JP3656124B2 - 中空成形品の成形方法および成形用金型 - Google Patents

中空成形品の成形方法および成形用金型 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1次成形において、移動金型と固定金型とを使用して一対の第1、2の半中空体を、その周縁に接合部を有するように一体的に成形し、そして2次成形において、前記移動金型を固定金型に対して移動させて前記1次成形で成形された一対の第1、2の半中空体の接合部を突き合わせ、突き合わせた接合空間部に溶融樹脂を射出して一対の第1、2の半中空体を接合して中空成形品を得る成形方法および成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
合成樹脂性の中空成形品の成形方法としては、射出成形機による成形法が知られている。射出成形機により中空成形品を成形する場合は、1次成形において中空成形品を二つ割の半中空体あるいは分割体として成形した後、金型から取り出し外部にてその突き合わせた部分を加熱あるいは溶着して1個の中空成形品を成形している。また、突き合わせた部分を加熱あるいは溶着する代わりに、突合部分に溶融樹脂を2次射出して接合する成形方法も実施されている。この射出成形機を用いた成形法によると、完全に密封された中空成形品を成形することができると共に、均一な肉厚の中空成形品を作ることもでき、また複雑な形状にも対処でき、さらには各工程が自動化でき中空成形品を量産できるという利点もある。このような色々な利点があるので、本出願人は射出成形による中空成形品の成形方法を特許第2729900号明細書、特許第2920150号明細書、特開平6−23789号公報等により多数提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
射出成形方法によると、上記のような数々の利点があるが、一対の半中空体の接合部の強度が不足することがある。この強度不足は、接合部の形状すなわち2次成形用の溶融樹脂が充填される接合空間部の形状を改良することにより、ある程度解決することはできる。そこで、接合部の形状に関する成形方法が多数提案されている。また、2次成形用の射出圧力を高くすると、融着状態が良くなり接合強度を向上させることはできる。さらには、接合部の接合面積を広くすることによっても、接合強度を大きくするこもできる。
【0004】
しかしながら、接合部の形状で強度を向上させようとすると、接合部の形状が複雑になり、1次成形用の金型がコスト高になるという別の問題が生じる。また、2次成形用の射出圧力を高くすると、接合部を変形させる危険があり、変形が進んで2次成形用の溶融樹脂が接合部の近傍を突き破り、中空成形品の内部へ漏れる恐れもある。さらには、接合部の接合面積を広くすると、中空成形品の重量が増し、また外観形状を損なうこともある。
本発明は、上記したような問題点を解消した中空成形品の成形方法および成形用金型を提供することを目的とし、具体的には接合部の形状には拘束されず、2次形成の射出圧力は比較的低く、しかも接合面積が狭くても、さらには2次成形時に異種の樹脂を適用しても、充分な接合強度が得られる、中空成形品の成形方法およびこの方法の実施に使用される成形用金型を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、接合部を成形する1次成形時には、熱良導体からなる入れ子を使用すると共に、この入れ子をヒータにより、または1次成形用の溶融樹脂の熱を蓄熱した熱により加熱して接合部を加熱状態にして、2次成形用の溶融樹脂を射出するように構成することにより達成される。すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、1次成形において、移動金型と固定金型とを使用して一対の第1、2の半中空体を、その周縁に接合部を有するように一体的に成形し、そして2次成形において、前記移動金型を固定金型に対して移動させて前記1次成形で成形された一対の第1、2の半中空体の接合部を突き合わせ、突き合わせた接合空間部に溶融樹脂を射出して一対の第1、2の半中空体を接合して中空成形品を得る成形方法において、前記1次成形時には接合部を熱良導体の入れ子で形成すると共に、前記2次成形時には前記入れ子を発熱体で加熱することにより加熱状態になっている接合空間部に溶融樹脂を射出するように構成される。請求項2に記載の発明は、1次成形において、移動金型と固定金型とを使用して一対の第1、2の半中空体を、その周縁に接合部を有するように一体的に成形し、そして2次成形において、前記移動金型を固定金型に対して移動させて前記1次成形で成形された一対の第1、2の半中空体の接合部を突き合わせ、突き合わせた接合空間部に溶融樹脂を射出して一対の第1、2の半中空体を接合して中空成形品を得る成形方法において、前記1次成形時には接合部を熱良導体の入れ子で形成すると共に、前記2次成形時には前記入れ子を前記1次成形時の溶融樹脂の熱を蓄熱した熱で加熱することにより加熱状態になっている接合空間部に溶融樹脂を射出するように構成される。
請求項3に記載の発明は、移動金型と固定金型とを備え、これらの金型の一方の金型には、第1の凹部と第2のコアとが所定の間隔をおいて、そして他方の金型には、第1のコアと第2の凹部とが所定の間隔をおいてそれぞれ設けられ、前記第1、2のコアの周囲には、これらのコアと所定の間隔をおいて、一対の半中空体のそれぞれに接合部を成形するための第1、2の入れ子がそれぞれ設けられ、前記金型が型締めされると、前記第1の凹部と第1のコアと第1の入れ子とにより本体部と接合部とからなる第1の半中空体を成形するための第1のキャビティが、また前記第2のコアと第2の入れ子と第2の凹部とにより本体部と接合部とからなる第2の半中空体を成形するための第2のキャビティがそれぞれ構成されると共に、前記第1、2の入れ子は、熱良導体から構成されて発熱体で加熱されるように構成され、請求項4に記載の発明は、移動金型と固定金型とを備え、これらの金型の一方の金型には、第1の凹部と第2のコアとが所定の間隔をおいて、そして他方の金型には、第1のコアと第2の凹部とが所定の間隔をおいてそれぞれ設けられ、前記第1、2のコアの周囲には、これらのコアと所定の間隔をおいて、一対の半中空体のそれぞれに接合部を成形するための第1、2の入れ子がそれぞれ設けられ、前記金型が型締めされると、前記第1の凹部と第1のコアと第1の入れ子とにより本体部と接合部とからなる第1の半中空体を成形するための第1のキャビティが、また前記第2のコアと第2の入れ子と第2の凹部とにより本体部と接合部とからなる第2の半中空体を成形するための第2のキャビティがそれぞれ構成されると共に、前記第1、2の入れ子は、熱良導体から構成され溶融樹脂の熱が蓄熱される蓄熱材により加熱されるように構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】
最初に、金型の実施の形態について説明する。金型は、固定盤に取り付けられている固定金型1と、スライド金型20とから構成されている。スライド金型20は、図1の(イ)において水平軸を中心として回転的に駆動されるように構成することもできるが、本実施の形態では固定金型1に対して上下方向にスライド的に駆動されると共に、固定金型1に対して型開閉されるようになっている。なお、スライド金型20をスライド的に駆動する駆動装置、スライド金型20を固定金型1に対して型開閉する型締装置、中空成形品の突き出し用のエジェクタ装置等は図1には示されていない。
【0007】
固定金型1の上方には、後述するスライド金型20の第1のコアと対をなす第1の凹部2が設けられている。この第1の凹部2はパーテイングラインP側に開口し、その径は第1のコアの径よりも所定量だけ大きく、また第1のコアの突出量より深い。したがって、図1の(イ)に示されている1次成形位置でスライド金型20を固定金型1に対して型締めすると、第1の凹部2の内周面と第1のコアの外周面との間に所定間隔の第1のキャビティが構成されることになる。この第1のキャビティにより所定肉厚の第1の半中空体が成形される。なお、上記第1の凹部2の底部にはホットスプル9およびホットランナ6に連通したゲート7が開口している。
【0008】
固定金型1の下方には、スライド金型20の第2の凹部と対をなす第2のコア3が設けられている。この第2のコア3の径は、スライド金型20の第2の凹部の径よりも所定量だけ小さく、また突出量は第2の凹部の深さよりも小さい。したがって、スライド金型を固定金型に対して型締めすると、第2のコアの外周面と第2の凹部の内周面との間に所定間隔の第2のキャビティが構成されることになる。この第2のキャビティにより所定肉厚の第2の半中空体が成形される。なお、第2のコア3の頂部には、ホットランナ6に連通したゲート8が開口している。
【0009】
第2のコア3の周りには、この第2のコア3と所定の間隔をおいてリング状の第2の凹溝4が形成されている。この第2の凹溝4は、パーテイングラインP側に開口し、そして図示の実施の形態によると、その底部に例えば電気ヒータからなる第2の発熱体5が埋設されている。また、第2の凹溝4の、第2の発熱体5の上に第2の入れ子10が挿入あるいは装着されている。第2の入れ子10は、概略リング状を呈し、本体部11とコア部12とからなっている。コア部12は、本体部11が第2の凹溝4に装着されるとき、パーテイングラインPから所定量だけ突き出ている。この突き出ている部分は、所定の肉厚でその外周面は、スライド金型20を固定金型1に対して型締めすると、スライド金型20の第2の凹部の内周面に密に接する。これにより、第2の半中空体と一体的に接合部を成形するためのキャビテイが構成される。このように構成されている第2の入れ子10は、銅、アルミニウム、銅合金、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の熱の良導体で、対象とする合成樹脂が付着し難い材料から形成されている。
【0010】
スライド金型20の上方のパーテイングラインP側には、固定金型1の第1の凹部2と対をなす第1のコア21が設けられている。この第1のコア21の径は、前述した固定金型1の第1の凹部2の径よりも所定量だけ小さく、また突出量は第1の凹部2の深さよりも小さい。したがって、スライド金型20を固定金型1に対して型締めすると、前述したように第1のキャビティが構成されることになる。また、第1のコア21の周りには、この第1のコア21と所定の間隔をおいて略リング状を呈する第1の凹溝22が形成されている。この第1の凹溝22は、パーテイングラインP側に開口し、そして図示の実施の形態によると、その底部に第1の発熱体25が埋設されている。また、第1の凹溝22の、第1の発熱体25の上に第1の入れ子30が挿入あるいは装着されている。第1の入れ子30も、本実施の形態では前述した第2の入れ子10と同じ材質により、本体部31とコア部32とから同じように構成されているので、これ以上の説明はしないが、この第1の入れ子30により、第1の半中空体と一体的に接合部を成形するためのキャビテイが構成される。
【0011】
スライド金型20の下方には、固定金型1の第2のコア3と対をなす第2の凹部26が設けられている。この第2の凹部26はパーテイングラインP側に開口し、その径は固定金型1の第2のコア3の径よりも所定量だけ大きく、また第2のコア3の突出量より深い。したがって、図1の(イ)に示されている1次成形位置でスライド金型を固定金型に対して型締めすると、前述したように第2のキャビティが構成されることになる。この第2のキャビティにより所定肉厚の第2の半中空体が成形される。
【0012】
次に、上記金型を用いた合成樹脂製の中空成形品の成形方法を説明する。スライド金型20を、図1の(イ)に示されている1次成形位置へスライドさせて、固定金型1に対して従来周知の手段により型締する。そうすると、図1の(ロ)に示されているように、固定金型1の第1の凹部2と、スライド金型20の第1のコア21とにより第1のキャビティC1が構成される。同時にスライド金型20の第2の凹部26と、固定金型1の第2のコア3とにより第2のキャビティC2が構成される。このとき、スライド金型20の第1の入れ子30により、第1のキャビテイC1の一部が塞がれ、また固定金型1の第2の入れ子10により、第2のキャビテイC2の一部が塞がれる。これにより、一対の半中空体の開口部に接合部が一体的に成形されることになる。
【0013】
図示されない射出機のノズルから、可塑化された溶融樹脂を射出する。溶融樹脂は、ホットスプル9からホットランナ6およびそれぞれのゲート7、8を介して第1、2のキャビティC1、C2に充填される。この1次成形により、第1のキャビティC1で、第1の半中空体Aが接合部Saと一体的に、そして第2のキャビティC2で、第2の半中空体Bが接合部Sbと一体的に同時に成形される。スライド金型20を開くことができる程度の冷却固化を待つ。このとき、第1、2の発熱体25、5に通電し、第1、2の入れ子30、10を加熱する。この熱は第1、2の入れ子30、10を介して接合部Sa、Sbの接合面に伝導され加熱状態に保持される。このようにして、1次成形が終わった状態が図1の(ロ)に示されている。
【0014】
次いで、スライド金型20を開く。そうすると、第1の半中空体Aは固定金型1の方へ、第2の半中空体Bはスライド金型20の方へ残って開かれる。このようにして、開かれている状態が図2の(イ)に示されている。スライド金型20を、第2の半中空体Bが保持されている状態で上方の2次成形位置へスライドさせる。このとき、第2の半中空体Bの接合部Sbが、第1の半中空体Aの接合部Saに整合する。スライド金型20を固定金型1に対して型締めする。これにより、第1、2の半中空体A、Bは、接合部において突き合わされ接合空間部Sabが構成される。2次成形位置へスライドさせ、そして型締めされている状態が図2の(ロ)に示されている。
【0015】
図2には示されていないが、接合空間部Sabに連通したゲート、ホットランナ等を介して2次成形用の溶融樹脂を射出する。接合空間部Sabの表面は、第1、2の入れ子30、10により加熱された状態になっているので、2次成形用の溶融樹脂は、接合空間部Sabの表面と容易に融着する。冷却固化を待ってスライド金型20を開いて中空成形品を取り出す。以下同様にして成形する。
【0016】
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。例えば、第1、2の凹溝22、4には第1、2の加熱体25、5に代えて蓄熱材を装着することもできる。そうすると、1次成形用の溶融樹脂の熱が第1、2の入れ子30、10を介して蓄熱材に蓄熱される。スライド金型20を開くまでの間に、接合部Sa、Sbの温度が低下するのを防ぐため、蓄熱材に蓄熱されている熱が第1、2の入れ子30、10を介して、接合部Sa、Sbの表面に伝達される。これにより、接合部Sa、Sbの表面温度は、1次成形用の溶融樹脂の温度近くに保たれることになる。以下前述したようにして成形する。
【0017】
また、上記実施の形態では、第1、2の発熱体25、5は、第1、2の凹溝22、4の底部に装着されているが、他の位置例えば側部に装着することもできるし、あるいは第1、2の入れ子30、10内に埋め込むこともできる。なお、接合部Sa、Sbの形状すなわち第1、2の入れ子30、10の形状が上記実施の形態に限定されないことは明らかである。
【0018】
【発明の効果】
以上ように、本発明によると、1次成形と2次成形とにより中空成形品を成形するとき、1次成形時には接合部を熱良導体の入れ子で成形すると共に、2次成形時には前記入れ子を発熱体で加熱することにより加熱状態になっている接合空間部に溶融樹脂を射出するので、2次成形用の溶融樹脂と接合空間部の表面は融着状態で接合される。したがって、本発明によると、接合強度の大きい中空成形品が得られる。このように、融着状態で接合されるので、接合空間部の形状が単純でも充分な接合強度が得られる。したがって、接合部を成形する1次成形用の金型が安価になる効果が得られる。また、加熱状態になっている接合空間部に溶融樹脂を射出するので、2次成形時の射出圧力が低くても接合できる。これにより、接合部の変形、2次成形用の溶融樹脂の漏れ等が回避できる。さらには、接合部の面積が狭くても充分な接合強度が得られるので、接合部の外観形状に優れた中空成形品を得ることもできる。また、2次成形に1次成形用の樹脂と異なる樹脂を使用することもでき、樹脂材料の選択の自由度が増す効果も得られる。
また、他の発明によると、1次成形時には接合部を熱良導体の入れ子で成形すると共に、2次成形時には入れ子を1次成形時の溶融樹脂の熱を蓄熱した熱で加熱することにより加熱状態になっている接合空間部に溶融樹脂を射出するので、格別に熱源がなくても上記のような効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる金型の実施の形態を示す図で、その(イ)は開いた状態を、そしてその(ロ)は1次成形が終わった状態をそれぞれ示す断面図である。
【図2】 本発明に係わる金型の実施の形態を示す図で、その(イ)は1次成形が終わって金型を開いた状態を、そしてその(ロ)は2次成形中の状態をそれぞれ示す断面図である。
【符号の説明】
1 固定金型 2 第1の凹部
3 第1のコア 5 第2の発熱体
10 第1の入れ子 20 スライド金型
21 第1のコア 25 第1の発熱体
26 第2の凹部 30 第1の入れ子

Claims (4)

  1. 1次成形において、移動金型と固定金型とを使用して一対の第1、2の半中空体を、その周縁に接合部を有するように一体的に成形し、
    そして2次成形において、前記移動金型を固定金型に対して移動させて前記1次成形で成形された一対の第1、2の半中空体の接合部を突き合わせ、突き合わせた接合空間部に溶融樹脂を射出して一対の第1、2の半中空体を接合して中空成形品を得る成形方法において、
    前記1次成形時には接合部を熱良導体の入れ子で形成すると共に、前記2次成形時には前記入れ子を発熱体で加熱することにより加熱状態になっている接合空間部に溶融樹脂を射出することを特徴とする中空成形品の成形方法。
  2. 1次成形において、移動金型と固定金型とを使用して一対の第1、2の半中空体を、その周縁に接合部を有するように一体的に成形し、
    そして2次成形において、前記移動金型を固定金型に対して移動させて前記1次成形で成形された一対の第1、2の半中空体の接合部を突き合わせ、突き合わせた接合空間部に溶融樹脂を射出して一対の第1、2の半中空体を接合して中空成形品を得る成形方法において、
    前記1次成形時には接合部を熱良導体の入れ子で形成すると共に、前記2次成形時には前記入れ子を前記1次成形時の溶融樹脂の熱を蓄熱した熱で加熱することにより加熱状態になっている接合空間部に溶融樹脂を射出することを特徴とする中空成形品の成形方法。
  3. 移動金型と固定金型とを備え、これらの金型の一方の金型には、第1の凹部と第2のコアとが所定の間隔をおいて、そして他方の金型には、第1のコアと第2の凹部とが所定の間隔をおいてそれぞれ設けられ、
    前記第1、2のコアの周囲には、これらのコアと所定の間隔をおいて、一対の半中空体のそれぞれに接合部を成形するための第1、2の入れ子がそれぞれ設けられ、
    前記金型が型締めされると、前記第1の凹部と第1のコアと第1の入れ子とにより本体部と接合部とからなる第1の半中空体を成形するための第1のキャビティが、また前記第2のコアと第2の入れ子と第2の凹部とにより本体部と接合部とからなる第2の半中空体を成形するための第2のキャビティがそれぞれ構成されると共に、
    前記第1、2の入れ子は、熱良導体から構成されて発熱体で加熱されるようになっていることを特徴とする中空成形品の成形用金型。
  4. 移動金型と固定金型とを備え、これらの金型の一方の金型には、第1の凹部と第2のコアとが所定の間隔をおいて、そして他方の金型には、第1のコアと第2の凹部とが所定の間隔をおいてそれぞれ設けられ、
    前記第1、2のコアの周囲には、これらのコアと所定の間隔をおいて、一対の半中空体のそれぞれに接合部を成形するための第1、2の入れ子がそれぞれ設けられ、
    前記金型が型締めされると、前記第1の凹部と第1のコアと第1の入れ子とにより本体部と接合部とからなる第1の半中空体を成形するための第1のキャビティが、また前記第2のコアと第2の入れ子と第2の凹部とにより本体部と接合部とからなる第2の半中空体を成形するための第2のキャビティがそれぞれ構成されると共に、
    前記第1、2の入れ子は、熱良導体から構成され溶融樹脂の熱が蓄熱される蓄熱材により加熱されるようになっていることを特徴とする中空成形品の成形用金型。
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