JP3652975B2 - 電子機器のコネクタ接続機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器のコネクタ接続機構に関し、特に携帯電話機とキーボード間を接続するコネクタ接続機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機にキーボードを接続し、キーボードを携帯電話機の入力手段として用いることが行われている。
携帯電話機とキーボードの接続構成として、例えば、(1)図5に示すようにコンピュータ7のキーボード6に携帯電話機嵌挿槽61を設けて、この嵌挿槽に携帯電話機を嵌合して支持すると共に相互の接続を行う、(2)図6に示すように携帯電話機3とキーボード6間をコネクタ62,63、ケーブル64を用いて相互を接続することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の接続構成(1)においては携帯電話機をキーボードの携帯電話機嵌挿槽に嵌合することにより支持しているため携帯電話機の液晶等の表示器の向きは固定され、視認性に問題があった。また、携帯電話機に例えば、斜め方向の無理な外力が加わった場合には嵌合、接続部が破損する恐れがあった。従来の接続構成(2)においては携帯電話機とキーボードとは機械的に一体化されていないために携帯電話機とキーボードを同時に保持する必要があり操作性に問題があり、また、キーボードからの入力操作にケーブルが煩わしいものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1の発明は、電子機器のエンクロージャと、エンクロージャ内に摺動自在に保持したスライダと、スライダの先端に第1のヒンジ部により回動自在とした電子機器の回路と接続されたコネクタを備えた電子機器のコネクタ接続機構であって、スライダの摺動によりコネクタをエンクロージャから出入自在とし、第1のヒンジ部はコネクタに規定以上の外力が加わった場合に第1のヒンジ部が分離する破損防止機構を備えたことを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載の電子機器のコネクタ接続機構において、第1のヒンジ部は切欠き部を設けた軸受と軸を嵌合させて構成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器のコネクタ接続機構において、一端を断面L字形とした板状のスタンドを有し、スタンドの他端をエンクロージャの一端に第2のヒンジ部により回動自在に結合したことを特徴とする。
【0006】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器のコネクタ接続機構において、
電子機器は折畳式キーボードであることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜4を参照して説明する。
図1は本発明を携帯電話機と接続する折畳式キーボードに適用した場合の使用状態を示す正面図、図2は図1のA−A断面図である。
折畳式キーボード4は、複数のキートップ45を有し、長さ方向のほぼ中央部のキートップ境界線で切断して第1、第2分割キーボード41,42とし、折り畳み線においてヒンジ機構で結合し、キートップ45の面を対向させて折り畳むことができる。
【0008】
携帯電話機3は、表示器31、スピーカ32、キーボタン33、マイク34、外部接続コネクタ、送受話手段、データ通信手段等を備える。
図2に示すように、コネクタ接続機構1は折畳式キーボード4内の印刷配線基板と例えばケーブル等により接続した携帯電話機接続コネクタ25を備え、この携帯電話機接続コネクタは携帯電話機3に接続され、携帯電話機と折畳式キーボードは携帯電話機接続コネクタを介して接続されると共に機械的に一体化される。
【0009】
図3に使用時の構成を示す平面図、側面図を示す。(ただし、キートップ45は図示されていない。)
コネクタ接続機構1は第1分割キーボード41のエンクロージャ12と、一端を分割キーボードの厚さのほぼ2倍としたL字部14としたエンクロージャの幅(前後端)より大きい長さの板状のスタンド13を備える。
エンクロージャ12の一端とスタンド13の他端には幅方向端部にブラケット15,16を設け、相互のブラケットは軸17により回動自在に結合される。
【0010】
また、エンクロージャ12の後端には折畳式キーボード内の印刷配線基板と接続された携帯電話機接続コネクタ25が設けられる。
携帯電話機接続コネクタ25のスライド機構は、使用時においては携帯電話機接続コネクタ25をエンクロージャ12から突出させて携帯電話機3と接続し、また収納時においてはエンクロージャ12内に収納して破損を防止するものである。
携帯電話機接続コネクタ25のスライド機構は、エンクロージャ12の一端にスライダ20を斜め上方あるいは水平に摺動自在とするガイド27を有し、スライダ20と一体化したスライダ釦21をエンクロージャ12に設けた窓22より突出させスライダ釦を操作することによりスライダ20を摺動させる。スライダ釦21は窓22の範囲において移動が可能である。
【0011】
携帯電話機接続コネクタ25の回動・破損防止機構は、一部を切り欠いた切欠き部23を有する軸受19をスライダ20先端の両側面延長部に設け、携帯電話機接続コネクタ25後端の両側面に設けた軸18と嵌合させて回動自在とする。携帯電話機接続コネクタ25は第1分割キーボード41のエンクロージャ12に対して回動自在とすることによりこのコネクタに接続した携帯電話機3も回動自在とすることができ液晶等の表示器31を見やすい角度に調節することができる(図3下参照)。
【0012】
また、スライダ20の軸受19には切欠き部23が設けてあるために携帯電話機3に規定以上の外力(すなわち、コネクタが破損する恐れのある外力)が作用した場合にはこの切欠き部23から軸18が外れて脱落することによりコネクタの破損を回避することができる。なお、上記実施例においてスライダ20に軸を設け、携帯電話機接続コネクタ25に切欠き部を設けた軸受を設ける構成としてもよい。さらに、軸の先端を円錐形状とし、軸受を凹部とすることにより回動自在にすると共に規定以上の外力が作用した場合に円錐形状の軸がたわむことにより軸受の凹部から外れて脱落するように構成してもよい。
【0013】
収納状態と使用状態の各状態の操作手順を示す。
収納時には(1)図1の使用状態において携帯電話機を携帯電話機接続コネクタから抜くことにより取り外し、(2)スライダ釦を図3において右方向に移動させ携帯電話機接続コネクタをエンクロージャの内部に収納し、(3)第2分割キーボードを折り畳み線より第1分割キーボードに折り畳む、(4)折り畳むことによって重ね合わされた第2分割キーボード上にスタンドを図3おいて時計方向に回動させて折り畳むことにより図4の収納状態となる。また、収納状態から使用状態とするには上記の操作と逆の操作を行えばよい。
【0014】
スタンド13は、使用時においてキーボードとほぼ水平に開かれて図3に示すようにL字部14は携帯電話機3の受台として使用することができ、また、収納時には図4に示すようにスタンドを折り畳むことによりコンパクトにすることができると共にコネクタを保護することができる。
なお、上記実施例では携帯電話機に接続する折畳式キーボードの接続機構について説明をしているが本発明の接続機構は一般の電子機器相互の接続に適用できる。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載の効果を奏する。
(1)携帯電話機とキーボードを一体化することにより片手で持つことができ、入力操作が容易となる。
(2)携帯電話機に接続するコネクタを回動自在とすることにより携帯電話機の表示器の傾きを変えることができ、視認性を向上できる。
(3)携帯電話機に無理な外力が作用しても携帯電話機接続コネクタが本体から脱落するのでコネクタの破損を防止できる。
(4)収納時においてはスライダ釦の操作により携帯電話機接続コネクタをエンクロージャ内に収納できるので破損を防止でき、また、キーボード接続コネクタはスタンドにより覆われるので保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を携帯電話機と接続する折畳式キーボードに適用した場合の使用状態を示す平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明のコネクタ接続機構の使用時の平面図及び断面図。
【図4】本発明のコネクタ接続機構の収納時の断面図。
【図5】従来の技術の一例を示す構成図。
【図6】従来の技術の他の例を示す構成図。
【符号の説明】
1 コネクタ接続機構
3 携帯電話機
4 折畳式キーボード
41 第1分割キーボード
42 第2分割キーボード
12 エンクロージャ
13 スタンド
14 L字部
15,16 ブラケット
17,18 軸
19 軸受
20 スライダ
21 スライダ釦
25 携帯電話機接続コネクタ
27 ガイド
Claims (4)
- 電子機器のエンクロージャと、エンクロージャ内に摺動自在に保持したスライダと、スライダの先端に第1のヒンジ部により回動自在とした電子機器の回路と接続されたコネクタを備えた電子機器のコネクタ接続機構であって、
スライダの摺動によりコネクタをエンクロージャから出入自在とし、第1のヒンジ部はコネクタに規定以上の外力が加わった場合に第1のヒンジ部が分離する破損防止機構を備えたことを特徴とする電子機器のコネクタ接続機構。 - 請求項1に記載の電子機器のコネクタ接続機構において、
第1のヒンジ部は切欠き部を設けた軸受と軸を嵌合させて構成したことを特徴とする電子機器のコネクタ接続機構。 - 請求項1又は2に記載の電子機器のコネクタ接続機構において、
一端を断面L字形とした板状のスタンドを有し、スタンドの他端をエンクロージャの一端に第2のヒンジ部により回動自在に結合したことを特徴とする電子機器のコネクタ接続機構。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器のコネクタ接続機構において、
電子機器は折畳式キーボードであることを特徴とする電子機器のコネクタ接続機構。
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