JP3660789B2 - 金属条材の増肉加工方法及び装置 - Google Patents

金属条材の増肉加工方法及び装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一定断面の鋼材等の金属条材(H形材、I形材、丸パイプ、角パイプ、丸棒、角棒、板材等)の長手方向の少なくとも1ヶ所を増肉させる金属条材の増肉加工方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋼材等の金属条材(以下単に条材と略称する)の長手方向の一部領域に増肉加工を施して、強度の大きい厚肉部を形成することが知られており、その1例が特開平8−66736号公報に記載されている。この公報に記載の増肉加工方法は、増肉加工すべき条材に軸線方向の圧縮力を作用させた状態で、その条材の長手方向の狭幅領域を環状の誘導加熱コイルによって局部的に塑性変形容易な温度に加熱し、その加熱した部分すなわち加熱部に圧縮力による増肉を生じさせると共にその誘導加熱コイルを条材に沿って移動させ、それによって加熱部を条材に対して長手方向に移動させ、同時にその加熱部の後端部分に冷却水等の冷却媒体を吹き付けて増肉直後の部分を冷却、固化し、これにより条材を長手方向に連続的に増肉してゆくものであり、条材の長手方向の所望領域に所望長さの厚肉部を容易に形成できるという利点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この増肉方法では、増肉加工によって条材に曲がりが生じることがあり、特に、非増肉部と増肉部との境界部分が折れ曲がることがあり、製品としての条材に要求される真直度を損なうことがあるという問題があった。
【0004】
増肉加工時に生じる曲がりの原因は、条材の、加熱され、増肉を生じている加熱部が、何らかの理由によって所定の加工基準軸心(増肉加工を行う装置が真直な条材を正しく保持した時に、その条材の軸心の占める位置、機械軸心とも言う)から直角方向に変位し(ずれ)、このため、その条材が加熱部を中心としてくの字状に折れ曲がった状態となっていたためと思われた。そこで、本発明者等は、増肉加工中、条材の加熱部の加工基準軸心からの変位(ずれ量)を求め(なお、加熱部の変位を直接検出することは困難であるので、その加熱部の近傍の部分の変位を検出し、それで代用した)、その変位が小さくなるように、最軟部の両側の条材部分にそれぞれ、前記変位に応じた荷重或いはモーメントを付与するという制御を行った。しかしながら、この方法では、曲がり矯正をできる場合もあるが、常に良好な結果が得られるとは限らず、必ずしも満足すべき解決策とはいえなかった。
【0005】
本発明は、かかる問題点に鑑みて為されたもので、条材の曲がり発生を極力防止しながら条材に増肉加工を行うことを可能とする金属条材の増肉加工方法及びその方法に用いる装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は条材に生じる曲がりの原因を鋭意検討の結果、上記したように条材が加熱部を中心としてくの字状に曲がった状態で増肉加工されるために曲がりが生じたというよりは、加熱部において段差が生じたために曲がりが生じていることを見い出した。すなわち、加熱部の中で増肉を生じている最軟部は、塑性変形抵抗がきわめて小さい(例えば、冷間時の1/50程度)ため、その最軟部をはさんだ両側の条材部分を連結する力はきわめて小さく、このため、最軟部に隣接した両側の条材部分は互いに独立しているように変位可能であり、両側それぞれの条材部分に作用する力に応じて変位する。従って、加熱部内の最軟部の両側の変位は必ずしも一致せず、ずれた状態となり、加熱部に段差が生じ、この段差が増肉後の曲がりの原因となっていた。従って、加熱部に生じる恐れのある段差を極力小さくすることで、曲がりの発生を抑制することが可能と考えられる。
【0007】
本発明はかかる知見に基づいてなされたもので、増肉加工中、増肉を生じている最軟部の両側の条材部分で、すなわち前側条材部分と後側条材部分でそれぞれ独立して、最軟部に隣接した前側加熱部と後側加熱部の加工基準軸心に対する変位をあらかじめ設定した許容値内に保持するよう曲がり制御を行い、これによって、加熱部に生じる恐れのある段差を抑制し、曲がりの発生を防止するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の金属条材の増肉加工方法は、増肉加工すべき金属条材の長手方向の小領域を局部的に加熱して加熱部を形成し、該加熱部を前記金属条材の長手方向に相対的に移動させながら圧縮力を付与して増肉させ、前記加熱部の後端部分を増肉直後に冷却する金属条材の増肉加工方法において、増肉動作中、前記金属条材の加熱部の最軟部よりも後ろに位置する後側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出し、その変位が所定の許容値内に保持されるよう前記金属条材の前記最軟部よりも後ろに位置する後側条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加えるという後側条材部分に対する曲がり制御を行い、同時に、前記金属条材の前記最軟部よりも前に位置する前側加熱部の、前記加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出し、その変位が所定の許容値内に保持されるよう前記金属条材の前記最軟部よりも前に位置する前側条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加えるという前側条材部分に対する曲がり制御を行うことで、加熱部に生じる恐れのある段差を抑制し、曲りの発生を防止することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の金属条材の増肉加工装置は、上記した金属条材の増肉加工方法を実施するための装置であって、増肉加工すべき金属条材の長手方向の小領域を局部的に加熱して加熱部を形成する加熱装置と、該加熱装置が前記金属条材の長手方向に相対的に移動するよう、前記加熱装置及び金属条材の一方若しくは双方を移動させる移動装置と、前記金属条材の加熱部に軸線方向の圧縮力を作用させる圧縮装置と、前記金属条材の加熱部の最軟部よりも後ろに位置する後側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出する第一変位検出手段と、その変位が所定の許容値内に保持されるよう、前記金属条材の最軟部よりも後ろに位置する後側条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加える第一曲がり矯正手段と、前記金属条材の加熱部の最軟部よりも前に位置する前側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出する第二変位検出手段と、その変位が所定の許容値内に保持されるよう、前記金属条材の最軟部よりも前に位置する前側条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加える第二曲がり矯正手段とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明方法及び装置は上記の構成であるので、増肉加工中、加熱部の最軟部の両側に位置する後側加熱部と前側加熱部のそれぞれの変位を第一及び第二の変位検出手段で検出し、検出したそれぞれの変位に応じて、第一及び第二の曲がり矯正手段がその変位を生じた側の条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加えてその変位を小さくし、所定の許容値内に保持することができ、このため、前側加熱部と後側加熱部を加工基準軸心にほぼ一致する位置に保持し、加熱部に段差が生じることを抑えることができ、これによって、曲がりのほとんどない増肉加工条材を得ることができる。
上記本発明の効用から見て、熱間増肉加工時の曲がりは、加熱部に生じた段差が増肉加工の進行により積分されて発生していたものと推論される。
【0011】
ここで、前記した第一変位検出手段及び第二変位検出手段はそれぞれ、後側加熱部及び前側加熱部の変位を検出するものであるが、これらは必ずしも、後側加熱部及び前側加熱部の変位をそれぞれ直接測定する構成のものに限定されず、後側加熱部及び前側加熱部からそれぞれ適宜距離だけ離れた部分の変位を測定し、測定した変位をそのまま後側加熱部及び前側加熱部の変位として検出する構成のもの、或いは測定した変位を適当に補正して後側加熱部及び前側加熱部の変位として検出する構成のもの等としてもよい。
【0012】
本発明において行う曲がり制御の方向(検出する変位の方向及び曲がり矯正方向)は、曲げ加工時に加熱部に、軸心に直角方向に生じる変位の方向に一致するように定めればよく、従って、加熱部の変位が常に特定の方向のみ(例えば下向きのみ)に生じる場合には、その方向の変位のみを測定し、その方向のみに条材部分を変位させて曲がりを矯正すればよい。しかしながら、曲げ加工時に条材軸心に直角方向に生じる変位は、必ずしも一定方向に発生するとは限らず、例えば、条材断面が一般的軸対称形の場合には任意の方向に発生しており、従って、変位の発生方向を特定できない場合が多い。このように任意の方向に変位が発生する場合には、条材軸心に直角な面内において、互いに直角なX軸方向、Y軸方向を曲がり制御の方向とすればよい。すなわち、X軸方向、Y軸方向の変位を測定し、それぞれの方向の変位に応じて、条材部分がそれぞれX軸方向、Y軸方向に変位するように荷重或いはモーメントを加えてて曲がりを矯正する方法を採ればよい。一般に、増肉加工時には、条材を水平に保持しており、その場合、曲がり制御を行うX軸方向、Y軸方向としては、上下方向、左右方向とすることが好ましい。
【0013】
本発明で増肉の対象とする条材は、H形材、I形材、丸パイプ、角パイプ、丸棒、角棒、板材等、任意の断面形状のものとしうる。そのうち、丸パイプ、角パイプ等の管状の条材に対して増肉加工を施す場合、増肉加工によって形成される厚肉部の内側に位置するように、その厚肉部の長さ以上の長さを有する熱処理用ダイスをあらかじめ挿入した状態で、増肉加工を行い、その後、引き続いて熱処理を施すことがある。このように管状の条材の内部に熱処理用ダイスを挿入した場合、その熱処理用ダイスは条材に乗せられ、従って条材によって保持されており、換言すれば、条材には熱処理用ダイスの荷重が作用し、下向きに湾曲することが多い。本発明による曲がり制御を行わない場合には、増肉加工を開始するために、条材の一部領域を加熱して、塑性変形容易な加熱部を生じさせた時、その加熱部の最軟部によってその両側の条材部分の連結が切られたような状態となり、その最軟部をはさむ部分の上下方向の変位量が異なって加熱部に上下方向の段差が生じる。また、増肉の進行に伴って加熱部が移動した時に、その移動につれて両側の条材部分に作用する自重等の上下方向の負荷が変化し、変位量も変化するため、加熱部の段差の大きさも変化する。これらの現象のため、増肉後の条材に大きい曲げが生じる。従って、このように、管状の条材の内部に熱処理用ダイスを挿入して増肉加工を行う場合に、本発明を適用することは、曲がり防止にきわめて有効であり、その場合、増肉加工中、条材の加熱部に生じる段差は、主として上下方向となっているので、上下方向のみについて曲がり制御を行えばよい。
【0014】
増肉加工すべき条材は、本来、真直に製造されているはずであるが、実際には製造誤差等によって、増肉加工に供する前に曲がりを有しているものがある。このように冷間の状態で曲がりを有している条材を、増肉加工装置にセットして増肉加工を行う場合、条材の増肉加工すべき部分の両側を複数のガイドローラ等で所定位置に拘束したとしても、条材は完全には真直状態とならず、加熱部では加工基準軸心から直角方向に変位した(ずれた)状態となる。この状態で増肉動作を行うと、本発明による曲がり制御を行わない場合には、増肉加工を開始するために、条材の一部領域を加熱して、塑性変形容易な加熱部を生じさせた時、その加熱部の最軟部によって、その両側の条材部分の連結が切られたような状態となり、その最軟部をはさむ両側の条材部分に作用している負荷やモーメントは必ずしも同一でないので、最軟部に接する前側加熱部と後側加熱部との変位量が異なって加熱部に段差が生じる。また、増肉の進行に伴って加熱部が移動した時に、その移動につれて両側の条材部分に作用する自重等の負荷が変化し、変位量も変化するため、加熱部の段差の大きさも変化する。これらの現象のため、増肉後の条材に大きい曲がりが生じる。従って、このように、元々曲がりを有している条材の増肉加工に本発明を適用し、増肉開始時から、最軟部をはさむ両側の条材部分についてそれぞれ曲がり制御を行い、前側加熱部と後側加熱部の変位を所定の許容値内に保持することにより、加熱部の段差の発生を抑制し、曲がり発生を防止できる。
【0015】
【実施例】
以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説明する。図1は本発明の一実施例による増肉加工装置の概略構成を示す概略垂直断面図、図2は図1のA−A矢視概略図、図3はその増肉加工装置を増肉終了時の状態で示す概略垂直断面図である。1は増肉加工すべき条材であり、本実施例では角パイプを示している。2は条材1の一端を定位置に固定、保持する固定保持具、3は条材1の反対端を保持し且つ押圧して条材に圧縮力を作用させる可動保持具であり、油圧シリンダ等の圧縮装置3Aに連結されている。
【0016】
4は、条材1の長手方向の小領域を局部的に塑性変形容易な温度に加熱して加熱部5とすることの可能な環状の加熱装置であり、本実施例では高周波加熱コイルが用いられている。この加熱装置4は、内部に冷却水等の冷却媒体の通路を備えると共に、冷却媒体6を、加熱部5の移動方向(矢印B方向)に関して後側となる部分に吹き付ける吐出穴を備えている。7は加熱装置4を保持した移動台であり、ねじ機構等の移動機構に連結され、加熱装置4を条材1に沿って所望の速度で移動させることの可能な構成となっている。8は、条材1の、加熱部5に関して後ろ側(固定保持具2側)に位置する後側条材部分1aを保持する固定側ガイドローラであり、定位置に配置されている。9は、条材1の、加熱部5に関して前側(可動保持具3側)に位置する前側条材部分1bを保持する移動側ガイドローラである。この移動側ガイドローラ9は、移動台10に保持されており、その移動台10によって条材1に沿って移動可能である。移動台10はそれを移動させるための移動機構(図示せず)に連結され、加熱装置4を保持した移動台7と同期して同一速度で移動可能な構成となっている。なお、図面では、ガイドローラ8、9として、水平に配置されている条材1の上下面を案内するように水平に設けられたもののみを示しているが、この他にも、条材の両側面を案内するように垂直に設けられたガイドローラ(図示せず)が設けられている。
【0017】
12は、条材1内の、増肉加工によって形成される厚肉部の内側に位置するように挿入された熱処理用ダイスであり、形成される厚肉部の長さ以上の長さを有している。この熱処理用ダイス12は、その両端に条材1の内面に接触するための突起12aを備えており、その突起12aを介して条材1に保持されている。また、熱処理用ダイス12には連結棒13が接続されており、その連結棒13により条材1内の長手方向の所定位置に位置決めされている。一点鎖線O−Oは、加工基準軸心(機械軸心ともいう)であり、真直な条材1をガイドローラ8、9によって定まる所定位置にセットした時に、その条材1の軸心に一致した軸線である。
【0018】
16は、条材1の加熱部5の最軟部の後ろ側に位置する後側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出する第一変位検出手段であり、ここでは定位置に設けられた一対の変位計16a、16bが用いられている。この一対の変位計16a、16bは、後側条材部分1aの、増肉加工を開始する位置Pに近接した部分の上下面に対向するように配置され、それぞれの対向する面の上下方向の変位を検出するものである。ここで使用する変位計としては、公知の任意のものを使用可能であり、例えば、非接触式のレーザ距離計、渦電流測定を応用した距離計、接触式の電気マイクロメータ、差動トランス等を挙げることができる。一対の変位計16a、16bは、それぞれに対向する条材部分1aの上下面の変位を検出しているので、両変位計16a、16bの検出信号の差を取ることにより、その部分の加工基準軸心O−Oに対する直角方向の変位、即ち、図2において、一対の変位計16a、16bに対向する条材部分の軸心O′と加工基準軸心Oとの上下方向の距離dを検出できる。一対の変位計16a、16bが検出する変位(距離d)は、加熱部5の最軟部の後ろ側に位置する後側加熱部の変位に正確に一致するものではないが、それに極めて近いものであるので、後側加熱部の変位として取り出され、後述する曲がり制御に使用される。
【0019】
なお、一対の変位計16a、16bは定位置に配置されており、一方、図3に示すように、加熱部5は増肉加工の進行に伴って移動しており、従って、一対の変位計16a、16bと後側加熱部との距離は増肉加工の進行に伴い変化している。このため、一対の変位計16a、16bが検出する変位(距離d)と、後側加熱部の実際の変位との差は、増肉加工の進行に伴い増大する傾向がある。しかしながら、多くの場合、増肉終了時において検出した変位(距離d)と後側加熱部の実際の変位との差でも、許容しうる程度であるので、検出した変位を後側加熱部の変位として取り扱っても差し支えない。もし、検出した変位(距離d)と後側加熱部の実際の変位との差が許容しうる範囲を超えて無視できない場合には、一対の変位計16a、16bと後側加熱部との間の条材部分が自重等によってたわむことを考慮し、検出した変位(距離d)を補正して、後側加熱部の変位とすれば良い。
【0020】
また、この実施例では、第一変位検出手段16として、一対の変位計16a、16bを用いているが、必ずしも一対の変位計を用いる必要はなく、いずれか一方のみでもよい。但し、図示実施例のように、一対の変位計を用いると、変位の検出精度を高めることができ、好ましい。
【0021】
図1〜図3において、20は、固定側ガイドローラ8と第一変位検出手段16との間において、後側条材部分1aに条材軸心に対して直角方向の且つ上下方向の荷重を加えて、後側条材部分1a先端の後側加熱部を上下動させるための第一曲がり矯正手段である。この第一曲がり矯正手段20は、後側条材部分1aの上下面をはさむように配置された一対の加圧ローラ21と、その加圧ローラ21を保持した移動フレーム22と、移動フレーム22を上下方向に移動させる加圧シリンダ23と、加圧シリンダ23に対して油圧源24からの油圧供給を制御する油圧サーボ装置25等を備えている。この第一曲がり矯正手段20は、第一変位検出手段16によって検出した変位が所定の許容値内に保持されるように後側条材部分1aに荷重を加えるように制御される構成となっている。すなわち、図2において、一対の変位計16a、16bからの信号(条材部分1aの加工基準軸線Oからの下方への変位dを示す信号)が制御装置26に入力され、制御装置26は、その変位dが所定の許容値を越えた時に、その変位dが所定の許容値となるように、油圧サーボ装置25に、加圧ローラ21を変位dとは逆方向に移動させる移動信号を出力し、油圧サーボ装置25を制御して、加圧シリンダ23を操作する構成となっている。
【0022】
図1において、28は、条材1の加熱部5の最軟部の前側に位置する前側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出する第二変位検出手段であり、第一変位検出手段16と同様に一対の変位計28a、28bが用いられている。この一対の変位計28a、28bは、条材1の加熱部5の最軟部よりも前側に位置する前側条材部分1bの、加熱部5に近接した部分の上下面に対向するように、且つ加熱装置4と一緒に移動するように取り付けられている。かくして、第二変位検出手段28は、第一変位検出手段16と同様にして、対向する条材部分の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出でき、しかも、この検出位置は加熱装置4がどの位置に移動しても(図3参照)、加熱部5の近傍に位置しているので、結局、常に前側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を正しく検出できる。
【0023】
30は、第二変位検出手段28と移動側ガイドローラ9の間において、前側条材部分1bに条材軸心に対して直角方向の且つ上下方向の荷重を加えて、前側条材部分1b先端の前側加熱部を上下動させるための第二曲がり矯正手段である。この第二曲がり矯正手段30も、第一曲がり矯正手段20と同様な構成のもので、前側条材部分1bの上下面をはさむように配置された一対の加圧ローラ31と、その加圧ローラ31を保持した移動フレーム32と、移動フレーム32を上下方向に移動させる加圧シリンダ33と、加圧シリンダ33への油圧供給を制御する油圧サーボ装置35等を備えており、一対の変位計28a、28bからの信号を入力した制御装置36によって、油圧サーボ装置35を制御して、加圧シリンダ33を操作する構成となっている。第二曲がり矯正手段30は、移動台10に保持され、加熱装置4や移動側ガイドローラ9等と一緒に移動可能である。
【0024】
次に、上記構成の増肉加工装置による増肉動作を説明する。
図1において、増肉加工すべき角パイプである条材1の一端を固定保持具2に固定、保持させ、その反対端を可動保持具3に保持させ、内部の所定位置に熱処理用ダイス12を挿入、保持させる。次いで、加熱装置4を増肉開始位置Pに位置させ且つ第二曲がり矯正手段30及び移動側ガイドローラ9も加熱装置4に対して所定距離だけ離れた位置に移動させる。次に、可動保持具3を油圧シリンダ等の圧縮装置3Aで押圧して条材1に圧縮力を作用させ、その状態で、加熱装置4による条材1の加熱を開始し、条材1の長手方向の小領域を局部的に塑性変形容易な温度に加熱して加熱部5とし、その加熱部5の最軟部に圧縮力による増肉を生じさせる。同時に、その加熱装置4及びその前方に位置する第二曲がり矯正手段30、移動側ガイドローラ9を条材1に沿って同一速度で移動させて加熱部5を条材1の長手方向に移動させ、且つその動作と並行してその加熱装置4から冷却媒体6を加熱部5の後側に吹き付けて増肉直後の部分を冷却、固化し、これにより条材1を長手方向に連続的に増肉してゆく。そして、図3に示すように、加熱装置4が増肉終了位置に到達すると、加熱、加圧を停止し、増肉動作を終了する。これにより、熱処理用ダイス12の外周に、厚肉部1cが形成される。
【0025】
以上に述べた増肉加工の際に、加熱部5の前側と後側でそれぞれ独立した曲がり制御が行われる。以下その曲がり制御を説明する。図4(a)に示すように、条材1を所定位置にセットし、ガイドローラ8、9で保持させた時、加圧ローラ21、31が無い場合には、内部に挿入した熱処理用ダイス12の重量及び条材1の自重により、ガイドローラ8、9の間の、加熱装置4で加熱され、加熱部5となるべき部分を含む領域が二点鎖線で示すように下方に湾曲し、加工基準軸線O−O(図1参照)から下方に変位してしまう。この変位が生じると、第一変位検出手段16及び第二変位検出手段28が、条材1の下方への変位を検出し、それぞれの検出値に応じて第一曲がり矯正手段20、第二曲がり矯正手段30を制御し、加圧ローラ21、31で条材1を押し上げ、それぞれの変位が許容値内となるように制御する。これにより、条材1は図4(a)に実線で示すように、下方への変位のほとんど無い状態に保持される。
【0026】
この状態で加熱装置4が加熱を開始し、条材1に加熱部5を生じさせ、上述した増肉作業が開始される。この時、加熱部5が塑性変形容易な温度に上昇し、その加熱部5内の最軟部に増肉が生じる状態となると、その最軟部は、その両側に位置する条材部分間に力をほとんど伝達しなくなり、このため、図4(b)に示すように、加熱部5が後側加熱部5aと前側加熱部5bとに切断されたような状態となる。従って、条材1の加熱部5の後ろ側の後側条材部分1aと、前側の前側条材部分1bとはそれぞれ、片持ち梁のようになる。もし、加圧ローラ21、31が図4(a)に示す位置に固定されたままであると仮定すると、加熱部5の前後に位置する条材部分1a、1bに作用する力は同一ではない(例えば、熱処理用ダイス12は、加熱部5よりも後ろ側の条材部分1aの先端には荷重Fを作用させるが、前側条材部分1bの先端部分には荷重を作用させていない)ので、加熱部5の最軟部の前後に位置する後側加熱部5aと前側加熱部5bの変位量が異なることとなり、図4(b)に誇張して示すように、加熱部5に段差が生じる。この状態で増肉を継続すると曲がり発生の原因となる。
【0027】
しかしながら、本実施例では、加熱部5の後ろ側に位置する後側条材部分1aに対しては、第一変位検出手段16が変位を検出し、その変位が許容値内に保持されるように、第一曲がり矯正手段20の加圧ローラ21が後側条材部分1aを変位させ、また、加熱部5の前側に位置する前側条材部分1bに対しては、第二変位検出手段28が変位を検出し、その変位が許容値内に保持されるように、第二曲がり矯正手段30の加圧ローラ31が前側条材部分1bを変位させる。かくして、図4(c)に示すように、後側加熱部5aと前側加熱部5bの加工基準軸線からの変位が、所定の許容値内に保持され、従って、加熱部5での段差の発生が抑制される。
【0028】
このように、加熱部5の両側の条材部分1a、1bに対して、それぞれ独立して曲がり制御が行われ、その状態で増肉加工が行われる。このため、加熱部5が条材1に沿って移動し、増肉加工が行われる間、常にその加熱部5の最軟部をはさむ部分の加工基準軸線からの変位が所定の許容値内に保持され、加熱部5での段差の発生が最小となっており、曲がりのきわめて小さい増肉加工が行われる。特に、曲げ開始時において加熱部5に段差が生じていると、曲げ加工後の条材の未増肉部と増肉部との境界に折れ曲がりが生じ、条材の真直度が悪くなるが、本実施例ではこのような未増肉部と増肉部との境界の折れ曲がりを防止できる。
【0029】
なお、上記実施例では、加熱部5の後ろ側の後側条材部分1aの変位を検出する第一変位検出手段16を定位置に配置しているが、この代わりに第一変位検出手段16を加熱装置4と一緒に移動する構成としてもよい。ただし、その場合には第一変位検出手段16が増肉加工によって形成された厚肉部1cの表面の変位を検出することとなり、厚肉部表面には小さい凹凸が生じているので、それらの凹凸による誤差を避けるために、検出値の加重平均を取る等の数値処理することが望ましい。
【0030】
また、上記実施例では、条材1内に熱処理用ダイス12を配置した場合を説明したが、熱処理用ダイス12を用いない場合に本発明を適用しうることは言うまでもない。更に、上記実施例では、上下方向(Y軸方向)の曲がり制御のみを行っているが、左右方向(X軸方向)の曲がり制御を並行して行うことも可能である。
【0031】
上記実施例では、第一曲がり矯正手段20が、条材1に対して条材軸心に直角方向の荷重を加圧ローラ21で付与して曲がりを矯正しているが、この代わりに条材1に曲げモーメントを付与して曲がり矯正を行うことも可能である。図5はその場合の実施例を示すものである。この実施例では、条材1の一端を保持する固定保持具40が回転軸41に固定され、且つその回転軸41にはそれを正逆方向に回転させうる駆動装置42が連結されており、条材1に曲げモーメントMを作用させることが可能となっている。すなわち、この固定保持具40及び駆動装置42等が第一曲がり矯正手段を構成しており、第一変位検出手段16の信号に応じて制御装置43により制御されるようになっている。なお、第二曲がり矯正手段30は、図1に示す実施例と同一のものを用いているが、この第二曲がり矯正手段30も、条材1に曲げモーメントを作用させる構成のものに変更してよい。
【0032】
本発明は、冷間の状態で曲がりを有している条材に対して増肉加工を行う場合にもきわめて有効である。以下、その場合を図6を参照して説明する。なお、図6では各部品を簡略化して示している。図6(a)に示すように、冷間の状態で曲がりを有している条材1を、図6(b)に示すように、増肉加工装置にセットし、固定側ガイドローラ8と移動側ガイドローラ9で所定位置に拘束した時、条材1は冷間時の曲がりにより完全な真直状態とはならず、加熱装置4に対向する位置では加工基準軸心から直角方向に変位した(ずれた)状態となる。この状態で加熱装置4による加熱を開始し、塑性変形容易な加熱部を形成すると、図6(c)に示すように、その加熱部の最軟部で条材1は、後側条材部分1aと前側条材部分1bに切り離されたような状態となり、しかも、その最軟部をはさむ両側の条材部分1a、1bに作用している負荷やモーメントは必ずしも同一でないので、最軟部に接する前側加熱部と後側加熱部との変位量が異なって加熱部に段差が生じる。これに対し、本発明を適用すると、図6(d)に示すように、加熱部の最軟部をはさむ両側の条材部分1a、1bについてそれぞれ、第一変位検出手段16による変位検出及びその検出に基づく第一曲がり矯正手段20の加圧ローラ21による曲がり制御と、第二変位検出手段28による変位検出及びその検出に基づく第二曲がり矯正手段30の加圧ローラ31による曲がり制御とを並行して行うこととなり、これにより、前側加熱部と後側加熱部の変位を所定の許容値内に保持し、加熱部の段差の発生を抑制し、この状態で増肉加工が行われる。かくして、冷間の状態で曲げを有する条材に対しても、曲がりを抑制しながら増肉加工を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明方法及び装置は、増肉加工中に加熱部の最軟部の前後に位置する後側条材部分と前側条材部分のそれぞれについて、変位検出並びに曲がり矯正制御を並行して行うことにより、加熱部における段差の発生を抑制した状態で増肉加工を行うことができ、曲がりのほとんどない増肉加工条材を得ることができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による増肉加工装置の概略構成を示す概略垂直断面図
【図2】図1の矢印A−A方向の概略断面図
【図3】図1に示す実施例を、増肉終了時の状態で示す概略垂直断面図
【図4】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、上記実施例における条材の挙動を示す一部の概略断面図
【図5】図1の実施例の変形例を示す概略垂直断面図
【図6】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ、冷間曲がりを有する条材の増肉加工に本発明を適用した場合を説明する概略図
【符号の説明】
1 条材
1a 後側条材部分
1b 前側条材部分
1c 厚肉部
2 固定保持具
3 可動保持具
3A 圧縮装置
4 加熱装置
5 加熱部
5a 後側加熱部
5b 前側加熱部
6 冷却媒体
7 移動台
8 固定側ガイドローラ
9 移動側ガイドローラ
10 移動台
12 熱処理用ダイス
16 第一変位検出手段
20 第一曲がり矯正手段
21 加圧ローラ
23 加圧シリンダ
28 第二変位検出手段
30 第二曲がり矯正手段
31 加圧ローラ
33 加圧シリンダ

Claims (5)

  1. 増肉加工すべき金属条材の長手方向の小領域を局部的に加熱して加熱部を形成し、該加熱部を前記金属条材の長手方向に相対的に移動させながら圧縮力を付与して増肉させ、前記加熱部の後端部分を増肉直後に冷却する金属条材の増肉加工方法において、増肉動作中、前記金属条材の加熱部の最軟部よりも後ろに位置する後側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出し、その変位が所定の許容値内に保持されるよう前記金属条材の前記最軟部よりも後ろに位置する後側条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加えるという後側条材部分に対する曲がり制御を行い、同時に、前記金属条材の前記最軟部よりも前に位置する前側加熱部の、前記加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出し、その変位が所定の許容値内に保持されるよう前記金属条材の前記最軟部よりも前に位置する前側条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加えるという前側条材部分に対する曲がり制御を行うことで、加熱部に生じる恐れのある段差を抑制し、曲りの発生を防止することを特徴とする金属条材の増肉加工方法。
  2. 前記後側条材部分に対する曲がり制御と前側条材部分に対する曲がり制御とを、互いに直交するX軸方向及びY軸方向について行うことを特徴とする請求項1記載の金属条材の増肉加工方法。
  3. 前記増肉加工すべき金属条材が金属管であり、該金属管が水平に配置され、増肉加工によって形成される厚肉部の内側に位置するように、その厚肉部の長さ以上の長さを有する熱処理用ダイスがあらかじめ挿入されて前記金属管で保持され、その状態で増肉加工が行われており、前記後側条材部分に対する曲がり制御と前側条材部分に対する曲がり制御とを、上下方向について行うことを特徴とする請求項1記載の金属条材の増肉加工方法。
  4. 前記増肉加工すべき金属条材が、増肉加工に供する前に曲がりを有するものである、請求項1から3のいずれか1項に記載の金属条材の増肉加工方法。
  5. 請求項1に記載の金属条材の増肉加工方法を実施するための装置であって、増肉加工すべき金属条材の長手方向の小領域を局部的に加熱して加熱部を形成する加熱装置と、該加熱装置が前記金属条材の長手方向に相対的に移動するよう、前記加熱装置及び金属条材の一方若しくは双方を移動させる移動装置と、前記金属条材の加熱部に軸線方向の圧縮力を作用させる圧縮装置と、前記金属条材の加熱部の最軟部よりも後ろに位置する後側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出する第一変位検出手段と、その変位が所定の許容値内に保持されるよう、前記金属条材の最軟部よりも後ろに位置する後側条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加える第一曲がり矯正手段と、前記金属条材の加熱部の最軟部よりも前に位置する前側加熱部の、加工基準軸心に対する直角方向の変位を検出する第二変位検出手段と、その変位が所定の許容値内に保持されるよう、前記金属条材の最軟部よりも前に位置する前側条材部分に荷重若しくは曲げモーメントを加える第二曲がり矯正手段とを有する金属条材の増肉加工装置。
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