JP3655595B2 - 流量計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、対象流体を挟んだ超音波の複数回の送受結果から流量を計測し積算する流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばガスの実使用量を計測する流量計は、メンテナンスフリーで10年程度の耐用年数を持って使用されるが、駆動や自動管理のために電源を有した電気機器となっている流量計ではその電源電圧は3V程度と極く微小に抑えて、ガスの引火性に配慮している。このため節電が大きな問題であり、対象流体を挟んだ超音波の複数回の送受結果から流量を計測する方式においても、1つの対応として流量を所定の周期でのみ計測して実使用量を積算することを行っている。具体的には所定の周期に従った各回の計測値をサンプリングし、この計測値にて次のサンプリング時点までの時間経過によって積算することを繰り返す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような積算計測方式では、1回の計測値に誤差があればこの積算値と次のサンプリング時点までの時間経過による積算において誤差が累積し拡大する。また、節電のためにサンプリング周期を長くすると誤差の累積が大きくなる。また、サンプリング周期の途中で生じる流量変化に対応できずこれも誤差の原因になるし、流量が多いときほど途中の減量にもかかわらず大流量の計測値のまま積算が進むので誤差が生じやすい。
【0004】
一方、本発明者等が種々に実験をし、研究を重ねている中、対象流体を横断する超音波の伝搬特性が対象流体の質量や流量に依存することを経験している。例えば、超音波の上流側からの送受時の到着時間と下流側からの送受時の到着時間との差が流量に依存し、これを流量に換算することで流量が計測できる。しかし、到着時間が短く計測しにくいし、流量が少ないときでは上流側からの到着時間と下流側からの到着時間との差が極く小さくさらに計測しにくい。そこで、超音波を複数回続けて送受したときの到着時間を合計する計測方法を採用して対応することを考えた。
【0005】
しかし、計測を行うサンプリングおよび、この計測のための超音波送受の回数とは共に消費電力に比例するが、積算計測の困難性や誤差の発生に対する流量への依存性は正反対であり、節電と積算計測精度とを満足することは相容れない問題である。このため、これら双方を満足する技術の開発が望まれる。
【0006】
本発明の主たる目的は、節電を図りながらどのような流量に対しても精度よく積算計測が行える流量計を提供することにあり、さらなる目的はサンプリング周期途中での流量変化にも対応できるようにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の流量計は、超音波の送受信を行う一対の超音波振動子と、前記超音波振動子の送受信を複数回行うことにより対象流体を超音波が横断するときの伝搬時間を複数回計測する計測手段と、前記計測手段における超音波の送受信回数を設定する送受回数設定手段と、前記計測手段により計測された計測値に基づいて対象流体の流量を得る手段と、前記流量を得る手段により所定の周期で流量値をサンプリングするとともに、前記サンプリング間の積算流量を、各回のサンプリングした流量値を基にサンプリング間の経過時間から積算し、この積算処理を繰り返して総流量を積算する流量積算手段と、前記サンプリングの周期を設定するサンプリング周期設定手段と、サンプリングされる検出流量が多い場合は、前記サンプリング周期設定手段によって設定するサンプリングの周期を短くし、かつ前記送受回数設定手段によって設定する送受回数を少なくし、検出流量が少ない場合は、前記サンプリング周期設定手段が設定するサンプリングの周期を長くし、かつ前記送受回数設定手段が設定する送受回数を多くする周期・送受回数制御手段と、流量を表示する表示手段とを備えている。
さらには、各回のサンプリング値と次のサンプリング時点までの経過時間とから得た積算量に対して、単位時間当たりの単位流量を求め、求めた単位流量により流量表示を積算表示する。
具体的には、単位流量は、各回にサンプリングされる計測値と次のサンプリング時点までの時間とから得た積算量につき、次のサンプリング時点までを分割した単位時間当たりの単位流量に変換して得、積算表示は、次のサンプリング時点まで前記単位時間が経過する都度、その単位流量分を現在総積算量に積算していきながら、総積算量に表示単位分の変化がある都度、流量の表示量を表示単位分アップして行う。
【0008】
また本発明の流量計は、設定されたサンプリングの周期が流量検出に用いる最小の周期よりも所定値以上長いと、サンプリング周期設定手段により前記最小周期を設定し、サンプリングされる流量値をモニタするモニタ手段をさらに備える。
【0009】
また本発明の流量計は、モニタ手段によりモニタした結果が先のサンプリング時点での流量値から所定値以上変化しているとき、周期・送受回数制御手段は、送受回数設定手段及びサンプリング周期設定手段に対して、前記所定値以上変化した流量に対応するサンプリングの周期および送受回数に設定する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態は、超音波の送受信を行う一対の超音波振動子と、前記超音波振動子の送受信を複数回行うことにより対象流体を超音波が横断するときの伝搬時間を複数回計測する計測手段と、前記計測手段における超音波の送受信回数を設定する送受回数設定手段と、前記計測手段により計測された計測値に基づいて対象流体の流量を得る手段と、前記流量を得る手段により所定の周期で流量値をサンプリングするとともに、前記サンプリング間の積算流量を、各回のサンプリングした流量値を基にサンプリング間の経過時間から積算し、この積算処理を繰り返して総流量を積算する流量積算手段と、前記サンプリングの周期を設定するサンプリング周期設定手段と、サンプリングされる検出流量が多い場合は、前記サンプリング周期設定手段によって設定するサンプリングの周期を短くし、かつ前記送受回数設定手段によって設定する送受回数を少なくし、検出流量が少ない場合は、前記サンプリング周期設定手段が設定するサンプリングの周期を長くし、かつ前記送受回数設定手段が設定する送受回数を多くする周期・送受回数制御手段を備えたものである。
さらには、流量を表示する表示手段とを備え、各回のサンプリング値と次のサンプリング時点までの経過時間とから得た積算量に対して、単位時間当たりの単位流量を求め、求めた単位流量により流量表示を積算表示するものである。さらに具体的には、単位流量は、各回にサンプリングされる計測値と次のサンプリング時点までの時間とから得た積算量につき、次のサンプリング時点までを分割した単位時間当たりの単位流量に変換して得、積算表示は、次のサンプリング時点まで前記単位時間が経過する都度、その単位流量分を現在総積算量に積算していきながら、総積算量に表示単位分の変化がある都度、流量の表示量を表示単位分アップして行う。
【0011】
このような構成では、計測手段および流量検出手段が送受回数設定手段およびサンプリング周期設定手段が設定する、超音波の送受回数とサンプリング周期にて、超音波の送受結果に基づく流量値の計測と、これによる流量値への換算とが自動的に行われ、この計測を行うサンプリング回数と計測のための超音波の送受の回数とは共に節電に影響するが、周期・送受回数制御手段が各回のサンプリングで検出された流量が多いほどサンプリング周期設定手段によって短い周期を設定して回数を増すことで計測しやすいが積算誤差が出やすいのを抑えながら、流量が多くて計測しやすいことに対応して送受回数設定手段により少ない送受回数を設定して節電を図ることができ、周期・送受回数制御手段が各回のサンプリングで検出された流量が少ないほど積算誤差が生じにくいことに対応してサンプリング周期設定手段によって長い周期を設定して回数を減らすことで節電を図りながら、計測誤差が生じやすいことに対応して送受回数設定手段により多い送受回数を設定して計測に誤差が生じにくくすることができ、節電と積算計測の精度との双方を満足することができる。
特に、流量を所定の周期Tで計測するだけで、先のサンプリング時点での計測値にて次のサンプリング時点までの流量を時間経過によって積算することを繰り返して総流量を積算してそれを表示するのに、この積算量につき、次のサンプリング時点までを分割した単位時間当たりの単位流量に変換するので、そのときの分割数に応じて単位流量を表示単位に等しいか、またそれより少ない整数分の1にすることができ、単位時間が経過する都度その単位流量を現在総積算量に積算していきながら、総積算量に表示単位分の変化がある都度、流量の表示量を表示単位分アップすることにより、表示単位を例え1段でも飛び越さずに表示しながら次のサンプリング時点に移行することができる。
【0012】
また本発明の実施形態は、設定されたサンプリングの周期が流量検出に用いる最小の周期よりも所定値以上長いと、サンプリング周期設定手段により前記最小周期を設定し、サンプリングされる流量値をモニタするモニタ手段をさらに備えている。
【0013】
このような構成では、さらに、サンプリングの周期が最小周期から長くなるほど、次のサンプリング時点までの間に流量が変化する確率が高くなるものの、このような周期条件であるときは、モニタ手段がそのときの周期よりも短い周期にて流量の計測を行い先のサンプリング時点での計測値から変化していないかモニタすることで、サンプリング周期の途中での流量変化に対応することができる。
【0014】
また本実施形態の流量計は、さらに、モニタ手段によりモニタした結果が先のサンプリング時点での流量値から所定値以上変化しているとき、周期・送受回数制御手段は、送受回数設定手段及びサンプリング周期設定手段に対して、前記所定値以上変化した流量に対応するサンプリングの周期および送受回数に設定する。
【0015】
このような構成では、さらに、周期・送受回数制御手段が、モニタの結果、流量が所定値以上変化しているのに対応して、以降その変化した流量にて次のサンプリング周期と送受回数とを無駄なく設定し直すので、設定したサンプリング周期の途中でのどのような流量の変化にもきめ細かく対応しながら高精度に積算計測を続行することができる。
【0016】
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面によって明らかになる。本発明の各特徴は、それ自体単独で、あるいは可能な限り種々な組み合わせで複合して採用することができる。
【0017】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施形態について図1〜図3を参照して説明し、本発明の理解に供する。以下の説明は本発明の具体例を示すものであって、特許請求の範囲の記載を限定するものではない。
【0018】
本実施の形態は図1に示すように、各家庭などのユーザーにガスを供給してコンロ1をはじめとするガス器具や給湯設備2、暖房設備3などのガス設備の使用に供する場合のガス使用量を検出するための流量計4の場合の一例である。しかし、本発明はこれに限られることはなく、水道の水やその他の流体を供給し、また使用する全ての場合に適用して有効であり、そのいずれも本発明の範疇に属する。
【0019】
本実施の形態の流量計4は図1に示すように、ガスを供給する流路5に流量を超音波の送受によって検出するための計測部材6と流路5を遮断する遮断弁7が設けられ、検出制御手段8が対象流体の流量を計測部材6によって所定の周期で計測してサンプリングし、このサンプリングした計測値にて次のサンプリング時点までの流量を時間経過によって積算することを繰り返しながら、その積算値を計測部11と一体または別体の表示部12に表示する。また、これに併せ、または別に、管理者側との回線や無線による送受信部13を通じて管理者側に送信し、管理に供する。この管理は図示しないが対象流体の圧力情報なども含まれ、管理者側からの要求に応じた流量検出や圧力検出も行われる。
【0020】
計測部材6は対象流体を挟んで超音波を送受する一対の超音波振動子6a、6bを有し、駆動用の送信部10a、増幅受信用の受信部10bと、送受方向を切り換える切換手段10cとを介して計測手段14に接続され、計測手段14は矢印114で示す方向に流れる対象流体であるガス流に対し下流側の超音波振動子6aから上流側の超音波振動子6bに向けて超音波を発信したときの伝搬時間、つまり到着時間と、上流側の超音波振動子6bから下流側の超音波振動子6aに向けて超音波を発信したときの到着時間との差を計測し、検出制御手段8はその計測値からガス流の流量の計測値に変換し流量を検出する。実際には、超音波は複数回ずつ発信したときの各回の到着時間を合計することで、1回の到着時間がごく微小時間で取り扱いにくいことに対応する。また、対象流体がガスで引火性を有することから流量計4の電源は例えば3V程度と小さく抑えて安全性を確保し、10年程度のメンテナンスフリーな使用に耐えるようにできるだけ節電を図る必要があるので、流量が少なくて上流側発信と下流側発信とで時間差が得にくく正確な計測が困難な条件では前記計測時の超音波の送受回数を高めて対応するが、流量が多いときは送受回数を少なくする。また、これに併せて、流量の計測は所定の周期で行って計測値をサンプリングし、この計測値から次のサンプリング時点までの経過時間によって流量を積算し、使用流量などを得るようにしている。しかも、サンプリング周期は流量が多くて積算に誤差が生じやすいときは短くするが、流量が少ないと長くする。
【0021】
図2に流量Qと超音波の送受回数Nとの関係の一例を示しており、流量Q1に対応して設定する送受回数N1と流量Q3に対応して設定する送受回数N3とは例えば数倍程度の開きを持つようにする。検出制御手段8は図4に示す計測信号S1に従って切換手段10cを介して駆動信号S2を超音波振動子6a、6bに設定回数Nずつ交互に与える。超音波振動子6a、6bの駆動信号S2により駆動される一方は他方に向けて超音波を設定送受回数Nだけ繰り返し発信し、これを受信する他方の出力が検出制御手段8によってモニタされる。このモニタされる出力は図4に示す送受操作例のような波形のデータS3である。
【0022】
図では説明の簡単のために送受回数を3回とした例を示してある。この送受操作例のデータS3は駆動信号S2の発信時間幅に対して拡大した時間幅でわかりやすく模式的に示してあるが、データS3の部分の前後にノイズ波形がある上、データS3の部分に続くノイズ波形は減衰していくものの比較的長い時間残る、いわゆる尾引状態が生じる。従って、正確な計測のためにこのノイズ波形が減衰した後の時点で次の計測を行う。具体的には図4の送受操作例を示しているように計測信号S1に対して駆動信号S2を尾引が所定の状態に減衰するまでの待ち時間tmを設定している。また、送受操作の複数回の短い時間での繰り返しにおいて、データS3の部分受信波形は図4に示すように徐々に大きくなる傾向にあり、受信開始時点がノイズ波形との関係で明瞭でない。そこで、受信波形が大きくなる最終受信時点の波形のゼロクロス時点teから受信回数分の波形をさかのぼった時点tsを受信開始時点と判定し、その間の時間を総受信時間として取り扱って発進時点からの到着時間の総合計を算出し、上流側からの発進時と下流側からの発進時との差を求め、流量判定を行う。
【0023】
以上をまとめて、本実施の形態の流量計4は、対象流体を挟んだ超音波の複数送受回数Nの送受結果から流量Qを計測することを、所定の周期Tで行って計測値をサンプリングし、このサンプリングした計測値にて次のサンプリング時点までの流量Qを時間経過によって積算することを繰り返して流量Qの積算計測を行うのに、前記サンプリングの周期Tについては流量Qが多いほど短くし、各回のサンプリング時点で行う計測時の超音波の送受回数Nについては、流量Qが多いほど少なくして、前記積算を繰り返す、流量Qの積算計測方法を採用している。
【0024】
また、これを達成するのに流量計4は、前記検出制御手段8を図1に示すような前記計測手段14と、これにより計測される流量値を対象流体の流量値に変換して対象流体の流量を検出する流量検出手段15と、所定の周期でこの流量検出手段15を働かせて検出流量値をサンプリングし、各回のサンプリング値を基に次のサンプリング時点までの経過時間から流量を積算することを繰り返し総流量Qを積算する流量積算手段16とで構成し、検出制御手段8に対して前記計測時の超音波の送受回数Nを設定する送受回数設定手段17と、前記サンプリングの周期Tを設定するサンプリング周期設定手段19と、各回にサンプリングされる検出流量が多いとサンプリング周期設定手段19によって設定する
サンプリングの周期Tを短く送受回数設定手段17によって設定する送受回数Nを少なくし、検出流量が少ないとサンプリング周期設定手段19が設定するサンプリングの周期Tを長く送受回数設定手段17が設定する送受回数Nを多くする周期・送受回数制御手段21とを備えている。
【0025】
これにより、計測手段14および流量検出手段15が送受回数設定手段17およびサンプリング周期設定手段19が設定する、超音波の送受回数Nとサンプリング周期Tにて、超音波の送受結果に基づく流量値の計測と、これによる流量値への換算とが自動的に行われ、この計測を行うサンプリング回数と計測のための超音波の送受の回数とは共に節電に影響するが、周期・送受回数制御手段21が各回のサンプリングで検出された流量が多いほどサンプリング周期設定手段19によって短い周期Tを設定して回数を増すことで計測しやすいが積算誤差が出やすいのを抑えながら、流量が多くて計測しやすいことに対応して送受回数設定手段17により少ない送受回数Nを設定して節電を図ることができ、周期・送受回数制御手段21が各回のサンプリングで検出された流量が少ないほど積算誤差が生じにくいことに対応してサンプリング周期設定手段19によって長い周期Tを設定して回数を減らすことで節電を図りながら、計測誤差が生じやすいことに対応して送受回数設定手段17により多い送受回数Nを設定して計測に誤差が生じにくくすることができる。これによって、節電と積算計測の精度との双方を満足することができる。周期・送受回数設定手段21は流量検出手段15からの流量信号でなくても、それに比例した計測手段14からの生データを破線で示すように利用し、それに応じたサンプリング周期Tや送受回数Nを設定させるようにすることもできる。
【0026】
図3に流量Qと超音波の送受操作により流量を計測してサンプリングする周期Tとの関係の一例を示しており、流量Q1に対応して設定する周期T1と流量Q3に対応して設定する周期T3とは例えば10倍未満程度の開きを持つようにする。従って、検出制御手段8は図4に示すように前記計測信号S1を流量Qに従った周期に設定する。
【0027】
流量計4はさらに、以上の流量検出において、サンプリングする周期Tが図4のT1やT2のように最小周期T3を越えているとき、そのときのサンプリング周期T1やT2よりも短い周期例えばT3にて図4に破線で示すタイミングでの動作により流量Qの計測を行い、先のサンプリング時点での計測値から変化していないかモニタするモニタ手段22を備えている。従って、サンプリングの周期Tが最小周期T3などから長くなるほど、次のサンプリング時点までの間に流量Qが変化する確率が高くなるものの、このような周期条件であるときは、そのときの周期T1やT2よりも短い周期T3などにて流量Qの計測を行い先のサンプリング時点での計測値から変化していないかモニタすることで、サンプリング周期Tの途中での流量変化に対応することができる。もっとも、設定している最小周期T3でのサンプリングに際してもそれよりも短い周期でのモニタをしても同様の効果が得られる。また、周期T1でのサンプリングに際しては、それよりは短いが周期T2や周期T3よりも大きな周期にてモニタしても有効である。
【0028】
さらに、周期・送受回数制御手段21は、上記モニタ手段22がモニタした結果が、先にサンプリングした計測値から所定値以上変化しているとき、以降その変化した流量Qにて次のサンプリング周期Tと送受回数Nとを設定し直して、流量Qの積算計測を続行するようにしてある。これにより、流量Qが所定値以上変化しているモニタ結果に対応して、以降その変化した流量Qにて次のサンプリング周期Tと送受回数Nとを無駄なく設定し直すので、設定したサンプリング周期Tの途中での流量Qのどのような変化にもきめ細かく対応しながら高精度に積算計測を続行することができる。
【0029】
図4では説明の簡単のために流量QがQ3、Q2、Q1、Q2と単純に変化する場合を示し、流量Q3に対してサンプリング周期T3および送受回数N3が、流量Q2に対してサンプリング周期T2および送受回数N2が、流量Q1に対してサンプリング周期T1および送受回数N1が、流量Q2に対してサンプリング周期T2および送受回数N2が、流量の変化に従って順次設定されている。ここに、Q3>Q2>Q1であり、T3<T2<T1であり、N3<N2<N1である。
【0030】
本実施の形態の流量計4は、さらに、検出制御手段8によって、対象流体の流量Q、つまりその時々の流量例えばQ1やQ2、Q3などを所定の周期Tで計測してサンプリングし、このサンプリングした計測値Q1やQ2、Q3にて次のサンプリング時点までの流量を時間経過によって積算することを繰り返しながら、その積算値を表示するが、特に、各回にサンプリングされる計測値Q1やQ2、Q3と次のサンプリング時点までの時間とから得た積算量につき、次のサンプリング時点までを分割した単位時間Δt当たりの単位流量ΔQ1やΔQ2、ΔQ3に変換し、次のサンプリング時点まで前記単位時間Δtが経過する都度、その単位流量ΔQ1やΔQ2、ΔQ3分を現在総積算量ΣQに積算していきながら、総積算量ΣQに表示単位分の変化がある都度、流量の表示量を表示単位分アップする積算表示方法も採用している。
【0031】
図4の流量Q3の例でいうと、サンプリング周期の時間がT3であり、単位流量がΔQ3であるので、先の計測時点から次の計測時点まで単位時間Δtが経過する都度単位流量ΔQ3ずつの段階的な積算を順次に行い、次のサンプリング時点では(T3/Δt)×ΔQ3分の積算が滑らかに行うことができ、流量Q3が続く間これを継続する。同様に、流量Q2である間はそれに見合うサンプリング周期T2において、先のサンプリング時点と次のサンプリング時点との間で(T2/Δt)×ΔQ2分の積算が滑らかに行え、流量Q1である間はそれに見合うサンプリング周期T1において、先のサンプリング時点と次のサンプリング時点との間で(T1/Δt)×ΔQ1分の積算が滑らかに行える。
【0032】
このように対象流体の流量を所定の周期Tで計測するだけで、先のサンプリング時点での計測値Q1やQ2、Q3にて次のサンプリング時点までの流量を時間経過によって積算することを繰り返して総流量を積算してそれを表示するが、この積算量につき、次のサンプリング時点までを分割した単位時間当たりの単位流量ΔQ1やΔQ2、ΔQ3に変換するので、そのときの分割数に応じて単位流量ΔQ1やΔQ2、ΔQ3を表示単位に等しいか、またそれより少ない整数分の1にすることができ、単位時間が経過する都度その単位流量ΔQ1やΔQ2、ΔQ3の分を現在総積算量ΣQに積算していきながら、総積算量ΣQに表示単位分の変化がある都度、流量の表示量を表示単位分アップすることにより、表示単位を例え1段でも飛び越さずに表示しながら次のサンプリング時点に移行することができる。表示は量変化を示せればグラフでも数値でも同じである。数値を例に取ると表示単位が1ccであるとすると、それと等しい単位流量1cc、あるいはそれを整数分の1である0.5cc、0.01cc、0.05cc等となる単位時間Δtを選択して単位流量ΔQ3やΔQ2、ΔQ1を求めれば、同じ流量Qでの積算表示中は設定されている表示単位ずつ積算流量ΣQが図4に示すように連続的に変化するように積算し、かつ表示することができる。
【0033】
ここで、単位時間Δtもサンプリング周期Tを整数分の1となるように選択すると、先のサンプリング時点での計測値に基づく同じ流量での単位時間Δtごとの積算が終了する最終時点が、図4に示すように次のサンプリング開始時点に一致することになる。従って、流量Qに変化がない限り周期的なサンプリングによる計測値を基にした積算表示が時間経過とともに表示単位ずつ滑らかに変化する表示状態が得られ、数値による段階表示であっても数値が飛ぶようなことを回避することができ、図4に示すような急な変化のない滑らかな表示ができ、数値表示であっても数値が飛ぶことはない。
【0034】
また、以上のように流量Qに応じてサンプリングの周期Tが一定しない場合でも、計測値をモニタした結果が、先にサンプリングした計測値から変化しているとき、図4ではt3、t5等の時点であり、以降その変化した計測値にて前記単位流量を得て次のサンプリング時点までの積算を行うので問題はない。例えば、t3の時点を例にとれば、(T3/Δt)×ΔQ3分での積算から、(T2/Δt)×ΔQ2での積算に切り替わることで対応できる。
【0035】
特に、採用する複数のサンプリング周期T1、T2、T3などを前記単位時間Δtで割り切れる時間設定にしておけば、各種の周期Tに対して一律の単位時間Δtを採用しても、それにより得る単位流量ΔQとによる積算の前記連続性の特徴は損なわれない。しかし、単位流量ΔQは周期T1、T2、T3の違いによって変動するので、前記表示単位に対する単位流量ΔQの関係が損なわれないように配慮する必要がある。なお、単位流量ΔQが表示単位に等しいか、それよりも少ない整数分の1になることを条件に、異なった周期T1、T2、T3に対して異なった単位時間Δtを設定した場合も同様に前記特徴は損なわれない。
【0036】
また、検出制御手段8は、流量検出手段15でのサンプリング周期Tが最小周期を所定時間越えているとき、図4の例では周期T3に対する周期T2やT1であるが、そのときのサンプリング周期T2やT1よりも短い周期、例えば周期T3にて図4に破線で示すように、流量の計測を行い先にサンプリングした計測値Q2やQ1から変化していないかモニタし、先にサンプリングした計測値Q2やQ1から変化しているとき、以降その変化した計測値に対応したサンプリング周期を設定して前記単位流量ΔQを得、次のサンプリング時点までの積算を行うようにする。
【0037】
これにより、流量に応じた周期Tで計測値Qをサンプリングして積算誤差を抑えながら、その周期Tに対応した単位時間Δt、単位流量ΔQでの流量の積算によって実際の流量に応じた滑らかな積算表示ができる。図4に示す例では流量に応じて設定した周期T2、T1でのサンプリング時点以外においては、破線で示すように最小の周期T3で流量Qの計測を行いサンプリングしてモニタするようにしている。これにより図4に示す例において通常のサンプリングだけでの操作による場合、t6での流量Q1から流量Q2への変化は、流量Q2に対応する周期T2での次のサンプリング時点t9でないと計測できないのが、t7の時点のサンプリングによるモニタにてそれを早期に検出することができ、以降変化した流量Q2に対応したサンプリングの周期T2と送受回数N2とを設定して正しい積算が早期に開始できるようになる。
【0038】
以上のように、本発明の実施の形態による効果は、次の通りである。
【0039】
計測手段および流量検出手段が送受回数設定手段およびサンプリング周期設定手段が設定する、超音波の送受回数とサンプリング周期にて、超音波の送受結果に基づく流量特性値の計測と、これによる流量値への換算とが自動的に行われ、この計測を行うサンプリング回数と計測のための超音波の送受の回数とは共に節電に影響するが、周期・送受回数制御手段が各回のサンプリングで検出された流量が多いほどサンプリング周期設定手段によって短い周期を設定して回数を増すことで計測しやすいが積算誤差が出やすいのを抑えながら、流量が多くて計測しやすいことに対応して送受回数設定手段により少ない送受回数を設定して節電を図ることができ、周期・送受回数制御手段が各回のサンプリングで検出された流量が少ないほど積算誤差が生じにくいことに対応してサンプリング周期設定手段によって長い周期を設定して回数を減らすことで節電を図りながら、計測誤差が生じやすいことに対応して送受回数設定手段により多い送受回数を設定して計測に誤差が生じにくくすることができ、節電と積算計測の精度との双方を満足することができる。
【0040】
また、前記1つの特徴の場合に加え、さらに、サンプリングの周期が最小周期から長くなるほど、次のサンプリング時点までの間に流量が変化する確率が高くなるものの、このような周期条件であるときは、モニタ手段がそのときの周期よりも短い周期にて流量の計測を行い先のサンプリング時点での計測値から変化していないかモニタすることで、サンプリング周期の途中での流量変化に対応することができる。
【0041】
また、前記別の特徴の場合に加え、さらに、周期・送受回数制御手段が、モニタの結果、流量が所定値以上変化しているのに対応して、以降その変化した流量にて次のサンプリング周期と送受回数とを無駄なく設定し直すので、設定したサンプリング周期の途中でのどのような流量の変化にもきめ細かく対応しながら高精度に積算計測を続行することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、周期・送受回数制御手段が各回のサンプリングで検出された流量が多いほどサンプリング周期設定手段によって短い周期を設定して回数を増すことで計測しやすいが積算誤差が出やすいのを抑えながら、流量が多くて計測しやすいことに対応して送受回数設定手段により少ない送受回数を設定して節電を図ることができ、周期・送受回数制御手段が各回のサンプリングで検出された流量が少ないほど積算誤差が生じにくいことに対応してサンプリング周期設定手段によって長い周期を設定して回数を減らすことで節電を図りながら、計測誤差が生じやすいことに対応して送受回数設定手段により多い送受回数を設定して計測に誤差が生じにくくすることができ、節電と積算計測の精度との双方を満足することができる。特に、流量を所定の周期Tで計測するだけで、先のサンプリング時点での計測値にて次のサンプリング時点までの流量を時間経過によって積算することを繰り返して総流量を積算してそれを表示するのに、この積算量につき、次のサンプリング時点までを分割した単位時間当たりの単位流量に変換するので、そのときの分割数に応じて単位流量を表示単位に等しいか、またそれより少ない整数分の1にすることができ、単位時間が経過する都度その単位流量を現在総積算量に積算していきながら、総積算量に表示単位分の変化がある都度、流量の表示量を表示単位分アップすることにより、表示単位を例え1段でも飛び越さずに表示しながら次のサンプリング時点に移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る流量計の1つの例を示すブロック図である。
【図2】 図1の装置が採用する流量と送受回数との関係を模式的に示すグラフである。
【図3】 図1の装置が採用する流量と流量の計測を行いサンプリングする周期との関係を模式的に示すグラフである。
【図4】 図1の装置が行う流量の計測、積算の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
4 流量計
5 流路
6 計測部材
8 検出制御手段
11 計測部
14 計測手段
15 流量検出手段
16 流量積算手段
17 送受回数設定手段
19 サンプリング周期設定手段
21 周期・送受回数制御手段
22 モニタ手段
Claims (4)
- 超音波の送受信を行う一対の超音波振動子と、
前記超音波振動子の送受信を複数回行うことにより対象流体を超音波が横断するときの伝搬時間を複数回計測する計測手段と、
前記計測手段における超音波の送受信回数を設定する送受回数設定手段と、
前記計測手段により計測された計測値に基づいて対象流体の流量を得る手段と、
前記流量を得る手段により所定の周期で流量値をサンプリングするとともに、前記サンプリング間の積算流量を、各回のサンプリングした流量値を基にサンプリング間の経過時間から積算し、この積算処理を繰り返して総流量を積算する流量積算手段と、
前記サンプリングの周期を設定するサンプリング周期設定手段と、
サンプリングされる検出流量が多い場合は、前記サンプリング周期設定手段によって設定するサンプリングの周期を短くし、かつ前記送受回数設定手段によって設定する送受回数を少なくし、
検出流量が少ない場合は、前記サンプリング周期設定手段が設定するサンプリングの周期を長くし、かつ前記送受回数設定手段が設定する送受回数を多くする周期・送受回数制御手段と、
流量を表示する表示手段とを備え、
各回のサンプリング値と次のサンプリング時点までの経過時間とから得た積算量に対して、単位時間当たりの単位流量を求め、求めた単位流量により流量表示を積算表示することを特徴とする流量計。 - 設定されたサンプリングの周期が流量検出に用いる最小の周期よりも所定値以上長いと、サンプリング周期設定手段により前記最小周期を設定し、サンプリングされる流量値をモニタするモニタ手段をさらに備えた請求項1記載の流量計。
- モニタ手段によりモニタした結果が先のサンプリング時点での流量値から所定値以上変化しているとき、周期・送受回数制御手段は、送受回数設定手段及びサンプリング周期設定手段に対して、前記所定値以上変化した流量に対応するサンプリングの周期および送受回数に設定する請求項2記載の流量計。
- 単位流量は、各回にサンプリングされる計測値と次のサンプリング時点までの時間とから得た積算量につき、次のサンプリング時点までを分割した単位時間当たりの単位流量に変換して得、積算表示は、次のサンプリング時点まで前記単位時間が経過する都度、その単位流量分を現在総積算量に積算していきながら、総積算量に表示単位分の変化がある都度、流量の表示量を表示単位分アップして行う請求項1記載の流量計。
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