JP3652222B2 - Sheet conveying apparatus and image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関し、特に画像形成手段にシートを送り込むレジスト手段を備えた画像形成装置におけるシート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの複合機等の画像形成装置では、シートに画像を形成する画像形成部と、画像形成部にシートを給送するシート給送部と、画像形成部で画像形成したシートを機外に排出するシート排出部などを備えたものが知られており、さらには、シートの両面に画像形成するために、画像形成部で画像形成したシートを反転して再び画像形成部に送り込むためのシート反転搬送経路等を備えたタイプのものが知られている。
【0003】
以下、このようなタイプの画像形成装置の従来例について、図7及び図8を参照して説明する。図7に、従来の画像形成装置としての電子写真複写機の概略断面図を示す。この電子写真複写機(以下、単に複写機という。)は、原稿の画像を読み取る原稿読取部4と、原稿読取部4で読み取った画像情報に基づいて、電子写真方式でシートに画像形成する画像形成部と、複数のシート給送部とを有し、各シート給送部から複数枚のシートを連続して画像形成部に給送することが可能となっている。
【0004】
図7において、1は複写機本体であり、複写機本体1の上部には透明ガラス板からなる原稿台2が固定して設けられている。3は原稿送り装置であり、原稿台2の所定の位置に原稿を搬送する。
【0005】
この複写機では、原稿台2上の原稿の画像が原稿読取部4で読み取られ、そのデータをもとに、書き込みレーザー部5がレーザー光を射出して、一様に帯電された感光ドラム12上を走査することにより、感光ドラム12上に静電潜像が形成される。
【0006】
また、複写機では、シート給送部として、複写機本体1に内蔵されたデッキ30,31やシートカセット32,33に積載されたシートを画像形成部に給送するための、デッキ給送部34,35及びカセット給送部36,37が設けられている。
【0007】
画像形成部は、感光ドラム12と、感光ドラム12の表面に均一な帯電を施すための帯電器13と、帯電器13により帯電された感光ドラム12の表面に形成された静電潜像を現像して、シートSに転写すべきトナー像を形成するための現像器14と、感光ドラム12の表面に現像されたトナー像をシートSに転写するための転写帯電器19と、感光ドラム12からトナー像が転写されたシートSを分離するための分離帯電器20と、トナー像を転写した後、感光ドラム12に残留したトナーを除去するためのクリーナ26とを備えている。
【0008】
画像形成部の下流側には、トナー像が転写されたシートSを搬送するための搬送部21と、搬送部21により搬送されるシートS上のトナー像を永久画像として定着するための定着器22が設けられている。また、定着器22でトナー像が定着されたシートSを複写機本体1から排出するための排出ローラ24が設けられており、さらに、複写機本体1の外側には、排出ローラ24で排出されたシートSを受け取るための排出トレイ25が設けられている。
【0009】
この複写機では、シート給送部から画像形成部までシートを搬送するための搬送路上に、搬送ローラ105,107,108,109,110,111,112,123と、シートの先端及び後端を検出するためのシートパスセンサ104,116,117,118が配置されている。そして、各搬送ローラによって給送されたシートは、レジストローラ106によって画像形成部に送られるようになっている。レジストローラ106のシート搬送方向の上流側近傍には、シート先端を検知するためのレジストセンサ120が配置されている。
【0010】
ここで、搬送ローラ107は、各シート給送部から送られて来たシートをレジストローラ106に送り込むためのレジスト前ローラである。そして、このレジスト前ローラ107の上流側のシート搬送路には、第一搬送ローラ105,シートパスセンサ104,第二搬送ローラ108,第三搬送ローラ109,シートパスセンサ116,第四搬送ローラ110,シートパスセンサ117がこの順で配置されている。
【0011】
また、レジスト前ローラ107と第一搬送ローラ105との間の搬送路からはデッキ給送部35に連なるシート搬送路が分岐しており、このシート搬送路には、下流側から、第五搬送ローラ111,シートパスセンサ104,第六搬送ローラ112,シートパスセンサ118,第七搬送ローラ123がこの順で配置されている。
【0012】
さらに、第六搬送ローラ112と第七搬送ローラ123との間の搬送路からはシート反転パスが分岐しており、このシート反転パスには、下流側から、シートパスセンサ119,両面右ローラ113,両面左ローラ114,正逆方向に回転する反転ローラ115,及びシート反転部121がこの順で配置されている。この複写機では、シートの両面への画像形成を行うために、画像形成部で画像形成したシートをシート反転部121及び反転ローラ115で反転させてシート反転パスに送り込み、両面左ローラ114〜両面右ローラ113〜第六搬送ローラ112〜第五搬送ローラ111〜レジスト前ローラ107〜レジストローラ106の経路で再び画像形成部に給送するようになっている。
【0013】
上述した各ローラは、不図示の駆動モータの駆動力が伝達されることで回転駆動される。また、各ローラは、上述の各シートパスセンサの検出結果に基づいて、不図示の制御部により回転動作が制御されるようになっている。
【0014】
次に、この従来の複写機におけるシート給送時の動作について、デッキ給送部34から給送する場合を例に、図8を参照して説明する。ここで、図8には、デッキ給送部34からのシート給送時におけるシートの先端及び後端の位置関係等について表したダイアグラムを示す。
【0015】
シート給送の開始時には、前記駆動モータにより、ピックアップローラ101、給送ローラ102、分離ローラ103、第一搬送ローラ105、レジスト前ローラ107が回転駆動される。このとき、レジストローラ106はまだ停止状態にある。
【0016】
そして、シート給送時には、まず、シートデッキ30にセットされたシートSをピックアップローラ101が給送ローラ102へと送る。ここで、シートSは、給送ローラ102に対向して設けられ一定のトルクで搬送方向と反対方向に回転する力を付与される分離ローラ103によって、最上位のシートのみに分離される。
【0017】
この最上位のシートは、シートパスセンサ104によってシート先端が検知され、第一搬送ローラ105によって搬送される。
【0018】
このとき、複写機では、シート同士の間隔(紙間)を調整する、いわゆるプレレジストの動作を行うために、シートパスセンサ104によるシート先端の検知タイミングに基づいて第一搬送ローラ105の回転を一旦停止させることによって、第一搬送ローラ105で挟持搬送中のシートの先端を搬送路上の所定位置で停止させ、所定時間経過後に再び第一搬送ローラ105の回転を開始する制御を行う。
【0019】
すなわち、シート給送部では、シート先端がシートデッキ30の正規の積載位置にあるシートのみならず、分離ローラ103によってシートデッキ30に戻されシート先端が給送ローラ102の近傍にあるなどのシートについても給送するため、給送開始時におけるシート先端位置にはばらつきがあり、このばらつきをレジストローラ106の手前側で無くす必要がある。
【0020】
具体的には、図7及び図8に示すように、シート先端がシートパスセンサ104に検知された後の搬送路上の所定位置(プレレジスト位置)Aに来るタイミングで第一搬送ローラ105を一旦停止させて、シート先端の停止位置を確定させる。そして、レジストローラ106にシート先端が到着すると予想される時間B(B=(レジストローラ106までの距離C)/(レジストローラ106に到達するまでの第一搬送ローラ105のシート搬送速度β))を想定して、第一搬送ローラ105を再スタートさせる制御を行っていた。
【0021】
その後、シートは、レジスト前ローラ107を経由して、停止中のレジストローラ106に到達する。ここでは、停止しているレジストローラ106に対してシートの先端を突き当てた状態でレジスト前ローラ107によって一定量シートを送り、シート全体でループを作ることで、シートの斜行が補正される。その後、レジストローラ106が一定速度(プロセススピード)αで回転を開始することで、シートは上述した画像形成部に画像形成動作とタイミングを合わせて送り込まれ、上面にトナー画像が転写される。
【0022】
そして、画像形成部を通過したシートは、搬送部21により定着器22に送られてトナー像が定着され、片面複写の場合には排出ローラ24を経て排出トレイ25上に載置され、両面複写の場合にはシート反転部121により反転動作が行われた後に、反転ローラ115、両面左ローラ114、両面右ローラ113によって、シート反転パスを順次搬送され、再び画像形成部に送り込まれるようになっている。
【0023】
ここで、連続給送時における2枚目以降のシートについての給送を開始するタイミングとしては、前のシートが第一搬送ローラ105を再スタートした時から一定時間経過後に開始され、上述と同様にして給送の制御が行われていた。
【0024】
なお、他のデッキ給送部35やカセット給送部36,37からシートを連続して給送する場合にも、上述と同様のプレレジスト動作を行うことになる。さらに、いずれかのシート給送部からシートを連続給送して両面複写を行う場合には、両面搬送路上のシートパスセンサ119によるシート先端の検知タイミングに基づいて、両面右ローラ113の回転をシートセンサ119とデッキ給送部35と両面搬送路との合流部との間で一旦停止させ、一定時間経過後に再び回転を開始するプレレジスト動作が行われていた。
【0025】
このように、従来の複写機では、シート給送部でのシート先端位置のばらつきを、上述のようなプレレジスト動作を行うことで除去して、シート先端位置を確定させ、安定してレジストローラ106に送るようにしていた。また、プレレジスト動作により搬送路中でシートを一旦停止させた場合でも、前のシートに追いつけるようにするために、画像形成部でのシート搬送速度(レジストローラ106のプロセススピードα)よりも、シート給送部からレジストローラ106までの搬送路中での搬送速度βの方が速い設定となっていた。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、画像形成装置において連続してシート給送を行い、短時間により多くのシートについての画像形成をするためには、画像形成部でのレーザーの書き込みスピードには限界があるため、レジストローラ106で画像形成部へと送り出すシートのタイミングを短くする必要があり、このため、僅かに与えられたシート間隔の時間に、正確にレジストローラ106のニップ部へシート先端を突き当てることが必要になってきている。
【0027】
しかしながら、従来の複写機では、厚紙を搬送する場合や搬送ローラの摩耗が進んでスリップが生じやすくなった等の場合に、以下のような問題が生じていたため、シート搬送路におけるシート同士の間隔をつめる設定とすることが困難であった。
【0028】
すなわち、厚紙を搬送する場合や搬送ローラの摩耗が進んだ等の場合には、プレレジスト動作時における第一搬送ローラ105の再スタート後のプレレジスト位置Aからレジストローラ106までのシート搬送時間Bが遅くなって、cpm(copy per minute)が低下したり、プレレジスト位置Aに対するシート停止位置のばらつきが生じていた。これにより、各シートのレジストローラ106までのシート搬送時間にばらつきが生じ、この場合にシート搬送路におけるシート同士の間隔をつめる設定とすると、前のシートの後端がレジストローラ106を抜けていない状態で次のシートの先端がレジストローラ106に入ってしまうなど、シート搬送が不安定になっていた。
【0029】
また、従来の複写機では、上述したデッキ給送部34の図7の左側に配置されたデッキ給送部35からシート給送を行う場合のシートパスセンサ118の検知結果に基づいて行われる第七搬送ローラ123のプレレジスト位置はシートパスセンサ118と両面搬送路との合流部との間であり、上述した両面複写を行う場合のシートパスセンサ119の検知結果に基づいて行われる両面右ローラ113のプレレジスト位置とが相互に異なる位置となっていたため、各搬送ローラ123,113の回転動作を制御するためのソフトウェア(制御プログラム)の構造が複雑になっていた。
【0030】
本発明の目的は、安定して精度良くレジスト手段にシートを突入させることができ、スループットを上げることのできるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るシート搬送装置の第1の構成は、シート給送手段により1枚ずつ分離給送されたシートを画像形成手段に搬送するシート搬送装置において、前記画像形成手段のシート搬送方向の上流側に配置され、前記画像形成手段の画像形成動作とシート搬送のタイミングを合わせて当該シートを前記画像形成手段に送り込むレジスト手段と、前記レジスト手段のシート搬送方向の上流側に設けられ、シート先端を検知する第1のシート検知手段と、前記第1のシート検知手段のシート搬送方向の上流側に配置され、前記シート給送手段から分離給送されてきたシートの先端を検知する第2のシート検知手段と、前記シート給送手段から分離給送されてきたシートを、前記第2のシート検知手段の検知結果に基づいて、搬送路中で一旦停止させた後に、前記レジスト手段へ向けて搬送するプレレジスト動作を行うプレレジスト搬送手段とを有し、前記プレレジスト搬送手段は、先のシートの一旦停止後から前記第1のシート検知手段に検知されるまでの搬送時間に基づいて、後のシートのプレレジスト動作タイミングの補正を行い、このプレレジスト動作タイミングの補正は、先のシートの一旦停止後から前記シートが前記第1のシート検知手段に検知されるまでの搬送時間が、所定の時間よりも長い場合には後のシートの前記一旦停止させる位置を先のシートの停止位置より前記レジスト手段に近くなるように補正し、短い場合には後のシートの前記一旦停止させる位置を先のシートの停止位置より前記レジスト手段から遠くなるようにすることを特徴とする。
【0036】
本発明に係るシート搬送装置の第2の構成は、第1の構成において、プレレジスト搬送手段は、先のシートの一旦停止後のシート搬送タイミングと第1のシート検知手段のシート検知タイミングとから、先のシートがレジスト手段に到着すべき時間に対するずれ時間の値を算出し、当該ずれ時間の値に基づいて、次のシートが予め定められた時間内でレジスト手段に到着するように次のシートのプレレジスト動作タイミングを補正する補正手段を有する。
【0037】
本発明に係る画像形成装置の第1の主たる構成は、第1又は2の構成のシート搬送装置と、シート搬送装置により搬送されたシートに画像を形成する画像形成手段と、を有する。
【0038】
また、本発明に係る画像形成装置の第2の主たる構成は、シートを1枚ずつ分離給送するシート給送手段と、シートに画像を形成する画像形成手段と、画像形成手段のシート搬送方向の上流側に配置され、画像形成手段の画像形成動作とシート搬送のタイミングを合わせて当該シートを画像形成手段に送り込むレジスト手段と、レジスト手段のシート搬送方向の上流側に設けられシート先端を検知する第1のシート検知手段と、第1のシート検知手段のシート搬送方向の上流側に配置され、シート給送手段から分離給送されてきたシートの先端を検知する第2のシート検知手段と、シート給送手段から分離給送されてきたシートを、第2のシート検知手段の検知結果に基づいて、搬送路中で一旦停止させた後に、レジスト手段へ向けて搬送するプレレジスト動作を行う第1のプレレジスト搬送手段と、画像形成手段で画像形成されたシートについて、画像面を反転させて搬送するシート反転搬送手段と、第1のシート検知手段のシート搬送方向の上流側に配置され、シート反転搬送手段から搬送されてきたシートの先端を検知する第3のシート検知手段と、第3のシート検知手段のシート搬送方向の上流側に配置され、シート反転搬送手段から搬送されてきたシートを、第3のシート検知手段の検知結果に基づいて、搬送路中で一旦停止させた後に、レジスト手段へ向けて搬送するプレレジスト動作を行う第2のプレレジスト搬送手段とを有し、第1及び第2のプレレジスト搬送手段は、一旦停止させる搬送路中の所定の位置を共通とし、先のシートの一旦停止後から第1のシート検知手段に検知されるまでの搬送時間に基づいて、後のシートのプレレジスト動作タイミングの補正を行う。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0040】
まず、本発明を適用した画像形成装置としての複写機について、図を参照して説明する。ここで、従来と同一部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0041】
図1は本発明を適用した複写機の概略断面図であり、この実施の形態では、シート搬送路及び両面搬送路に設けられた各ローラについてのシートの搬送速度が、制御部130によって以下のように切り替え可能に制御される。
【0042】
すなわち、図1のレジスト前ローラ107と、レジスト前ローラ107のシート搬送方向上流側のプレレジスト搬送手段としての第一搬送ローラ105と、第一搬送ローラ105のシート搬送方向上流側の第二搬送ローラ108は、レジストローラ106のシート搬送速度であるプロセススピードαと、それよりも速い第一の速度βとに切り替えが可能となっている。ここで、レジストローラ106の回転開始時には、シートがまだレジスト前ローラ107に挟持されているため、レジスト前ローラ107がレジストローラ106と同じプロセススピードαで回転駆動される。
【0043】
また、第二搬送ローラ108のシート搬送方向上流側の第三搬送ローラ109と、第三搬送ローラ109のシート搬送方向上流側の第四搬送ローラ110と、第五搬送ローラ111と、第五搬送ローラ111のシート搬送方向上流側の第六搬送ローラ112と、第六搬送ローラ112のシート搬送方向上流側の第七搬送ローラ123は、前記第一の速度βで回転駆動される。
【0044】
さらに、シート反転パスに配置された両面右ローラ113、両面左ローラ114、反転ローラ115は、前記第一の速度βと、シート反転時のための第二の速度γとに切り替えが可能となっている。
【0045】
各シートパスセンサ104,116,117,118,119の配置については、従来と同様であり、これら各シートパスセンサによるシートの検出信号が制御部130に供給される。そして、制御部130は、これら各シートパスセンサによる検出タイミングに基づいて各搬送ローラの回転を制御するようになっている。また、制御部130は、シートの連続給送を行う場合には、プレレジスト搬送についての補正を行うようになっており、この詳細については後述する。
【0046】
なお、この実施の形態では、第一の速度βをプロセススピードαの1.5倍速とし、第二の速度γをプロセススピードαの2.3倍速としているが、本発明はこの数値に限定されるものではない。
【0047】
次に、実施の形態の複写機におけるシート給送時の搬送動作について、デッキ給送部34からシートを連続給送する場合を例に、図2を参照して説明する。ここで、図2には、デッキ給送部34からのシートの連続給送時における各シートの先端及び後端の位置関係等について表したダイアグラムを示す。
【0048】
この実施の形態では、前のシートの後端と次のシートの先端との間隔をレジストローラ106の位置で所定範囲内にするために、図2に示すように、前のシートの後端がレジストローラ106を抜ける時点t8 から所定時間内(予め設定した時間B1と時間B2との間)に次のシートの先端がレジストローラ106に到達するような制御を行うようになっており、この制御の詳細については後述する。
【0049】
デッキ給送部34からのシートの連続給送開始時には、前記駆動モータにより、ピックアップローラ101、給送ローラ102、分離ローラ103、第一搬送ローラ105、レジ前ローラ107が回転駆動される。このとき、レジストローラ106はまだ停止状態にある。
【0050】
そして、まず、デッキ30にセットされたシートSをピックアップローラ101が給送ローラ102へと送る。ここで、シートSは、給送ローラ102に対向して設けられ、一定のトルクで搬送方向と反対方向に回転する力を付与される分離ローラ103によって、最上位のシートのみに分離される。
【0051】
この最上位のシートは、第2のシート検知手段としてのシートパスセンサ104によってシート先端が検知され(t1 )、シートパスセンサ104のシート搬送方向下流側近傍に配置されたプレレジスト搬送手段としての第一搬送ローラ105に送られ、第一搬送ローラ105によって以下のようにプレレジスト搬送される。
【0052】
すなわち、制御部130は、シート先端がシートパスセンサ104のシート搬送方向下流側の所定位置(プレレジスト位置)Aに到達するタイミングt2 で第一搬送ローラ105の回転を一旦停止させる制御を行う。これにより、シート先端の停止位置が確定し、上述のようにシートデッキ30からの給送開始時におけるシート先端位置のばらつきが除去される。次に、所定時間経過後に第一搬送ローラ105が第一の速度βで再び回転を開始し(t3 )、レジスト前ローラ107も第一の速度βで回転することにより、図2に示すように、シートは、プレレジスト位置Aからレジストローラ106(レジストセンサ120)までの距離Cを搬送速度βで搬送される。
【0053】
そして、シート先端がレジストローラ106のシート搬送方向上流側近傍に配置されたレジストセンサ120によって検知されると(t4 )、図2に示すように、レジスト前ローラ107は、所定時間経過後に回転が停止され(t5 )、その後レジストローラ106回転開始時t6の所定時間後(t7 )にレジストローラ106と同じプロセススピードαで回転を開始する。
【0054】
この動作により、シートは、回転停止中のレジストローラ106のニップ部にシート先端が到達して先端の移動を阻止された状態でレジスト前ローラ107によって搬送されることで、所定のループを形成して斜行が補正される。そして、レジスト前ローラ107が図2のt5 のタイミングで停止して、この状態からレジストローラ106がt6 からプロセススピードαで回転することでシートに形成されたループが無くなり、さらに、レジスト前ローラ107がt7 からプロセススピードαで回転することにより、ループがない状態を保持しながらシートが画像形成部に送り込まれることになる。
【0055】
次に、シートの連続給送を行うときの制御について詳細に説明する。シートを連続して給送する場合には、上述のように、前のシートが第一搬送ローラ105によるプレレジスト搬送の再スタート時から一定時間経過後に、次のシートについての給送が開始される。具体的には、図2に示すように、レジストローラ106のプロセススピードαでの回転開始により前のシートの先端が画像形成部側への移動を始めるタイミングt6 から前のシートの後端がレジストローラ106を抜けるタイミングt8 までの時間(t8 −t6 =シート長さ(L1)/プロセススピードα)の後で、かつ、前のシートの後端と次のシートの先端との間のシート間隔が広くなりすぎない時間B1からB2の間のタイミングで、次のシートの先端がレジストローラ106に到達するように制御する。
【0056】
また、次のシートの第一搬送ローラ105によるプレレジスト搬送の再スタートは、前のシートについてプレレジスト位置Aからレジストローラ106までの長さCを第一搬送ローラ105のシート搬送速度βで割って算出された時間(計算上の数値)、及びレジストローラ106の停止時間(固定値)を見込んで、第一搬送ローラ105をシート搬送速度βで再スタートするように、制御部130による制御を行う。これにより、次のシートを、予め定められた時間B1とB2の間にレジストローラ106に到達させることが可能となる。
【0057】
ここで、時間B1,B2は、不可避的に生じる誤差を考慮したものであり、時間B1は前のシートの後端と次のシートの先端との間のシート間隔が狭い方の許容限界値、時間B2は前のシートの後端と次のシートの先端との間のシート間隔が広い方の許容限界値である。
【0058】
これに対して、厚紙などの搬送抵抗が大きいシートを搬送する場合には、図3に示すように、プレレジスト位置Aからレジストローラ106(レジストセンサ120)まで到達する時間が、計算上の数値よりも長くかかることがある。図4に示すように、この実際の時間がある閾値YよりもB2に近い場合は、ばらつきにより各シートの間隔が時間B2の許容限界値を超える場合が考えられる。
【0059】
本実施の形態では、このような場合であっても、制御部130による以下のような補正が行われることにより、前のシートの後端と次のシートの先端との間隔が、レジストローラ106の前後で所定範囲内に収まるようになっている。
【0060】
本実施の形態では、制御部130は、図3に示すように、シート先端がプレレジスト位置Aからレジストセンサ120に検知されるまでの計算上の時間C/β(既知の値)に対して、レジストセンサ120による検知タイミングt4 に基づく実際にかかった時間がずれていないかどうかについて監視し、ずれた場合には以下のようにして補正値を算出する。
【0061】
すなわち、制御部130は、シート先端がプレレジスト位置Aからレジストセンサ120に検知されるまでの計算上の時間C/βとレジストセンサ120による検知タイミングt4 に基づく実際にかかった時間とがずれた場合には、このずれ時間Xを算出し、さらに、ずれ時間Xの半分の時間X/2に速度βをかけた(X/2)βの値の距離を補正値として算出する。
【0062】
ここで、ずれ時間Xを半分にした理由だが、ずれ時間Xに速度βをかけたXβの値を補正値としてしまうと、突発的で大きなずれが発生した際に次のシートをXβで補正してしまうと、前のシート後端と次のシート先端が重なってしまう等の不具合が生じる恐れがある。そこで、如何なるずれに対しても次のシート先端が予め定められた所定範囲内にレジストローラ106に到達させるために、ずれ時間Xの半分の値を基準として補正することとした。Xに対して1/2をかけた理由は、ずれの分布が正規分布であり、正規分布の母平均は分布の略中央となることから選択したものである。
【0063】
なお、本実施の形態では補正値を以上の通り設定しているが、本発明は補正値の算出方法によって限定されるものではない。
【0064】
制御部130は、次のシートの第一搬送ローラ105によるプレレジスト動作における停止位置(プレレジスト位置)を、Aよりもこの補正値(X/2)βの分だけずらすように、第一搬送ローラ105の回転を制御する。これにより、次のシートの第一搬送ローラ105によるプレレジ動作における停止位置がAよりも(X/2)βだけレジストローラ106により近く或いはより遠くなる。
【0065】
この図3の例では、前のシートについての一旦停止後の搬送時からレジストセンサ120によるシート先端検知時までの時間が、計算上の時間C/βよりも長い場合なので、停止位置をAよりも(X/2)βだけレジストローラ106により近くなるようにずらしている。なお、前のシートについての一旦停止後の搬送時からレジストセンサ120によるシート先端検知時までの時間が、計算上の時間C/βよりもずれ時間Xだけ短い場合には、停止位置を、Aよりも(X/2)βだけレジストローラ106により遠くなるように補正すれば良い。
【0066】
このような停止位置の補正を行って、第一の速度βの搬送速度で回転する第一搬送ローラ105及びレジスト前ローラ107により搬送された次のシートは、停止位置からレジストローラ106までの距離が短くなることから、図5に示すように、時間B1とB2の中心に近い時間でレジストローラ106に到達するようになる。
【0067】
図6に、プレレジスト搬送時の補正制御の他の実施の形態について示す。図6に示すように、プレレジスト位置Aについてはそのままとして、第一搬送ローラ105による再スタートのタイミングを、ずれ時間Xの半分だけずらしてスタートすることでも、同様の効果が得られる。
【0068】
すなわち、制御部130は、シート先端がプレレジスト位置Aからレジストセンサ120に検知されるまでの計算上の時間C/βとレジストセンサ120による検知タイミングt4 に基づく実際にかかった時間とがずれた場合には、このずれ時間Xを算出して、ずれ時間Xの半分の時間X/2を補正値として算出する。そして、制御部130は、次のシートの第一搬送ローラ105によるプレレジスト動作における再スタートのタイミングを、この補正値X/2だけ早く或いは遅くなるように、第一搬送ローラ105の動作を制御する。
【0069】
この図6の例では、前のシートについての一旦停止後の搬送時からレジストセンサ120によるシート先端検知時までの時間が、計算上の時間C/βよりも長い場合なので、第一搬送ローラ105の再スタートのタイミングを補正値X/2だけ早くしている。なお、前のシートについての一旦停止後の搬送時からレジストセンサ120によるシート先端検知時までの時間が、計算上の時間C/βよりもずれ時間Xだけ短い場合には、第一搬送ローラ105の再スタートのタイミングを補正値X/2だけ遅くすれば良い。
【0070】
以上のように、実施の形態の複写機によれば、シートの連続給送時に前のシートの後端と次のシートの先端との間隔をレジストローラ106のニップ部の前後で常に一定範囲内に維持することができ、各シートがレジストローラ106に安定して精度良く突入する。
【0071】
次に、実施の形態の複写機において、両面複写を行う場合及び上述したデッキ給送部34の図1の左側に配置されたデッキ給送部35からシートの連続給送を行う場合のプレレジスト動作について説明する。
【0072】
両面複写を行う場合には、画像形成部で1面目に画像形成されたシートは、シート反転部121に入り、反転ローラ115によって反転させられ、反転パスに配置された両面左ローラ114、プレレジ搬送手段である両面右ローラ113、第六搬送ローラ112、第五搬送ローラ111、及びレジスト前ローラ107を経由してレジストローラ106に送られ、レジストローラ106によって再び画像形成部に送り込まれ、2面目に画像形成された後に、上述のように排出トレイ25に排出される。
【0073】
このとき、制御部130は、シート先端がシートパスセンサ119のシート搬送方向下流側の所定位置(プレレジスト位置)Pに来るタイミングで両面右ローラ113の回転を一旦停止させ、所定時間経過後に再び回転を開始する制御を行う。これにより、反転パス上のシート先端の停止位置が確定し、反転ローラ115による反転時等におけるシート先端位置のばらつきが除去される。
【0074】
ここで、プレレジスト動作時に、制御部130は、上述と同様に補正値を算出して、算出した補正値に基づいて両面右ローラ113によるプレレジスト位置P又は再スタートのタイミングをずらす制御を行う。
【0075】
すなわち、制御部130は、シート先端がプレレジスト位置Pからレジストセンサ120に検知されるまでの計算上の時間とレジストセンサ120による検知タイミングに基づく実際にかかった時間とがずれた場合には、このずれ時間に基づく補正値を算出して、次のシートのプレレジスト動作におけるプレレジスト位置P又は再スタートのタイミングが補正値に応じたずれ量となるように、両面右ローラ113の動作を制御する。
【0076】
また、デッキ給送部35からシートの連続給送を行う場合には、デッキ31に積載されたシートが、上述したデッキ給送部34の場合と同様の機構で1枚に分離されて、プレレジスト搬送手段である第七搬送ローラ123に送られ、第七搬送ローラ123でプレレジスト動作が行われた後に、第六搬送ローラ112、第五搬送ローラ111、及びレジスト前ローラ107を経由してレジストローラ106に送られ、レジストローラ106によって画像形成部に送り込まれる。
【0077】
このとき、制御部130は、シート先端がシートパスセンサ118のシート搬送方向下流側の所定位置(プレレジスト位置)Pに来るタイミングで第七搬送ローラ123の回転を一旦停止させ、所定時間経過後に再び回転を開始する制御を行う。これにより、シートデッキ31からの給送開始時におけるシート先端位置のばらつきが除去される。
【0078】
ここで、プレレジスト動作時に、制御部130は、上述と同様に補正値を算出して、算出した補正値に基づいて第七搬送ローラ123によるプレレジスト位置P又は再スタートのタイミングをずらす制御を行う。
【0079】
すなわち、制御部130は、シート先端がプレレジスト位置Pからレジストセンサ120に検知されるまでの計算上の時間とレジストセンサ120による検知タイミングに基づく実際にかかった時間とがずれた場合には、このずれ時間に基づく補正値を算出して、次のシートのプレレジスト動作におけるプレレジスト位置P又は再スタートのタイミングが補正値に応じたずれ量となるように、第七搬送ローラ123の動作を制御する。
【0080】
このように、実施の形態の複写機では、両面複写時に両面右ローラ113によって行われるプレレジスト動作と、デッキ給送部35からのシートの連続給送時に第七搬送ローラ123によって行われるプレレジスト動作とのプレレジスト位置を相互に同じPの位置に設定しているので、制御部130による両面右ローラ113及び第七搬送ローラ123の動作制御の基準を共通化でき、制御プログラムの簡略化が図られる。
【0081】
また、レジストローラ106に対するシート搬送を小紙間かつ高精度に行なうことができ、スループットと装置の信頼性を互いに高めることができる。
【0082】
以上、本発明について詳細に説明を行なってきたが、本発明は電子写真方式の複写機に限定されるものではなく、如何なる記録方式であってもよいし、複写機に限らず、プリンタやファクシミリであってもよい。
【0083】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、安定して精度良くレジスト手段にシートを突入させることができ、信頼性が高くスループットも向上できるシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置としての複写機の構成を示す概略断面図である。
【図2】前記複写機におけるシート搬送時の動作を説明するためのダイアグラムである。
【図3】搬送抵抗が大きいシートを搬送した場合におけるシートの連続給送動作を説明するためのダイアグラムである。
【図4】搬送抵抗が大きいシートを搬送した場合における動作を説明するためのダイアグラムである。
【図5】次のシートについて、プレレジスト位置をレジストローラ側にずらすように補正する場合について説明するためのダイアグラムである。
【図6】次のシートについて、プレレジスト位置を変えずに、プレレジスト停止後、再度シート搬送をスタートさせるタイミングを補正する場合について説明するためのダイアグラムである。
【図7】従来の画像形成装置としての複写機の構成を示す概略断面図である。
【図8】従来の画像形成装置におけるシート搬送時の動作を説明するためのダイアグラムである。
【符号の説明】
1 複写機本体
2 原稿台
3 原稿送り装置
4 原稿読取部
5 書き込みレーザー部
12 感光ドラム
13 帯電器
14 現像器
19 転写帯電器
20 分離帯電器
21 搬送部
22 定着器
24 排出ローラ
25 排出トレイ
26 クリーナ
30,31 デッキ
32,33 シートカセット
34,35 デッキ給送部
36,37 カセット給送部
101 ピックアップローラ
102 給送ローラ
103 分離ローラ
104 シートパスセンサ(第2のシート検知手段)
116,117,118 シートパスセンサ
105 第一搬送ローラ(プレレジスト搬送手段)
106 レジストローラ(レジスト手段)
107 レジ前ローラ(レジスト手段)
108 第二搬送ローラ
109 第三搬送ローラ
110 第四搬送ローラ
111 第五搬送ローラ
112 第六搬送ローラ
113 両面右ローラ(第2のプレレジスト搬送手段)
114 両面左ローラ
115 反転ローラ
118 シートパスセンサ(第2のシート検知手段)
119 シートパスセンサ(第3のシート検知手段)
120 レジストセンサ(第1のシート検知手段)
121 シート反転部
123 第七搬送ローラ(第1のプレレジスト搬送手段)
130 制御部(補正手段)
A,P プレレジスト位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet conveying apparatus and an image forming apparatus, and more particularly to a sheet conveying apparatus in an image forming apparatus provided with a registration unit that feeds a sheet to an image forming unit.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, a facsimile, or a complex machine of these, an image forming unit that forms an image on a sheet, a sheet feeding unit that feeds a sheet to the image forming unit, and an image forming unit In order to form an image on both sides of the sheet, the sheet formed by the image forming unit is reversed. There is known a type having a sheet reversal conveyance path and the like for feeding again to the image forming unit.
[0003]
Hereinafter, a conventional example of such an image forming apparatus will be described with reference to FIGS. FIG. 7 is a schematic sectional view of an electrophotographic copying machine as a conventional image forming apparatus. The electrophotographic copying machine (hereinafter simply referred to as a copying machine) includes a document reading unit 4 that reads an image of a document, and an image that forms an image on a sheet by an electrophotographic method based on image information read by the document reading unit 4. It has a forming unit and a plurality of sheet feeding units, and a plurality of sheets can be continuously fed from each sheet feeding unit to the image forming unit.
[0004]
In FIG. 7,
[0005]
In this copying machine, an image of a document on the document table 2 is read by the document reading unit 4, and based on the data, the
[0006]
In the copying machine, as a sheet feeding unit, a deck feeding unit for feeding sheets stacked on the
[0007]
The image forming unit develops the
[0008]
On the downstream side of the image forming unit, a
[0009]
In this copier, the
[0010]
Here, the
[0011]
Further, a sheet conveyance path connected to the
[0012]
Further, a sheet reversing path is branched from the conveying path between the
[0013]
Each roller described above is driven to rotate by transmitting a driving force of a driving motor (not shown). The rotation operation of each roller is controlled by a control unit (not shown) based on the detection result of each sheet path sensor.
[0014]
Next, the operation at the time of sheet feeding in this conventional copying machine will be described with reference to FIG. 8 by taking as an example the case of feeding from the
[0015]
At the start of sheet feeding, the drive motor drives the
[0016]
At the time of sheet feeding, first, the
[0017]
The uppermost sheet is detected by the
[0018]
At this time, in the copying machine, the
[0019]
That is, in the sheet feeding unit, not only the sheet at the front stacking position of the
[0020]
Specifically, as shown in FIGS. 7 and 8, the first conveying
[0021]
Thereafter, the sheet reaches the stopped
[0022]
Then, the sheet that has passed the image forming unit is sent to the fixing
[0023]
Here, the timing for starting feeding of the second and subsequent sheets at the time of continuous feeding is started after a predetermined time has elapsed since the previous sheet restarted the first conveying
[0024]
Note that the same pre-registration operation as described above is also performed when sheets are continuously fed from the other
[0025]
As described above, in the conventional copying machine, the variation in the sheet front end position in the sheet feeding unit is removed by performing the pre-registration operation as described above, the sheet front end position is determined, and the registration roller is stably provided. I was trying to send it to 106. Further, even when the sheet is temporarily stopped in the conveyance path by the pre-registration operation, in order to catch up with the previous sheet, the sheet conveyance speed (process speed α of the registration roller 106) in the image forming unit is more than The conveyance speed β in the conveyance path from the sheet feeding unit to the
[0026]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to perform continuous sheet feeding in the image forming apparatus and form an image on a large number of sheets in a short time, there is a limit to the laser writing speed in the image forming unit. Therefore, it is necessary to shorten the timing of the sheet to be fed to the image forming unit. For this reason, it is necessary to accurately abut the leading end of the sheet against the nip portion of the
[0027]
However, in the conventional copying machine, the following problems have occurred when transporting thick paper or when the transport roller is increasingly worn and slipping easily occurs. It was difficult to set the
[0028]
That is, when transporting thick paper or when the wear of the transport roller has advanced, the sheet transport time B from the pre-registration position A to the
[0029]
Further, in the conventional copying machine, the first is performed based on the detection result of the
[0030]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a sheet conveying apparatus and an image forming apparatus equipped with the sheet conveying apparatus that can stably and accurately cause a sheet to enter a registration unit and increase throughput.
[0031]
[Means for Solving the Problems]
The first configuration of the sheet conveying apparatus according to the present invention is one sheet by the sheet feeding means. Z In the sheet conveying apparatus that conveys the separately fed sheets to the image forming unit, the sheet is arranged on the upstream side in the sheet conveying direction of the image forming unit, and the image forming operation of the image forming unit and the timing of sheet conveyance are matched. A registration unit that feeds the sheet to the image forming unit, a first sheet detection unit that is provided upstream of the registration unit in the sheet conveyance direction, and that detects the leading edge of the sheet, and a sheet conveyance of the first sheet detection unit A second sheet detecting unit that is disposed upstream of the direction and detects the leading edge of the sheet that has been separated and fed from the sheet feeding unit, and the sheet that has been separated and fed from the sheet feeding unit, Based on the detection result of the second sheet detecting means, after pre-stop in the conveying path, the pre-registration operation for conveying toward the register means is performed. A pre-registration operation timing of a subsequent sheet based on a conveyance time from when the previous sheet is temporarily stopped until it is detected by the first sheet detection unit. Make corrections The correction of the pre-registration operation timing is performed when the transport time from when the previous sheet is temporarily stopped until the sheet is detected by the first sheet detecting unit is longer than a predetermined time. The temporary stop position of the sheet is corrected so as to be closer to the registration means than the stop position of the previous sheet, and if the position is shorter, the temporary stop position of the subsequent sheet is corrected from the stop position of the previous sheet. Keep away from It is characterized by that.
[0036]
The sheet conveying apparatus according to the
[0037]
The first main configuration of the image forming apparatus according to the present invention is as follows. Or 2 And an image forming unit that forms an image on the sheet conveyed by the sheet conveying apparatus.
[0038]
A second main configuration of the image forming apparatus according to the present invention includes a sheet feeding unit that separates and feeds sheets one by one, an image forming unit that forms an image on the sheet, and a sheet conveyance direction of the image forming unit. Is located upstream of the image forming unit, and a registration unit that feeds the sheet into the image forming unit in synchronization with the image forming operation of the image forming unit and the sheet conveyance timing, and is provided upstream of the registration unit in the sheet conveyance direction. A first sheet detecting unit that is disposed upstream of the first sheet detecting unit in the sheet conveying direction, and a second sheet detecting unit that detects the leading edge of the sheet that has been separated and fed from the sheet feeding unit. The sheet separated and fed from the sheet feeding unit is temporarily stopped in the conveyance path based on the detection result of the second sheet detection unit, and then conveyed toward the registration unit. A first pre-registration conveyance unit that performs a pre-registration operation; a sheet reversal conveyance unit that conveys an image of the sheet that has been image-formed by the image forming unit; and a sheet conveyance direction of the first sheet detection unit A third sheet detecting means for detecting the leading edge of the sheet conveyed from the sheet reversing and conveying means disposed on the upstream side; and a sheet reversing and conveying means disposed on the upstream side in the sheet conveying direction of the third sheet detecting means. Second pre-resist conveying means for performing a pre-registration operation for conveying the sheet conveyed from the sheet toward the resist means after temporarily stopping the sheet in the conveying path based on the detection result of the third sheet detecting means. The first and second pre-resist conveying means share a predetermined position in the conveying path to be temporarily stopped, and the first sheet after the previous sheet is temporarily stopped Based on the conveying time to be detected in the knowledge unit, performs sheet pre-registration operation timing correction of the post.
[0039]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0040]
First, a copying machine as an image forming apparatus to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings. Here, parts that are the same as conventional ones are given the same reference numerals, and descriptions thereof are omitted.
[0041]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a copying machine to which the present invention is applied. In this embodiment, the sheet conveyance speed of each roller provided in the sheet conveyance path and the double-side conveyance path is controlled by the
[0042]
That is, the
[0043]
Further, the third conveying
[0044]
Furthermore, the double-sided
[0045]
The arrangement of the
[0046]
In this embodiment, the first speed β is 1.5 times the process speed α and the second speed γ is 2.3 times the process speed α. However, the present invention is limited to this value. It is not something.
[0047]
Next, the conveyance operation at the time of sheet feeding in the copying machine according to the embodiment will be described with reference to FIG. 2 by taking as an example the case of continuously feeding sheets from the
[0048]
In this embodiment, in order to keep the distance between the trailing edge of the previous sheet and the leading edge of the next sheet within a predetermined range at the position of the
[0049]
At the start of continuous feeding of sheets from the
[0050]
First, the
[0051]
The top end of the uppermost sheet is detected by the
[0052]
That is, the
[0053]
When the leading edge of the sheet is detected by the
[0054]
By this operation, the sheet is conveyed by the
[0055]
Next, the control when the sheet is continuously fed will be described in detail. When continuously feeding sheets, as described above, feeding of the next sheet is started after a lapse of a predetermined time from the restart of pre-registration conveyance by the
[0056]
Further, the pre-registration conveyance of the next sheet by the
[0057]
Here, the times B1 and B2 are in consideration of inevitable errors, and the time B1 is an allowable limit value with a narrower sheet interval between the trailing edge of the previous sheet and the leading edge of the next sheet, Time B2 is an allowable limit value in which the sheet interval between the trailing edge of the previous sheet and the leading edge of the next sheet is wider.
[0058]
On the other hand, when a sheet having a large conveyance resistance, such as thick paper, is conveyed, the time required to reach the registration roller 106 (registration sensor 120) from the pre-registration position A is calculated as shown in FIG. May take longer. As shown in FIG. 4, when the actual time is closer to B2 than a certain threshold Y, the interval between the sheets may exceed the allowable limit value of time B2 due to variations.
[0059]
In this embodiment, even in such a case, the following correction is performed by the
[0060]
In the present embodiment, as shown in FIG. 3, the
[0061]
That is, the
[0062]
Here, the reason for halving the deviation time X is that if the value of Xβ obtained by multiplying the deviation time X by the speed β is used as the correction value, the next sheet is corrected by Xβ when a sudden and large deviation occurs. If this occurs, there is a risk that problems such as the trailing edge of the previous sheet and the leading edge of the next sheet overlap. Therefore, in order to cause the next sheet leading edge to reach the
[0063]
Although the correction values are set as described above in the present embodiment, the present invention is not limited by the correction value calculation method.
[0064]
The
[0065]
In the example of FIG. 3, the time from when the previous sheet is temporarily stopped to the time when the
[0066]
The next sheet conveyed by the
[0067]
FIG. 6 shows another embodiment of correction control during pre-registration conveyance. As shown in FIG. 6, the same effect can be obtained by leaving the pre-registration position A as it is and starting by shifting the restart timing by the first conveying
[0068]
That is, the
[0069]
In the example of FIG. 6, since the time from the conveyance after the temporary stop of the previous sheet to the detection of the sheet leading edge by the
[0070]
As described above, according to the copying machine of the embodiment, the distance between the trailing edge of the previous sheet and the leading edge of the next sheet is always within a certain range before and after the nip portion of the
[0071]
Next, in the copying machine of the embodiment, pre-registration when performing duplex copying and when continuously feeding sheets from the
[0072]
When performing double-sided copying, the sheet on which the image is formed on the first side by the image forming unit enters the
[0073]
At this time, the
[0074]
Here, during the pre-registration operation, the
[0075]
In other words, the
[0076]
When sheets are continuously fed from the
[0077]
At this time, the
[0078]
Here, at the time of the pre-registration operation, the
[0079]
In other words, the
[0080]
As described above, in the copying machine of the embodiment, the pre-registration operation performed by the double-sided
[0081]
In addition, sheet conveyance to the
[0082]
The present invention has been described in detail above. However, the present invention is not limited to an electrophotographic copying machine, and may be any recording method. It may be.
[0083]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, a sheet conveying apparatus capable of stably and accurately causing a sheet to enter the registration means, and having high reliability and improved throughput, and an image forming apparatus including the sheet conveying apparatus. Can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing a configuration of a copying machine as an image forming apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram for explaining an operation during sheet conveyance in the copying machine.
FIG. 3 is a diagram for explaining a sheet continuous feeding operation when a sheet having a large conveyance resistance is conveyed.
FIG. 4 is a diagram for explaining an operation when a sheet having a large conveyance resistance is conveyed.
FIG. 5 is a diagram for explaining a case where the next sheet is corrected so as to shift the pre-registration position toward the registration roller.
FIG. 6 is a diagram for explaining the case of correcting the timing for starting sheet conveyance again after stopping the pre-registration without changing the pre-registration position for the next sheet.
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view showing a configuration of a copying machine as a conventional image forming apparatus.
FIG. 8 is a diagram for explaining an operation during sheet conveyance in a conventional image forming apparatus.
[Explanation of symbols]
1 Copier body
2 Document table
3 Document feeder
4 Document reader
5 Writing laser part
12 Photosensitive drum
13 Charger
14 Developer
19 Transfer charger
20 Separation charger
21 Transport section
22 Fixing device
24 discharge roller
25 Discharge tray
26 Cleaner
30, 31 decks
32, 33 sheet cassette
34,35 Deck feeding section
36, 37 Cassette feeding section
101 Pickup roller
102 Feeding roller
103 Separation roller
104 Sheet path sensor (second sheet detecting means)
116, 117, 118 Sheet path sensor
105 First transport roller (pre-resist transport means)
106 Registration roller (registration means)
107 Roller before registration (registration means)
108 Second conveying roller
109 Third transport roller
110 Fourth transport roller
111 Fifth transport roller
112 Sixth transport roller
113 Double-sided right roller (second pre-resist conveyance means)
114 Double-sided left roller
115 Reverse roller
118 Sheet path sensor (second sheet detecting means)
119 Sheet path sensor (third sheet detecting means)
120 Registration sensor (first sheet detecting means)
121 Sheet reversing part
123 Seventh transport roller (first pre-resist transport means)
130 Control unit (correction means)
A, P Pre-resist position
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