JP3655698B2 - シリカ強化トレッド付きタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主としてシリカで補強されているゴムトレッドを有するタイヤに関する。一つの態様において、トレッドは定量的な量のシリカ又はシリカとカーボンブラックとの組合せによって補強された特定の多成分ゴムブレンドからなる。特に、そのようなタイヤトレッドのゴムはTgが隔っている2種のイソプレン/ブタジエン共重合体はエラストマーと、約90〜約99%の範囲内のシス1,4−含量を有するシス1,4−ポリブタジエンエラストマーからなる。これら3種のベースエラストマーに加えて、追加のジエン系エラストマーも使用できる。
【0002】
【従来の技術】
典型的にはカーボンブラックで補強されているさまざまなゴムのブレンドであることができるゴムトレッドを有する空気入りゴムタイヤが従来から製造されている。
【0003】
一つの面から言うと、ゴムは、許容できるトレッド耐摩耗性(treadwear)はもちろん、タイヤトレッドのバランスのとれた諸特性、特にぬれた道路、雪及び氷に対するタイヤの性能を含めてさまざまな気候上及び関連した温度条件に対して所望のタイヤトレッド物性を達成すると言う目的から評価、選択及びブレンドされる。
【0004】
タイヤ、特にタイヤトレッドのような用途を含めて、ゴムを利用するさまざまな用途に、補強用充填材を実質的な量で含有する硫黄加硫ゴムが利用されている。カーボンブラックがそのような目的に一般的に使用され、普通硫黄加硫ゴムに良好な物理的性質を与え、又はそれら物性を向上させる。粒状シリカも特にシリカがカップリング剤と共に使用されるとき、そのような目的に時に使用される。場合によっては、シリカとカーボンブラックとの組合せがタイヤ用トレッドをはじめとしてさまざまなゴム製品の補強用充填材に利用される。
【0005】
カーボンブラックは、通常、シリカがカップリング剤なしに使用されるならば、ゴムタイヤトレッドに対してシリカよりも効果的な補強用充填材であると考えられることを理解することが大切である。
【0006】
実際、シリカがカップラーなしに使用される場合、少なくともカーボンブラックに比べると、シリカをタイヤトレッドをはじめとしてたいていの目的のためのゴムに対する補強用充填材となすことを可能にするシリカ粒子とゴムエラストマーとの間の物理的及び/又は化学的結合が不足するか、またはその結合の程度が少なくとも不十分となる傾向がある。このような不足を克服するためにさまざまな処理や方法が案出されたが、当業者にはカップリング剤又はカップラーとして一般に知られている、シリカ表面とゴムエラストマー分子の両方と相互作用しうる化合物が使用されることが多い。このようなカップリング剤は、これを例えばシリカ粒子と予備混合又は予備反応させてもよいし、あるいはゴム/シリカの処理段階、即ち混合段階中にゴム混合物に添加してもよい。もしカップリング剤とシリカをゴム/シリカ混合段階、即ち処理段階中にゴム混合物に別々に添加するならば、カップリング剤は、そのとき、シリカとその場で化合すると考えられる。
【0007】
特に、そのようなカップリング剤は、例えば、シリカ表面と反応しうる構成成分、又は部分(シラン部)と、またゴム、特に炭素−炭素二重結合、即ち不飽和結合を有する硫黄加硫性ゴムと相互作用しうる構成成分又は部分を有するシランからなることができる。このようにして、カップラーは次にシリカとゴムとの間の結合架橋として作用し、それによってシリカのゴム補強効果を高める。
【0008】
カップラーのゴム−相互作用性基成分又は部分は、例えばメルカプト、アミノ、ビニル、エポキシ及び硫黄の各基のような基の内の1種又はそれ以上であることができるが、好ましくは硫黄又はメルカプト部分、より好ましくは硫黄である。
【0009】
例えば、ビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)−テトラスルフィド、同トリスルフィド及び同ジスルフィドのような、例えば硫黄橋中の硫黄原子数が2〜約6個であるビス−(トリアルコキシシリルアルキル)ポリスルフィドのような、例えばポリスルフィド成分または構造を含有するシランカップリング剤のような多数のカップリング剤が、シリカとゴムを結合する際に使用する目的から教示されている。例えば、米国特許第3,873,489号明細書を参照されたい。
【0010】
シリカ強化タイヤトレッドについて、米国特許第5,066,721号明細書は、表3(第15欄)の中の比較試験例1において、タイヤトレッド用にシリカを50部含有する、溶液重合で合成されたSBRを使用することを開示している。表4(第17欄)にタイヤの製造が説明されている。米国特許第5,227,425号明細書は、シリカが特性化されている特定のシリカで補強されている、溶液重合で合成されたSBRの使用を開示しているが、この場合それは乳化重合で合成されたSBRより好ましいとされている。米国特許第4,519,430号明細書は、種々のエラストマーをシリカとカーボンブラックとの混合物と共に含有するシリカリッチのタイヤトレッドを開示している。ここで、シリカはシリカ/カーボンブラック補強用充填材の主要成分であることが必要とされる。
【0011】
以上の特許刊行物を本明細書で引用し、参照するものとする。
【0012】
本発明以前に、タイヤトレッドとして、(a)10〜50phrのシス1,4−ポリイソプレン天然ゴム並びに(b)(i)−70〜−100℃のTgを有するイソプレン/ブタジエンゴム(IBR−A)及び(ii)−5〜−30℃のTgを有する、例えばイソプレン/ブタジエンゴム(IBR−B)、シス1,4−ブタジエンゴム、3,4−ポリイソプレンゴム、スチレン/ブタジエンゴム、スチレン/イソプレンゴム及びシス1,4−ポリイソプレン天然ゴムから選ばれる他のジエンゴムからなり、そしてIBR−AのTgが、IBR−Bを含めて「他のジエンゴム」のTgよりも少なくとも40℃低いことを要件とするものも知られている。ここで、用語「IBR−A」及び「IBR−B」は説明を平明にするために付け加えられるものである。
【0013】
用語「phr」は、本明細書で使用される場合、従来の実務によるもので、それぞれの材料のゴム又はエラストマー100重量部当りの部数を意味する。
【0014】
本発明の説明において、用語「ゴム」及び「エラストマー」は、本明細書で格別の指示なしに使用される場合、相互に交換可能な用語として使用される。用語「ゴム組成物」、「配合ゴム」及び「ゴムコンパウンド」は、本明細書で格別の指示なしに使用される場合、さまざまな構成成分又は材料とブレンド又は混合されたゴムを意味するもので、それらは相互に交換可能な用語として使用される。これらの用語はゴムの混合技術又はゴムの配合技術に関する当業者には周知である。
【0015】
本明細書中に使用される重合体、特にエラストマーのTgは、格別の指示なき限り、ガラス転移温度を意味し、例えば、吸収エネルギー対時間の曲線である転移を観察する、15℃/分、または通常それに代えて用い得る約10℃/分の加熱速度での示差走査熱量計により普通は測定できる。理解されるように、そのようなTg測定はこのような技術の当業者には周知である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的はぬれた道路、雪及び氷に対して、バランスのとれた優れた性能を有するゴムトレッドを備えるタイヤを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、ゴム100重量部基準で(A)(i)イソプレンを約20〜約60%含有する、Tgが約−35〜約−50℃である、約20〜約50phr、好ましくは約30〜約40phrのイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR−1)、(ii)イソプレンを約15〜約40%含有する、Tgが約−65〜約−90℃である、約20〜約50phr、好ましくは約15〜約40phrのイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR−2)(ただし、IBR−2のTgはIBR−1のTgよりも少なくとも30℃低い)、および(iii)約90〜約99%範囲内のシス含量及び約−85〜約−105℃の範囲内のTgを有する、約20〜約50phr、好ましくは約20〜約40phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム(シス−BR)からなる少なくとも3種のジエン系エラストマー、(B)約30〜約110phr、好ましくは約50〜約100phrの粒状シリカ、(C)シリカの表面と反応性のシラン部分及び前記エラストマーと相互作用性の部分を有するシリカカップラーであって、シリカとカップラーとの重量比が約8/1〜約20/1である少なくとも1種の含量シリカカップラー、並びに(D)約5〜約50phrまたはそれに代えて用い得る約5〜約30phrのカーボンブラック(ここで、シリカとカーボンブラックとの重量比は少なくとも1/1、好ましくは約4/1〜約20/1の範囲内であり、且つシリカとカーボンブラックの合計量は約50〜約120phr、好ましくは約70〜約105phrである)からなるゴムトレッドを有する空気入りタイヤが提供される。
【0018】
前記トレッドは、また、30〜55%の範囲内のビニル含量を有する中ビニルポリブタジエン(MVBR)、55〜75%の範囲内のビニル含量を有する高ビニルブタジエン(HVBR)、約−20〜約−50℃の範囲内のTgを有する3,4−ポリイソプレン、及び天然又は合成の、好ましくは天然のシス1,4−ポリイソプレンの少なくとも1種から選ばれる、約−20〜約−70℃の範囲内のTgを有する少なくとも1種の追加のエラストマーを約5〜約30phrまたはそれに代えて用い得る約5〜約20phr含有していることもできる。上記の−20〜−70℃の温度範囲内で、3,4−ポリイソプレンは、より典型的には、約−20〜約−50℃の範囲内のTgを有し、そしてシス1,4−ポリイソプレンは、より典型的には、約−60〜約−70℃の範囲内のTgを有することを認めるべきである。
【0019】
前記の少なくとも3種の合成ブタジエン系ゴムを含有するゴムブレンドは、シリカ補強材を含有するタイヤトレッド、特にシリカを実質的な量で含んでなるシリカ/カーボンブラック補強用充填材を有するタイヤトレッドの性質を高めるために設計された本発明の重要な1つの特徴である。
【0020】
一つの態様において、イソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR−1)には、約20〜約60%のイソプレン含量と約−35〜約−50℃の範囲内のTgを有することが必要とされ、またイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR−2)には、約15〜約40%のイソプレン含量と約−65〜約−90℃の範囲内のTgを有することが必要とされる。
【0021】
−35〜−50℃のTg範囲を持つIBR−1の利用は、本発明において、タイヤトレッドの湿潤時操縦性を増進する一方、同時に冬期性能にはマイナスの影響を及ぼさないようにする本発明の重要な1つの面であると考えられるものである。湿潤時操縦性、トレッド耐摩耗性および冬期性能に十分満足できるバランスが取れていることが特に望まれる。これらの性質は、冬期条件下での運転が予定されているタイヤに望ましいものである。
【0022】
実際、本発明では、IBR−1について−35〜−50℃と言うようなTg範囲は、本発明のタイヤトレッドに関し約−5〜約−30℃のTg範囲を有するIBRについて意味のある必要条件であると考えられるものである。本発明において、−35〜−50℃のTgを持つIBRを含有する本発明の加硫されたゴム組成物は、0℃より十分に低い温度でその柔軟性を保持すると考えられるのである。本発明において、約−5〜約−30℃のTgを持つIBRの使用は、そのようなIBRを使用して製造されるタイヤトレッドが、比較的低い雰囲気温度で硬くなるか又はその柔軟性を失うだろうことが予想されるので、比較して言えば、許容できないと考えられる。
【0023】
さらに、IBR−1とIBR−2のTgは少なくとも30℃離れていることが必要である。すなわち、IBR−2のTgはIBR−1のTgよりも少なくとも30℃低いことが必要である。したがって、例えば、IBR−1のTgが−45℃であるとすれば、IBR−2のTgはそれより少なくとも30℃低い、すなわち約−75℃〜約−90℃の範囲内にあることが必要である。実際、前記の3種のエラストマーを選ぶことによっても、IBR−1とIBR−2のTgは両IBRが部分的に非相溶性となり、その結果両IBRエラストマーがそれらの個々の特定の粘弾性的性質を実質的に保持し、かつそのブレンドが中間の粘弾性的性質を有しないようにするためには、少なくとも30℃だけ離れていることが必要であると考えられるのである。
【0024】
本発明の実施に関して、IBR−1の寄与はタイヤトレッドの湿潤時操縦性(wet handling)、又は時に称される湿潤時グリップ性(wet grip)を高め、増進することにあると考えられ、またIBR−2の寄与はタイヤトレッドのトレッド耐摩耗性及び前記の冬期性能を高め、増進することにあると考えられる。
【0025】
本発明では、2種のゴムに必要とされるTgが間隔を置くように規定されたそれらゴム、すなわちそれらのTgが少なくとも30℃離れているという必要条件を持つそれら2種のイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR)の利用は重要且つ有益であると考えられている。前記の、Tgが間隔を置くように規定された前記共重合体は、本発明では、各共重合体、即ちゴムが温度及び変形頻度の関数としてその個々の粘弾性的性質を実質的に維持し、かつそれらの個々のTgをほヾ保持するという意味において相対的に非相溶性であるか、又は少なくとも部分的に非相溶性であるのに対し、Tgの間隔が小さく、相互間の相溶性がより大きい他のエラストマーは本発明のエラストマーブレンドに必要とされるベースエラストマーと較べて、中間の性質とTgを持つブレンドを形成するからである。このような現象は当業者であれば十分に理解できると考えられる。
【0026】
Tgが約−85〜約−105℃の範囲内にある前記のシス1,4−ポリブタジエンゴム(シス−BR)は、タイヤのトレッド耐摩耗性を高めるのに有益であると考えられる。ベースとなる3種のエラストマーよりなるタイヤトレッドのシス−BRは、典型的には、約90〜約99%の範囲内の、そして普通は少なくとも93%のシス1,4−含有量を有する。
【0027】
本発明の一部として、例えば、3,4−ポリイソプレン、MVBR、HVBR及びシス1,4−ポリイソプレンから選ばれる、約−20〜約−70℃の範囲内のTgを有する約5〜約30phrの、場合によって使用される追加のジエン系エラストマーは、本発明では、未加硫エラストマーブレンドの加工性を高め及び/又は、例えば湿潤時操縦性対冬期性能のようなタイヤ性能のバランスを調整するための追加の手段であると考えられるものである。
【0028】
タイヤトレッド中で、特にそして好ましくは天然ゴムとしてのシス1,4−ポリイソプレンゴムを使用することはこの技術分野の当業者にはよく知られていることである。
【0029】
このようにして、本発明の実施に際しては、少なくとも3種の合成ジエン系ゴムの均衡のとれたゴムブレンドにして、補強をシリカ補強材と、そのゴムブレンドに対するシリカの補強効果発現のためのシリカカップラーに頼っているゴムブレンドが提供される。
【0030】
本発明において、シリカとして沈降シリカが好ましいけれども、熱分解法及び沈降法によるシリカ質顔料(シリカ)を含めて、ゴム配合用途で一般に使用されているシリカ質顔料が使用できる。
【0031】
本発明において好ましく使用されるシリカ質顔料は、例えば可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ナトリウムの酸性化により得られるもののような沈降シリカである。
【0032】
シリカ質顔料(シリカ)は、例えば50〜10,000オングストローム、好ましくは50〜400オングストロームの範囲内の最終粒径を持っている。窒素ガスを使用して測定した顔料のBET表面積はm2/g単位で約80〜約300の範囲にあるが、しかし、より普通には、約100〜約200範囲にある。ただし、それは多分約360m2/gまでにも及ぶだろう。表面積を測定するBET法は米国化学会誌(Journal of the American Chemical Society)、第60巻、304頁(1930年)に記載されている。
【0033】
シリカは、また、典型的には、約150〜約350、普通は約200〜約300の範囲内のフタル酸ジブチル(DBP)吸収値を有する。
【0034】
シリカは、例えば電子顕微鏡により測定して、例えば約0.01〜0.05ミクロンの範囲内の平均最終粒径を持っていると思われる。だたし、シリカ粒子はそれより小さい寸法であってもよい。
【0035】
単に例として挙げるもので、それらに限定する訳ではないが、表示番号210、243等をもつ商標ハイ−シル(Hi−Sil)でPPGインダストリーズ社(PPG Industries)から市販されているシリカ、例えばゼオシル(Zeosil)1165MPのようなローヌ・プーラン社(Rhene−Poulenc)から市販されているシリカ、例えばVN2、VN3、BV3370GRのような呼称を持つデグッサ社(Degussa AG)から市販されているシリカ、及びJ.M.フーバー社(J.M.Huber)から市販されているフーバーシル(Hubersil)8745のような種々の市販のシリカが本発明での使用に考えられうる。本発明において、上記のBV3370GR及びゼオシル1165MPシリカが特に考慮されるべきものであると考えられている。
【0036】
トレッドゴムのゴム組成物は、さまざまな硫黄加硫性成分ゴムと、例えば硫黄のような加硫剤;活性化剤;遅延剤及び促進剤;油、粘着付与樹脂を含めて種々の樹脂及び可塑剤のような加工助剤;充填材;顔料;脂肪酸;酸化亜鉛;ワックス;酸化防止剤及びオゾン亀裂防止剤;釈解剤;並びに例えばシリカ及びカーボンブラックのような補強材;のような種々の一般に使用される添加剤材料と混合する等の、ゴム配合技術において一般に知られている方法によって配合されることは、当業者であれば容易に分かることである。当業者に知られているように、硫黄加硫性及び硫黄加硫した材料(ゴム)の使用意図に依存して、上記の添加剤が選定され、常用の量で一般に使用される。
【0037】
本発明のためのカーボンブラックとシリカの添加については、典型的な場合について前に説明した。種々のカーボンブラック、特にゴム補強用カーボンブラックが使用される。例えば、限定するものではないが、ASTM呼称タイプでN−299、N−234、N−220、N−134、N−115及びN−110と称されるものがそのような例である。カーボンブラックのタイプをどう選択するかは、タイヤトレッドに対して意図された使用、目的および性質にいくぶん依存するが、ゴム配合技術の当業者がタイヤトレッドにとって最適であると考える範囲内にあるものであれば十分である。粘着付与樹脂を使用する場合、その典型的な量は約0.5〜約10phr、普通約1〜約5phrを構成する。加工助剤の典型的な量は約1〜約60phrを構成する。そのような加工助剤としては、例えば芳香族系、ナフテン系及び/又はパラフィン系のプロセスオイルを挙げることができる。酸化防止剤の典型的な量は約1〜約5phrを構成する。代表的な酸化防止剤は、例えばジフェニル−p−フエニレンジアミン、及び例えばファンダービルト・ラバー・ハンドブックVanderbilt Rubber Handbook)、(1978),344−346頁に開示されるもののような他のものである。オゾン亀裂防止剤の典型的な量は約1〜5phrを構成する。脂肪酸−これにはステアリン酸を挙げることができるが−の典型的な量は、若しこれが使用される場合、約0.5〜約4phrを構成する。酸化亜鉛の典型的な量は約2〜約5phrを構成する。ワックスの典型的な量は約1〜約5phrを構成する。しばしばマイクロクリスタリンワックスが使用される。釈解剤の典型的な量は約0.1〜約1phrを構成する。典型的な釈解剤は、例えばペンタクロロチオフェノール及びジベンズアミドジフェニルジスルフィドである。
【0038】
加硫は硫黄加硫剤の存在下に行われる。適した硫黄加硫剤に、元素硫黄(遊離硫黄)又は硫黄供与性加硫剤、例えばアミンジスルフィド、高分子ポリスルフィド又は硫黄オレフィン付加物がある。硫黄加硫剤は、好ましくは、元素硫黄である。当業者に周知のように、硫黄加硫剤は約0.5〜約4phrの範囲の量で使用され、約1〜約2.5の範囲が好ましい。
【0039】
促進剤は加硫に必要な時間及び/又は温度を制御し、加硫ゴムの性質を改善するために使用される。遅延剤もまた加硫の開始(on−set)を制御するために使用される。一つの態様においては、単一の促進剤系、すなわち一次促進剤が使用される。一次促進剤(類)は、通常かつ好ましくは、合計量で約0.5〜約4phr、好ましくは約0.8〜約2.5phrの範囲で使用される。別の態様では、一次促進剤と二次促進剤の組合せが使用され、この場合二次促進剤は、例えば加硫を活性化し、且つ加硫ゴムの性質を改善するために、約0.05〜約3phrの量で使用される。本発明に使用できる適したタイプの促進剤はアミン類、ジスルフィド類、グアニジン類、チオ尿素類、チアゾール類、チウラム類、スルフェンアミド類、ジチオカルバメート類及びキサントゲン酸塩類である。好ましくは、一次促進剤はスルフェンアミドである。二次促進剤が使用される場合、その二次促進剤は好ましくはグアニジン化合物、ジチオカルバメート化合物又はチウラム化合物である。硫黄加硫剤と促進剤(類)の存在及びその相対量は、特に指示しない限りは、主として、所定のゴムのブレンドにおいて補強用充填材としてのシリカをカップリング剤と併用することに関する本発明の態様であるとは考えられない。
【0040】
上記の添加剤の存在及びそれらの相対量は、本明細書中で別に規定されない限りは、主として、タイヤトレッドにおいて特定のゴムブレンドをシリカ及びシリカカップラーと組み合わせて使用することに関する本発明の態様であるとは見なされない。
【0041】
タイヤは、当業者には容易に明らかになる種々の方法により構築し、造形し、成形し、そして硬化させることができる。
【0042】
【実施例】
本発明は、次の実施例を参照することにより更に良く理解されるだろう。これらの実施例において、部及び百分率は、格別の指示がない限り、重量表示によるものである。
【0043】
実施例 1
イソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR−1及びIBR−2)、シス1,4−ポリブタジエンゴム(シス−BR)、及び場合によっては中ビニルポリブタジエン(MVPBd)の種々のブレンドからゴム組成物(配合ゴム)を調製した。これらを試料A,B及びCと称する。
【0044】
乳化重合で合成したスチレン/ブタジエン共重合体ゴム(E−SBR)、シス1,4−ポリブタジエンゴム及びシス1,4−ポリイソプレン天然ゴム(NR)からなる対照ゴム組成物を調製した。これを試料Xと称する。
【0045】
ゴム組成物をいくつかの逐次的非硬化発現混合段階(硬化剤なし)及び最終の硬化発現混合段階(基本的には硬化剤のためのもの)で成分を混合して調製し、次いで得られた組成物を高い昇温、昇圧条件下で加硫した。
【0046】
非硬化発現混合段階のために、最終の硬化発現混合段階で添加される促進剤(類)、硫黄加硫剤及び酸化防止剤を除いて、成分の全てを第1非硬化発現段階で混合した。ただし、補強用充填材(シリカ又はカーボンブラック)の約20〜約50%及びその充填剤量に対応する量のカップラーとプロセスオイルは第2及び第3の非硬化発現混合段階で添加した。成分は全てバンバリー密閉式混合機中で、非硬化発現混合段階の各々において約165℃の温度まで約5分間混合した。
【0047】
得られたゴム組成物(混合物)に、次いで、最終の硬化発現段階において、残りの成分をバンバリー密閉式混合機中で約110℃の温度まで約2分間添加、混合した。
【0048】
次に、このゴムを用いてタイヤトレッドを作成し、そしてタイヤカーカスとそのトレッドとの組立体を加硫した。
【0049】
上記ゴム組成物は表1に示す成分から構成されていた。この表に示す値は、大部分、最も近い整数に単純に丸められたものである。
【0050】
【表1】
Figure 0003655698
【0051】
1)ザ・グッド・イヤー・タイヤ・アンド・ラバー社(The Goodyear Tire & Rubber Company)製の、約50%のイソプレン含量及び約−45℃のTgを有するイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム。
【0052】
2)ザ・グッド・イヤー・タイヤ・アンド・ラバー社製の、約30%のイソプレン含量及び約−85℃のTgを有するイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム。
【0053】
3)ザ・グッド・イヤー・タイヤ・アンド・ラバー社からプリオフレックス( Plioflex)1712として得られる、スチレンを約23%含有する 、乳化重合で合成されたスチレン/ブタジエン共重合体ゴム。このゴムは3 7.5phrのゴム用プロセスオイルを含有していた。
【0054】
4)ザ・グッド・イヤー・タイヤ・アンド・ラバー社からブデン(Budene:登録商標)1254として得られる、約95%のシス含量及び約−98℃のTgを有するシス1,4−ポリブタジエンゴム。このゴムは25phrのゴム用プロセスオイルを含有していた。
【0055】
5)ザ・グッド・イヤー・タイヤ・アンド・ラバー社からブデン1255として得られるTg約−55℃の、ビニル基を約53%含有する中ビニルポリブタジエン。このゴムは37.5phrのゴム用プロセスオイルを含有していた。
【0056】
6)約−62℃のTgを有する天然ゴム(シス1,4−ポリイソプレン)。
【0057】
7)ローヌ・プーラン社からゼオシル1165MPとして得られるシリカ。
【0058】
8)ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドとN330カーボンブラックの50/50ブレンド(したがって、活性50%と考えられる)としてデグッサ社からX50Sとして市販されるビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(活性50%)。技術的には、このテトラスルフィドは、ポリスルフィド橋中に平均約3.5〜約4個の範囲の結合している硫黄原子を有する、複合体又は混合物としてのオルガノシランポリスルフィドであると考えられる。ただし、この複合体又は混合物は2〜約8個の結合硫黄原子を持つ個々のオルガノシランポリスルフィドを含有しているだろう。
【0059】
9)ジアリールパラフェニレンジアミンとジヒドロトリメチルキノリン型のもの。
【0060】
実施例 2
表1に示された、実施例1の試料A及びXとして示されるゴム組成物のトレッドを使用して、試料A及びXに対応してタイヤA及びXと称される、サイズ195/165R15のタイヤを製造した。
【0061】
これらのタイヤを常用のタイヤ試験法により試験した。結果を次の表2に示す。この実施例の対照タイヤはタイヤXであり、それは実施例1に示される試料Xのゴム組成物を利用したものである。対照タイヤXについての値は100の値に標準化され、そしてタイヤAの関連する値は対照タイヤに対する比較値として示される。評点の高い方が性能がよいことを示す。
【0062】
【表2】
Figure 0003655698
【0063】
これらの値は、本発明のトレッド用ゴム組成物を利用したタイヤは改善されたころがり抵抗性(rolling resistance)、湿潤スキッド抵抗性及びトレッド耐摩耗性を有することを証明している。
【0064】
実施例 3
表1に試料B及びXと示されるゴム組成物のトレッドを使用し、試料B及びXに対応してタイヤB及びXと称される、サイズ195/65R15のタイヤを製造した。
【0065】
これらのタイヤを常用のタイヤ試験法により試験した。結果を次の表3に示す。この実施例に対する対照タイヤはタイヤXであり、それは実施例1に示した試料Xのゴム組成物を利用したものである。対照タイヤXについての値は100の値に標準化され、そしてタイヤBの値をそれら対照値と比較した。
【0066】
【表3】
Figure 0003655698
【0067】
一般に、冬期性能は主観的試験と客観的試験の組合せで評価される。それらの試験において、試験タイヤをリムに据え付け、操作圧まで膨らましてタイヤ/リム組立体を形成し、そして4個のそのような組立体を試験車両に車輪として据え付ける。その車両を、場合に応じて、天然の積雪又は氷結条件で熟練ドライバーが運転し、そのドライバーがタイヤについて加速、制動及び操縦に対するタイヤ性能を評価した。
【0068】
積雪時性能試験は練達したテストドライバーにより行われる主観的試験と客観的試験の組合せであった。それは天然の雪に対する加速、制動及び操縦試験である。
【0069】
氷結時性能試験は練達したテストドライバーにより行われた主観的、客観的試験であった。それは天然の氷に対する加速、制動及び操縦試験である。
【0070】
これらの値は、本発明のトレッド組成物を利用したタイヤは改良されたトレッド耐摩耗性と積雪時性能を有するが、スキッド抵抗性の損失は極く小さく、また湿潤時操縦性は同等であることを証明している。したがって、同等の湿潤時操縦性を持ちながらより良好な積雪時性能のような、冬期条件下での運転に特に適した、バランスのとれた性質を有するタイヤが提供される。
【0071】
実施例 4
表1に試料B及びCとして示されるゴム組成物のトレッドを備える、試料B及びCに対応してタイヤB及びCと称される、サイズ195/65R15のタイヤを製造した。
【0072】
この試験では、トレッドコンパウンドの試料Bを対照として使用し、その性能を100に標準化した。タイヤCについての値をその対照と比較した。
【0073】
【表4】
Figure 0003655698
【0074】
これらの値は、本発明のトレッド組成物を利用したタイヤは重合体ブレンドの成分を変えることにより性能の必要条件に従って、ころがり抵抗性を損うことなしにスキッド抵抗性及びトレッド耐摩耗性を改善するように調整することができることを証明している。
【0075】
以上、ある特定の代表的な態様及び細部を本発明を説明する目的から示したが、本発明に、本発明の精神又は範囲から逸脱しない限り、色々な変更、修正を加え得ることは、当業者には明白であろう。

Claims (3)

  1. ゴム100重量部基準で、
    (A)トレッドのゴムに基づいて、
    (1)イソプレンを20〜60%含有し、且つ−35〜−50℃のTgを有する20〜50phrのイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR−1)、
    (2)イソプレンを15〜40%含有し、且つ−65〜−90℃のTgを有する20〜50phrのイソプレン/ブタジエン共重合体ゴム(IBR−2)(ただし、該IBR−2のTgは該IBR−1のTgよりも少なくとも30℃低い)、及び
    (3)90〜99%のシス含量及び−85〜−105℃の範囲内のTgを有する20〜50phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム(シス−BRゴム)
    からなる、3種のジエン系エラストマー、
    (B)30〜110phrの粒状沈降シリカ、
    (C)シリカの表面と反応性のシラン部分及び前記エラストマーと相互作用性の部分を有するシリカカップラーにして、シリカとカップラーとの重量比が8/1〜20/1である少なくとも1種の該シリカカップラー、並びに
    (D)5〜50phrのカーボンブラックにして、シリカとカーボンブラックの重量比が少なくとも1/1で、且つシリカとカーボンブラックの合計量が40〜120phrとなる該カーボンブラック
    からなるゴムトレッドを有する空気入りタイヤ。
  2. トレッドゴムが、30〜55%の範囲内のビニル含量を有する中ビニルポリブタジエン(MVBR)、55〜75%の範囲内のビニル含量を有する高ビニルポリブタジエン(HVBR)、−20〜−50℃の範囲内のTgを有する3,4−ポリイソプレン及び−60〜−70℃の範囲内のTgを有するシス1,4−ポリイソプレンの少なくとも1種から選ばれる、−20〜−70℃の範囲内のTgを有する、5〜30phrの少なくとも1種の追加のエラストマーも含有している、請求項1に記載のタイヤ。
  3. シリカカップラーが硫黄橋中に2〜8個の結合している硫黄原子を有するビス−(トリアルコキシシリルアルキル)ポリスルフィドである、請求項1又は2に記載のタイヤ。
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