JP3654869B2

JP3654869B2 - Deodorizing method for dehydrated cake

Info

Publication number: JP3654869B2
Application number: JP2002049694A
Authority: JP
Inventors: 善久西田
Original assignee: DKS CO. LTD.
Current assignee: DKS CO. LTD.
Priority date: 2002-02-26
Filing date: 2002-02-26
Publication date: 2005-06-02
Anticipated expiration: 2022-02-26
Also published as: JP2003245691A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚泥の脱水ケーキの脱臭方法に関し、さらに詳しくは、排水処理などで生じる汚泥の脱水ケーキを脱臭する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、下水などの各種排水は生物的、化学的に処理され、その際生じた汚泥は脱水により脱水ケーキとされたのち、焼却または埋設などの廃棄処理がなされていた。しかし、現在では、この脱水ケーキを脱臭し、セメントの骨材や肥料に用いるなどして再利用が図られている。
【０００３】
脱水ケーキを脱臭する方法としては、たとえば特開２０００−２０２４９４号公報や特開２０００−２８８５９２号公報において、脱臭剤として亜硝酸塩や亜硫酸塩などを添加した汚泥を脱水することにより、脱臭処理を施した脱水ケーキを得る方法が開示されている。
【０００４】
しかしながら、これらの方法で脱水ケーキを得る場合、汚泥を脱水する際に脱臭剤が流出してしまうおそれがあった。したがって、この流出を考慮して、脱臭剤を所定量より多めに汚泥に添加する必要があり、結果的にランニングコストが高くつくという問題があった。
【０００５】
また、脱臭剤の成分として銅や亜鉛などの金属を含む場合もあり、脱水ケーキの再利用に対しても問題があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、脱水ケーキの脱臭方法において、少量の脱臭剤でも効率よく脱臭することができる方法を提供することにより、脱臭剤の使用量を低減させ、ランニングコストを低減することを目的とする。
【０００７】
また同時に、本発明では、ナトリウム以外の金属を含まない脱臭剤を用いることにより、脱臭した脱水ケーキをセメント骨材や肥料として再利用することができる方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、汚泥の脱水ケーキに脱臭剤を噴霧する脱水ケーキの脱臭方法であって、噴霧する脱臭剤の液滴の粒径が１０００μｍ以下であり、かつ、噴霧する脱臭剤が、亜硝酸ナトリウムと、殺菌剤としてナトリウムピリチオンおよび２，２´−ジチオビス−ピリジン−１，１´−ジオキシドから選ばれる少なくとも１種とを含むことを特徴とする脱水ケーキの脱臭方法に関する。本発明によれば、脱水ケーキへ脱臭剤を噴霧するので、汚泥に脱臭剤を添加したのち脱水して脱水ケーキを得る従来技術と比較して、脱水による脱臭剤の流出がなく、少量の脱臭剤で長時間脱臭効果を持続させることができる。また、噴霧する脱臭剤にナトリウム以外の金属が含まれないので、脱臭剤を噴霧した脱水ケーキをセメントの骨材や肥料として有効に再利用することができる。
【００１０】
本発明においては、脱水ケーキに脱臭剤を均一に吸着させて、少量の脱臭剤で効率よく脱臭するために、脱水ケーキを移送中に落下させ、落下中の脱水ケーキに脱臭剤を噴霧すること、とくに落下開始直後の脱水ケーキに脱臭剤を噴霧することが好ましい。
【００１１】
本発明においては、脱臭剤の噴霧を脱水ケーキ全面に行ないやすくするために、解砕機で解砕した脱水ケーキに脱臭剤を噴霧すること、とくに脱水ケーキの長辺が１０〜５０ｍｍであることが好ましい。
【００１２】
本発明において、脱臭とは、すでに発生している悪臭を除去すること、および放置しておけば発生するであろう悪臭を発生しないようにすることの両方を含む概念である。
【００１３】
【発明の実施の形態】
本発明の脱臭方法においては、汚泥の脱水ケーキに脱臭剤を噴霧する。
【００１４】
汚泥としては、たとえば、下水、各種工場排水、家庭排水、し尿などの処理施設において発生する汚泥をあげることができる。
【００１５】
脱水ケーキは、たとえば、汚泥に凝集剤を添加して、固形分を沈殿させたのちに、水分を除去することにより得られる。凝集剤としては、たとえば、ジメチルアミノエチルアクリレート４級塩の重合体、ジメチルアミノエチルメタクリレート４級塩の重合体、これらの４級塩とアクリルアミドとの共重合体、ポリアミジンなどが用いられる。水分は、たとえば、加圧プレス器、遠心脱水機、ベルトプレス脱水機、スクリュープレス脱水機、フィルタープレス脱水機、真空脱水機などにより除去される。
【００１６】
脱臭剤の有効成分としては、たとえば、亜硝酸塩、亜硫酸塩、硝酸塩などを用いることができ、さらに、亜硝酸塩と殺菌剤とを併用することにより、脱臭効果を持続させることができる。脱臭剤として、ナトリウム以外の金属を含まない脱臭剤を使用することにより、脱臭剤を噴霧した脱水ケーキをセメントの骨材や肥料として再利用しやすくなる。
【００１７】
とくに亜硝酸塩と殺菌剤とを含み、ナトリウム以外の金属を含まない脱臭剤を使用することにより、脱臭効果を持続させることができ、脱臭剤を噴霧した脱水ケーキをセメントの骨材や肥料として再利用しやすくすることができる。
【００１８】
本発明で使用される亜硝酸塩の例としては、たとえば、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸アンモニウムなどがあげられる。
【００１９】
本発明で使用される殺菌剤の例としては、たとえば、ナトリウムピリチオン、２，２´―ジチオビス―ピリジン―１，１´−ジオキシド（ＯＤＳ）、１，２―ベンズイソチアゾリン―３−オン（ＢＩＴ）などの有機チッ素硫黄系化合物などをあげることができる。脱臭効果の持続性が高いことから、ナトリウムピリチオンおよびＯＤＳが好ましい。
【００２０】
亜硝酸塩と殺菌剤とを併用する場合、脱臭剤は、たとえば、亜硝酸塩を２０〜４２重量％、および殺菌剤を０．１〜２０重量％、好ましくは、亜硝酸塩を３０〜４２重量％、および殺菌剤を１〜１０重量％含みうる。亜硝酸塩の含有量が多いと脱臭効果が高まる傾向はあるが、溶解度をこえると析出する傾向があり、少ないと脱臭効果が発揮されにくい。また、殺菌剤の含有量が多いと脱臭効果が高まる傾向はあるが、価格が高くなり、少ないと脱臭効果が発揮されにくい。
【００２１】
本発明で使用される脱臭剤としては、亜硝酸塩として亜硝酸ナトリウムを３０〜４２重量％と、殺菌剤としてナトリウムピリチオンまたはＯＤＳを１〜３０重量％を含有する脱臭剤が最も好ましい。
【００２２】
脱臭剤は、たとえば、有効成分を水で希釈した水溶液などとして用いられる。
【００２３】
脱臭剤を脱水ケーキに噴霧することにより、脱水ケーキを脱臭することができる。
【００２４】
脱臭剤を脱水ケーキに噴霧するときの脱水ケーキに対する脱臭剤の使用量は、たとえば、脱水ケーキ１００重量部に対して０．１〜１０重量部、好ましくは０．２〜０．５重量部とすることができる。脱臭剤の使用量が少ないと脱臭効果が発揮されにくく、使用量が多いと脱臭効果は高まるが、ランニングコストが高くなる傾向がある。
【００２５】
噴霧の方法としては、空円錐ノズルなどの噴霧ノズルを使用する方法をあげることができる。
【００２６】
脱水ケーキへの脱臭剤の噴霧は、たとえば、汚泥を脱水して得られる脱水ケーキを、ベルトコンベヤーでケーキホッパーやケーキヤードへ移送する際に行なわれる。
【００２７】
たとえば、脱水ケーキを落下させ、落下中の脱水ケーキ、とくに、落下開始直後の脱水ケーキに、脱臭剤を噴霧することが好ましい。脱水ケーキを落下させることによって、脱水ケーキ同士の重なりを少なくすることができ、脱臭剤を均一に吸着させることができる。脱臭剤を均一に吸着させることにより、少量の脱臭剤で効率よく脱臭することができる。
【００２８】
解砕機で解砕した脱水ケーキ、たとえば、汚泥を脱水機で脱水して得られるシート状の脱水ケーキを解砕機で解砕した塊状の脱水ケーキに、脱臭剤を噴霧することができる。脱水ケーキを解砕することにより、脱水ケーキの大きさを調節することができ、脱水ケーキの全面に脱臭剤を噴霧しやすくすることができる。
【００２９】
脱臭剤を噴霧する脱水ケーキの長辺が１０〜５０ｍｍ、好ましくは１０〜３０ｍｍであるとき、脱水ケーキの全面に脱臭剤を噴霧しやすくなる。脱水ケーキの長辺が５０ｍｍをこえると、脱水ケーキ全面に脱臭剤を噴霧することが難しくなる傾向がある。
【００３０】
脱水ケーキに噴霧する脱臭剤の液滴の粒径を、１０００μｍ以下、好ましくは１０〜１０００μｍ、より好ましくは１０〜１００μｍとすることにより、少量の脱臭剤で効率よく脱臭することができる。脱臭剤の液滴の粒径が１０μｍ未満のときには、液滴が軽すぎて舞い上がり、脱水ケーキに所定量の脱臭剤を噴霧しにくくなる傾向がある。また、粒径が１０００μｍをこえるときには、脱水ケーキ全体に脱臭剤を噴霧しにくくなるため、脱臭効果が低下する傾向がある。脱臭剤の粒径は、たとえば、脱臭剤を噴霧する噴霧ノズルの口径により、調節される。
【００３１】
本発明の脱臭方法は、たとえば、図１の処理工程にしたがって実施することができる。図１は、本発明の脱臭方法の一実施の形態の処理工程を示す概略図である。図１中、１は脱水機を、２はシート状の脱水ケーキを、３、６、７はベルトコンベヤーを、４は解砕機を、５は塊状の脱水ケーキを、８は噴霧ノズルを、９はケーキホッパーを示す。
【００３２】
図１の処理工程においては、まず、脱水機１から排出されたシート状の脱水ケーキ２をベルトコンベヤー３で解砕機４に移送し、解砕して塊状の脱水ケーキ５を得る。つぎに、得られた塊状の脱水ケーキ５をベルトコンベヤー６で移送し、ケーキホッパー９に達するベルトコンベヤー７上に落下させる。そして、塊状の脱水ケーキ５をベルトコンベヤー６からベルトコンベヤー７上に落下させ、落下開始直後に、噴霧ノズル８により脱臭剤を噴霧する。
【００３３】
たとえば、ベルトコンベヤー６の上昇角度を１〜２０°とし、ベルトコンベヤー６からベルトコンベヤー７上までの落下距離を０．１〜１．５ｍとすることができる。
【００３４】
本発明の脱臭方法は、下水、各種工場排水、家庭排水、し尿などの処理の際に発生する汚泥を脱水して得られる脱水ケーキから、悪臭の原因となる硫化水素やメチルメルカプタンなどが発生することを防止するために、有効に利用される。
【００３５】
【実施例】
以下、実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
【００３６】
実施例１〜４（噴霧法）
３００ｃｃのビーカーに奈良県Ａ処理場の汚泥２００ｃｃを分取し、凝集剤としてジメチルアミノエチルアクリレート４級塩の重合体（第一工業製薬（株）ハイセットＣ２００Ｈ）を１０ｃｃ（０．２％水溶液品）添加後、攪拌し、凝集物を得た。この凝集物を加圧プレス器にかけて脱水ケーキ２０ｇを得た。この脱水ケーキに、表１に示す組成で調製した脱臭剤をそれぞれ水で１０倍に希釈したもの０．６ｃｃ（汚泥に対して３００ｐｐｍ）を、空円錐ノズル（（株）霧のいけうち製、１／４ＭＫＢ８００７１Ｂ型、平均粒径４５〜６０μｍ）を使って噴霧した。
【００３７】
脱臭剤を噴霧した脱水ケーキをポリエチレン瓶に入れ、室温に保存して発生する硫化水素とメチルメルカプタンを検知管で測定した。結果を表２に示す。ブランクとして、脱臭剤を噴霧しなかった脱水ケーキの結果を示す。
【００３８】
実施例５〜８（噴霧法）
脱臭剤の噴霧量を０．５ｃｃ（汚泥に対して２５０ｐｐｍ）としたほかは、実施例１〜４と同様に実験を行なった。結果を表２に示す。
【００３９】
実施例９〜１２（噴霧法）
汚泥として、兵庫県Ｂ処理場の濃縮汚泥を用いたほかは、実施例１〜４と同様に実験を行なった。結果を表３に示す。
【００４０】
実施例１３および１４（噴霧法）
３００ｃｃのビーカーに兵庫県Ｂ処理場の濃縮汚泥２００ｃｃを分取し、凝集剤としてハイセットＣ２００Ｈ（第一工業製薬（株））を１０ｃｃ（０．２％水溶液品）添加後、攪拌し、凝集物を得た。この凝集物を加圧プレス器にかけて脱水ケーキ２０ｇを得た。この脱水ケーキに、表１に示す組成で調製した脱臭剤Ｂ（実施例１３）または脱臭剤Ｄ（実施例１４）をそれぞれ水で１０倍に希釈したもの０．６ｃｃ（汚泥に対して３００ｐｐｍ）を、空円錐ノズル（（株）霧のいけうち製、１／４ＭＫＢ８００７１Ｂ型、平均粒径４５〜６０μｍ）を使って噴霧した。
【００４１】
脱臭剤を噴霧した脱水ケーキをポリエチレン瓶に入れ、室温に保存して発生する硫化水素とメチルメルカプタンを検知管で測定した。脱臭剤液滴の平均粒径と脱臭効果の関係を調べた結果を表４に示す。
【００４２】
比較例１〜４（汚泥添加法）
３００ｃｃのビーカーに奈良県Ａ処理場の汚泥２００ｃｃを分取し、表１に示す組成で調製した脱臭剤をそれぞれ水で１０倍に希釈したもの０．６ｃｃ（汚泥に対して３００ｐｐｍ）を添加した。つぎに凝集剤としてハイセットＣ２００Ｈ（第一工業製薬（株））を１０ｃｃ（０．２％水溶液品）添加後、撹拌し、凝集物を得た。この凝集物を加圧プレス器にかけて脱水ケーキ２０ｇを得た。
【００４３】
この脱水ケーキをポリエチレン瓶に入れ、室温に保存して発生する硫化水素とメチルメルカプタンを検知管で測定した。結果を表２に示す。
【００４４】
比較例５〜８（汚泥添加法）
汚泥として、兵庫県Ｂ処理場の濃縮汚泥を用いたほかは、比較例１〜４と同様に実験を行なった。結果を表３および表４に示す。
【００４５】
比較例９および１０（噴霧法）
３００ｃｃのビーカーに兵庫県Ｂ処理場の濃縮汚泥２００ｃｃを分取し、凝集剤としてハイセットＣ２００Ｈ（第一工業製薬（株））を１０ｃｃ（０．２％水溶液品）添加後、攪拌し、凝集物を得た。この凝集物を加圧プレス器にかけて脱水ケーキ２０ｇを得た。脱水ケーキに、表１に示す組成で調製した脱臭剤Ｂ（比較例９）または脱臭剤Ｄ（比較例１０）をそれぞれ水で１０倍に希釈したもの０．６ｃｃ（汚泥に対して３００ｐｐｍ）を、注射器（平均粒径１１００〜１５００μｍ）を用いて滴下した。
【００４６】
脱臭剤を噴霧した脱水ケーキをポリエチレン瓶に入れ、室温に保存して発生する硫化水素とメチルメルカプタンを検知管で測定した。脱臭剤の液滴の平均粒径と脱臭効果の関係を調べた結果を表４に示す。
【００４７】
実施例１５（噴霧法）
図１に示す処理工程にしたがって奈良県Ｂ処理場の汚泥から得られる脱水ケーキの脱臭を行なった。汚泥を脱水機１で脱水して、汚泥１００ｃｃあたり、１２．４ｇのシート状の脱水ケーキ２を得た。得られたシート状の脱水ケーキ２をベルトコンベヤー３で解砕機４に移送し、長辺が３０ｍｍの塊状の脱水ケーキ５となるように解砕したのち、ベルトコンベヤー６で移送した。塊状の脱水ケーキ５を移送中、高位置のベルトコンベヤー６から低位置のベルトコンベヤー７へ落下させ（落下距離５０ｃｍ）、落下開始直後の脱水ケーキ５に対して０．２６重量％（汚泥に対して３２７ｐｐｍ）の表１に示す脱臭剤Ｂを噴霧ノズル８（空円錐ノズル、（株）霧のいけうち製、１／４ＭＫＢ８００７１Ｂ型、平均粒径４５〜６０μｍ）を用いて噴霧した。
【００４８】
脱臭剤を噴霧した脱水ケーキ５が、ベルトコンベヤー７からケーキホッパー９に投入される直前に、脱水ケーキ５を採取し、１００ｇを１Ｌのポリエチレン瓶に入れ、室温に保存して発生する硫化水素とメチルメルカプタンを検知管で測定した。結果を表５に示す。ブランクとして、脱臭剤を噴霧する前に採取した脱水ケーキ１００ｇを１Ｌのポリエチレン瓶に入れ、室温に保存して発生する硫化水素とメチルメルカプタンを検知管で測定した結果を示す。
【００４９】
【表１】

【００５０】
【表２】

【００５１】
【表３】

【００５２】
【表４】

【００５３】
【表５】

【００５４】
表２〜５中、ＭＭはメチルメルカプタンを示す。
【００５５】
表２より、汚泥２００ｃｃあたり脱臭剤を０．６ｃｃ使用した場合、脱臭剤を脱水ケーキに噴霧した実施例１〜４では、脱臭効果が７２時間持続したが、脱臭剤を汚泥に添加した比較例１〜４では、７２時間後に悪臭の原因となる硫化水素とメチルメルカプタンが検出されたことがわかる。また、脱臭剤を０．５ｃｃ使用した実施例５〜８でも、脱臭剤を０．６ｃｃ使用した比較例１〜４よりも優れた脱臭効果が達成されたことがわかる。
【００５６】
表３より、種類の異なる汚泥の脱水ケーキに対しても、脱臭剤を脱水ケーキに噴霧した実施例９〜１２では、汚泥に脱臭剤を添加した比較例５〜８よりも、優れた脱臭効果（持続性）が達成されたことがわかる。
【００５７】
表４より、脱臭剤の噴霧液滴の平均粒径が４５〜６０μｍの実施例１３および１４では、平均粒径が１１００〜１５００μｍの比較例９および１０よりも、優れた脱臭効果（持続性）が達成されたことがわかる。
【００５８】
表５より、脱水ケーキのベルトコンベヤー移送時に脱臭剤を噴霧した実施例１５においても、実施例１〜１４と同様に優れた脱臭効果（持続性）が達成されたことがわかる。
【００５９】
【発明の効果】
本発明の脱水ケーキの脱臭方法は、脱水ケーキへ特定の液滴粒径を有する脱臭剤を噴霧するので、汚泥に脱臭剤を添加したのち脱水して脱水ケーキを得る従来技術と比較して、脱水による脱臭剤の流出がなく、少量の脱臭剤で同一時間脱臭効果を持続させることができる。
【００６０】
本発明においては、ナトリウム以外の重金属が含まれない脱臭剤を用いることにより、脱臭剤を噴霧した脱水ケーキをセメントの骨材や肥料として有効に再利用することができる。
【００６１】
本発明においては、脱水ケーキを移送中に落下させ、落下中の脱水ケーキに脱臭剤を噴霧すること、とくに落下開始直後の脱水ケーキに脱臭剤を噴霧することにより、脱水ケーキに脱臭剤を均一に吸着させて、少量の脱臭剤で効率よく脱臭することができる。
【００６２】
本発明においては、解砕機で解砕した脱水ケーキに脱臭剤を噴霧すること、とくに脱水ケーキの長辺を１０〜５０ｍｍとすることにより、脱臭剤の噴霧を脱水ケーキ全面に行ないやすくし、効率よく脱臭することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の脱臭方法の一実施の形態の処理工程を示す概略図である。
【符号の説明】
１脱水機
２シート状の脱水ケーキ
３、６、７ベルトコンベヤー
４解砕機
５塊状の脱水ケーキ
８噴霧ノズル
９ケーキホッパー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for deodorizing a sludge dewatered cake, and more particularly, to a method for deodorizing a sludge dewatered cake generated in wastewater treatment or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various effluents such as sewage have been treated biologically and chemically, and the sludge generated at that time has been converted into a dehydrated cake by dehydration, followed by disposal such as incineration or embedding. At present, however, the dehydrated cake is deodorized and reused, for example, as cement aggregate or fertilizer.
[0003]
As a method for deodorizing a dehydrated cake, for example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-202494 and Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-288592, deodorization treatment is performed by dehydrating sludge to which nitrite or sulfite is added as a deodorizer. A method for obtaining a dehydrated cake is disclosed.
[0004]
However, when a dehydrated cake is obtained by these methods, the deodorizer may flow out when the sludge is dehydrated. Therefore, in consideration of this outflow, it is necessary to add more deodorant to the sludge than a predetermined amount, resulting in a problem that the running cost is high.
[0005]
Further, there are cases where metals such as copper and zinc are included as components of the deodorizing agent, and there is a problem with the reuse of the dehydrated cake.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a method for efficiently deodorizing even a small amount of a deodorizing agent in a deodorizing method for a dehydrated cake, thereby reducing the amount of the deodorizing agent used and reducing the running cost.
[0007]
At the same time, an object of the present invention is to provide a method in which a deodorized dehydrated cake can be reused as cement aggregate or fertilizer by using a deodorant that does not contain a metal other than sodium.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention provides a deodorizing method dehydrated cake spraying deodorant dehydrated cake sludge, the particle size of the droplets of the deodorizing agent to be sprayed is Ri der less 1000 .mu.m, and deodorant spray is The present invention relates to a method for deodorizing a dehydrated cake, comprising sodium nitrite and at least one selected from sodium pyrithione and 2,2′-dithiobis-pyridine-1,1′-dioxide as a bactericidal agent . According to the present invention, since the deodorizing agent is sprayed on the dewatered cake, there is no outflow of the deodorizing agent due to dehydration and a small amount of deodorizing compared to the conventional technology in which the dehydrated material is added to the sludge and then dehydrated to obtain the dehydrated cake The deodorizing effect can be maintained for a long time with the agent. Further, since the deodorizer to be sprayed contains no metal other than sodium, the dehydrated cake sprayed with the deodorizer can be effectively reused as cement aggregate or fertilizer.
[0010]
In the present invention, in order to uniformly adsorb the deodorant on the dehydrated cake and efficiently deodorize with a small amount of deodorant, the dehydrated cake is dropped during transfer, and the deodorized agent is sprayed onto the dehydrated cake that is falling. In particular, it is preferable to spray the deodorant on the dehydrated cake immediately after the start of dropping.
[0011]
In the present invention, in order to facilitate spraying of the deodorizing agent on the entire surface of the dehydrated cake, the deodorant is sprayed on the dehydrated cake crushed by the crusher, and in particular, the long side of the dehydrated cake is 10 to 50 mm. preferable.
[0012]
In the present invention, deodorization is a concept that includes both removal of malodor that has already occurred and prevention of malodor that would occur if left unattended.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the deodorizing method of the present invention, a deodorizing agent is sprayed on the dewatered cake of sludge.
[0014]
Examples of the sludge include sludge generated in treatment facilities such as sewage, various factory effluents, domestic effluents, and human waste.
[0015]
The dehydrated cake can be obtained, for example, by adding a flocculant to sludge to precipitate solids and then removing water. As the flocculant, for example, a polymer of dimethylaminoethyl acrylate quaternary salt, a polymer of dimethylaminoethyl methacrylate quaternary salt, a copolymer of these quaternary salts and acrylamide, polyamidine, and the like are used. The moisture is removed by, for example, a pressure press, a centrifugal dehydrator, a belt press dehydrator, a screw press dehydrator, a filter press dehydrator, a vacuum dehydrator, or the like.
[0016]
As an active ingredient of a deodorizer, nitrite, sulfite, nitrate, etc. can be used, for example, Furthermore, a deodorizing effect can be maintained by using nitrite and a disinfectant together. By using a deodorant containing no metal other than sodium as a deodorizer, the dehydrated cake sprayed with the deodorizer can be easily reused as cement aggregate or fertilizer.
[0017]
In particular, by using a deodorizer that contains nitrite and a disinfectant and does not contain metals other than sodium, the deodorizing effect can be sustained, and the dehydrated cake sprayed with the deodorant can be reused as cement aggregate and fertilizer. It can be made easier to use.
[0018]
Examples of the nitrite used in the present invention include sodium nitrite and ammonium nitrite.
[0019]
Examples of fungicides used in the present invention include, for example, sodium pyrithione, 2,2′-dithiobis-pyridine-1,1′-dioxide (ODS), 1,2-benzisothiazolin-3-one (BIT). And organic nitrogen-sulfur compounds such as Sodium pyrithione and ODS are preferable because of their high deodorizing effect.
[0020]
When the nitrite and the bactericide are used in combination, the deodorizer is, for example, 20 to 42% by weight of nitrite and 0.1 to 20% by weight of the bactericide, preferably 30 to 42% by weight of nitrite, And 1-10% by weight of bactericides. When the content of nitrite is large, the deodorizing effect tends to increase, but when the solubility exceeds the solubility, it tends to precipitate, and when the content is small, the deodorizing effect is hardly exhibited. Moreover, although there exists a tendency for a deodorizing effect to increase when there is much content of a disinfectant, a price becomes high, and if it is small, a deodorizing effect will be hard to be exhibited.
[0021]
The deodorizer used in the present invention is most preferably a deodorizer containing 30 to 42% by weight of sodium nitrite as a nitrite and 1 to 30% by weight of sodium pyrithione or ODS as a disinfectant.
[0022]
The deodorizer is used, for example, as an aqueous solution in which an active ingredient is diluted with water.
[0023]
The dehydrated cake can be deodorized by spraying the deodorant on the dehydrated cake.
[0024]
The amount of the deodorant used for the dehydrated cake when spraying the deodorant on the dehydrated cake is, for example, 0.1 to 10 parts by weight, preferably 0.2 to 0.5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the dehydrated cake. can do. If the amount of deodorant used is small, the deodorizing effect is difficult to be exerted. If the amount used is large, the deodorizing effect increases, but the running cost tends to increase.
[0025]
Examples of the spraying method include a method using a spray nozzle such as an empty conical nozzle.
[0026]
Spraying of the deodorant onto the dehydrated cake is performed, for example, when a dehydrated cake obtained by dewatering sludge is transferred to a cake hopper or a cake yard by a belt conveyor.
[0027]
For example, it is preferable to drop the dehydrated cake and spray the deodorizing agent onto the dehydrated cake that is falling, particularly the dehydrated cake immediately after the start of dropping. By dropping the dehydrated cake, the overlap between the dehydrated cakes can be reduced, and the deodorizer can be adsorbed uniformly. By uniformly adsorbing the deodorizing agent, it is possible to efficiently deodorize with a small amount of the deodorizing agent.
[0028]
A deodorizing agent can be sprayed onto a dehydrated cake crushed by a crusher, for example, a bulk dehydrated cake obtained by crushing a sheet-like dehydrated cake obtained by dewatering sludge with a dehydrator. By crushing the dehydrated cake, the size of the dehydrated cake can be adjusted, and the deodorizer can be easily sprayed on the entire surface of the dehydrated cake.
[0029]
When the long side of the dehydrated cake to which the deodorizing agent is sprayed is 10 to 50 mm, preferably 10 to 30 mm, the deodorizing agent can be easily sprayed on the entire surface of the dehydrated cake. If the long side of the dehydrated cake exceeds 50 mm, it tends to be difficult to spray the deodorant on the entire surface of the dehydrated cake.
[0030]
By setting the particle size of the deodorant droplet sprayed on the dehydrated cake to 1000 μm or less, preferably 10 to 1000 μm, more preferably 10 to 100 μm, it is possible to efficiently deodorize with a small amount of deodorant. When the particle size of the deodorant droplets is less than 10 μm, the droplets are so light that they tend to fly up, making it difficult to spray a predetermined amount of the deodorant on the dehydrated cake. In addition, when the particle size exceeds 1000 μm, it becomes difficult to spray the deodorizing agent on the entire dehydrated cake, so that the deodorizing effect tends to decrease. The particle size of the deodorizer is adjusted by, for example, the diameter of the spray nozzle that sprays the deodorizer.
[0031]
The deodorizing method of this invention can be implemented according to the process process of FIG. 1, for example. FIG. 1 is a schematic diagram showing the processing steps of an embodiment of the deodorizing method of the present invention. In FIG. 1, 1 is a dehydrator, 2 is a sheet-like dehydrated cake, 3, 6, 7 are belt conveyors, 4 is a crusher, 5 is a lump-shaped dehydrated cake, 8 is a spray nozzle, 9 Indicates a cake hopper.
[0032]
In the processing step of FIG. 1, first, the sheet-like dehydrated cake 2 discharged from the dehydrator 1 is transferred to the crusher 4 by the belt conveyor 3 and crushed to obtain a lump-shaped dehydrated cake 5. Next, the obtained bulk dehydrated cake 5 is transferred by the belt conveyor 6 and dropped onto the belt conveyor 7 reaching the cake hopper 9. Then, the massive dehydrated cake 5 is dropped from the belt conveyor 6 onto the belt conveyor 7, and the deodorizing agent is sprayed by the spray nozzle 8 immediately after the start of dropping.
[0033]
For example, the rising angle of the belt conveyor 6 can be set to 1 to 20 °, and the fall distance from the belt conveyor 6 to the belt conveyor 7 can be set to 0.1 to 1.5 m.
[0034]
The deodorization method of the present invention generates hydrogen sulfide, methyl mercaptan, etc. that cause bad odor from dehydrated cake obtained by dewatering sludge generated during treatment of sewage, various factory effluents, domestic effluents, human waste, etc. It is effectively used to prevent this.
[0035]
【Example】
Hereinafter, based on an Example, this invention is demonstrated in detail.
[0036]
Examples 1 to 4 (spraying method)
Dispense 200 cc of sludge from the Nara Prefecture A treatment plant into a 300 cc beaker, and 10 cc of a polymer of dimethylaminoethyl acrylate quaternary salt (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Hiset C200H) as a flocculant (0.2% aqueous solution) Product) was added and stirred to obtain an aggregate. This agglomerate was subjected to a pressure press to obtain 20 g of dehydrated cake. To this dehydrated cake, 0.6 cc (300 ppm with respect to sludge) of deodorizers prepared with the composition shown in Table 1 diluted 10-fold with water was added to an empty cone nozzle (manufactured by Miri no Ikeuchi Co., Ltd., 1 / 4MKB 80071B type, average particle size 45-60 μm).
[0037]
The dehydrated cake sprayed with the deodorizer was placed in a polyethylene bottle and stored at room temperature, and hydrogen sulfide and methyl mercaptan generated were measured with a detector tube. The results are shown in Table 2. As a blank, the result of the dehydrated cake not sprayed with the deodorant is shown.
[0038]
Examples 5 to 8 (spraying method)
The experiment was performed in the same manner as in Examples 1 to 4, except that the amount of spray of the deodorizer was 0.5 cc (250 ppm with respect to sludge). The results are shown in Table 2.
[0039]
Examples 9 to 12 (spraying method)
Experiments were conducted in the same manner as in Examples 1 to 4 except that concentrated sludge from the Hyogo Prefecture B treatment plant was used as the sludge. The results are shown in Table 3.
[0040]
Examples 13 and 14 (spraying method)
In a 300 cc beaker, 200 cc of concentrated sludge from the Hyogo prefecture B treatment plant was collected, and after adding 10 cc (0.2% aqueous solution) of High Set C200H (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.) as a flocculant, the mixture was stirred and agglomerated. I got a thing. This agglomerate was subjected to a pressure press to obtain 20 g of dehydrated cake. 0.6 cc (300 ppm based on sludge) obtained by diluting deodorant B (Example 13) or deodorant D (Example 14) prepared in the composition shown in Table 1 10 times each with water. Was sprayed using an empty conical nozzle (manufactured by Kirinoikeuchi Co., Ltd., 1 / 4MKB80071B type, average particle size 45-60 μm).
[0041]
The dehydrated cake sprayed with the deodorizer was placed in a polyethylene bottle and stored at room temperature, and hydrogen sulfide and methyl mercaptan generated were measured with a detector tube. Table 4 shows the results of examining the relationship between the average particle size of the deodorant droplets and the deodorizing effect.
[0042]
Comparative Examples 1 to 4 (sludge addition method)
200 cc of sludge from Nara Prefecture A treatment plant was collected in a 300 cc beaker, and 0.6 cc (300 ppm based on sludge) of deodorizers prepared with the composition shown in Table 1 diluted 10 times with water was added. . Next, 10 cc (0.2% aqueous solution product) of High Set C200H (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.) was added as an aggregating agent and stirred to obtain an agglomerate. This agglomerate was subjected to a pressure press to obtain 20 g of dehydrated cake.
[0043]
The dehydrated cake was placed in a polyethylene bottle and stored at room temperature to measure hydrogen sulfide and methyl mercaptan generated by a detector tube. The results are shown in Table 2.
[0044]
Comparative Examples 5 to 8 (sludge addition method)
The experiment was conducted in the same manner as Comparative Examples 1 to 4 except that the concentrated sludge from the Hyogo Prefecture B treatment plant was used as the sludge. The results are shown in Table 3 and Table 4.
[0045]
Comparative Examples 9 and 10 (spraying method)
In a 300 cc beaker, 200 cc of concentrated sludge from the Hyogo prefecture B treatment plant was collected, and after adding 10 cc (0.2% aqueous solution) of High Set C200H (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.) as a flocculant, the mixture was stirred and agglomerated. I got a thing. This agglomerate was subjected to a pressure press to obtain 20 g of dehydrated cake. 0.6 cc (300 ppm with respect to sludge) obtained by diluting deodorant B (Comparative Example 9) or deodorant D (Comparative Example 10) prepared with the composition shown in Table 1 10 times each with water was added to the dehydrated cake. The solution was dropped using a syringe (average particle diameter 1100 to 1500 μm).
[0046]
The dehydrated cake sprayed with the deodorizer was placed in a polyethylene bottle and stored at room temperature, and hydrogen sulfide and methyl mercaptan generated were measured with a detector tube. Table 4 shows the results of examining the relationship between the average particle size of the deodorant droplets and the deodorizing effect.
[0047]
Example 15 (spraying method)
The deodorized cake obtained from the sludge of the Nara Prefecture B treatment plant was deodorized according to the treatment process shown in FIG. Sludge was dehydrated with a dehydrator 1 to obtain 12.4 g of sheet-like dehydrated cake 2 per 100 cc of sludge. The obtained sheet-like dewatered cake 2 was transferred to the crusher 4 by the belt conveyor 3 and crushed so as to become a lump-shaped dehydrated cake 5 having a long side of 30 mm, and then transferred by the belt conveyor 6. While the dewatered cake 5 is being transferred, it is dropped from the high belt conveyor 6 to the low belt conveyor 7 (falling distance 50 cm), and 0.26% by weight (relative to sludge) with respect to the dewatered cake 5 immediately after the start of dropping. 327 ppm) of deodorizing agent B shown in Table 1 was sprayed using a spray nozzle 8 (empty cone nozzle, manufactured by Kirinoikeuchi Co., Ltd., 1/4 MKB 80071B type, average particle size 45-60 μm).
[0048]
Immediately before the dehydrated cake 5 sprayed with the deodorant is put into the cake hopper 9 from the belt conveyor 7, the dehydrated cake 5 is collected, and 100 g is put in a 1 L polyethylene bottle and stored at room temperature to generate hydrogen sulfide and Methyl mercaptan was measured with a detector tube. The results are shown in Table 5. As a blank, 100 g of dehydrated cake collected before spraying the deodorant is placed in a 1 L polyethylene bottle, and the result of measuring hydrogen sulfide and methyl mercaptan generated by storage at room temperature with a detector tube is shown.
[0049]
[Table 1]

[0050]
[Table 2]

[0051]
[Table 3]

[0052]
[Table 4]

[0053]
[Table 5]

[0054]
In Tables 2 to 5, MM represents methyl mercaptan.
[0055]
From Table 2, when 0.6 cc of deodorizer was used per 200 cc of sludge, in Examples 1 to 4 in which the deodorizer was sprayed on the dehydrated cake, the deodorization effect lasted 72 hours, but the deodorizer was added to the sludge. In 1-4, it turns out that hydrogen sulfide and methyl mercaptan which cause a bad odor were detected 72 hours later. Moreover, it turns out that the deodorizing effect superior to Comparative Examples 1-4 which used 0.6 cc of deodorizing agents was achieved also in Examples 5-8 which used 0.5 cc of deodorizing agents.
[0056]
From Table 3, the deodorizing effect superior to Comparative Examples 5-8 which added the deodorizing agent to sludge in Examples 9-12 which sprayed the deodorizing agent on the dewatering cake also with respect to the dewatering cake of different types of sludge. It can be seen that (sustainability) has been achieved.
[0057]
From Table 4, in Examples 13 and 14 in which the average particle diameter of spray droplets of the deodorizer is 45 to 60 μm, the deodorizing effect (sustainability) is superior to Comparative Examples 9 and 10 in which the average particle diameter is 1100 to 1500 μm. It can be seen that is achieved.
[0058]
From Table 5, it can be seen that also in Example 15 in which the deodorizing agent was sprayed when the dehydrated cake was transferred to the belt conveyor, an excellent deodorizing effect (sustainability) was achieved as in Examples 1-14.
[0059]
【The invention's effect】
In the deodorizing method of the dehydrated cake of the present invention, a deodorizing agent having a specific droplet particle size is sprayed on the dehydrated cake. There is no outflow of the deodorizing agent due to dehydration, and the deodorizing effect can be maintained for the same time with a small amount of deodorizing agent.
[0060]
In the present invention, by using a deodorizing agent that does not contain heavy metals other than sodium, the dehydrated cake sprayed with the deodorizing agent can be effectively reused as cement aggregate or fertilizer.
[0061]
In the present invention, the dehydrated cake is dropped during the transfer, and the deodorant is sprayed on the dehydrated cake that is falling, and in particular, the deodorant is sprayed on the dehydrated cake immediately after the start of dropping, thereby uniformly deodorizing the dehydrated cake. Can be efficiently deodorized with a small amount of a deodorizing agent.
[0062]
In the present invention, the deodorant is sprayed on the dehydrated cake crushed by the crusher, and in particular, by making the long side of the dehydrated cake 10 to 50 mm, it is easy to spray the deodorant on the entire surface of the dehydrated cake, and the efficiency Can deodorize well.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a schematic diagram showing the processing steps of an embodiment of a deodorizing method of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Dehydrator 2 Sheet-like dehydrated cake 3, 6, 7 Belt conveyor 4 Crusher 5 Bulk dehydrated cake 8 Spray nozzle 9 Cake hopper

Claims

A deodorizing method for dehydrated cake spraying deodorant dehydrated cake sludge, the particle size of the droplets of the deodorizing agent to be sprayed is Ri der less 1000 .mu.m, and deodorant spray is sodium nitrite, sterilization A method for deodorizing a dehydrated cake comprising sodium pyrithione and at least one selected from 2,2'-dithiobis-pyridine-1,1'-dioxide as an agent .

The dehydrated cake is dropped during transfer, deodorizing method according to claim 1 Symbol placement spraying deodorant dehydrated cake in the fall.

The deodorizing method according to claim 1 or 2 , wherein the dehydrated cake is dropped during transfer, and a deodorant is sprayed onto the dehydrated cake immediately after the start of dropping.

The deodorizing method according to claim 1, 2 or 3 , wherein a deodorizing agent is sprayed on the dehydrated cake crushed by a crusher.

The deodorizing method according to claim 1, 2, 3, or 4 , wherein a long side of the dehydrated cake sprayed with the deodorizing agent is 10 to 50 mm.