、IPネットワー
ク1100に要求通信サービス条件を満足する容量ある
いは能力がある場合に限り、ユーザ端末装置1010と
コンテンツサーバ装置1040間に帯域保証された仮想
コネクションが設定される。ユーザがコンテンツ毎ある
いはアプリケーション毎に帯域保証コネクションを設定
するためには、通信に先だって、RSVPのコネクショ
ン設定パラメータを設定しておく必要がある。
【0006】図5に帯域管理装置による帯域制御方法を
用いたIPネットワークサービスシステムを示す。ユー
ザ端末装置1010は、広帯域アクセス回線1101に
よって、IPネットワーク1100内のユーザ側エッジ
装置1110に接続されている。WWWサーバ装置10
20は、回線1102によって、IPネットワーク11
00に接続されている。IPネットワーク1100は、
ユーザ側エッジ装置1110、サーバ側エッジ装置11
20及びコアネットワーク1130によって構成され
る。帯域管理装置1030は、回線1103によりIP
ネットワーク1100内のユーザ側エッジ装置1110
およびサーバ側エッジ装置1120に接続されている。
この帯域管理装置1030は、ネットワークリソース情
報を保持し、帯域予約要求の受付判断を行う。コンテン
ツサーバ装置1040は、コンテンツ1041を保持
し、回線1104によってサーバ側エッジ装置1120
に接続されている。コンテンツ管理装置1050は、回
線1105によってIPネットワーク1100に接続さ
れている。
【0007】帯域管理装置1030による帯域制御方法
では、コンテンツ要求に先だって、CGI(Common Gat
eway Interface)等のインタフェースにより、ユーザ自
身が帯域管理装置1030に対して帯域予約要求を行
う。帯域予約要求を受けた帯域管理装置1030は、自
身の持つネットワークリソース情報を参照して、帯域予
約要求の受付が可能かどうかを判断する。帯域予約要求
の受付が可能な場合、帯域管理装置1030は、ユーザ
側エッジ装置1110、サーバ側エッジ装置1120に
帯域予約設定を行い、ユーザ(ユーザ端末装置101
0)に帯域予約完了を通知する。その後、改めてユーザ
はコンテンツ要求を行う必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のIP通
信における帯域制御方法のうち、Intserveによ
る帯域制御方法は、コンテンツあるいはアプリケーショ
ンの内容や重要性などに適応した方法をユーザが任意に
設定可能であるが、一般に通信に先立ってコネクション
を設定する手順が必要であり、このコネクション設定の
操作が煩雑であることから、ユーザが利用しにくいとい
う問題があった。
【0009】また、操作の煩雑さを軽減するためにコネ
クションを自動的に設定する方法も開発されているが、
コネクションの自動設定を実現するには既存アプリケー
ションソフトウェアの改造が必要であり、既存アプリケ
ーションソフトウェア資源の有効利用ができないという
問題があった。また、Intserveによる帯域制御
方法の典型例であるRSVPの利用に関しては、IPネ
ットワーク内の転送装置の処理負荷が高く、IPネット
ワークの大規模化が困難であるという問題があった。以
上の問題から、公に提供されるIPネットワークサービ
スとしては、Intserveはほとんど普及していな
い。
【0010】帯域管理装置による帯域制御方法において
は、帯域管理装置へのインタフェースとして一般的なも
のを採用することにより、アプリケーションソフトウェ
アの改造を必要としない実現が可能である。また、帯域
管理装置において集中的にコネクション設定要求処理を
行うため、IPネットワーク内の各転送装置における処
理負荷を低減し、IPネットワークの大規模化への対応
が比較的容易である。また、Intserveによる方
法と同様に、コンテンツあるいはアプリケーションの内
容や重要性などに適応した帯域制御方法をユーザが任意
に設定可能である。しかしながら、帯域管理装置による
帯域制御方法においても、通信に先立ってユーザが明示
的にコネクションを設定する手順が必要であり、帯域管
理装置に対する操作が煩雑であることから、ユーザが利
用しにくいという問題が残る。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、ネットワーク上のコンテンツの利用に際
し、ユーザが特別な操作を行うことなく、コンテンツの
実際の内容および重要性に適応した帯域制御を実現する
ことができる帯域制御方法、ネットワークサービスシス
テム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテ
ンツ管理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の帯域制御方法
は、ネットワーク(100)に接続されたコンテンツサ
ーバ装置(40)にコンテンツ(41)及びこのコンテ
ンツの帯域情報(42)を格納する格納手順と、前記ネ
ットワークに接続されたユーザ端末装置(10)からコ
ンテンツの要求があったとき、このコンテンツの帯域情
報(42)を含む帯域予約要求を前記コンテンツサーバ
装置から前記ネットワークの帯域を制御する帯域管理装
置(30)に送信する帯域予約要求手順(73)と、前
記帯域管理装置において前記ネットワークの帯域容量
(33)と前記帯域情報とから前記帯域予約要求を受付
可能かどうかを判断する判断手順(74)と、前記帯域
予約要求を受付可能と判断した場合、前記帯域管理装置
から前記ネットワーク内の帯域制御装置(111,12
1)に前記帯域情報によって指定された帯域を確保させ
る帯域予約設定要求を送信する帯域予約設定要求手順
(75)と、前記帯域制御装置によって帯域が確保され
た後に前記帯域管理装置から前記コンテンツサーバ装置
に帯域予約完了を通知する通知手順(76)と、前記帯
域予約完了通知があったとき、前記要求されたコンテン
ツを前記コンテンツサーバ装置から前記ユーザ端末装置
に配信する配信手順(77,78)と、前記配信の終了
後、前記コンテンツサーバ装置から前記帯域管理装置に
前記帯域予約要求手順で予約した帯域を解放させる帯域
解放要求を送信する帯域解放要求手順(79)と、前記
帯域解放要求があったとき、前記帯域管理装置から前記
帯域制御装置に前記確保した帯域を解放させる帯域解放
設定要求を送信する帯域解放設定要求手順(80)とを
実行するようにしたものである。
【0013】また、本発明の帯域制御方法の1構成例に
おいて、前記帯域予約要求は、前記帯域情報の他に、コ
ンテンツの配信先である前記ユーザ端末装置の情報と、
コンテンツの配信元である前記コンテンツサーバ装置の
情報とを含み、前記判断手順は、前記要求されたコンテ
ンツが伝送される予定のネットワーク上の経路を前記ユ
ーザ端末装置の情報と前記コンテンツサーバ装置の情報
とから求め、この経路の帯域容量の情報を取得して、前
記コンテンツの帯域情報によって指定された帯域を保証
できるかどうかを判断する手順を含み、前記帯域を保証
できるならば受付可能と判断するようにしたものであ
る。また、本発明の帯域制御方法の1構成例は、前記コ
ンテンツサーバ装置に対してコンテンツを配送する上位
のコンテンツ管理装置(50)にコンテンツが登録され
る際、この登録コンテンツの前記帯域情報を設定するコ
ンテンツ帯域情報設定手順を実行するようにしたもので
ある。
【0014】また、本発明のネットワークサービスシス
テムは、ユーザ端末装置(10)と、このユーザ端末装
置に対してネットワークを介してコンテンツを配信する
コンテンツサーバ装置(40)と、前記ネットワークの
帯域を管理する帯域管理装置(30)と、この帯域管理
装置の要求に従って帯域の確保又は解放を行う帯域制御
装置(111,121)とを備え、前記コンテンツサー
バ装置は、前記ユーザ端末装置からコンテンツの要求が
あったとき、このコンテンツの帯域情報(42)を含む
帯域予約要求を前記帯域管理装置に送信し、帯域予約完
了通知があったとき、前記要求されたコンテンツを前記
ユーザ端末装置に配信し、この配信の終了後、前記帯域
管理装置に前記帯域予約要求で予約した帯域を解放させ
る帯域解放要求を送信するコンテンツ配信管理手段(4
3)を有し、前記帯域管理装置は、前記ネットワークの
帯域容量(33)と前記コンテンツの帯域情報とから前
記帯域予約要求を受付可能かどうかを判断する受付判断
手段(32)と、前記帯域予約要求の受付が可能と判断
された場合、前記帯域制御装置に前記帯域情報によって
指定された帯域を確保させる帯域予約設定要求を送信
し、前記帯域制御装置によって帯域が確保された後に前
記コンテンツサーバ装置に帯域予約完了を通知し、前記
帯域解放要求があったとき、前記帯域制御装置に前記確
保した帯域を解放させる帯域解放設定要求を送信する帯
域管理手段(31)とを有するものである。
【0015】また、本発明のネットワークサービスシス
テムにおいて、前記帯域予約要求は、前記帯域情報の他
に、コンテンツの配信先である前記ユーザ端末装置の情
報と、コンテンツの配信元である前記コンテンツサーバ
装置の情報とを含み、前記帯域管理装置の受付判断手段
は、前記要求されたコンテンツが伝送される予定のネッ
トワーク上の経路を前記ユーザ端末装置の情報と前記コ
ンテンツサーバ装置の情報とから求め、この経路の帯域
容量の情報を取得して、前記コンテンツの帯域情報によ
って指定された帯域を保証できるかどうかを判断するも
のである。また、本発明のネットワークサービスシステ
ムは、前記コンテンツサーバ装置に対してコンテンツを
配送する上位のコンテンツ管理装置(50)をさらに備
え、前記コンテンツ管理装置は、コンテンツ提供者から
提供されるコンテンツの登録時に、この登録コンテンツ
の前記帯域情報を設定するコンテンツ帯域情報設定手段
(53)を有するものである。
【0016】また、本発明のコンテンツサーバは、前記
ユーザ端末装置からコンテンツの要求があったとき、こ
のコンテンツの帯域情報を含む帯域予約要求を前記ネッ
トワークの帯域管理装置に送信し、この帯域管理装置か
ら帯域予約の完了通知があったとき、前記要求されたコ
ンテンツを前記ユーザ端末装置に配信し、この配信の終
了後、前記帯域管理装置に前記帯域予約要求で予約した
帯域を解放させる帯域解放要求を送信するコンテンツ配
信管理手段を有するものである。また、本発明の帯域管
理装置は、ユーザ端末装置にコンテンツを配信するコン
テンツサーバ装置からコンテンツの帯域情報を含む帯域
予約要求があったとき、前記ネットワークの帯域容量と
前記コンテンツの帯域情報とから前記帯域予約要求を受
付可能かどうかを判断する受付判断手段と、前記帯域予
約要求の受付が可能と判断された場合、前記ネットワー
ク内の帯域制御装置に前記帯域情報によって指定された
帯域を確保させる帯域予約設定要求を送信し、前記帯域
制御装置によって帯域が確保された後に前記コンテンツ
サーバ装置に帯域予約完了を通知し、前記帯域予約要求
に応じて確保した帯域を解放するよう前記コンテンツサ
ーバ装置から要求されたとき、前記帯域制御装置に前記
確保した帯域を解放させる帯域解放設定要求を送信する
帯域管理手段とを有するものである。また、本発明の帯
域管理装置の1構成例において、前記帯域予約要求は、
前記帯域情報の他に、コンテンツの配信先である前記ユ
ーザ端末装置の情報と、コンテンツの配信元である前記
コンテンツサーバ装置の情報とを含み、前記受付判断手
段は、前記要求されたコンテンツが伝送される予定のネ
ットワーク上の経路を前記ユーザ端末装置の情報と前記
コンテンツサーバ装置の情報とから求め、この経路の帯
域容量の情報を取得して、前記コンテンツの帯域情報に
よって指定された帯域を保証できるかどうかを判断する
ものである。また、本発明のコンテンツ管理装置は、コ
ンテンツ提供者から提供されるコンテンツの登録時に、
この登録コンテンツの前記帯域情報を設定するコンテン
ツ帯域情報設定手段を有するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態となるIPネットワークサービスシステムの構成
を示すブロック図である。ユーザ端末装置10は、広帯
域アクセス回線101によって、IPネットワーク10
0内のユーザ側エッジ装置110に接続されている。W
WWサーバ装置20は、回線102によって、IPネッ
トワーク100に接続されている。IPネットワーク1
00は、ユーザ側エッジ装置110、サーバ側エッジ装
置120及びコアネットワーク130によって構成され
る。
【0018】IPネットワーク100の帯域を管理する
帯域管理装置30は、回線103によりIPネットワー
ク100内のユーザ側エッジ装置110およびサーバ側
エッジ装置120に接続されている。この帯域管理装置
30は、ネットワーク帯域情報を保持し、帯域予約要求
の受付判断を行う。ユーザ端末装置10に対してIPネ
ットワーク100を介してコンテンツを配信するコンテ
ンツサーバ装置40は、コンテンツ41を保持し、回線
104によって、IPネットワーク100内のサーバ側
エッジ装置120に接続されている。
【0019】コンテンツサーバ装置40に対してコンテ
ンツを配送する上位のコンテンツ管理装置50は、回線
105によってIPネットワーク100に接続されてい
る。以上のユーザ端末装置10、WWWサーバ装置2
0、帯域管理装置30、コンテンツサーバ装置40、コ
ンテンツ管理装置50、ユーザ側エッジ装置110及び
サーバ側エッジ装置120は、それぞれコンピュータに
よって実現することができる。
【0020】図2は図1のIPネットワークサービスシ
ステムの構成をより詳細に説明するためのブロック図で
ある。ユーザ端末装置10は、WWWブラウザ部11
と、アプリケーション部12とを有している。IPネッ
トワーク100内のユーザ側エッジ装置110は、帯域
管理装置30の要求に従って帯域の確保又は解放を行う
帯域制御部111を有すると共に、図示しない記憶部に
帯域制御情報112を蓄積する。IPネットワーク10
0内のサーバ側エッジ装置120は、帯域制御部121
を有すると共に、図示しない記憶部に帯域制御情報12
2を蓄積する。
【0021】WWWサーバ装置20は、WWWサーバ部
21を有すると共に、図示しない記憶部に個人ポータル
用のHTML(Hyper Text Markup Language)文書22
を蓄積し、ユーザ端末装置10内のWWWブラウザ部1
1へHTML文書22を提供する。
【0022】帯域管理装置30は、IPネットワーク1
00の帯域を管理する帯域管理部31と、コンテンツサ
ーバ装置40からの帯域予約要求を受付可能かどうかを
判断する受付判断部32とを有すると共に、図示しない
記憶部にネットワーク帯域情報33を蓄積している。こ
のネットワーク帯域情報33は、IPネットワーク10
0の帯域リソースに関する情報であり、IPネットワー
ク100上の各経路毎に帯域を示すものである。
【0023】コンテンツサーバ装置40は、図示しない
記憶部にコンテンツ41とコンテンツ帯域情報42とを
蓄積している。また、コンテンツサーバ装置40は、ユ
ーザ端末装置10からのコンテンツ要求に応じて帯域管
理装置30に帯域予約を要求し、コンテンツの配信終了
後、帯域管理装置30に帯域解放要求を送信するコンテ
ンツ配信管理部43と、コンテンツ帯域情報42を管理
するコンテンツ帯域情報管理部44と、コンテンツ配信
時のログデータを記録するログ管理部45とを有してい
る。
【0024】コンテンツ管理装置50は、コンテンツサ
ーバ装置40に登録コンテンツを配送するコンテンツ配
送部51と、この登録コンテンツの帯域情報をコンテン
ツサーバ装置40に配送するコンテンツ帯域情報配送部
52と、コンテンツの登録時に帯域情報を設定するコン
テンツ帯域情報設定部53とを有すると共に、図示しな
い記憶部にコンテンツ帯域情報設定部53によって設定
されたコンテンツ帯域情報54を蓄積する。
【0025】ユーザによるコンテンツ41の利用に際し
ては、予めコンテンツ管理装置50によって、コンテン
ツサーバ装置40にコンテンツ41及びコンテンツ帯域
情報42が設定されている必要がある。本実施の形態で
は、コンテンツ管理装置50内のコンテンツ配送部51
がコンテンツサーバ装置40へコンテンツを配送すると
同時に、コンテンツ帯域情報配送部52がコンテンツサ
ーバ装置40へコンテンツ帯域情報54を配送する。ま
た、コンテンツ管理装置50内のコンテンツ帯域情報5
4は、管理対象となるコンテンツの登録時に、コンテン
ツ帯域情報設定部53によって設定される。
【0026】ユーザ端末装置10のWWWブラウザ部1
1は、回線101および回線102を経由して、WWW
サーバ装置20のWWWサーバ部21とHTTP(Hype
rText Transfer Protocol )で通信を行い、個人ポータ
ル60を表示する。コンテンツの利用に際して、ユーザ
は、画面に表示された個人ポータル60を見ながらユー
ザ端末装置10を操作して、個人ポータル60中に表示
された、所望のコンテンツヘのハイパーリンク61をク
リックする。ハイパーリンク61は、コンテンツサーバ
装置40に蓄積されたコンテンツ41を指すものとす
る。
【0027】ハイパーリンク61をユーザがクリックし
たという情報は、HTTPにより、ユーザ端末装置10
からWWWサーバ装置20へ通知される。この通知によ
りハイパーリンク61が選択されたことを検知したWW
Wサーバ装置20のWWWサーバ部21は、ハイパーリ
ンク61に対応するコンテンツ41にアクセスするため
のパラメータをユーザ端末装置10に通知する。
【0028】ここでのパラメータとしては、コンテンツ
41にアクセスするためのプロトコルと、コンテンツ4
1が収容されているコンテンツサーバ装置40のIPア
ドレスと、コンテンツサーバ装置40の記憶部内におい
てコンテンツ41を含むファイルの所在を示すパス名と
ファイル名とがある。
【0029】図3は、ユーザ端末装置10がコンテンツ
サーバ装置40に対してコンテンツ要求を発してからの
一連の制御の流れを示すフローチャート図である。ユー
ザ端末装置10のWWWブラウザ部11は、WWWサー
バ装置20から通知されたパラメータを利用して、コン
テンツサーバ装置40に対してコンテンツ41を要求す
る。
【0030】すなわち、WWWブラウザ部11は、前記
パラメータから取得したパス名及びファイル名を含むコ
ンテンツ要求パケットを生成し、前記パラメータから取
得したプロトコルにより、回線101、IPネットワー
ク100のユーザ側エッジ装置110、コアネットワー
ク130、サーバ側エッジ装置120及び回線104を
経由してコンテンツサーバ装置40にアクセスして、前
記コンテンツ要求パケットをコンテンツサーバ装置40
に送信する。
【0031】コンテンツサーバ装置40のコンテンツ配
信管理部43は、ユーザ端末装置10から送信されたコ
ンテンツ要求パケットを受信すると(図3ステップ7
0)、このコンテンツ要求パケットに含まれるコンテン
ツ41のパス名及びファイル名を基に、要求されたコン
テンツ41を検索する(図3ステップ71)。コンテン
ツサーバ装置40の記憶部に該当するコンテンツ41が
存在しない場合、コンテンツ配信管理部43は、コンテ
ンツサーバ装置40内にコンテンツ41が存在しないこ
とをユーザ端末装置10に通知して、処理を終了する
(図3ステップ81)。
【0032】コンテンツサーバ装置40の記憶部に該当
するコンテンツ41が存在する場合、コンテンツサーバ
装置40のコンテンツ帯域情報管理部44は、コンテン
ツ41に対応するコンテンツ帯域情報42を検索する
(図3ステップ72)。該当するコンテンツ帯域情報4
2がコンテンツサーバ装置40の記憶部に存在しない場
合、コンテンツ帯域情報管理部44は、コンテンツサー
バ装置40内にコンテンツ帯域情報42が存在しないこ
とをユーザ端末装置10に通知して、処理を終了する
(図3ステップ82)。
【0033】コンテンツサーバ装置40の記憶部に該当
するコンテンツ帯域情報42が存在する場合、コンテン
ツサーバ装置40のコンテンツ配信管理部43は、コン
テンツ41に適した帯域を要求する帯域予約要求を、回
線104、IPネットワーク100のサーバ側エッジ装
置120、コアネットワーク130、ユーザ側エッジ装
置110及び回線103を経由して帯域管理装置30へ
送信する(図3ステップ73)。
【0034】この帯域予約要求には、前記コンテンツ要
求パケットから取得したユーザ端末装置10のIPアド
レス及びポート番号と、コンテンツサーバ装置40のI
Pアドレス及びポート番号と、コンテンツ41のコンテ
ンツ帯域情報42と、当該帯域予約要求を一意に識別可
能な帯域予約要求IDとが含まれる。
【0035】帯域予約要求を受信した帯域管理装置30
の帯域管理部31は、この帯域予約要求に含まれるユー
ザ端末装置10のIPアドレス及びポート番号と、コン
テンツサーバ装置40のIPアドレス及びポート番号
と、コンテンツ41のコンテンツ帯域情報42とを受付
判断部32へ渡す。
【0036】受付判断部32は、ネットワーク帯域情報
33を参照して、コンテンツ41が伝送される予定の経
路の帯域容量値をネットワーク帯域情報33から取得
し、コンテンツ帯域情報42が要求する帯域を保証でき
るかどうかを判断する(図3ステップ74)。IPネッ
トワーク100上においてコンテンツ41が伝送される
予定の経路は、コンテンツ41の配信先の情報(ユーザ
端末装置10のIPアドレス及びポート番号)と、コン
テンツ41の配信元の情報(コンテンツサーバ装置40
のIPアドレス及びポート番号)とによって決定するこ
とができる。
【0037】コンテンツ41が伝送される予定の経路の
帯域に余裕がないため、帯域保証が不可能で帯域予約要
求の受付が不可能と判断された場合、帯域管理装置30
の帯域管理部31は、帯域予約要求の受け入れが不可能
なことをコンテンツサーバ装置40へ通知する(図3ス
テップ84)。この通知を受けて、コンテンツサーバ装
置40のコンテンツ配信管理部43は、コンテンツ41
に適した帯域の予約に失敗したことをユーザ端末装置1
0に通知して、処理を終了する(図3ステップ85)。
【0038】また、受付判断部32において帯域保証が
可能と判断された場合、帯域管理装置30の帯域管理部
31は、前記帯域予約要求に含まれるコンテンツサーバ
装置40のIPアドレスと、帯域予約要求IDと、コン
テンツ41のコンテンツ帯域情報42とをキーとして、
ネットワーク帯域情報33を更新する。すなわち、帯域
管理部31は、前記予定の経路の帯域容量値をネットワ
ーク帯域情報33から取得し、取得した帯域容量値から
コンテンツ帯域情報42が示す帯域の値を減算して、こ
の減算結果をネットワーク帯域情報33に含まれる前記
予定の経路の最新の帯域容量値とする。
【0039】続いて、帯域管理部31は、前記帯域予約
要求から取得したユーザ端末装置10のIPアドレス及
びポート番号と、コンテンツサーバ装置40のIPアド
レス及びポート番号と、コンテンツ41のコンテンツ帯
域情報42と、帯域予約要求IDとを含んだ帯域予約設
定要求を、回線103を経由してIPネットワーク10
0のユーザ側エッジ装置110へ送信する(図3ステッ
プ75)。
【0040】ユーザ側エッジ装置110の帯域制御部1
11は、帯域管理装置30から帯域予約設定要求を受信
すると、この帯域予約設定要求に含まれるユーザ端末装
置10のIPアドレス及びポート番号と、コンテンツサ
ーバ装置40のIPアドレス及びポート番号と、コンテ
ンツ41のコンテンツ帯域情報42と、帯域予約要求I
Dとを帯域制御情報112として蓄積することで、ユー
ザ側エッジ装置110を通過する前記予定の経路に、コ
ンテンツ帯域情報42が要求する帯域を確保する。
【0041】同様に、帯域管理部31は、前記帯域予約
設定要求を、回線103を経由してIPネットワーク1
00のサーバ側エッジ装置120へ送信する(図3ステ
ップ75)。サーバ側エッジ装置120の帯域制御部1
21は、帯域予約設定要求に含まれるユーザ端末装置1
0のIPアドレス及びポート番号と、コンテンツサーバ
装置40のIPアドレス及びポート番号と、コンテンツ
41のコンテンツ帯域情報42と、帯域予約要求IDと
を帯域制御情報122として蓄積することで、サーバ側
エッジ装置120を通過する前記予定の経路に、コンテ
ンツ帯域情報42が要求する帯域を確保する。こうし
て、コンテンツ41に適した帯域が確保される。
【0042】次に、帯域管理装置30の帯域管理部31
は、帯域予約が完了したことをコンテンツサーバ装置4
0へ通知する(図3ステップ76)。帯域予約完了通知
を受け取ったコンテンツサーバ装置40のコンテンツ配
信管理部43は、配信先のユーザ端末装置10へコンテ
ンツ41の配信を開始する(図3ステップ77)。
【0043】コンテンツ41の配信開始と同時に、コン
テンツサーバ装置40のログ管理部45は、帯域予約要
求IDをキーとしてロギングを開始する。ログ管理部4
5が記録するログデータとしては、配信先のユーザ端末
装置10のIPアドレス、コンテンツ41を識別するた
めの情報、利用時間(配信開始時から配信終了時までの
経過時間)などがある。これらの情報が帯域予約要求I
Dと対応付けられて記録される。
【0044】コンテンツサーバ装置40からユーザ端末
装置10向けのコンテンツ41を受け取ったサーバ側エ
ッジ装置120の帯域制御部121は、帯域制御情報1
22を参照し、コンテンツ41をユーザ側エッジ装置1
10(ユーザ端末装置10)に宛てて送出する。ユーザ
端末装置10向けのコンテンツ41を受け取ったユーザ
側エッジ装置110の帯域制御部111は、帯域制御情
報112を参照し、コンテンツ41をユーザ端末装置1
0に宛てて送出する。
【0045】コンテンツ41の配信が終了すると(ステ
ップ78においてYES)、ログ管理部45は、ロギン
グを終了する。そして、コンテンツ41の配信が終了し
たとき、コンテンツサーバ装置40のコンテンツ配信管
理部43は、前記帯域予約要求から取得した帯域予約要
求IDを含む帯域解放要求を、回線104、IPネット
ワーク100、回線103を経由して帯域管理装置30
へ送信する(図3ステップ79)。
【0046】帯域管理装置30の帯域管理部31は、受
信した帯域解放要求から取得した帯域予約要求IDと、
コンテンツサーバ装置40のIPアドレスとを含む帯域
解放設定要求を、ユーザ側エッジ装置110及びサーバ
側エッジ装置120へ送信する(図3ステップ80)。
【0047】帯域解放設定要求を受信したユーザ側エッ
ジ装置110の帯域制御部111は、帯域解放設定要求
から取得した帯域予約要求ID及びコンテンツサーバ装
置40のIPアドレスに対応する帯域制御情報112を
削除することで、コンテンツ41の配信のために確保し
た帯域を解放する。同様に、サーバ側エッジ装置120
の帯域制御部121は、帯域解放設定要求から取得した
帯域予約要求ID及びコンテンツサーバ装置40のIP
アドレスに対応する帯域制御情報122を削除すること
で、帯域を解放する。
【0048】以上のように、本実施の形態では、ユーザ
端末装置10からコンテンツの要求があったとき、帯域
予約要求をコンテンツサーバ装置40から帯域管理装置
30に送信し、帯域管理装置30において帯域予約要求
を受付可能かどうかを判断し、帯域予約要求を受付可能
と判断した場合、帯域情報によって指定された帯域を確
保すべく帯域管理装置30からIPネットワーク100
内の帯域制御部111,121に帯域予約設定要求を送
信し、帯域管理装置30から帯域予約完了通知があった
とき、コンテンツをコンテンツサーバ装置40からユー
ザ端末装置10に配信し、配信の終了後、予約した帯域
を解放すべくコンテンツサーバ装置40から帯域管理装
置30に帯域解放要求を送信し、帯域解放要求があった
とき、確保した帯域を解放すべく帯域管理装置30から
帯域制御部111,121に帯域解放設定要求を送信し
ている。
【0049】従来は、帯域管理装置に対する要求をユー
ザ端末装置を使ってユーザが行う必要があったため、操
作が煩雑であった。これに対して、本実施の形態では、
ユーザ端末装置10からコンテンツの要求があったと
き、ユーザに代わってコンテンツサーバ装置40が帯域
管理装置30に帯域予約を自動的に要求し、コンテンツ
の配信終了後にコンテンツサーバ装置40が帯域管理装
置30に帯域解放を自動的に要求するので、ユーザに特
別な操作を要求することなく、コンテンツに適した帯域
制御が行われ、コンテンツに適した通信速度や遅延時間
等の通信サービス条件でコンテンツ配信が行われる。
【0050】なお、本実施の形態では、コンテンツ帯域
情報をコンテンツサーバ装置40のコンテンツ帯域情報
42において分散管理する形態を例示したが、コンテン
ツ帯域情報をコンテンツ管理装置50のコンテンツ帯域
情報54において集中管理する形態も本発明の実施形態
として想定する範囲である。
【0051】また、本実施の形態では、ユーザ側エッジ
装置110、サーバ側エッジ装置120、帯域管理装置
30、コンテンツサーバ装置40及びコンテンツ管理装
置50がIPネットワーク100を経由して通信する形
態を例示したが、これらの装置が管理用のネットワーク
を経由して通信する形態も本発明の実施の形態として想
定する範囲である。この場合も、ユーザ端末装置10と
コンテンツサーバ装置40との間は、IPネットワーク
100を介して接続されることは言うまでもない。
【0052】また、本実施の形態では、ユーザ側エッジ
装置110の帯域制御情報112及びサーバ側エッジ装
置120の帯域制御情報122として、ユーザ端末装置
10のIPアドレス及びポート番号と、コンテンツサー
バ装置40のIPアドレス及びポート番号と、コンテン
ツ41のコンテンツ帯域情報42と、帯域予約要求ID
とを利用する形態を例示したが、これら以外のプロトコ
ル番号等のパラメータを利用する形態も本発明の実施の
形態として想定する範囲である。
【0053】また、本実施の形態では、コンテンツサー
バ装置40にコンテンツ帯域情報42を蓄積する形態を
例示したが、コンテンツ帯域情報42をコンテンツサー
バ装置40と分離し、他の装置で管理する形態も本発明
の実施形態として想定する範囲である。本発明は、前記
実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において様々に変更可能であることは勿論で
ある。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザ端末装置からコ
ンテンツの要求があったとき、帯域予約要求をコンテン
ツサーバ装置から帯域管理装置に送信し、帯域管理装置
において帯域予約要求を受付可能かどうかを判断し、帯
域予約要求を受付可能と判断した場合、帯域管理装置か
らネットワーク内の帯域制御装置に帯域情報によって指
定された帯域を確保させる帯域予約設定要求を送信し、
帯域管理装置から帯域予約完了通知があったとき、コン
テンツをコンテンツサーバ装置からユーザ端末装置に配
信し、配信の終了後、コンテンツサーバ装置から帯域管
理装置に予約した帯域を解放させる帯域解放要求を送信
し、帯域解放要求があったとき、帯域管理装置から帯域
制御装置に確保した帯域を解放させる帯域解放設定要求
を送信するので、公に提供されるIPネットワーク等の
ネットワークにおいて、ユーザに特別な操作を要求する
ことなく、かつユーザ端末装置内のアプリケーションソ
フトウエアを改造することなく、個々のコンテンツに適
した帯域制御を実現することが可能となる。
【0055】また、要求されたコンテンツが伝送される
予定のネットワーク上の経路をユーザ端末装置の情報と
コンテンツサーバ装置の情報とから求め、この経路の帯
域容量の情報を取得して、コンテンツの帯域情報によっ
て指定された帯域を保証できるかどうかを判断すること
により、帯域予約要求を受付可能かどうかを判断するこ
とができる。
【0056】また、コンテンツサーバ装置に対してコン
テンツを配送する上位のコンテンツ管理装置にコンテン
ツが登録される際、この登録コンテンツの帯域情報を設
定しておくことにより、ユーザ端末装置からコンテンツ
要求があったとき、要求されたコンテンツの帯域情報を
コンテンツサーバ装置で取得することができ、要求され
たコンテンツに適した帯域を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となるIPネットワーク
サービスシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のIPネットワークサービスシステムの
構成を詳細に説明するためのブロック図である。
【図3】 図1のIPネットワークサービスシステムの
動作を示すフローチャート図である。
【図4】 従来のIPネットワークサービスシステムの
構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の他のIPネットワークサービスシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…ユーザ端末装置、20…WWWサーバ装置、30
…帯域管理装置、31…帯域管理部、32…受付判断
部、33…ネットワーク帯域情報、40…コンテンツサ
ーバ装置、41…コンテンツ、42…コンテンツ帯域情
報、43…コンテンツ配信管理部、44…コンテンツ帯
域情報管理部、45…ログ管理部、50…コンテンツ管
理装置、51…コンテンツ配送部、52…コンテンツ帯
域情報配送部、53…コンテンツ帯域情報設定部、54
…コンテンツ帯域情報、100…IPネットワーク、1
01〜105…回線、110…ユーザ側エッジ装置、1
11、121…帯域制御部、112、122…帯域制御
情報、120…サーバ側エッジ装置、130…コアネッ
トワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗林 伸一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中川 広一 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HC01 LC05 LC09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されたコンテンツサ
    ーバ装置にコンテンツ及びこのコンテンツの帯域情報を
    格納する格納手順と、 前記ネットワークに接続されたユーザ端末装置からコン
    テンツの要求があったとき、このコンテンツの帯域情報
    を含む帯域予約要求を前記コンテンツサーバ装置から前
    記ネットワークの帯域を管理する帯域管理装置に送信す
    る帯域予約要求手順と、 前記帯域管理装置において前記ネットワークの帯域容量
    と前記帯域情報とから前記帯域予約要求を受付可能かど
    うかを判断する判断手順と、 前記帯域予約要求を受付可能と判断した場合、前記帯域
    管理装置から前記ネットワーク内の帯域制御装置に前記
    帯域情報によって指定された帯域を確保させる帯域予約
    設定要求を送信する帯域予約設定要求手順と、 前記帯域制御装置によって帯域が確保された後に前記帯
    域管理装置から前記コンテンツサーバ装置に帯域予約完
    了を通知する通知手順と、 前記帯域予約完了通知があったとき、前記要求されたコ
    ンテンツを前記コンテンツサーバ装置から前記ユーザ端
    末装置に配信する配信手順と、 前記配信の終了後、前記コンテンツサーバ装置から前記
    帯域管理装置に前記帯域予約要求手順で予約した帯域を
    解放させる帯域解放要求を送信する帯域解放要求手順
    と、 前記帯域解放要求があったとき、前記帯域管理装置から
    前記帯域制御装置に前記確保した帯域を解放させる帯域
    解放設定要求を送信する帯域解放設定要求手順とを実行
    することを特徴とする帯域制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の帯域制御方法において、 前記帯域予約要求は、前記帯域情報の他に、コンテンツ
    の配信先である前記ユーザ端末装置の情報と、コンテン
    ツの配信元である前記コンテンツサーバ装置の情報とを
    含み、 前記判断手順は、前記要求されたコンテンツが伝送され
    る予定のネットワーク上の経路を前記ユーザ端末装置の
    情報と前記コンテンツサーバ装置の情報とから求め、こ
    の経路の帯域容量の情報を取得して、前記コンテンツの
    帯域情報によって指定された帯域を保証できるかどうか
    を判断する手順を含み、前記帯域を保証できるならば受
    付可能と判断することを特徴とする帯域制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の帯域制御方法において、 前記コンテンツサーバ装置に対してコンテンツを配送す
    る上位のコンテンツ管理装置にコンテンツが登録される
    際、この登録コンテンツの前記帯域情報を設定するコン
    テンツ帯域情報設定手順を実行することを特徴とする帯
    域制御方法。
  4. 【請求項4】 ユーザ端末装置と、このユーザ端末装置
    に対してネットワークを介してコンテンツを配信するコ
    ンテンツサーバ装置と、前記ネットワークの帯域を管理
    する帯域管理装置と、この帯域管理装置の要求に従って
    帯域の確保又は解放を行う帯域制御装置とを備えたネッ
    トワークサービスシステムにおいて、 前記コンテンツサーバ装置は、 前記ユーザ端末装置からコンテンツの要求があったと
    き、このコンテンツの帯域情報を含む帯域予約要求を前
    記帯域管理装置に送信し、帯域予約完了通知があったと
    き、前記要求されたコンテンツを前記ユーザ端末装置に
    配信し、この配信の終了後、前記帯域管理装置に前記帯
    域予約要求で予約した帯域を解放させる帯域解放要求を
    送信するコンテンツ配信管理手段を有し、 前記帯域管理装置は、 前記ネットワークの帯域容量と前記コンテンツの帯域情
    報とから前記帯域予約要求を受付可能かどうかを判断す
    る受付判断手段と、 前記帯域予約要求の受付が可能と判断された場合、前記
    帯域制御装置に前記帯域情報によって指定された帯域を
    確保させる帯域予約設定要求を送信し、前記帯域制御装
    置によって帯域が確保された後に前記コンテンツサーバ
    装置に帯域予約完了を通知し、前記帯域解放要求があっ
    たとき、前記帯域制御装置に前記確保した帯域を解放さ
    せる帯域解放設定要求を送信する帯域管理手段とを有す
    ることを特徴とするネットワークサービスシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のネットワークサービスシ
    ステムにおいて、 前記帯域予約要求は、前記帯域情報の他に、コンテンツ
    の配信先である前記ユーザ端末装置の情報と、コンテン
    ツの配信元である前記コンテンツサーバ装置の情報とを
    含み、 前記帯域管理装置の受付判断手段は、前記要求されたコ
    ンテンツが伝送される予定のネットワーク上の経路を前
    記ユーザ端末装置の情報と前記コンテンツサーバ装置の
    情報とから求め、この経路の帯域容量の情報を取得し
    て、前記コンテンツの帯域情報によって指定された帯域
    を保証できるかどうかを判断することを特徴とするネッ
    トワークサービスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のネットワークサービスシ
    ステムにおいて、 前記コンテンツサーバ装置に対してコンテンツを配送す
    る上位のコンテンツ管理装置をさらに備え、 前記コンテンツ管理装置は、コンテンツ提供者から提供
    されるコンテンツの登録時に、この登録コンテンツの前
    記帯域情報を設定するコンテンツ帯域情報設定手段を有
    することを特徴とするネットワークサービスシステム。
  7. 【請求項7】 ユーザ端末装置に対してネットワークを
    介してコンテンツを配信するコンテンツサーバ装置にお
    いて、 前記ユーザ端末装置からコンテンツの要求があったと
    き、このコンテンツの帯域情報を含む帯域予約要求を前
    記ネットワークの帯域管理装置に送信し、この帯域管理
    装置から帯域予約の完了通知があったとき、前記要求さ
    れたコンテンツを前記ユーザ端末装置に配信し、この配
    信の終了後、前記帯域管理装置に前記帯域予約要求で予
    約した帯域を解放させる帯域解放要求を送信するコンテ
    ンツ配信管理手段を有することを特徴とするコンテンツ
    サーバ装置。
  8. 【請求項8】 ネットワークの帯域を管理する帯域管理
    装置において、 ユーザ端末装置にコンテンツを配信するコンテンツサー
    バ装置からコンテンツの帯域情報を含む帯域予約要求が
    あったとき、前記ネットワークの帯域容量と前記コンテ
    ンツの帯域情報とから前記帯域予約要求を受付可能かど
    うかを判断する受付判断手段と、 前記帯域予約要求の受付が可能と判断された場合、前記
    ネットワーク内の帯域制御装置に前記帯域情報によって
    指定された帯域を確保させる帯域予約設定要求を送信
    し、前記帯域制御装置によって帯域が確保された後に前
    記コンテンツサーバ装置に帯域予約完了を通知し、前記
    帯域予約要求に応じて確保した帯域を解放するよう前記
    コンテンツサーバ装置から要求されたとき、前記帯域制
    御装置に前記確保した帯域を解放させる帯域解放設定要
    求を送信する帯域管理手段とを有することを特徴とする
    帯域管理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の帯域管理装置において、 前記帯域予約要求は、前記帯域情報の他に、コンテンツ
    の配信先である前記ユーザ端末装置の情報と、コンテン
    ツの配信元である前記コンテンツサーバ装置の情報とを
    含み、 前記受付判断手段は、前記要求されたコンテンツが伝送
    される予定のネットワーク上の経路を前記ユーザ端末装
    置の情報と前記コンテンツサーバ装置の情報とから求
    め、この経路の帯域容量の情報を取得して、前記コンテ
    ンツの帯域情報によって指定された帯域を保証できるか
    どうかを判断することを特徴とする帯域管理装置。
  10. 【請求項10】 コンテンツサーバ装置に対してコンテ
    ンツを配送する上位のコンテンツ管理装置において、 コンテンツ提供者から提供されるコンテンツの登録時
    に、この登録コンテンツの前記帯域情報を設定するコン
    テンツ帯域情報設定手段を有することを特徴とするコン
    テンツ管理装置。
JP2001241077A 2001-08-08 2001-08-08 帯域制御方法、ネットワークサービスシステム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテンツ管理装置 Pending JP2003051846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001241077A JP2003051846A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 帯域制御方法、ネットワークサービスシステム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテンツ管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001241077A JP2003051846A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 帯域制御方法、ネットワークサービスシステム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテンツ管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003051846A true JP2003051846A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19071586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001241077A Pending JP2003051846A (ja) 2001-08-08 2001-08-08 帯域制御方法、ネットワークサービスシステム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテンツ管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003051846A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104599A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、情報処理システム、コンピュータプログラム、記憶媒体
JP2007274111A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sharp Corp コンテンツ配信システム
WO2008035398A1 (fr) 2006-09-19 2008-03-27 Nec Corporation Système de distribution de contenu, dispositif intermédiaire de commande de bande passante et procédé de commande de bande passante
WO2008091009A1 (ja) 2007-01-26 2008-07-31 Nec Corporation 映像配信システムおよび映像配信方法
WO2008149460A1 (ja) * 2007-06-08 2008-12-11 Fujitsu Limited ネットワーク管理装置および帯域保証方法
WO2009128528A1 (ja) 2008-04-18 2009-10-22 日本電気株式会社 サーバ装置とコンテンツ配信方法とプログラム
US11290759B2 (en) 2008-07-30 2022-03-29 Tivo Corporation Dynamic bandwidth allocation for addressable content

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104599A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、情報処理システム、コンピュータプログラム、記憶媒体
JP4646775B2 (ja) * 2005-10-07 2011-03-09 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、ネットワークシステム、プログラム
JP2007274111A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sharp Corp コンテンツ配信システム
WO2008035398A1 (fr) 2006-09-19 2008-03-27 Nec Corporation Système de distribution de contenu, dispositif intermédiaire de commande de bande passante et procédé de commande de bande passante
WO2008091009A1 (ja) 2007-01-26 2008-07-31 Nec Corporation 映像配信システムおよび映像配信方法
US8438605B2 (en) 2007-01-26 2013-05-07 Nec Corporation Video distribution system and video distribution method
CN102438008B (zh) * 2007-01-26 2016-06-22 日本电气株式会社 视频分发系统和视频分发方法
WO2008149460A1 (ja) * 2007-06-08 2008-12-11 Fujitsu Limited ネットワーク管理装置および帯域保証方法
WO2009128528A1 (ja) 2008-04-18 2009-10-22 日本電気株式会社 サーバ装置とコンテンツ配信方法とプログラム
US11290759B2 (en) 2008-07-30 2022-03-29 Tivo Corporation Dynamic bandwidth allocation for addressable content

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4035806B2 (ja) 映像配信システム
JP4753052B2 (ja) コンテンツ配信方法及びシステム
JP3904435B2 (ja) Webサービス向け輻輳制御装置及び方法
US20040249965A1 (en) Node caching system for streaming media applications
EP1221795A2 (en) Service system
CN101156407B (zh) 通过通信网络提供内容的方法
EP2773080A1 (en) Sharing control system and method for network resources download information
JP4758362B2 (ja) 中継装置、プログラム及び中継方法
CN105432088A (zh) 用于过顶自适应流播的带宽管理
KR20090054528A (ko) 사용자를 위한 서비스 품질 관리 방법 및 이를 수행하기위한 시스템
US7899908B2 (en) Distribution request control method and unit, and program for distribution request control method
CN103986741A (zh) 云数据系统、云数据中心及其资源管理方法
JP2003101575A (ja) 提供サービス制御機能を有するipネットワークシステム
US7401118B1 (en) Web information preferential transfer system
JP3940135B2 (ja) リソース管理システム及び方法並びにプログラム及びプログラムを記録した記録媒体
JP2003051846A (ja) 帯域制御方法、ネットワークサービスシステム、コンテンツサーバ装置、帯域管理装置及びコンテンツ管理装置
EP1353472A1 (en) Apparatus and system for communication
KR101857020B1 (ko) 서버에서 제공되는 서비스를 관리하기 위한 단말기의 장치 및 방법
JP2006268671A (ja) ログイン制御システムおよびログイン制御方法
JP2004140486A (ja) ユーザオンデマンド型通信制御システム
US20170195426A1 (en) Maintaining session across plural providing devices
JP4281008B2 (ja) 配信要求管理装置
JP2004206406A (ja) Url情報の変換方法およびプログラム並びにコンテンツ配信方法
EP1220513A2 (en) Method and apparatus for handling services by a proxy
JP3757390B2 (ja) ストリーミングコンテンツ中継サービス方法および装置並びにプログラム