JP3654459B2 - 鶏卵の方向を揃える装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鶏卵の選別、包装などの連続する工程を自動的又は半自動的に行うにあたり必要な、鶏卵の鋭端の向きを同じに揃える、即ち鶏卵の方向を揃えるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
平坦なところに鶏卵を横向きに置いて押すと、鋭端側が小円を描き、鈍端側が大円を描くため、鋭端側を中心方向へ向けた扇状の運動をすることはよく知られている。この性質を利用して、2本のロ−ラ上に鶏卵を載せてロ−ラを回転させると、鋭端が向いている方向の軸方向へ鶏卵が移動する。
【0003】
鶏卵が回転時に鋭端側の軸方向へ移動する性質を応用して、鶏卵の向きを揃える代表的な装置の一つは、外径が均一な長ロ−ラ列の上に独特の板状のガイド部材を配し、鶏卵がガイド部材の間を通る過程で、揃える方向と異なる方向の鶏卵のみがガイド部材に当たって反転し、全ての鶏卵が向きを揃えるよう構成されている。ガイド部材間で形成されるガイド列は、処理能力に応じて6列又は12列等が用いられている。
【0004】
その二は、特公昭45−35214号公報記載の「鶏卵の尖頭側を所定の方向に揃える装置」である。この装置では、鶏卵が回転により鋭端の向いている側の軸方向へ移動する、この移動量を確保した段付きロ−ラを複数個(処理列の数、例えば6個)設ける。鶏卵は回転途中に、段付きロ−ラの範囲内で向きに応じてそれぞれがロ−ラ端に寄る。その後、案内下降装置の働きによって、鈍端を下にして次段のロ−ラに導かれる。次段のロ−ラでは、鈍端を下にした鶏卵は一定方向のみに横転するようになっており、その結果、鶏卵の向きが揃えられる。
【0005】
しかし、前者の装置はガイド板の入口で既に目標の方向へ向いた鶏卵に対して、反転作用を無効にするために、途中のガイド部材の間隔を広くする必要がある。このため、装置の総幅員が大きくなり、他のコンベヤ類から装置が突出する不利がある。又、ガイド板に沿わせて鶏卵を幅方向へ大きく移動させ、反転させたのち再び入口の幅に狭めて移動させねばならず、装置長を短くするのにも限度がある。
【0006】
後者の装置では、初段のロ−ラから次段のロ−ラまでは、案内下降装置によって移動する間に方向転換をするが、この高低差が自動選別包装機の入口の高さを高くし、或いはその後の装置高を低くしてしまう欠点がある。
【0007】
又、個々の段付きロ−ラが鶏卵の軸方向移動量を内包し、終始このピッチは狭められることがないので、以降のトランスファ装置(6列ロ−ラで6列に搬送される鶏卵を1列のコンベヤに移し替える装置)、1列コンベヤ等の速度が前記移動量分だけ速くなる欠点がある。
【0008】
なお、特公平7−64417号公報記載の「卵のごとき物品の受容又は転送、垂直搬送および供給装置」がある。この装置は、鶏卵の重心が鋭端側へずれていることを利用するもので、鶏卵を2枚の板状ガイドで挟んで滑落させると、その途中で鋭端が下へ向く性質を利用している。しかし、鶏卵の落下距離を大きくとる必要があるため、装置高を大きくとらねばならず、そのうえ鶏卵が損傷しやすい欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明が解決しようとする課題は、ロ−ラコンベヤ間をつなぐ渡りや、ロ−ラコンベヤ間の落差がない、構成が簡単でコンパクトな鶏卵の方向を揃える装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の鶏卵の方向を揃える装置の特徴は、以下のとおりである。
即ち、鶏卵を供給される上流側に上流側ロ−ラ強制回転機構を、鶏卵を排出する下流側に下流側ロ−ラ強制回転機構とを備えたロ−ラコンベヤに、上流側には対向して上流側通路を形成し、鶏卵の鋭端を上流側通路のいずれか一方の片側へ寄せる誘導ガイドを設け、下流側には対向して下流側通路を形成する区画板を設ける。
【0011】
そして、前記両ロ−ラ強制回転機構の間には、誘導ガイドと接続して上流側通路に延出し、鶏卵の鋭端側は乗り上げさせて鶏卵を立てさせ、鈍端側はそのまま通過させる反転ガイドを設けるとともに、立たせた鶏卵を逆向きに転倒させるためロ−ラを長手方向へシフトさせるシフト手段を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1、図2に於いて、1は鶏卵Eの搬送方向aへ進行するロ−ラコンベヤで、図示しない駆動源によりエンドレスに駆動される左右のチェ−ン2には、ロ−ラ4群が、長いロ−ラピン3により枢支されている。図4で詳細に示すように、この筒状のロ−ラ4には、ロ−ラピン3が、ピン取付部材5を介して摺動自在に嵌め込まれている。6はロ−ラ4の空洞部である。
【0013】
7は上流側ロ−ラ強制回転機構で、鶏卵Eを前工程のコンベヤから供給される側であるロ−ラコンベヤ1の上流側に設けられて、矢印bの方向へエンドレスに駆動される。
【0014】
8は下流側ロ−ラ強制回転機構であって、鶏卵Eを次工程のコンベヤへ排出する側であるロ−ラコンベヤ1の下流側に設けられていて、矢印bの方向へエンドレスに駆動される。両ロ−ラ強制回転機構7、8には、ともにプラスチック製のフラットチェ−ンが用いられている。なお、A1は上流側ロ−ラ強制回転機構7によりロ−ラ4が回転させられる上流側ロ−ラ回転区間、A2は下流側ロ−ラ回転機構8によりロ−ラ4が回転させられる下流側ロ−ラ回転区間である。
【0015】
9は誘導ガイドで、小径棒又は板が用いられていて、ロ−ラコンベヤ1の上流側に水平に設けられ、対向する誘導ガイド9、9間に上流側通路10を形成する。上流側通路10の幅Wは、上流側ロ−ラ回転区間A1で鶏卵Eが、いずれかの片側へ寄って誘導ガイド9に摺接すればよいので、大玉卵の長さがせいぜい65〜70mmであることから、約75mmで足りる。11は区画板で、対向する区画板11間には、下流側通路12が形成されている。
【0016】
13は反転ガイドで、ロ−ラ4が回転しない区間である、上流側ロ−ラ回転区間A1と下流側ロ−ラ回転区間A2との間の、ロ−ラ回転停止区間Bに設けられている。反転ガイド13は、誘導ガイド9に接続して、下流側通路に屈曲(ないし彎曲)する水平な乗り上げ部13aと、乗り上げ部13aと接続して、斜上したのち水平となって搬送方向aと平行に延出する立て部13bとからなる。実施例では反転ガイド13は、誘導ガイド9と一体に形成されているが、別部材としてもよい。
【0017】
14はシフト手段であって、反転ガイド13の立て部13bの下方へ進行してきたロ−ラ4を、その長手方向へシフトさせるものである。シフト手段として、鶏卵Eの鋭端を搬送方向aに対し右側に揃える実施例では、図4、図5で示すように、下流側通路12へ次第に突出して、ロ−ラ4の外端部を摺接させる斜辺を有する、直線カムブロックが用いられている。チェ−ン2は、コ字状のカムブロックの空隙部を進行する。
【0018】
図3で示す15は逆シフト手段で、シフトしたロ−ラ4群をシフト量だけ逆方向へシフトさせ、次のシフトに備えるものである。実施例では、逆シフト手段をロ−ラコンベヤ1が往路に転ずる直前に設けており、前記のシフト手段14と同様の直線カムブロックを逆向きにして用いている。なお、逆シフト手段を2個設けて、鶏卵Eを次工程コンベヤへ渡した後の復路の始まりのところでシフト量の半量を回復させ、次いで往路に転ずる直前で残りの半量を回復させるようにしてもよい。
【0019】
なお、シフト手段14、逆シフト手段15として、直線カムブロックにかえて、チェ−ン2と同期して揺動するア−ム機構でロ−ラ4端を打たせるなどの公知の手段を採用することもできる。
【0020】
上記の構成から、前工程のコンベヤから供給された鶏卵Eは、上流側ロ−ラ回転区間A1で回転するロ−ラ4の回転により、鋭端側の軸方向へ移動して、誘導ガイド9に摺接しながら搬送される。鋭端を搬送方向aの左側にしてロ−ラ回転停止区間Bに入った鶏卵E1は、鋭端側の進行を妨げるように設置された反転ガイド13の乗り上げ部13aに、図6のように鋭端を乗り上げる。
【0021】
乗り上げ部13aは搬送方向aに伴い、水平に鶏卵E1の鋭端にくい込む方向に屈曲しているので、鋭端側を起こされて乗り上げた鶏卵E1は、立て部13bによって次第に鈍端側を下にして立ち上り、立て部13bによりかかかってほぼ直立状態になる。しかし、立て部13bの下に進行してきたロ−ラ4は、シフト手段14により、長手方向、即ち搬送方向aの左側へシフトされるため、直立状態の鶏卵E1は、いわば足元をすくわれて、鋭端を右側に反転させられて区画板11によりかかり、鶏卵E1の中心移動を最小限に抑えた方向転換が達成される。なお、区画板11は、この方向転換に際し隣の鶏卵との干渉を防ぐ機能も有する。
【0022】
一方、鋭端を右側にして供給された鶏卵E2は、乗り上げ部13aの反対側にある誘導ガイド9に鋭端を摺接させつつ、即ち鋭端を上流側通路10の右端を搬送されるので、鈍端側が乗り上げ部13aに摺接しても乗り上げることなく、又、ロ−ラ4がシフトしても立て部13bの下を通過する。
【0023】
ロ−ラ回転停止区間Bを通過した鶏卵E1、E2は、下流側ロ−ラ回転区間A2に入って回転するロ−ラ4により鋭端側の軸方向へ移動して、次工程のコンベヤへ排出される。このとき、反転が未完了の鶏卵E1は、ロ−ラ4の回転により反転を完了させられる。シフトしたロ−ラは、逆シフト手段15により初期状態に戻る。
【0024】
【発明の効果】
上流側通路の幅が75mm前後で足りるため、そのままの幅か或いは少し拡げた程度で方向をかえる必要のある鶏卵だけを方向転換できるので、他のコンベヤ列から本装置のみが突出することがなく、一連の鶏卵処理装置の設置面積が少なくてすむうえ、又作業員の移動を妨げない。
【0025】
鶏卵の方向を揃える過程で、コンベヤ間の渡り、落差がないので、鶏卵にとって衝撃を与えない優しい方向転換が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図である。
【図2】側面略図である。
【図3】ロ−ラコンベヤの往路の要部平面略図である。
【図4】ロ−ラのチェ−ンへの取付状態を示す一部欠截平面図である。
【図5】シフト手段の正面図である。
【図6】鶏卵が反転ガイドの乗り上げ部に乗り上げる状態の正面図である。
【符号の説明】
1 ロ−ラコンベヤ
4 ロ−ラ
7 上流側ロ−ラ強制回転機構
8 下流側ロ−ラ強制回転機構
9 誘導ガイド
10 上流側通路
11 区画板
12 下流側通路
13 反転ガイド
14 シフト手段

Claims (4)

  1. 鶏卵を供給される上流側に上流側ロ−ラ強制回転機構を、鶏卵を排出する下流側に下流側ロ−ラ強制回転機構とを備えたロ−ラコンベヤに、上流側には対向して上流側通路を形成して、鶏卵の鋭端を上流側通路のいずれかの一方の片側へ寄せる誘導ガイドを設け、下流側には対向して下流側通路を形成する区画板を設けて、前記両ロ−ラ強制回転機構の間には、誘導ガイドと接続して上流側通路に延出し、鶏卵の鋭端側は乗り上げさせて鶏卵を立てさせ、鈍端側はそのまま通過させる反転ガイドを設けるとともに、立たせた鶏卵を逆向きに転倒させるため、ロ−ラを長手方向へシフトさせるシフト手段を設けてなる鶏卵の方向を揃える装置。
  2. ロ−ラコンベヤには、シフトしたロ−ラをシフト量だけ逆方向へ移動させる逆シフト手段が設けられている請求項1の鶏卵の方向を揃える装置。
  3. シフト手段と逆シフト手段とは、進行するロ−ラを摺接させる斜辺を有する直線カムブロックである請求項1の鶏卵の方向を揃える装置。
  4. 反転ガイドは、下流側通路へ延出したのち、鶏卵搬送方向と平行に斜上したのち水平に設けられている請求項1の鶏卵の方向を揃える装置。
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