JP3654650B2 - デュアルレッグレストアッセンブリ - Google Patents
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Description
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本願は1993年8月9日出願の米国特許出願第08/100、915号の一部継続出願である。
発明の背景
本発明は伸展可能なレッグレストアッセンブリを有するタイプの家具に係り、特に、引込位置と伸展位置との間で同時関節動作(concurrent articulated movement)ができるようにリンク機構によって相互連結された第1レッグレストパネルと第2レッグレストパネルを有するデュアルレッグレストアッセンブリ(dual leg rest assembly)に関する。
伝統的に、リクライニング式の家具(例えば、椅子,ソファ,ラブシート(loveseat:二人掛けの椅子),ユニット式ソファ(sectional)は、シートアッセンブリを固定フレーム構造に連結して、「直立」位置と種々の「リクライニング」位置の間でリクライニング動作をするためのアクチュエーション機構を具備している。快適さを付与するために、アクチュエーション機構は伸展可能なレッグレストアッセンブリを引込位置と伸展位置の間で動かすことができるように構成されている。典型的なアクチュエーション機構は色々な機械式リンクの組合せを具備しており、これらリンクを選択的に作動することにより、レッグレストアッセンブリの伸展動作からは独立させた形で、もしくは伸展動作に対し同調した形で、シートアッセンブリをリクライニングさせることができる。
公知のように、ほとんどの従来のレッグレストアッセンブリは詰物・外装が施された(upholstered)レッグレストパネルと、このレッグレストパネルをアクチュエーション機構に連結する一対のはさみ型(scissor−type)リンクとを有している。一対のはさみ型リンクはレッグレストパネルを引込位置と伸展位置との間で動かすためのものである。伸展位置にあっては、着座者の足と下部脚部のみがレッグレストパネル上に支持されるように、シートのフロントエッヂとレッグレストパネルのリアエッヂとの間にギャップが形成される。付加的なレッグサポートとして、次の構成が提案された。即ち、第2のレッグレストパネル(中間オットマン:mid−ottoman)をレッグレストアッセンブリに組み付け、且つ、シートと第1レッグレストパネルの間に位置するようにして、実質的にレッグサポート面が途切れないようにした。本質的には、このような「デュアル」レッグレストアッセンブリを用いることにより、リクライニングチェアを長椅子・寝椅子(chaise lounge chair)に変えることができる。デュアルレッグレストアッセンブリを備えたリクライニングチェアの種々の例が米国特許第2,774,412号(発明者:Luckhardt)、同第2,871,917号(発明者:Schliephacke)、同第2,914,114号(発明者:Fletcher)、同第3,537,747号(発明者:Rodgers)、同第4,674,794号(発明者:Pine)及び同第5,090,768号(発明者:Re)に開示されている。しかしながら、ほとんどの従来のデュアルレッグレストアッセンブリのリンク機構は、比較的複雑で、大きく、且つ製造費用が高い。通常、上記複雑さは、2つのレッグレストパネルの同時関節運動の間、2つのレッグレストパネルの間に適当な(十分な)クリアランスを形成してそれを維持しなければならないという要求のために生ずる。また、幾つかの従来のデュアルレッグレストアッセンブリでは、第2レッグレストパネルが第1レッグレストパネルより薄くなくてはならない。これもまた、関節運動の間、2つのレッグレストパネルの間に適当なクリアランスを維持しなければならないからである。
従って、幾つかの従来のデュアルレッグレストアッセンブリは本来の目的を充分達成できるわけだが、家具製造業者はより簡素で、構造上の信頼性が高く、スムースな動作で動くと共に、着座者がより心地良く且つ便利に感ずるリンク機構を切望し続けていた。さらに、製造及び組立コストを低減すると共に、製品の品質を向上できるリンク機構の提案も望まれていた。
発明の開示
よって、本発明は広くは、家具に用いられる「デュアル」レッグレストアッセンブリの改良品を提供するものである。従って、本発明の第1の目的は、全体の複雑さ及びコストを解消・低減し、スムースな動作で動き、着座者に対する快適性を向上することができるデュアルレッグレストアッセンブリ用改良リンク機構を提供することである。
本発明の他の目的は、家具に大きな改造を施さなくても家具に取付けることができ、且つ、従来のレッグレストアッセンブリにも使用できるデュアルレッグレストアッセンブリ用リンク機構を提供することである。
本発明の好適な態様にあっては、リクライニングチェアは、引込位置と伸展位置との間で同時関節運動することができるように新規なリンク機構により連結された第1レッグレストパネルと第2レッグレストパネルを有するデュアルレッグレストアッセンブリを具備している。
本発明のその他の目的、特徴、利点及び効果は、添付図面と請求の範囲と共に以下の詳細な説明(実施例)を読めば当業者には明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1はデュアルレッグレストアッセンブリを有するリクライニングチェアの一例の斜視図であって、完全引込位置の状態で描かれている。
図2はリクライニングチェアの別の斜視図であり、デュアルレッグレストアッセンブリが完全伸展位置に伸展された状態を示している。
図3はリクライニングチェアの拡大部分断面図であり、完全引込状態にあるデュアルレッグレストアッセンブリ用リンク機構を示している。
図4は少し伸展された状態のリンク機構を示す図である。
図5は完全伸展状態のリンク機構を示す図である。
図6はリクライニングチェアの拡大部分断面図であり、ほぼ図3に示したリクライニングチェアと同じであるが、完全引き込み状態にある本発明の一実施例をなすデュアルレッグレストアッセンブリ用リンク機構を示している。
図7は図6に示したリンク機構の斜視図である。
図8は図6及び図7に示したリンク機構が少し伸展されたときの図である。
図9は図6−図8に示したリンク機構が完全伸展状態にあるときの図である。
発明の詳細な説明
本発明の教示に基づき、改良デュアルレッグレストアッセンブリは一人及び二人以上用の家具(例えば、椅子,ユニット式ソファ,通常のソファ,ラブシート)に適用できる構成で開示されている。より詳しくは、ここに開示された改良リンク機構は、第1レッグレストパネルと第2レッグレストパネル(中間オットマン)を同調させながら関節運動させるものである。さらに、本実施例(実施形態)では周知のハンドル型アクチュエーション機構を介してリンク機構を手動操作することも開示されているが、本発明の原理は当業者であれば公知のその他のアクチュエーションシステムにも同様に適用可能であろう。例えば、本発明のリンク機構はシートアッセンブリのリクライニング動作に応答する形式で、あるいは、モータ駆動されるアクチュエーションシステムを介して動かすことができる。また、本発明の新規なデュアルレッグレストアッセンブリは、実質上どのようなタイプのリクライニング式の家具にも組込んだり取付けたりすることができ、リクライニング式家具を長椅子・寝椅子に変えることができる。尚、実施例に示された家具の特定の構造・形状そのものが本発明の一部を構成するわけではないので、本発明の理解を容易にするために必要な家具の部品・部分等のみを以下に詳細に説明する。
添付図面を参照すると、特に図1及び図2には本発明を 説明するための例示的なロッキング/リクライニングチェア10が示されており、このチェア10は詰物・外装の施されたチェアフレーム12を有している。チェアフレーム12は、ロッキング動作ができるように固定プラットフォーム型ベースアッセンブリ14により支持されている。クッション付(内蔵)のシート部材16とクッション付のシートバック(背もたれ)部材18がチェアフレーム12によって支持されてシートアッセンブリを形成している。シートアッセンブリは適当なリクライニング機構を介してチェアフレーム12に支持されて、直立位置と完全リクライニング位置との間でリクライニング動作をすることができる。チェア10はまた、伸展可能なレッグレストアッセンブリ20を有している。このレッグレストアッセンブリ20は、適当なアクチュエーション機構を手動操作(例えば、ハンドル22を回転)することにより引込位置(図1)と完全伸展位置(図2)の間で動かすことができる。後述するように、ハンドル22を回転させると、アクチュエーション機構(例えば、ドライブロッド23(図4))が一対のリンク機構24に働きかけ、一対のリンク機構24が引込位置と伸展位置の間で同期的に動作する。このことにより、第1レッグレストパネル26と第2レッグレストパネル28が、それぞれの引込位置と伸展位置の間で同時関節運動を行う。引込位置にある場合、第2レッグレストパネル28は第1レッグレストパネル26の後方で且つ第1レッグレストパネル26にほぼ平行な位置に保持される。従って、引込状態では第2レッグレストパネル28は見えない。しかし、ハンドル22を回転してリンク機構24を伸展位置に向けて同期駆動させると、第2レッグレストパネル28は折畳み状態から開く(伸びる・ぽんと持上がる)。その結果、シートクッション16のフロントエッヂと第1レッグレストパネル26のリアエッジとの間にほぼ切れ目のない足支持面が形成される。
デュアルレッグレストアッセンブリ20の機械的構造や作用・動作のより詳しい説明は以下に述べるが、その動作についてここで簡単に説明する。まず、チェア10の着座者がハンドル22を反時計回りに上方に引くと、ドライブロッド23が回転する。このドライブロッド23の回転により、リンク機構24が伸展位置に向かって前方へ強制される(図2,図4及び図5)。レッグレストアッセンブリ20を引込む(仕舞込む)ためには、着座者は単にハンドル22を時計回りに下方に押せばよい。このようにハンドル22を動かすと、リンク機構24が完全引込位置(図1及び図3)に向かって動く。リクライニングチェアの種類によっては、着座者が単に自分の足で第1レッグレストパネル26に下方の力を加えれば、この下方の力により、リンク機構24が引込み動作を行う。典型的には、バネ付勢されたトグル機構(toggle mechanism)(図示せず)が設けられており、このトグル機構アクチュエーション機構及び/又はリンク機構24に作用して、リンク機構24、そして結果的にレッグレストパネル26と28の完全伸展及び完全引込み補助(アシスト)する。
次に図3−図5を特に参照して、デュアルレッグレストアッセンブリ20に付随する部品の構造及び作用を詳述する。添付図面には1つのリンク機構24しか描かれていないが、ほぼ同一のリンク機構がチェア10の反対側の側部に設けられている。各リンク機構24は、第1レッグレストパネル26の伸展動作を引起こすための第1リンクアッセンブリ30と、第2レッグレストパネル28の同時同調動作を引起こすための第2リンクアッセンブリ(中間オットマンリンクアッセンブリ)32とを有している。後で詳しく説明するが、第2リンクアッセンブリ32は第1リンクアッセンブリ30によって支持され、第1リンクアッセンブリ30の運動に応答して関節運動を行うように構成されている。
第1リンクアッセンブリ30は、アングル状ブラケット34を有して、このブラケット34は適当な締結具によって、強固なフレームボード36の一つの側エッヂに取付けられている。フレームボード36は第1レッグレストパネル26に付随している。また、フレームボード36は、リアピボット38とフロントピボット40において、リンク機構24の長いリアボードリンク42の一端と端いフロントボードリンク44の一端とにそれぞれピボット運動可能に連結されている。フロントボードリンク44の他端は符号46の所でコネクタリンク48の一端にピボット運動可能に連結され、コネクタリンク48の中央は符号50の所でリアボードリンク42の広くなっている部分52にピボット運動可能に取付けられている。また、コネクタリンク48の他端は符号54の所で長いサポートリンク56の上端にピボット運動可能に取付けられている。同様に、リアボードリンク42の他端は符号58の所で湾曲スイングリンク60の一端にピボット運動可能に連結されている。湾曲スイングリンク60は中央ピボット62の所で長いサポートリンク56の中間部分にピボット運動可能に取付けられている。湾曲スイングリンク60の他端は、フロントサポートシャフト64によって回転可能に支持され、ピボット66を中心に回転することができる。図示例においては、サポートシャフト64はチェアフレーム12の両サイドフレーム部分に回転不能に固定されて、強固な上部クロスレール部材として作用する。尚、図示されてはいないが、適当なクリップが設けられ、サポートシャフト64上で一対のリンク機構24の間に所望の横方向間隔を維持している。
ピボット68によってサポートリンク56の湾曲下端とドライブリンク70の第1端が連結されている。ドライブリンク70の他端には四角形(正方形)の孔72が形成されており、この孔72を通って四角形のドライブロッド23が延びる。従って、ドライブロッド23が角度運動(回転)すると、ドライブリンク70も同時に角度運動を行う(逆の場合も同じ)。よって、ハンドル22を介してドライブロッド23を選択的に回転させると、ドライブリンク70が回転し、その結果、ピボット68を介して、長いサポートリンク56が動く。サポートリンク56が動くと、ピボット接続部62により連結されている湾曲リンク60が「固定」ピボット66の回りを旋回する。ピボット接続部62は、湾曲リンク60が長いサポートリンク56と共有する部分である。湾曲リンク60が固定ピボット66を中心にして旋回すると、リアボードリンク42が外方且つ上方に動く。さらに、長いサポートリンク56の上端のピボット54によって、コネクタリンク48がピボット50を中心にして旋回する。よって、フロントボードリンク44も外方且つ上方へ動く。第1リンクアッセンブリ30のこのような伸展動作は、ドライブロッド23が充分回転すれば、左側及び右側リンク機構24の双方において同時に起こる。このように、フレームボード36と第1レッグパネル26はそれらの引込垂直位置と伸展位置との間で動くことができる。
ドライブリンク70は好ましくはU字形状であり、平行な短い脚部と長い脚部とを有し、これら脚部が基部により連結されている。また、この基部がドライブロッド23に重なる。上記脚部の双方共、四角形(正方形)の整列した孔を有し、これら整列孔を通って四角形のドライブロッド23が延びている。デュアルレッグレストアッセンブリ20がその完全伸展位置に伸展すると、ドライブリンク70の長い脚部に冷間変形されたストップタブ74が長いサポートリンク56の下端に形成されたストップ肩部76に接触する(図5)。このとき、ドライブリンク70の長い脚部とサポートリンク56がほぼ同一直線状の整列状態になる。ストップタブ74とストップ肩部76が係合すると、第1リンクアッセンブリ30はそれ以上伸展することができない。よって、第1レッグレストパネル26は上昇したほぼ水平の位置に保持される。
上記構造に加え、各リンク機構24は第2リンクアッセンブリ32を有している。第2リンクアッセンブリ32は第1リンクアッセンブリ30によって支持され、相互作用的に第1リンクアッセンブリ30に付随している。よって、第1レッグレストパネル26の関節運動に応答して、第2レッグレストパネル28が関節運動を行う。第2リンクアッセンブリ32はボードリンク82を有し、ボードリンク82はアングル状部分84を有している。アングル状部分84は、第2レッグレストパネル28に付随する強固なフレームボード86の一つの側方エッヂに取付けることができる。ボードリンク82の遠い方の端部はピボット88によって湾曲コネクタリンク90の一端にピボット運動可能に接続されている。コネクタリンク90の他端はピボット46によりフロントボードリンク44とコネクタリンク48に接続されている。また、ボードリンク82の中間オフセット部分92はピボット94によりリアボードリンク42の中央部分にピボット運動可能に接続されている。
図3−図5を続けて見直すと最もはっきりとわかるが、ドライブロッド23が回転すると、第1リンクアッセンブリ30が第1レッグレストパネル26をほぼ垂直の整列状態(引込状態)とほぼ水平の整列状態(伸展状態)との間で動かす。図示されるように、シート部材16のフロントエッヂはこの例ではリンク機構24の関節運動に同調して前方に動く。つまり、両者の間には所定の関係がある。本例では、従って、リクライニング機構はレッグレストアッセンブリ20の伸展動作と調和して動くように構成されている。さらに、第2リンクアッセンブリ32は第2レッグレストパネル28に作用して、その結果、第2レッグレストパネル28が第1レッグレストパネル26の後方で且つ第1レッグレストパネル26とほぼ平行な位置(引込位置)から第1レッグレストパネル26に対しほぼ同一平面に整列する位置(伸展位置)に動く。また、第2レッグレストパネル28はピボット94の回りを円弧状に旋回する。第2レッグレストパネル28の上記旋回運動は、コネクタリンク90によるボードリンク82とフロントボードリンク44との連結によって生ずる。このように簡略化され たリンク構造によって、レッグレストパネル同士の間に所望のクリアランスが維持される。従って、詰物・外装の施されたレッグレストパネル26と28の厚さを同一にすることができる。よって、より美しい外観とすることができる共に、着座者の足の支持を強力にし、快適さを向上することができる。
その他の特徴は、上記リンクの幾つかをシールド(shield:盾・保護物・防御物)として作用するように構成していることである。このシールドは、リンク機構24が伸展動作する間、リンク同士の間及び/又はレッグレストパネル同士の間のいかなるピンチポイント(pinch point:服や指等が挟まる所)へのアクセスも阻止するためのものである。この特徴は図3−図5に最も良く示されている。これら図にあっては、アングル状ブラケット34の一部、リアボードリンク42の大きい部分52の一部及びコネクションリンク48の一部がオーバーラップするように描かれている。なお、以上例示したロッキング/リクラ イニングチェアは、本願の出願時に未公開のものであ り、従来技術をなすものではない。
さて、図6−図9には、本発明のデュアルレッグレスト アッセンブリの一実施例が示されている。より詳しくは、第1レッグレストパネルと第2レッグレストパネルを同調関節運動させるためのリンク機構の改良剤が示されている。図1−図5に示された例と同様に、この実施例のリンク機構は周知のハンドル型アクチュエーション機構により手動操作することができるか、あるいは、シートアッセンブリのリクライニング動作に応じて作動することができるか、あるいは、モータ駆動されるアクチュエーションシステムにより作動することができる。家具自身の特定の構造や形状は本発明の一部を構成するものではないので、この実施例を理解するために必要な家具の部品・部分等のみを以下に詳細に説明する。尚、図6−図9に示された部品や部分の内、図3−図5に示されたものと構造・機能が同じまたは実質上変らないものの符号には「’」を付けた。
図6−図9に基づいて、デュアルレッグレストアッセンブリ100に付随する部品の構成・構造及び作用を詳細に説明する。一般的には、デュアルレッグレストアッセンブリ100は、リクライニング/ロッキング式のチェア10'において上記デュアルレッグレストアッセンブリ20の代用として用いることができる。動作に関しては、デュアルレッグレストアッセンブリ100は、適当なアクチュエーション機構を手動操作すること(例えば、ハンドル22'を回転させること)により、引込位置と完全伸展位置との間で動かすことができる。上述したように、ハンドル22'を回すと、アクチュエーション機構(例えば、ドライブロッド23')は一対のリンク機構102を同期的に引込位置と伸展位置との間で動かす。これにより、第1レッグレストパネル26'と第2レッグレストパネル28'がそれぞれ引込位置と伸展位置との間で同時関節運動を行う。引込位置にある場合、第2レッグレストパネル28'は第1レッグレストパネル26'の後方で且つ第1レッグレストパネル26'にほぼ平行な位置に保持される。従って、引込状態では第2レッグレストパネル28'は見えない。しかし、ハンドル22'を回転してリンク機構102を伸展位置に向けて同期駆動させると、第2レッグレストパネル28'は円弧状の軌道に沿ってピボット運動し、その結果、シートクッション16'のフロントエッヂと第1レッグレストパネル26'のリアエッジとの間にほぼ切れ目のない連続した足支持面が形成される。尚、図面には1つのリンク機構102しか描かれていないが、ほぼ同一のリンク機構がチェア10'の反対側の側部に設けられている。各リンク機構102は、第1レッグレストパネル26'の伸展動作を引起こすための第1リンクアッセンブリ30'と、第2レッグレストパネル28'の同時同調動作を引起こすためのオットマンリンク104とを有している。後で詳しく説明するが、オットマンリンク104は第1リンクアッセンブリ30'によって支持され、第1リンクアッセンブリ30'の運動に応答して関節運動を行うように構成されている。
尚、図面では第1リンクアッセンブリ30'の個々のリンクに多少の構造上の変形を施してあるが、当業者であれば、第1リンクアッセンブリ30'の部品及びこれが行うピボット式の鋏のような(つまり、パンタグラフのような)伸展運動は上述したリンク機構24の第1リンクアッセンブリ30のものと実質上同一であることが理解できるであろう。より詳しくは、第1リンクアッセンブリ30'はアングル状ブラケット34'を有し、このブラケット34'は適当な締結具によって、強固なフレームボード36'の一つの側エッヂに取付けられている。フレームボード36'は第1レッグレストパネル26'に付随している。フレームボード36'は、リアピボット38'により、長いリアボードリンク42'の一端にピボット運動可能に連結されている。また、フレームボード36'は、フロントピボット40'により、短いフロントボードリンク44'の一端にピボット運動可能に連結されている。フロントボードリンク44'の他端はピボット46'によりコネクタリンク48'の一端にピボット運動可能に連結されている。コネクタリンク48'の他端はピボット54'により長いサポートリンク56'の上端にピボット運動可能に取付けられている。また、コネクタリンク48'はピボット50'によりリアボードリンク42'の中間部分にピボット運動可能に取付けられている。同様に、リアボードリンク42'の他端はピボット58'により湾曲スイングリンク60'の一端にピボット運動可能に連結されている。湾曲スイングリンク60'は中央ピボット62'により長いサポートリンク56'の中間部分にピボット運動可能に取付けられている。湾曲スイングリンク60'の他端は、フロントサポートシャフト64'によって回転可能に支持され、ピボット66'を中心に回転することができる。図示実施例においては、サポートシャフト64'はチェアフレーム12'の両サイドフレーム部分に回転不能に固定されて、強固な上部クロスレール部材として作用する。
ピボット68'によってサポートリンク56'の湾曲下端がドライブリンク70'の一端にピボット運動可能に連結されている。ドライブリンク70'の他端には四角形の孔72'が形成されており、この孔72'を通って四角形のドライブロッド23'が延びる。従って、ドライブロッド23'が角度運動(回転)すると、ドライブリンク70'も同時に角度運動を行う(逆の場合も同じ)。上述したのと同じように、ハンドル22'を介してドライブロッド23'を選択的に回転させると、ドライブリンク70'が回転し、その結果、ピボット68'を介して、長いサポートリンク56'が動く。サポートリンク56'が動くと、湾曲スイングリンク60'が固定ピボット66'の回りを旋回する。よって、リアボードリンク42'が外方且つ上方に動く。同時に、長いサポートリンク56'の上端のピボット54'により、コネクタリンク48'が中央ピボット50'を中心にして旋回する。よって、フロントボードリンク44'も外方且つ上方へ動く。図9に最も良く示されるように、一旦第1リンクアッセンブリ30'が完全伸展位置に移動すると、ドライブロッド23'、ピボット68'及びピボット62'、さらにはドライブリンク70'及び長いサポートリンク56'はほぼ直列(直線)状に並ぶ。第1リンクアッセンブリ30'の全体的な形状により、種々のリンク(ドライブリンク70'と長いサポートリンク56'を含む)が整列すると、自己ロック(self−locking)状態になる。従って、第1リンクアッセンブリ30'は、デュアルレッグレストアッセンブリ100の動作に悪影響を及ぼすこと無く、フレームボード36'に置かれた色々な重さの着座者の足を容易に支えることができる。また、ドライブリンク70'と長いサポートリンク56'が整列すると、ストップタブ74'と協働して、デュアルレッグレストアッセンブリ100が完全伸展位置から意図せずに引き込まれることを防止する。
このような第1リンクアッセンブリ30'の伸展動作は、ドライブロッド23'が充分回転すれば、左側及び右側リンク機構102の双方において同時に起こる。このように、フレームボード36'と第1レッグパネル26'はそれらの引込垂直位置と伸展位置との間で動くことができる。
上記構成に加え、各リンク機構102はオットマンリンク104を有する。オットマンリンク104は第1リンクアッセンブリ30'により支持され、第1リンクアッセンブリ30'に相互作用的に付随している。よって、第1レッグレストパネル26'の関節運動に応答して、第2レッグレストパネル28'が関節運動を行う。オットマンリンク104はアングル状ブラケット106を有している。このブラケット106には孔108が形成されている。この孔108は、第2レッグレストパネル28'に付随する強固なフレームボード86'の側エッジをブラケット106に固定するための適当なネジ付き締結部材が通ることができるサイズを有する。図7に最も良く示されるように、ブラケット106は内側に向けられており、よって、フレームボード86'の長さをフレームボード36'の長さより小さくすることが出来る。このような構成にすることは、第1レッグレストパネル26'が本願出願人の米国特許第5,088,789号(発明の名称「Retro−Fittable Extendable Legrest Apparatus」)に開示された伸展可能なレッグレストを備える場合に好ましい。オットマンリンク104はまた、大きなほぼ矩形のリンク110を有している。このリンク110はエンボス部112を有している。オットマンリンク104は、ピボット50'によりコネクタリンク48'及び第1リンクアッセンブリ30'のリアボードリンク42'にピボット運動可能に連結されている。オットマンリンク104はエンボス部112を中心に旋回することができる。また、オットマンリンク104は外方に延びるオフセットフランジ114を有している。このフランジ114はピボット54'によりサポートリンク56'の上端及びコネクタリンク48'にピボット運動可能に連結されている。
図6、図8及び図9を続けて見るとよくわかるように、ドライブロッド23'が回転すると、第1リンクアッセンブリ30'が第1レッグレストパネル26'をほぼ垂直の整列状態(引込状態)とほぼ水平の整列状態(伸展状態)との間で動かす。さらに、オットマンリンク104は第2レッグレストパネル28'に作用して、その結果、第2レッグレストパネル28'が第1レッグレストパネル26'の後方で且つ第1レッグレストパネル26'とほぼ平行な位置(引込位置:図6)から第1レッグレストパネル26'の近傍で少し角度を有する整列位置(伸展位置:図9)に動く。また、第2レッグレストパネル28'はピボット54'の回りを円弧状に旋回する。第2レッグレストパネル28'は、ピボット50'によりリアボードリンク42'とコネクタリンク48'とにピボット連結されていることによって上記のような旋回運動を行う。本実施例のこのように新規で且つ簡略化されたリンク機構102によって、レッグレストパネル同士の間に所望のクリアランスが維持される。従って、必要ならば、詰物・外装の施されたレッグレストパネル26'と28'の厚さを同一にすることができる。よって、より美しい外観とすることができると共に、着座者の足の支持を強力にし、快適さを向上することができる。尚、上記のように、シート部材16'のフロントエッヂはリンク機構103の関節動作と共に前方へ移動するように構成してもよい。こうすることにより、これらの間に所定の関係が規定されることになる。かかる場合、リクライニング機構はデュアルレッグレストアッセンブリ100の伸展動作に同調して作動するように構成される。但し、このような同調リクライニング/伸展構造は本発明の新規性に関しては必須のものではない。
上述の記載は本発明の例示的実施例を説明したものである。当業者であれば上述の記載並びに添付図面及び請求の範囲の記載から以下のことに容易に気付くであろう。即ち、請求の範囲により定義された本発明の正しく且つ公平な技術的範囲から離れることなく、上記実施例に対して種々の変形・変更・改良が成され得る。
本願は1993年8月9日出願の米国特許出願第08/100、915号の一部継続出願である。
発明の背景
本発明は伸展可能なレッグレストアッセンブリを有するタイプの家具に係り、特に、引込位置と伸展位置との間で同時関節動作(concurrent articulated movement)ができるようにリンク機構によって相互連結された第1レッグレストパネルと第2レッグレストパネルを有するデュアルレッグレストアッセンブリ(dual leg rest assembly)に関する。
伝統的に、リクライニング式の家具(例えば、椅子,ソファ,ラブシート(loveseat:二人掛けの椅子),ユニット式ソファ(sectional)は、シートアッセンブリを固定フレーム構造に連結して、「直立」位置と種々の「リクライニング」位置の間でリクライニング動作をするためのアクチュエーション機構を具備している。快適さを付与するために、アクチュエーション機構は伸展可能なレッグレストアッセンブリを引込位置と伸展位置の間で動かすことができるように構成されている。典型的なアクチュエーション機構は色々な機械式リンクの組合せを具備しており、これらリンクを選択的に作動することにより、レッグレストアッセンブリの伸展動作からは独立させた形で、もしくは伸展動作に対し同調した形で、シートアッセンブリをリクライニングさせることができる。
公知のように、ほとんどの従来のレッグレストアッセンブリは詰物・外装が施された(upholstered)レッグレストパネルと、このレッグレストパネルをアクチュエーション機構に連結する一対のはさみ型(scissor−type)リンクとを有している。一対のはさみ型リンクはレッグレストパネルを引込位置と伸展位置との間で動かすためのものである。伸展位置にあっては、着座者の足と下部脚部のみがレッグレストパネル上に支持されるように、シートのフロントエッヂとレッグレストパネルのリアエッヂとの間にギャップが形成される。付加的なレッグサポートとして、次の構成が提案された。即ち、第2のレッグレストパネル(中間オットマン:mid−ottoman)をレッグレストアッセンブリに組み付け、且つ、シートと第1レッグレストパネルの間に位置するようにして、実質的にレッグサポート面が途切れないようにした。本質的には、このような「デュアル」レッグレストアッセンブリを用いることにより、リクライニングチェアを長椅子・寝椅子(chaise lounge chair)に変えることができる。デュアルレッグレストアッセンブリを備えたリクライニングチェアの種々の例が米国特許第2,774,412号(発明者:Luckhardt)、同第2,871,917号(発明者:Schliephacke)、同第2,914,114号(発明者:Fletcher)、同第3,537,747号(発明者:Rodgers)、同第4,674,794号(発明者:Pine)及び同第5,090,768号(発明者:Re)に開示されている。しかしながら、ほとんどの従来のデュアルレッグレストアッセンブリのリンク機構は、比較的複雑で、大きく、且つ製造費用が高い。通常、上記複雑さは、2つのレッグレストパネルの同時関節運動の間、2つのレッグレストパネルの間に適当な(十分な)クリアランスを形成してそれを維持しなければならないという要求のために生ずる。また、幾つかの従来のデュアルレッグレストアッセンブリでは、第2レッグレストパネルが第1レッグレストパネルより薄くなくてはならない。これもまた、関節運動の間、2つのレッグレストパネルの間に適当なクリアランスを維持しなければならないからである。
従って、幾つかの従来のデュアルレッグレストアッセンブリは本来の目的を充分達成できるわけだが、家具製造業者はより簡素で、構造上の信頼性が高く、スムースな動作で動くと共に、着座者がより心地良く且つ便利に感ずるリンク機構を切望し続けていた。さらに、製造及び組立コストを低減すると共に、製品の品質を向上できるリンク機構の提案も望まれていた。
発明の開示
よって、本発明は広くは、家具に用いられる「デュアル」レッグレストアッセンブリの改良品を提供するものである。従って、本発明の第1の目的は、全体の複雑さ及びコストを解消・低減し、スムースな動作で動き、着座者に対する快適性を向上することができるデュアルレッグレストアッセンブリ用改良リンク機構を提供することである。
本発明の他の目的は、家具に大きな改造を施さなくても家具に取付けることができ、且つ、従来のレッグレストアッセンブリにも使用できるデュアルレッグレストアッセンブリ用リンク機構を提供することである。
本発明の好適な態様にあっては、リクライニングチェアは、引込位置と伸展位置との間で同時関節運動することができるように新規なリンク機構により連結された第1レッグレストパネルと第2レッグレストパネルを有するデュアルレッグレストアッセンブリを具備している。
本発明のその他の目的、特徴、利点及び効果は、添付図面と請求の範囲と共に以下の詳細な説明(実施例)を読めば当業者には明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
図1はデュアルレッグレストアッセンブリを有するリクライニングチェアの一例の斜視図であって、完全引込位置の状態で描かれている。
図2はリクライニングチェアの別の斜視図であり、デュアルレッグレストアッセンブリが完全伸展位置に伸展された状態を示している。
図3はリクライニングチェアの拡大部分断面図であり、完全引込状態にあるデュアルレッグレストアッセンブリ用リンク機構を示している。
図4は少し伸展された状態のリンク機構を示す図である。
図5は完全伸展状態のリンク機構を示す図である。
図6はリクライニングチェアの拡大部分断面図であり、ほぼ図3に示したリクライニングチェアと同じであるが、完全引き込み状態にある本発明の一実施例をなすデュアルレッグレストアッセンブリ用リンク機構を示している。
図7は図6に示したリンク機構の斜視図である。
図8は図6及び図7に示したリンク機構が少し伸展されたときの図である。
図9は図6−図8に示したリンク機構が完全伸展状態にあるときの図である。
発明の詳細な説明
本発明の教示に基づき、改良デュアルレッグレストアッセンブリは一人及び二人以上用の家具(例えば、椅子,ユニット式ソファ,通常のソファ,ラブシート)に適用できる構成で開示されている。より詳しくは、ここに開示された改良リンク機構は、第1レッグレストパネルと第2レッグレストパネル(中間オットマン)を同調させながら関節運動させるものである。さらに、本実施例(実施形態)では周知のハンドル型アクチュエーション機構を介してリンク機構を手動操作することも開示されているが、本発明の原理は当業者であれば公知のその他のアクチュエーションシステムにも同様に適用可能であろう。例えば、本発明のリンク機構はシートアッセンブリのリクライニング動作に応答する形式で、あるいは、モータ駆動されるアクチュエーションシステムを介して動かすことができる。また、本発明の新規なデュアルレッグレストアッセンブリは、実質上どのようなタイプのリクライニング式の家具にも組込んだり取付けたりすることができ、リクライニング式家具を長椅子・寝椅子に変えることができる。尚、実施例に示された家具の特定の構造・形状そのものが本発明の一部を構成するわけではないので、本発明の理解を容易にするために必要な家具の部品・部分等のみを以下に詳細に説明する。
添付図面を参照すると、特に図1及び図2には本発明を 説明するための例示的なロッキング/リクライニングチェア10が示されており、このチェア10は詰物・外装の施されたチェアフレーム12を有している。チェアフレーム12は、ロッキング動作ができるように固定プラットフォーム型ベースアッセンブリ14により支持されている。クッション付(内蔵)のシート部材16とクッション付のシートバック(背もたれ)部材18がチェアフレーム12によって支持されてシートアッセンブリを形成している。シートアッセンブリは適当なリクライニング機構を介してチェアフレーム12に支持されて、直立位置と完全リクライニング位置との間でリクライニング動作をすることができる。チェア10はまた、伸展可能なレッグレストアッセンブリ20を有している。このレッグレストアッセンブリ20は、適当なアクチュエーション機構を手動操作(例えば、ハンドル22を回転)することにより引込位置(図1)と完全伸展位置(図2)の間で動かすことができる。後述するように、ハンドル22を回転させると、アクチュエーション機構(例えば、ドライブロッド23(図4))が一対のリンク機構24に働きかけ、一対のリンク機構24が引込位置と伸展位置の間で同期的に動作する。このことにより、第1レッグレストパネル26と第2レッグレストパネル28が、それぞれの引込位置と伸展位置の間で同時関節運動を行う。引込位置にある場合、第2レッグレストパネル28は第1レッグレストパネル26の後方で且つ第1レッグレストパネル26にほぼ平行な位置に保持される。従って、引込状態では第2レッグレストパネル28は見えない。しかし、ハンドル22を回転してリンク機構24を伸展位置に向けて同期駆動させると、第2レッグレストパネル28は折畳み状態から開く(伸びる・ぽんと持上がる)。その結果、シートクッション16のフロントエッヂと第1レッグレストパネル26のリアエッジとの間にほぼ切れ目のない足支持面が形成される。
デュアルレッグレストアッセンブリ20の機械的構造や作用・動作のより詳しい説明は以下に述べるが、その動作についてここで簡単に説明する。まず、チェア10の着座者がハンドル22を反時計回りに上方に引くと、ドライブロッド23が回転する。このドライブロッド23の回転により、リンク機構24が伸展位置に向かって前方へ強制される(図2,図4及び図5)。レッグレストアッセンブリ20を引込む(仕舞込む)ためには、着座者は単にハンドル22を時計回りに下方に押せばよい。このようにハンドル22を動かすと、リンク機構24が完全引込位置(図1及び図3)に向かって動く。リクライニングチェアの種類によっては、着座者が単に自分の足で第1レッグレストパネル26に下方の力を加えれば、この下方の力により、リンク機構24が引込み動作を行う。典型的には、バネ付勢されたトグル機構(toggle mechanism)(図示せず)が設けられており、このトグル機構アクチュエーション機構及び/又はリンク機構24に作用して、リンク機構24、そして結果的にレッグレストパネル26と28の完全伸展及び完全引込み補助(アシスト)する。
次に図3−図5を特に参照して、デュアルレッグレストアッセンブリ20に付随する部品の構造及び作用を詳述する。添付図面には1つのリンク機構24しか描かれていないが、ほぼ同一のリンク機構がチェア10の反対側の側部に設けられている。各リンク機構24は、第1レッグレストパネル26の伸展動作を引起こすための第1リンクアッセンブリ30と、第2レッグレストパネル28の同時同調動作を引起こすための第2リンクアッセンブリ(中間オットマンリンクアッセンブリ)32とを有している。後で詳しく説明するが、第2リンクアッセンブリ32は第1リンクアッセンブリ30によって支持され、第1リンクアッセンブリ30の運動に応答して関節運動を行うように構成されている。
第1リンクアッセンブリ30は、アングル状ブラケット34を有して、このブラケット34は適当な締結具によって、強固なフレームボード36の一つの側エッヂに取付けられている。フレームボード36は第1レッグレストパネル26に付随している。また、フレームボード36は、リアピボット38とフロントピボット40において、リンク機構24の長いリアボードリンク42の一端と端いフロントボードリンク44の一端とにそれぞれピボット運動可能に連結されている。フロントボードリンク44の他端は符号46の所でコネクタリンク48の一端にピボット運動可能に連結され、コネクタリンク48の中央は符号50の所でリアボードリンク42の広くなっている部分52にピボット運動可能に取付けられている。また、コネクタリンク48の他端は符号54の所で長いサポートリンク56の上端にピボット運動可能に取付けられている。同様に、リアボードリンク42の他端は符号58の所で湾曲スイングリンク60の一端にピボット運動可能に連結されている。湾曲スイングリンク60は中央ピボット62の所で長いサポートリンク56の中間部分にピボット運動可能に取付けられている。湾曲スイングリンク60の他端は、フロントサポートシャフト64によって回転可能に支持され、ピボット66を中心に回転することができる。図示例においては、サポートシャフト64はチェアフレーム12の両サイドフレーム部分に回転不能に固定されて、強固な上部クロスレール部材として作用する。尚、図示されてはいないが、適当なクリップが設けられ、サポートシャフト64上で一対のリンク機構24の間に所望の横方向間隔を維持している。
ピボット68によってサポートリンク56の湾曲下端とドライブリンク70の第1端が連結されている。ドライブリンク70の他端には四角形(正方形)の孔72が形成されており、この孔72を通って四角形のドライブロッド23が延びる。従って、ドライブロッド23が角度運動(回転)すると、ドライブリンク70も同時に角度運動を行う(逆の場合も同じ)。よって、ハンドル22を介してドライブロッド23を選択的に回転させると、ドライブリンク70が回転し、その結果、ピボット68を介して、長いサポートリンク56が動く。サポートリンク56が動くと、ピボット接続部62により連結されている湾曲リンク60が「固定」ピボット66の回りを旋回する。ピボット接続部62は、湾曲リンク60が長いサポートリンク56と共有する部分である。湾曲リンク60が固定ピボット66を中心にして旋回すると、リアボードリンク42が外方且つ上方に動く。さらに、長いサポートリンク56の上端のピボット54によって、コネクタリンク48がピボット50を中心にして旋回する。よって、フロントボードリンク44も外方且つ上方へ動く。第1リンクアッセンブリ30のこのような伸展動作は、ドライブロッド23が充分回転すれば、左側及び右側リンク機構24の双方において同時に起こる。このように、フレームボード36と第1レッグパネル26はそれらの引込垂直位置と伸展位置との間で動くことができる。
ドライブリンク70は好ましくはU字形状であり、平行な短い脚部と長い脚部とを有し、これら脚部が基部により連結されている。また、この基部がドライブロッド23に重なる。上記脚部の双方共、四角形(正方形)の整列した孔を有し、これら整列孔を通って四角形のドライブロッド23が延びている。デュアルレッグレストアッセンブリ20がその完全伸展位置に伸展すると、ドライブリンク70の長い脚部に冷間変形されたストップタブ74が長いサポートリンク56の下端に形成されたストップ肩部76に接触する(図5)。このとき、ドライブリンク70の長い脚部とサポートリンク56がほぼ同一直線状の整列状態になる。ストップタブ74とストップ肩部76が係合すると、第1リンクアッセンブリ30はそれ以上伸展することができない。よって、第1レッグレストパネル26は上昇したほぼ水平の位置に保持される。
上記構造に加え、各リンク機構24は第2リンクアッセンブリ32を有している。第2リンクアッセンブリ32は第1リンクアッセンブリ30によって支持され、相互作用的に第1リンクアッセンブリ30に付随している。よって、第1レッグレストパネル26の関節運動に応答して、第2レッグレストパネル28が関節運動を行う。第2リンクアッセンブリ32はボードリンク82を有し、ボードリンク82はアングル状部分84を有している。アングル状部分84は、第2レッグレストパネル28に付随する強固なフレームボード86の一つの側方エッヂに取付けることができる。ボードリンク82の遠い方の端部はピボット88によって湾曲コネクタリンク90の一端にピボット運動可能に接続されている。コネクタリンク90の他端はピボット46によりフロントボードリンク44とコネクタリンク48に接続されている。また、ボードリンク82の中間オフセット部分92はピボット94によりリアボードリンク42の中央部分にピボット運動可能に接続されている。
図3−図5を続けて見直すと最もはっきりとわかるが、ドライブロッド23が回転すると、第1リンクアッセンブリ30が第1レッグレストパネル26をほぼ垂直の整列状態(引込状態)とほぼ水平の整列状態(伸展状態)との間で動かす。図示されるように、シート部材16のフロントエッヂはこの例ではリンク機構24の関節運動に同調して前方に動く。つまり、両者の間には所定の関係がある。本例では、従って、リクライニング機構はレッグレストアッセンブリ20の伸展動作と調和して動くように構成されている。さらに、第2リンクアッセンブリ32は第2レッグレストパネル28に作用して、その結果、第2レッグレストパネル28が第1レッグレストパネル26の後方で且つ第1レッグレストパネル26とほぼ平行な位置(引込位置)から第1レッグレストパネル26に対しほぼ同一平面に整列する位置(伸展位置)に動く。また、第2レッグレストパネル28はピボット94の回りを円弧状に旋回する。第2レッグレストパネル28の上記旋回運動は、コネクタリンク90によるボードリンク82とフロントボードリンク44との連結によって生ずる。このように簡略化され たリンク構造によって、レッグレストパネル同士の間に所望のクリアランスが維持される。従って、詰物・外装の施されたレッグレストパネル26と28の厚さを同一にすることができる。よって、より美しい外観とすることができる共に、着座者の足の支持を強力にし、快適さを向上することができる。
その他の特徴は、上記リンクの幾つかをシールド(shield:盾・保護物・防御物)として作用するように構成していることである。このシールドは、リンク機構24が伸展動作する間、リンク同士の間及び/又はレッグレストパネル同士の間のいかなるピンチポイント(pinch point:服や指等が挟まる所)へのアクセスも阻止するためのものである。この特徴は図3−図5に最も良く示されている。これら図にあっては、アングル状ブラケット34の一部、リアボードリンク42の大きい部分52の一部及びコネクションリンク48の一部がオーバーラップするように描かれている。なお、以上例示したロッキング/リクラ イニングチェアは、本願の出願時に未公開のものであ り、従来技術をなすものではない。
さて、図6−図9には、本発明のデュアルレッグレスト アッセンブリの一実施例が示されている。より詳しくは、第1レッグレストパネルと第2レッグレストパネルを同調関節運動させるためのリンク機構の改良剤が示されている。図1−図5に示された例と同様に、この実施例のリンク機構は周知のハンドル型アクチュエーション機構により手動操作することができるか、あるいは、シートアッセンブリのリクライニング動作に応じて作動することができるか、あるいは、モータ駆動されるアクチュエーションシステムにより作動することができる。家具自身の特定の構造や形状は本発明の一部を構成するものではないので、この実施例を理解するために必要な家具の部品・部分等のみを以下に詳細に説明する。尚、図6−図9に示された部品や部分の内、図3−図5に示されたものと構造・機能が同じまたは実質上変らないものの符号には「’」を付けた。
図6−図9に基づいて、デュアルレッグレストアッセンブリ100に付随する部品の構成・構造及び作用を詳細に説明する。一般的には、デュアルレッグレストアッセンブリ100は、リクライニング/ロッキング式のチェア10'において上記デュアルレッグレストアッセンブリ20の代用として用いることができる。動作に関しては、デュアルレッグレストアッセンブリ100は、適当なアクチュエーション機構を手動操作すること(例えば、ハンドル22'を回転させること)により、引込位置と完全伸展位置との間で動かすことができる。上述したように、ハンドル22'を回すと、アクチュエーション機構(例えば、ドライブロッド23')は一対のリンク機構102を同期的に引込位置と伸展位置との間で動かす。これにより、第1レッグレストパネル26'と第2レッグレストパネル28'がそれぞれ引込位置と伸展位置との間で同時関節運動を行う。引込位置にある場合、第2レッグレストパネル28'は第1レッグレストパネル26'の後方で且つ第1レッグレストパネル26'にほぼ平行な位置に保持される。従って、引込状態では第2レッグレストパネル28'は見えない。しかし、ハンドル22'を回転してリンク機構102を伸展位置に向けて同期駆動させると、第2レッグレストパネル28'は円弧状の軌道に沿ってピボット運動し、その結果、シートクッション16'のフロントエッヂと第1レッグレストパネル26'のリアエッジとの間にほぼ切れ目のない連続した足支持面が形成される。尚、図面には1つのリンク機構102しか描かれていないが、ほぼ同一のリンク機構がチェア10'の反対側の側部に設けられている。各リンク機構102は、第1レッグレストパネル26'の伸展動作を引起こすための第1リンクアッセンブリ30'と、第2レッグレストパネル28'の同時同調動作を引起こすためのオットマンリンク104とを有している。後で詳しく説明するが、オットマンリンク104は第1リンクアッセンブリ30'によって支持され、第1リンクアッセンブリ30'の運動に応答して関節運動を行うように構成されている。
尚、図面では第1リンクアッセンブリ30'の個々のリンクに多少の構造上の変形を施してあるが、当業者であれば、第1リンクアッセンブリ30'の部品及びこれが行うピボット式の鋏のような(つまり、パンタグラフのような)伸展運動は上述したリンク機構24の第1リンクアッセンブリ30のものと実質上同一であることが理解できるであろう。より詳しくは、第1リンクアッセンブリ30'はアングル状ブラケット34'を有し、このブラケット34'は適当な締結具によって、強固なフレームボード36'の一つの側エッヂに取付けられている。フレームボード36'は第1レッグレストパネル26'に付随している。フレームボード36'は、リアピボット38'により、長いリアボードリンク42'の一端にピボット運動可能に連結されている。また、フレームボード36'は、フロントピボット40'により、短いフロントボードリンク44'の一端にピボット運動可能に連結されている。フロントボードリンク44'の他端はピボット46'によりコネクタリンク48'の一端にピボット運動可能に連結されている。コネクタリンク48'の他端はピボット54'により長いサポートリンク56'の上端にピボット運動可能に取付けられている。また、コネクタリンク48'はピボット50'によりリアボードリンク42'の中間部分にピボット運動可能に取付けられている。同様に、リアボードリンク42'の他端はピボット58'により湾曲スイングリンク60'の一端にピボット運動可能に連結されている。湾曲スイングリンク60'は中央ピボット62'により長いサポートリンク56'の中間部分にピボット運動可能に取付けられている。湾曲スイングリンク60'の他端は、フロントサポートシャフト64'によって回転可能に支持され、ピボット66'を中心に回転することができる。図示実施例においては、サポートシャフト64'はチェアフレーム12'の両サイドフレーム部分に回転不能に固定されて、強固な上部クロスレール部材として作用する。
ピボット68'によってサポートリンク56'の湾曲下端がドライブリンク70'の一端にピボット運動可能に連結されている。ドライブリンク70'の他端には四角形の孔72'が形成されており、この孔72'を通って四角形のドライブロッド23'が延びる。従って、ドライブロッド23'が角度運動(回転)すると、ドライブリンク70'も同時に角度運動を行う(逆の場合も同じ)。上述したのと同じように、ハンドル22'を介してドライブロッド23'を選択的に回転させると、ドライブリンク70'が回転し、その結果、ピボット68'を介して、長いサポートリンク56'が動く。サポートリンク56'が動くと、湾曲スイングリンク60'が固定ピボット66'の回りを旋回する。よって、リアボードリンク42'が外方且つ上方に動く。同時に、長いサポートリンク56'の上端のピボット54'により、コネクタリンク48'が中央ピボット50'を中心にして旋回する。よって、フロントボードリンク44'も外方且つ上方へ動く。図9に最も良く示されるように、一旦第1リンクアッセンブリ30'が完全伸展位置に移動すると、ドライブロッド23'、ピボット68'及びピボット62'、さらにはドライブリンク70'及び長いサポートリンク56'はほぼ直列(直線)状に並ぶ。第1リンクアッセンブリ30'の全体的な形状により、種々のリンク(ドライブリンク70'と長いサポートリンク56'を含む)が整列すると、自己ロック(self−locking)状態になる。従って、第1リンクアッセンブリ30'は、デュアルレッグレストアッセンブリ100の動作に悪影響を及ぼすこと無く、フレームボード36'に置かれた色々な重さの着座者の足を容易に支えることができる。また、ドライブリンク70'と長いサポートリンク56'が整列すると、ストップタブ74'と協働して、デュアルレッグレストアッセンブリ100が完全伸展位置から意図せずに引き込まれることを防止する。
このような第1リンクアッセンブリ30'の伸展動作は、ドライブロッド23'が充分回転すれば、左側及び右側リンク機構102の双方において同時に起こる。このように、フレームボード36'と第1レッグパネル26'はそれらの引込垂直位置と伸展位置との間で動くことができる。
上記構成に加え、各リンク機構102はオットマンリンク104を有する。オットマンリンク104は第1リンクアッセンブリ30'により支持され、第1リンクアッセンブリ30'に相互作用的に付随している。よって、第1レッグレストパネル26'の関節運動に応答して、第2レッグレストパネル28'が関節運動を行う。オットマンリンク104はアングル状ブラケット106を有している。このブラケット106には孔108が形成されている。この孔108は、第2レッグレストパネル28'に付随する強固なフレームボード86'の側エッジをブラケット106に固定するための適当なネジ付き締結部材が通ることができるサイズを有する。図7に最も良く示されるように、ブラケット106は内側に向けられており、よって、フレームボード86'の長さをフレームボード36'の長さより小さくすることが出来る。このような構成にすることは、第1レッグレストパネル26'が本願出願人の米国特許第5,088,789号(発明の名称「Retro−Fittable Extendable Legrest Apparatus」)に開示された伸展可能なレッグレストを備える場合に好ましい。オットマンリンク104はまた、大きなほぼ矩形のリンク110を有している。このリンク110はエンボス部112を有している。オットマンリンク104は、ピボット50'によりコネクタリンク48'及び第1リンクアッセンブリ30'のリアボードリンク42'にピボット運動可能に連結されている。オットマンリンク104はエンボス部112を中心に旋回することができる。また、オットマンリンク104は外方に延びるオフセットフランジ114を有している。このフランジ114はピボット54'によりサポートリンク56'の上端及びコネクタリンク48'にピボット運動可能に連結されている。
図6、図8及び図9を続けて見るとよくわかるように、ドライブロッド23'が回転すると、第1リンクアッセンブリ30'が第1レッグレストパネル26'をほぼ垂直の整列状態(引込状態)とほぼ水平の整列状態(伸展状態)との間で動かす。さらに、オットマンリンク104は第2レッグレストパネル28'に作用して、その結果、第2レッグレストパネル28'が第1レッグレストパネル26'の後方で且つ第1レッグレストパネル26'とほぼ平行な位置(引込位置:図6)から第1レッグレストパネル26'の近傍で少し角度を有する整列位置(伸展位置:図9)に動く。また、第2レッグレストパネル28'はピボット54'の回りを円弧状に旋回する。第2レッグレストパネル28'は、ピボット50'によりリアボードリンク42'とコネクタリンク48'とにピボット連結されていることによって上記のような旋回運動を行う。本実施例のこのように新規で且つ簡略化されたリンク機構102によって、レッグレストパネル同士の間に所望のクリアランスが維持される。従って、必要ならば、詰物・外装の施されたレッグレストパネル26'と28'の厚さを同一にすることができる。よって、より美しい外観とすることができると共に、着座者の足の支持を強力にし、快適さを向上することができる。尚、上記のように、シート部材16'のフロントエッヂはリンク機構103の関節動作と共に前方へ移動するように構成してもよい。こうすることにより、これらの間に所定の関係が規定されることになる。かかる場合、リクライニング機構はデュアルレッグレストアッセンブリ100の伸展動作に同調して作動するように構成される。但し、このような同調リクライニング/伸展構造は本発明の新規性に関しては必須のものではない。
上述の記載は本発明の例示的実施例を説明したものである。当業者であれば上述の記載並びに添付図面及び請求の範囲の記載から以下のことに容易に気付くであろう。即ち、請求の範囲により定義された本発明の正しく且つ公平な技術的範囲から離れることなく、上記実施例に対して種々の変形・変更・改良が成され得る。
Claims (20)
- チェアフレーム(12')によって支持されたシートアッセンブリと、引込位置と伸展位置の間でレッグレストアッセンブリ(100)が動くことができるようにするためのアクチュエーション機構(22',23')とを備える家具(10')において、上記レッグレストアッセンブリ(100)が、
第1レッグレストパネル(26')と、
第2レッグレストパネル(28')と、
上記第1及び第2レッグレストパネル(26',28')を上記アクチュエーション機構(22',23')に連結してこれらを同調関節運動させるリンク手段(102)とからなり、
この同調関節運動により、上記引込位置では上記第2レッグレストパネル(28')は上記第1レッグレストパネル(26')の後方に且つ上記第1レッグレストパネル(2 6')とほぼ平行に位置し、よって、上記第1レッグレストパネル(26')により隠され、上記伸展位置では上記第1及び第2レッグレストパネル(26',28')は上記シートアッセンブリにほぼ連続した途切れの無い支持面を形成し、
上記リンク手段(102)は、上記第1レッグレストパネル(26')の関節運動を引き起こすための第1リンク(3 0')と、上記第2レッグレストパネル(28')の関節運動を引き起こすための第2リンク(104)とを有し、
上記第2リンク(104)は上記第1リンク(30')により支持されて、上記第1リンク(30')の運動に応じて運動し、
上記第1リンク(30')は、上記第1レッグレストパネル(26')にピボット運動可能に取り付けられた第1及び第2ボードリンク(42',44')と、上記第1ボードリンク(42')を上記チェアフレーム(12')にピボット運動可能に相互連結する第1コネクタリンク(60')と、上記第2ボードリンク(44')をサポートリンク(56')の第1端にピボット運動可能に相互連結する第2コネクタリンク(48')と、上記アクチュエーション機構(2 2',23')を上記サポートリンク(56')の第2端に相互連結するドライブリンク(70')とからなり、
上記第1コネクタリンク(60')が上記サポートリンク(56')の中間部分にピボット運動可能に相互連結され、上記第2コネクタリンク(48')が上記第1ボードリンク(42')の中間部分にピボット運動可能に相互連結され、
上記第2リンク(104)は第3ボードリンク(110)からなり、上記第3ボードリンク(110)は、上記第2レッグレストパネル(28')が固定される第1部分(106)と、上記第1ボードリンク(42')にピボット運動可能に相互連結された第2部分(112)と、上記サポートリンク(56')にピボット運動可能に相互連結された第3部分(114)とからなる、
ことを特徴とするレッグレストアッセンブリ。 - 上記第1ボードリンク(42')の運動に応じて、上記第3ボードリンク(110)が上記第3ボードリンク(110)の上記第3部分(114)と上記サポートリンク(56')の上記第1端とを相互連結するピボット部(54')の回りにピボット運動をする請求項1記載のレッグレストアッセンブリ。
- 上記第3ボードリンク(110)の上記第3部分(114)と上記サポートリンク(56')の上記第1端とを相互連結する上記ピボット部(54')が、上記サポートリンク(56')の上記第1端と上記第コネクタリンク(48')とを相互連結するピボット部である請求項2記載のレッグレストアッセンブリ。
- 上記第3ボードリンク(110)の上記第2部分(112)と上記第1ボードリンク(42')とを相互連結するピボット部(50')が、上記第2コネクタリンク(48')と上記第1ボードリンク(42')とを相互連結するピボット部である請求項3記載のレッグレストアッセンブリ。
- 上記第3ボードリンク(110)の上記第2部分(112)と上記第1ボードリンク(42')とを相互連結するピボット部(50')が、上記第2コネクタリンク(48')と上記第1ボードリンク(42')とを相互連結するピボット部である請求項2記載のレッグレストアッセンブリ。
- 上記第1及び第2レッグレストパネル(2 6',28')が詰め物や外装が施された部材である請求項1記載のレッグレストアッセンブリ。
- チェアフレーム(12')によって支持されたシートアッセンブリと、
引込位置と伸展位置の間でレッグレストアッセンブリ(100)が動くことができるようにするためのアクチュエーション機構(22',23')とを備える家具であって、
上記レッグレストアッセンブリ(100)が、第1レッグレストパネル(26')と、第2レッグレストパネル(2 8')と、上記第1レッグレストパネル(26')の関節運動を引き起こすための第1リンク(30')と、上記第1リンク(30')に支持され、上記第1リンク(30')の運動に応じて上記第2レッグレストパネル(28')の関節運動を引き起こすための第2リンク(104)とからなり、
上記第1リンク(30')が関節運動を行うことができるように上記アクチュエーション機構(22',23')に連結され、この関節運動により、上記引込位置では上記第2レッグレストパネル(28')は上記第1レッグレストパネル(26')の後方に且つ上記第1レッグレストパネル(26')とほぼ平行に位置し、よって、上記第1レッグレストパネル(26')により隠され、上記伸展位置では上記第1及び第2レッグレストパネル(26',28')は上記シートアッセンブリにほぼ連続した途切れの無い支持面を形成し、
上記第1リンク(30')は、上記第1レッグレストパネル(26')にピボット運動可能に取り付けられた第1及び第2ボードリンク(42',44')と、上記第1ボードリンク(42')を上記チェアフレーム(12')にピボット運動可能に相互連結する第1コネクタリンク(60')と、上記第2ボードリンク(44')をサポートリンク(56')の第1端にピボット運動可能に相互連結する第2コネクタリンク(48')と、上記アクチュエーション機構(2 2',23')を上記サポートリンク(56')の第2端に相互連結するドライブリンク(70')とからなり、
上記第1コネクタリンク(60')が上記サポートリンク(56')の中間部分にピボット運動可能に相互連結され、上記第2コネクタリンク(48')が上記第1ボードリンク(42')の中間部分にピボット運動可能に相互連結され、
上記第2リンク(104)は第3ボードリンク(110)からなり、上記第3ボードリンク(110)は、上記第2レッグレストパネル(28')が固定される第1部分(106)と、上記第1ボードリンク(42')にピボット運動可能に相互連結された第2部分(112)と、上記サポートリンク(56')の上記第1端にピボット運動可能に相互連結された第3部分(114)とからなる、
ことを特徴とする家具。 - 上記第1ボードリンク(42')のピボット運動に応じて、上記第3ボードリンク(110)が上記第3ボードリンク(110)の上記第3部分(114)と上記サポートリンク(56')とを相互連結するピボット部(5 4')の回りにピボット運動をする請求項7記載の家具。
- 上記第3ボードリンク(110)の上記第3部分(114)と上記サポートリンク(56')の上記第1端とを相互連結する上記ピボット部(54')が、上記サポートリンク(56')の上記第1端と上記第2コネクタリンク(48')とを相互連結するピボット部である請求項8記載の家具。
- 上記第3ボードリンク(110)の上記第2部分(112)と上記第1ボードリンク(42')とを相互連結するピボット部(50')が、上記第2コネクタリンク(48')と上記第1ボードリンク(42')とを相互連結するピボット部である請求項9記載の家具。
- 上記第3ボードリンク(110)の上記第2部分(112)と上記第1ボードリンク(42')とを相互連結するピボット部(50')が、上記第2コネクタリンク(48')と上記第1ボードリンク(42')とを相互連結するピボット部である請求項7記載の家具。
- 上記第1及び第2レッグレストパネル(26',28')が詰め物や外装が施された部材である請求項7記載の家具。
- チェアフレーム(12')によって支持されたシートアッセンブリと、引込位置と伸展位置の間でデュアルレッグレストアッセンブリ(100)が動くことができるようにするためのアクチュエーション機構(2 2',23')とを備える家具(10')において、上記デュアルレッグレストアッセンブリ(100)が、
第1レッグレストパネル(26')と、
上記第1レッグレストパネル(26')を上記アクチュエーション機構(22',23')に相互連結して、上記第1レッグレストパネル(26')が上記引込位置から上記伸展位置へ関節運動することができるようにするパンタグラフリンク(30')と、
オットマンパネル(28')と、
オットマンリンク(104)とからなり、
上記オットマンリンク(104)が、上記オットマンパネル(28')が固定されるブラケット部(106)と、上記パンタグラフリンク(30')の第1リンク(42')が上記オットマンリンク(104)と上記パンタグラフリンク(3 0')の第2リンク(56')との間に配置するように、上記パンタグラフリンク(30')の上記第1リンク(42')にピボット運動可能に相互連結された第1ピボット部(50')と、上記パンタグラフリンク(30')の上記第2リンク(56')にピボット運動可能に連結された第2ピボット部(54')とからなり、よって、上記パンタグラフリンク(24')の関節運動に応じて、上記オットマンパネル(28')が上記第2ピボット部(54')に対して円弧状の経路に沿って移動する、
ことを特徴とするデュアルレッグレストアッセンブリ。 - チェアフレーム(12')によって支持されたシートアッセンブリと、引込位置と伸展位置の間でデュアルレッグレストアッセンブリ(100)が動くことができるようにするためのアクチュエーション機構(2 2',23')とを備える家具において、上記デュアルレッグレストアッセンブリ(100)が、
第1レッグレストパネル(26')と、
上記アクチュエーション機構(22',23')に第1端が運動可能に連結され且つサポートリンク(56')に第2端がピボット運動可能に連結されたドライブリンク(7 0')を備え、上記第1レッグレストパネル(26')を上記アクチュエーション機構(22',23')に相互連結して、上記第1レッグレストパネル(26')が上記引込位置から上記伸展位置へ関節運動することができるようにするパンタグラフリンク(30')と、
オットマンパネル(28')と、
オットマンリンク(104)とからなり、
上記オットマンリンク(104)が、上記オットマンパネル(28')が固定されるブラケット部(106)と、上記パンタグラフリンク(30')の第1ボードリンク(42')にピボット運動可能に相互連結された第1ピボット部(5 0')と、上記パンタグラフリンク(30')のコネクタリンク(48')及び上記サポートリンク(56')にピボット運動可能に連結された第2ピボット部(54')とからなり、上記ドライブリンク(70')と上記サポートリンク(56')との間のピボット連結部(68')は、上記レッグレストアッセンブリ(100)が伸展位置に位置したときに、上記ドライブリンク(70')の上記第1端及び上記オットマンリンク(104)の上記第2ピボット部(54')と実質的に同一線上に位置し、よって、上記パンタグラフリンク(30')の関節運動に応じて、上記オットマンパネル(28')が上記第2ピボット部(54')に対して円弧状の経路に沿って移動する、
ことを特徴とするデュアルレッグレストアッセンブリ。 - 上記パンタグラフリンク(30')が、第1端が上記第1レッグレストパネル(26')にピボット運動可能に連結された第2ボードリンク(44')を備え、
上記コネクタリンク(48')の第1端が、上記第2ボードリンク(44')の第2端にピボット運動可能に連結され、且つ上記コネクタリンク(48')の第2端が上記サポートリンク(56')の上記ドライブリンク(70')と反対側の端部にピボット運動可能に連結された請求項14記載のレッグレストアッセンブリ。 - 上記パンタグラフリンク(30')の上記第1ボードリンク(42')の第1端が、上記第1レッグレストパネル(26')にピボット運動可能に連結され、
上記パンタグラフリンク(30')は、その第1端が上記第1ボードリンク(42')の第2端にピボット運動可能に連結され、第2端が上記チェアフレーム(12')の第2端に運動可能に連結されたスウィングリンク(60')と、第1端が上記第1レッグレストパネル(26')にピボット運動可能に連結された第2ボードリンク(44')とを備え、
上記コネクタリンク(48')の第1端が上記第2ボードリンク(44')の第2端にピボット運動可能に連結され、
上記サポートリンク(56')の第1端が上記コネクタリンク(48')の第2端にピボット運動可能に連結された請求項14記載のレッグレストアッセンブリ。 - 上記スウィングリンク(60')が上記サポートリンク(56')の第1中間ピボット部(62')にピボット運動可能に連結され、よって、上記レッグレストアッセンブリ(100)が伸展位置に位置したときに上記ドライブリンク(70')と上記サポートリンク(56')との間のピボット連結部が、上記ドライブリンク(70')の上記第1端、上記第1中間ピボット部(62')および上記第2ピボット部(54')と実質的に同一線上に位置する請求項16記載のレッグレストアッセンブリ。
- 上記コネクタリンク(48')の上記第2端が、上記オットマンリンク(104)の上記第2ピボット部(54')にピボット運動可能に連結される請求項16記載のレッグレストアッセンブリ。
- 上記コネクタリンク(48')が上記第1ボードリンク(42')に対して、上記オットマンリンク(104)の上記第1ピボット部と同一である第2中間ピボット部(50')においてピボット運動可能に連結される請求項18記載のレッグレストアッセンブリ。
- 上記第1ボードリンク(42')が、上記第2中間ピボット部(50')において上記コネクタリンク(48')と上記オットマンリンク(104)との間に配置される請求項19記載のレッグレストアッセンブリ。
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