JP3654047B2 - 車両状況記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の運行状況等を記録する車両状況記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の運行状況記録装置としては、例えば特開平7−277230号公報に記載された第5図に示すようなものがある。すなわち、この車両状況記録装置では、衝突の可能性を検出する手段として接触を検出するタッチセンサがオンか否かの判断を行ない、また高Gセンサが所定値以上の高Gを検出しているか否かを判断し、衝突可能性を特定するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の車両状況記録装置では、タッチセンサや高Gセンサによる車両挙動の検出のため、運転者が衝突すると感じたり、ABS(アンチロックブレーキシステム)等の衝突回避装置の作動により衝突を回避した場合には情報が記録されず、運転者がいわゆる“ハッとした”状況を記録することができなかった。
【0004】
本発明は、いわゆる運転者がハッとした状況を記録することのできる車両状況記録装置の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、運転者による車両の運転操作情報と、前記車両が障害物を回避する時に働く装置の作動情報と、車両自体の挙動情報との少なくとも何れか1つを情報として検出する車両情報検出手段と、前記検出された情報から前記運転者の緊張状態の高まりを判断する緊張判断手段と、該緊張判断手段により前記運転者が緊張を高めた状態であると判断されたとき前記車両の走行に関する情報を記録する緊張状態記録手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1記載の車両状況記録装置であって、前記車両情報検出手段は、前記運転者による車両の運転操作情報と、これに加えて車両が障害物を回避する時に働く装置の作動情報と、車両自体の挙動情報との少なくとも何れか一方を情報として検出することを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項2記載の車両状況記録装置であって、前記緊張判断手段は、前記車両情報検出手段が検出する情報が前記運転操作情報と作動情報との何れかであるとき、前記運転操作情報を優先させて前記緊張状態の高まりを判断することを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項2記載の車両状況記録装置であって、前記緊張判断手段は、前記車両情報検出手段が検出する情報が前記作動情報と挙動情報との何れかであるとき、前記作動情報を優先させて前記緊張状態の高まりを判断することを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の車両状況記録装置であって、前記車両情報検出手段により検出された情報を連続的に記録するデータ記録手段を備え、前記緊張判断手段が前記運転者の緊張状態の高まりを判断したとき前記データ記録手段から前記緊張状態記録手段に前記車両の走行に関する情報を転送して記録させる制御手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明は、請求項5記載の車両状況記録装置であって、前記制御手段は、前記緊張状態判断手段が運転者の緊張状態の高まりを判断した時点から前後所定時間内の前記車両の走行に関する情報を前記緊張状態記録手段に記録させることを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明は、請求項5又は6記載の車両状況記録装置であって、前記データ記録手段と前記緊張状態記録手段との容量を可変にしたことを特徴とする。
【0012】
請求項8の発明は、請求項5〜7の何れかに記載の車両状況記録装置であって、前記制御手段は、前記転送のタイミングを可変とすることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1の発明では、車両情報検出手段が車両の走行に関する情報を検出し、緊張判断手段が検出された情報から運転者が緊張を高めたか否かを判断する。緊張判断手段により運転者が緊張を高めた状態であると判断されたときは、緊張状態記録手段が車両の走行に関する情報を記録する。従って、車両の走行に関する情報がどのような時に運転者が緊張を高めるかを知ることができ、いわゆる運転者がハッとした状態を記録することができる。
【0014】
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、車両情報検出手段は運転者による車両の運転操作情報と、車両が障害物を回避するときに働く装置の作動情報と、車両自体の挙動情報との少なくともいずれか1つを情報として検出することができ、緊張状態判断手段はこれらの運転操作情報、作動情報、挙動情報の少なくともいずれか1つから運転者が緊張を高めたかを判断することができ、より正確にハッとした状態を記録することができる。
【0015】
請求項3の発明では、請求項2の発明の効果に加え、車両情報検出手段が検出する情報が、運転操作情報と作動情報とのいずれかである時、運転操作情報を優先させて緊張状態の高まりの判断を行なうことができ、より正確に判断し、ハッとした状態を記録することができる。
【0016】
請求項4の発明では、請求項2の発明の効果に加え、車両情報検出手段が検出する情報が、作動情報と挙動情報とのいずれかである時、作動情報を優先させて緊張状態の高まりの判断を行なうことができ、正確に判断を行ない、いわゆるハッとした状態を記録することができる。
【0017】
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれかの発明の効果に加え、データ記録手段によって車両情報検出手段により検出された情報を連続的に記録し、緊張判断手段が運転者の緊張状態の高まりを判断した時、データ記録手段から緊張状態記録手段に車両の走行に関する情報を転送して記録させることができ、より正確な情報の記録を行なうことができる。
【0018】
請求項6の発明では、請求項5の発明の効果に加え、緊張状態の高まりを判断した時点から前後所定時間内の車両の走行に関する情報を記録することができ、より正確にいわゆるハッとした状態の記録を行なうことができる。
【0019】
請求項7の発明では、請求項5又は6の発明の効果に加え、データ記録手段と緊張状態記録手段との容量を可変にしたため、必要に応じた記録を行なうことができる。
【0020】
請求項8の発明では、請求項5〜7のいずれかの発明の効果に加え、記録内容を変えることができ、要求される解析に応じた内容にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る車両状況検出装置のブロック図である。図1のように、車両状況記録装置は、車両情報検出手段としてセンシングデバイス1、緊張判断手段として緊張状況判断ロジック3、緊張状態記録手段として2次メモリ5、データ記録手段として1次メモリ7、制御手段としてコントローラ9を備えている。また、そのほか運行データ処理ロジック11、ドライブレコーダ13を備えている。
【0022】
前記センシングデバイス1は、車両の走行に関する情報を検出するもので、車両自体の挙動情報15、運転者による車両の運転操作情報17、車両が障害物を回避するときに働く装置の作動情報19を情報として検出するようになっている。但しセンシングデバイス1は、これら挙動情報15、運転操作情報17、作動情報19の少なくともいずれか1つを情報として検出する構成にすることもできる。また、センシングデバイス1は、そのほか車両の走行情報21、画像情報23を検出するようになっている。
【0023】
前記挙動情報15としては、例えば車速15a、エンジン回転数15b、車両の前後及び左右方向の加速度(XY)15c、ヨー角加速度15d、ロール角15e、ピッチ角15f、スリップ量15g、タッチセンサ15hで検出する障害物に対する接近状態等としている。
【0024】
前記運転操作情報17としては、アクセル操作(スロットル開度)17a、ステアリング握り圧17b、操舵角17c、ブレーキ操作(油圧)17d等としている。
【0025】
前記走行情報21としては、ウインカ動作情報21a、ヘッドランプ動作情報21b、テールランプ動作情報21c、シートベルト着用の有無21d、各種警告灯の動作情報21e、運行記録としてのGPS信号21f、日時情報21g等としている。
【0026】
前記作動情報19は、車両が障害物を回避するときに働く装置の作動情報であり、ABS(アンチロックブレーキシステム)作動情報、TCS(トラクションコントロールシステム)作動情報19b、VDC(ヴィークルダイナミックコントロール)作動情報19c等としている。
【0027】
前記画像情報23としては、車両前方画像23a、車両後方画像23b、室内画像23c、前輪タイヤ画像23d等としている。
【0028】
前記緊張状況判断ロジック3は、前記センシングデバイス1で検出された情報から運転者の緊張状態の高まりを判断するものである。前記2次メモリ5は、前記緊張状況判断ロジック3により運転者が緊張状態を高めたと判断されたとき、前記センシングデバイス1で検出した車両の走行に関する情報を記録するものである。本実施形態においては、1次メモリ7から転送することにより記録し、1次メモリ7は、前記センシングデバイス1により検出された情報を連続的に記録している。
【0029】
前記コントローラ9は、前記緊張状況判断ロジック3が運転者の緊張状態の高まりを判断したとき、前記1次メモリ7から前記2次メモリ5へ車両の走行に関する情報を転送して記録させるように制御している。2次メモリ5からは運転者が緊張状態を高めた状態であると判断されたときの車両の走行に関する情報を解析用データとしてアウトプットし、ドライブレコーダ13に出力するようになっている。
【0030】
前記運行データ処理ロジック11は、継続運転時間、継続走行距離、平均/最高速度、走行経路マップ等、車両運行データを処理するもので、該処理した運行データをドライブレコーダ13に入力するようになっている。
【0031】
前記ドライブレコーダ13は、前記運行データ処理ロジック11からの車両運行データ及び2次メモリ5からの解析用データを保存、記録するようになっている。
【0032】
図2は、判断ロジックに係り、各種走行状態に応じた運転操作状況、ABS等の作動状況、車両挙動状況を図表にしたものである。この図2では、例えばカーブで速度オーバーした場合25、前車に接近した場合27、車線変更時に他車に接近した場合29、右折時に対向車に接近した場合31、左折時に歩行者に接近した場合33、についてそれぞれ示している。各場合の状況は丸印及び黒丸印で示している。
【0033】
運転操作状況35に関し、運転操作項目としてアクセル操作、ステアリングの握り圧、操舵操作、ブレーキ踏み力、ブレーキ反応時間としている。また、物理量としてはスロットル開度、握り圧、操舵角、油圧、反応時間としている。センシングデバイスとしては開閉量センサ、ステアリング内蔵圧力センサ、操舵角センサ、油圧センサ、スロットルセンサ及び油圧センサとしている。判断基準としては、スロットル開度の前提速度が一定値以上か否か、ステアリングの握り圧力が一定値以上か否か、操舵操作の各加速度変化が一定値以上か否か、ブレーキ油圧上昇速度が一定値以上か否か、ブレーキ操作反応時間が一定値以下か否かとしている。
【0034】
作動状況37に関し、作動項目としてABS、VDC、TCSとしている。判定基準としては、作動しているか否かとしている。
【0035】
車両挙動状況39に関し、挙動項目として、エンジン回転、ロール用ピッチ、加減速度、横Gスリップ接近状態としている。物理量としては、回転数、ロール角、ヨーレイト、ピッチ角、前後G、横G、空転量、相対距離としている。センシング方法としては、回転数センサ、ロール角センサ、ヨーレイトセンサ、ピッチ角センサ、Gセンサ、スリップセンサ、タッチセンサとしている。判定基準としては、エンジン回転数の低下あるいは上昇が一定値以上か否か、ロール角が一定値以上か否か、ヨーレイトが一定値以上か否か、ピッチ角変化が一定値以上か否か、前後Gが一定値以上か否か、横Gが一定値以上か否か、スリップ量が一定値以上か否か、他車との相対距離が一定値以下か否か、としている。
【0036】
例えば一例として、カーブで速度オーバーした場合25には、運転操作状況として、まずアクセルから足を離し、ステアリングを強く握り操舵をすると共にブレーキを踏むという一連の操作を行なうと考えられる。
【0037】
そして、アクセル戻し速度が一定速度、つまり全閉状態、ステアリング握り圧が一定値以上、操舵角速度が一定値以上、ブレーキ圧上昇速度が一定値以上となっている場合に、カーブで速度オーバーしていると判定され、運転者の緊張状態の高まりが判断される。ここで一定値というのは、一定の閾値であり、例えば握り力などは20kgf以上のデジタル値等とすることができる。こうした閾値は運転者の平均操作値を基本とするが、必要に応じ又は実験などに基き任意に定めた値にすることも可能である。
【0038】
次に図3のフローチャートを用いて作用を説明する。まず、ステップS1からステップS4が運転操作情報に関するものであり、ステップS5からステップS7が作動情報に関するものであり、ステップS8からステップS11が挙動情報に関するものである。
【0039】
そして、本実施形態においては、ステップS1からステップS4の運転操作情報に関するものをステップS5からステップS7の作動情報に関するものに対し優先して判断し、またステップS5からステップS7の作動情報に関するものをステップS8からステップS11の挙動情報に関するものに対して優先して判断している。
【0040】
すなわち、緊張判断手段として緊張状況判断ロジック3は、車両情報検出手段としてのセンシングデバイス1が検出する情報が運転操作情報と作動情報とのいずれかであるとき、運転操作情報を優先させて緊張状態の高まりの判断を行なう。また、センシングデバイス1が検出する情報が作動情報と挙動情報とのいずれかであるとき、作動情報を優先させて緊張状態の高まり判断を行なう。
【0041】
まず、ステップS1において、アクセル戻り速度が一定速度以上か否かの判断が行なわれ、一定速度以上であるときはステップS2へ移行する。ステップS2では、ステアリング握り圧が一定値以上かの判断が行なわれ、一定値以上であるときはステップS3へ移行する。ステップS3では操舵角各速度が一定値以上であるか否かが判断され、一定値以上であるときはステップS4へ移行する。ステップS4ではブレーキ油圧上昇速度が一定値以上であるか否かが判断され、一定値以上であるときはステップS12へ移行し、1次メモリデータのうち一定時間情報を2次メモリへ転送する。
【0042】
すなわち、前記図1においてコントローラ9の制御により1次メモリ7に記憶されている走行に関する情報の連続データから一定時間の情報を2次メモリ5へ転送する。一定時間としては、前記ステップS1からステップS4の判断が行なわれた時点の前後所定時間内としている。このような処理によって、より正確に制御することができる。ステップS13では、2次メモリへのデータ処理書き込みが行なわれる。
【0043】
次に、ステップS1からステップS4の判断において、運転操作情報からは緊張が高まっていないと判断された場合には、次にステップS5からステップS7が実行される。
【0044】
ステップS5ではABSが作動しているかどうかの判断が行なわれ、ステップS6ではTCSが作動しているかどうかの判断が行なわれ、ステップS7ではVDCが作動しているかどうかの判断が行なわれる。いずれのステップにおいても、作動していると判断されるとステップS14へ移行し、ステップS12と同様に1次メモリデータのうち一定時間情報が2次メモリへ転送される。次いで、ステップS15において、前記ステップS13と同様に2次メモリ15に対しデータ処理及び書込みが行なわれる。
【0045】
前記ステップS5からステップS7において、いずれも作動していないと判断されれば、ステップS8からステップS11の判断が次に行なわれる。ステップS8では、ロール角が一定値以上であるか否かの判断が行なわれ、ステップS9ではヨー角加速度が一定値以上か否かの判断が行なわれ、ステップS10では横Gが一定値以上か否かの判断が行なわれ、ステップS11ではスリップ量が一定値以上であるか否かの判断が行なわれる。
【0046】
いずれのステップS8からS11においても、一定値以上であると判断された場合には、ステップS16へ移行し、前記ステップS12と同様に1次メモリデータのうち一定時間情報を2次メモリへ転送する。ステップS17では、前記ステップS13と同様に、データ処理及び書込みが行なわれる。
【0047】
すなわち、例えばカーブで速度オーバーして運転者が緊張を高めて運転操作したと判断した場合に、1次メモリ7から挙動情報15、運転操作情報17、走行情報21、画像情報23等が2次メモリ5へ転送され、ドライブレコーダ13に解析用データとして保存記録される。このようなデータは、統計データ処理のための基準として用いることができる。
【0048】
すなわち、緊張状態の高まりの判断によって、車両の走行に関する情報を選択的に記録することにより、障害物の回避操作等により通常の走行に戻った場合でも、緊張状態の高まりに基づく走行情報を保存することができ、従来得られなかった有益な情報を得ることができる。
【0049】
また、上記のように、緊張状態の高まりの判断の優先順位を付けることにより、運転操作情報に基づく判断が行なわれなかった場合には、ABS等の作動情報19に基づく緊張状態の高まりの判断が行なわれ、さらに運転操作情報17、作動情報19に基づく緊張状態の高まりの判断が行なわれなかった時でも、車両の挙動情報15による判断が行なわれるため、緊張状態の高まりの判断の検出精度をより向上することができる。
【0050】
なお、これら各運転操作情報17、ABS等の作動情報19、車両の挙動情報15によるそれぞれの緊張状態の高まりの判断による処理は、各々優先順位を設けずに、それぞれいずれか1つのみの判断、あるいは運転操作情報17と作動情報19との組み合わせ、作動情報19と挙動情報15との組み合わせ、挙動情報15と運転操作情報17との組み合わせを用いることもできる。そして、それぞれ対の組み合わせを用いる場合には、前記のように優先順位を付けることもできる。
【0051】
図4は、緊張状態の高まりが判断された時の2次メモリ5への転送及び記憶のタイミングを示したもので、走行中に時刻t0において緊張状態が高まったと判断されたとき、それよりも前のt1時間及び、後のt2時間の1次メモリ7の内容を2次メモリ5に転送している。なお、この時間t1,t2は2次メモリ5の内容又は容量に応じて任意に定めることができる。
【0052】
また、緊張状態の高まりが判断された時刻t0に対し、1次メモリ7から2次メモリ5へ転送するタイミングを可変にして、データドライブレコーダ13に記録するデータ内容を可変にすることができる。こうすることにより、保存記録するデータを自己解析等の解析内容等に応じた内容にすることができる。また、1次メモリ7及び2次メモリ5に保存するデータ量は、各メモリ容量を可変にすることにより、ドライブレコーダ13に記録するデータを可変にすることができる。
【0053】
図5は、他の実施形態を示すもので、基本的には図3と同一である。図5の実施形態においては、ステップS4とステップS12の間にステップS19を加え、各運転操作間の反応時間が一定値以上か否かの判断を行なっている。これは例えば、ステップS1からステップS4における各判断が一定値以上に短いと判断された時に、運転者の緊張状態が高まったと判断され、ステップS12へ移行するようにしたものである。こうすることによって、運転者の緊張状態の高まりをより精度良く判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るブロック図である。
【図2】一実施形態に係り、判断ロジックを示す図表である。
【図3】一実施形態に係るフローチャートである。
【図4】一実施形態に係るタイムチャートである。
【図5】他の実施形態に係るフローチャートである。
【図6】従来例に係るフローチャートである。
【符号の説明】
1 センシングデバイス(車両情報検出手段)
3 緊張状況判断ロジック(緊張判断手段)
5 2次メモリ(緊張状態記録手段)
7 1次メモリ(データ記録手段)
9 コントローラ(制御手段)
Claims (8)
- 運転者による車両の運転操作情報と、前記車両が障害物を回避する時に働く装置の作動情報と、車両自体の挙動情報との少なくとも何れか1つを情報として検出する車両情報検出手段と、
前記検出された情報から前記運転者の緊張状態の高まりを判断する緊張判断手段と、
該緊張判断手段により前記運転者が緊張を高めた状態であると判断されたとき前記車両の走行に関する情報を記録する緊張状態記録手段
とを備えたことを特徴とする車両状況記録装置。 - 請求項1記載の車両状況記録装置であって、
前記車両情報検出手段は、前記運転者による車両の運転操作情報と、これに加えて車両が障害物を回避する時に働く装置の作動情報と、車両自体の挙動情報との少なくとも何れか一方を情報として検出することを特徴とする車両状況記録装置。 - 請求項2記載の車両状況記録装置であって、
前記緊張判断手段は、前記車両情報検出手段が検出する情報が前記運転操作情報と作動情報との何れかであるとき、前記運転操作情報を優先させて前記緊張状態の高まりを判断することを特徴とする車両状況記録装置。 - 請求項2記載の車両状況記録装置であって、
前記緊張判断手段は、前記車両情報検出手段が検出する情報が前記作動情報と挙動情報との何れかであるとき、前記作動情報を優先させて前記緊張状態の高まりを判断することを特徴とする車両状況記録装置。 - 請求項1〜4の何れかに記載の車両状況記録装置であって、
前記車両情報検出手段により検出された情報を連続的に記録するデータ記録手段を備え、
前記緊張判断手段が前記運転者の緊張状態の高まりを判断したとき前記データ記録手段から前記緊張状態記録手段に前記車両の走行に関する情報を転送して記録させる制御手段を設けたことを特徴とする車両状況記録装置。 - 請求項5記載の車両状況記録装置であって、
前記制御手段は、前記緊張状態判断手段が運転者の緊張の高まり状態を判断した時点から前後所定時間内の前記車両の走行に関する情報を前記緊張状態記録手段に記録させることを特徴とする車両状況記録装置。 - 請求項5又は6記載の車両状況記録装置であって、
前記データ記録手段と前記緊張状態記録手段との容量を可変にしたことを特徴とする車両状況記録装置。 - 請求項5〜7の何れかに記載の車両状況記録装置であって、
前記制御手段は、前記転送のタイミングを可変とすることを特徴とする車両状況記録装置。
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