JP3659894B2 - Transportation fee calculation system and method for transportation - Google Patents

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、列車やバス等の交通機関の乗車料金を計算するための乗車料金計算システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平１１−１９５１４５号公報に開示される乗車料金の収受システムが知られている。このシステムでは、列車内にデータ送受信機が設けられると共に、乗客が所持する乗車カードにデータ送受信機との間でデータを送受信して受信データを記録保持する機能が付与されている。また、乗車カードには、予め、出発駅、目的駅、および経由駅が記録され、さらに、データ送受信機から各通過駅・停車駅のデータが乗車カードへ送信されることにより実際の乗車経路が記録される。そして、料金清算時には、この乗車カードに記録された乗車経路に基づいて乗車料金が計算される。したがって、上記従来のシステムによれば、列車の乗り越しや複乗（同一区間を複数回乗車する）の場合にも、乗車経路に沿った正規の乗車料金を課金することが可能となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、上記従来のシステムでは、乗車カードに予め出発駅、経由駅、および目的駅を記録し、さらに、実際の乗車経路を記録することで、これら乗車カードへの記録データに基づいて乗車料金を清算している。このため、乗客は、料金清算の際に乗車カードを提示しなければならず、利用客にとって清算処理が煩わしい。
【０００４】
また、上記従来のシステムでは、通過駅・停車駅のデータを処理センターにも送信しているので、この処理センターでのデータを利用して料金清算を行うことも考えられる。しかし、処理センターへのデータ送信は、乗車カードへのデータ記憶量が過大になった場合に対応する副次的なものであって、処理センターでシステム異常が生じた場合の対策は考慮されていない。すなわち、乗車料金の清算は乗車カードへの記録データを用いることが前提となり、乗車カードを用いなければ清算処理を行うことができない。
【０００５】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、各乗客の乗降履歴をシステム側で管理すると共に、システム異常が発生した場合にも確実に乗降履歴を把握して適正な乗車料金の計算を行うことが可能な交通機関の乗車料金計算システムおよび方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項１に記載された発明は、交通機関の乗車料金を計算するシステムであって、
交通機関の各運行車両への各乗客の乗降に関する車両乗降データを管理する車両サーバーと、
交通機関の各乗降ターミナルへの各乗客の入退場に関するターミナル乗降データを管理すると共に、少なくとも運行車両が当該乗降ターミナルに停車した場合に、当該停車した運行車両の車両乗降データを管理する前記車両サーバーと通信可能とされたターミナルサーバーと、
前記ターミナルサーバーと通信可能なセンターサーバーとを備え、
前記車両サーバーは該当する運行車両が乗降ターミナルに停車する都度、当該乗降ターミナルでのターミナル乗降データを管理するターミナルサーバーへ、当該乗降ターミナルでの乗降についての前記車両乗降データを送信し、
前記ターミナルサーバーは、自らが管理するターミナル乗降データ、および、前記車両サーバーから送信されてきた車両乗降データを前記センターサーバーへ送信し、
前記センターサーバーは、前記ターミナルサーバーから送信されてきた各乗降データに基づいて、各乗客の乗車区間を判定して乗車料金を計算することを特徴とする。
【０００７】
請求項１記載の発明によれば、運行車両への各乗客の乗降が車両サーバーにより管理され、乗降ターミナルへの各乗客の入退場がターミナルサーバーにより管理され、これらを統合した乗降履歴がセンターサーバーで管理される。すなわち、各乗客の運行車両への乗降に関するデータが車両サーバー、ターミナルサーバー、およびセンターサーバーで多重化して分散管理されるので、サーバーの故障や通信異常等の障害によりデータの一部が欠損した場合にも、正常なサーバーで管理されるデータを用いることにより、各乗客の乗車料金を正しく計算することができる。その際、乗車料金計算の基礎となる乗降履歴データには各停車駅での乗降履歴が含まれるので、各乗客の実際の乗車経路に応じた料金計算を行うことができる。
【０００８】
また、請求項２に記載された発明は、交通機関の乗車料金を計算するシステムであって、
交通機関の各運行車両に対応して設けられた車両サーバーと、
交通機関の各乗降ターミナルに対応して設けられ、少なくとも運行車両が当該乗降ターミナルに停車した場合に、当該停車した運行車両に対応する前記車両サーバーと通信可能なターミナルサーバーと、
前記各ターミナルサーバーと通信可能なセンターサーバーとを備え、
前記車両サーバーは、
該当する運行車両が乗降ターミナルに停車する都度、当該運行車両内の各乗客が所持する携帯端末との通信に基づいて当該運行車両に乗車中または降車した各乗客のユーザＩＤを取得する手段と、
前記取得したユーザＩＤ、乗車中または降車の別、および、停車した乗降ターミナルのターミナルＩＤを含む車両乗降データを、当該車両サーバーに接続された車両データベースに記録すると共に、前記取得したユーザＩＤ、および、乗車中または降車の別を含むデータをバックアップデータとして前記停車した乗降ターミナルに対応する前記ターミナルサーバーへ送信する手段とを含み、
前記ターミナルサーバーは、
該当する乗降ターミナル内の各乗客が所持する携帯端末との通信に基づいて、当該乗降ターミナルへ入退場した各乗客のユーザＩＤおよび入退場の別を取得する手段と、
該取得したユーザＩＤおよび入退場の別を含むターミナル乗降データを当該ターミナルサーバーに接続されたターミナルデータベースに記録する手段と、
前記車両サーバーから送信されてきたバックアップデータを、前記ターミナルデータベース内の該当するターミナル乗降データに関係付けて記録する手段と、前記車両サーバーから送信されてきたバックアップデータと、前記取得したユーザＩＤおよび入退場の別と、当該乗降ターミナルのターミナルＩＤとを含むデータを前記センターサーバーへ送信する手段とを含み、
前記センターサーバーは、
前記ターミナルサーバーから送信されてきた各データに基づいて、各乗客の乗車区間を含む乗降履歴データを作成して、当該センターサーバーに接続されたセンターデータベースに記録する手段と、
該センターデータベースに記録された乗降履歴データに基づいて各乗客の乗車料金を計算する手段とを含むことを特徴とする。
【０００９】
請求項２記載の発明によれば、ターミナルサーバーは、乗降ターミナルへ入退場した各乗客のユーザＩＤを取得してターミナルデータベースに記録する。また、車両サーバーは、運行車両が乗降ターミナルに停車する都度、運行車両へ乗車中または降車した各乗客のユーザＩＤを取得して、車両データベースに記録する。さらに、ターミナルサーバーは、車両サーバーから送信されてきたユーザＩＤ、および、乗車中または降車の別と、乗降ターミナルに入退場したユーザのユーザＩＤおよび入退場の別と、当該乗降ターミナルのターミナルＩＤとをセンターサーバーへ送信する。このため、センターサーバーは、これらのデータに基づいて、各乗客の入場ターミナル、退場ターミナル、乗車駅、降車駅を識別して、各乗客の乗車区間を含む乗降履歴データを作成できる。
【００１０】
このように、本発明では、運行車両への各乗客の乗降が車両サーバーにより管理され、乗降ターミナルへの各乗客の入退場がターミナルサーバーにより管理され、これらを統合した乗降履歴がセンターサーバーで管理される。したがって、上記請求項１と同様にサーバーあるいはデータベースの故障や通信異常等の障害によりデータの一部が欠損した場合にも、正常なサーバーあるいはデータベースで管理されるデータを用いて、各乗客の乗降履歴を正しく検知して乗車料金の計算を行うことができる。また、乗車料金計算の基礎となる乗降履歴データには各停車駅での乗降履歴が含まれるので、各乗客の実際の乗車経路に応じた料金計算を行うことができる。
【００１１】
また、請求項３に記載された発明は、請求項２記載の交通機関の乗車料金計算システムにおいて、前記バックアップデータには、当該運行車両の車両ＩＤが含まれ、前記センターサーバーは、各乗客の乗車区間と、前記車両ＩＤから特定される運行車両の種別とに基づいて乗車料金を計算することを特徴とする。
【００１２】
請求項３記載の発明によれば、乗客が乗車した運行車両の種別（例えば、列車の場合、普通列車、急行、特急等）に応じた料金計算を行うことができる。
【００１３】
また、請求項４に記載された発明は、請求項２または３記載の交通機関の乗車料金計算システムにおいて、前記車両データベースに記録された車両乗降データに欠損が生じた場合に、この欠損した車両乗降データに係わる乗降ターミナルに対応する前記ターミナルサーバーが、当該車両データベースが接続された車両サーバーへ、当該欠損した車両乗降データに対応するバックアップデータを送信することを特徴とする。
【００１４】
また、請求項５に記載された発明は、請求項２乃至４のうち何れか１項記載の交通機関の乗車料金計算システムにおいて、前記ターミナルデータベースに記録されたターミナル乗降データに欠損が生じた場合に、この欠損したターミナル乗降データに係わる運行車両に対応する前記車両サーバーが、前記ターミナルデータベースに対応する乗降ターミナルについての前記車両乗降データを送信することを特徴とする。
【００１５】
また、請求項６に記載された発明は、請求項２乃至５のうち何れか１項記載の交通機関の乗車料金計算システムにおいて、前記ターミナルサーバーは、運行車両の運行経路に沿って設けられた、走行中の運行車両内の各乗客が所持する携帯端末と通信可能な通信中継手段と通信可能であり、前記車両サーバーと各乗客の携帯端末との通信に障害が生じた場合には、前記ターミナルサーバーが前記通信中継手段を介して各乗客の携帯端末と通信することにより、該当する運行車両内の各乗客のユーザＩＤを取得することを特徴とする。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が、列車の乗車料金計算システムとして適用された場合の実施形態について説明する。
＝＝システム構成＝＝
図１は、本実施形態に係わる乗車料金計算システムの全体構成図である。図１に示す如く、本実施形態の乗車料金計算システムは、処理センターに設置されたセンターサーバー１０と、各駅に設置された駅サーバー１２と、各列車に設置された車両サーバー１４とを含んでいる。センターサーバー１０と駅サーバー１２とは、通信回線を介して接続されている。また、駅サーバー１２および車両サーバー１４には、夫々、駅通信モジュール１６および車両通信モジュール１８が接続されており、車両が駅に停車しまたは駅を通過する際には、両通信モジュール１６，１８を介して、駅サーバー１２と車両サーバー１４との間の通信を行うことができる。なお、駅サーバー１２が特許請求の範囲に記載のターミナルサーバーに相当する。
【００１７】
本実施形態のシステムでは、列車の利用客である各ユーザが携帯端末２０を所持し、この携帯端末２０と車両サーバー１４および駅サーバー１２との間で通信が行われることにより、料金計算処理やユーザ向けの各種サービスを実現する。上記した車両通信モジュール１８は、列車内の各乗客が所持する携帯端末２０と車両サーバー１４との間の通信を行うための通信モジュールとしても機能し、また、駅通信モジュール１６は、駅構内の各乗客が所持する携帯端末２０と駅サーバー１２との間の通信を行うための通信モジュールとしても機能する。さらに、線路の踏み切りや沿線の鉄塔等には、駅サーバー１２に接続された沿線通信モジュール２２が設けられており、後述するように、障害発生時等には沿線通信モジュール２２を介して、駅サーバー１２と携帯端末２０との間で通信を行うことができる。
【００１８】
携帯端末２０と各通信モジュール１６，１８，２２との間の通信は、例えばＩＳＭバンド通信等の一定の距離範囲内でのみ通信が可能な通信方式により行われる。したがって、駅通信モジュール１６は駅構内の複数箇所に設けられ、どの駅通信モジュール１６が携帯端末２０と通信したかにより、携帯端末２０を所持するユーザのおおよその居場所を識別することができる。同様に、車両通信モジュール１８も列車内の複数箇所（例えば各車両）に設けられ、どの車両通信モジュール１８が携帯端末２０と通信したかにより、携帯端末２０を所持するユーザのおおよその乗車位置を識別することができる。これらのユーザ位置情報は、後述する各種案内サービスで用いられる。
【００１９】
携帯端末２０には、ユーザＩＤや乗降履歴等のデータを記憶する内部メモリ、および、データ入出力を行う入出力インターフェースが設けられている。また、好ましくは、携帯端末２０は本人認証手段を備え、例えば、利用者の指紋を読み取って、読み取られた指紋と予め登録した本人の指紋とが一致する場合にのみ作動するように構成される。このように、本人認証手段を設けることにより、携帯端末２０が他人に不正に利用されるのを防止することが可能となる。なお、指紋による本人認証に代えて、パスワード入力、その他公知の手法により本人認証を行うようにしてもよい。
【００２０】
通信モジュール１６，１８は、携帯端末２０に向けてリクエスト信号を発信する。このリクエスト信号を受信した携帯端末２０は、その内部に記憶されたユーザＩＤを含む信号を通信モジュール１６，１８へ返信する。そして、通信モジュール１６，１８は返信されてきたユーザＩＤを含むデータを、各通信モジュールの識別番号と共に、それぞれ車両サーバー１４および駅サーバー１２へ転送する。
【００２１】
列車の各座席には、携帯端末２０を装着可能な読取モジュールが設置されている。読取モジュールは車両サーバー１４に接続されており、携帯端末２０が装着されると、携帯端末２０からその入出力インターフェースを介してユーザＩＤを読み出し、座席番号と共に車両サーバー１４へ送信する。これにより、車両サーバー１４は、各座席に着席したユーザのユーザＩＤを取得することができる。なお、上記の読取モジュールは、座席指定列車として運行される列車にのみ設置されればよい。
【００２２】
センターサーバー１０には、乗降履歴データベース２６、経由駅データベース２８、顧客マスタ３０、駅マスタ３２、料金マスタ３４、列車種別マスタ３６、および列車マスタ３８が設けられている。図２は、これらのデータベースおよびマスタファイルに記録されたデータの内容を示す図である。
【００２３】
図２に示す如く、乗降履歴データベース２６には、列車を利用した各ユーザの乗降履歴を示す乗降履歴データが記録される。具体的には、乗降履歴データは、各乗降履歴を識別するための乗降履歴ＩＤ、列車に乗降した各ユーザのユーザＩＤ、現在の乗降状態（乗車中、駅入場、駅退場等）、駅入場時刻、入場駅の駅ＩＤ、退場駅の駅ＩＤ、駅退場時刻、課金金額、データ更新日時等の項目を含んでいる。
【００２４】
経由駅データベース２８には、上記乗降履歴データベース２６に記録された各乗降履歴データの乗降履歴ＩＤについて、経由駅に関するデータが記録されている。具体的には、各乗降履歴データについての利用列車の列車ＩＤと、各利用列車の乗降駅の駅ＩＤおよび乗降時刻とが記録されている。
顧客マスタ３０には、各ユーザのユーザＩＤ、氏名、年齢、その他の各種データが記録されている。この各種データとしては、例えば、ユーザの料金引落口座番号や、各ユーザが選択した課金方式およびその内容に関するデータ等がある。駅マスタ３２には、各駅の駅ＩＤ、駅名、および、所定の起点駅からのキロ数等が記録されている。
料金マスタ３４には、乗車距離と列車タイプ（普通列車、急行、特急等）を表す列車タイプＩＤとに応じた乗車料金が記録されている。
列車種別マスタ３６には、各列車種別について、列車種別を識別するための列車種別ＩＤ、運行路線を識別するための路線ＩＤ、列車種別ＩＤ、列車の車両数、および停車タイプ（どの駅に停車するかの停車パターンに応じたタイプ）を識別するための停車タイプＩＤが記録されている。
列車マスタ３８には、運行される各列車について、列車を識別するための列車ＩＤ、列車種別ＩＤ、および主な停車駅の発着時刻が記録されている。
【００２５】
また、駅サーバー１２および車両サーバー１４には、夫々、乗降履歴トランザクションデータベース（以下、駅データベースと略称する）４０および乗降履歴トランザクションデータベース（以下、車両データベースと略称する）４２が設けられている。駅データベース４０および車両乗降データベースには、何れも、上記した乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８への記録データと同様の乗降履歴に関するデータ、すなわち、乗降履歴ＩＤ、ユーザＩＤ、乗降状態、入退場駅・時刻、課金金額、乗車した列車の列車ＩＤ、停車駅の駅ＩＤ、各駅の発車時刻等が記録されている。なお、携帯端末２０の内部メモリにも、その所持者であるユーザについての乗降履歴（以下、個人乗降履歴トランザクションと称す）に関するデータが記録される。なお、駅データベース４０、車両データベース４２、および携帯端末２０の内部メモリに記録された乗降履歴に関するデータを、以下、乗降履歴トランザクションと称す。
【００２６】
＝＝システム動作＝＝
＜基本動作＞
次に、本実施形態のシステムの基本的な動作について説明する。図３は、ユーザＸがＡ駅で列車に乗車してからＣ駅で下車するまでの基本的な処理の流れを示している。また、図４および図５は、図３に示す処理の進行に伴う乗降履歴データおよび経由駅データの変化を示している。なお、図３において太線矢印はユーザＸの動きを示し、また、細線矢印はデータの流れを示している。
【００２７】
図３に示す如く、ユーザＸがＡ駅に入場すると、駅入場処理が実行される（Ｓ１００）。この駅入場処理では、先ず、Ａ駅の駅サーバー１２が送信したリクエスト信号に応じて、ユーザＸが所持する携帯端末２０が駅サーバー１２へユーザＸのユーザＩＤを送信する。これにより、駅サーバー１２はユーザＸがＡ駅に入場したことを検知する（Ｓ１００ａ）。そして、駅サーバー１２は、新たな乗降履歴ＩＤを生成し、この乗降履歴ＩＤ、入場者であるユーザＸのユーザＩＤ、入場駅であるＡ駅の駅ＩＤおよび入場時刻を含み、かつ、乗降状態が「Station IN（駅入場）」である乗降履歴トランザクションを駅データベース４０に記録する（Ｓ１００ｂ）。
【００２８】
駅サーバー１２は、上記の乗降履歴トランザクションをセンターサーバー１０および携帯端末２０へ送信する（Ｓ１００ｃ，Ｓ１００ｄ）。センターサーバー１０は、駅サーバー１２から送信されてきた乗降履歴トランザクションを乗降履歴データとして乗降履歴データベース２６に記録する。同様に、携帯端末２０は、送信されてきた乗降履歴トランザクションとＡ駅の駅ＩＤとを乗降履歴トランザクションとして、その内部メモリに記録する。
【００２９】
図４（Ｂ）は、Ａ駅での入場処理が完了した時点で、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に夫々記録された乗降履歴データおよび経由駅データの内容を示す。同図に示すように、この時点では、乗降履歴ＩＤ：J01に関係付けて、ユーザＩＤ：CSKecon01（ユーザＸのユーザＩＤである），乗降状態：Station IN，駅入場時刻：2001/02/01/09:55，入場駅：St01（Ａ駅の駅ＩＤである），更新日時：2001/02/01/09:55が記録されている。また、ユーザＸはまだ列車に乗車しておらず、経由駅に関するデータは存在しないので、経由駅データベース２８へのデータ記録は行われていない。
【００３０】
列車Ｔは、Ａ駅に停車してドアを開き、ユーザＸが乗車して再びドアを閉じた時点で、Ａ駅での停車処理（ここではユーザＸについての乗車処理）が実行される（Ｓ１０２）。この乗車処理では、先ず、列車Ｔの車両サーバー１４が送信したリクエスト信号に応じて、ユーザＸが所持する携帯端末２０が車両サーバー１４へユーザＸのユーザＩＤを送信する（Ｓ１０２ａ）。これにより車両サーバー１４は、ユーザＸが列車Ｔに乗車していることを検知する。
【００３１】
次に、車両サーバー１４は車両データベース４２を参照し、ユーザＸについての乗降履歴トランザクションが記録されていないことから、ユーザＸがＡ駅から乗車した乗客であると判断する。この場合、車両サーバー１４は、Ａ駅の駅サーバー１２に対して、ユーザＸに関する乗降履歴トランザクションの乗降履歴ＩＤを問い合わせる（１０２ｂ）。そして、車両サーバー１４は、駅サーバー１２から通知された乗降履歴ＩＤ、ユーザＸのユーザＩＤ、乗車駅であるＡ駅の駅ＩＤ、および発車時刻を含み、かつ、乗降状態が「Train IN（乗車中）」 である乗降履歴トランザクションを車両データベース４２に記録する（１０２ｃ）と共に、この乗降履歴トランザクションをＡ駅の駅サーバー１２へ送信する（Ｓ１０２ｄ）。
【００３２】
Ａ駅の駅サーバー１２は、車両サーバー１４から送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて、該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴トランザクションを更新する。また、駅サーバー１２は、この更新後の乗降履歴トランザクションをセンターサーバー１０へ送信する（Ｓ１０２ｅ）。センターサーバー１０は、駅サーバー１２から送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に夫々記録された該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴データおよび経由駅データを更新する。
【００３３】
また、車両サーバー１４は、上記の乗降履歴トランザクションを、ユーザＸの携帯端末２０へ送信する（Ｓ１０２ｆ）。携帯端末２０は、送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて、その内部メモリに記録された該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴トランザクションを更新する。
【００３４】
図４（Ｃ）は、Ａ駅での停車処理が完了した時点での、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に記録された乗降履歴データおよび経由駅データの内容を示す。同図に示すように、乗降履歴データベース２６において乗降履歴ＩＤ：J01の乗降履歴データの乗降状態がTrain INに変更されると共に、更新日時2001/02/01/10:00が記録され、経由駅データベース２８において、乗降履歴ＩＤ：J01，列車ＩＤ：TR01（列車Ｔの列車ＩＤである），駅ＩＤ：St01，および、発車時刻：2001/02/01/10:00が記録されている。
【００３５】
次に、列車ＴがＢ駅に停車してドアが開き、発車のため再びドアが閉じた時点で、Ｂ駅での停車処理が実行される（Ｓ１０４）。この停車処理では、上記Ａ駅での乗車処理と同様に、列車Ａの車両サーバー１４は、ユーザＸの所持する携帯端末２０との通信により、ユーザＸが乗車していることを検知する（Ｓ１０４ａ）。そして、車両データベース４２を参照して、ユーザＸについての乗降履歴トランザクションが記録されていることからユーザＸが前駅から引き続いて乗車していると判断し、ユーザＸについての乗降履歴トランザクションを、経由駅であるＢ駅の駅ＩＤおよび発車時刻を追加記録することにより更新する（Ｓ１０４ｂ）。
【００３６】
また、車両サーバー１４は、更新した乗降履歴トランザクションをＢ駅の駅サーバー１２へ送信する（Ｓ１０４ｃ）。Ｂ駅の駅サーバー１２は、車両サーバー１４から送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて、該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴トランザクションを更新する。また、駅サーバー１２は、更新した乗降履歴トランザクションをセンターサーバー１０へ送信する（Ｓ１０４ｄ）。センターサーバー１０は、駅サーバー１２から送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に夫々記録された該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴データデータおよび経由駅データを更新する。
【００３７】
さらに、車両サーバー１４は、乗降履歴トランザクションを、ユーザＸの携帯端末２０へ送信する（Ｓ１０４ｅ）。携帯端末２０は、車両サーバー１４から送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて、その内部メモリに記録された該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴トランザクションを更新する。
【００３８】
図４（Ｄ）は、Ｂ駅での停車処理が完了した時点で乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に記録された乗降履歴データおよび経由駅データの内容を示す。同図に示すように、経由駅データベース２８には、乗降履歴ＩＤ：J01に関係付けて、駅ＩＤ：ST02（Ｂ駅の駅ＩＤである），発車時刻2001/2/1/10:05が記録されている。また、乗降履歴データベース２６には、更新日時として、経由駅データベース２８のデータ更新日時2001/02/01/10:10が記録されている。
以後、降車駅であるＣ駅までの各停車駅において同様の停車処理が繰り返し実行される。
【００３９】
列車ＴがＣ駅に到着してドアが開くと、ユーザＸは降車する。このため、Ｃ駅では、停車処理としてユーザＸについての降車処理が実行されることになる（Ｓ１０６）。先ず、Ｃ駅発車前にドアが閉じた時点で、車両サーバー１４が各乗客の携帯端末２０と通信することにより車内の各乗客のユーザＩＤを取得する。今回はユーザＸがＣ駅で降車しており、ユーザＸのユーザＩＤは取得されない。車両サーバー１４は、このことをもってユーザＸがＣ駅で降車したことを検知する（Ｓ１０６ａ）。すなわち、車両サーバー１４は車両データベース４２に記録された乗降履歴トランザクションを参照して、前駅での停車処理の際に乗車中であったユーザのユーザＩＤが、Ｃ駅の停車処理において取得されない場合に、このユーザＩＤのユーザが降車したと判断するのである。
【００４０】
ユーザＸが降車したことを検知した車両サーバー１４は、ユーザＸについての乗降履歴トランザクションを、降車駅Ｃの駅ＩＤおよび降車時刻を追加記録しかつ降車状態を「Station IN（駅入場）」に変更することにより更新すると共に、この更新後の乗降履歴トランザクションをＣ駅の駅サーバー１２へ送信する（Ｓ１０６ｂ）。駅サーバー１２は、車両サーバー１４から送信されてきた乗降履歴トランザクションを駅データベース４０に記録する（Ｓ１０６ｃ）と共に、この乗降履歴トランザクションをセンターサーバー１０へ送信する（Ｓ１０６ｄ）。センターサーバー１０は、車両サーバー１４から送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース４０に夫々記録された該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴データおよび経由駅データを更新する。
【００４１】
また、車両サーバー１４は、上記更新後の乗降履歴トランザクションをユーザＸの携帯端末２０へ送信し、携帯端末２０は、送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて，その内部メモリに記録された該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴トランザクションを更新する。
【００４２】
図５（Ａ）は、Ｃ駅での降車処理が完了した時点での、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に記録された乗降履歴データおよび経由駅データの内容を示す。同図に示すように、経由駅データベース２８では、乗降履歴ＩＤ：J01の経由駅データに駅ＩＤ：ST03（Ｃ駅の駅ＩＤである）および発車時刻：2001/2/1/10:10が記録されている。また、乗降履歴データベース２６では、乗降履歴ＩＤ：J01の乗降履歴データについて、乗降状態：Station IN，更新日時：2001/02/01/10:10が記録されている。
【００４３】
Ｃ駅で降車したユーザＸがＣ駅構内に滞在している間は、Ｃ駅の駅サーバー１２は駅通信モジュール１６を介してユーザＸの携帯端末２０と通信を行うことができ、この間は、ユーザＸに関する処理は特に行われない。一方、ユーザＸがＣ駅から退場すると、Ｃ駅の駅サーバー１２は携帯端末２０と通信を行えなくなる（すなわち、駅サーバー１２が駅通信モジュール１６から送信するリクエスト信号に対して、携帯端末２０からユーザＸのユーザＩＤが送信されてこなくなる）ことで、ユーザＸがＣ駅から退場したことを検知する（Ｓ１０８ａ）。これにより、ユーザＸについての駅退場処理が開始される（Ｓ１０８）。
【００４４】
先ず、駅サーバー１２は、ユーザＸに関する乗降履歴トランザクションを、退場駅であるＣ駅の駅ＩＤおよび駅退場時刻を追加記録し、かつ、乗降状態を「Station OUT（駅退場）」に変更することにより更新する（Ｓ１０８ｂ）と共に、この更新後の乗降履歴トランザクションをセンターサーバー１０および携帯端末２０へ送信する（Ｓ１０８ｃ，Ｓ１０８ｄ）。センターサーバー１０は、駅サーバー１２から送信されてきた乗降履歴トランザクションに基づいて、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に記録された該当する乗降履歴ＩＤの乗降履歴データおよび経由駅データを更新する。こうして、退場駅が記録されることにより、ユーザＸのＡ駅からＣ駅までの乗降履歴が確定する。
【００４５】
図５（Ｂ）は、Ｃ駅での駅退場処理が完了した時点で乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に記録された乗降履歴データおよび経由駅データの内容を示す。同図に示す如く、乗降履歴ＩＤ：J01の乗降履歴データについて退場駅：St03，駅退場時刻：2001/02/01/10:15、更新日時：2001/02/01/10:15が記録されている。
【００４６】
以上説明した駅入場から乗車、停車、降車を経て駅退場へ至る処理は、各乗客について実行される。そして、センターサーバー１０は、適時（例えば毎日の深夜等の決まった時刻等に）、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に記録されたデータに基づいて乗車料金の計算処理を実行する。この料金計算処理として、例えば、次の２通りの方法が考えられる。
【００４７】
▲１▼乗車駅・降車駅に基づく料金計算
センターサーバー１０は、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８を参照して、列車への乗降区間が確定した乗降履歴データ（つまり、経由駅データベース２８に２つの経由駅が記録され、かつ、乗降状態がStation INである乗降履歴データ）を抽出する。そして、抽出された乗降履歴データのうち、ある乗降履歴データの降車駅と、別の乗車履歴データの乗車駅とが一致し、かつ、その降車時刻から乗車時刻までの経過時間が所定時間（例えば３０分）以内であれば、乗換え・乗継ぎであると判断されて、これらの乗降履歴データは統合されて新たな乗降履歴データが生成され、元の乗降履歴データは削除される。図２に示す乗降履歴データおよび経由駅データは、２つの列車TR01，TR02への乗降履歴が、駅ST04での乗換え・乗継ぎであるとして統合された場合を示している。このような、データ統合処理が行われたうえで、乗車駅と降車駅（すなわち、経由駅データの最後に記録された駅）とに基づいて課金処理が実行される（Ｓ１１０）。
【００４８】
先ず、駅マスタ３２を参照して、乗車駅と降車駅との間の距離が計算される。また、経由駅データベース２８に記録された列車ＩＤから列車マスタ３８を参照して各列車の列車種別ＩＤが取得され、さらに、列車種別マスタを参照して列車タイプＩＤが取得される。そして、料金マスタ３４を参照して、入場駅・退場駅間の距離および各列車の列車タイプＩＤから乗車料金が決定され、この乗車料金が課金金額として乗降履歴データベース２６に記録される。
【００４９】
このように乗車駅・降車駅に基づいて料金計算を行う場合には、入場駅・退場駅のデータは基本的には不要となり、上記した駅入場処理および駅退場処理を省略することも可能である。この場合、上記説明のように乗車処理および降車処理の都度、乗降履歴トランザクションをセンターサーバー１０へ送信するのではなく、後者処理が行われてある列車への乗降履歴が確定した時点で、その乗降履歴トランザクションをセンターサーバー１０へ送信するようにしてもよい。
【００５０】
▲２▼入場駅・退場駅に基づく料金計算
センターサーバー１０は、駅への入退場履歴が確定した（つまり、入場駅および退場駅の駅ＩＤが共に記録され、かつ、乗降状態が「Station OUT（駅退場）」となっている）乗降履歴データについて課金処理を実行する。この課金処理では、入場駅と退場駅とに基づいて、上記した乗車駅・降車駅に基づく場合と同様の料金計算を行う。
なお、上記各課金処理において、万一、経由駅データベースにおいて列車ＩＤが消失している場合には、経由駅データに含まれる各停車駅の駅ＩＤおよび発車時刻と、列車マスタ３８に記録された各駅の発着時刻、または、列車種別マスタ３６に記録された停車タイプＩＤで特定される停車駅パターンとの照合により、列車タイプＩＤを推定することができる。
図５（Ｃ）は、課金処理が完了した時点での、乗降履歴データベース２６および経由駅データベース２８に記録された乗降履歴データおよび経由駅データの内容を示す。同図に示す如く、乗降履歴ＩＤ：J01の乗降履歴データについて、上記のようにして計算された課金金額：\500，更新日時2001/02/01/10:20が記録されている。
【００５１】
各ユーザへの課金は、例えば、顧客マスタ３０に記録された各ユーザの料金支払用口座から課金金額を引き落とすこと等により行われる。なお、後述するように、乗車区間に応じた乗車料金を課金する以外に、定期方式、フリー乗車方式、および座席指定方式による課金を行うことも可能である。なお、座席指定列車の場合は、読取モジュール２４から車両サーバー１４へユーザＩＤおよび座席番号が送信され、さらに、駅サーバー１２およびセンターサーバー１０へ送信されることで、この座席番号も各乗降履歴トランザクションおよび乗降履歴データのデータ内容の一部として記録される。また、列車の走行中あるいは駅構内では、各乗客が所持する各携帯端末２０に向けて各種情報提供や案内等のサービスを行うこともできる。これら携帯端末２０を利用したサービスについては後述する。
【００５２】
以上説明したように、本実施形態のシステムでは、各ユーザについての乗降履歴が、車両サーバー１４、駅サーバー１２、およびセンターサーバー１０により多重に管理される。すなわち、車両サーバー１４では、列車毎の乗降履歴が管理され、駅サーバー１２では、駅毎の乗降履歴が管理され、更に、センターサーバー１０では、これらの乗降履歴が統合的に管理される。このため、通信エラーやサーバーダウン等の障害が発生して、一部のサーバーにおいて正確な乗降履歴が管理されなくなっても、他のサーバーで管理されたデータにより確実な課金を行うことが可能となっている。例えば、センターサーバー１０が管理する乗降履歴データベース２６または経由駅データベース２８の記録データの一部が欠損しても、該当するデータを駅サーバー１２あるいは車両サーバー１４へ要求することにより、当該欠損データを修復することが可能である。以下、その他の障害時への対応処理例について説明する。
【００５３】
＜障害への対応＞
図６は、Ａ駅へ入場したユーザＸの携帯端末２０とＡ駅の駅通信モジュール１６との通信が正しく行われず、駅入場時に乗降履歴データが生成されなかった場合への対応処理例を示す。このような障害は、駅通信モジュール１６の故障や、携帯端末２０と駅通信モジュール１６との間の通信エラーが原因となって発生する。
【００５４】
この場合、ユーザＸが列車Ｔに乗車した際の上記乗車処理において、車両サーバー１４から駅サーバー１２へユーザＸに関する乗降履歴ＩＤの問い合わせが行われた場合（Ｓ１０２ｂ）に、該当する乗降履歴トランザクションが記録されておらず、その旨が、駅サーバー１２から車両サーバー１４へ通知される。この通知を受けた車両サーバー１４は、駅入場時に駅サーバー１２が乗降履歴トランザクションを正しく作成できなかったと判断し、駅サーバー１２に代わって新たな乗降履歴ＩＤを生成する。そして、上記Ｓ１０２ｄにおいて駅ＩＤおよび乗降履歴トランザクションを駅サーバー１２へ送信する際に、この乗降履歴ＩＤも併せて送信する。駅サーバー１２では、列車サーバー１４から送信されてきたこれらのデータに基づいて乗降履歴トランザクションを生成し、駅データベース４０に記録する。そして、上記Ｓ１００ｃと同様に、この乗降履歴トランザクションが駅サーバー１２からセンターサーバー１０へ送信されることにより、乗降履歴データベース２６に乗降履歴データが記録される。ただし、乗降履歴データの入場駅および駅入場時刻として、夫々、列車Ｔへの乗車駅および乗車時刻を記録するものとする。
【００５５】
このように、駅サーバー１２と携帯端末２０との間の通信障害等により駅入場時に乗降履歴データの作成に失敗した場合にも、列車乗車時に車両サーバー１４が作成する乗降履歴トランザクションを用いて、少なくとも列車の乗車駅に関して正しい乗降履歴データを記録することができ、この乗車駅を入場駅とみなすことで、料金計算処理を確実に行うことができる。
【００５６】
図７は、列車ＴがＡ駅とＢ駅との間を走行中に、Ａ駅での乗降履歴トランザクションが何らかの原因で失われた場合への対応処理例を示す。この場合、列車Ｔの車両サーバー１４は、Ｂ駅における停車処理（Ｓ１０４）の際に、Ａ駅での乗降履歴トランザクションが消失していることを検知することとなる。乗降履歴トランザクションの消失を検知した列車Ｔの車両サーバー１４は、Ｂ駅の駅サーバー１２に対して、列車Ｔに関するＡ駅での乗降履歴トランザクションを要求する。Ｂ駅の駅サーバー１２は、この要求をＡ駅の駅サーバー１２に転送し、この駅サーバー１２から送信されてきた乗降履歴トランザクションを列車Ｔの車両サーバー１４へ転送する（Ｓ１５０）。列車ＴについてのＡ駅での乗降履歴トランザクションには、列車ＴにＡ駅で乗降した各ユーザのユーザＩＤおよび列車ＴのＡ駅発車時刻が含まれている。したがって、車両サーバー１４はこの乗降履歴トランザクションに基づいて、消失したＡ駅での乗降履歴トランザクションを修復することができる。
【００５７】
このように、駅間を走行中に車両データベース４２の乗降履歴トランザクションが消失した場合にも、前駅の駅データベース４０に記録された乗降履歴トランザクションを用いることにより、その乗降履歴トランザクションを修復することができる。
【００５８】
図８は、列車Ｔの車両サーバー１４あるいは車両通信モジュール１８の故障により、車両サーバー１４が停車処理が行えなくなった場合の対応処理例を示す。駅サーバー１２は、このような障害の発生を、停車時に車両サーバー１４との通信が行えないことにより、あるいは、車両サーバー１４から故障発生の通知を受けること等により検知する。障害発生を検知した駅サーバー１２は、沿線通信モジュール２２に対して、走行中の列車Ｔの乗客の各携帯端末２０と通信すべき旨の命令を送信する。そして、この命令を受けた沿線通信モジュール２２が各携帯端末２０から各乗客のユーザＩＤを取得し、このユーザＩＤが駅サーバー１２へ送信される。駅サーバー１２は、沿線通信モジュール２２から送信されてきたユーザＩＤに基づいて、車両サーバー１４に代行して停車処理を実行し、列車乗降履歴トランザクションを作成する（Ｓ１６０）。そして、車両サーバー１４または車両通信モジュール１８が故障から復帰した時点で、当該故障中に駅サーバー１２が処理した列車乗降履歴トランザクションを車両サーバー１４へ送信し、車両データベース４２に記録させる（Ｓ１６２）。
【００５９】
このように、車両サーバー１４あるいは車両通信モジュール１６に故障が生じた場合には、駅サーバー１２が沿線通信モジュール２２を介して携帯端末２０と通信を行うことで、駅サーバー１２により、本来車両サーバー１４が行うべき停車処理を代行して行うことができる。
【００６０】
以上述べたように、本実施形態のシステムでは、各乗客の乗降に関するデータを車両サーバー１４、駅サーバー１２、およびセンターサーバー１０により、夫々、乗降履歴トランザクション、乗降履歴トランザクション、および乗降履歴データとして多重に管理する。このため、一部のサーバーの故障や通信障害により、何れかのデータが適切に記録されなくなっても、他のサーバーが管理するデータを用いて修復することができ、これにより、各乗客に対する課金処理を確実に行うことができる。
【００６１】
また、上記実施形態では、携帯端末２０にも各ユーザの乗降履歴トランザクションを記録して乗降履歴を管理しているが、乗車料金の計算は、各サーバーに記録されたデータのみで行うことができる。このため、駅退場時に料金計算のために携帯端末２０の記録データを駅側でチェックすることが不要となり、これにより、乗客は駅退場ゲートを通ることなく自由に駅から退場できるようになっている。
【００６２】
なお、万一、重大なシステム異常によって全てのサーバーがシステムダウンしたような場合には、例えば、駅に臨時の退場ゲートを設け、携帯端末２０に記録された個人乗降履歴トランザクションにより乗車料金を計算することができる。すなわち、上記実施形態において携帯端末２０にも乗降履歴トランザクションを記録しているのは、このような重大なシステム異常にも対応するためであり、そのようなケースを想定しなくともよい場合には、携帯端末２０への乗降履歴トランザクションの記録は不要である。この場合、携帯端末２０の内部メモリの容量を抑えることができ、携帯端末２０の低コスト化を図ることが可能となる。
【００６３】
また、上記実施形態では、携帯端末２０、車両サーバー１４、駅サーバー１２、およびセンターサーバー１０が有線または無線の専用回線で接続されたネットワークを構成するので、常時、各サーバおよび端末間の接続状態を確保することができる。このため、例えば携帯端末２０の通信機能として携帯電話を用いた場合に比べて、トンネル内等で接続が切断されるといった通信上の不具合が発生するおそれも大幅に低減される。
【００６４】
さらに、携帯端末２０と通信モジュール１６，１８、２２との間の通信を通信距離の短い小電力型の通信方式で行うため、例えば携帯端末２０の通信機能として携帯電話を用いる場合に比べて、電磁波が人体へ与える悪影響を小さく抑制することもできる。
【００６５】
＜その他のシステム動作＞
（１）各種課金方式
上記の説明では、乗車区間に応じた乗車料金を課金する基本的な課金方式について述べたが、従前の定期券、フリー乗車券、周遊券、あるいは座席指定券と同様の課金形態をとることも可能である。すなわち、ユーザは、その希望に応じて、定期式課金（例えば１ヶ月、３ヶ月などの所定期間、所定区間の乗降を自由とする課金方式）、フリー乗車式課金（例えば１日等の比較的短期間の間、所定の出発駅とフリー乗車区間内との往復を可能とする課金方式）、周遊乗車券式課金（出発駅、周遊経路、有効期間を予め指定する課金方式）および座席指定式課金（乗車日、列車、および座席を予約して乗車する課金方式）を選択する。ユーザが選択した課金方式、およびその内容（定期、フリー乗車、および周遊券の場合は、有効期間および乗車可能区間、座席指定の場合は、乗車日、列車ＩＤ、座席、乗車可能区間）は、顧客マスタ３０にユーザＩＤに関係付けて記録される。そして、ユーザが何れかの課金方式を選択している場合には、上記の乗車料金計算処理（Ｓ１１０）において、選択された課金方式に応じて以下のような処理が行われる。なお、定期式課金、フリー乗車式課金、周遊券式課金、座席指定課金の申込みおよび料金支払処理は、例えば鉄道会社が運営する所定のＷＥＢサイトや鉄道運営会社の窓口等で行えるものとする。
【００６６】
▲１▼定期式課金、フリー乗車課金、周遊券式課金
センターサーバー１０は、顧客マスタ３０を参照して、乗車日が、申込まれた定期券、フリー乗車券、または周遊券の有効期間内であるか否か、および、乗車区間が乗車可能区間内であるか否かを判定する。その結果、乗車日が有効期間内であり、かつ、乗車区間が乗車可能区間内であれば、課金金額をゼロとする。また、乗車日が有効期間内であっても、乗車区間が利用可能区間を外れていれば、その外れた区間についての乗車料金が算出され課金される。一方、乗車日が有効期間経過後であれば、全乗車区間に応じた乗車料金が算出され課金される。
なお、定期式課金に代えて、例えば、特定区間の利用頻度が高い場合に、その利用頻度に応じて利用料金を割り引くような料金設定を行うことで、定期式課金と同等のサービスを提供するようにしてもよい。また、周遊券式課金は、個人が周遊経路を指定する場合のほか、修学旅行等の団体旅行客についても適用が可能である。
【００６７】
▲２▼座席指定式課金
センターサーバー１０は顧客マスタ３０を参照して、乗車日、乗車区間、および乗車列車ＩＤが、予め指定された乗車日、乗車区間、および列車ＩＤに一致しているか否かを判別する。その結果、一致していれば、座席予約時に課金処理が完了していることを条件として、課金金額はゼロとされる。一方、一致していなければ、全乗車区間についての乗車料金（乗車区間の一部が指定された乗車区間を外れており、かつ、座席予約時に課金処理が完了している場合には、その外れた区間についての乗車料金）が課金金額として計算される。
【００６８】
（２）情報配信サービス
▲１▼次駅案内情報配信，その他車内での情報配信
車両サーバー１４は、車両通信モジュール１８から各携帯端末２０に向けて次の停車駅に関する情報を配信する。これにより、列車内の各ユーザの携帯端末２０には次の停車駅が画面または音声により提示され、これにより、例えば視覚や聴覚に障害のあるユーザも次の停車駅を知ることが可能となる。
また、車両サーバー１４は、車両通信モジュール１８から各携帯端末２０に向けて、沿線各駅（特に次の停車駅）周辺の広告その他の駅周辺情報を配信する。このような情報配信は例えば次のようにして実現できる。すなわち、各駅の駅サーバー１２にその駅の駅周辺情報を蓄積しておく。そして、列車の走行路線内の駅の駅サーバー１２から車両サーバー１４へ駅周辺情報を転送し、この駅周辺情報を車両サーバー１４から車両通信モジュール１８を介して各携帯端末２０へ送信するのである。
【００６９】
▲２▼目的駅到着アラーム情報の配信
携帯端末２０に予め目的駅を登録しておくと、この目的駅がユーザＩＤと共に携帯端末２０から車両通信モジュール１８を介して車両サーバー１４へ送信される。車両サーバー１４は、送信されてきた目的駅と次の停車駅とが一致する場合に、当該携帯端末２０に向けて、所定のアラーム情報を配信する。このアラーム情報を受信した携帯端末２０では、画面または音声により、次が目的駅である旨のアラームメッセージを出力する。これにより、子供、高齢者、および障害者も迷うことなく確実に目的駅で降車することが可能となる。
また、例えば車椅子のユーザが所持する携帯端末２０に目的駅を登録し、この目的駅への到着予想時刻を目的駅の駅サーバー１２へ通知することにより、当該目的駅では、車椅子補助のための駅員待機を円滑に行うことも可能となる。
【００７０】
▲３▼駅構内での情報配信
各駅に設けられた駅通信モジュール２２を用いることで、駅構内の各ユーザに対して各種情報提供を行うことも可能である。例えば、座席指定式課金を選択したユーザの携帯端末２０に対して、列車の発着プラットホームの案内情報を配信することができる。すなわち、駅サーバー１２は、駅通信モジュール２２から送信されてきた情報に基づいて、各ユーザが駅内のどの箇所に居るのかを識別する。そして、センターサーバー１０に各ユーザが座席指定式課金を選択しているかどうか、および、座席指定式課金を選択している場合には、指定された列車ＩＤおよび座席番号を問い合わせる。この問合せ結果に基づいて、座席指定式課金を選択したユーザの携帯端末２０に向けて、列車の発着プラットホーム番号および適切な乗車位置に関する情報を配信することができる。ただし、座席指定式課金でなくても、携帯端末２０に予め乗車すべき列車の列車ＩＤを入力しておき、この携帯端末２０へ発着プラットフォームの案内情報を配信するようにしてもよい。なお、ユーザが座席指定式課金を選択した場合には指定された列車ＩＤ、座席番号等を携帯端末２０に登録するようにし、駅サーバー１２がセンターサーバー１０へ問い合わせる代わりに、携帯端末２０から駅サーバー１２へ列車ＩＤ、座席番号等を通知することとしてもよい。
【００７１】
また、各列車の混雑状況を表す情報（混雑情報）を車両サーバー１４から駅サーバー１２へ送信して駅サーバー１２で保持しておき、各プラットホーム上のユーザの携帯端末２０に向けて、次に来る列車の混雑情報を配信するといった情報配信サービスを行うことも可能である。なお、上記のように車両サーバー１４は各乗客のおおよその位置を識別することができ、その識別情報に基づいて列車の各車両の乗客人数を推計できるので、この乗客人数に基づいて、車両毎の混雑情報を生成することができる。
【００７２】
▲４▼座席指定アラーム情報の配信
乗客が座席指定式課金の対象である列車に乗車した場合、車両サーバー１４は携帯端末２０から取得したユーザＩＤに基づいて、センターサーバー１０に対して、ユーザが座席指定式課金を選択しているか否か、および、座席指定式課金を選択している場合には指定された利用日および列車ＩＤを問い合わせる。その結果、座席指定式課金を選択していない場合、あるいは、指定された乗車日および列車ＩＤに該当しない場合には、携帯端末２０に向けて、この列車に乗車してはならない旨のアラーム情報を配信する。
【００７３】
また、乗客は、座席に着席すると、携帯端末２０を読取モジュール２４へ装着する。すると、読取モジュール２４は携帯端末２０からユーザＩＤを読み出して、座席番号と共に、車両サーバー１４へ送信する。車両サーバー１４は、センターサーバー１０に当該ユーザＩＤの指定座席番号を問い合せ、その結果に基づいて、ユーザが指定座席に着席しているか否かを判別する。そして、着席した座席が指定座席と異なっている場合には、座席を間違えている旨を示すアラーム情報を携帯端末２０へ配信する。
【００７４】
なお、ユーザが座席指定式課金を選択した場合には指定された列車ＩＤ、座席番号等を携帯端末２０に登録するようにし、車両サーバー１４がセンターサーバー１０へ問い合わせる代わりに、携帯端末２０から車両サーバー１４へ列車ＩＤ、座席番号等を通知することとしてもよい。
上記各アラーム情報を受信した携帯端末２０では画面または音声によるアラームが発せられ、これにより、ユーザは間違った列車に乗車しあるいは間違った座席に着席したことを認識できる。
また、車両サーバー１４にて、各座席に座席指定を受けた正当なユーザが着席しているかどうかを識別できるので、車掌が列車内を巡回して検札を行う手間を省くこともできる。
【００７５】
▲５▼プラットフォーム、踏み切り等における事故対応処理
携帯端末２０に緊急情報発信機能を持たせ、携帯端末２０を所持するユーザがホームへ転落したり、あるいは自動車で踏み切り内に立ち往生した場合等の緊急事態には、携帯端末２０を操作して、緊急信号を発信できるようにする。この緊急信号を駅通信モジュール１６あるいは沿線通信モジュール２２を介して受信した駅サーバー１２は例えば車両自動停止装置（ＡＴＳ）へ緊急事態を通知することにより列車を停止させて、事故を防ぐことが可能となる。
なお、上述のように、携帯端末２０と各通信モジュールとは、相互に所定距離範囲内に存在する場合のみ通信を行うことができる。したがって、例えば、ホーム下等の駅の線路面近傍に駅通信モジュール１６を設置しておくことにより、ホームへ転落したユーザを自動的に検知するようにすることも可能である。
【００７６】
（３）障害者への対応
以上の説明からわかるように、本実施形態のシステムでは、携帯端末２０を所持しておくだけで、切符の購入や改札口を通過することなく簡便に列車を利用することが可能となる。このような列車利用の簡便性は、特に障害者にとってメリットが大きい。すなわち、従来、障害者が列車を利用する場合、券売機での切符の購入や改札口の通過等、行動上の障害となる要素が多かったが、本システムによりこれらの障害が取り除かれることとなり、障害者が列車を利用するうえでの利便性が格段に向上するのである。また、上記のように、駅構内および列車内での各種案内や情報提供も、障害者にとって極めて有効である。
【００７７】
その他、障害者が列車を利用しやすくするために、以下の機能を実現することもできる。
▲１▼携帯端末２０に駅のエレベータを遠隔操作する機能を持たせる。
▲２▼携帯端末２０に駅のトイレのドア開閉を遠隔操作する機能を持たせる。
▲３▼駅の階段脇等のエスカレータを、携帯端末２０が接近しただけで自動運転するように構成する。
▲４▼列車がホームへ接近した場合に、その旨の信号を駅サーバー１２から携帯端末２０へ送信することで、携帯端末２０に列車接近アラームを音声または光で表示する。
【００７８】
このように、本実施形態のシステムは、障害者にとって特にメリットの大きいシステムであるため、本システムが一般的に普及するまでの過渡段階では、障害者用のシステムとして各障害者に携帯端末２０を所持させると共に、各駅には障害者専用の入退場口を設けるようにしてもよい。
【００７９】
＝＝本発明の他の適用事例＝＝
上記の実施形態では、本発明が列車乗車料金の乗車料金計算システムとして適用された場合について説明したが、これに限らず、バスやモノレールその他の交通機関の乗車料金計算システムとしての適用も可能である。特に、上記課金処理において、乗車駅・降車駅に基づく料金計算を行う場合には、入場駅・退場駅についての情報は必ずしも必要でなくなり、駅への入場・退場を管理しなくてもよい。このため、バスのように乗降場（バス停）への入退場の管理が困難な場合にも適用が容易となる。
【００８０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各乗客の交通機関への乗降履歴に関するデータが交通機関サーバー、ターミナルサーバー、およびセンターサーバーで多重化して分散管理されるので、サーバーの故障や通信異常等の障害によりデータの一部が欠損した場合にも、正常なサーバーが管理するデータを用いて、各乗客の乗降履歴を正しく把握して乗車料金の計算を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施形態である乗車料金計算システムの全体構成図である。
【図２】センターサーバーに設けられた各データベースおよび各マスタファイルの内容を示す図である。
【図３】本実施形態のシステムにおける基本的な処理の流れを示す図である。
【図４】図３に示す処理の進行に伴う乗降履歴データおよび経由駅データの変化を示す図（その１）である。
【図５】図３に示す処理の進行に伴う乗降履歴データおよび経由駅データの変化を示す図（その２）である。
【図６】駅入場時に乗降履歴データが生成されなかった場合への対応処理例を示す図である。
【図７】列車走行中に乗降履歴トランザクションが何らかの原因で失われた場合への対応処理例を示す図である。
【図８】車両サーバーが停車処理が行えなくなった場合の対応処理例を示す図である。
【符号の説明】
１０ センターサーバー
１２ 駅サーバー
１４ 車両サーバー
１６ 駅通信モジュール
１８ 車両通信モジュール
２０ 携帯端末
２２ 沿線通信モジュール
２６ 乗降履歴データベース
２８ 経由駅データベース
４０ 駅データベース
４２ 車両データベース[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a boarding fee calculation system for calculating boarding fees for transportation facilities such as trains and buses.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a boarding fee collection system disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-195145 is known. In this system, a data transmitter / receiver is provided in a train, and a function of recording / retaining received data by transmitting / receiving data to / from the data transmitter / receiver on a boarding card possessed by a passenger is added. In addition, the departure card, the destination station, and the transit station are recorded in advance on the boarding card, and the data of each passing station / stop station is transmitted from the data transceiver to the boarding card, so that the actual boarding route can be obtained. To be recorded. At the time of fare settlement, the fare is calculated based on the boarding route recorded on this boarding card. Therefore, according to the above-described conventional system, it is possible to charge a regular boarding fee along the boarding route even in the case of train overpass or double riding (boarding the same section multiple times).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the above-described conventional system, the departure station, the transit station, and the destination station are recorded in advance on the boarding card, and further, the actual boarding route is recorded, and based on the recorded data on these boarding cards. The fare is cleared. For this reason, the passenger must present a boarding card at the time of fee settlement, and the settlement process is troublesome for the passenger.
[0004]
Further, in the above-described conventional system, since data of passing stations and stop stations is transmitted to the processing center, it may be possible to perform fee settlement using the data at the processing center. However, the data transmission to the processing center is a secondary measure corresponding to the case where the amount of data stored in the boarding card becomes excessive, and measures are taken when a system abnormality occurs at the processing center. Absent. In other words, the settlement of the boarding fee is based on the premise that data recorded on the boarding card is used, and the settlement process cannot be performed without using the boarding card.
[0005]
The present invention has been made in view of the above points, and manages the boarding / exiting history of each passenger on the system side and calculates the proper boarding fee by reliably grasping the boarding / exiting history even when a system abnormality occurs. It is an object of the present invention to provide a transportation fee calculation system and method capable of performing the above.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention described in claim 1 is a system for calculating a boarding fee for transportation,
A vehicle server for managing vehicle entry / exit data related to passengers getting on and off each transportation vehicle;
The vehicle server that manages terminal boarding / exiting data related to entrance / exit of each passenger to / from each boarding terminal of a transportation facility and manages vehicle boarding / exiting data of the parked operating vehicle at least when the operating vehicle stops at the boarding / exiting terminal. A terminal server capable of communicating with
A center server capable of communicating with the terminal server,
The vehicle server sends the vehicle boarding / alighting data about boarding / alighting at the boarding / alighting terminal to the terminal server that manages the terminal boarding / alighting data at the boarding / alighting terminal each time the relevant operating vehicle stops at the boarding / alighting terminal.
The terminal server transmits terminal boarding / alighting data managed by itself and vehicle boarding / alighting data transmitted from the vehicle server to the center server,
The center server determines a boarding section of each passenger based on each boarding / alighting data transmitted from the terminal server, and calculates a boarding fee.
[0007]
According to the first aspect of the present invention, the entry / exit of each passenger to / from the operating vehicle is managed by the vehicle server, the entrance / exit of each passenger to / from the boarding / exiting terminal is managed by the terminal server, and the boarding / exiting history integrated with these is the center server. Managed by. In other words, since data related to getting on and off each passenger's operating vehicle is multiplexed and managed by the vehicle server, terminal server, and center server, if part of the data is lost due to a failure such as a server failure or communication failure In addition, by using data managed by a normal server, each passenger's boarding fee can be calculated correctly. At that time, since the boarding / alighting history data that is the basis of the boarding fee calculation includes the boarding / alighting history at each stop station, it is possible to calculate the fee according to the actual boarding route of each passenger.
[0008]
The invention described in claim 2 is a system for calculating a boarding fee for transportation,
A vehicle server provided for each operating vehicle of the transportation facility;
A terminal server that is provided corresponding to each boarding / exiting terminal of the transportation facility, and at least when the operating vehicle stops at the getting-on / off terminal, a terminal server that can communicate with the vehicle server corresponding to the stopping operating vehicle;
A center server capable of communicating with each terminal server,
The vehicle server is
Each time the relevant operating vehicle stops at the boarding / alighting terminal, a means for acquiring the user ID of each passenger who is on or gets off the operating vehicle based on communication with a portable terminal possessed by each passenger in the operating vehicle;
Record the vehicle getting-on / off data including the acquired user ID, whether on boarding or getting off, and the terminal ID of the boarding / exiting terminal in the vehicle database connected to the vehicle server, and the acquired user ID, and Means for transmitting to the terminal server corresponding to the boarding / alighting terminal at which the vehicle has stopped as backup data, including data on whether the vehicle is on or off
The terminal server is
Based on the communication with the mobile terminal possessed by each passenger in the corresponding boarding / exiting terminal, means for obtaining the user ID of each passenger entering and leaving the boarding / exiting terminal and the entry / exit,
Means for recording terminal getting-on / off data including the acquired user ID and entry / exit in a terminal database connected to the terminal server;
Means for recording backup data transmitted from the vehicle server in association with corresponding terminal getting-on / off data in the terminal database, backup data transmitted from the vehicle server, the acquired user ID and input Means for transmitting to the center server data including information on exit and terminal ID of the boarding / exiting terminal,
The center server is
Based on each data transmitted from the terminal server, creating a boarding / exiting history data including a boarding section of each passenger and recording it in a center database connected to the center server;
And a means for calculating a boarding fee for each passenger based on boarding / exiting history data recorded in the center database.
[0009]
According to the second aspect of the present invention, the terminal server acquires the user ID of each passenger who has entered or exited the boarding / exiting terminal and records it in the terminal database. Further, each time the operating vehicle stops at the boarding / exiting terminal, the vehicle server acquires the user ID of each passenger who is getting on or off the operating vehicle and records it in the vehicle database. Further, the terminal server includes the user ID transmitted from the vehicle server, whether the user is getting on or off the vehicle, the user ID of the user who has entered or exited the boarding / exiting terminal, the terminal ID of the boarding / exiting terminal, Is sent to the center server. For this reason, the center server can identify the entry terminal, exit terminal, boarding station, and boarding station of each passenger based on these data, and create boarding / exiting history data including the boarding section of each passenger.
[0010]
In this way, in the present invention, the entry / exit of each passenger to / from the operating vehicle is managed by the vehicle server, the entrance / exit of each passenger to / from the boarding / exiting terminal is managed by the terminal server, and the boarding / exiting history integrated with these is managed by the center server. Is done. Therefore, even if a part of the data is lost due to a failure such as a server or database failure or a communication error as in the case of claim 1 above, each passenger gets on and off using the data managed by the normal server or database. It is possible to calculate the boarding fee by correctly detecting the history. In addition, since the boarding / alighting history data, which is the basis of the boarding fee calculation, includes the boarding / alighting history at each stop station, it is possible to calculate the fee according to the actual boarding route of each passenger.
[0011]
The invention described in claim 3 is the transportation fee calculation system according to claim 2, wherein the backup data includes a vehicle ID of the operating vehicle, and the center server The boarding fee is calculated based on the boarding section and the type of operating vehicle specified from the vehicle ID.
[0012]
According to the third aspect of the present invention, it is possible to calculate a fee according to the type of operating vehicle on which the passenger has boarded (for example, in the case of a train, a normal train, an express train, a special express train, etc.).
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, in the transportation fee calculation system for a transportation facility according to the second or third aspect, when a defect occurs in the vehicle entry / exit data recorded in the vehicle database, the lost vehicle The terminal server corresponding to the boarding / alighting terminal related to boarding / alighting data transmits backup data corresponding to the missing vehicle boarding / alighting data to a vehicle server connected to the vehicle database.
[0014]
Further, the invention described in claim 5 is the transportation boarding fee calculation system according to any one of claims 2 to 4, wherein the terminal boarding / alighting data recorded in the terminal database is deficient. In addition, the vehicle server corresponding to the operating vehicle related to the missing terminal boarding / alighting data transmits the vehicle boarding / alighting data about the boarding / alighting terminal corresponding to the terminal database.
[0015]
The invention described in claim 6 is the transportation fee calculation system according to any one of claims 2 to 5, wherein the terminal server is provided along the operation route of the operating vehicle. The communication relay means capable of communicating with the mobile terminal possessed by each passenger in the traveling vehicle being traveled, and when a failure occurs in the communication between the vehicle server and the mobile terminal of each passenger, The terminal server communicates with each passenger's mobile terminal via the communication relay means to acquire the user ID of each passenger in the corresponding operating vehicle.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment when the present invention is applied as a train boarding fee calculation system will be described.
== System configuration ==
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a boarding fee calculation system according to the present embodiment. As shown in FIG. 1, the boarding fee calculation system of the present embodiment includes a center server 10 installed at a processing center, a station server 12 installed at each station, and a vehicle server 14 installed at each train. Yes. The center server 10 and the station server 12 are connected via a communication line. In addition, a station communication module 16 and a vehicle communication module 18 are connected to the station server 12 and the vehicle server 14, respectively. When the vehicle stops at or passes through the station, both communication modules 16, 18 are connected. The station server 12 and the vehicle server 14 can communicate with each other via the. The station server 12 corresponds to the terminal server described in the claims.
[0017]
In the system of the present embodiment, each user who is a train customer has a portable terminal 20, and communication is performed between the portable terminal 20 and the vehicle server 14 and the station server 12. Implement various services for users. The vehicle communication module 18 described above also functions as a communication module for performing communication between the portable terminal 20 possessed by each passenger in the train and the vehicle server 14, and the station communication module 16 is provided in the station premises. It also functions as a communication module for performing communication between the portable terminal 20 possessed by each passenger and the station server 12. Furthermore, railroad crossings, railway towers, and the like are provided with a railway communication module 22 connected to the station server 12, and, as will be described later, via the railway communication module 22 in the event of a failure, the station Communication can be performed between the server 12 and the portable terminal 20.
[0018]
Communication between the portable terminal 20 and each of the communication modules 16, 18, and 22 is performed by a communication method that allows communication only within a certain distance range such as ISM band communication. Therefore, the station communication module 16 is provided at a plurality of locations in the station premises, and the approximate location of the user who owns the mobile terminal 20 can be identified based on which station communication module 16 communicates with the mobile terminal 20. Similarly, the vehicle communication module 18 is also provided at a plurality of locations (for example, each vehicle) in the train. Depending on which vehicle communication module 18 communicates with the mobile terminal 20, the approximate boarding position of the user who owns the mobile terminal 20 is determined. Can be identified. Such user position information is used in various guidance services to be described later.
[0019]
The portable terminal 20 is provided with an internal memory that stores data such as a user ID and a boarding / alighting history, and an input / output interface that performs data input / output. In addition, preferably, the mobile terminal 20 includes a personal authentication unit, and is configured to operate only when, for example, a user's fingerprint is read and the read fingerprint matches a pre-registered personal fingerprint. . Thus, by providing the personal authentication means, it is possible to prevent the portable terminal 20 from being used illegally by others. In addition, instead of the personal authentication by the fingerprint, the personal authentication may be performed by inputting a password or other known methods.
[0020]
The communication modules 16 and 18 transmit a request signal toward the mobile terminal 20. The mobile terminal 20 that has received this request signal returns a signal including the user ID stored therein to the communication modules 16 and 18. Then, the communication modules 16 and 18 transfer the data including the returned user ID to the vehicle server 14 and the station server 12 together with the identification number of each communication module.
[0021]
A reading module to which the mobile terminal 20 can be attached is installed in each seat of the train. The reading module is connected to the vehicle server 14, and when the mobile terminal 20 is mounted, the user ID is read from the mobile terminal 20 via its input / output interface and transmitted to the vehicle server 14 together with the seat number. Thereby, the vehicle server 14 can acquire the user ID of the user seated in each seat. Note that the above reading module may be installed only in a train that operates as a seat designated train.
[0022]
The center server 10 is provided with a boarding / exiting history database 26, a transit station database 28, a customer master 30, a station master 32, a fee master 34, a train type master 36, and a train master 38. FIG. 2 is a diagram showing the contents of data recorded in these databases and master files.
[0023]
As shown in FIG. 2, the boarding / exiting history database 26 records boarding / exiting history data indicating the boarding / unloading history of each user using the train. Specifically, the boarding / exiting history data includes boarding / exiting history IDs for identifying boarding / exiting histories, user IDs of users who get on / off the train, current boarding / exiting states (during boarding, entering the station, leaving the station, etc.), entering the station. It includes items such as time, station ID of the entrance station, station ID of the exit station, station exit time, charge amount, data update date and time.
[0024]
In the transit station database 28, data related to transit stations is recorded with respect to the getting-on / off history ID of each getting-on / off history data recorded in the getting-on / off history database 26. Specifically, the train ID of the train used for each boarding history data, the station ID and boarding time of the boarding / exiting station of each train used are recorded.
In the customer master 30, the user ID, name, age, and other various data of each user are recorded. Examples of the various data include a user's charge debit account number, a billing method selected by each user, and data related to the contents. In the station master 32, the station ID of each station, the station name, the number of kilometers from a predetermined starting station, and the like are recorded.
In the fee master 34, a boarding fee corresponding to a boarding distance and a train type ID indicating a train type (ordinary train, express, limited express, etc.) is recorded.
In the train type master 36, for each train type, the train type ID for identifying the train type, the route ID for identifying the operation route, the train type ID, the number of train cars, and the stop type (which station stops) A stop type ID for identifying a stop type) is recorded.
In the train master 38, for each train to be operated, a train ID for identifying the train, a train type ID, and departure and arrival times of main stop stations are recorded.
[0025]
The station server 12 and the vehicle server 14 are respectively provided with a boarding / alighting history transaction database (hereinafter abbreviated as a station database) 40 and a boarding / alighting history transaction database (hereinafter abbreviated as a vehicle database) 42. The station database 40 and the vehicle boarding / exiting database both have data related to boarding / exiting history similar to the data recorded in the boarding / exiting history database 26 and the transit station database 28, that is, boarding / exiting history ID, user ID, boarding / exiting state, entrance / exit Station / time, billing amount, train ID of the boarded train, station ID of the stop station, departure time of each station, and the like are recorded. Data relating to the boarding / alighting history (hereinafter referred to as a personal boarding / alighting history transaction) for the user who is the owner is also recorded in the internal memory of the mobile terminal 20. In addition, the data regarding the boarding / alighting history recorded in the station database 40, the vehicle database 42, and the internal memory of the portable terminal 20 are hereinafter referred to as a boarding / alighting history transaction.
[0026]
== System operation ==
<Basic operation>
Next, the basic operation of the system of this embodiment will be described. FIG. 3 shows a flow of basic processing from when the user X gets on the train at the A station until it gets off at the C station. 4 and 5 show changes in boarding / exiting history data and transit station data as the process shown in FIG. 3 progresses. In FIG. 3, a thick line arrow indicates the movement of the user X, and a thin line arrow indicates the data flow.
[0027]
As shown in FIG. 3, when the user X enters the A station, a station entrance process is executed (S100). In this station entrance process, first, the mobile terminal 20 possessed by the user X transmits the user ID of the user X to the station server 12 in response to the request signal transmitted by the station server 12 at the station A. Thereby, the station server 12 detects that the user X has entered the A station (S100a). The station server 12 generates a new boarding / exiting history ID, includes the boarding / exiting history ID, the user ID of the user X who is the visitor, the station ID of the station A that is the entrance station, and the entrance time, and the boarding / exiting state. Is recorded in the station database 40 as “Station IN” (S100b).
[0028]
The station server 12 transmits the above-mentioned boarding / exiting history transaction to the center server 10 and the portable terminal 20 (S100c, S100d). The center server 10 records the getting-on / off history transaction transmitted from the station server 12 in the getting-on / off history database 26 as getting-on / off history data. Similarly, the portable terminal 20 records the transmitted boarding / alighting history transaction and the station ID of the station A as a boarding / alighting history transaction in its internal memory.
[0029]
FIG. 4B shows the contents of the boarding / alighting history data and the transit station data recorded in the boarding / alighting history database 26 and the transit station database 28, respectively, when the entrance process at the station A is completed. As shown in the figure, at this point, the user ID: CSKecon01 (which is the user ID of the user X), the boarding state: Station IN, the station entrance time: 2001/02/01 in relation to the boarding history ID: J01 / 09: 55, entry station: St01 (the station ID of station A), update date: 2001/02/01/09: 55 is recorded. Further, since the user X has not yet boarded the train and there is no data relating to the transit station, no data is recorded in the transit station database 28.
[0030]
The train T stops at the A station, opens the door, and when the user X gets on and closes the door again, the stop process at the A station (here, the boarding process for the user X) is executed (S102). ). In this boarding process, first, in response to a request signal transmitted by the vehicle server 14 of the train T, the portable terminal 20 possessed by the user X transmits the user ID of the user X to the vehicle server 14 (S102a). As a result, the vehicle server 14 detects that the user X is on the train T.
[0031]
Next, the vehicle server 14 refers to the vehicle database 42 and determines that the user X is a passenger boarding from the station A because the boarding / exiting history transaction for the user X is not recorded. In this case, the vehicle server 14 inquires of the station server 12 at the station A about the boarding / exiting history ID of the boarding / exiting history transaction regarding the user X (102b). The vehicle server 14 includes the boarding / exiting history ID notified from the station server 12, the user ID of the user X, the station ID of the station A which is the boarding station, and the departure time, and the boarding / exiting state is “Train IN” ) "Is recorded in the vehicle database 42 (102c), and this getting-on / off history transaction is transmitted to the station server 12 at the station A (S102d).
[0032]
The station server 12 at the station A updates the boarding / exiting history transaction of the corresponding boarding / exiting history ID based on the boarding / exiting history transaction transmitted from the vehicle server 14. Further, the station server 12 transmits the updated boarding / alighting history transaction to the center server 10 (S102e). Based on the boarding / alighting history transaction transmitted from the station server 12, the center server 10 updates the boarding / alighting history data of the corresponding boarding / alighting history ID recorded in the boarding / alighting history database 26 and the transit station database 28, respectively, and the transit station data. .
[0033]
Further, the vehicle server 14 transmits the above boarding / alighting history transaction to the mobile terminal 20 of the user X (S102f). The mobile terminal 20 updates the boarding / alighting history transaction of the corresponding boarding / alighting history ID recorded in the internal memory based on the transmitted boarding / alighting history transaction.
[0034]
FIG. 4C shows the contents of boarding / alighting history data and transit station data recorded in the boarding / alighting history database 26 and the transit station database 28 at the time when the stop processing at the station A is completed. As shown in the figure, the boarding / alighting state of boarding / alighting history ID: J01 in the boarding / alighting history database 26 is changed to Train IN, and the update date 2001/02/01/10: 00 is recorded. In the database 28, boarding / exiting history ID: J01, train ID: TR01 (which is the train ID of train T), station ID: St01, and departure time: 2001/02/01/10: 00 are recorded.
[0035]
Next, when the train T stops at the B station, the door opens, and the door closes again for departure, a stop process at the B station is executed (S104). In this stop process, the vehicle server 14 of the train A detects that the user X is on board by communication with the mobile terminal 20 possessed by the user X (S104a). ). Then, with reference to the vehicle database 42, it is determined that the user X is continuously boarding from the previous station because the boarding history transaction for the user X is recorded. It is updated by additionally recording the station ID and departure time of station B, which is a station (S104b).
[0036]
In addition, the vehicle server 14 transmits the updated boarding / alighting history transaction to the station server 12 at the station B (S104c). The station server 12 at the B station updates the boarding / alighting history transaction of the corresponding boarding / alighting history ID based on the boarding / alighting history transaction transmitted from the vehicle server 14. Further, the station server 12 transmits the updated boarding / alighting history transaction to the center server 10 (S104d). The center server 10 updates the getting-on / off history data and the passing station data of the corresponding getting-on / off history ID respectively recorded in the getting-on / off history database 26 and the passing station database 28 based on the getting-on / off history transaction transmitted from the station server 12. .
[0037]
Furthermore, the vehicle server 14 transmits a boarding / alighting history transaction to the portable terminal 20 of the user X (S104e). Based on the boarding / alighting history transaction transmitted from the vehicle server 14, the portable terminal 20 updates the boarding / alighting history transaction of the corresponding boarding / alighting history ID recorded in the internal memory.
[0038]
FIG. 4D shows the contents of boarding / alighting history data and transit station data recorded in the boarding / alighting history database 26 and the transit station database 28 when the stop process at the station B is completed. As shown in the figure, the transit station database 28 has a station ID: ST02 (it is a station ID of station B) and a departure time 2001/2/1/10: 05 in relation to the boarding / exiting history ID: J01. It is recorded. In addition, the data update date / time 2001/02/01/10: 10 of the transit station database 28 is recorded in the boarding / alighting history database 26 as the update date / time.
Thereafter, the same stop process is repeatedly executed at each stop station up to station C, which is the exit station.
[0039]
When train T arrives at station C and the door opens, user X gets off. For this reason, in C station, the getting-off process about the user X is performed as a stop process (S106). First, when the door is closed before departure from station C, the vehicle server 14 communicates with each passenger's mobile terminal 20 to acquire the user ID of each passenger in the vehicle. This time, user X gets off at station C, and the user ID of user X is not acquired. With this, the vehicle server 14 detects that the user X has got off at the station C (S106a). That is, when the vehicle server 14 refers to the boarding / exiting history transaction recorded in the vehicle database 42, the user ID of the user who was on board at the time of the stop process at the previous station is not acquired in the stop process at the C station. In addition, it is determined that the user of this user ID has got off.
[0040]
The vehicle server 14 that has detected that the user X got off records the boarding history transaction for the user X, additionally records the station ID of the getting-off station C and the getting-off time, and changes the getting-off state to “Station IN (station entrance)”. The updated boarding history transaction is transmitted to the station server 12 at station C (S106b). The station server 12 records the boarding / alighting history transaction transmitted from the vehicle server 14 in the station database 40 (S106c) and transmits the boarding / alighting history transaction to the center server 10 (S106d). Based on the boarding / alighting history transaction transmitted from the vehicle server 14, the center server 10 updates the boarding / alighting history data of the corresponding boarding / alighting history ID recorded in the boarding / alighting history database 26 and the via-station database 40 respectively. .
[0041]
Further, the vehicle server 14 transmits the updated boarding / exiting history transaction to the mobile terminal 20 of the user X, and the mobile terminal 20 corresponds to the corresponding recorded in the internal memory based on the transmitted boarding / exiting history transaction. Update the boarding / exiting history transaction of boarding / exiting history ID
[0042]
FIG. 5A shows the contents of the getting-on / off history data and the passing station data recorded in the getting-on / off history database 26 and the passing station database 28 when the getting-off process at the station C is completed. As shown in the figure, in the transit station database 28, the station ID: ST03 (which is the station ID of the C station) and the departure time: 2001/2/1/10: 10 are included in the transit station data of the boarding / alighting history ID: J01. It is recorded. In addition, the boarding / alighting history database 26 records the boarding / alighting state: Station IN, update date / time: 2001/02/01/10: 10, for the boarding / alighting history data of the boarding history ID: J01.
[0043]
While the user X who got off at the C station stays in the station C station, the station server 12 of the C station can communicate with the mobile terminal 20 of the user X via the station communication module 16. No particular processing is performed on user X. On the other hand, when the user X leaves the C station, the station server 12 at the C station cannot communicate with the portable terminal 20 (that is, the request signal transmitted from the station communication module 16 by the station server 12 from the portable terminal 20). By detecting that the user ID of the user X is not transmitted), it is detected that the user X has left the station C (S108a). Thereby, the station exit process for the user X is started (S108).
[0044]
First, the station server 12 additionally records the station ID and station exit time of station C, which is the exit station, and changes the boarding / exiting state to “Station OUT (station exit)” in the exit / entry history transaction for user X. (S108b) and the updated boarding / alighting history transaction is transmitted to the center server 10 and the portable terminal 20 (S108c, S108d). Based on the boarding / alighting history transaction transmitted from the station server 12, the center server 10 updates the boarding / alighting history data of the corresponding boarding / alighting history ID recorded in the boarding / alighting history database 26 and the via-station database 28, and the transit station data. Thus, the exit history from the A station to the C station of the user X is determined by recording the exit station.
[0045]
FIG. 5B shows the contents of boarding / alighting history data and transit station data recorded in the boarding / alighting history database 26 and the transit station database 28 when the station exit process at the station C is completed. As shown in the figure, the exit station: St03, the station exit time: 2001/02/01/10: 15, and the update date: 2001/02/01/10: 15 are recorded for the boarding / exiting history data of the boarding history ID: J01. ing.
[0046]
The above-described process from entering the station to boarding, stopping, getting off and exiting the station is executed for each passenger. Then, the center server 10 executes boarding fee calculation processing based on data recorded in the boarding / alighting history database 26 and the transit station database 28 at a suitable time (for example, at a fixed time such as midnight every day). As this charge calculation process, for example, the following two methods are conceivable.
[0047]
(1) Fee calculation based on boarding / disembarking station
The center server 10 refers to the boarding / exiting history database 26 and the transit station database 28, and the boarding / exiting history data in which the boarding / exiting section for the train is determined (that is, two transit stations are recorded in the transit station database 28, and the boarding / exiting state) Entry / exit history data is extracted from Station IN. Of the extracted boarding / exiting history data, the boarding station of one boarding history data matches the boarding station of another boarding history data, and the elapsed time from the boarding time to the boarding time is a predetermined time (for example, If it is within 30 minutes), it is determined that the transfer / transfer is made, and these getting-on / off history data are integrated to generate new getting-on / off history data, and the original getting-on / off history data is deleted. The boarding / alighting history data and transit station data shown in FIG. 2 show a case where the boarding / alighting history of two trains TR01 and TR02 is integrated as a transfer / transfer at the station ST04. After such data integration processing is performed, billing processing is executed based on the boarding station and the getting-off station (that is, the station recorded at the end of the transit station data) (S110).
[0048]
First, the distance between the boarding station and the getting-off station is calculated with reference to the station master 32. Further, the train type ID of each train is acquired from the train ID recorded in the transit station database 28 with reference to the train master 38, and further, the train type ID is acquired with reference to the train type master. Then, with reference to the fee master 34, the boarding fee is determined from the distance between the entry and exit stations and the train type ID of each train, and this boarding fee is recorded in the boarding history database 26 as a billing amount.
[0049]
In this way, when calculating charges based on the boarding station / disembarking station, the data on the entry / exit stations is basically unnecessary, and it is possible to omit the above-mentioned station entry processing and station exit processing. is there. In this case, as described above, every time the boarding process and the boarding process are performed, the boarding / exiting history transaction is not transmitted to the center server 10, but when the boarding / exiting history of the train on which the latter process is performed is confirmed. A history transaction may be transmitted to the center server 10.
[0050]
(2) Fee calculation based on entrance / exit stations
The center server 10 has a confirmed entry / exit history of the station (that is, the station IDs of both the entrance station and the exit station are recorded, and the boarding / exiting status is “Station OUT”). Perform billing processing on the data. In this billing process, a charge calculation similar to that based on the boarding station / alighting station described above is performed based on the entrance station and the exit station.
In the above billing process, if the train ID disappears in the transit station database, the station ID and departure time of each stop station included in the transit station data and the train master 38 are recorded. The train type ID can be estimated by checking the departure / arrival time of each station or the stop station pattern specified by the stop type ID recorded in the train type master 36.
FIG. 5C shows the contents of the boarding / alighting history data and the transit station data recorded in the boarding / alighting history database 26 and the transit station database 28 when the billing process is completed. As shown in the figure, the charge amount calculated as described above: \ 500, update date 2001/02/01/10: 20 is recorded for the entry / exit history data of the entry / exit history ID: J01.
[0051]
Billing to each user is performed by, for example, deducting the billing amount from each user's fee payment account recorded in the customer master 30. As will be described later, in addition to charging a boarding fee according to the boarding section, it is also possible to perform charging using a regular system, a free boarding system, and a seat designation system. In the case of a seat designated train, the user ID and the seat number are transmitted from the reading module 24 to the vehicle server 14, and further transmitted to the station server 12 and the center server 10, so that this seat number is also transmitted to each boarding history transaction. And recorded as part of the data contents of the boarding / alighting history data. Further, while the train is running or in the station premises, it is also possible to provide various information services and guidance services to each portable terminal 20 possessed by each passenger. Services using these portable terminals 20 will be described later.
[0052]
As described above, in the system according to the present embodiment, the boarding / exiting history for each user is managed in multiple by the vehicle server 14, the station server 12, and the center server 10. That is, the vehicle server 14 manages a boarding / alighting history for each train, the station server 12 manages a boarding / alighting history for each station, and the center server 10 manages these boarding / alighting histories in an integrated manner. For this reason, even if a failure such as a communication error or server failure occurs and the correct boarding / exiting history is not managed on some servers, it is possible to charge reliably based on data managed on other servers. It has become. For example, even if a part of the recorded data of the boarding / exiting history database 26 or the transit station database 28 managed by the center server 10 is missing, the missing data is obtained by requesting the corresponding data to the station server 12 or the vehicle server 14. It is possible to repair. Hereinafter, an example of processing for handling other failures will be described.
[0053]
<Response to obstacles>
FIG. 6 shows an example of processing for dealing with a case where communication between the mobile terminal 20 of the user X who entered the station A and the station communication module 16 of the station A is not correctly performed and boarding / exiting history data is not generated when entering the station. . Such a failure occurs due to a failure in the station communication module 16 or a communication error between the mobile terminal 20 and the station communication module 16.
[0054]
In this case, in the above-described boarding process when the user X gets on the train T, when the boarding / unloading history ID related to the user X is inquired from the vehicle server 14 to the station server 12 (S102b), Not recorded, and the fact is notified from the station server 12 to the vehicle server 14. Upon receiving this notification, the vehicle server 14 determines that the station server 12 has not correctly created the boarding / exiting history transaction when entering the station, and generates a new boarding / unloading history ID on behalf of the station server 12. Then, when the station ID and the boarding / exiting history transaction are transmitted to the station server 12 in S102d, the boarding / exiting history ID is also transmitted together. The station server 12 generates a boarding / alighting history transaction based on these data transmitted from the train server 14 and records it in the station database 40. Then, similar to S100c, the boarding / exiting history transaction is transmitted from the station server 12 to the center server 10, whereby the boarding / exiting history data is recorded in the boarding / exiting history database 26. However, the boarding station and boarding time to the train T are recorded as the entrance station and the station entrance time of the boarding / exiting history data, respectively.
[0055]
In this way, even when the entry / exit history data fails when entering the station due to a communication failure between the station server 12 and the mobile terminal 20, the entry / exit history transaction created by the vehicle server 14 when the train is boarded, It is possible to record correct boarding / exit history data at least on the boarding station of the train, and by considering this boarding station as an entrance station, it is possible to reliably perform the charge calculation processing.
[0056]
FIG. 7 shows an example of processing for dealing with a case where a train history transaction at station A is lost for some reason while train T travels between station A and station B. In this case, the vehicle server 14 of the train T detects that the boarding / alighting history transaction at the station A has disappeared during the stop process (S104) at the station B. The vehicle server 14 of the train T, which has detected the disappearance of the boarding / exiting history transaction, requests the station server 12 at the station B for a boarding / exiting history transaction at the station A regarding the train T. The station server 12 of the B station transfers this request to the station server 12 of the A station, and transfers the boarding / alighting history transaction transmitted from the station server 12 to the vehicle server 14 of the train T (S150). The boarding / alighting history transaction at the A station for the train T includes the user ID of each user who gets on and off the train T at the A station and the departure time at the A station of the train T. Therefore, the vehicle server 14 can repair the boarding / alighting history transaction at the lost station A based on the boarding / alighting history transaction.
[0057]
In this way, even when the boarding / exiting history transaction in the vehicle database 42 disappears while traveling between stations, the boarding / exiting history transaction is restored by using the boarding / exiting history transaction recorded in the station database 40 of the previous station. Can do.
[0058]
FIG. 8 shows an example of response processing when the vehicle server 14 cannot perform stop processing due to a failure of the vehicle server 14 or the vehicle communication module 18 of the train T. The station server 12 detects the occurrence of such a failure by not being able to communicate with the vehicle server 14 when the vehicle stops, or by receiving a notification of the occurrence of a failure from the vehicle server 14. The station server 12 that has detected the occurrence of the failure transmits an instruction to the line-side communication module 22 to communicate with each mobile terminal 20 of the passenger of the traveling train T. The line-side communication module 22 that has received this command acquires the user ID of each passenger from each portable terminal 20, and this user ID is transmitted to the station server 12. The station server 12 executes a stop process on behalf of the vehicle server 14 on the basis of the user ID transmitted from the railway communication module 22 and creates a train getting-on / off history transaction (S160). Then, when the vehicle server 14 or the vehicle communication module 18 returns from the failure, the train entry / exit history transaction processed by the station server 12 during the failure is transmitted to the vehicle server 14 and recorded in the vehicle database 42 (S162).
[0059]
As described above, when a failure occurs in the vehicle server 14 or the vehicle communication module 16, the station server 12 communicates with the mobile terminal 20 via the railway communication module 22, so that the station server 12 originally performs the vehicle server. 14 can be performed on behalf of the stop processing to be performed.
[0060]
As described above, in the system of the present embodiment, the data relating to boarding / exiting each passenger is multiplexed by the vehicle server 14, the station server 12, and the center server 10 as boarding / exiting history transactions, boarding / exiting history transactions, and boarding / exiting history data, respectively. To manage. For this reason, even if one of the data is not properly recorded due to a failure or communication failure of some servers, it can be repaired using data managed by other servers. Processing can be performed reliably.
[0061]
Moreover, in the said embodiment, although the boarding / alighting history transaction of each user is recorded also on the portable terminal 20 and the boarding / alighting history is managed, the calculation of boarding charges can be performed only by the data recorded on each server. . For this reason, it is not necessary to check the recorded data of the portable terminal 20 at the station side for the fee calculation when leaving the station, and thus passengers can leave the station freely without going through the station exit gate. Yes.
[0062]
In the unlikely event that all servers are down due to a serious system failure, for example, a temporary exit gate is provided at the station, and the boarding fee is calculated by the personal boarding / exiting history transaction recorded on the mobile terminal 20. can do. That is, the reason why the entry / exit history transaction is also recorded in the mobile terminal 20 in the above embodiment is to cope with such a serious system abnormality, and in the case where it is not necessary to assume such a case. It is not necessary to record a boarding / alighting history transaction on the mobile terminal 20. In this case, the capacity of the internal memory of the mobile terminal 20 can be suppressed, and the cost of the mobile terminal 20 can be reduced.
[0063]
Moreover, in the said embodiment, since the portable terminal 20, the vehicle server 14, the station server 12, and the center server 10 comprise the network connected by the wired or radio | wireless private line, the connection state between each server and a terminal is always carried out. Can be secured. For this reason, compared with the case where a mobile phone is used as the communication function of the mobile terminal 20, for example, the possibility of occurrence of communication problems such as disconnection in a tunnel or the like is greatly reduced.
[0064]
Furthermore, since communication between the mobile terminal 20 and the communication modules 16, 18, and 22 is performed by a low-power communication method with a short communication distance, for example, compared to the case where a mobile phone is used as the communication function of the mobile terminal 20, The adverse effect of electromagnetic waves on the human body can be reduced.
[0065]
<Other system operations>
(1) Various billing methods
In the above description, the basic charging method for charging the boarding fee according to the boarding section has been described, but it may take the same charging form as a conventional commuter pass, free ticket, tour ticket, or seat reservation ticket Is possible. That is, according to the user's desire, the user can make a regular charge (for example, a charge system that allows a user to freely get on and off a predetermined section for a predetermined period such as one month or three months), a free ride type charge (for example, one day, etc. Billing system that allows round trips between a given departure station and a free boarding area for a short period of time), round-trip ticket-type billing (billing system that designates departure station, round-trip route, and valid period in advance) and seat designation type Select the billing (billing method for boarding the boarding date, train, and seat). The billing method selected by the user, and its contents (valid period, free boarding, and round trip ticket, valid period and boarding area, seat selection, boarding date, train ID, seat, boarding area) Recorded in the customer master 30 in association with the user ID. Then, when the user has selected one of the charging methods, the following processing is performed in accordance with the selected charging method in the above boarding fee calculation process (S110). It should be noted that the application for periodic billing, free boarding billing, round-trip ticket billing, seat designation billing and fare payment processing can be performed, for example, at a predetermined WEB site operated by a railroad company or a window of a railroad operating company.
[0066]
(1) Regular billing, free boarding billing, tour ticket billing
The center server 10 refers to the customer master 30 and determines whether the boarding date is within the valid period of the applied commuter pass, free ticket, or round-trip ticket, and the boarding zone is within the boarding zone. It is determined whether or not there is. As a result, if the boarding date is within the valid period and the boarding section is within the boarding-enabled section, the charge amount is set to zero. Further, even if the boarding date is within the valid period, if the boarding section is out of the usable section, the boarding fee for the section out of the available section is calculated and charged. On the other hand, if the boarding date is after the validity period has elapsed, a boarding fee corresponding to the entire boarding section is calculated and charged.
In place of periodic billing, for example, when the usage frequency of a specific section is high, by setting a fee that discounts the usage fee according to the usage frequency, a service equivalent to the regular billing is provided. You may do it. In addition, the tour ticket-type billing can be applied to group tourists such as school excursions as well as when an individual specifies a tour route.
[0067]
▲ 2 ▼ Seat designation type billing
The center server 10 refers to the customer master 30 to determine whether the boarding date, boarding section, and boarding train ID match the boarding date, boarding section, and train ID specified in advance. As a result, if they match, the charge amount is set to zero on the condition that the charge process is completed at the time of seat reservation. On the other hand, if they do not match, the boarding fee for all boarding zones (if any part of the boarding zone is outside the specified boarding zone, and if the billing process is complete when the seat is reserved, it will be excluded The boarding fee for a given section) is calculated as the billing amount.
[0068]
(2) Information distribution service
▲ 1Next station information distribution, other information distribution in the car
The vehicle server 14 distributes information on the next stop station from the vehicle communication module 18 to each portable terminal 20. As a result, the next stop station is displayed on the mobile terminal 20 of each user in the train by a screen or sound, so that, for example, a user with visual or auditory impairment can also know the next stop station. .
In addition, the vehicle server 14 distributes advertisements and other station peripheral information around each station (particularly the next stop station) along the line from the vehicle communication module 18 to each mobile terminal 20. Such information distribution can be realized as follows, for example. That is, the station peripheral information of each station is stored in the station server 12 of each station. Then, the station periphery information is transferred from the station server 12 of the station in the train route to the vehicle server 14, and this station periphery information is transmitted from the vehicle server 14 to each portable terminal 20 via the vehicle communication module 18. .
[0069]
(2) Distribution of destination station arrival alarm information
If the destination station is registered in advance in the portable terminal 20, this destination station is transmitted from the portable terminal 20 to the vehicle server 14 via the vehicle communication module 18 together with the user ID. The vehicle server 14 distributes predetermined alarm information to the mobile terminal 20 when the destination station that has been transmitted matches the next stop station. The mobile terminal 20 that has received this alarm information outputs an alarm message to the effect that the next station is the destination station by means of a screen or sound. Thereby, it becomes possible for a child, an elderly person, and a disabled person to get off at the destination station without fail.
Further, for example, by registering the destination station in the mobile terminal 20 possessed by the user of the wheelchair and notifying the station server 12 of the destination station of the estimated arrival time at the destination station, the destination station can assist the wheelchair. It is also possible to smoothly wait for station staff.
[0070]
▲ 3 ▼ Information distribution within the station
By using the station communication module 22 provided at each station, it is possible to provide various types of information to each user within the station. For example, train departure / arrival platform guidance information can be distributed to the mobile terminal 20 of the user who has selected seat-specific billing. That is, the station server 12 identifies where each user is in the station based on the information transmitted from the station communication module 22. Then, the center server 10 is inquired about whether or not each user has selected seat designation type charging, and if the seat designation type charging has been selected, the designated train ID and seat number are inquired. Based on the inquiry result, it is possible to deliver information on the departure / arrival platform number of the train and an appropriate boarding position to the portable terminal 20 of the user who has selected seat-specific billing. However, even if it is not the seat designation type charging, the train ID of the train to be boarded in advance may be input to the mobile terminal 20 and the guidance information of the departure / arrival platform may be distributed to the mobile terminal 20. In addition, when the user selects seat designation type charging, the designated train ID, seat number, and the like are registered in the mobile terminal 20, and instead of the station server 12 inquiring to the center server 10, the mobile terminal 20 sends a station to the station. The server 12 may be notified of the train ID, seat number, and the like.
[0071]
Information (congestion information) indicating the congestion status of each train is transmitted from the vehicle server 14 to the station server 12 and held in the station server 12, and then directed to the user's mobile terminal 20 on each platform. It is also possible to provide an information distribution service that distributes congestion information of coming trains. As described above, the vehicle server 14 can identify the approximate position of each passenger, and can estimate the number of passengers of each vehicle on the train based on the identification information. The congestion information can be generated.
[0072]
(4) Delivery of seat selection alarm information
Whether the vehicle server 14 selects seat-based charging for the center server 10 based on the user ID acquired from the mobile terminal 20 when the passenger gets on a train that is subject to seat-specific charging. If it is determined whether or not seat designation type charging is selected, the designated use date and train ID are inquired. As a result, when seat designation type charging is not selected, or when it does not correspond to the designated boarding date and train ID, alarm information indicating that this train should not be boarded toward the mobile terminal 20 To deliver.
[0073]
Further, when the passenger is seated in the seat, the portable terminal 20 is attached to the reading module 24. Then, the reading module 24 reads the user ID from the portable terminal 20 and transmits it to the vehicle server 14 together with the seat number. The vehicle server 14 queries the center server 10 for the designated seat number of the user ID, and determines whether or not the user is seated in the designated seat based on the result. Then, if the seated seat is different from the designated seat, alarm information indicating that the seat is wrong is delivered to the mobile terminal 20.
[0074]
When the user selects seat-specific charging, the designated train ID, seat number, and the like are registered in the mobile terminal 20, and the vehicle server 14 sends the vehicle to the center server 10 instead of making an inquiry. The server 14 may be notified of the train ID, seat number, and the like.
The mobile terminal 20 that has received the alarm information generates a screen or audio alarm, thereby enabling the user to recognize that he / she has boarded the wrong train or has been seated in the wrong seat.
In addition, since the vehicle server 14 can identify whether or not a legitimate user who has received a seat designation for each seat is seated, it is possible to save time for the conductor to go around the train and check the ticket.
[0075]
(5) Accident response processing at platforms, crossings, etc.
For emergency situations such as when the mobile terminal 20 has an emergency information transmission function and the user who owns the mobile terminal 20 falls to the home or gets stuck in a railroad crossing, the mobile terminal 20 is operated, Allow emergency signals to be sent. The station server 12 that has received this emergency signal via the station communication module 16 or the railway communication module 22 can stop the train by, for example, notifying the vehicle automatic stop device (ATS) of the emergency, thereby preventing an accident. It becomes.
As described above, the mobile terminal 20 and each communication module can communicate only when they are within a predetermined distance range. Therefore, for example, by installing the station communication module 16 near the track surface of the station such as under the platform, it is possible to automatically detect a user who has fallen to the home.
[0076]
(3) Response to people with disabilities
As can be seen from the above description, in the system according to the present embodiment, it is possible to simply use the train without having to purchase a ticket or pass through the ticket gate by simply holding the mobile terminal 20. Such convenience of train use is particularly advantageous for people with disabilities. In other words, traditionally, when disabled people use trains, there were many factors that hinder their behavior, such as purchasing tickets at ticket machines and passing through ticket gates, but these obstacles will be removed by this system. Therefore, the convenience for people with disabilities to use the train is greatly improved. In addition, as described above, various kinds of guidance and information provision in the station premises and in the train are also extremely effective for the disabled.
[0077]
In addition, the following functions can be implemented to make it easier for people with disabilities to use the train.
(1) The mobile terminal 20 is provided with a function of remotely controlling the elevator of the station.
(2) The mobile terminal 20 is provided with a function of remotely controlling the opening / closing of the toilet door of the station.
(3) The escalator such as the side of the stairs of the station is configured to automatically drive only when the mobile terminal 20 approaches.
(4) When a train approaches the platform, a signal to that effect is transmitted from the station server 12 to the mobile terminal 20, whereby a train approach alarm is displayed on the mobile terminal 20 by voice or light.
[0078]
As described above, the system according to the present embodiment is a system that is particularly advantageous for persons with disabilities. Therefore, in a transitional stage until the system is generally spread, the mobile terminal 20 is provided to each handicapped person as a system for persons with disabilities. In addition, each station may be provided with entrances and exits exclusively for disabled persons.
[0079]
== Other application examples of the present invention ==
In the above embodiment, the case where the present invention is applied as a fare calculation system for train fare is described. However, the present invention is not limited to this, and can be applied as a fare calculation system for buses, monorails, and other transportation facilities. is there. In particular, in the above billing process, when the fee calculation based on the boarding station / disembarking station is performed, the information about the entrance station / exit station is not necessarily required, and the entrance / exit to the station may not be managed. For this reason, application becomes easy also when the entrance / exit management to a boarding / alighting place (bus stop) is difficult like a bus.
[0080]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, data relating to the passengers' boarding / exiting histories is distributed and managed by the transportation server, terminal server, and center server in a distributed manner. Even when a part of the data is lost due to a failure such as the above, it is possible to calculate the boarding fee by correctly grasping each passenger's boarding / exiting history using data managed by a normal server.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of a boarding fee calculation system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing the contents of each database and each master file provided in the center server.
FIG. 3 is a diagram showing a basic processing flow in the system of the present embodiment;
4 is a diagram (No. 1) showing changes in boarding / exiting history data and transit station data as the process shown in FIG. 3 progresses; FIG.
FIG. 5 is a diagram (part 2) illustrating changes in boarding / exiting history data and transit station data as the process shown in FIG. 3 proceeds;
FIG. 6 is a diagram illustrating an example of processing for handling when no entry / exit history data is generated when entering a station;
FIG. 7 is a diagram showing an example of processing for dealing with a case where a boarding / exiting history transaction is lost for some reason while the train is running.
FIG. 8 is a diagram illustrating a response processing example when the vehicle server becomes unable to perform stop processing.
[Explanation of symbols]
10 Center server
12 Station server
14 Vehicle server
16 Station communication module
18 Vehicle communication module
20 Mobile devices
22 Line communication module
26 Getting on and off history database
28 transit station database
40 station database
42 Vehicle database

Claims (8)

交通機関の乗車料金を計算するシステムであって、
交通機関の各運行車両への各乗客の乗降に関する車両乗降データを管理する車両サーバーと、
交通機関の各乗降ターミナルへの各乗客の入退場に関するターミナル乗降データを管理すると共に、少なくとも運行車両が当該乗降ターミナルに停車した場合に、当該停車した運行車両の車両乗降データを管理する前記車両サーバーと通信可能とされたターミナルサーバーと、
前記ターミナルサーバーと通信可能なセンターサーバーとを備え、
前記車両サーバーは該当する運行車両が乗降ターミナルに停車する都度、当該乗降ターミナルでのターミナル乗降データを管理するターミナルサーバーへ、当該乗降ターミナルでの乗降についての前記車両乗降データを送信し、
前記ターミナルサーバーは、自らが管理するターミナル乗降データ、および、前記車両サーバーから送信されてきた車両乗降データを前記センターサーバーへ送信し、
前記センターサーバーは、前記ターミナルサーバーから送信されてきた各乗降データに基づいて、各乗客の乗車区間を判定して乗車料金を計算することを特徴とする交通機関の乗車料金計算システム。A system for calculating transportation fare,
A vehicle server for managing vehicle entry / exit data related to passengers getting on and off each transportation vehicle;
The vehicle server that manages terminal boarding / exiting data related to entrance / exit of each passenger to / from each boarding terminal of a transportation facility and manages vehicle boarding / exiting data of the parked operating vehicle at least when the operating vehicle stops at the boarding / exiting terminal. A terminal server capable of communicating with
A center server capable of communicating with the terminal server,
The vehicle server sends the vehicle boarding / alighting data about boarding / alighting at the boarding / alighting terminal to the terminal server that manages the terminal boarding / alighting data at the boarding / alighting terminal each time the relevant operating vehicle stops at the boarding / alighting terminal.
The terminal server transmits terminal boarding / alighting data managed by itself and vehicle boarding / alighting data transmitted from the vehicle server to the center server,
The center server calculates a boarding fee by determining a boarding section of each passenger based on the boarding / alighting data transmitted from the terminal server. 交通機関の乗車料金を計算するシステムであって、
交通機関の各運行車両に対応して設けられた車両サーバーと、
交通機関の各乗降ターミナルに対応して設けられ、少なくとも運行車両が当該乗降ターミナルに停車した場合に、当該停車した運行車両に対応する前記車両サーバーと通信可能なターミナルサーバーと、
前記各ターミナルサーバーと通信可能なセンターサーバーとを備え、
前記車両サーバーは、
該当する運行車両が乗降ターミナルに停車する都度、当該運行車両内の各乗客が所持する携帯端末との通信に基づいて当該運行車両に乗車中または降車した各乗客のユーザＩＤを取得する手段と、
前記取得したユーザＩＤ、乗車中または降車の別、および、停車した乗降ターミナルのターミナルＩＤを含む車両乗降データを、当該車両サーバーに接続された車両データベースに記録すると共に、前記取得したユーザＩＤ、および、乗車中または降車の別を含むデータをバックアップデータとして前記停車した乗降ターミナルに対応する前記ターミナルサーバーへ送信する手段とを含み、
前記ターミナルサーバーは、
該当する乗降ターミナル内の各乗客が所持する携帯端末との通信に基づいて、当該乗降ターミナルへ入退場した各乗客のユーザＩＤおよび入退場の別を取得する手段と、
該取得したユーザＩＤおよび入退場の別を含むターミナル乗降データを当該ターミナルサーバーに接続されたターミナルデータベースに記録する手段と、
前記車両サーバーから送信されてきたバックアップデータを、前記ターミナルデータベース内の該当するターミナル乗降データに関係付けて記録する手段と、前記車両サーバーから送信されてきたバックアップデータと、前記取得したユーザＩＤおよび入退場の別と、当該乗降ターミナルのターミナルＩＤとを含むデータを前記センターサーバーへ送信する手段とを含み、
前記センターサーバーは、
前記ターミナルサーバーから送信されてきた各データに基づいて、各乗客の乗車区間を含む乗降履歴データを作成して、当該センターサーバーに接続されたセンターデータベースに記録する手段と、
該センターデータベースに記録された乗降履歴データに基づいて各乗客の乗車料金を計算する手段とを含むことを特徴とする交通機関の乗車料金計算システム。A system for calculating transportation fare,
A vehicle server provided for each operating vehicle of the transportation facility;
A terminal server that is provided corresponding to each boarding / exiting terminal of the transportation facility, and at least when the operating vehicle stops at the getting-on / off terminal, a terminal server that can communicate with the vehicle server corresponding to the stopping operating vehicle;
A center server capable of communicating with each terminal server,
The vehicle server is
Each time the relevant operating vehicle stops at the boarding / alighting terminal, a means for acquiring the user ID of each passenger who is on or gets off the operating vehicle based on communication with a portable terminal possessed by each passenger in the operating vehicle;
Record the vehicle getting-on / off data including the acquired user ID, whether on boarding or getting off, and the terminal ID of the boarding / exiting terminal in the vehicle database connected to the vehicle server, and the acquired user ID, and Means for transmitting to the terminal server corresponding to the boarding / alighting terminal at which the vehicle has stopped as backup data, including data on whether the vehicle is on or off
The terminal server is
Based on the communication with the mobile terminal possessed by each passenger in the corresponding boarding / exiting terminal, means for obtaining the user ID of each passenger entering and leaving the boarding / exiting terminal and the entry / exit,
Means for recording terminal getting-on / off data including the acquired user ID and entry / exit in a terminal database connected to the terminal server;
Means for recording backup data transmitted from the vehicle server in association with corresponding terminal getting-on / off data in the terminal database, backup data transmitted from the vehicle server, the acquired user ID and input Means for transmitting to the center server data including information on exit and terminal ID of the boarding / exiting terminal,
The center server is
Based on each data transmitted from the terminal server, creating a boarding / exiting history data including a boarding section of each passenger and recording it in a center database connected to the center server;
And a means for calculating a boarding fee for each passenger based on boarding / exiting history data recorded in the center database. 前記バックアップデータには、当該運行車両の車両ＩＤが含まれ、
前記センターサーバーは、各乗客の乗車区間と、前記車両ＩＤから特定される運行車両の種別とに基づいて乗車料金を計算することを特徴とする請求項２記載の交通機関の乗車料金計算システム。The backup data includes the vehicle ID of the operating vehicle,
3. The transportation fee calculation system according to claim 2, wherein the center server calculates a boarding fee based on a boarding section of each passenger and a type of operating vehicle specified from the vehicle ID. 前記車両データベースに記録された車両乗降データに欠損が生じた場合に、この欠損した車両乗降データに係わる乗降ターミナルに対応する前記ターミナルサーバーが、当該車両データベースが接続された車両サーバーへ、当該欠損した車両乗降データに対応するバックアップデータを送信することを特徴とする請求項２または３記載の交通機関の乗車料金計算システム。When there is a defect in the vehicle entry / exit data recorded in the vehicle database, the terminal server corresponding to the entry / exit terminal related to the missing vehicle entry / exit data is lost to the vehicle server to which the vehicle database is connected. 4. The transportation fee calculation system according to claim 2, wherein backup data corresponding to the vehicle getting on / off data is transmitted. 前記ターミナルデータベースに記録されたターミナル乗降データに欠損が生じた場合に、この欠損したターミナル乗降データに係わる運行車両に対応する前記車両サーバーが、前記ターミナルデータベースに対応する乗降ターミナルについての前記車両乗降データを送信することを特徴とする請求項２乃至４のうち何れか１項記載の交通機関の乗車料金計算システム。When the terminal boarding / alighting data recorded in the terminal database is missing, the vehicle server corresponding to the operating vehicle related to the missing terminal boarding / alighting data is the vehicle boarding / alighting data for the boarding / alighting terminal corresponding to the terminal database. The transportation fee calculation system for a transportation facility according to any one of claims 2 to 4, characterized in that: 前記ターミナルサーバーは、運行車両の運行経路に沿って設けられた、走行中の運行車両内の各乗客が所持する携帯端末と通信可能な通信中継手段と通信可能であり、前記車両サーバーと各乗客の携帯端末との通信に障害が生じた場合には、前記ターミナルサーバーが前記通信中継手段を介して各乗客の携帯端末と通信することにより、該当する運行車両内の各乗客のユーザＩＤを取得することを特徴とする請求項２乃至５のうち何れか１項記載の交通機関の乗車料金計算システム。The terminal server is communicable with a communication relay means provided along the operation route of the operating vehicle and capable of communicating with a portable terminal possessed by each passenger in the operating vehicle that is running, and the vehicle server and each passenger. If a failure occurs in communication with the mobile terminal, the terminal server communicates with each passenger's mobile terminal via the communication relay means to obtain the user ID of each passenger in the corresponding operating vehicle. 6. The transportation fee calculation system according to any one of claims 2 to 5, wherein: 交通機関の各運行車両への各乗客の乗降に関する車両乗降データを管理する車両サーバーと、交通機関の各乗降ターミナルへの各乗客の入退場に関するターミナル乗降データを管理すると共に、少なくとも運行車両が当該乗降ターミナルに停車した場合に、当該停車した運行車両の車両乗降データを管理する前記車両サーバーと通信可能とされたターミナルサーバーと、前記各ターミナルサーバーと通信可能なセンターサーバーとにより交通機関の乗車料金を計算する方法であって、
前記車両サーバーは該当する運行車両が乗降ターミナルに停車する都度、当該乗降ターミナルでのターミナル乗降データを管理するターミナルサーバーへ、当該乗降ターミナルでの乗降についての前記車両乗降データを送信し、
前記ターミナルサーバーは、自らが管理するターミナル乗降データ、および、前記車両サーバーから送信されてきた車両乗降データを前記センターサーバーへ送信し、
前記センターサーバーは、前記ターミナルサーバーから送信されてきた各乗降データに基づいて、各乗客の乗車区間を判定して乗車料金を計算することを特徴とする交通機関の乗車料金計算方法。A vehicle server that manages vehicle entry / exit data related to the entry / exit of each passenger to / from each operating vehicle in the transportation system, and terminal entry / exit data related to entry / exit of each passenger to / from each transportation terminal, and at least the operating vehicle When the vehicle stops at the boarding / exiting terminal, the transportation fee is charged by the terminal server that can communicate with the vehicle server that manages the vehicle boarding / exiting data of the stopped operating vehicle, and the center server that can communicate with each terminal server. Is a method of calculating
The vehicle server sends the vehicle boarding / alighting data about boarding / alighting at the boarding / alighting terminal to the terminal server that manages the terminal boarding / alighting data at the boarding / alighting terminal each time the relevant operating vehicle stops at the boarding / alighting terminal.
The terminal server transmits terminal boarding / alighting data managed by itself and vehicle boarding / alighting data transmitted from the vehicle server to the center server,
The center server calculates a boarding fee by determining a boarding area of each passenger based on the boarding / alighting data transmitted from the terminal server, and calculating a boarding fee. 交通機関の各運行車両に対応して設けられた車両サーバーと、交通機関の各乗降ターミナルに対応して設けられ、少なくとも運行車両が当該乗降ターミナルに停車した場合に、当該停車した運行車両に対応する前記車両サーバーと通信可能なターミナルサーバーと、前記各ターミナルサーバーと通信可能なセンターサーバーとにより交通機関の乗車料金を計算する方法であって、
前記車両サーバーは、
該当する運行車両が乗降ターミナルに停車する都度、当該運行車両内の各乗客が所持する携帯端末との通信に基づいて当該運行車両に乗車中または降車した各乗客のユーザＩＤを取得するステップと、
前記取得したユーザＩＤ、乗車中または降車の別、および、停車した乗降ターミナルのターミナルＩＤを含む車両乗降データを、当該車両サーバーに接続された車両データベースに記録すると共に、前記取得したユーザＩＤ、および、乗車中または降車の別を含むデータをバックアップデータとして前記停車した乗降ターミナルに対応する前記ターミナルサーバーへ送信するステップとを実行し、
前記ターミナルサーバーは、
該当する乗降ターミナル内の各乗客が所持する携帯端末との通信に基づいて、当該乗降ターミナルへ入退場した各乗客のユーザＩＤおよび入退場の別を取得するステップと、
該取得したユーザＩＤおよび入退場の別を含む乗降データを当該ターミナルサーバーに接続されたターミナルデータベースに記録するステップと、
前記車両サーバーから送信されてきたバックアップデータを、前記ターミナルデータベース内の該当する乗降データに関係付けて記録するステップと、
前記車両サーバーから送信されてきたバックアップデータと、前記取得したユーザＩＤおよび入退場の別と、当該乗降ターミナルのターミナルＩＤとを含むデータを前記センターサーバーへ送信するステップとを実行し、
前記センターサーバーは、
前記ターミナルサーバーから送信されてきた各データに基づいて、各乗客の乗車区間を含む乗降履歴データを作成して、当該センターサーバーに接続されたセンターデータベースに記録するステップと、
該センターデータベースに記録された乗降履歴データに基づいて各乗客の乗車料金を計算するステップとを実行することを特徴とする交通機関の乗車料金計算方法。A vehicle server provided corresponding to each operating vehicle of the transportation facility, and provided corresponding to each boarding / exiting terminal of the transportation facility, at least when the operating vehicle stops at the getting-on / off terminal, corresponding to the stopped operating vehicle A terminal server communicable with the vehicle server and a center server communicable with each terminal server,
The vehicle server is
Each time the corresponding operating vehicle stops at the boarding / alighting terminal, obtaining a user ID of each passenger who is on or getting off the operating vehicle based on communication with a portable terminal possessed by each passenger in the operating vehicle;
Record the vehicle getting-on / off data including the acquired user ID, whether on boarding or getting off, and the terminal ID of the boarding / exiting terminal in the vehicle database connected to the vehicle server, and the acquired user ID, and Executing the step of transmitting data including whether the vehicle is being boarded or getting off as backup data to the terminal server corresponding to the boarding / exiting terminal,
The terminal server is
Based on communication with a mobile terminal possessed by each passenger in the corresponding boarding / exiting terminal, obtaining a user ID of each passenger entering and leaving the boarding / exiting terminal and a separate entry / exit,
Recording boarding / exiting data including the acquired user ID and entry / exit in a terminal database connected to the terminal server;
Recording backup data transmitted from the vehicle server in association with corresponding boarding / alighting data in the terminal database;
Performing backup data transmitted from the vehicle server, the acquired user ID and entry / exit information, and transmitting the data including the terminal ID of the boarding / exiting terminal to the center server,
The center server is
Based on each data transmitted from the terminal server, creating boarding / exiting history data including a boarding section of each passenger, and recording it in a center database connected to the center server;
And a step of calculating a boarding fee for each passenger based on boarding / exiting history data recorded in the center database.
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