JP3653104B2 - 遠隔操作玩具システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、遊び手の操作に応答して玩具を動作させる遠隔操作玩具システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、遠隔操縦型玩具の分野では、乗り物やロボットなどの動作部と、電池などを収めるコントローラとを電源ラインで接続した、リモートコントロール(通称、リモコン)と呼ばれる玩具が昔より知られている。また、最近ではコントローラより電波を発信してレーシングカーや飛行機などを無線操縦する、ラジオコントロール(通称、ラジコン)玩具も広く知られるようになってきている。
【0003】
ところで、最近、一種の遠隔操作型玩具として、赤外線を制御信号として利用する玩具が開発、市販されている。このような赤外線使用玩具には、例えば、テレビ画面などに現れる目標物(ターゲット)に対してプレーヤーが狙いを定めて赤外線照射することによって得点などを競うようなテレビゲームが知られており、赤外線コントローラは例えば銃やバズーカ砲のような形態をとっている。
【0004】
また、赤外線を制御信号として利用する玩具として、赤外線を発光する光線銃により人間同士が打ち合うゲームが知られている。実際の戦闘に模したゲームができるので人気がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のラジオコントロール玩具の場合、レーシングカーや飛行機などの動作駆動部の中に受信器を一体的に組み込む構造であるための制限があった。例えば、レーシングカーの場合には一連の走行・停止だけしか行えず、飛行機の場合には飛行・離着陸だけしか行えない。このように、受信器が組み込まれる動作体の種類によって動作内容がおのずと限られることになり、遊び手にとってすぐに飽きがくるという問題があった。
【0006】
更に、これらラジオコントロール玩具では、電波を送信するコントローラやこれを受信する受信装置自体が高価であるため、一部限られた人達だけの、いわゆるマニアック的な要素があり、子供達が気軽かつ容易に遊べるといったような玩具ではないという問題があった。
これに対し、赤外線を制御信号とする遠隔操作ゲーム玩具は、赤外線を発光、受光する装置が比較的安く製造できるために、子供にも容易に購買できるような低い価格に設定できるというメリットがある。また、赤外線を発光する光線銃により人間同士が打ち合うゲームは、実際の戦闘に近い臨場感を持つことができるというメリットがある。
【0007】
しかしながら、赤外線を用いた従来の玩具では、基本的には赤外線コントローラや光線銃によりターゲットを狙うだけのものであるために、ゲーム自体が単純化する傾向にあり、すぐに飽きがくるという問題があった。
本発明の目的は、安価であるとともに、遊び手に対しバラエティに富んだ遊び方を提供することが可能な遠隔操作玩具システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、遊び手の操作に応答して赤外線信号を送出するコントローラと、受信した前記赤外線信号に応答して制御される動作玩具よりなる遠隔操作玩具システムであって、前記コントローラとして互いに異なった玩具形態をした複数の操作玩具が用意されており、前記動作玩具は、遊び手が前記複数の操作玩具の中から選択された操作玩具を操作するとき、当該操作に応答して動作するように構成されており、前記選択された操作玩具から送出された赤外線信号を受信して、赤外線信号に含まれる操作信号を前記動作玩具に対応した制御信号に設定し、前記動作玩具に供給するように構成された動作制御装置を更に有することを特徴とする遠隔操作玩具システムによって達成される。
【0009】
上記目的は、遊び手の操作に応答して赤外線信号を送出するコントローラと、受信した前記赤外線信号に応答して制御される動作玩具よりなる遠隔操作玩具システムであって、前記コントローラとして互いに異なった玩具形態をした複数の操作玩具が用意されており、前記動作玩具として互いに異なった玩具形態をした複数の動作玩具が用意されており、複数の動作玩具から選択された動作玩具に対し、遊び手が前記複数の操作玩具の中から選択された操作玩具を操作するとき、当該操作に応答して動作するように構成されており、前記選択された操作玩具から送出された赤外線信号を受信して、赤外線信号に含まれる操作信号を前記選択された動作玩具に対応した制御信号に設定し、前記選択された動作玩具に供給するように構成された動作制御装置を更に有することを特徴とする遠隔操作玩具システムによって達成される。
【0010】
上述した遠隔操作玩具システムにおいて、前記動作制御装置は、前記動作玩具に対し着脱可能に構成されているようにしてもよい。
【0011】
【作用】
本発明によれば、遊び手の操作に応答して赤外線信号を送出するコントローラと、受信した赤外線信号に応答して制御される動作玩具よりなる遠隔操作玩具システムであって、コントローラとして互いに異なった玩具形態をした複数の操作玩具が用意されており、動作玩具は、遊び手が複数の操作玩具の中から選択された操作玩具を操作するとき、当該操作に応答して動作するように構成されており、選択された操作玩具から送出された赤外線信号を受信して、赤外線信号に含まれる操作信号を動作玩具に対応した制御信号に設定し、動作玩具に供給するように構成された動作制御装置を更に有するようにしたので、安価であるとともに、遊び手に対しバラエティに富んだ遊び方を提供することができる。
【0012】
【実施例】
本発明の一実施例による遠隔操縦玩具システムについて図1乃至図8を用いて説明する。
本実施例による遠隔操縦玩具システムの基本構成は、図1に示すように、遠隔操縦玩具システムのコントローラとして機能する赤外線発光玩具10と、これら赤外線発光玩具10からの赤外線信号を受光し、受光した赤外線信号に応じて所定の動作命令を決定するカセット式の動作制御装置20と、動作制御装置20を装着して動作する動作玩具30とから成るものである。
【0013】
赤外線発光玩具10は、小型人形としての動物型玩具10a、ロボット型玩具10b、自動車型玩具10cなど、多種多様な玩具形態をとることができ、遊び手は、これら豊富なシリーズ玩具群から趣味嗜好にあう特定の形態をした赤外線発光玩具10を任意に選択購入することができる。
これら赤外線発光玩具10には、図2に示すように、赤外線発光素子11と、この赤外線発光素子11に対して特定の発光信号を出力制御するマイクロコンピュータ12とを有する赤外線発光装置13が内蔵されている。この赤外線発光装置13は、例えば、玩具外殻部や、小形人形の場合、腕や足などの可動部に、発光スイッチA、aを設けることで、遊び手による玩具操作によって所定コードの赤外線信号を発光できるようになっている。
【0014】
また、赤外線発光玩具10としては、上述した構成の他に、赤外線信号の発光を遊び手に知らせる可視光ランプ15やLED(発光ダイオード)を装備するようにしてもよい。
なお、この赤外線発光玩具10には赤外線発光装置13等を作動させるための電池16が組込まれている。
【0015】
赤外線発光装置13は、赤外線発光玩具10毎に異なるように設定されている識別コード信号と、各赤外線発光玩具10に共通なコントロール信号とをそれぞれ発光する。遊び手は前述した発光スイッチA、aを操作することによってこれらの識別コード信号とコントロール信号を発光制御できるようになっている。なお、これら識別コード信号とコントロール信号の作動内容の詳細については後述する。
【0016】
赤外線発光玩具10からの赤外線信号を受光する動作制御装置20は、図2に示すように、赤外線受光素子21とマイクロコンピュータ22とを有している。動作制御部20は、受光された赤外線コード信号とコントロール信号に応じて動作玩具30に対する所定の動作命令を決定する。本システムの頭脳部を構成するものである。
【0017】
この動作制御装置20は、図1に示すようなリストバンド23やペンダント(図示せず)などに対し機械的に装着できるようになっており、遊び手にとって容易に持ち運びできるような配慮がなされている。
なお、動作制御装置20の形態しては、上述したカセットタイプの他に、CD(コンパクトディスク)の形態やフロッピィディスク等の形態でもよい。
【0018】
動作制御装置20は、ゲームカセットのように、動作玩具30との装着部20aに複数の出力端子24a〜24fが設けられている。更に、外郭部にはこれら出力端子24a〜24fに対応する確認可視光ランプ25a〜25fと、対戦モード用ランプ25gが設けられている。
動作制御装置20自身は電源部を有さず、装着する動作玩具30側より供給されるようになっている。従って、本システムにおける動作制御装置20は、前述した赤外線発光玩具10からの赤外線信号を動作玩具30に装着された状態で受信する。
【0019】
なお、動作制御装置20としては、上述した形態の他に、動作制御装置20に電源部を設け、赤外線発光玩具10から入力された信号を、動作玩具30に装着されていない状態で受光し、一時的に記憶保持できるようにしてもよい。
動作制御装置20を装着する動作玩具30は、図1に示すように、ロボット30aや、自動車30b、基地やゲーム(図示せず)等、多種多様な動作玩具の形態をとることができる。遊び手は、これらシリーズ動作玩具群から動作させようとする特定の動作玩具30を選択し、この動作玩具30に前述した動作制御装置20を装着して動作可能状態にする。
【0020】
通常、これらの動作玩具30には、動作機構31として、図2に示すように、例えば、モータを駆動源とする可動機構M1、M2、音声発生装置S1〜S3、発光装置Rなどが組み込まれている。この動作機構31は、動作制御装置20を装着する動作玩具30の種類によっても異なるものであり、その動作形態も異なるように設定されている。これにより、同一の動作制御装置20を用いて、例えば、ロボット30aにおいては走行動作、自動車30bでは旋回動作といったように、装着される動作玩具30に応じて異なった動作を楽しむことができ、それだけ遊びのバリエーションが増えることになる。
【0021】
動作玩具30には、動作機構31を駆動するための電源として電池32が内蔵されている。この電池32は動作制御装置20の装着時において、動作制御装置20に対しても電力を供給する。
動作玩具30の動作制御装置装着部30cには、動作制御装置20の出力端子24a〜24fと接続されるコネクタ(図示せず)が設けられている。
【0022】
なお、動作玩具30としては、この他、ひとつの動作玩具30に複数の動作制御装置20をセットするような動作玩具や、動作機構31の作動を制御するマイクロコンピュータ(図示せず)を本体内部に別に備えるような動作玩具でも良い。
再び赤外線発光玩具10の説明に戻る。赤外線発光玩具10に内蔵されたマイクロコンピュータ12は、各スイッチA、aに接続される入力ポート12aと、ランダムアクセスメモリ(RAM)やリードオンリメモリ(ROM)からなるメモリ12bと、所定の演算処理を行う中央処理演算装置(CPU)12cと、赤外線発光素子11や可視光ランプ15に対して駆動信号を出力する出力ポート12dとによって構成され、これらはバス12eによって相互接続されている。
【0023】
メモリ12bには、各赤外線発光玩具10に共通して、予め多数種(例えば、13種以上)の赤外線信号用コードが記憶されており、本実施例の場合、1つの赤外線発光玩具10につき4種の信号コードを取り出して出力ポート12dよりダイオード11へと出力できるように構成されている。ここで、この4種の信号コードの内、1種は前述したように玩具別に異なるコード(識別コード信号C1)であり、他の3種は各赤外線発光玩具10に共通のコード(コントロール信号C2、C3、C4)である。
【0024】
これら3種のコントロール信号C2、C3、C4は、動作制御装置20の設定モードを変えるものであり、例えば、「コントロールモード」、「合算モード」、「選択モード」などのモードを選択し、選択されたモードで動作玩具30を作動させる。
遊び手によってスイッチAがオンとなった時、赤外線発光玩具10からは識別コード信号C1が出力され、識別コード信号C1を受光した動作制御装置20のマイクロコンピュータ22ではメモリ22bよりその赤外線発光玩具10に対応する設定能力値が取り出される。
【0025】
また、スイッチaは3ポジションでのオン・オフが可能であり、各赤外線発光玩具10に共通な3種のコントロール信号C2、C3、C4を選択して発光制御するためのものである。
なお、これらのスイッチA、aは共にオン状態で、繰り返し断続的にコード信号が発光され、手を離すと自動的にオフ位置に復帰するように構成されている。また、赤外線発光玩具10のマイクロコンピュータ12はスイッチA、aのオフ時間が所定時間(例えば、30秒)以上にわたると、自動的に電源が切れ、それまでのモード設定が自動解除されるように設定されている。
【0026】
動作制御装置20において、赤外線受光ダイオード21によって受信される各種コード信号C1〜C4は、A/D変換器26によってデジタル信号に変換された後、マイクロコンピュータ22に入力される。マイクロコンピュータ22は、信号を入力する入力ポート22aと、RAMやROMなどのメモリ22bと、モードを選択し、所定の演算処理を行う中央処理演算装置(CPU)22cと、出力ポート22dとによって構成され、これらはバス22eによって相互接続されている。
【0027】
次に、動作制御装置20における各動作モードについて図3を用いて説明する。図3は、上述した各コード信号C1〜C4と、動作制御装置20のマイクロコンピュータ設定モードと、動作玩具30の各動作機構31との相互関係を示すブロック図である。
赤外線発光玩具10によって異なる識別コード信号C1で起動される個別モードにおいては、マイクロコンピュータ22は、現在どの赤外線発光玩具10から信号が出されているかを判断し、赤外線発光玩具10に応じて予め設定された出力設定値(個別設定能力)をメモリ22bから読出し、動作玩具30の各動作機構31に対してそれぞれの設定値を出力する。なお、メモリ22b内には、例えば図4に示すような赤外線発光玩具10の種別毎の個別設定能力マップが予め格納されている。
【0028】
なお、個別設定能力については、赤外線発光玩具10内のマイクロコンピュータ12のメモリ12b内に自己の個別設定能力を格納するようにしてもよい。動作制御装置20内のマイクロコンピュータ22のメモリ22aの容量に余裕ができるので容量の大きなプログラムを格納することが可能となる。
コントロール信号C2に対応するコントロールモードでは、例えば、コード信号C1によって現在実行されている各動作機構31の出力を変更させるといったような、動作玩具30に対し動作の変更を行う処理が行われる。
【0029】
コントロール信号C3によって起動される合算モードでは、例えば、図示する複数の赤外線発光玩具10の個別設定能力を合算して、動作玩具30をパワーアップさせたり、あるいは一体の赤外線発光玩具10において、それ自身の個別設定能力をスイッチA、aのオン回数などで自己合算させたりする。
コントロール信号C4に対応する選択モードでは、例えば、可動機構M1以外の各動作機構(M2、S1、S2、S3、R)を選択して、個別にコントロールする。
【0030】
以下、図4に示すような個別設定能力のもとでの、2体の赤外線発光玩具10(No1、No2)を用いて自動車型動作玩具30bを制御する場合に例をとり、本玩具システムの作動例を説明する。なお、この動作玩具30bの前提条件として、マップ内の各数値と各動作機構31との出力との関係は、例えば
と予め設定されているものとする。
【0031】
遊び手がNo1の赤外線発光玩具10のスイッチAをオンにすると、識別コード信号C1によって動作制御装置20は直ちにメモリ22bより個別能力データを読み込み、動作玩具31に対して出力する(100%のスピードで正回転前進+ボイス音発生(S1〜3の内、最も大きな値を選択)+ヘッドライト1秒に1回点滅)。
【0032】
このような作動状態で、更にNo1の赤外線発光玩具10のaスイッチがコントロールモードでオンとなったならば、動作制御装置20はスイッチオンの間、可動機構M1のモータを逆転させ、後退させる。
これに対し、仮に遊び手が、スイッチaを合算モードでオンとしたならば、動作制御装置20は可視光ランプ25a〜25gを所定時間(例えば、3秒間)にわたって点灯させる。これは、現在動作制御装置20が他の赤外線発光玩具10からのコード信号を受光できる状態にあることを外部に知らせるためのものである。
【0033】
従って、この点灯時間内に、仮にNo2の赤外線発光玩具10のスイッチAがオンされたならば、異なる識別コード信号C1を受光することにより、動作制御装置20は、2体の赤外線発光玩具10の能力をメモリ22bより読み込んで合算処理する。なお、この合算処理にあたっては、その最大値を100に限定し、またその合算能力値の出力タイミングも、可視光ランプ25a〜25gの点滅によって遊び手に知らせるようにしても良い。
【0034】
また、この点灯時間内に、No2の赤外線発光玩具10から識別コード信号C1を受光し続けた場合、動作制御装置20はまず可動機構M1、M2の可視光ランプ25a、25bを点灯させ、その後、ランプ25f方向へと1ランプづつシフトさせる。このような状態で、遊び手が識別コード信号C1の出力をストップさせると、その時の2つのランプの内、後方のランプ(可動機構M1からスタートしたランプ)の移動が止まり、移動は前方のランプのみとなってしかもスピードを早めるようにする。そして、この間に合算モードのコントロール信号C3が受光されると、移動ランプが止まり、停止した端子に対応する動作機構31の設定能力が合算されることになる。そして、コントロール信号C3の発光が停止された時点で、その合算数値がランプの数で表示されることになる。
【0035】
例えば、その点滅形態は、
2個点滅・・・・30%のパワー
4個点滅・・・・50%のパワー
7個点滅・・・・100%のパワー
と設定される。
【0036】
なお、ここで再度、合算モードのコントロール信号C3が入力されると再び、ランプは移動する。信号入力が停止されると、ここで新しい合算数値のランプが点滅する。これは何回でも使用できるものである。
このような状態で識別コード信号C1が入ると自己合算はストップされる。なお、可動機構M1における数値を合算した場合、その後の操作は個別モード信号C1で正回転、合算モード信号C3で逆回転するように設定する。
【0037】
上述した合算モードは、動作玩具30のパワーを最強にできる裏モードを兼ね備えさせることも可能である。例えば、100%のパワーを5回続けるとプレーの続く限り100%出力できるように、マイクロコンピュータ22のメモリ22bにパワー履歴を記憶させるようにしても良い。
また、選択モードにおいてスイッチaをオンにすると、マイクロコンピュータ22の各出力端子24a〜14fに対応した6個のランプ25a〜25fが順次点滅する。遊び手は、選択したい端子のところでスイッチオフすることにより、所望の動作機構31を作動制御できる。ここで可動機構M2を選択した場合、スイッチAによる識別コード信号C1で機構M2のモータは正回転をし、スイッチaのオンで逆回転をする。この場合、他の出力端子24a、24c〜fからは出力されない。
【0038】
これに対し、可動機構M2以外を選択した場合、信号C1で正回転を行い、スイッチaによる選択モード信号C4は、選択した端子24a、24c〜fの出力を行うことになる。なお、可動機構M1の操作は、他の赤外線発光玩具10のコントロールモードの信号C2と認識信号C1を出力することで可能となる。すなわち、これにより2体の赤外線発光玩具10による操作が可能となる。
【0039】
このように、例示したモード動作設定によれば、複数の赤外線発光玩具10からの赤外線信号によって共通の動作玩具30を駆動制御することができ、また各赤外線発光玩具10に設定された個別能力を合算したような形で、動作玩具30の動きにパワーアップを図ることができる。
本発明による遠隔操縦玩具システムは、上述した動作形態をとる遠隔操縦玩具システムの他、いろいろなタイプの遠隔操縦玩具システムとして展開することができる。
【0040】
例えば、図5に示すように、2体の赤外線発光玩具10によってビークルタイプの基地50を開閉・作動させるものでもよい。また、図6に示すように、赤外線発光玩具10によって球体60の回転走行をコントロールするものでもよい。更に、図7に示すように、ピストルタイプの台座に赤外線発光玩具10を用いて目標物を狙うようなゲームターゲット玩具70でもよい。更にまた、図8に示すように、複数の赤外線発光玩具10によって爆弾型玩具80を爆発させるようなゲーム玩具に用いてもよい。
【0041】
このように、本実施例によれば、手に持った赤外線発光玩具などからコントロール信号が出力されるために、そのキャラクターとの一体感が増し、リアリティ感のあるゲームを演出することができる。
また、本実施例によれば、電波を用いて遠隔操作するラジコンと異なり、情報伝達手段として赤外線を用いるため、操作距離のハンデはあるものの外乱などによる誤動作が少なく、ラジコン送信機よりも小さくでき、小型の人形に内蔵できる。加えて、赤外線を用いたためラジコンよりも多くの信号を用いることができ、動作玩具の動作パターンを増やすことができる。
【0042】
更に、実施例によれば、複数の赤外線発光玩具からの赤外線信号を動作制御装置が受信し、合算モードを設定できるようにしたため、複数プレーヤー参加型の遊びを展開することができる。
以上、本発明を好適な実施例に基づいて説明したが、本発明の遠隔操縦玩具システムとしては、上述した実施例に限らず種々の変形が可能であることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、動作玩具に対し赤外線を発光するものが玩具の形態をとることで、操作側としてのエンターティンメント性を高めることができる。また、この発光玩具を1つの玩具群より任意選択されるものとすることにより、同時に2つ以上の発光玩具を以て動作制御部に赤外線を送ることができ、玩具にゲーム的要素を持たせることができる。
【0044】
また、動作制御部と動作玩具とを分離可能にし、動作玩具を1つの玩具群より任意選択できるものとしたことにより、ひとつの動作制御部で多くの種類の動作玩具を駆動でき、飽きにくい玩具システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による遠隔操縦玩具システムの基本構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による遠隔操縦玩具システムのブロック図である。
【図3】図2に示す遠隔操縦玩具システムの動作モードの説明図である。
【図4】図2に示す遠隔操縦玩具システムにおける人形別能力数値マップを示す図である。
【図5】本発明の遠隔操縦玩具システムを適用した車両玩具の外観図である。
【図6】本発明の遠隔操縦玩具システムを適用した球形玩具の外観図である。
【図7】本発明の遠隔操縦玩具システムを適用した射的ゲームの外観図である。
【図8】本発明の遠隔操縦玩具システムを適用した爆弾型玩具の外観図である。
【符号の説明】
1…玩具システム
10…赤外線発光玩具
11…赤外線発光素子
12…マイクロコンピュータ
13…赤外線発光装置
16…電池
20…動作制御装置
21…赤外線受光素子
22…マイクロコンピュータ
30…動作玩具
31…動作機構
32…電池
A、a…発光スイッチ
Claims (3)
- 遊び手の操作に応答して赤外線信号を送出するコントローラと、受信した前記赤外線信号に応答して制御される動作玩具よりなる遠隔操作玩具システムであって、
前記コントローラとして互いに異なった玩具形態をした複数の操作玩具が用意されており、
前記動作玩具は、遊び手が前記複数の操作玩具の中から選択された操作玩具を操作するとき、当該操作に応答して動作するように構成されており、
前記選択された操作玩具から送出された赤外線信号を受信して、赤外線信号に含まれる操作信号を前記動作玩具に対応した制御信号に設定し、前記動作玩具に供給するように構成された動作制御装置を更に有する
ことを特徴とする遠隔操作玩具システム。 - 遊び手の操作に応答して赤外線信号を送出するコントローラと、受信した前記赤外線信号に応答して制御される動作玩具よりなる遠隔操作玩具システムであって、
前記コントローラとして互いに異なった玩具形態をした複数の操作玩具が用意されており、
前記動作玩具として互いに異なった玩具形態をした複数の動作玩具が用意されており、
複数の動作玩具から選択された動作玩具に対し、遊び手が前記複数の操作玩具の中から選択された操作玩具を操作するとき、当該操作に応答して動作するように構成されており、
前記選択された操作玩具から送出された赤外線信号を受信して、赤外線信号に含まれる操作信号を前記選択された動作玩具に対応した制御信号に設定し、前記選択された動作玩具に供給するように構成された動作制御装置を更に有する
ことを特徴とする遠隔操作玩具システム。 - 前記動作制御装置は、前記動作玩具に対し着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔操作玩具システム。
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1993
- 1993-12-13 JP JP31215793A patent/JP3653104B2/ja not_active Expired - Fee Related
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