JP3660134B2 - Fe-based alloy material for thixocasting - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はチクソキャスティング用Fe系合金材料に関する。
【0002】
【従来の技術】
チクソキャスティング法の実施に当っては、Fe系合金材料を加熱して固相(略固相となっている相、以下同じ)と液相とが共存する半溶融状態にし、次いでその半溶融Fe系合金材料を加圧下で鋳型のキャビティに充填し、その後加圧下で半溶融Fe系合金材料を凝固させる、といった方法が採用される。
【0003】
従来、この種のFe系合金材料としては、共晶量Ecを50wt%≦Ec≦70wt%に設定したものが知られている(特開平5−43978号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、共晶量EcをEc≧50wt%に設定すると、この種のFe系合金材料においては、黒鉛の析出量が多くなるため、鋳物の機械的特性は通常の鋳造法、つまり溶製法によるものと略同等となり、したがって従来材によったのでは、チクソキャスティング法による鋳物の機械的特性向上といった本来の目的を達成することはできない。
【0005】
また鋳物の鋳造組織において、その薄肉部等の急冷された領域では、球状固相であった部分がオーステナイトおよびマルテンサイトの混合組織となり、一方、厚肉部等の徐冷された領域では、球状固相であった部分がパーライトとなる。両領域において液相であった部分はレデブライト(チル)となっている。
【0006】
このような鋳物に熱処理を施すと、急冷された領域では黒鉛が微細に析出する一方、徐冷された領域では黒鉛が粗大に析出し、その結果、両領域の機械的特性が異なることになるので、全体に亘って均一な機械的特性を有する鋳物を得ることができない、という問題も生じた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、溶製鋳物よりも優れた機械的特性を有し、またその特性が全体に亘って均一である鋳物を得ることが可能な前記チクソキャスティング用Fe系合金材料を提供することを目的とする。
【0008】
前記目的を達成するため本発明によれば、
1.8wt%≦C≦2.5wt%、
1.0wt%≦Si≦3.0wt%、
0.1wt%≦Mn≦1.5wt%、
0.5wt%≦Ni≦3.0wt%
および残部が不可避不純物を含むFe
よりなり、共晶量Ecが10wt%<Ec<50wt%であるチクソキャスティング用Fe系合金材料が提供される。
【0009】
前記組成のFe系合金材料に加熱処理を施すことによって、液相と固相とが共存する半溶融Fe系合金材料が調製される。この半溶融Fe系合金材料においては、共晶溶解により生じた液相が大きな潜熱を持つ。その結果、半溶融Fe系合金材料の凝固過程では固相の凝固収縮に応じてその固相周りに液相が十分に供給され、その後液相が凝固するので、鋳物におけるミクロンオーダの空孔部の発生が防止される。また共晶量Ecを前記のように設定することによって黒鉛の析出量を少なくすることが可能である。これらにより鋳物の機械的特性、即ち、引張強さ、ヤング率、疲れ強さ等を向上させることができる。また共晶量Ecが前記範囲にあるFe系合金材料においては、その鋳造温度(半溶融Fe系合金材料の温度、以下同じ)を低くすることが可能であり、これにより鋳型の延命を図ることができる。
【0010】
ただし、共晶量EcがEc≦10wt%では、共晶量Ecが少いことに起因してFe系合金材料の鋳造温度が液相線温度に近似し、したがって、加圧鋳造装置への材料搬送機器の熱負荷が高くなるためチクソキャスティングを行うことができない。一方、Ec≧50wt%における不具合は前記の通りである。
前記組成において、Mnはセメンタイトおよびオーステナイト生成元素であり、またNiはオーステナイト生成元素であることから、それらMnおよびNiは徐冷された領域のパーライト化を阻止し、これにより鋳物の鋳造組織は、その全体に亘り固相であった部分がオーステナイトおよびマルテンサイトの混合組織となり、また液相であった部分がレデブライトとなる。
【0011】
このような鋳物に所定の熱処理を施すことによって、フェライトおよびパーライトの混合組織に微細な黒鉛を分散させた均一な熱処理組織を持つ鋳物が得られる。この鋳物はその全体に亘り均一な機械的特性を有する。
【0012】
前記組成において、CおよびSiは共晶量に関係し、その共晶量を前記範囲に制御すべく、C含有量およびSi含有量が前記のように設定される。ただし、C含有量がC<1.8wt%では、Si含有量を多くして共晶量を増しても鋳造温度を高くしなければならないので、チクソキャスティングの利点が薄れ、一方、C>2.5wt%では黒鉛量が多くなるため鋳物の機械的特性が低下傾向となり、また共晶量が多くなるため半溶融Fe系合金材料の取扱い性が悪化する。Si含有量がSi<1.0wt%では、C<1.8wt%の場合と同様に、鋳造温度の上昇を来たし、一方、Si>3.0wt%ではシリコフェライトが生じるため鋳物の機械的特性の向上を図ることができない。
【0013】
Mnは脱酸剤として機能すると共にセメンタイト生成のために必要である。ただし、Mn含有量がMn<0.1wt%では脱酸効果が少なくなるため、溶湯の酸化による酸化物の巻込みや気泡に起因した欠陥を生じ易くなり、一方、Mn>1.5wt%ではセメンタイト〔(FeMn)3 C〕の晶出量が多くなるため、その多量のセメンタイトを熱処理により微細化することが困難となり、鋳物の靱性および切削性が低下する。
【0014】
Niは、前記のようにオーステナイト生成元素であって、常温下でオーステナイトを僅かに存在させてそこに不純物を取籠め、これにより靱性を向上させる効果を有する。このような効果を得るためにはNi含有量を約1wt%に設定することが必要である。ただし、Ni含有量がNi<0.5wt%ではその添加の意義がなく、一方、Ni>3.0wt%では、セメンタイト消去熱処理後の冷却過程で、マトリックスがマルテンサイト化して高硬度化する。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1に示す加圧鋳造装置1はFe系合金材料を用いてチクソキャスティング法の適用下で鋳物を鋳造するために用いられる。その加圧鋳造装置1は、鉛直な合せ面2a,3aを有する固定金型2および可動金型3を備え、両合せ面2a,3a間に鋳物成形用キャビティ4が形成される。固定金型2に短柱状半溶融Fe系合金材料5を横にして設置するチャンバ6が形成され、そのチャンバ6は円錐台形孔7およびゲート8を介してキャビティ4の基端部に連通する。また固定金型2に、チャンバ6に連通するスリーブ9が水平に付設され、そのスリーブ9にチャンバ6に挿脱される加圧プランジャ10が摺動自在に嵌合される。スリーブ9は、その周壁上部に材料用挿入口11を有する。固定および可動金型2,3は、銅系合金としてのCu−Be系合金より構成されている。銅系合金としてはCu−Cr系合金、Cu−Ni系合金等も用いられる。また純銅も金型構成材料として適用される。
【0016】
図2は、Fe系合金材料において、CおよびSi含有量と共晶量Ecとの関係を示す。固相線の高C濃度側に隣接して共晶量Ecが10wt%である10wt%共晶線が、また共晶量Ecが100wt%である100wt%共晶線の低C濃度側に隣接して共晶量Ecが50wt%の50wt%共晶線がそれぞれ存在する。10wt%共晶線および50wt%共晶線間の3本の線は、10wt%共晶線側よりそれぞれ20,30,40wt%共晶線である。
【0017】
Fe系合金材料の組成範囲は、共晶量Ecが10wt%<Ec<50wt%、したがって10wt%共晶線と50wt%共晶線との間の範囲である。ただし、10wt%共晶線上および50wt%共晶線上の組成は除かれる。また1.8wt%≦C≦2.5wt%であると共に1.0wt%≦Si≦3.0wt%であることからFe系合金材料の組成範囲は、図2においてC含有量をx軸とし、またSi含有量をy軸としたとき、座標(2.08,1.0)…点a1 、座標(2.5,1.0)…点a2 、座標(2.5,2.6)…点a3 、座標(2.42,3.0)…点a4 、座標(1.8,3.0)…点a5 、座標(1.8,2.26)…点a6 を結んで得られる略六角形の図形の範囲内である。ただし、前記組成範囲の限界を示す前記図形の輪郭b上の組成から、50wt%共晶線上に在る両点a3 ,a4 およびそれらを結ぶ線分b1 上の組成、ならびに10wt%共晶線上に在る両点a1 ,a6 およびそれらを結ぶ線分b2 上の組成は除かれる。
【0018】
半溶融Fe系合金材料の固相率RはR>50%であることが望ましい。これにより鋳造温度を低温側にシフトして加圧鋳造装置の延命を図ることができる。固相率RがR≦50%では液相量が多くなるため、短柱状半溶融Fe系合金材料を立てて搬送する場合、その自立性が悪化し、また取扱い性も悪くなる。
【0019】
表1は、Fe系合金材料の実施例(1)および比較例(1a)の組成ならびに共晶量Ecを示す。
【0020】
【表1】
【0021】
これら実施例(1)および比較例(1a)は、図2にも点(1),(1a)として掲載されている。
【0022】
鋳物の鋳造に当り、実施例(1)を鋳造温度である1180℃まで誘導加熱して、固相と液相とが共存する半溶融Fe系合金材料を調製した。この材料の固相率RはR=58%であった。
【0023】
次いで、図1の加圧鋳造装置1において、固定および可動金型2,3の温度を制御すると共にそのチャンバ6内に、半溶融Fe系合金材料5を設置し、その後加圧プランジャ10を作動させてそのFe系合金材料5をキャビティ4に充填した。この場合、半溶融Fe系合金材料5の充填圧力は36MPaであった。そして、加圧プランジャ10をストローク終端に保持することによってキャビティ4内に充填された半溶融Fe系合金材料5に加圧力を付与し、その加圧下で半溶融Fe系合金材料5を凝固させて図3に示す鋳物12の例(1)を得た。同様の方法で、比較例(1a)を用いて鋳物12の例(1a)を得た。ただし、鋳造温度は1180℃に設定された。
【0024】
鋳物12のキャビティ対応部12aにおいて、ゲート対応部12b近傍で、且つそれよりもキャビティ先端側の位置Dからキャビティ対応部12aの基端bまではスクラップSであり、したがって前記位置Dからキャビティ対応部12aの先端eまでが製品Pである。
【0025】
両鋳物12の製品Pにおいて、その先端部A、中間部Bおよび基端部Cの中央部分を検鏡してそれらの鋳造組織を調べたところ、鋳物12の例(1)については図4の、また鋳物12の例(1a)については図5の結果をそれぞれ得た。
【0026】
図4に示す鋳物12の例(1)においては、先端部A、中間部Bおよび基端部Cの球状固相であった部分がオーステナイトおよびマルテンサイトの混合組織となっており、また液相であった部分がレデブライトとなっている。
【0027】
図5に示す鋳物12の例(1a)においては、先端部Aおよび中間部Bの球状固相であった部分がオーステナイトおよびマルテンサイトの混合組織となっているが、基端部Cの球状固相であった部分はパーライトとなっており、また液相であった部分がレデブライトとなっている。
【0028】
このように実施例(1)を用いた鋳物12の例(1)においては、その基端部CがスクラップSの保温作用によって徐冷されたにも拘らず、基端部Cの鋳造組織は先端部Aおよび中間部Bと同じである。これに対し比較例(1a)を用いた鋳物12の例(1a)においては、その基端部CがスクラップSの保温作用によって徐冷され、またその徐冷効果を回避する手段が講じられていないため、先端部Aおよび中間部Bとは異なる鋳造組織を有する。
【0029】
次に鋳物12の例(1),(1a)からそれらの基端部Cを含む複数のテストピースを製作し、次いでそれらテストピースに熱処理を施し、その後各テストピースを検鏡してそれらの熱処理組織を調べたところ、図6〜8の結果を得た。
【0030】
図6はテストピースに、900℃、30分間および750℃、60分間のレデブライト消去熱処理を施した場合の熱処理組織を示し、(a)が鋳物12の例(1)の基端部Cに、また(b)が鋳物12の例(1a)の基端部Cにそれぞれ該当する。
【0031】
図7はテストピースに、900℃、30分間のレデブライト消去熱処理を施した場合の熱処理組織を示し、(a)が鋳物12の例(1)の基端部Cに、また(b)が鋳物12の例(1a)の基端部Cにそれぞれ該当する。
【0032】
図8はテストピースに、800℃、60分間のセメンタイト球状化熱処理を施した場合の熱処理組織を示し、(a)が鋳物12の例(1)の基端部Cに、また(b)が鋳物12の例(1a)の基端部Cにそれぞれ該当する。
【0033】
図6〜8から明らかなように、鋳物12の例(1)の基端部Cには、粒径dがd≦10μmの微細黒鉛が析出しており、これは先端部Aおよび中間部Bについても同様となる。その結果、鋳物12の例(1)はその全体に亘り均一な機械的特性を有する。
【0034】
一方、鋳物12の例(1a)の基端部Cには粒径dがd>10μmの粗大黒鉛が析出しているが、先端部Aおよび中間部Bは前記例(1)の基端部Cと同様に微細黒鉛を有する熱処理組織となる。その結果、鋳物12の例(1a)においては先端部Aおよび中間部Bの機械的特性と基端部Cのそれとが異なったものとなる。
【0035】
鋳物12の例(1),(1a)の基端部Cにおける、黒鉛面積率、硬さ、シャルピー衝撃値(靱性)およびヤング率は表2の通りである。この場合、黒鉛面積率は、テストピースを研磨し、エッチングを行うことなく、画像解析装置(IP−1000PC、旭化成社製)を用いて求められた。
【0036】
【表2】
【0037】
表2から明らかなように、図6(a)、図7(a)および図8(a)の場合、つまり鋳物12の例(1)の基端部Cは、図6(b)、図7(b)および図8(b)の場合、つまり鋳物12の例(1a)の基端部Cに比べて優れた機械的特性を有する。
【0038】
表3は実施例(2)〜(4)および比較例(2a)〜(4a)の組成および共晶量Ecを示す。
【0039】
【表3】
【0040】
実施例(2)〜(4)および比較例(2a)〜(4a)は、それぞれ図2に点(2)〜(4)および点(2a)〜(4a)として掲載されている。
【0041】
前記同様の方法で、実施例(1)〜(4)および比較例(1a)〜(4a)を用いてそれぞれ鋳物12の例(1)〜(4)および例(1a)〜(4a)を得た。これら鋳物12の例(1)等に900℃、30分間の焼なまし処理を施し、次いで鋳物12の例(1)等を検鏡してそれらの熱処理組織を調べた。
【0042】
表4は前記実験結果を示す。表中、金型の材質における「Cu」は、前記Cu−Be系合金を意味し、また「Fe」は熱間金型用合金工具鋼を意味する。さらに熱処理組織における「○」は黒鉛の粒径dがd≦10μmであることを、一方、「×」は黒鉛の粒径dがd>10μmであることを意味する。
【0043】
【表4】
【0044】
表4において、Cu−Be系合金よりなる固定および可動金型2,3を用いて得られた鋳物12の例(1)〜(3)は、その製品Pの熱処理組織が均一であるだけでなく、固定および可動金型2,3の冷却促進効果によりスクラップSの熱処理組織も製品Pと同等になっている。ただし、鋳物12の例(4)も含めて前記鋼よりなる固定および可動金型2,3を用いると、その冷却促進効果がCu−Be系合金よりなるものに比べて劣るため、スクラップSにおいては黒鉛が粗大に析出する。
【0045】
鋳物12の例(1a)〜(3a)においては、そのFe系合金材料(1a)〜(3a)がNiを含有しないことから、そのNiの効果が得られず、その結果、鋳物12の例(1a),(2a)の場合は製品Pの熱処理組織がその全体に亘り不均一となり、また鋳物12の例(3a)の場合はその全体に亘り粗大黒鉛が分散している。また鋳物12の例(4a)においては、そのFe系合金材料(4a)のNi含有量がNi>3.0wt%であることに起因して結晶粒界に黒鉛が凝集していた。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、前記のように構成することによって、溶製鋳物よりも優れた機械的特性を有し、またその特性が全体に亘って均一である鋳物を得ることが可能なチクソキャスティング用Fe系合金材料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧鋳造装置の断面図である。
【図2】CおよびSi含有量と、共晶量Ecとの関係を示すグラフである。
【図3】鋳物の説明図である。
【図4】鋳物の例(1)における各部の鋳造組織(金属組織)を示す顕微鏡写真である。
【図5】鋳物の例(1a)における各部の鋳造組織(金属組織)を示す顕微鏡写真である。
【図6】鋳物の例(1),(1a)における熱処理組織(金属組織)の第1例を示す顕微鏡写真である。
【図7】鋳物の例(1),(1a)における熱処理組織(金属組織)の第2例を示す顕微鏡写真である。
【図8】鋳物の例(1),(1a)における熱処理組織(金属組織)の第3例を示す顕微鏡写真である。
【符号の説明】
1 加圧鋳造装置
2 固定金型
3 可動金型
4 キャビティ
5 半溶融Fe系合金材料
10 加圧プランジャ
12 鋳物
A 先端部
B 中間部
C 基端部
P 製品
S スクラップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an Fe-based alloy material for thixocasting.
[0002]
[Prior art]
In carrying out the thixocasting method, the Fe-based alloy material is heated to a semi-molten state in which a solid phase (a substantially solid phase, hereinafter the same) and a liquid phase coexist, and then the semi-molten Fe A method is adopted in which a mold-based alloy material is filled into a mold cavity under pressure, and then a semi-molten Fe-based alloy material is solidified under pressure.
[0003]
Conventionally, as this type of Fe-based alloy material, one in which the eutectic amount Ec is set to 50 wt% ≦ Ec ≦ 70 wt% is known (see JP-A-5-43978).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the eutectic amount Ec is set to Ec ≧ 50 wt%, in this type of Fe-based alloy material, the amount of precipitated graphite increases, so the mechanical properties of the casting are those of the normal casting method, that is, the melting method. Therefore, using the conventional material cannot achieve the original purpose of improving the mechanical properties of the casting by the thixocasting method.
[0005]
Further, in the cast structure of the casting, in the rapidly cooled region such as the thin wall portion, the portion that was a spherical solid phase becomes a mixed structure of austenite and martensite, while in the gradually cooled region such as the thick wall portion, the spherical structure The part that was a solid phase becomes pearlite. The portion that was in the liquid phase in both regions is redebrite (chill).
[0006]
When such a casting is heat-treated, graphite is finely precipitated in the rapidly cooled region, while the graphite is coarsely precipitated in the slowly cooled region, resulting in different mechanical properties in both regions. Therefore, there also arises a problem that it is impossible to obtain a casting having uniform mechanical properties throughout.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
An object of the present invention is to provide the Fe-based alloy material for thixocasting which has a mechanical characteristic superior to that of a molten casting and can obtain a casting whose characteristics are uniform throughout. And
[0008]
In order to achieve the object, according to the present invention,
1.8 wt% ≦ C ≦ 2.5 wt%,
1.0 wt% ≦ Si ≦ 3.0 wt%,
0.1 wt% ≦ Mn ≦ 1.5 wt%,
0.5wt% ≤Ni≤3.0wt%
And the balance of Fe containing inevitable impurities
Thus, an Fe-based alloy material for thixocasting having an eutectic amount Ec of 10 wt% <Ec <50 wt% is provided.
[0009]
By applying heat treatment to the Fe-based alloy material having the above composition, a semi-molten Fe-based alloy material in which a liquid phase and a solid phase coexist is prepared. In this semi-molten Fe-based alloy material, the liquid phase generated by eutectic dissolution has a large latent heat. As a result, in the solidification process of the semi-molten Fe-based alloy material, the liquid phase is sufficiently supplied around the solid phase according to the solidification shrinkage of the solid phase, and then the liquid phase is solidified. Is prevented from occurring. Moreover, it is possible to reduce the precipitation amount of graphite by setting the eutectic amount Ec as described above. These can improve the mechanical characteristics of the casting, that is, the tensile strength, Young's modulus, fatigue strength, and the like. Further, in the Fe-based alloy material having the eutectic amount Ec in the above range, the casting temperature (temperature of the semi-molten Fe-based alloy material, the same shall apply hereinafter) can be lowered, thereby extending the life of the mold. Can do.
[0010]
However, when the eutectic amount Ec is Ec ≦ 10 wt%, the casting temperature of the Fe-based alloy material approximates the liquidus temperature due to the small eutectic amount Ec. Thixocasting cannot be performed due to the high heat load on the transport equipment. On the other hand, the defects at Ec ≧ 50 wt% are as described above.
In the above composition, Mn is a cementite and austenite-forming element, and Ni is an austenite-generating element. Therefore, these Mn and Ni prevent pearlite formation in the gradually cooled region. The part that was in the solid phase over the whole becomes a mixed structure of austenite and martensite, and the part that was in the liquid phase becomes redebright.
[0011]
By subjecting such a casting to a predetermined heat treatment, a casting having a uniform heat treatment structure in which fine graphite is dispersed in a mixed structure of ferrite and pearlite is obtained. This casting has uniform mechanical properties throughout.
[0012]
In the composition, C and Si are related to the eutectic amount, and the C content and the Si content are set as described above in order to control the eutectic amount within the above range. However, when the C content is C <1.8 wt%, the casting temperature must be increased even if the Si content is increased and the eutectic amount is increased, so the advantage of thixocasting is diminished, whereas C> 2 At 0.5 wt%, the amount of graphite increases, so the mechanical properties of the casting tend to decrease, and the amount of eutectic increases, so the handleability of the semi-molten Fe-based alloy material deteriorates. When the Si content is Si <1.0 wt%, the casting temperature rises as in the case of C <1.8 wt%. On the other hand, when Si> 3.0 wt%, silicoferrite is generated, so the mechanical properties of the casting Cannot be improved.
[0013]
Mn functions as a deoxidizer and is necessary for the formation of cementite. However, when the Mn content is Mn <0.1 wt%, the deoxidation effect is reduced, so that it is easy to cause defects due to oxide entrapment and bubbles due to oxidation of the molten metal, while Mn> 1.5 wt%. Since the crystallization amount of cementite [(FeMn) 3 C] increases, it becomes difficult to refine the large amount of cementite by heat treatment, and the toughness and machinability of the casting deteriorate.
[0014]
Ni is an austenite-forming element as described above, and has the effect of increasing the toughness by trapping impurities in a slight presence of austenite at room temperature. In order to obtain such an effect, it is necessary to set the Ni content to about 1 wt%. However, when the Ni content is Ni <0.5 wt%, the addition is not significant. On the other hand, when the Ni content is 3.0 wt%, the matrix becomes martensite and becomes harder in the cooling process after the cementite erasing heat treatment.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A
[0016]
FIG. 2 shows the relationship between the C and Si contents and the eutectic amount Ec in the Fe-based alloy material. Adjacent to the high C concentration side of the solid phase line is a 10 wt% eutectic line with the eutectic amount Ec of 10 wt%, and adjacent to the low C concentration side of the 100 wt% eutectic line with the eutectic amount Ec of 100 wt%. Thus, there are 50 wt% eutectic lines each having an eutectic amount Ec of 50 wt%. Three lines between the 10 wt% eutectic line and the 50 wt% eutectic line are 20, 30, 40 wt% eutectic lines from the 10 wt% eutectic line side, respectively.
[0017]
The composition range of the Fe-based alloy material is a range where the eutectic amount Ec is 10 wt% <Ec <50 wt%, and therefore between the 10 wt% eutectic line and the 50 wt% eutectic line. However, compositions on 10 wt% eutectic lines and 50 wt% eutectic lines are excluded. Further, since 1.8 wt% ≦ C ≦ 2.5 wt% and 1.0 wt% ≦ Si ≦ 3.0 wt%, the composition range of the Fe-based alloy material is such that the C content in FIG. Further, when the Si content is taken as the y-axis, coordinates (2.08, 1.0)... Point a 1 , coordinates (2.5, 1.0)... Point a 2 , coordinates (2.5, 2.6) ) ... point a 3 , coordinates (2.42, 3.0) ... point a 4 , coordinates (1.8, 3.0) ... point a 5 , coordinates (1.8, 2.26) ... point a 6 It is within the range of a substantially hexagonal figure obtained by connecting. However, from the composition on the contour b of the figure indicating the limit of the composition range, both the points a 3 and a 4 on the 50 wt% eutectic line and the composition on the line segment b 1 connecting them, and 10 wt% The composition on both points a 1 and a 6 on the crystal line and the line b 2 connecting them is excluded.
[0018]
The solid phase ratio R of the semi-molten Fe-based alloy material is preferably R> 50%. As a result, the casting temperature can be shifted to the low temperature side to extend the life of the pressure casting apparatus. When the solid phase ratio R is R ≦ 50%, the amount of the liquid phase increases, so that when the short columnar semi-molten Fe-based alloy material is conveyed upright, its self-supporting property is deteriorated and the handling property is also deteriorated.
[0019]
Table 1 shows the composition and eutectic amount Ec of Example (1) and Comparative Example (1a) of the Fe-based alloy material.
[0020]
[Table 1]
[0021]
These Example (1) and Comparative Example (1a) are also listed as points (1) and (1a) in FIG.
[0022]
In casting a casting, Example (1) was induction heated to a casting temperature of 1180 ° C. to prepare a semi-molten Fe-based alloy material in which a solid phase and a liquid phase coexist. The solid phase ratio R of this material was R = 58%.
[0023]
Next, in the
[0024]
In the
[0025]
In the product P of both
[0026]
In the example (1) of the casting 12 shown in FIG. 4, the portion that was a spherical solid phase of the tip portion A, the intermediate portion B, and the base end portion C has a mixed structure of austenite and martensite, and the liquid phase The part which became is a rebright.
[0027]
In the example (1a) of the casting 12 shown in FIG. 5, the portion of the tip portion A and the intermediate portion B that is a spherical solid phase has a mixed structure of austenite and martensite. The portion that was a phase is pearlite, and the portion that was a liquid phase is redebrite.
[0028]
Thus, in the example (1) of the casting 12 using the example (1), the cast structure of the base end portion C is obtained although the base end portion C is gradually cooled by the heat retaining action of the scrap S. It is the same as the front end part A and the intermediate part B. On the other hand, in the example (1a) of the casting 12 using the comparative example (1a), the base end portion C is gradually cooled by the heat retaining action of the scrap S, and means for avoiding the slow cooling effect is taken. Therefore, the tip portion A and the intermediate portion B have a different cast structure.
[0029]
Next, a plurality of test pieces including the base end portion C are manufactured from the examples (1) and (1a) of the casting 12, and then the heat treatment is performed on the test pieces. When the heat-treated structure | tissue was investigated, the result of FIGS. 6-8 was obtained.
[0030]
FIG. 6 shows a heat treatment structure when the test piece was subjected to a redebright erasing heat treatment at 900 ° C. for 30 minutes and 750 ° C. for 60 minutes, where (a) is at the base end C of the example (1) of the casting 12; Further, (b) corresponds to the base end portion C in the example (1a) of the casting 12.
[0031]
FIG. 7 shows a heat treatment structure when a test piece was subjected to a redebrite erasing heat treatment at 900 ° C. for 30 minutes. (A) is the base end portion C of the example (1) of the casting 12 and (b) is the casting. This corresponds to the base end portion C in each of the twelve examples (1a).
[0032]
FIG. 8 shows a heat treatment structure when a test piece is subjected to cementite spheroidizing heat treatment at 800 ° C. for 60 minutes, where (a) is at the base end C of the example (1) of the casting 12 and (b) is It corresponds to the base end portion C of the example (1a) of the casting 12 respectively.
[0033]
As is apparent from FIGS. 6 to 8, fine graphite having a particle diameter d of d ≦ 10 μm is deposited on the base end portion C of the example (1) of the casting 12, which is the tip portion A and the intermediate portion B. The same applies to. As a result, the example (1) of the casting 12 has uniform mechanical properties throughout.
[0034]
On the other hand, coarse graphite having a particle diameter d>d> 10 μm is deposited on the base end portion C of the example (1a) of the casting 12, but the tip end portion A and the intermediate portion B are the base end portion of the example (1). Similar to C, it becomes a heat-treated structure having fine graphite. As a result, in the example (1a) of the casting 12, the mechanical characteristics of the tip end portion A and the intermediate portion B are different from those of the base end portion C.
[0035]
Table 2 shows the graphite area ratio, hardness, Charpy impact value (toughness), and Young's modulus at the base end C of Examples (1) and (1a) of the casting 12. In this case, the graphite area ratio was determined using an image analysis apparatus (IP-1000PC, manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd.) without polishing the test piece and performing etching.
[0036]
[Table 2]
[0037]
As is clear from Table 2, in the case of FIGS. 6 (a), 7 (a) and 8 (a), that is, the base end portion C of the example (1) of the casting 12 is shown in FIG. In the case of 7 (b) and FIG. 8 (b), that is, superior mechanical properties compared to the base end portion C of the example (1a) of the casting 12.
[0038]
Table 3 shows compositions and eutectic amounts Ec of Examples (2) to (4) and Comparative Examples (2a) to (4a).
[0039]
[Table 3]
[0040]
Examples (2) to (4) and comparative examples (2a) to (4a) are shown as points (2) to (4) and points (2a) to (4a) in FIG. 2, respectively.
[0041]
In the same manner as described above, Examples (1) to (4) and Examples (1a) to (4a) of the casting 12 were obtained using Examples (1) to (4) and Comparative Examples (1a) to (4a), respectively. Obtained. The example (1) of these
[0042]
Table 4 shows the experimental results. In the table, “Cu” in the mold material means the Cu—Be-based alloy, and “Fe” means hot tool alloy tool steel. Furthermore, “◯” in the heat-treated structure means that the particle diameter d of the graphite is d ≦ 10 μm, while “x” means that the particle diameter d of the graphite is d> 10 μm.
[0043]
[Table 4]
[0044]
In Table 4, examples (1) to (3) of the casting 12 obtained by using the fixed and
[0045]
In the examples (1a) to (3a) of the casting 12, since the Fe-based alloy materials (1a) to (3a) do not contain Ni, the effect of the Ni cannot be obtained. As a result, the example of the casting 12 In the case of (1a) and (2a), the heat treatment structure of the product P becomes non-uniform throughout, and in the case of the casting 12 (3a), coarse graphite is dispersed throughout. Moreover, in the example (4a) of the casting 12, the graphite was aggregated at the crystal grain boundary because the Ni content of the Fe-based alloy material (4a) was Ni> 3.0 wt%.
[0046]
【The invention's effect】
According to the present invention, for the thixocasting having the above-described configuration, it is possible to obtain a casting having mechanical characteristics superior to that of a molten casting and having the characteristics uniform throughout. An Fe-based alloy material can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a pressure casting apparatus.
FIG. 2 is a graph showing the relationship between C and Si content and eutectic amount Ec.
FIG. 3 is an explanatory view of a casting.
FIG. 4 is a photomicrograph showing the cast structure (metal structure) of each part in a casting example (1).
FIG. 5 is a photomicrograph showing the cast structure (metal structure) of each part in an example of casting (1a).
FIG. 6 is a photomicrograph showing a first example of a heat-treated structure (metal structure) in examples (1) and (1a) of castings.
FIG. 7 is a photomicrograph showing a second example of a heat-treated structure (metal structure) in casting examples (1) and (1a).
FIG. 8 is a photomicrograph showing a third example of a heat-treated structure (metal structure) in examples (1) and (1a) of castings.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
1.0wt%≦Si≦3.0wt%、
0.1wt%≦Mn≦1.5wt%、
0.5wt%≦Ni≦3.0wt%
および残部が不可避不純物を含むFe
よりなり、共晶量Ecが10wt%<Ec<50wt%であることを特徴とするチクソキャスティング用Fe系合金材料。1.8 wt% ≦ C ≦ 2.5 wt%,
1.0 wt% ≦ Si ≦ 3.0 wt%,
0.1 wt% ≦ Mn ≦ 1.5 wt%,
0.5wt% ≤Ni≤3.0wt%
And the balance of Fe containing inevitable impurities
An Fe-based alloy material for thixocasting, wherein the eutectic amount Ec is 10 wt% <Ec <50 wt%.
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