JP3653991B2 - Hybrid drive device - Google Patents

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンとモータの出力がプラネタリギア機構を介して出力ギアに伝達されるハイブリッド駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のハイブリッド駆動装置として、特開平8−317600号公報に開示されたものは、一つの軸線上に、エンジンの出力軸と、出力ギアとプラネタリギア機構と、第一のモータとをそれぞれ配置し、これに平行な他の軸線上に第二のモータを配置し、エンジンの出力をプラネタリギア機構により2つのモータおよび出力ギアに分配するようになっている。
【0003】
そして、この場合モータとプラネタリギア機構および出力ギアは共通のハウジングに収装されており、モータのロータ軸にプラネタリギア機構のサンギアが結合され、出力ギア軸にプラネタリギア機構のリングギアが結合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のハイブリッド駆動装置にあっては、モータのロータ軸にプラネタリギア機構のサンギアが結合される構造のため、生産時にプラネタリギア機構とモータを分けてサブアッセンブリ化することができない。このため、生産時にモータ等の性能を個別に調べることができず、生産性が悪いという問題があった。
【0005】
さらに、出力ギアに働くスラスト荷重がプラネタリギア機構の歯車要素に入力される構造のため、プラネタリギア機構に設けられる軸受構造が大型化するという問題点があった。
【0006】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ハイブリッド駆動装置の生産性の向上をはかることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータハウジングの内部に、内側から内ロータ、ステータ、外ロータの順で同心円上に配置されるモータと、エンジンの回転と前記内ロータの回転および前記外ロータの回転を歯車要素を介して出力ギアに選択的に伝達するプラネタリギア機構と、前記プラネタリギア機構を収装するギアハウジングとを備え、前記プラネタリギア機構の各歯車要素のうち、内ロータ及び外ロータのそれぞれと連結される2つの歯車要素の歯車は、噛合いによって発生するスラスト荷重前記ギアハウジングに支持され、かつ前記スラスト荷重が前記内ロータ及び外ロータに入力されないように内ロータ及び外ロータに連結する継手手段を備えたものとした。
【0008】
請求項2に記載の発明は、噛み合いによって発生するスラスト荷重を受けるスラスト受け部をギアハウジングのモータハウジングとギアハウジングとの連結箇所に設け、スラスト受け部に前記プラネタリギア機構を潤滑するオイルを導くオイル通路を形成するものとした。
【0009】
請求項3に記載の発明は、出力ギアをプラネタリギア機構の歯車要素にスラスト荷重が入力されないように連結する手段と、出力ギアに働くスラスト荷重を出力ギアを収装するハウジングに対して支持する軸受とを備えるものとした。
【0010】
請求項4に記載の発明は、外ロータに出力ギアを連結するものとした。
【0011】
請求項5に記載の発明は、出力ギアを一対の転がり軸受を介して支持し、各転がり軸受をそれぞれの転動体が外向きに傾斜するように配置し、オイルを各転がり軸受の間にその回転軸側から導入する構成とした。
【0012】
【発明の作用および効果】
請求項1に記載の発明においては、ハウジングにプラネタリギア機構の歯車要素に働くスラスト荷重を支持するスラスト受け部を形成し、モータをプラネタリギア機構の歯車要素にスラスト荷重が入力されないように継手手段を介して連結することで、モータを組み立てたサブアッセンブリとプラネタリギア機構を組み立てたサブアッセンブリに分離することが可能となる。この結果、生産時にモータやプラネタリギア機構の性能を個別に調べることが可能となり、生産性を高められる。
【0013】
また、モータにプラネタリギア機構からのスラスト荷重が作用しないので、モータの軸受構造の小型化がはかれるとともに耐久性が向上する。
【0014】
請求項2に記載の発明においては、スラスト受け部にオイル通路を形成するため、オイル通路をモータの内部に配設する必要がなく、モータ側のサブアッセンブリの構造の簡素化がはかれる。
【0015】
請求項3に記載の発明においては、出力ギアに働くスラスト荷重がプラネタリギア機構に入力されることがなく、プラネタリギア機構に設けられる軸受構造の小型化がはかれるとともに耐久性が向上する。さらに、プラネタリギア機構と出力ギアが独立して支持される構造により、例えば装置が搭載される車両に応じてプラネタリギア機構や出力ギアの設計を変更することが容易に行える。
【0016】
請求項4に記載の発明においては、外ロータに発生するトルクが出力ギアに直接伝達される。ステータの外側に設けられる外ロータは、ステータの内側に設けられる内ロータより回転半径が大きいため、出力ギアに大きいトルクを付与できる。例えば、車両の発進時に外ロータをモータとして作動させることにより、発進加速性を高められる。
【0017】
請求項5に記載の発明においては、各転がり軸受をそれぞれの転動体が外向きに傾斜するように配置することにより、各転がり軸受の軸スパンを短くし、コンパクト化がはかれる。オイルが各転がり軸受の間にその回転軸側から導入されることにより、オイルが遠心力を受けて各転がり軸受および出力ギアに導かれ、これらの潤滑性を確保できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
図1に示すように、車両のハイブリッド駆動装置は、多重ロータ構造の多層モータ1、エンジン(図示せず)、プラネタリギア機構3、リダクションギア機構4、ディファレンシャルギア機構5等から構成される。
【0021】
多層モータ1、エンジン、プラネタリギア機構3はそれぞれ第一の軸線O1上に設けられ、軸線O1と平行な軸線O2上にリダクションギア機構4が設けられ、同じく軸線O1と平行な軸線O3上にディファレンシャルギア機構5が設けられている。
【0022】
エンジンまたは多層モータ1により発生する出力トルクは、出力ギア35、リダクションギア機構4を介して反転しかつ減速してファイナルギア18に伝達され、回転を差動させて左右の駆動輪に伝達される。
【0023】
リダクションギア機構4のアイドラ軸36には、出力ギア35に噛合う一次減速ギア16と、ディファレンシャルギア機構5のファイナルギア18に噛合う二次減速ギア17と、駐車時に固縛されるパーキングギア19とがそれぞれ結合されている。
【0024】
多層モータ1は、内ロータ10と外ロータ30が円筒状のステータ20の内側と外側にそれぞれ所定のギャップをもって同心円上に配置する三層の多重ロータ構造をしている。内ロータ10は回転可能に支持された円柱状の内ロータ軸11と、内ロータ軸11の外周に結合される複数の永久磁石37によって構成され、外ロータ30は回転可能に支持された円筒状の外ロータドラム13と、外ロータドラム13の内周に結合される複数の永久磁石38によって構成される。ステータ20は軸方向に積層される複数のコア鋼板21と、積層されたコア鋼板21に巻かれるコイル15によって構成される。ステータ20のコイル15は内ロータ10と外ロータ30の間で共通化され、各コイル15に内ロータ10と外ロータ30に対する回転磁場が発生するように複合電流を流すことにより、内ロータ10と外ロータ30を電動機または発電機として作動させる。これにより、多層モータ1の小型化がはかれるとともに、電流による損失が小さく抑えられる。この多層モータ1の基本構造については、本出願人により特願平10−77449号として、既に提案されている。
【0025】
プラネタリギア機構3は、3つの歯車要素として、サンギア31と、サンギア31に噛合う複数のピニオン32と、各ピニオン32をピニオンシャフト39を介して回転自在に支持するキャリア34と、各ピニオン32に噛合うリングギア33とを備え、サンギア31とキャリア34およびリングギア33が同心円上に配置される三層の多重軸構造をしている。
【0026】
プラネタリギア機構3において、サンギア31は内ロータ10に連結され、キャリア34はエンジン出力軸24およびフライホイールダンパ26を介してエンジンのクランクシャフトに連結され、リングギア33は外ロータ30に連結されるとともに出力ギア35に連結される。なお、ドライブプレート49はクランクシャフトの後端にボルト29を介して締結される。
【0027】
外ロータ30はリングギア33を介して出力ギア35と連結されることにより、車両の発進時等に外ロータ30から出力ギア軸40に大きいトルクを直接付与できる。また、車両の減速時に出力ギア35から外ロータ30にトルクを直接付与して回生発電が有効に行われる。
【0028】
電磁クラッチ6の非締結時には、エンジンの発生トルクが、クランクシャフトからドライブプレート49とフライホイールダンパ26およびエンジン出力軸24を介してキャリア34に伝達され、各ピニオン32を介してサンギア31とリングギア33に分配される。このとき、内ロータ10と外ロータ30を電動機または発電機として作動させて出力ギア35の回転速度とトルクが調節される。また、内ロータ10を電動機として作動させてクランクシャフトを回転駆動することにより、エンジンの始動が行われる。
【0029】
電磁クラッチ6の締結時には、エンジンの発生トルクが、クランクシャフトからドライブプレート49、ドライブメンバ62、ドリブンメンバ61およびクラッチ出力軸60を介して出力ギア35に伝達されるため、車両の高速走行時に、エンジンの発生トルクを直接に出力ギア35に伝達する。これら電磁クラッチ6、ドライブプレート49、フライホイールダンパ26およびドライブプレート49は、フライホイールのマスの役割をする。
【0030】
ハイブリッド駆動装置は、多層モータ1をモータハウジング41に収装してユニット化されたサブアッセンブリ7と、プラネタリギア機構3とリダクションギア機構4およびディファレンシャルギア機構5等をギアハウジング50とクラッチハウジング57に収装してユニット化されたサブアッセンブリ8に分離できる構造とする。
【0031】
図2にも示すように、多層モータ1のモータハウジング41は、有底円筒状をし、その底部となる後壁部41aに複数のボルト43を介して円筒状のステータ20が略同心的に締結される。これにより、ステータ20はモータハウジング41に片持ち支持される。モータハウジング後壁部41aとステータ20の後面の間には円盤状のセパレートプレート46とステータブラケット44が介装され、ステータ20の前面に接合する円盤状のフロントプレート45が設けられる。各ボルト43はモータハウジング後壁部41a、セパレートプレート46、ステータブラケット44、ステータ20を貫通し、フロントプレート45に螺合することにより、ステータ20をモータハウジング41に対して締結する。
【0032】
外ロータ30の両端に設けられる外ロータ軸部30a,30bは、ボールベアリング63,64とボールベアリング65をそれぞれ介して回転可能に両持ち支持される。
【0033】
外ロータ30の出力を取り出す側に位置する外ロータ軸部30aは、永久磁石38が結合される円筒状の外ロータドラム13と、外ロータドラム13のスラスト支持部材に分割される。外ロータドラム13のスラスト支持部材として、アウタードラムカバー23が複数のボルト28を介して外ロータドラム13の前端部に締結されるとともに、アウタードラムカバー23の内周端にインナードラムカバー27が溶接により固着される。アウタードラムカバー23はノックピン166を介して外ロータドラム13に対する位置決めが行われる。
【0034】
ギアハウジング50、アウタードラムカバー23、外ロータドラム13、モータハウジング41内に冷却風を導く開口部50w,23w,13w,41wがそれぞれ形成される。アウタードラムカバー23は冷却フィン23aを有し、プレス加工により形成される。外ロータ30の回転に伴い冷却フィン23aによってステータ20のまわりに送風され、ステータ20の冷却が行われる。開口部41w、50wにはエアフィルタ170,171が取付けられる。モータハウジング41内には冷却空気がエアフィルタ170,171を介して取り込まれることにより、モータハウジング41内に鉄粉等が侵入することを防止し、鉄粉が永久磁石37,38に付着しないようにしている。
【0035】
インナードラムカバー27は円筒軸部27aとスケール部27bを有する。インナードラムカバー27は鋳造もしくは鍛造により形成される。アウタードラムカバー23とインナードラムカバー27はビーム溶接により固着され、両者の熱変形が抑えられる。
【0036】
一対のボールベアリング63,64は、外ロータ軸部30aを挟むようにしてギアハウジング50とステータ20の間に介装される。
【0037】
深玉式ボールベアリング63はそのインナーレースの後端が外ロータ軸部30aの円筒軸部27aに当接し、そのアウターレースの前端がシム66を介してギアハウジング50に当接している。深玉式ボールベアリング64はそのインナーレースの後端が外ロータ軸部30aの円筒軸部27aに当接し、そのアウターレースの前端がステータ20のフロントプレート45に当接している。外ロータドラム13は前方(図中右方向)に移動させようとするスラスト荷重に対してボールベアリング63により支持される。外ロータドラム13は後方(図中左方向)に移動させようとするスラスト荷重に対してボールベアリング64を介して支持される。
【0038】
外ロータ30の出力を取り出さない側に位置する外ロータ軸部30bは、 外ロータドラム13の後端部に一体形成される。ボールベアリング65は、外ロータ軸部30bとモータハウジング41の間に介装される。深玉式ボールベアリング65はそのインナーレースがスナップリング67を介してモータハウジング41の筒部41cに固定され、そのアウターレースに外ロータ軸部30bが摺動可能に嵌合する。外ロータドラム13は、ラジアル荷重に対して各ボールベアリング63,64,65に分担して支持される。
【0039】
外ロータ軸部30bの開口径はステータ20の外径より小さいため、サブアッセンブリ7の組み立て時、モータハウジング41に対して外ロータドラム13をステータ20より先に組み付ける必要がある。このため、外ロータドラム13とアウタードラムカバー23を互いに分離可能とするとともに、外ロータ軸部30bのスラスト方向の位置決めが不要な構造としている。サブアッセンブリ7の組み立て時、モータハウジング41にボールベアリング65をスナップリング67を介して結合し、外ロータ軸部30bをボールベアリング65のアウターレースに嵌合した後に、ステータ20をモータハウジング41に各ボルト43を介して締結し、アウタードラムカバー23を外ロータドラム13の前端部に各ボルト28を介して締結する。
【0040】
内ロータ10の出力を取り出す側に位置する内ロータ軸部10aは、内ロータ軸11の途中に一体形成される。深玉式ボールベアリング71は、そのインナーレースが内ロータ軸部10aに嵌合し、スナップリング73を介して固定され、そのアウターレースが外ロータ軸部30aの円筒軸部27aの内側に嵌合し、スナップリング74を介して固定される。
【0041】
内ロータ10の出力を取り出さない側に位置する内ロータ軸部10bは、内ロータ軸11の後端部に一体形成される。ラジアルニードルベアリング72は、モータハウジング後壁部41aの内周面と内ロータ軸部10aの間に介装される。ラジアルニードルベアリング72はステータブラケット44とエンドプレート75の間に挟まれ、スラスト方向の位置決めが行われる。
【0042】
サブアッセンブリ7に介装される深玉式ボールベアリング63,64,65,71およびラジアルニードルベアリング72は、グリスが封入されたシール付き構造となっている。
【0043】
内ロータ軸11はラジアル荷重に対してボールベアリング71とラジアルニードルベアリング72に分担して支持される。内ロータ軸11はスラスト荷重に対してラジアルニードルベアリング72を介して支持されず、ボールベアリング71のみを介して支持される。
【0044】
多層モータ1は、冷却液をステータ20の後端から出入りさせ、ステータ20において冷却液を軸方向に流しかつステータ20の前端でUターンさせる構成とする。
【0045】
ステータ20に冷却液を循環させるウォータジャケット80は、コア鋼板21のボルト43を貫通させるボルト穴81とボルト軸部43aの外周面の間に画成される。ボルト43は軸部43aの外径がネジ部43bの外径より小さく形成されるため、ボルト43とボルト穴81との間に冷却液の流路断面積が十分に確保される。
【0046】
図7は図2のE−E線に沿うステータ20の断面図であり、コア鋼板21は周方向について18枚に分割されており、樹脂モールド83を介して互いに結合される。1枚のコア鋼板21に対して2個のコイル15が巻かれ、ステータ20全体では合計36個のコイル15が巻かれる。各コア鋼板21は半径方向に延びる2本の芯部21aを有し、各芯部21aにコイル15が巻かれる。
【0047】
ウォータジャケット80の数はコイル15の数の1/2、すなわち18個に設定される。各ウォータジャケット80を画成するボルト穴81は、隣り合うコア鋼板21の間に形成される。
【0048】
図8は図2のF−F線に沿うフロントプレート45の正面図であり、フロントプレート45には隣り合う2つのウォータジャケット80を連通するUターン流路84が形成される。一つのウォータジャケット80を通って前方(図2において右方向)に流れた冷却液はUターン流路84を通って隣り合うウォータジャケット80に流入し、ウォータジャケット80を通って後方(図2において左方向)に流れるようになっている。すなわち、入口85からウォータジャケット80を前方に向かう冷却液の流れと、Uターン流路84を経て後方に向かう冷却液の流れが交互に並ぶように構成される。図8において、119は各ボルト43のネジ部43aが螺合するネジ穴であり、ボルト43とネジ穴119の間は液体ガスケットを介して密封される。
【0049】
冷却液を各ウォータジャケット80に出入りさせる流路は、積層されたエンドプレート75、モータハウジング後壁部41a、セパレートプレート46、ステータブラケット44に設けられる。この各部材の間は液体シートゴムコーティング等のガスケットを介して密封される。
【0050】
モータハウジング41はその後壁部41aの外周から後方に突出する筒部41cを有し、筒部41cの外周面にボールベアリング65のインナーレースが嵌合し、筒部41cの内側にエンドプレート75が配置される。冷却液を各ウォータジャケット80に出入りさせる流路は、モータハウジング41の筒部41cより内側のスペースに設けられる。
【0051】
エンドプレート75はモータハウジング後壁部41aの後部に接合し、複数のボルト76を介して締結される。各ボルト76はエンドプレート75、モータハウジング後壁部42を貫通し、ステータブラケット44に螺合する。
【0052】
図3はエンドプレート75等を図2の矢印A方向から見た図であり、エンドプレート75には冷却液を各ウォータジャケット80に出入りさせる冷却液通路として入口85と出口86が開口される。入口85はこれに接続する図示しない配管を介してポンプの吐出側に連通する。出口86はこれに接続する図示しない配管とラジエータ(熱交換器)を介してポンプの吸込側に連通する。入口85と出口86はボールベアリング65の間に配置される。
【0053】
内ロータ10と外ロータ30を同期回転させるため、内ロータ10と外ロータ30の位相を検出する回転角センサ113,114が設けられる。各回転角センサ113,114からの信号が入力される制御回路(図示せず)では、内ロータ10と外ロータ30に対する必要トルク(正負あり)のデータに基づいてPWM信号を発生させる。
【0054】
回転角センサ114は、ギアハウジング50にボルト165を介して締結され、インナードラムカバー27のスケール部27bに対峙して外ロータ30の位相を検出する。
【0055】
図3において、116は各コイル15に電流を導く電線であり、各電線116と回転角センサ113を樹脂モールドを介して一体化したユニット部品117が3本のボルト79を介して締結される。回転角センサ113の回転部には、内ロータ軸11に後端がスプラインまたは2面幅をもって結合され、内ロータ軸11のスラスト方向の変位を許容する。
【0056】
ユニット部品117は、入口85と出口86の内側に位置して内ロータ10との間に配置され、ユニット部品117が多層モータ1の後端から突出しないようになっている。
【0057】
図4は図2においてB−B線に沿うモータハウジング後壁部41aの断面図であり、モータハウジング後壁部41aには2条の環状流路87,88が同心上に形成される。内側の環状流路87はエンドプレート75の入口85に連通し、外側の環状流路88はエンドプレート75の出口86に連通する。各環状流路87,88は各ボルト76を挿通させる穴89と、各ボルト79を挿通させる穴90を避けるようにして湾曲して形成される。図4において、96はボルト43を挿通させる穴である。
【0058】
図5は図2においてC−C線に沿うセパレートプレート46の正面図であり、セパレートプレート46には各環状流路87,88に連通する穴91,92が9個づつ形成される。便宜上、図5にはモータハウジング後壁部41a側に形成された各環状流路87,88を2点鎖線で示している。また、図5において、97はボルト43を挿通させる穴、98はボルト76を挿通させる穴、99はボルト79を挿通させる穴である。
【0059】
図6は図2においてステータブラケット44の正面図であり、ステータブラケット44には放射状に延びる放射状流路93,94が9本づつ形成される。放射状流路93の内周端部は穴91を介して環状流路87に連通し、放射状流路94の内周端部は穴92を介して環状流路88に連通している。便宜上、図6にはモータハウジング後壁部41a側に形成された各環状流路87,88を2点鎖線で示している。各放射状流路93,94は放射状に延び、それぞれの外周端部が各ボルト43を挿通させる穴95に接続して、各ウォータジャケット80に連通している。また、図6において、121はボルト76を挿通させる穴、122はボルト79を挿通させる穴である。
【0060】
図9に示すように、ギアハウジング50にはプラネタリギア機構3に働くスラスト荷重を受けるスラスト受け壁部50aが形成される。そして、内ロータ軸11の前端部はサンギア31に継手手段としてスプライン125を介して連結されるとともに、エンジン出力軸24に対してラジアルブッシュベアリング126を介して回転方向とスラスト方向に摺動可能に連結される。さらに、円筒軸部27aはリングギア33の回転メンバ129に継手手段としてスプライン127を介して結合される。これにより、内ロータ10とサンギア31の間で回転が伝達され、外ロータ30とリングギア33の間で回転が伝達されるが、プラネタリギア機構3から内ロータ軸11にスラスト荷重が働かない。
【0061】
プラネタリギア機構3から内ロータ軸11にスラスト荷重が働かない構造により、サブアッセンブリ7とサブアッセンブリ8をそれぞれユニット化することが可能となる。多層モータ1はサブアッセンブリ7単体の状態でも内ロータ軸11をスラスト方向に支持して電動機または発電機として作動させることが可能となる。
【0062】
回転メンバ129はリングギア33の外周にスプライン128を介して連結される。回転メンバ129とギアハウジング50のスラスト受け壁部50aの間にはスラストニードルベアリング130が介装される。各ピニオンシャフト39およびキャリア34の後端部に結合された円盤状プレート132の間にはスラストニードルベアリング131が介装される。回転メンバ129はスラスト荷重に対して各スラストニードルベアリング130,131により支持される。回転メンバ129とギアハウジング50の間にはラジアルブッシュベアリング134が介装され、回転メンバ129はラジアル荷重に対してこのラジアルブッシュベアリング134により支持される。
【0063】
内ロータ軸11と回転メンバ129の間にはスリーブ135が介装され、スリーブ135とサンギア31の間にスラストニードルベアリング136が介装される。サンギア31とキャリア34の間にスラストニードルベアリング137が介装される。
【0064】
キャリア34はエンジン出力軸24に対してスプライン138を介して連結される。キャリア34とリングギア33の回転メンバ25の間にはスラストニードルベアリング141が介装される。
【0065】
出力ギア35は出力ギア軸40の同心円上に配置され、出力ギア35と出力ギア軸40は円盤状のディスク部48を介して一体形成される。出力ギア軸40の内周にはリングギア33の回転メンバ25がスプライン142を介して連結されるとともに、クラッチ出力軸60がスプライン143を介して連結される。
【0066】
円筒軸部27aのスプライン127、キャリア34のスプライン138等はブローチ加工により形成される。
【0067】
クラッチハウジング57にはサブハウジング147が複数のボルト148を介して締結され、出力ギア軸40はクラッチハウジング57とサブハウジング147の間に一対のローラベアリング(転がり軸受)144,145を介して支持される。ローラベアリング145はサブハウジング147とディスク部48の間に介装される。ローラベアリング145はクラッチハウジング57とディスク部48の間に介装される。
【0068】
ローラベアリング144はそのインナーレースの前端がクラッチハウジング57に当接し、そのアウターレースの後端が出力ギア35のディスク部48に当接している。出力ギア35は前方(図中右方向)に移動させようとするスラスト荷重に対してローラベアリング144により支持される。
【0069】
ローラベアリング145はそのインナーレースの後端がサブハウジング147に当接し、そのアウターレースの前端が出力ギア35のディスク部48に当接している。出力ギア35は後方(図中左方向)に移動させようとするスラスト荷重に対してローラベアリング145により支持される。
【0070】
各ローラベアリング144,145は各円錐ころ(転動体)が外向きに傾斜するように配置され、各ローラベアリング144,145間の軸スパンを短くしている。
【0071】
プラネタリギア機構3と各ローラベアリング144,145等を強制的に潤滑するため、ギアハウジング50のスラスト受け壁部50aにはギアハウジング50内にオイルを導入するオイル通路としてのオイル入口150が形成される。図示しない電動オイルポンプから吐出するオイルは、オイル入口150に導入された後、ラジアルブッシュベアリング134に形成された環状流路151、スリーブ135に形成された環状流路152等を通って内ロータ軸11内のオイルギャラリ153に流入する。オイルギャラリ153に流入したオイルの一部はラジアルブッシュベアリング126を通ってプラネタリギア機構3に導かれ、残りはエンジン出力軸24内のオイルギャラリ154、出力ギア軸40に形成された複数の通孔155、ディスク部48に形成された複数の穴156を通って各ローラベアリング144,145や出力ギア35に導かれる。こうして各部を潤滑したオイルは、ギアハウジング50に接続した図示しない戻し通路を介して回収される。また、通孔155は、ベアリング抜き時の作業窓を兼ねている。
【0072】
ギアハウジング50と回転メンバ129の間にオイルシール161が、回転メンバ129と内ロータ軸11の間にオイルシール162が、クラッチハウジング57とクラッチ出力軸60の間にオイルシール163が、クラッチ出力軸60とエンジン出力軸24の間にオイルシール164がそれぞれ介装される。各オイルシール161軸部164は、プラネタリギア機構3と各ローラベアリング144,145等に導かれるオイルが多層モータ1側あるいは電磁クラッチ6側に漏れ出さないように密封している。
【0073】
以上のように構成される本発明の実施の形態につき、次に作用を説明する。
【0074】
例えば車両の通常走行時に、エンジン2の発生トルクが、クランクシャフトからドライブプレート49、フライホイールダンパ26およびエンジン出力軸24を介してキャリア34に伝達され、各ピニオン32を介してサンギア31とリングギア33に分配される。このとき、内ロータ10と外ロータ30を電動機または発電機として作動させることにより、出力ギア軸40の回転速度とトルクが調節される。
【0075】
ステータ20の外側に設けられる外ロータ30は、ステータ20の内側に設けられる内ロータ10に比べて、その回転半径が大きいため、その発生トルクを高めることができる。外ロータ30がリングギア33を介して出力ギア軸40と一体となって回転することにより、車両の発進時等に外ロータ30から出力ギア軸40に大きいトルクを直接付与して、発進時の加速性を確保できる。また、車両の減速時に出力ギア軸40から外ロータ30にトルクを直接付与して回生発電が有効に行われる。
【0076】
車両の高速走行時に、電磁クラッチ6が締結することで、エンジンの発生トルクを直接に出力ギア軸40に伝達することにより、エンジン出力をプラネタリギア機構3で分割し、内ロータ10で発電し、外ロータ30を駆動することなしに、エンジンと出力ギア軸40を直結することで、高速走行時に要求される内ロータ10の発電量が小さくて済み、内ロータ10の小型化が可能となる。
【0077】
ところで、多層モータ1の内ロータ10と外ロータ30が同心円上に配置されるとともに、これと同軸上にあってプラネタリギア機構3のサンギア31、キャリア34、リングギア33がやはり同心円上に配置される構造により、装置のコンパクト化がはかれる。この結果、車両に搭載する場合に多層モータ1の大きさに対する制限を小さくするとともに、出力ギア35から出力を取り出す構造を簡素化できる。
【0078】
多層モータ1において、外ロータドラム13は、ラジアル荷重に対して各ボールベアリング63,64,65に分担して支持される。ボールベアリング65とボールベアリング63,64の支持スパンを十分にとれるため、外ロータドラム13の支持剛性が十分に確保され、外ロータ30とステータ20のギャップを適正に維持できる。
【0079】
外ロータ30は、スラスト荷重に対してボールベアリング65を介して支持されず、出力取り出し側に設けられる一対のボールベアリング63,64によって支持される。これにより、外ロータ軸部30bに対するボールベアリング65の位置決めを行うスナップリング等が不要となり、外ロータドラム13の前後長を短縮できる。
【0080】
サブアッセンブリ7の組み立て時、モータハウジング41にボールベアリング65をスナップリング67を介して結合した後、外ロータ軸部30bをボールベアリング65のアウターレースに嵌合する。ボールベアリング65に対する外ロータ軸部30bのスラスト方向の位置決めが不要な構造としているため、モータハウジング41に対する外ロータ30に組み付けが容易に行え、生産性を高められる。
【0081】
また、サブアッセンブリ7の組み立て時、モータハウジング41に対して外ロータドラム13をアウタードラムカバー23等と分離してステータ20より先に組み付ける構造としたことにより、外ロータ軸部30bの開口径をステータ20の外径より小さく形成することが可能となる。この結果、ボールベアリング65を小径化して、外ロータ30の最高回転数を高めることができる。
【0082】
内ロータ10は、ラジアル荷重に対してボールベアリング71とラジアルニードルベアリング72に分担して支持される。内ロータ10は、スラスト荷重に対してラジアルニードルベアリング72を介して支持されず、ボールベアリング71のみを介して支持される。これにより、内ロータ軸部10bを薄いラジアルニードルベアリング72によって支持することが可能となる。
【0083】
多層モータ1の後部に設けられるボールベアリング65とラジアルニードルベアリング72をそれぞれラジアル荷重のみを支持する構造として小型化をはかることにより、両者の間にステータ20に対する支持構造を設けるスペースやステータ20を冷却する冷却液が出入りするスペースを確保することが可能となる。
【0084】
ラジアルニードルベアリング72は、ステータブラケット44とエンドプレート75の間に挟まれることによりスラスト方向の位置決めが行われ、構造の簡素化がはかれる。
【0085】
回転角センサ114は、インナードラムカバー27のスケール部27bに対峙して外ロータ30の位相を検出する。スケール部27bを一対のボールベアリング63,64によって支持されるインナードラムカバー27に一体形成することにより、回転角センサ114に対するスケール部27bの変位が小さく抑えられ、回転角センサ114の検出精度を十分に確保できる。
【0086】
そして、多層モータ1においてステータ20の銅損や鉄損によって発生する熱を吸収するため、ステータ20の内部に冷却液が循環する。しかし、ステータ20は片持ち支持され、ステータ20の前端に対峙して外ロータ30のアウタードラムカバー23等が回転する構造のため、ステータ20の前端に冷却液通路を接続することが難しい。これに対処して、ステータ20において冷却液を軸方向に流しかつステータ20の前端でUターンさせる構成とし、冷却液をステータ20の後端から出入りさせるようにする。
【0087】
ポンプから吐出する冷却液は、入口85と環状流路87と穴91および放射状流路93を通って各ウォータジャケット80に分流する。各ウォータジャケット80を循環する冷却液は、ステータ20の熱を吸収し、放射状流路94と穴92と環状流路88および出口86を通って流出し、ラジエータを介して外気に放熱した後、ポンプに吸い込まれる。
【0088】
ウォータジャケット80をステータ20を締結する各ボルト43のまわりに画成することにより、コイル15の内側に位置した限られたスペースにおいて各ウォータジャケット80を密に配置することが可能となり、ステータ20の冷却が十分に行われる。また、ウォータジャケット80のためにステータ20が大型化することを避けられる。
【0089】
ウォータジャケット80の数をコイル15の数の整数分の1に設定し、各ウォータジャケット80に対して熱の発生源となる各コイル15が対称的に配置されることにより、ステータ20の冷却が周方向について均一化して行われる。
【0090】
冷却液はウォータジャケット80を流れる過程でステータ20の熱を吸収して次第に上昇するが、ウォータジャケット80を前方に向かう冷却液の流れと後方に向かう冷却液の流れが交互に配置されることにより、ステータ20の冷却が周方向について均一に行われる。
【0091】
各環状流路87,88が形成されたモータハウジング後壁部41aと、各放射状流路93,94が形成されたステータブラケット44を積層する構造により、ボールベアリング65と内ロータ軸11間の限られたスペースに冷却液を各ウォータジャケット80に出入りさせる流路を形成することが可能となる。こうして冷却液の流路を小さいスペースに収めることにより、ボールベアリング65を小径化して、外ロータ30の最高回転数を高められる。
【0092】
また、組立上ハウジング部は小穴であり、組立後に端子板にハンダ付け等をするため、各電線116の端子板と回転角センサ113を樹脂モールドを介して一体化したユニット部品117を設けることにより、各コイル15に電流を導く電線116と回転角センサ113の組み付けが容易になり、生産性を高められる。
【0093】
ユニット部品117は、入口85と出口86と内ロータ10との間のスペースに配置されることにより、ユニット部品117が多層モータ1の後端から突出することがなく、多層モータ1の前後長を短くできる。
【0094】
プラネタリギア機構3を収装するギアハウジング50にプラネタリギア機構3に働くスラスト荷重を受けるスラスト受け部50aを有し、内ロータ10をサンギア31にスラスト荷重が入力されないように連結するスプライン125を備え、外ロータ30をリングギア33にスラスト荷重が入力されないように連結するスプライン127を備える構造により、多層モータ1を組み立てたサブアッセンブリ7とプラネタリギア機構3等を組み立てたサブアッセンブリ8に分離することが可能となる。この結果、生産時にはサブアッセンブリ7単体の状態で多層モータ1を試験機を介して作動させ、予め多層モータ1の性能等を調べることができる。
【0095】
また、プラネタリギア機構3から内ロータ軸11にスラスト荷重が働かない構造により、多層モータ1においてスラスト荷重を支持する各ボールベアリング63,64,71が大型化することを避けられ、これらの耐久性が向上する。
【0096】
ハスバ歯車で構成される出力ギア35に働く比較的大きいスラスト荷重は、一対のローラベアリング144,145を介して支持される。これにより、出力ギア軸40に働くスラスト荷重がスプライン142を介してプラネタリギア機構3に入力されることがなく、プラネタリギア機構3の作動性を確保できる。また、プラネタリギア機構3においてスラストニードルベアリング130,131,136,137,141で構成される軸受構造が大型化することが避けられ、耐久性が向上する。さらに、プラネタリギア機構3と出力ギア軸40が独立して支持される構造により、搭載される車両に応じてプラネタリギア機構3や出力ギア35の設計を変更することが容易に行える。
【0097】
各ローラベアリング144,145は各円錐ころが外向きに傾斜するように配置され、各ローラベアリング144,145間の軸スパンを短くしている。これにより、多層モータ1とエンジン間の限られたスペースにおいて、プラネタリギア機構3と出力ギア35および電磁クラッチ6を並列に配置することが可能となる。
【0098】
オイル入口150に導入されるオイルは、ラジアルブッシュベアリング134に形成された環状流路151、スリーブ135に形成された環状流路152等を通って内ロータ軸11内のオイルギャラリ153に流入する。オイルギャラリ153に流入したオイルの一部はラジアルブッシュベアリング126を通ってプラネタリギア機構3に導かれ、残りはエンジン出力軸24内のオイルギャラリ154、出力ギア軸40に形成された複数の通孔155、ディスク部48に形成された複数の穴156を通って各ローラベアリング144,145や出力ギア35に導かれる。各ローラベアリング144,145および出力ギア35にはオイルが遠心力を受けて導かれ、これらの潤滑性を確保できる。
【0099】
スラスト受け部50aに形成されたオイル入口150に導入されるオイルがプラネタリギア機構3や出力ギア35等に導かれる構造のため、オイル入口150等で構成されるオイル通路を全てサブアッセンブリ8に収めることが可能となり、オイル入口150等をサブアッセンブリ7に設ける必要がなく、構造の簡素化がはかれる。
【0100】
なお、他の実施の形態として、多層モータ1をステータ20に内ロータ10と外ロータ30に対してそれぞれ専用のコイルを設ける構造とすることも可能である。しかし、その場合、機構が大型化するとともに、電流による損失が大きくなる。
【0101】
さらに、多層モータ1は内ロータ10と外ロータ30にコイルを備える誘導型モータを用いてもよい。
【0102】
さらに、また、前記実施の形態では外ロータ30と内ロータ10が別体に回転する構成としたが、これに限定されるものではなく、外ロータ30と内ロータ10が一体的に回転する構成としてもよい。
【0103】
また、前記実施の形態において外ロータ30と内ロータ軸10の出力をそれぞれの前端側から取り出す構成としたが、内ロータ軸11の出力をその後端側から取り出す構成としてもよい。
【0104】
また、電磁クラッチ6にかえて乾式単板クラッチ、湿式多板クラッチ等を設けてもよい。
【0105】
また、アウタードラムカバー23とインナードラムカバー27は、リベットを介して互いに結合してもよい。
【0106】
また、モータハウジング後壁部41aには各環状流路をエンドプレート75側に面して形成し、かつ各環状流路とステータブラケット44の各放射状流路93を連通する穴を形成してもよい。この場合、セパレートプレート46を廃止することが可能となる。
【0107】
また、ラジアルブッシュベアリング126にかえてニードルベアリングを設けてもよい。この場合、プラネタリギア機構3に導かれるオイル量を増やすことができる。
【0108】
なお、本発明は前記実施の形態のようにエンジンと組み合わせたハイドリッド駆動装置を構成する多層モータ1に限らず、他の装置に用いられる多層モータにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すハイブリッド駆動装置の断面図。
【図2】同じくモータ等の断面図。
【図3】同じく図2の矢印A方向から見た正面図。
【図4】同じく図2のB−B線に沿う断面図。
【図5】同じく図2のC−C線に沿うセパレートプレートの正面図。
【図6】同じく図2のD−D線に沿うステータブラケットの正面図。
【図7】同じく図2のE−E線に沿う断面図。
【図8】同じく図2のF−F線に沿うフロントプレートの正面図。
【図9】同じくプラネタリギア機構等の断面図。
【符号の説明】
1 多層モータ
3 プラネタリギア機構
4 リダクションギア機構
5 ディファレンシャルギア機構
6 電磁クラッチ
7 サブアッセンブリ
8 サブアッセンブリ
10 内ロータ
10a 内ロータ軸部
10b 内ロータ軸部
11 内ロータ軸
13 外ロータドラム
15 コイル
20 ステータ
21 コア鋼板
23 アウタードラムカバー
24 エンジン出力軸
27 インナードラムカバー
27a 円筒軸部
27b スケール部
30 外ロータ
30a 外ロータ軸部
30b 内ロータ軸部
31 サンギア
32 ピニオン
33 リングギア
34 キャリア
35 出力ギア
40 出力ギア軸
41 モータハウジング
41a モータハウジング後壁部
43 ボルト
44 ステータブラケット
45 フロントプレート
46 セパレートプレート
50 ギアハウジング
50a スラスト受け部
60 クラッチ出力軸
57 クラッチハウジング
80 ウォータジャケット
81 ボルト穴
63 ボールベアリング
64 ボールベアリング
65 ボールベアリング
71 ボールベアリング
72 ラジアルニードルベアリング
75 エンドプレート
84 Uターン流路
85 冷却液入口
86 冷却液出口
87 入口側環状流路
88 出口側環状流路
93 入口側放射状流路
94 出口側放射状流路
113 回転角センサ
114 回転角センサ
116 電線
117 ユニット部品
126 ラジアルブッシュベアリング
129 回転メンバ
134 ラジアルブッシュベアリング
144 ローラベアリング
145 ローラベアリング
150 オイル入口
153 オイルギャラリ
154 オイルギャラリ
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hybrid drive device in which outputs of an engine and a motor are transmitted to an output gear through a planetary gear mechanism.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of hybrid drive device, one disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-317600 includes an engine output shaft, an output gear, a planetary gear mechanism, and a first motor on one axis. A second motor is arranged on each other and on another axis parallel to this, and the output of the engine is distributed to the two motors and the output gear by the planetary gear mechanism.
[0003]
In this case, the motor, the planetary gear mechanism and the output gear are housed in a common housing, the sun gear of the planetary gear mechanism is coupled to the rotor shaft of the motor, and the ring gear of the planetary gear mechanism is coupled to the output gear shaft. ing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional hybrid drive device, since the sun gear of the planetary gear mechanism is coupled to the rotor shaft of the motor, the planetary gear mechanism and the motor cannot be separated into sub-assemblies during production. . For this reason, there was a problem that the performance of the motor or the like could not be individually examined during production, and the productivity was poor.
[0005]
Further, since the thrust load acting on the output gear is input to the gear element of the planetary gear mechanism, there is a problem that the bearing structure provided in the planetary gear mechanism is enlarged.
[0006]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to improve the productivity of a hybrid drive device.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 is directed to a motor which is arranged concentrically in the order of the inner rotor, the stator and the outer rotor from the inside in the motor housing, the rotation of the engine and the inner rotor. A planetary gear mechanism that selectively transmits the rotation of the outer rotor and the rotation of the outer rotor to an output gear via a gear element, and a gear housing that houses the planetary gear mechanism, and each of the gear elements of the planetary gear mechanism. Out of the rotor as well as Outer rotor Each of Concatenated with Two Gear elements teeth of Thrust load generated by meshing But The thrust load is supported by the gear housing and the thrust load is applied to the inner rotor. as well as Inner rotor to prevent input to outer rotor as well as The joint means connected to the outer rotor was provided.
[0008]
The invention described in claim 2 A thrust receiving portion that receives a thrust load generated by meshing is provided at a connection portion of the gear housing between the motor housing and the gear housing, An oil passage for guiding oil for lubricating the planetary gear mechanism is formed in the thrust receiving portion.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, there is provided means for connecting the output gear to the gear element of the planetary gear mechanism so that the thrust load is not input, and the thrust load acting on the output gear is supported on the housing for housing the output gear. A bearing was provided.
[0010]
The invention according to claim 4 connects the output gear to the outer rotor.
[0011]
The invention according to claim 5 supports the output gear via a pair of rolling bearings, arranges each rolling bearing so that the respective rolling elements are inclined outward, and oil is placed between the rolling bearings. It was set as the structure introduced from the rotating shaft side.
[0012]
Operation and effect of the invention
In the first aspect of the present invention, the housing is formed with a thrust receiving portion for supporting a thrust load acting on the gear element of the planetary gear mechanism, and the motor is coupled to prevent the thrust load from being input to the gear element of the planetary gear mechanism. It is possible to separate the sub assembly into which the motor is assembled and the sub assembly into which the planetary gear mechanism is assembled. As a result, it becomes possible to individually check the performance of the motor and the planetary gear mechanism during production, thereby improving productivity.
[0013]
In addition, since the thrust load from the planetary gear mechanism does not act on the motor, the motor bearing structure can be downsized and the durability can be improved.
[0014]
In the invention described in claim 2, since the oil passage is formed in the thrust receiving portion, it is not necessary to dispose the oil passage in the motor, and the structure of the sub-assembly on the motor side can be simplified.
[0015]
In the invention described in claim 3, the thrust load acting on the output gear is not input to the planetary gear mechanism, so that the bearing structure provided in the planetary gear mechanism can be downsized and the durability can be improved. Further, the structure in which the planetary gear mechanism and the output gear are supported independently makes it possible to easily change the design of the planetary gear mechanism and the output gear according to, for example, the vehicle on which the device is mounted.
[0016]
In the invention described in claim 4, the torque generated in the outer rotor is directly transmitted to the output gear. Since the outer rotor provided outside the stator has a larger radius of rotation than the inner rotor provided inside the stator, a large torque can be applied to the output gear. For example, starting acceleration can be improved by operating the outer rotor as a motor when the vehicle starts.
[0017]
In the invention according to claim 5, by disposing the respective rolling bearings so that the respective rolling elements are inclined outwardly, the shaft span of each rolling bearing is shortened and the compactness is achieved. Since oil is introduced between the rolling bearings from the rotating shaft side, the oil receives a centrifugal force and is guided to each rolling bearing and the output gear, thereby ensuring the lubricity.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0020]
As shown in FIG. 1, the hybrid drive apparatus for a vehicle includes a multi-rotor multi-layer motor 1, an engine (not shown), a planetary gear mechanism 3, a reduction gear mechanism 4, a differential gear mechanism 5, and the like.
[0021]
The multi-layer motor 1, the engine, and the planetary gear mechanism 3 each have a first axis O 1 Provided on the axis O 1 Parallel to the axis O 2 The reduction gear mechanism 4 is provided on the axis O 1 Parallel to the axis O Three A differential gear mechanism 5 is provided on the top.
[0022]
The output torque generated by the engine or the multilayer motor 1 is reversed and decelerated via the output gear 35 and the reduction gear mechanism 4 and transmitted to the final gear 18, and is transmitted to the left and right drive wheels with differential rotation. .
[0023]
The idler shaft 36 of the reduction gear mechanism 4 includes a primary reduction gear 16 that meshes with the output gear 35, a secondary reduction gear 17 that meshes with the final gear 18 of the differential gear mechanism 5, and a parking gear 19 that is secured during parking. And are combined.
[0024]
The multi-layer motor 1 has a three-layer multi-rotor structure in which the inner rotor 10 and the outer rotor 30 are arranged concentrically with a predetermined gap inside and outside the cylindrical stator 20, respectively. The inner rotor 10 includes a columnar inner rotor shaft 11 that is rotatably supported and a plurality of permanent magnets 37 coupled to the outer periphery of the inner rotor shaft 11, and the outer rotor 30 is a cylindrical shape that is rotatably supported. The outer rotor drum 13 and a plurality of permanent magnets 38 coupled to the inner periphery of the outer rotor drum 13. The stator 20 includes a plurality of core steel plates 21 stacked in the axial direction and a coil 15 wound around the stacked core steel plates 21. The coil 15 of the stator 20 is shared between the inner rotor 10 and the outer rotor 30, and a composite current is passed through each coil 15 so as to generate a rotating magnetic field for the inner rotor 10 and the outer rotor 30. The outer rotor 30 is operated as an electric motor or a generator. As a result, the multi-layer motor 1 can be miniaturized and the loss due to current can be kept small. The basic structure of the multilayer motor 1 has already been proposed by the present applicant as Japanese Patent Application No. 10-77449.
[0025]
The planetary gear mechanism 3 includes, as three gear elements, a sun gear 31, a plurality of pinions 32 that mesh with the sun gear 31, a carrier 34 that rotatably supports each pinion 32 via a pinion shaft 39, and a pinion 32. It has a ring gear 33 that meshes, and has a three-layer multi-axis structure in which the sun gear 31, the carrier 34, and the ring gear 33 are arranged concentrically.
[0026]
In the planetary gear mechanism 3, the sun gear 31 is connected to the inner rotor 10, the carrier 34 is connected to the crankshaft of the engine via the engine output shaft 24 and the flywheel damper 26, and the ring gear 33 is connected to the outer rotor 30. Together with the output gear 35. The drive plate 49 is fastened to the rear end of the crankshaft via a bolt 29.
[0027]
The outer rotor 30 is connected to the output gear 35 via the ring gear 33, so that a large torque can be directly applied from the outer rotor 30 to the output gear shaft 40 when the vehicle starts. Further, regenerative power generation is effectively performed by directly applying torque from the output gear 35 to the outer rotor 30 during deceleration of the vehicle.
[0028]
When the electromagnetic clutch 6 is not engaged, the generated torque of the engine is transmitted from the crankshaft to the carrier 34 via the drive plate 49, the flywheel damper 26 and the engine output shaft 24, and the sun gear 31 and the ring gear via each pinion 32. 33. At this time, the rotational speed and torque of the output gear 35 are adjusted by operating the inner rotor 10 and the outer rotor 30 as an electric motor or a generator. The engine is started by operating the inner rotor 10 as an electric motor to rotationally drive the crankshaft.
[0029]
When the electromagnetic clutch 6 is engaged, the generated torque of the engine is transmitted from the crankshaft to the output gear 35 via the drive plate 49, the drive member 62, the driven member 61, and the clutch output shaft 60. The generated torque of the engine is directly transmitted to the output gear 35. The electromagnetic clutch 6, the drive plate 49, the flywheel damper 26, and the drive plate 49 serve as a flywheel mass.
[0030]
In the hybrid drive device, the sub-assembly 7 unitized by housing the multilayer motor 1 in the motor housing 41, the planetary gear mechanism 3, the reduction gear mechanism 4, the differential gear mechanism 5, and the like in the gear housing 50 and the clutch housing 57. It is structured to be separable and separated into unitized subassemblies 8.
[0031]
As shown in FIG. 2, the motor housing 41 of the multilayer motor 1 has a bottomed cylindrical shape, and the cylindrical stator 20 is substantially concentric via a plurality of bolts 43 on a rear wall portion 41 a serving as the bottom portion. It is concluded. As a result, the stator 20 is cantilevered by the motor housing 41. A disc-shaped separate plate 46 and a stator bracket 44 are interposed between the motor housing rear wall 41 a and the rear surface of the stator 20, and a disc-shaped front plate 45 that is joined to the front surface of the stator 20 is provided. Each bolt 43 passes through the motor housing rear wall 41 a, the separate plate 46, the stator bracket 44, and the stator 20, and is screwed to the front plate 45 to fasten the stator 20 to the motor housing 41.
[0032]
The outer rotor shaft portions 30a and 30b provided at both ends of the outer rotor 30 are both supported in a rotatable manner via ball bearings 63 and 64 and a ball bearing 65, respectively.
[0033]
The outer rotor shaft portion 30 a located on the side from which the output of the outer rotor 30 is extracted is divided into a cylindrical outer rotor drum 13 to which the permanent magnet 38 is coupled and a thrust support member of the outer rotor drum 13. As a thrust support member of the outer rotor drum 13, an outer drum cover 23 is fastened to the front end portion of the outer rotor drum 13 via a plurality of bolts 28, and an inner drum cover 27 is welded to the inner peripheral end of the outer drum cover 23. It is fixed by. The outer drum cover 23 is positioned with respect to the outer rotor drum 13 via a knock pin 166.
[0034]
Openings 50w, 23w, 13w, 41w for guiding cooling air are formed in the gear housing 50, the outer drum cover 23, the outer rotor drum 13, and the motor housing 41, respectively. The outer drum cover 23 has cooling fins 23a and is formed by pressing. As the outer rotor 30 rotates, the air is blown around the stator 20 by the cooling fins 23 a to cool the stator 20. Air filters 170 and 171 are attached to the openings 41w and 50w. Cooling air is taken into the motor housing 41 via the air filters 170 and 171, thereby preventing iron powder and the like from entering the motor housing 41 and preventing the iron powder from adhering to the permanent magnets 37 and 38. I have to.
[0035]
The inner drum cover 27 has a cylindrical shaft portion 27a and a scale portion 27b. The inner drum cover 27 is formed by casting or forging. The outer drum cover 23 and the inner drum cover 27 are fixed by beam welding, and thermal deformation of both is suppressed.
[0036]
The pair of ball bearings 63 and 64 are interposed between the gear housing 50 and the stator 20 so as to sandwich the outer rotor shaft portion 30a.
[0037]
The deep ball type ball bearing 63 has a rear end of the inner race in contact with the cylindrical shaft portion 27a of the outer rotor shaft portion 30a, and a front end of the outer race in contact with the gear housing 50 through a shim 66. The deep ball type ball bearing 64 has a rear end of the inner race in contact with the cylindrical shaft portion 27a of the outer rotor shaft portion 30a, and a front end of the outer race in contact with the front plate 45 of the stator 20. The outer rotor drum 13 is supported by a ball bearing 63 against a thrust load to be moved forward (rightward in the figure). The outer rotor drum 13 is supported via a ball bearing 64 against a thrust load to be moved rearward (leftward in the figure).
[0038]
The outer rotor shaft portion 30 b located on the side where the output of the outer rotor 30 is not taken out is formed integrally with the rear end portion of the outer rotor drum 13. The ball bearing 65 is interposed between the outer rotor shaft portion 30 b and the motor housing 41. The inner race of the deep ball type ball bearing 65 is fixed to the cylindrical portion 41c of the motor housing 41 via the snap ring 67, and the outer rotor shaft portion 30b is slidably fitted to the outer race. The outer rotor drum 13 is supported by being shared by the ball bearings 63, 64, 65 with respect to the radial load.
[0039]
Since the opening diameter of the outer rotor shaft portion 30 b is smaller than the outer diameter of the stator 20, the outer rotor drum 13 needs to be assembled to the motor housing 41 before the stator 20 when the subassembly 7 is assembled. For this reason, the outer rotor drum 13 and the outer drum cover 23 can be separated from each other, and the thrust rotor 30b is not required to be positioned in the thrust direction. When the subassembly 7 is assembled, the ball bearing 65 is coupled to the motor housing 41 via the snap ring 67 and the outer rotor shaft 30b is fitted to the outer race of the ball bearing 65, and then the stator 20 is attached to the motor housing 41. The outer drum cover 23 is fastened to the front end portion of the outer rotor drum 13 via the bolts 28.
[0040]
The inner rotor shaft portion 10 a located on the side from which the output of the inner rotor 10 is extracted is integrally formed in the middle of the inner rotor shaft 11. The deep ball type ball bearing 71 has an inner race fitted to the inner rotor shaft portion 10a and fixed via a snap ring 73, and an outer race fitted to the inside of the cylindrical shaft portion 27a of the outer rotor shaft portion 30a. And fixed through a snap ring 74.
[0041]
The inner rotor shaft portion 10 b located on the side where the output of the inner rotor 10 is not taken out is formed integrally with the rear end portion of the inner rotor shaft 11. The radial needle bearing 72 is interposed between the inner peripheral surface of the motor housing rear wall portion 41a and the inner rotor shaft portion 10a. The radial needle bearing 72 is sandwiched between the stator bracket 44 and the end plate 75, and positioning in the thrust direction is performed.
[0042]
The deep ball ball bearings 63, 64, 65, 71 and the radial needle bearing 72 interposed in the subassembly 7 have a sealed structure in which grease is enclosed.
[0043]
The inner rotor shaft 11 is supported by being shared by a ball bearing 71 and a radial needle bearing 72 with respect to a radial load. The inner rotor shaft 11 is not supported through the radial needle bearing 72 with respect to the thrust load, but is supported only through the ball bearing 71.
[0044]
The multi-layer motor 1 is configured to allow the coolant to enter and exit from the rear end of the stator 20, to flow the coolant in the axial direction in the stator 20, and to make a U-turn at the front end of the stator 20.
[0045]
The water jacket 80 for circulating the coolant through the stator 20 is defined between the bolt hole 81 through which the bolt 43 of the core steel plate 21 passes and the outer peripheral surface of the bolt shaft portion 43a. The bolt 43 is formed such that the outer diameter of the shaft portion 43 a is smaller than the outer diameter of the screw portion 43 b, so that a sufficient flow path cross-sectional area of the coolant is ensured between the bolt 43 and the bolt hole 81.
[0046]
FIG. 7 is a cross-sectional view of the stator 20 along the line EE in FIG. 2, and the core steel plate 21 is divided into 18 pieces in the circumferential direction, and is coupled to each other via a resin mold 83. Two coils 15 are wound around one core steel plate 21, and a total of 36 coils 15 are wound in the entire stator 20. Each core steel plate 21 has two core portions 21a extending in the radial direction, and a coil 15 is wound around each core portion 21a.
[0047]
The number of water jackets 80 is set to ½ of the number of coils 15, that is, 18 pieces. Bolt holes 81 that define each water jacket 80 are formed between adjacent core steel plates 21.
[0048]
FIG. 8 is a front view of the front plate 45 taken along the line F-F in FIG. 2, and the U-turn flow path 84 that connects two adjacent water jackets 80 is formed in the front plate 45. The coolant that has flowed forward (rightward in FIG. 2) through one water jacket 80 flows into the adjacent water jacket 80 through the U-turn flow path 84, and passes through the water jacket 80 to the rear (in FIG. 2). (Left direction). That is, the coolant flow from the inlet 85 to the front through the water jacket 80 and the coolant flow to the rear through the U-turn channel 84 are alternately arranged. In FIG. 8, reference numeral 119 denotes a screw hole into which the screw portion 43a of each bolt 43 is screwed. The space between the bolt 43 and the screw hole 119 is sealed through a liquid gasket.
[0049]
Flow paths through which the cooling liquid enters and exits each water jacket 80 are provided in the stacked end plate 75, motor housing rear wall 41 a, separate plate 46, and stator bracket 44. These members are sealed through a gasket such as a liquid sheet rubber coating.
[0050]
The motor housing 41 has a cylindrical portion 41c that protrudes rearward from the outer periphery of the wall portion 41a. The inner race of the ball bearing 65 is fitted to the outer peripheral surface of the cylindrical portion 41c, and the end plate 75 is disposed inside the cylindrical portion 41c. Be placed. The flow path through which the coolant enters and exits each water jacket 80 is provided in a space inside the cylinder portion 41 c of the motor housing 41.
[0051]
The end plate 75 is joined to the rear portion of the motor housing rear wall portion 41 a and fastened via a plurality of bolts 76. Each bolt 76 passes through the end plate 75 and the motor housing rear wall portion 42 and is screwed into the stator bracket 44.
[0052]
FIG. 3 is a view of the end plate 75 and the like viewed from the direction of arrow A in FIG. 2, and an inlet 85 and an outlet 86 are opened in the end plate 75 as a coolant passage for allowing coolant to enter and exit each water jacket 80. The inlet 85 communicates with the discharge side of the pump through a pipe (not shown) connected to the inlet 85. The outlet 86 communicates with the suction side of the pump via a pipe (not shown) connected to the outlet 86 and a radiator (heat exchanger). The inlet 85 and the outlet 86 are disposed between the ball bearings 65.
[0053]
In order to rotate the inner rotor 10 and the outer rotor 30 synchronously, rotation angle sensors 113 and 114 for detecting the phases of the inner rotor 10 and the outer rotor 30 are provided. In a control circuit (not shown) to which signals from the respective rotation angle sensors 113 and 114 are input, a PWM signal is generated based on data on necessary torque (positive / negative) for the inner rotor 10 and the outer rotor 30.
[0054]
The rotation angle sensor 114 is fastened to the gear housing 50 via a bolt 165 and detects the phase of the outer rotor 30 against the scale portion 27 b of the inner drum cover 27.
[0055]
In FIG. 3, reference numeral 116 denotes an electric wire for guiding current to each coil 15, and a unit component 117 in which each electric wire 116 and the rotation angle sensor 113 are integrated through a resin mold is fastened through three bolts 79. The rear end of the rotation angle sensor 113 is coupled to the inner rotor shaft 11 with a spline or a two-surface width to allow displacement of the inner rotor shaft 11 in the thrust direction.
[0056]
The unit component 117 is located inside the inlet 85 and the outlet 86 and is disposed between the inner rotor 10 and the unit component 117 does not protrude from the rear end of the multilayer motor 1.
[0057]
FIG. 4 is a cross-sectional view of the motor housing rear wall 41a taken along line BB in FIG. 2, and two annular flow paths 87 and 88 are formed concentrically on the motor housing rear wall 41a. The inner annular channel 87 communicates with the inlet 85 of the end plate 75, and the outer annular channel 88 communicates with the outlet 86 of the end plate 75. Each annular flow path 87, 88 is formed to be curved so as to avoid a hole 89 through which each bolt 76 is inserted and a hole 90 through which each bolt 79 is inserted. In FIG. 4, 96 is a hole through which the bolt 43 is inserted.
[0058]
FIG. 5 is a front view of the separation plate 46 taken along the line CC in FIG. 2, and nine holes 91 and 92 communicating with the respective annular flow paths 87 and 88 are formed in the separation plate 46. For convenience, in FIG. 5, the annular flow paths 87 and 88 formed on the motor housing rear wall 41 a side are indicated by two-dot chain lines. In FIG. 5, 97 is a hole through which the bolt 43 is inserted, 98 is a hole through which the bolt 76 is inserted, and 99 is a hole through which the bolt 79 is inserted.
[0059]
FIG. 6 is a front view of the stator bracket 44 in FIG. 2, and nine radial flow paths 93 and 94 extending radially are formed in the stator bracket 44. The inner peripheral end of the radial flow path 93 communicates with the annular flow path 87 through the hole 91, and the inner peripheral end of the radial flow path 94 communicates with the annular flow path 88 through the hole 92. For convenience, in FIG. 6, the annular flow paths 87 and 88 formed on the motor housing rear wall 41a side are indicated by two-dot chain lines. Each radial flow path 93, 94 extends radially, and each outer peripheral end portion is connected to a hole 95 through which each bolt 43 is inserted and communicated with each water jacket 80. In FIG. 6, 121 is a hole through which the bolt 76 is inserted, and 122 is a hole through which the bolt 79 is inserted.
[0060]
As shown in FIG. 9, the gear housing 50 is formed with a thrust receiving wall portion 50 a that receives a thrust load acting on the planetary gear mechanism 3. The front end portion of the inner rotor shaft 11 is connected to the sun gear 31 via a spline 125 as a joint means, and is slidable in the rotational direction and the thrust direction with respect to the engine output shaft 24 via a radial bush bearing 126. Connected. Further, the cylindrical shaft portion 27a is coupled to the rotating member 129 of the ring gear 33 through a spline 127 as a joint means. Thereby, rotation is transmitted between the inner rotor 10 and the sun gear 31 and rotation is transmitted between the outer rotor 30 and the ring gear 33, but a thrust load does not act on the inner rotor shaft 11 from the planetary gear mechanism 3.
[0061]
With the structure in which a thrust load does not act on the inner rotor shaft 11 from the planetary gear mechanism 3, the subassembly 7 and the subassembly 8 can be unitized. The multilayer motor 1 can be operated as an electric motor or a generator by supporting the inner rotor shaft 11 in the thrust direction even in the state of the sub-assembly 7 alone.
[0062]
The rotating member 129 is connected to the outer periphery of the ring gear 33 through a spline 128. A thrust needle bearing 130 is interposed between the rotating member 129 and the thrust receiving wall 50 a of the gear housing 50. A thrust needle bearing 131 is interposed between each pinion shaft 39 and a disk-like plate 132 coupled to the rear end of the carrier 34. The rotating member 129 is supported by the thrust needle bearings 130 and 131 with respect to the thrust load. A radial bush bearing 134 is interposed between the rotating member 129 and the gear housing 50, and the rotating member 129 is supported by the radial bush bearing 134 against a radial load.
[0063]
A sleeve 135 is interposed between the inner rotor shaft 11 and the rotary member 129, and a thrust needle bearing 136 is interposed between the sleeve 135 and the sun gear 31. A thrust needle bearing 137 is interposed between the sun gear 31 and the carrier 34.
[0064]
The carrier 34 is connected to the engine output shaft 24 via a spline 138. A thrust needle bearing 141 is interposed between the carrier 34 and the rotating member 25 of the ring gear 33.
[0065]
The output gear 35 is disposed on a concentric circle of the output gear shaft 40, and the output gear 35 and the output gear shaft 40 are integrally formed via a disk-shaped disk portion 48. The rotating member 25 of the ring gear 33 is connected to the inner periphery of the output gear shaft 40 via a spline 142, and the clutch output shaft 60 is connected via a spline 143.
[0066]
The spline 127 of the cylindrical shaft portion 27a, the spline 138 of the carrier 34, and the like are formed by broaching.
[0067]
A sub housing 147 is fastened to the clutch housing 57 via a plurality of bolts 148, and the output gear shaft 40 is supported between the clutch housing 57 and the sub housing 147 via a pair of roller bearings (rolling bearings) 144, 145. The The roller bearing 145 is interposed between the sub housing 147 and the disk portion 48. The roller bearing 145 is interposed between the clutch housing 57 and the disk portion 48.
[0068]
The roller bearing 144 has a front end of the inner race in contact with the clutch housing 57 and a rear end of the outer race in contact with the disk portion 48 of the output gear 35. The output gear 35 is supported by a roller bearing 144 against a thrust load to be moved forward (rightward in the figure).
[0069]
The roller bearing 145 has a rear end of the inner race in contact with the sub-housing 147 and a front end of the outer race in contact with the disk portion 48 of the output gear 35. The output gear 35 is supported by a roller bearing 145 against a thrust load to be moved rearward (leftward in the figure).
[0070]
Each roller bearing 144, 145 is arranged so that each tapered roller (rolling element) is inclined outward, and the axial span between each roller bearing 144, 145 is shortened.
[0071]
In order to forcibly lubricate the planetary gear mechanism 3 and the roller bearings 144, 145, etc., an oil inlet 150 as an oil passage for introducing oil into the gear housing 50 is formed in the thrust receiving wall portion 50a of the gear housing 50. The Oil discharged from an electric oil pump (not shown) is introduced into the oil inlet 150, and then passes through the annular passage 151 formed in the radial bush bearing 134, the annular passage 152 formed in the sleeve 135, and the like on the inner rotor shaft. 11 flows into the oil gallery 153 in the engine 11. Part of the oil that has flowed into the oil gallery 153 is guided to the planetary gear mechanism 3 through the radial bush bearing 126, and the rest is a plurality of through holes formed in the oil gallery 154 and the output gear shaft 40 in the engine output shaft 24. 155, guided to the roller bearings 144, 145 and the output gear 35 through a plurality of holes 156 formed in the disk portion 48. The oil thus lubricated at each part is collected through a return passage (not shown) connected to the gear housing 50. The through-hole 155 also serves as a work window when the bearing is removed.
[0072]
An oil seal 161 is provided between the gear housing 50 and the rotary member 129, an oil seal 162 is provided between the rotary member 129 and the inner rotor shaft 11, and an oil seal 163 is provided between the clutch housing 57 and the clutch output shaft 60. An oil seal 164 is interposed between the engine 60 and the engine output shaft 24. Each oil seal 161 shaft portion 164 is sealed so that oil guided to the planetary gear mechanism 3 and each roller bearing 144, 145 does not leak to the multilayer motor 1 side or the electromagnetic clutch 6 side.
[0073]
Next, the operation of the embodiment of the present invention configured as described above will be described.
[0074]
For example, during normal traveling of the vehicle, the torque generated by the engine 2 is transmitted from the crankshaft to the carrier 34 via the drive plate 49, the flywheel damper 26 and the engine output shaft 24, and the sun gear 31 and the ring gear via each pinion 32. 33. At this time, the rotational speed and torque of the output gear shaft 40 are adjusted by operating the inner rotor 10 and the outer rotor 30 as an electric motor or a generator.
[0075]
Since the outer rotor 30 provided outside the stator 20 has a larger radius of rotation than the inner rotor 10 provided inside the stator 20, the generated torque can be increased. By rotating the outer rotor 30 integrally with the output gear shaft 40 via the ring gear 33, a large torque is directly applied from the outer rotor 30 to the output gear shaft 40 at the time of start of the vehicle. Acceleration can be secured. Further, regenerative power generation is effectively performed by directly applying torque from the output gear shaft 40 to the outer rotor 30 during deceleration of the vehicle.
[0076]
When the vehicle is traveling at high speed, the electromagnetic clutch 6 is engaged to transmit the generated torque of the engine directly to the output gear shaft 40, so that the engine output is divided by the planetary gear mechanism 3 and generated by the inner rotor 10, By directly connecting the engine and the output gear shaft 40 without driving the outer rotor 30, the amount of power generated by the inner rotor 10 required during high-speed traveling can be reduced, and the inner rotor 10 can be reduced in size.
[0077]
By the way, the inner rotor 10 and the outer rotor 30 of the multilayer motor 1 are arranged concentrically, and the sun gear 31, the carrier 34, and the ring gear 33 of the planetary gear mechanism 3 are also arranged concentrically on the same axis. The structure of the device can be made compact. As a result, the structure for taking out the output from the output gear 35 can be simplified while reducing the restriction on the size of the multilayer motor 1 when mounted on the vehicle.
[0078]
In the multilayer motor 1, the outer rotor drum 13 is supported by being shared by the ball bearings 63, 64, 65 with respect to the radial load. Since the support span between the ball bearing 65 and the ball bearings 63 and 64 can be sufficiently secured, the support rigidity of the outer rotor drum 13 is sufficiently secured, and the gap between the outer rotor 30 and the stator 20 can be properly maintained.
[0079]
The outer rotor 30 is not supported via a ball bearing 65 against a thrust load, but is supported by a pair of ball bearings 63 and 64 provided on the output extraction side. This eliminates the need for a snap ring or the like for positioning the ball bearing 65 with respect to the outer rotor shaft portion 30b, and shortens the longitudinal length of the outer rotor drum 13.
[0080]
When the subassembly 7 is assembled, after the ball bearing 65 is coupled to the motor housing 41 via the snap ring 67, the outer rotor shaft portion 30 b is fitted to the outer race of the ball bearing 65. Since the outer rotor shaft portion 30b is not required to be positioned in the thrust direction with respect to the ball bearing 65, it can be easily assembled to the outer rotor 30 with respect to the motor housing 41, and productivity can be improved.
[0081]
Further, when the subassembly 7 is assembled, the outer rotor drum 13 is separated from the outer drum cover 23 and the like with respect to the motor housing 41 and assembled before the stator 20, so that the opening diameter of the outer rotor shaft portion 30 b is increased. It becomes possible to form smaller than the outer diameter of the stator 20. As a result, the diameter of the ball bearing 65 can be reduced and the maximum number of rotations of the outer rotor 30 can be increased.
[0082]
The inner rotor 10 is supported by being shared by a ball bearing 71 and a radial needle bearing 72 with respect to a radial load. The inner rotor 10 is not supported via the radial needle bearing 72 with respect to the thrust load, but is supported only via the ball bearing 71. As a result, the inner rotor shaft portion 10 b can be supported by the thin radial needle bearing 72.
[0083]
By reducing the size of the ball bearing 65 and the radial needle bearing 72 provided at the rear of the multilayer motor 1 so as to support only the radial load, a space for providing a support structure for the stator 20 between them and the stator 20 are cooled. It is possible to secure a space for the coolant to enter and exit.
[0084]
The radial needle bearing 72 is positioned in the thrust direction by being sandwiched between the stator bracket 44 and the end plate 75, thereby simplifying the structure.
[0085]
The rotation angle sensor 114 detects the phase of the outer rotor 30 against the scale portion 27 b of the inner drum cover 27. By integrally forming the scale portion 27b on the inner drum cover 27 supported by the pair of ball bearings 63 and 64, the displacement of the scale portion 27b with respect to the rotation angle sensor 114 can be kept small, and the detection accuracy of the rotation angle sensor 114 is sufficiently high. Can be secured.
[0086]
In order to absorb heat generated by the copper loss or iron loss of the stator 20 in the multilayer motor 1, the coolant circulates inside the stator 20. However, because the stator 20 is cantilevered and the outer drum cover 23 and the like of the outer rotor 30 rotates against the front end of the stator 20, it is difficult to connect the coolant passage to the front end of the stator 20. In order to cope with this, the cooling liquid is caused to flow in the axial direction in the stator 20 and is U-turned at the front end of the stator 20, and the cooling liquid is allowed to enter and exit from the rear end of the stator 20.
[0087]
The coolant discharged from the pump is diverted to each water jacket 80 through the inlet 85, the annular channel 87, the hole 91, and the radial channel 93. The coolant circulating through each water jacket 80 absorbs the heat of the stator 20, flows out through the radial flow path 94, the hole 92, the annular flow path 88 and the outlet 86, and dissipates heat to the outside air via the radiator. Sucked into the pump.
[0088]
By defining the water jacket 80 around each bolt 43 that fastens the stator 20, the water jackets 80 can be densely arranged in a limited space located inside the coil 15. Cooling is sufficient. Further, the stator 20 can be prevented from being enlarged due to the water jacket 80.
[0089]
The number of the water jackets 80 is set to 1 / integer of the number of the coils 15, and the coils 15 serving as heat generation sources are symmetrically arranged with respect to the respective water jackets 80, thereby cooling the stator 20. It is performed in a uniform manner in the circumferential direction.
[0090]
The cooling liquid gradually rises by absorbing the heat of the stator 20 in the process of flowing through the water jacket 80, but the flow of the cooling liquid toward the front and the flow of the cooling liquid toward the rear through the water jacket 80 are alternately arranged. The stator 20 is uniformly cooled in the circumferential direction.
[0091]
Due to the structure in which the motor housing rear wall 41a in which the annular flow paths 87 and 88 are formed and the stator bracket 44 in which the radial flow paths 93 and 94 are formed, the limit between the ball bearing 65 and the inner rotor shaft 11 is reduced. It is possible to form a flow path through which the cooling liquid enters and exits each water jacket 80 in the space formed. Thus, the diameter of the ball bearing 65 can be reduced and the maximum rotational speed of the outer rotor 30 can be increased by accommodating the coolant flow path in a small space.
[0092]
In addition, the housing part for assembly is a small hole, and in order to solder the terminal plate after assembly, by providing a unit component 117 in which the terminal plate of each electric wire 116 and the rotation angle sensor 113 are integrated through a resin mold. The assembly of the electric wire 116 for guiding the current to each coil 15 and the rotation angle sensor 113 is facilitated, and the productivity can be improved.
[0093]
The unit component 117 is disposed in the space between the inlet 85, the outlet 86, and the inner rotor 10, so that the unit component 117 does not protrude from the rear end of the multilayer motor 1, and the longitudinal length of the multilayer motor 1 is increased. Can be shortened.
[0094]
A gear housing 50 that houses the planetary gear mechanism 3 has a thrust receiving portion 50 a that receives a thrust load acting on the planetary gear mechanism 3, and a spline 125 that connects the inner rotor 10 to the sun gear 31 so that the thrust load is not input. The structure is provided with a spline 127 that connects the outer rotor 30 to the ring gear 33 so that a thrust load is not input, so that the subassembly 7 in which the multilayer motor 1 is assembled and the subassembly 8 in which the planetary gear mechanism 3 and the like are assembled are separated. Is possible. As a result, at the time of production, the performance of the multilayer motor 1 can be examined in advance by operating the multilayer motor 1 via the testing machine in the state of the subassembly 7 alone.
[0095]
Further, the structure in which the thrust load is not applied from the planetary gear mechanism 3 to the inner rotor shaft 11 prevents the ball bearings 63, 64, and 71 that support the thrust load in the multilayer motor 1 from being increased in size, and their durability. Will improve.
[0096]
A relatively large thrust load acting on the output gear 35 constituted by a helical gear is supported via a pair of roller bearings 144 and 145. Thereby, the thrust load acting on the output gear shaft 40 is not input to the planetary gear mechanism 3 via the spline 142, and the operability of the planetary gear mechanism 3 can be ensured. Further, in the planetary gear mechanism 3, the bearing structure constituted by the thrust needle bearings 130, 131, 136, 137, 141 is avoided from being enlarged, and the durability is improved. Further, the structure in which the planetary gear mechanism 3 and the output gear shaft 40 are independently supported makes it possible to easily change the design of the planetary gear mechanism 3 and the output gear 35 according to the mounted vehicle.
[0097]
The roller bearings 144 and 145 are arranged so that the tapered rollers are inclined outward, and the axial span between the roller bearings 144 and 145 is shortened. Thereby, the planetary gear mechanism 3, the output gear 35, and the electromagnetic clutch 6 can be arranged in parallel in a limited space between the multilayer motor 1 and the engine.
[0098]
The oil introduced into the oil inlet 150 flows into the oil gallery 153 in the inner rotor shaft 11 through the annular passage 151 formed in the radial bush bearing 134, the annular passage 152 formed in the sleeve 135, and the like. Part of the oil that has flowed into the oil gallery 153 is guided to the planetary gear mechanism 3 through the radial bush bearing 126, and the rest is a plurality of through holes formed in the oil gallery 154 and the output gear shaft 40 in the engine output shaft 24. 155, guided to the roller bearings 144, 145 and the output gear 35 through a plurality of holes 156 formed in the disk portion 48. Oil is guided to each of the roller bearings 144 and 145 and the output gear 35 by centrifugal force, and the lubricity thereof can be ensured.
[0099]
Since the oil introduced into the oil inlet 150 formed in the thrust receiving portion 50a is guided to the planetary gear mechanism 3, the output gear 35, etc., all the oil passages constituted by the oil inlet 150 and the like are accommodated in the subassembly 8. Therefore, it is not necessary to provide the oil inlet 150 and the like in the subassembly 7, and the structure can be simplified.
[0100]
As another embodiment, the multilayer motor 1 may have a structure in which the stator 20 is provided with a dedicated coil for each of the inner rotor 10 and the outer rotor 30. However, in that case, the mechanism becomes larger and the loss due to current increases.
[0101]
Furthermore, the multi-layer motor 1 may use an induction motor having coils in the inner rotor 10 and the outer rotor 30.
[0102]
Furthermore, in the embodiment, the outer rotor 30 and the inner rotor 10 are configured to rotate separately. However, the present invention is not limited to this, and the outer rotor 30 and the inner rotor 10 rotate integrally. It is good.
[0103]
Further, in the above-described embodiment, the output of the outer rotor 30 and the inner rotor shaft 10 is extracted from the front end side, but the output of the inner rotor shaft 11 may be extracted from the rear end side.
[0104]
Further, instead of the electromagnetic clutch 6, a dry single plate clutch, a wet multi-plate clutch or the like may be provided.
[0105]
Further, the outer drum cover 23 and the inner drum cover 27 may be coupled to each other via rivets.
[0106]
Further, the motor housing rear wall portion 41a may be formed with each annular flow path facing the end plate 75 side, and with a hole communicating each annular flow path and each radial flow path 93 of the stator bracket 44. Good. In this case, the separate plate 46 can be eliminated.
[0107]
Further, a needle bearing may be provided instead of the radial bush bearing 126. In this case, the amount of oil guided to the planetary gear mechanism 3 can be increased.
[0108]
Note that the present invention is not limited to the multilayer motor 1 that constitutes the hydride drive device combined with the engine as in the above-described embodiment, but can also be applied to multilayer motors used in other devices.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a hybrid drive device showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a motor and the like.
3 is a front view of the same as seen from the direction of arrow A in FIG. 2;
4 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
5 is a front view of a separate plate along the line CC in FIG. 2; FIG.
6 is a front view of the stator bracket along the line DD in FIG. 2; FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG.
FIG. 8 is a front view of the front plate, taken along line FF in FIG.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a planetary gear mechanism and the like.
[Explanation of symbols]
1 Multi-layer motor
3 Planetary gear mechanism
4 Reduction gear mechanism
5 Differential gear mechanism
6 Electromagnetic clutch
7 Subassembly
8 Subassembly
10 Inner rotor
10a Inner rotor shaft
10b Inner rotor shaft
11 Inner rotor shaft
13 Outer rotor drum
15 coils
20 Stator
21 Core steel plate
23 Outer drum cover
24 Engine output shaft
27 Inner drum cover
27a Cylindrical shaft
27b Scale section
30 Outer rotor
30a Outer rotor shaft
30b Inner rotor shaft
31 Sungear
32 pinion
33 Ring gear
34 Career
35 Output gear
40 Output gear shaft
41 Motor housing
41a Motor housing rear wall
43 volts
44 Stator bracket
45 Front plate
46 Separate plate
50 gear housing
50a Thrust receiving part
60 Clutch output shaft
57 Clutch housing
80 water jacket
81 Bolt hole
63 Ball bearing
64 ball bearing
65 Ball bearing
71 Ball bearing
72 radial needle bearings
75 End plate
84 U-turn flow path
85 Coolant inlet
86 Coolant outlet
87 Inlet annular channel
88 Outlet side annular channel
93 Inlet radial flow path
94 Outlet radial path
113 Rotation angle sensor
114 Rotation angle sensor
116 electric wire
117 Unit parts
126 Radial bush bearing
129 Rotating member
134 Radial bush bearing
144 Roller bearing
145 Roller bearing
150 Oil inlet
153 Oil Gallery
154 Oil Gallery

Claims (5)

モータハウジングの内部に、内側から内ロータ、ステータ、外ロータの順で同心円上に配置されるモータと、
エンジンの回転と前記内ロータの回転および前記外ロータの回転を歯車要素を介して出力ギアに選択的に伝達するプラネタリギア機構と、
前記プラネタリギア機構を収装するギアハウジングと、
を備え、
前記プラネタリギア機構の各歯車要素のうち、内ロータ及び外ロータのそれぞれと連結される2つの歯車要素の歯車は、
噛合いによって発生するスラスト荷重前記ギアハウジングに支持され、
かつ前記スラスト荷重が前記内ロータ及び外ロータに入力されないように内ロータ及び外ロータに連結する継手手段を備えた、
ことを特徴とするハイブリッド駆動装置。
A motor arranged concentrically in the order of the inner rotor, the stator, and the outer rotor from the inside in the motor housing,
A planetary gear mechanism that selectively transmits the rotation of the engine, the rotation of the inner rotor, and the rotation of the outer rotor to an output gear via a gear element;
A gear housing that houses the planetary gear mechanism;
With
Among the gear elements of the planetary gear mechanism, gears on the two gear elements that are connected to the respective inner rotor and the outer rotor,
Thrust load generated by the engagement is supported in the gear housing,
And the thrust load is provided with a coupling means for coupling to the inner rotor and the outer rotor so as not inputted in said rotor and the outer rotor,
A hybrid drive device characterized by that.
前記噛み合いによって発生するスラスト荷重を受けるスラスト受け部を前記ギアハウジングの前記モータハウジングと前記ギアハウジングとの連結箇所に設け、
前記スラスト受け部に前記プラネタリギア機構を潤滑するオイルを導くオイル通路を形成した
ことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド駆動装置。
A thrust receiving portion for receiving a thrust load generated by the meshing is provided at a connection portion of the gear housing between the motor housing and the gear housing;
The hybrid drive device according to claim 1, wherein an oil passage that guides oil for lubricating the planetary gear mechanism is formed in the thrust receiving portion.
前記出力ギアを前記プラネタリギア機構の歯車要素にスラスト荷重が入力されないように連結する手段と、
前記出力ギアに働くスラスト荷重を前記出力ギアを収装するハウジングに対して支持する軸受と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド駆動装置。
Means for connecting the output gear to a gear element of the planetary gear mechanism so that a thrust load is not input;
A bearing that supports a thrust load acting on the output gear with respect to a housing that houses the output gear;
The hybrid drive device according to claim 1, further comprising:
前記外ロータに前記出力ギアを連結した
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のハイブリッド駆動装置。
4. The hybrid drive apparatus according to claim 1, wherein the output gear is connected to the outer rotor.
前記出力ギアを一対の転がり軸受を介して支持し、
前記各転がり軸受をそれぞれの転動体が外向きに傾斜するように配置し、
オイルを各転がり軸受の間にその回転軸側から導入する構成とした
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のハイブリッド駆動装置。
Supporting the output gear via a pair of rolling bearings;
The rolling bearings are arranged so that the respective rolling elements are inclined outwardly,
The hybrid drive unit according to any one of claims 1 to 4, wherein oil is introduced between the rolling bearings from the rotating shaft side.
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