JP3656658B2 - 乾式分析素子の包装体 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、血液、尿等の検体に含まれる所定の生化学物質との化学反応、生化学反応または免疫反応等により光学濃度変化を生じる試薬層を有する乾式分析素子または検体中に含まれる特定のイオンの活量(または濃度)をポテンシオメトリで定量分析するための電解質測定用の乾式分析素子を個別に包装してなる包装体の複数個が連なった多連包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、検体の小滴を点着供給するだけでこの検体中に含まれている特定の化学成分の含有量またはその活性値、あるいは有形成分の含有量を定量分析することのできる乾式の一体型多層分析素子(多層分析要素、多層分析フィルムとも称される)、または、特定イオンに選択的に応答するイオン選択層を最外層に有する少なくとも1組のイオン選択電極対を備えた乾式の電解質分析素子が開発され実用化されている。また、濾紙タイプの試験片やそれを改良した単層または多層の試験片も提案され、一部は実用化されている。
【0003】
そして、前記乾式分析素子は測定項目に対応して特性の異なる複数種類のものが用意されるが、この乾式分析素子は吸湿すると測定性能が劣化することから、個別包装されて防湿、遮光状態で保管して、所定の測定性能を維持するようにしている。その包装体としては、例えば、実開昭62−167143号に見られるように、乾式分析素子を気密に収容する個別包装多連パッケージが複数連結されて設けられたものが知られている。
【0004】
上記のような個別包装パッケージからの乾式分析素子の取り出しは、オペレータが手で上蓋となっているフィルムを破って行っている。その際、下方から乾式分析素子を押し上げてこの乾式分析素子で上蓋フィルムを破損するのが一般的な開封であり、シール部分を剥離して開封することも可能である。
【0005】
大型の分析装置では、前記乾式分析素子を積層状態で収容したカートリッジを保管庫に格納し、測定項目に応じたカートリッジから乾式分析素子を取出手段によって取り出して使用するようにしたものもあるが、この場合に、前記保管庫を所定の湿度状態に防湿していても、長期間の保管を行っていると徐々に吸湿して測定性能が劣化する傾向があるので、所定期間を経過したものは廃棄処分する必要があり、測定頻度の少ない使用者にとっては前述のような個別包装したものが経済的である。
【0006】
一方、測定項目が単一の場合には、特公昭52−22557 号に見られるように、乾式分析素子(試験紙)を長尺状の防湿セロファンで順次密封し、このテープ状に形成された試験紙をカセットに収納し、この試験紙を送りローラによって引き出しセロファンを剥離ローラにより剥離し、試験紙を供給するようにした技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のような個別包装多連パッケージは、開封が容易に行えるようにするためには、上蓋フィルムを薄く弱く形成する必要があるが、取扱い時に破損して知らないうちに吸湿して測定性能が劣化し、測定精度の低下を招いている恐れがある。また、オペレータによって1個ずつ乾式分析素子を取り出して分析装置に供給するものでは、効率の良い連続供給が行えない問題を有している。
【0008】
また、前述のテープ状に連続して試験紙を包装し剥離ローラで防湿セロファンを剥離するものでは、分析装置に対してカセットを装着する際には、剥離ローラに包装体の先端部分を係止して連続的に剥離可能な状態にセットするのが煩雑である。特に、包装体を数個の多連パッケージとしたときには、それぞれのパッケージを供給する毎に剥離ロールにセットする必要があり、処理効率が低いものとなる。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、1個の乾式分析素子を気密状態で個別に包装してなる包装体を複数個連ねたものにおいて、シール性が良く防湿保管性に優れるとともに開封が容易で連続供給が可能な乾式分析素子の包装体を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の乾式分析素子の包装体は、1個の乾式分析素子を収容する収容部の複数個が連なってなる収容部位型材と、収容部位型材を覆う長尺状の上蓋型材との接合により構成し、前記収容部位型材と上蓋型材の長手方向の一端に乾式分析素子を収容しない始端部を設け、この始端部において収容部位型材と上蓋型材とを部分的に接合していない領域を形成しており、前記収容部位型材と前記上蓋型材の始端部が開封部でそれぞれ保持されて分離されるとともに剥離され、内部の前記乾式分析素子が順次取り出されることを特徴とするものである。
【0011】
また、前記収容部位型材の1個の乾式分析素子を収容する収容部が凹陥状であり、前記上蓋型材が長尺状の実質的に平坦なシート状に設けることが好適である。さらに、前記始端部において収容部位型材と上蓋型材との長さに差を設けているのが好適である。前記始端部において収容部位型材又は上蓋型材を折り返しているのが好適である。一方、片側又は両側の縁辺部に長手方向に沿ってパーフォレーションを形成してもよい。
【0012】
【作用】
本発明の乾式分析素子の包装体では、収容部位型材の収容部に乾式分析素子を収容し、上蓋型材を接合して密封してなり、その一端の始端部の収容部位型材と上蓋型材とを部分的に接合していない領域を設け、そのまま分析装置の開封部にセットするだけで、剥離手段の一方に上蓋型材の始端部が、他方に収容部位型材の始端部がそれぞれ保持されて容易に剥離でき、内部の乾式分析素子を順次取り出すものであり、開封が容易で連続供給が行えるとともに、素材を厚く破損しにくく設けることが可能で、取扱い時の破損により防湿性が阻害されて測定精度が低下するのを未然に防止できる。
【0013】
また、収容部位型材と上蓋型材との始端部の長さに差を設けたり、始端部の先端を折り返すことなどの構造とすると、部分的に接合していない領域における収容部位型材と上蓋型材との剥離の開始が容易に行え、確実な開封作動が可能となる。さらに、片側又は両側、好ましくは両側の縁辺部に長手方向に沿ってパーフォレーションを形成すると、開封時の送り作動が確実に行える。
【0014】
【実施例】
以下、図面に沿って本発明の実施例を説明する。まず、図1は一実施例における乾式分析素子の包装体の平面図、図2はその断面模式図である。
【0015】
本例の多連包装体1は個別包装多連パッケージであり、下側の収容部位型材2と上側の上蓋型材3との接合により構成されている。前記収容部位型材2は、1枚の細長い略長方形状のシートに乾式分析素子5を収納する凹陥状の収容部2bが複数個(図の例では5個)形成される。この収容部位型材2の各収容部2bを密封するように、長尺状の実質的に平坦なシート状の上蓋型材3が接合される。
【0016】
さらに、前記包装体1は乾式分析素子5を収納した収容部2bの部分より、長手方向の前方部分および後方部分は乾式分析素子を収容しないシート状に延長して形成され、前方延長部が供給時に前側となる始端部1aに設けられている。また、両側辺部分には所定間隔で小孔が開口されてパーフォレーション4が形成されている。
【0017】
そして、前記始端部1aにおける収容部位型材2の先端2aと上蓋型材3の先端3aとの長さに差を設け、図示の例では、収容部位型材2の先端2aが上蓋型材3の先端3aより長く形成され、少なくとも1つ目のパーフォレーション4を含む領域は接合せずに剥離状態として、容易に剥離できる構造に設けている。また、始端部1aで両型材が離れているように収容部位型材2を凹状に成形してもよい。
【0018】
収容部位型材2は、例えば、アルミニウム箔(膜厚40μm)の上面にポリ塩化ビニルフィルム(膜厚150μm)を積層し、下面にナイロンフィルム(膜厚25μm)を積層してなる積層フィルムを、熱プレス成形してそのポリ塩化ビニルフィルム側に凹陥状の収容部2bを形成して設けられる。また、上蓋型材3は、例えば、アルミニウム箔(膜厚20μm)の片面に接着剤を塗布(4〜6g/m)して接着剤層を設けたシートフィルムを、前記収容部位型材2の収容部2bに乾式分析素子5を挿入してから、そのポリ塩化ビニルフィルム面上に接着剤層を重ねて、収容部2bおよび始端部1aの剥離部を除いて全体を熱接着してなるものである。なお、接着剤層は収容部位型材2のポリ塩化ビニルフィルム表面の接着部分にのみ設けるようにしてもよい。
【0019】
前記包装体1に密封する乾式分析素子5は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリスチレン等の有機ポリマシート等のプラスチックシートからなる光透過性の支持体上に試薬層を塗布または接着等により設け、この上に展開層をラミネート法等により積層したフィルム片(チップ)であり、このフィルム片をそのまま包装体1に密封収納するか、フレームで挾持して化学分析スライドとしてから前記包装体1に密封収納するものである。
【0020】
試薬層はゼラチン等の親水性ポリマバインダまたは多孔性層の中にアナライトに選択的に反応する検出試薬(化学分析試薬または免疫分析試薬)および発色反応に必要な試薬成分が含まれる少なくとも1つの層で構成されている。また、展開層は外部との間でコスレに強い材料例えばポリエステル等の合成繊維からなる織物布地や編み物布地、天然繊維と合成繊維との混紡による織物布地、編み物布地、不織布等もしくは紙から構成されて保護層として機能するとともに、この展開層上に点着された検体を試薬層上に一様に供給し得るように展開する。
【0021】
一方、前記乾式分析素子5としては、電解質スライドの場合もある。この電解質測定用の乾式分析素子5は、検体の電解質を電気的な変化によって調べるものであり、外側部分がプラスチックによるフレーム部材で覆われ、その上面には検体点着部と参照液点着部および両点着部を連結するブリッジとが設けられ、内部には3種の多層フィルム電極対(Na,K,Cl測定用電極対)が設置されるとともに、該電極に接する分配部材が設置され、検体と参照液を同時に点着してその電位差を検出するものである。
【0022】
なお、前記上蓋型材3のフィルム構成を、前記収容部位型材2と同様の材料により3層構造に設け、そのポリ塩化ビニルフィルムの表面に接着剤層を形成して、この接着剤層を介して収容部位型材2と接合して乾式分析素子5を密封収納するように設けてもよい。
【0023】
図4は分析装置10の包装体開封部11の一例を示すものであり、剥離手段となる上下一対の送りローラ12,13と、包装体1の始端部1aの収容部位型材2と上蓋型材3とを分離する分離部材14と、分離し剥離された収容部位型材2および上蓋型材3を巻き取るローラ15,16とが設けられている。
【0024】
前記送りローラ12,13は、図5に下方の送りローラ12のみ示すように(上方の送りローラ13も同様)、回転胴12a の両側に円形フランジ状のディスク部12b が設けられ、このディスク部12b の両端中心には回転軸12c が突設されている。ディスク部12b の外周面には前記多連包装体1のパーフォレーション4に係合する突起12d が所定間隔で形成されている。
【0025】
そして、下送りローラ12のディスク部12b に設けられた突起12d が、多連包装体1における収容部位型材2のパーフォレーション4に係合して、この収容部位型材2を下送りローラ12に巻き付ける一方、上送りローラ13のディスク部13b に設けられた突起13d が、包装体1における上蓋型材3のパーフォレーション4に係合して、この上蓋型材3を上送りローラ13に巻き付けるように作用する。
【0026】
また、前記分離手段としての分離部材14は、両側のディスク部12b,12b 間に位置し、包装体1の始端部1aの収容部位型材2と上蓋型材3との間に先端を挿入して分離する楔型に設けられている。図2の例では、包装体1の始端部1aにおける収容部位型材2と上蓋型材3の先端2a,3aの長さの差により、および上下の型材2,3間の剥離部分の空隙に、その先端部が容易に挿入され、上下に分離するものである。
【0027】
前記分離部材14は、パーフォレーション4の部分で分離するように設けてもよく、また、加圧エアの吹き付けを併用して、上下の型材2,3を分離し送りローラ12,13に巻き付けるようにしてもよい。
【0028】
前記分析装置10に対して、多連包装体1は5連の個別包装パッケージが複数枚(例えば10枚)積み重ねられてカセットケース6に収納されている。このカセットケース6の下部には取出口6aが開口され、反対側に挿入口(図示せず)が開口され、挿入口からの押出機構の作用によって、最下段の包装体1を送りローラ12,13側に押し出して、供給するように構成されている。
【0029】
さらに、前記巻き取りローラ15,16は、前記送りローラ12,13に巻き付けられて剥離された上蓋型材3と収容部位型材2とを、それぞれ送りローラ12,13から受け取って巻き取り、排出するものである。
【0030】
また、前記開封部11の送りローラ12,13の前方には、包装体1から取り出されて落下する乾式分析素子5を受ける搬送手段の保持具17が設置され、この保持具17は乾式分析素子5を点着位置に搬送して、点着具18によって所定量の検体19が乾式分析素子5の試薬層上に点着されるものであり、滴下された検体19は展開拡散され、試薬と混合する。点着後の乾式分析素子5は、図示していないが、ヒータが内蔵されたインキュベータに搬送されて所定温度に加熱保持されるインキュベーションが行われ、試薬層が呈色反応(色素生成反応)を生起する。そして、呈色反応中の所定時間毎もしくは所定時間経過後に、生じた色素の光学濃度を測定手段の測光ヘッドで測定する。
【0031】
前記開封部11による開封作動を説明すれば、カセットケース6から押し出された多連包装体1の始端部1aは、上下の送りローラ12,13の間に供給され、この送りローラ12,13の回転に伴って搬送される。その突起12d,13d がパーフォレーション4に係合して確実な送りを行うとともに、分離部材14によって収容部位型材2の先端2aと上蓋型材3の先端3aとが剥離部分から分離され、それぞれのパーフォレーション4が上下の各送りローラ12,13の突起12d,13d に係合して巻き取られ、剥離手段としての送りローラ12,13の回転に伴って接着部分を剥離して乾式分析素子5を収容している収容部2bの上方を開封する。さらに、包装体1を送ることで開封された乾式分析素子5が送りローラ12,13より前方に移動し、搬送手段の保持具17に供給されるものである。
【0032】
図3は前記多連包装体1の他の実施例を示すものであり、始端部1aの構造が異なるだけで、その他の収容部位型材2および上蓋型材3の構成、乾式分析素子5の収納構造は前例と同様であり、同一符号を付してその説明を省略する。
【0033】
本例の始端部1aは、前記収容部位型材2および上蓋型材3の端部を折り返してそれぞれ折返部2c,3cを形成し、この折返部2c,3cから所定の範囲における収容部位型材2と上蓋型材3とは接合せずに剥離して、容易に剥離できる構造に設けられている。
【0034】
この例の場合には、図4と同様の開封部11によって開封し、乾式分析素子5を供給することが可能であり、折返部2c,3cの形成により分離部材14での分離が容易に行える。
【0035】
また、包装体のさらに他の例としては、パーフォレーションを形成していない構造としてもよい。この場合には、開封装置は、前記と同様な送りローラを使用すればよいが、この送りローラには突起は不要であり、ディスク部の外周に歯車の歯状の刻み目を設けて、送り力を高めて剥離作用が確実に行えるようにすればよい。これにより、前例と同様に、送りローラの回転に伴って包装体を前進移動させて、分離手段によって収容部位型材と上蓋型材とを分離するとともに、さらに送って剥離開封し乾式分析素子を取り出して供給するものである。
【0036】
一方、前記図1に示した多連包装体1は5連の個別包装パッケージであるが、さらに多連に設けてもよく、また、完全な連続包装体に設けてもよい。この場合に、カセットケース、箱等への収容としては、巻芯に巻き付けるかそのまま渦巻状に巻いて収容するか、所定長さ毎に折り返して収容するものであり、順次繰り出すことができる。その際、連続包装体の始端部については、前記実施例のように収容部位型材と上蓋型材との端部長さを変えるか、折り返して分離容易な構造に設けるものである。
【0037】
また、通常、1つのカセットケース6に収納された乾式分析素子5は1つの測定項目に対応するものであり、複数の測定項目を連続的に測定するために測定項目の異なる乾式分析素子5を供給することが要求される場合には、前記分析装置10の開封部11を複数並列に設けて、それぞれの開封部11に異なる測定項目の乾式分析素子5を収納した包装体1を収納しているカセットケース6をセットするように設ければよいものである。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、1個の乾式分析素子を収容する収容部を複数連続して有する収容部位型材と収容部を覆う長尺状の上蓋型材とを接合し、一端の乾式分析素子を収容しない始端部の収容部位型材と上蓋型材とを部分的に接合されていない領域を設けたことにより、そのまま分析装置の開封部にセットするだけで、上蓋型材と収容部位型材の始端部が簡易に分離されるとともに剥離され、開封が容易で内部の乾式分析素子を順次取り出すことで連続供給が行えることにともない、手による開封の容易性を考慮することなく素材を厚く破損しにくく設けることが可能となり、搬送途中等で防湿性が阻害されて測定精度が低下するのを防止して良好な測定性能が維持できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の乾式分析素子の包装体の平面図
【図2】図1の要部を中心線で切断した断面模式図
【図3】他の実施例の乾式分析素子の包装体を示す要部断面模式図
【図4】図1の例における乾式分析素子の包装体を分析装置に供給し開封している状態を示す概略正面図
【図5】図4における開封部の送りローラを示す斜視図
【符号の説明】
1 多連包装体
1a 始端部
2 収容部位型材
2a 先端
2b 収容部
2c 折返部
3 上蓋型材
3a 先端
3c 折返部
4 パーフォレーション
5 乾式分析素子
6 カセットケース
10 分析装置
11 開封部
12,13 送りローラ
14 分離部材

Claims (5)

  1. 1個の乾式分析素子を気密状態で個別に包装してなる包装体の複数個が連なった多連包装体であって、
    前記多連包装体が、1個の乾式分析素子を収容する収容部の複数個が連なってなる収容部位型材と、前記収容部位型材を覆う長尺状の上蓋型材との接合により構成され、
    前記収容部位型材と前記上蓋型材の長手方向の一端に乾式分析素子を収容しない始端部が設けられており、前記始端部において前記収容部位型材と前記上蓋型材が部分的に接合されていない領域が形成されており、前記収容部位型材と前記上蓋型材の始端部が開封部でそれぞれ保持されて分離されるとともに剥離され、内部の前記乾式分析素子が順次取り出されることを特徴とする乾式分析素子の包装体。
  2. 前記収容部位型材の1個の乾式分析素子を収容する収容部が凹陥状であり、前記上蓋型材が長尺状の実質的に平坦なシート状であることを特徴とする請求項1記載の乾式分析素子の包装体。
  3. 前記始端部において前記収容部位型材と前記上蓋型材との長さに差が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の乾式分析素子の包装体。
  4. 前記始端部において前記収容部位型材又は前記上蓋型材が折り返されていることを特徴とする請求項1又は2記載の乾式分析素子の包装体。
  5. 前記多連包装体の前記収容部位型材と前記上蓋型材の接合されている縁辺部に長手方向に沿ってパーフォレーションが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の乾式分析素子の包装体。
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