JP3653018B2 - 無線基地局装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信システムを構成する無線基地局装置に関し、特に無線基地局装置において故障が発生した際の復旧制御技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の移動体通信システムの全体を示す構成図、図5は図4のシステムを構成する無線基地局装置を示すブロック図である。図4に示した移動体通信システムでは、無線基地局装置(BTS:Base Transceiver Station)102は、その周辺の4つのエリア、すなわちセクター104(SC1〜SC4)を管轄しており、各セクター104内の移動局106は無線基地局装置102を介して無線制御装置(BSC:Base Station Controller)108、さらには他の移動局などとの間で通信を行う。
【0003】
無線基地局装置102は、図5に示したように、各セクター104ごとに、対応するアンテナ110を有し(図4では1つのアンテナ110のみを示す)、そして各アンテナ110ごとに、送受信部112および無線部114を備えている。送信部はアンテナ110を通じて高周波信号を送受信し、無線部114は送受信部112が受信した高周波信号からベースバンド信号を生成してバスライン115に出力する一方、送信すべきベースバンド信号をバスライン115から取り込み高周波信号に変換して送受信部112に供給する。
【0004】
無線基地局装置102はさらに、バスライン115に接続された複数のチャンネル制御カード116(チャンネル制御ブロック)、および主制御部118を備えている。各チャンネル制御カード116は、チャンネル制御部を複数備えており、主制御部118は、セクター104ごとに、かつ移動局106ごとに異なるチャンネル制御部を割り当てて各チャンネル制御部にチャンネル制御を行わせる。チャンネル制御部が行うチャンネル制御は、具体的には、セクター104ごとに定義された共通チャンネルに係わるチャンネル制御、および移動局106ごとに定義された情報チャンネルに係わるチャンネル制御を含んでいる。
【0005】
また、各チャンネル制御カード116は、CPU(中央処理装置)およびメモリーを含み、CPUはメモリーに保持されたプログラムデーターにもとづき動作して、チャンネル制御カード116の各チャンネル制御部が行うチャンネル制御の少なくとも一部を実行する。そして、必要数の特定のチャンネル制御カード116には、そのメモリーに上記共通チャンネルの制御に係わるプログラムデーターがロードされ、残りのチャンネル制御カード116のメモリーには上記情報チャンネルの制御に係わるプログラムデーターがロードされている。したがって、共通チャンネル用のプログラムデーターがロードされたチャンネル制御カード116では、すべてのチャンネル制御部が共通チャネルの制御を行い、情報チャンネル用のプログラムデーターがロードされたチャンネル制御カード116では、すべてのチャンネル制御部が情報チャネルの制御を行う。
【0006】
なお、1つのチャンネル制御カード116に、たとえば8つのチャンネル制御部が設けられているとすると、本例では無線基地局装置102は4つのセクター104を管轄しているので、1つのチャンネル制御カード116にのみ上記共通チャンネルの制御プログラムデーターがロードされることになる。無線基地局装置が仮に8を越えるセクターを管轄している場合には、共通チャンネルの制御を受け持つチャンネル制御カードは複数となる。
【0007】
上記無線部114が出力するベースバンド信号は、主制御部118が割り当てたチャンネル制御カード116のチャンネル制御部においてチャンネル制御が行われた後、インターフェース部120を通じて無線制御装置108に出力され、一方、無線制御装置108からのベースバンド信号はインターフェース部120を通じて入力され、チャンネル制御部でチャンネル制御が行われて無線部114に出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された無線基地局装置102において、あるチャンネル制御カード116に故障が発生した場合には、たとえば、主制御部118による制御のもとで、空いているチャンネル制御カード116に速やかに切り替えることで故障復旧が行われていた。しかし、チャンネル制御カード116の切り換えには一定の時間を要し、その間は、故障したチャンネル制御カード116がチャンネル制御を担当していた移動局106はすべて通信を行うことができなくなる。
【0009】
そこで、チャンネル制御カード116が故障した場合の影響をできるだけ少なくするための工夫が従来よりなされている。たとえば、特開2000−11528号公報には、移動局106などに割り当てるチャンネル制御部を分散させるという手法が開示されている。この手法では、各移動局106にチャンネル制御部を割り当てる際に、同一のチャンネル制御カード116内のチャンネル制御部が特定のセクター104内の移動局106に集中して割り当てられることがないようにされる。その結果、1つのチャンネル制御カード116が故障しても、1つのセクター104全体がシステムダウンとなって、そのセクター104内のすべての移動局106が一度に通信を行えなくなってしまうといった事態を回避できる。
【0010】
しかし、このように割り当てを分散させても、上記共通チャンネル用のプログラムデーターをロードしたチャンネル制御カード116が故障した場合には、そのカードのチャンネル制御部が割り当てられているすべてのセクター104で全移動局の通信が不可能となってしまう。
【0011】
また、この状態からの復旧は、たとえば他の正常なチャンネル制御カード116を共通チャンネルの制御に用いるよう切り替えることで行えるが、この場合、チャンネル制御カード116の切り替えには非常に時間がかかるという問題がある。
すなわち、すべてのチャンネル制御部が待機中となっているチャンネル制御カード116が存在する場合には、そのカードを共通チャンネル用の新たなカードとして使用することになるが、実際の場面では、完全に待機中のカードが存在しないことも多いと予想される。その場合には、たとえば、移動局に割り当てられて稼働中となっているチャンネル制御部がもっとも少ないチャンネル制御カード116(第1のチャンネル制御カードとする)を見つけ、一方、一部のチャンネル制御部が移動局に割り当てられいるものの一部のチャンネル制御部が待機中となっている別の1つまたは複数のチャンネル制御カード116(第2のチャンネル制御カードとする)を検索し、第1のチャンネル制御カード上のチャンネル制御部が割り当てられていた移動局106に対して、第2のチャンネル制御カード上の待機中のチャンネル制御部を割り当てる(追い出し割り当て)。
その上で、第1のチャンネル制御カードの上記メモリーに共通チャンネルを制御するためのプログラムデーターをロードし、そしてセクター104に新たなチャンネル制御カード116のチャンネル制御部を割り当てる。
このように、共通チャンネル用のプログラムデーターをロードしたチャンネル制御カード116が故障した場合には、追い出し割り当てと、プログラムデーターのロードが必要となるため、カードの切り替えにきわめて時間がかかり、通信が中断する時間が長くなってしまう。
【0012】
さらに、従来の無線基地局装置102では、共通チャンネル用のチャンネル制御カード116は、情報チャンネルの制御には使用できず、したがって、共通チャネルの制御を行っていたチャンネル制御カード116が故障したため、上述のように別のカードに切り替えて、その後、故障カードが復旧した場合、復旧したカードはあくまでも共通チャンネルの制御にしか使用できない。そのため復旧したカードは共通チャネル用の予備カードとしてのみ使用することになり、資源を有効に活用するという点で改善の余地がある。
【0013】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、チャンネル制御ブロックが故障した際のチャンネル制御ブロックの切り換えを短時間で完了して、セクターがシステムダウンとなる時間を最小限に抑えることが可能な無線基地局装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、資源の再利用性の高い無線基地局装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、チャンネル制御を行う複数のチャンネル制御部をそれぞれ備えた複数のチャンネル制御ブロックと、セクターおよび移動局ごとに異なる前記チャンネル制御部を割り当てて各チャンネル制御部にチャンネル制御を行わせる主制御部とを備え、セクターに割り当てられた前記チャンネル制御部はセクターごとに定義された共通チャンネルに係わるチャンネル制御を行い、移動局に割り当てられた前記チャンネル制御部は移動局ごとに定義された情報チャンネルに係わるチャンネル制御を行う、移動体通信システムの無線基地局装置であって、前記複数のチャンネル制御ブロックの各々が、セクターに割り当てて共通チャンネルに係わるチャンネル制御を行わせることのできるチャンネル制御部と、移動局に割り当てて情報チャンネルに係わるチャンネル制御を行わせることのできるチャンネル制御部との両方を含んでおり、前記主制御部は、前記複数のチャンネル制御ブロックの1つが故障を発生したときに、当該故障ブロック内の複数のチャンネル制御部のうちに、セクターに割り当てられて共通チャンネルのチャンネル制御を行っていたものが存在しているか否かを判定し、これに該当するチャンネル制御部が存在していたならば、その該当するチャンネル制御部が割り当てられていたセクターに、使用可能な別のチャンネル制御ブロックのチャンネル制御部を割り当て、移動局に割り当てられて情報チャンネルのチャンネル制御を行っていたものについては再割当を行わないことを特徴とする。
【0015】
このように本発明では、各チャンネル制御ブロックがそれぞれ、共通チャンネルに係わるチャンネル制御を行うチャンネル制御部を含んでいるので、共通チャネルのチャンネル制御を行っているチャンネル制御部を含むチャンネル制御ブロックが故障してチャンネル制御ブロックを切り替える場合でも、単に他のチャンネル制御ブロックのチャンネル制御部をセクターに割り当てるのみで済む。したがって、従来のように、追い出し割り当てを行う必要がなく、そして共通チャネルのチャンネル制御を行うためのプログラムデーターを他のチャンネル制御ブロックにロードする必要もない。そのため、チャンネル制御ブロックの切り換えを短時間で完了して、セクターがシステムダウンとなる時間を最小限に抑えることができる。
【0016】
また、本発明では、チャンネル制御ブロックはそれぞれ情報チャンネルの制御を行うチャンネル制御部を備えているため、共通チャンネルの制御に用いていたチャンネル制御ブロックが故障し、その後、復旧した際には、そのブロックは情報チャンネルの制御にも使用することができる。よって、資源の再利用性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
図1は本発明による移動体通信システムの無線基地局装置の一例を示すブロック図、図2は図1の無線基地局装置を構成するチャンネル制御カードを示すブロック図である。図1において図5と同一の要素には同一の符号が付されている。
図1に示した本実施の形態例の無線基地局装置2は、基本的な構成は図5の無線基地局装置と同一であるが、チャンネル制御カード4および主制御部6の構成の点で従来の無線基地局装置と異なっている。以下、この点を中心に説明する。
【0018】
各チャンネル制御カード4はそれぞれ、一例として8つのチャンネル制御部8(図2)を備えており、主制御部6はセクター104ごとに、かつ移動局106ごとに異なるチャンネル制御部8を割り当てて各チャンネル制御部8にチャンネル制御を行わせ、また自装置、すなわち無線基地局装置2にチャンネル制御部8を割り当てて関連するチャンネル制御を行わせる。
【0019】
各チャンネル制御部8が行うチャンネル制御は、具体的には、セクター104ごとに定義された共通チャンネルに係わるチャンネル制御、移動局106ごとに定義された情報チャンネルに係わるチャンネル制御、ならびに無線基地局装置2と無線制御装置108(図4)との間に定義された共有制御チャンネルに係わるチャンネル制御を含んでいる。より詳しくは、チャンネル制御部8は、セクター104の通信チャンネルを通じた送受信の制御、送受信信号の合成や分解、さらにはエラー検出やエラー修復処理などを行う。
【0020】
なお、上記共通チャンネルは具体的にはBCCH、PCH、FACH/RACHであり、上記情報チャンネルはたとえば移動局106間で実際に音声やデーターを伝送するためのDTCH、UTCH、共有制御チャネルはSDCCH、ACCHである。
【0021】
各チャンネル制御カード4は、本実施の形態例では、チャンネル制御部8などの各部は共通の回路基板(図示せず)上に実装された回路素子により構成されて、外観はカード状を呈し、無線基地局装置筐体の所定カードスロットに装着されている。
【0022】
チャンネル制御カード4はそれぞれ、不図示のCPUおよびメモリーを含み、CPUはメモリーに保持されたプログラムデーターにもとづき動作して、チャンネル制御カード4の各チャンネル制御部8が行うチャンネル制御の少なくとも一部を実行する。そして、本実施の形態例では、すべてのチャンネル制御カード4において、上記メモリーには、上記情報チャンネルの制御に係わるプログラムデーターとともに、上記共通チャンネルの制御に係わるプログラムデーターがロードされている。したがって、各チャンネル制御カード4の各チャンネル制御部8は、情報チャンネルとともに共通チャンネルの制御を行うことができ、無線基地局装置2が起動された時には、すべてのチャンネル制御カード4において、共通チャンネルのチャンネル制御に関しても、すでに待機状態となっており、割り当てが行われた場合には、ただちに共通チャンネルの制御を行える状態となっている。
【0023】
チャンネル制御カード4は、また、自カード内で発生した故障を検出して、故障が発生したことを主制御部6に通知する監視部10を備えている。主制御部6では、チャンネル制御カード4の監視部10から故障発生の通知を受けた場合には、同チャンネル制御カード内のチャンネル制御部8を割り当てていセクター104に対して別のチャンネル制御カード4内のチャンネル制御部8を割り当てる。
【0024】
次に、このように構成された無線基地局装置2において、故障発生に伴い共通チャンネルの制御を行うチャンネル制御部8の再割り当てを行う場合の動作について説明する。
図3は、実施の形態例の無線基地局装置の動作を示すフローチャートである。以下では、図3をも適宜参照する。
セクター104や移動局106(図4)などに割り当てられたチャンネル制御部8を含むチャンネル制御カード4において何らかの故障が発生すると、監視部10は故障を検出して、故障が発生したことを主制御部6に通知する。これにより主制御部6はまず故障が発生したカードを認識するとともに(ステップS1)、故障カードに含まれるチャンネル制御部8がセクター104に割り当てられ、共通チャンネルの制御動作を行っているか否かを判定する(ステップS2)。
【0025】
この判定結果がYesなら、主制御部6は、待機中であってセクター104に割り当て可能なチャンネル制御カード4を、自身が保持している割り当てデーターなどをもとに検索し(ステップS3)、検索したチャンネル制御カード4が実際に使用できるか否かを判定する(ステップS4)。この判定結果もYesの場合には、主制御部6は、上記割り当て可能なチャンネル制御カード4上のチャンネル制御部8を、上記故障カードのチャンネル制御部8が割り当てられていたセクター104に割り当てるとともに、同チャンネル制御部に動作開始を指示する(ステップS5)。
【0026】
このとき、上述のように、チャンネル制御カード4はすべて共通チャンネルの制御に関して待機状態にあるので、チャンネル制御カード4の切り替えに必要な操作としては、新たなチャンネル制御部8をセクター104に割り当てる操作のみであり、したがってチャンネル制御カード4の切り換えはきわめて短時間で完了する。
その後、主制御部6は、故障復旧に関して新たな故障発生を待機する状態となる。
【0027】
また、ステップS2で判定結果がNoであった場合には、セクター104に対して新たなチャンネル制御部8を割り当てる必要がないので、上述のようなチャンネル制御カード4の切り替えは行わず、故障カードを復旧するための、あらかじめ決められた制御を行って(ステップS6)、故障復旧に関する動作停止する。そして、ステップS4の判定結果がNoであった場合には、チャンネル制御部8を新たに割り当てることができないため、故障復旧に関する動作停止する。
なお、ステップS3の検索の結果、複数のチャンネル制御カード4が割り当て可能であった場合には、あらかじめ設定した順位により、順位の高いものからチャンネル制御カード4を選択すればよい。
【0028】
このように、本実施の形態例の無線基地局装置2では、各チャンネル制御カード4がそれぞれ、共通チャンネルに係わるチャンネル制御を行うチャンネル制御部8を含んでいるので、共通チャネルのチャンネル制御を行っているチャンネル制御部8を含むチャンネル制御カード4が故障してチャンネル制御カード4を切り替える場合でも、単に正常なチャンネル制御カード4のチャンネル制御部8をセクター104に割り当てるのみで済む。したがって、従来のように、追い出し割り当てを行う必要がなく、そして共通チャネルのチャンネル制御を行うためのプログラムデーターを新たなチャンネル制御カード4にロードする必要もない。そのため、チャンネル制御カード4の切り換えを短時間で完了して、セクター104がシステムダウンとなる時間を最小限に抑えることができる。
【0029】
また、実施の形態例では、各チャンネル制御カード4のチャンネル制御部8はすべて情報チャンネルの制御を行うことができるため、共通チャンネルの制御に用いていたチャンネル制御カード4が故障し、その後、復旧した際には、そのカードは情報チャンネルの制御にも使用することができる。よって、資源の再利用性が向上する。
【0030】
ところで、あるチャンネル制御カード4で故障が発生した場合、そのとき同チャンネル制御カードのチャンネル制御部8が保持していた、情報チャンネルおよび共通チャンネルを通じてたとえば送信される情報は失われてしまい、対応する移動局106には送信されないことになる。
【0031】
そこで、主制御部6が、無線制御装置108から受け取った、情報チャンネルおよび共通チャンネルを通じて送信すべき情報を、それらの情報を受け取るべき移動局106に割り当てたチャンネル制御部8に供給するだけでなく、セクター104および移動局106に割り当てられておらず待機中になっている他のカードのチャンネル制御部8に対しても同報配信し、保持させる構成とすることも有効である。これにより、チャンネル制御カード4に故障が発生してチャンネル制御カード4を切り替えた場合でも、新たなチャンネル制御カード4のチャンネル制御部8は、故障したチャンネル制御カード4を通じて送信されるべき上記情報を保持しているので、カード切り替え後、ただちに保持している情報を対応する移動局106に送信することができ、したがって故障により情報が失われることを回避できる。
【0032】
また、移動局106から送信された情報チャンネルおよび共通チャンネルの情報を、対応するチャンネル制御部8が処理した後、主制御部6が受け取り、その情報を、セクター104および移動局106に割り当てられておらず待機中になっている他のカードのチャンネル制御部8に対して同報配信し、保持させる構成とすれば、故障発生によりチャンネル制御カード4を切り替えた際に、移動局106からの情報が故障により失われることを回避できる。
【0033】
なお、本実施の形態例では、各チャンネル制御カード4のすべてのチャンネル制御部8が情報チャンネルの制御とともに共通チャンネルの制御を行えるとしたが、チャンネル制御カード4上のチャンネル制御部のうち一部が情報チャンネルの制御を行い、別のチャンネル制御部が共通チャンネルの制御を行うといった構成とすることも可能であり、その場合にも同様の効果を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、各チャンネル制御ブロックがそれぞれ、共通チャンネルに係わるチャンネル制御を行うチャンネル制御部を含んでいるので、共通チャネルのチャンネル制御を行っているチャンネル制御部を含むチャンネル制御ブロックが故障してチャンネル制御ブロックを切り替える場合でも、単に他のチャンネル制御ブロックのチャンネル制御部をセクターに割り当てるのみで済む。したがって、従来のように、追い出し割り当てを行う必要がなく、そして共通チャネルのチャンネル制御を行うためのプログラムデーターを他のチャンネル制御ブロックにロードする必要もない。そのため、チャンネル制御ブロックの切り換えを短時間で完了して、セクターがシステムダウンとなる時間を最小限に抑えることができる。
【0035】
また、本発明では、チャンネル制御ブロックはそれぞれ情報チャンネルの制御を行うチャンネル制御部を備えているため、共通チャンネルの制御に用いていたチャンネル制御ブロックが故障し、その後、復旧した際には、そのブロックは情報チャンネルの制御にも使用することができる。よって、資源の再利用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体通信システムの無線基地局装置の一例を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の無線基地局装置を構成するチャンネル制御カードを示すブロック図であ
る。
【図3】実施の形態例の無線基地局装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】従来の移動体通信システムの全体を示す構成図である。
【図5】図4のシステムを構成する無線基地局装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
2……無線基地局装置、4……チャンネル制御カード、6……主制御部、8……チャンネル制御部、10……監視部、102……無線基地局装置、104……セクター、106……移動局、108……無線制御装置、110……アンテナ、112……送受信部、114……無線部、116……チャンネル制御カード、118……主制御部、120……インターフェース部。

Claims (7)

  1. チャンネル制御を行う複数のチャンネル制御部をそれぞれ備えた複数のチャンネル制御ブロックと、セクターおよび移動局ごとに異なる前記チャンネル制御部を割り当てて各チャンネル制御部にチャンネル制御を行わせる主制御部とを備え、セクターに割り当てられた前記チャンネル制御部はセクターごとに定義された共通チャンネルに係わるチャンネル制御を行い、移動局に割り当てられた前記チャンネル制御部は移動局ごとに定義された情報チャンネルに係わるチャンネル制御を行う、移動体通信システムの無線基地局装置であって、
    前記複数のチャンネル制御ブロックの各々が、セクターに割り当てて共通チャンネルに係わるチャンネル制御を行わせることのできるチャンネル制御部と、移動局に割り当てて情報チャンネルに係わるチャンネル制御を行わせることのできるチャンネル制御部との両方を含んでおり、
    前記主制御部は、前記複数のチャンネル制御ブロックの1つが故障を発生したときに、当該故障ブロック内の複数のチャンネル制御部のうちに、セクターに割り当てられて共通チャンネルのチャンネル制御を行っていたものが存在しているか否かを判定し、これに該当するチャンネル制御部が存在していたならば、その該当するチャンネル制御部が割り当てられていたセクターに、使用可能な別のチャンネル制御ブロックのチャンネル制御部を割り当て、移動局に割り当てられて情報チャンネルのチャンネル制御を行っていたものについては再割当を行わない
    ことを特徴とする無線基地局装置。
  2. 前記チャンネル制御ブロックは、セクターに割り当てて共通チャンネルに係わるチャンネル制御を行わせることと、移動局に割り当てて情報チャンネルに係わるチャンネル制御を行わせることとの両方が可能なチャンネル制御部を含むことを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  3. 前記チャンネル制御ブロックは、自ブロック内で発生した故障を検出して故障が発生したことを前記主制御部に通知する監視部を備えていることを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  4. 前記チャンネル制御ブロックは、CPUおよびメモリーを含み、前記CPUは前記メモリーに保持されたプログラムデーターにもとづき動作して、各チャンネル制御部が行うチャンネル制御の少なくとも一部を実行することを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  5. 前記チャンネル制御ブロック内の各チャンネル制御部は、共通の回路基板上に実装された回路素子により構成されていることを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  6. 前記共通チャンネルは、BCCH、PCH、FACH/RACHを含むことを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
  7. 前記情報チャンネルは、DTCH、UTCHを含むことを特徴とする請求項1記載の無線基地局装置。
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