JP3660600B2 - 濾過装置及び廃濾材強制分離装置 - Google Patents

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【0001】
【技術分野】
本発明は、液中の不純物や異物を除去して清浄化する濾過装置及び廃濾材強制分離装置に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
本発明者は、各種の液体から異物を除去する濾過装置の一種として、多孔質微粒子からなる濾過助剤を用いた濾過装置であって、メンテナンスフリーな濾過装置を提案した(特願2000 - 43857号(特開2001 - 232111号))
【0003】
【発明の目的】
本発明は、この濾過装置をさらに改良し、濾過本体の洗浄の自動化、メンテナンスフリー化に加えて、さらに廃濾材の処理が迅速容易な濾過装置、及び廃濾材強制分離装置を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、濾過装置の態様では、多孔質微粒子からなる濾過助剤が蓄積される微小隙間群を有し濾過前空間と濾過後空間を画成する濾過本体、該濾過本体の濾過前空間に通じる入口開口、同濾過前空間に通じる該入口開口とは別の又は入口開口から分岐した排出開口、及び濾過後空間に通じる出口開口を有する濾過ユニット;と、濾過助剤を含む液体流を、この濾過ユニットの入口開口から出口開口に与え、該濾過助剤を濾過本体の微小隙間群に付着させる濾過助剤プリコート系;と、濾過ユニットに、上記入口開口から出口開口への被濾過液流を与え該濾過ユニットにより濾過する濾過系;と、濾過ユニットに、上記出口開口から排出開口への液体流を与え、濾過ユニットの濾過本体の微小隙間群に付着した濾過助剤及び異物を洗い流す逆洗系;と、この逆洗系で洗い流された濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる、下部にフィルタを有する廃濾材分離槽を有し、この廃濾材分離槽の液面に加圧空気を及ぼして強制的に上記濾過助剤及び異物と流体とを分離する廃濾材強制分離系;と、を備え、濾過助剤プリコート系、濾過系、及び逆洗系を選択して動作させ、濾過系の動作中に、廃濾材強制分離系を動作させる濾過装置であって、廃瀘材強制分離系が、多孔質微粒子からなる濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる、下部にフィルタを有する廃濾材分離槽;と、この廃濾材分離槽の下部に重ねられ、該廃濾材分離槽のフィルタを通過した液体を流入させる液受け槽;と、廃瀘材分離槽と液受け槽とを重ねて載置する基台と、この基台に立設固定した固定支柱と、この固定支柱の上端部に開閉可能に枢着した蓋体とを有し、この蓋体、廃濾材分離槽及び液受け槽を重ねた状態で気液密に保持するケーシング;と、蓋体に開口させた、廃濾材分離槽に逆洗系で洗い流された濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる液体供給口と、該廃濾材分離槽の液面に加圧空気を及ぼす空気供給口;と、を有することを特徴としている。
【0005】
本発明の濾過装置は、廃濾材強制分離系で分離された流体を、濾過液供給系に循環させる循環系を備えることが好ましい。また、濾過助剤を含まない清液を濾過系のポンプにより廃濾材強制分離系に送るポンプ内洗浄系を備えることが好ましい。
【0007】
濾過本体の各微小隙間の大きさの目安としては、5μm〜100μm、この微小隙間群に堆積させる濾過助剤の粒径の目安としては、10〜80μm程度が好ましい。濾過助剤は、ケイソウ土系、炭素系、セルロース系、パーライト系の一以上の多孔質粒子から選択できる。
【0008】
本発明は、廃濾材強制分離装置の態様では、多孔質微粒子からなる濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる、下部にフィルタを有する廃濾材分離槽;と、この廃濾材分離槽の下部に重ねられ、該廃濾材分離槽のフィルタを通過した液体を流入させる液受け槽;と、廃瀘材分離槽と液受け槽とを重ねて載置する基台と、この基台に立設固定した固定支柱と、この固定支柱の上端部に開閉可能に枢着した蓋体とを有し、この蓋体、廃濾材分離槽及び液受け槽を重ねた状態で気液密に保持するケーシング;と、蓋体に開口させた、廃濾材分離槽に逆洗系で洗い流された濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる液体供給口と、該廃濾材分離槽の液面に加圧空気を及ぼす空気供給口;と、を有することを特徴としている。液受け槽には、該液受け槽内の液面レベルを検知するフロートスイッチを設けることが好ましい。
【0009】
【発明の実施形態】
図1、図2は、本発明の濾過装置に用いることができる濾過ユニット10の一例を示している。密着巻きのコイルスプリング(濾過本体)11には、隣接輪12間に微小隙間aを形成する突起13が所定間隔で形成されている。隙間aは、被濾過液(中の不純物、異物)の性質に応じ、例えば5μm〜100μm程度に設定される。このコイルスプリング11の図の下端部はカバー14により閉じられており、上端部には液通路15aを有する大径のシールリング15が被着され、カバー14とシールリング15は、中心ロッド16で接続されている。
【0010】
以上のコイルスプリング11のユニットは、シールリング15の外周に嵌めたOリング15bをケーシング17に密着させた状態で該ケーシング17内に収納されている。このケーシング17には、図1の下方に、コイルスプリング11の外径側の濾過前空間Bに連通する入口開口18と排出開口19が形成され、図1の上方に、シールリング15の液通路15aを介してコイルスプリング11の内径側の濾過後空間Aに連通する出口開口20が形成されている。別言すると、微小隙間a群を有するコイルスプリング11は、ケーシング17内を濾過前空間Bと濾過後空間Aに画成している。スペーサ21は、これら入口開口18、排出開口19及び出口開口20と、コイルスプリング11、カバー14及びシールリング15との間に、空間を形成する。従って、入口開口18からケーシング17内に液体を供給すると、該液体はコイルスプリング11の外径側の濾過前空間Bから隣接輪12間の隙間aを通ってコイルスプリング11の内径側の濾過後空間Aに至り、さらに液通路15aを介して出口開口20に至る。
【0011】
一方、ケーシング17のコイルスプリング11の内径側の濾過後空間Aは、開閉弁29を介して大気に連通している。この開閉弁29を介してケーシング17内に大気圧を供給すると、ケーシング17内の液体は、コイルスプリング11の内径側の濾過後空間Aから隣接輪12間の隙間aを通って該スプリング11の外径側の濾過前空間Bに至り、排出開口19に至る。このように、濾過ユニット10では、コイルスプリング11の隣接輪12間の隙間aを通してのみ、入口開口18側から出口開口20側、あるいは出口開口20側から排出開口19側への液体流が許され、隙間aを通して以外の流体流は生じない。
【0012】
図3ないし図6に示すように、濾過ユニット10の入口開口18には、入口流路22が接続され、排出開口19には排出流路23が接続され、出口開口20には出口流路24が接続されている。このうち、入口流路22には、順に、ポンプ25と、三方弁(流路切換手段)26とが接続されており、三方弁26は、入口流路22を被濾過液流路(吸い上げ管)27と濾過助剤プリコート管28のいずれか一方に択一して接続する。入口流路22には圧力計61が接続されている。
【0013】
濾過ユニット10の出口開口20に接続された出口流路24には、三方弁(流路切換手段)34が設けられ、この三方弁34は、出口流路24を、濾過助剤投入液槽30に至るプリコート管路32と濾液槽(清液槽)35に至る清液管路33とに択一して切り換える。清液管路33には開閉弁36が備えられている。濾過助剤投入液槽30には、液面レベルが一定値に達したことを検出するフロートスイッチ30fが備えられている。
【0014】
濾液槽35には、清液流路37が開口している。清液流路37は、濾液使用機器(例えば研削盤)Sに接続されていて、清液流路37から供給される清浄な濾過済み液が該機器Sに供給される。機器Sで使用され、不純物を含んだ被濾過液(汚液)は、被濾過液流路38を介して汚液槽39に導かれる。上述の被瀘過液流路27は、この汚液槽39内に挿入されている。
【0015】
濾過助剤プリコート管28は、濾過助剤投入液槽30の下方に開口している。濾過助剤投入液槽30上には、濾過助剤供給装置40が位置している。図8ないし図11は、この濾過助剤供給装置40の詳細を示している。この濾過助剤定量供給装置40は、濾過助剤投入液槽30内に濾過助剤44を供給するもので、濾過助剤タンク41、押出シリンダユニット42、及びシャッタ兼カッタシリンダユニット43を主たる構成要素としている。濾過助剤タンク41は、断面V字状をなす傾斜底壁41a、41bを有しており、傾斜底壁41bの下端部は、傾斜底壁41aと平行に切除されて落下穴41cを形成している。
【0016】
濾過助剤タンク41には、傾斜底壁41a、41bにそれぞれ直交させてシリンダ固定壁41d、41fが形成されている。押出シリンダユニット42は、シリンダ本体42aと、ピストンロッド42bと、ピストンロッド42bの先端部に固定した押出ブレード42cとを有し、シリンダ本体42aは、濾過助剤タンク41の外側に位置していて、傾斜底壁41aの傾斜方向に向けてシリンダ固定壁41dに固定されている。ピストンロッド42bは濾過助剤タンク41内に延び、押出ブレード42cは傾斜底壁41aに沿って移動する。押出ブレード42cは、略水平方向を向いていて、その幅は、落下穴41cから外部に突出できる幅に設定されている。この押出ブレード42cは、シリンダ固定壁41dとの間に濾過助剤タンク41内方が開いた断面V字状の隙間を形成する。
【0017】
シャッタ兼カッタシリンダユニット43は、シリンダ本体43aと、ピストンロッド43bと、ピストンロッド43bの先端部に固定したシャッタ兼カッタブレード43cとを有する。シリンダ本体43aは、濾過助剤タンク41の外側に位置し、傾斜底壁41bの傾斜方向に向けてシリンダ固定壁41fに固定されている。ピストンロッド43bは濾過助剤タンク41内に延び、シャッタ兼カッタブレード43cは傾斜底壁41bに沿って移動する。傾斜底壁41bに沿うシャッタ兼カッタブレード43cは、落下穴41cを開閉する機能(図8)と、濾過助剤タンク41内に投入されている濾過助剤44が吸湿して固まったときに切断する機能(図10)を有する。濾過助剤タンク41の傾斜底壁41bの外側には、このシャッタ兼カッタブレード43cとは別に、落下穴41cを開閉する開度調節ブレード41gが設けられている。この開度調節ブレード41gは、固定ノブ41hによって任意位置に固定可能で、落下穴41cの大きさを制限して、実質的な落下穴の大きさを調節することができる。
【0018】
この濾過助剤供給装置40の濾過助剤タンク41中に投入(貯留)される濾過助剤44としては、ケイソウ土系、炭素系、セルロース系、パーライト系の多孔質微粒子を用いることができ、さらに具体的にはケイソウ土、パルプ粉末、活性炭微粉、麦飯石粉末等を用いることができる。この濾過助剤は、平均粒径が10〜80μm程度に分布している多孔質微粒子を用いることが好ましい。
【0019】
濾過ユニット10の排出開口19に接続された排出流路23は、開閉弁31を介して廃濾材強制分離装置50に接続されている。図12ないし図18は、この廃濾材強制分離装置50の詳細を示している。この廃濾材強制分離装置50は、ケーシング51、廃濾材分離槽52及び液受け槽53を主たる構成要素としている。廃濾材分離槽52、液受け槽53は、例えばアクリル樹脂等の透明樹脂材料からなる本体52a、53aと、金属補強枠52b、53bとからなっている。廃濾材分離槽52は上下面が開放された筒状体からなっていて、その下面開放部にはフィルタ52cが取り付けられている。フィルタ52cは、図18に示すように、ネット52d、リテイナ52f及び固定ねじ52gによって本体52aの底部に着脱交換可能である。このフィルタ52cは、濾過助剤を捕捉できる性質(空隙、厚さ、強さ)を有するものを用いる。
【0020】
液受け槽53は、上面が開放された有底筒状容器からなり、その下端部に、液排出口53cが形成されている。排出口53cは、開閉弁54を有する液流路55を介して被瀘過液流路27に連通している。被瀘過液流路27には別に開閉弁56が備えられている。液受け槽53内には、液面レベルが特定位置に達したことを検知するフロートスイッチ53dが備えられている。
【0021】
ケーシング51は、廃濾材分離槽52と液受け槽53を着脱可能に、かつ積層した廃濾材分離槽52と液受け槽53を気密(液密)状態にして保持し、排出流路23からの廃濾材を含む液体及び(又は)加圧空気を廃濾材分離槽52内に与える機能を有する。このケーシング51は、キャスタ51aを有する基台51b、この基台51bに立設固定した固定支柱51cを有し、この固定支柱51cの上端部に、軸51dで開閉可能に蓋体51fが枢着されている。蓋体51fには、排出流路23を接続する液体供給口51gと、加圧空気を供給する空気供給口51hが形成されている。空気供給口51hには、図3に示すように、三方弁57を介して加圧空気源58又は大気に通じる空気管路59が接続される。
【0022】
基台51b上には、2本をペアとするロックバー51jが一対起倒可能に設けられている。このロックバー51jは、基台51b上に積層した廃濾材分離槽52と液受け槽53上に蓋体51fを固定するもので、その上端部にそれぞれ、固定ねじ51kを螺合している。また、この2本をペアとするロックバー51jの下端部はそれぞれ、基台51bの長穴51pを通り、基台51bの下部に位置する横バー51nの両端部に螺合されていて、起倒可能である。またロックバー51jは、横バー51nに対する螺合量を調節することにより、実質長さを調節することができる。
【0023】
蓋体51fには、固定ねじ51kのねじ部を受け入れる切欠51mが形成されており、この切欠51mに固定ねじ51kのねじ部を挿入した状態で固定ねじ51kを締めると、蓋体51fがロックバー51jの上端面と固定ねじ51kの間に挟まれ、積層した廃濾材分離槽52と液受け槽53に締付圧力を加えた状態で固定する。蓋体51fと廃濾材分離槽52の上端部との間、及び廃濾材分離槽52の下端部と液受け槽53の上端部との間には、それぞれパッキン60が挟着される。
【0024】
上記構成の廃濾材強制分離装置50は従って、ケーシング51の基台51b上に間にパッキン60を挟んだ廃濾材分離槽52と液受け槽53を重ね、廃濾材分離槽52の上にパッキン60を位置させて蓋体51fを閉じ、ロックバー51jを閉じて固定ねじ51kを締めると、廃濾材分離槽52と液受け槽53内を液密(気密)に保持することができる(図12、図14、図16)。逆に、固定ねじ51kを緩めてロックバー51jを開き、蓋体51fを開けば、廃濾材分離槽52と液受け槽53をケーシング51から外すことができ、特に廃濾材分離槽52を把手52hを持って任意の場所に運ぶことができる。
【0025】
上記構成の本装置は、例えば図4ないし図7に示す4工程によって運転される。図4ないし図7の太線は、液体が流れる流路を示している。
[プリコート工程]
濾過ユニット10のコイルスプリング(濾過本体)11の微小隙間a群に対して濾過助剤を付着させる工程である。図4に示すように、三方弁26により濾過助剤投入液槽30の濾過助剤プリコート管28と入口流路22を接続し、三方弁34により、濾過ユニット10の出口流路24をプリコート管路32に接続する。開閉弁29は閉じる。この状態において、濾過助剤供給装置40から濾過助剤(ケイソウ土)を予め定めた定量だけ濾過助剤投入液槽30内に落下させる。すなわち、シャッタ兼カッタシリンダユニット43のシャッタ兼カッタブレード43cを後退させて濾過助剤タンク41の落下穴41cを開き、押出シリンダユニット42により押出ブレード42cを後退位置から突出位置まで一回移動させ、定量の濾過助剤44を濾過助剤投入液槽30内に落下させる(図9)。この際、濾過助剤44が吸湿して固まっていれば、シャッタ兼カッタシリンダユニット43によってシャッタ兼カッタブレード43cを往復動させ、固まっている濾過助剤44を切断する(図10)
【0026】
この状態においてポンプ25を駆動すると、濾過助剤44は濾過助剤投入液槽30内に保持されている液体流に乗って濾過助剤プリコート官28、入口流路22から濾過ユニット10に供給され、出口流路24、三方弁34、プリコート管路32を通って濾過助剤投入液槽30に戻る循環流が生じる。運転開始時には、濾過助剤投入液槽30内には、被濾過液と同種の液体を満たすものとする。
【0027】
この循環流が生じると、コイルスプリング11の隣接輪12間に突起13によって形成されている微小隙間aに、最初は大径の濾過助剤44(ケイソウ土微粒子とする)が保持され、保持された大径のケイソウ土微粒子間に、段々と小径のケイソウ土粒子が保持されていく。その結果、隣接輪12間の微小隙間aには、極めて微細な隙間(例えば0.5μm〜数μmオーダ)を有する多孔質の濾過助剤44の微粒子群(図1)が保持されることとなる。このプリコート工程は、予め行う実験によって隣接輪12の隙間aに適当な量の濾過助剤44の微粒子群が付着する時間を測定しておいて、時間管理によって終了させることができ、または濾過ユニット10のコイルスプリング11の外径側の濾過前空間Bの圧力を圧力計61で検知し、検知圧力が一定値を超えたことで終了させることができる。
【0028】
[瀘過工程&廃濾材分離工程]
被濾過液流路27から供給される被濾過液を濾過する工程である。図5に示すように、三方弁26により被濾過液流路27と入口流路22を接続し、三方弁34により、濾過ユニット10の出口流路24を清液管路33に接続する。開閉弁36は開いておく。この状態においてポンプ25を駆動すると、汚液槽39内の被瀘過液が被濾過液流路27を介して濾過ユニット10に供給される。被濾過液は、入口流路22を介して濾過ユニット10内の濾過前空間Bに入り、コイルスプリング11の隣接輪12間の隙間aに付着している濾過助剤44の微粒子群の間を通った後、濾過後空間Aに出て出口流路24に至り、三方弁34、開閉弁36、清液管路33を介して、再び濾液槽35に送られる。被濾過液中の異物は、濾過ユニット10を一回通るだけで濾過助剤44の微粒子群に捕捉されて清浄化される。
【0029】
この濾過工程では、コイルスプリング11の隣接輪12間の微小隙間aの間隔及び濾過助剤を適当に選定することで、例えば0.数μmオーダの微粉までを確実に捕捉することができる。この瀘過工程は、濾過助剤44の微粒子群が目詰まりを起こした状態を検知して終了する。目詰まりは、例えば、圧力計61によって検出されるケーシング17内の濾過前空間Bの圧力が一定値を超えたことで検出することができる。その他、時間管理、出口流路24を出る液体の透明度あるいは流量検知により、目詰まりを検出することができる。
【0030】
[逆洗工程]
目詰まりを起こした濾過ユニット10を洗滌する工程である。この工程では、ポンプ25の運転を停止し、図6に示すように、開閉弁29及び開閉弁31を開く。廃濾材分離槽52には三方弁57を介して大気を導入する。すると、濾過ユニット10のケーシング17内の液体は、自重により排出流路23から廃濾材強制分離装置50に供給される。すなわち、排出流路23からの異物、廃濾材を含む液体は、蓋体51fの液体供給口51gを介して廃濾材分離槽52内に落下する。この流体流により、濾過ユニット10のコイルスプリング11の隣接輪12間に付着している濾過助剤44の微粒子群と、この濾過助剤44の微粒子群に付着している異物は、洗い流され、液体とともに、廃濾材分離槽52内に落下する。コイルスプリング11に付着している濾過助剤44の微粒子群と異物は、コイルスプリング11を伸張しなくても、この逆洗により十分洗滌できる。従って、濾過ユニット10に対する特別なメンテナンスが不要である。廃濾材分離槽52の容量は、濾過ユニット10内に溜まっている液体の全量を貯留するに十分な容量がある。
【0031】
図5の瀘過工程に戻ると、同濾過工程では、以上の逆洗工程で廃濾材強制分離装置50の廃濾材分離槽52内に貯留されている液体から廃濾材を分離する作業が並行して行われる。すなわち、三方弁57を介して加圧空気源58からの圧縮空気を空気管路59、空気供給口51hを介して、廃濾材分離槽52内に供給する。すると、廃濾材分離槽52内の空気圧力が上がり、廃濾材分離槽52内の液面にその圧力が及ぼされる結果、フィルタ52cによって廃濾材分離を分離しながら、液体だけが液受け槽53内に取り出される。液受け槽53内の液面レベルが一定値に達すると、フロートスイッチ53dがこれを検知し、開閉弁54を開き、廃濾材分離槽52内の液体が被瀘過液流路27に供給される。
【0032】
廃濾材分離槽52内に溜まった異物を含む廃濾材は、プリコート工程において、廃濾材強制分離装置50の固定ねじ51kを緩めてロックバー51jを開き、蓋体51fを開いて、廃濾材分離槽52だけを任意の場所に運び、廃濾材を廃棄することができる。廃濾材分離槽52は、次の瀘過工程までに、必要に応じてフィルタ52cの交換を施した後、再び液受け槽53上にセットされ、ケーシング51に固定される。
【0033】
図20は、液受け槽53内の液体の別の分離態様を示している。三方弁57を介して加圧空気源58からの圧縮空気を空気管路59、空気供給口51hを介して、廃濾材分離槽52内に供給するときには、その空気圧力がフィルタ52cを介して液受け槽53にも及ぼされる。従って、排出口53cを管路62を介して別の液受け槽63に接続することにより、自動的に液受け槽53内の液体を液受け槽63に取り出すことができる。液受け槽63は、液受け槽53に及ぼされる空気圧力に応じて高い位置に配置することができる。例えば空気圧力が1kgf/cm2程度であれば、10m程度の高さ位置に液受け槽63を配置することができる。
【0034】
[ポンプ内洗浄工程]
図7に示すように、開閉弁31を開いた状態で、三方弁26により濾過助剤投入液槽30の濾過助剤プリコート官28を入口流路22に連通させる。そして、濾過助剤投入液槽30に対して、濾過助剤の供給を行うことなく、清液を供給すると、フロートスイッチ30fが液面レベルを検知したとき、ポンプ25が運転される。すると、ポンプ25内には供給された清液が濾過ユニット10の入口流路22から排出流路23を経て廃濾材強制分離装置50に供給される。この清液によってポンプ25を洗浄することができる。このポンプ内洗浄工程は、廃濾材強制分離装置50の廃濾材分離槽52が一杯になる前の短時間運転される。
【0035】
なお、図1に示した濾過ユニット10は、入口流路22と排出流路23がコイルスプリング11の外径側の濾過前空間Bに、出口流路24がコイルスプリング11の内径側の濾過後空間Aに連通しているが、この関係は逆にしてもよい。
【0036】
さらに、図19は、濾過ユニット10’の別の形態を示している。この濾過ユニット10’は、図1、図2のコイルスプリング11に代えて、微小隙間a’群を有する有底多孔筒11’を濾過本体として用いた例である。微小隙間a’群は、コイルスプリング11の隣接輪12に形成した突起13によって形成される微小隙間aと対応しており、この態様によっても、先の実施形態と同様の作用を得ることができる。また、濾過本体が画成する濾過前空間と濾過後空間は、円筒の外側と内側である必要はなく、例えば、平板状の濾過本体によって濾過前空間と濾過後空間を画成してもよい。
【0037】
本発明の濾過装置で濾過できる液体は、種類を問わない。例示すれば、鉱物系、植物系、動物系の潤滑油その他の濾過に用いることができ、またその液は、潤滑、冷却、洗滌、防錆、密閉等の任意の用途
(目的)に用いることができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、微小隙間群を有する濾過本体を用いた濾過装置であって、洗浄を自動化できる、メンテナンスフリーな濾過装置を得ることができる。また、濾過に用いた廃濾材を効率的に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の濾過装置に用いる濾過ユニットの一例を示す縦断面図である。
【図2】図1の濾過ユニットのスプリングの一部の斜視図である。
【図3】本実施形態の濾過装置の全体構成を示す配管系統図である。
【図4】図3の濾過装置のプリコート工程を示す接続図である。
【図5】図3の濾過装置の瀘過工程及び廃濾材分離工程を示す接続図である。
【図6】図3の濾過装置の逆洗工程を示す接続図である。
【図7】図3の濾過装置のポンプ内洗浄工程を示す接続図である。
【図8】図3の濾過装置中の濾過助剤供給装置の具体例を示す断面正面図である。
【図9】図8の濾過助剤供給装置の動作状態を示す断面正面図である。
【図10】図9とは異なる状態の断面正面図である。
【図11】図8ないし図10の濾過助剤供給装置の斜視図である。
【図12】図3の濾過装置中の廃濾材強制分離装置の具体例を示す正面図である。
【図13】図12の平面図である。
【図14】図12の側面図である。
【図15】図14とは異なる状態の図12の側面図である。
【図16】図12の廃濾材強制分離装置の配管を主に示す側面図である。
【図17】図12の廃濾材強制分離装置の分解斜視図である。
【図18】図12の廃濾材強制分離装置のフィルタ部分の分解斜視図である。
【図19】本発明の濾過装置に用いる瀘過ユニットの別の実施形態の模式断面図である。
【図20】図12の廃濾材強制分離装置の別の使用態様を示す側面図である。
【符号の説明】
B 濾過前空間
A 濾過後空間
10 濾過ユニット
11 コイルスプリング(濾過本体)
11’ 有底多孔筒(濾過本体)
12 隣接輪
13 突起
a a’ 微小隙間
17 ケーシング
18 入口開口
19 排出開口
20 出口開口
22 入口流路
23 排出流路
24 出口流路
25 ポンプ
26 三方弁(流路切換手段)
27 被濾過液流路
28 濾過助剤プリコート管
30 濾過助剤投入液槽
31 開閉弁
32 プリコート管路
33 清液管路
34 三方弁
35 濾液槽
36 開閉弁
37 清液流路
39 汚液槽
40 濾過助剤供給装置
41 濾過助剤タンク
41a 41b 傾斜底壁
41d 41f シリンダ固定壁
41g 開度調節ブレード
42 押出シリンダユニット
42a シリンダ本体
42b ピストンロッド
42c 押出ブレード
43 シャッタ兼カッタシリンダユニット
43a シリンダ本体
43b ピストンロッド
43c シャッタ兼カッタブレード
44 濾過助剤
50 廃濾材強制分離装置
51 ケーシング
51f 蓋体
51g 液体供給口
51h 空気供給口
52 廃濾材分離槽
53 液受け槽
53c 排出口
53d フロートスイッチ
54 開閉弁
55 液流路
56 開閉弁
57 三方弁
58 加圧空気源
59 空気管路
60 パッキン
61 圧力計

Claims (7)

  1. 多孔質微粒子からなる濾過助剤が蓄積される微小隙間群を有し濾過前空間と濾過後空間を画成する濾過本体、該濾過本体の濾過前空間に通じる入口開口、同濾過前空間に通じる該入口開口とは別の又は入口開口から分岐した排出開口、及び濾過後空間に通じる出口開口を有する濾過ユニット;と、
    濾過助剤を含む液体流を、この濾過ユニットの入口開口から出口開口に与え、該濾過助剤を濾過本体の微小隙間群に付着させる濾過助剤プリコート系;と、
    上記濾過ユニットに、上記入口開口から出口開口への被濾過液流を与え該濾過ユニットにより濾過する濾過系;と、
    上記濾過ユニットに、上記出口開口から排出開口への液体流を与え、濾過ユニットの濾過本体の微小隙間群に付着した濾過助剤及び異物を洗い流す逆洗系;と、
    この逆洗系で洗い流された濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる、下部にフィルタを有する廃濾材分離槽を有し、この廃濾材分離槽の液面に加圧空気を及ぼして強制的に上記濾過助剤及び異物と流体とを分離する廃濾材強制分離系;を備え、
    上記濾過助剤プリコート系、濾過系、及び逆洗系を選択して動作させ、濾過系の動作中に、廃濾材強制分離系を動作させる濾過装置であって、
    上記廃瀘材強制分離系は、多孔質微粒子からなる濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる、下部にフィルタを有する廃濾材分離槽;と、
    この廃濾材分離槽の下部に重ねられ、該廃濾材分離槽のフィルタを通過した液体を流入させる液受け槽;と、
    上記廃瀘材分離槽と液受け槽とを重ねて載置する基台と、この基台に立設固定した固定支柱と、この固定支柱の上端部に開閉可能に枢着した蓋体とを有し、この蓋体、廃濾材分離槽及び液受け槽を重ねた状態で気液密に保持するケーシング;と、
    上記蓋体に開口させた、上記廃濾材分離槽に上記逆洗系で洗い流された濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる液体供給口と、該廃濾材分離槽の液面に加圧空気を及ぼす空気供給口;と、
    を有することを特徴とする濾過装置。
  2. 請求項1記載の濾過装置において、廃濾材強制分離系で分離された流体を、濾過液供給系に循環させる循環系が備えられている濾過装置。
  3. 請求項1または2記載の濾過装置において、さらに、濾過助剤を含まない清液を濾過系のポンプにより廃濾材強制分離系に送るポンプ内洗浄系が備えられている濾過装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の濾過装置において、濾過本体の各微小隙間は、5μm〜100μmであり、濾過助剤の粒径は、10〜80μmである濾過装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の濾過装置において、濾過助剤は、ケイソウ土系、炭素系、セルロース系、パーライト系の一以上の多孔質粒子からなる濾過装置。
  6. 多孔質微粒子からなる濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる、下部にフィルタを有する廃濾材分離槽;と、
    この廃濾材分離槽の下部に重ねられ、該廃濾材分離槽のフィルタを通過した液体を流入させる液受け槽;と、
    上記廃瀘材分離槽と液受け槽とを重ねて載置する基台と、この基台に立設固定した固定支柱と、この固定支柱の上端部に開閉可能に枢着した蓋体とを有し、この蓋体、廃濾材分離槽及び液受け槽を重ねた状態で気液密に保持するケーシング;と、
    上記蓋体に開口させた、上記廃濾材分離槽に上記逆洗系で洗い流された濾過助剤及び異物を含む流体を流入させる液体供給口と、該廃濾材分離槽の液面に加圧空気を及ぼす空気供給口;と、
    を有することを特徴とする廃濾材強制分離装置。
  7. 請求項6記載の廃濾材強制分離装置において、液受け槽には、該液受け槽内の液面レベルを検知するフロートスイッチが設けられている廃濾材強制分離装置。
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