JP3651979B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電気電子機器を接続するためのコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から電気電子機器を電気的に接続するためにコネクタが使用されている。例えば、コンピュータは、コンピュータ本体と、その他の小型電子機器(例えばHDD装置)を含み、小型電子機器はコネクタによってコンピュータ本体に接続される。コネクタは通常プラグコネクタとジャックコネクタとを対としてなる。コンピュータ本体にジャックコネクタが取り付けられ、HDD装置にプラグコネクタが取り付けられている。そこで、プラグコネクタとジャックコネクタとを嵌合すると、HDD装置はコネクタによってコンピュータ本体に電気的に接続される。
【0003】
プラグコネクタはHDD装置に固定されているので、プラグコネクタをジャックコネクタに嵌合するためには、プラグコネクタをHDD装置とともに移動しながら、プラグコネクタをジャックコネクタに嵌合することが必要である。このため、プラグコネクタを繊細に動かすことが難しく、ジャックコネクタに望ましくないほどの大きな力がかかってしまうことがある。
【0004】
また、コンピュータ本体内のHDD装置の設置スペースは狭いので、ジャックコネクタとプラグコネクタとの嵌合部は見えにくいことが多い。ジャックコネクタとプラグコネクタとの嵌合部が見えていないと、ジャックコネクタをプラグコネクタに円滑に嵌合することができなかったり、ジャックコネクタやプラグコネクタを損傷したりすることがある。
【0005】
ジャックコネクタをプラグコネクタに円滑に嵌合することができるようにするために、ジャックコネクタ及びプラグコネクタに嵌合のためのガイドを設けた提案が、米国特許第5356300号に開示されている。この従来技術では、プラグコネクタの絶縁性のボディの両端部からこの絶縁性のボディと一体的にアライメントポストを突出させ、ジャックコネクタの絶縁性のボディの両端部にはアライメントポストを受ける嵌合凹部を設け、アライメントポストが嵌合凹部に沿って移動できるようになっている。
【0006】
従って、ジャックコネクタをプラグコネクタに嵌合するときに、アライメントポストが嵌合凹部に沿ってガイドされるので、ジャックコネクタとプラグコネクタの嵌合部が見えなくても、アライメントポストの部分さえ見えれば、ジャックコネクタをプラグコネクタに正確に嵌合することができる。さらに、アライメントポスト及び嵌合凹部にはそれぞれグランド端子が設けられ、アライメントポストが嵌合凹部に沿って移動するときに、両グランド端子が接触し、グランドの接続が達成されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術では、アライメントポストはプラグコネクタの絶縁性のボディと一体的に樹脂成形されている。プラグコネクタは多くの信号端子を含むために比較的に長く、アライメントポストは絶縁性のボディの両端部に突起状に形成されている。すなわち、アライメントポストは絶縁性のボディの表面と垂直に形成されている。このような形状の樹脂部品においては、樹脂成形の結果として、アライメントポストが絶縁性のボディの表面に対して垂直よりも内側に変形しやすいという問題点がある。アライメントポストが変形していると、ジャックコネクタをプラグコネクタに正確に嵌合することができない。
【0008】
さらに、樹脂のアライメントポストの強度が比較的に小さく、ジャックコネクタをプラグコネクタに嵌合するときにアライメントポストが変形しやすい。上記したHDD装置をコンピュータ本体に接続するときには、プラグコネクタをHDD装置とともに動かしながらジャックコネクタに嵌合するが、このために、ジャックコネクタ及びプラグコネクタに大きな力がかかり、アライメントポストが変形しやすい。
【0009】
さらに、アライメントポスト及び嵌合凹部にはそれぞれグランド端子が設けられ、アライメントポストが嵌合凹部に沿って移動するときに、両グランド端子が接触し、グランドの接続が達成されるようになっている。そこで、両グランド端子は、コネクタ内部の信号端子が接続される前に互いに接続されて信号端子に不意の電流が流れるのを防止している。しかし、樹脂のアライメントポスト及び嵌合凹部に設けられた導体片であるグランド端子は、アライメントポストよりも短いので、両グランド端子の接触はあまり早く達成できない。
【0010】
本発明の目的は、2つのコネクタ部材を確実に嵌合することができ、比較的に強くて変形しにくく、グランドの接触を早く達成することができるガイド部及び接触部をもったコネクタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によるコネクタは、第1及び第2のコネクタ部材10、12からなるコネクタであって、第1のコネクタ部材10が、嵌合部16及び両端部に位置するガイド取り付け部18とを有する絶縁性のボディ14と、該嵌合部に配置された信号端子22と、該ガイド取り付け部に設けられた導体の突起状のガイド24とを備え、第2のコネクタ部材12が、該第1のコネクタ部材の嵌合部と嵌合可能な嵌合部36及び両端部に位置するガイド取り付け部38とを有する絶縁性のボディ34と、該嵌合部に配置され且つ該第1のコネクタ部材の信号端子と係合可能な信号端子42と、該ガイド取り付け部に設けられ且つ該第1のコネクタ部材の突起状のガイドを受け且つ案内する導体の凹部形状のガイド44とを備え、さらに、該突起状のガイドと該凹部形状のガイドの少なくとも一方が弾力性の接触部48を備え、第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とを嵌合するときに第1のコネクタの突起状のガイド24が第2のコネクタ部材の凹部形状のガイド44に接触した後で第1のコネクタ部材の信号端子22が第2のコネクタ部材の信号端子42に接触し、且つ該弾力性の接触部48は該弾力性の接触部が設けられた方とは反対側のガイド24に弾性的に接触せしめられるように構成し、第2のコネクタ部材12の絶縁性のボディ34の嵌合部36とガイド取り付け部38とは段付きに形成されていて該嵌合部の表面が該ガイド取り付け部の表面よりも高くなっており、第2のコネクタ部材のガイド取り付け部の表面及び側面には第2のコネクタ部材の長手方向とほぼ垂直に延びる溝52が設けられ、該凹部形状のガイド44の係止壁部50は該溝52に圧入されていることを特徴とするものである。
【0012】
この構成においては、導体の突起状のガイドが第1のコネクタ部材の絶縁性のボディのガイド取り付け部に設けられており、この導体の突起状のガイドは第2のコネクタ部材の絶縁性のボディのガイド取り付け部に設けられた導体の凹部形状のガイドに沿って案内されるようになっている。導体の突起状のガイドは金属性であり、樹脂性のガイド又はアライメントポストよりも強度が強く且つ変形しにくい。また、導体の突起状のガイドと導体の凹部形状のガイドはグランド端子として使用され、両者が接触した瞬間にグランド電流が流れる。従って、絶縁性のガイドにグランド端子を設けた場合よりもグランドの接触を早くすることができる。そして、導体の突起状のガイドと導体の凹部形状のガイドがあることにより、2つのコネクタ部材を確実に嵌合することができ、且つ第1のコネクタの突起状のガイドが第2のコネクタ部材の凹部形状のガイドに接触した後で第1のコネクタ部材の信号端子が第2のコネクタ部材の信号端子に接触するので、信号端子を保護することができる。さらに、導体の凹部形状のガイドは第2のコネクタ部材の絶縁性のボディのガイド取り付け部に確実に且つ強固に固定されることができ、導体の凹部形状のガイドの先端は絶縁性のボディの嵌合部の表面とほぼ同じ高さまで延びるようにすることができる。
【0013】
上記構成において、第1のコネクタ部材の絶縁性のボディの嵌合部とガイド取り付け部とは段付きに形成されていて該嵌合部の表面が該ガイド取り付け部の表面よりも高くなっており、第1のコネクタ部材のガイド取り付け部の表面及び端面には第1のコネクタ部材の長手方向とほぼ平行に延びる溝が設けられ、該突起状のガイドは該溝に圧入されている構成をとることができる。これによって、導体の突起状のガイドの脚部は第1のコネクタ部材の絶縁性のボディのガイド取り付け部に確実に且つ強固に固定されることができ、導体の突起状のガイドの先端は絶縁性のボディの嵌合部の表面とほぼ同じ高さまで延びるようにすることができる。
【0015】
上記構成において、突起状のガイド及び凹部形状のガイドは金属の板部材を折り曲げて形成されている構成とすることができる。この場合、上記溝は板部材の厚さと等しい幅を有し、突起状のガイド及び凹部形状のガイドの脚部がそれぞれの溝に圧入されるようになっている。
【0016】
さらに、本発明によるコネクタは、第1及び第2のコネクタ部材からなるコネクタであって、第1のコネクタ部材50が、嵌合部56及び両端部に位置するガイド部58とを有する絶縁性のボディ54と、該嵌合部に配置された信号端子62と、該ガイド部に設けられた導体の接触部60とを備え、第2のコネクタ部材52が、該第1のコネクタ部材の嵌合部と嵌合可能な嵌合部66及び両端部に位置し且つ第1のコネクタ部材のガイド部を受け且つ案内する凹部形状のガイド部68とを有する絶縁性のボディ64と、該嵌合部に配置され且つ該第1のコネクタ部材の信号端子と係合可能な信号端子70と、該ガイド部に設けられ且つ該第1のコネクタ部材の接触部と接触可能な接触部74とを備え、第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とを嵌合するときに第1のコネクタの接触部60が第2のコネクタ部材の接触部74に接触した後で第1のコネクタ部材の信号端子62が第2のコネクタ部材の信号端子70に接触するように構成し、該第1のコネクタ部材100の接触部60は該第1のコネクタ部材のガイド部58の端面に設けた溝に配置され、該第2のコネクタ部材102の接触部74は該第2のコネクタ部材のガイド部68の内面に配置されることを特徴とするものである。
【0017】
この構成においては、第1のコネクタ部材の絶縁性のボディが嵌合部とガイド部とを有し、ガイド部は特にピン状に突出して形成される必要はなく、よって樹脂成形において変形しにくい、強い構造を提供する。このガイド部に設けられた導体の接触部が設けられている。第2のコネクタ部材の絶縁性のボディは凹部形状のガイド部を有し、第1のコネクタ部材の接触部と接触可能な接触部がこのガイド部に設けられる。この構成においても、第1のコネクタ部材のガイド部が第2のコネクタ部材のガイド部に沿って案内されるようになっている。第1のコネクタ部材と第2のコネクタ部材とを嵌合するときに第1のコネクタの接触部が第2のコネクタ部材の接触部に接触した後で第1のコネクタ部材の信号端子が第2のコネクタ部材の信号端子に接触し、信号端子を保護することができる。
【0018】
上記構成において、第1のコネクタ部材の接触部及び第2のコネクタ部材の接触部の少なくとも一方は弾力性の接触片を含む。また、該第1のコネクタ部材の該嵌合部とガイド部とはほぼ同一表面に形成され、該第2のコネクタ部材の該ガイド部は嵌合部とほぼ同一表面に形成されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施例のプラグコネクタ10を示す斜視図であり、図2は図1のプラグコネクタ10と嵌合可能なジャックコネクタ12を示す斜視図である。プラグコネクタ10とジャックコネクタ12とを合わせて本発明のコネクタが構成される。図3はプラグコネクタ10の信号端子を示している。
【0020】
図1に示されるように、プラグコネクタ10は絶縁性のボディ14を備え、この絶縁性のボディ14は環状の嵌合部16と、嵌合部16の外側で絶縁性のボディ14の両端部に位置するガイド取り付け部18とを有する。嵌合部16とガイド取り付け部18とは段付きに形成されていて、嵌合部16の表面16aはガイド取り付け部18の表面よりも高くなっている。嵌合部16内には中心縦壁20がある。
【0021】
図2に示されるように、ジャックコネクタ12は絶縁性のボディ34を備え、この絶縁性のボディ34は環状の嵌合部36と、嵌合部36の外側で絶縁性のボディ34の両端部に位置するガイド取り付け部38とを有する。嵌合部36とガイド取り付け部38とは段付きに形成されていて、嵌合部36の表面36aはガイド取り付け部38の表面よりも高くなっている。嵌合部36とガイド取り付け部38との間にはギャップ40が設けられる。
【0022】
ジャックコネクタ12の嵌合部36の外形形状とプラグコネクタ10の嵌合部16の内形形状とは一致するように形成されている。従って、プラグコネクタ10とジャックコネクタ12とを嵌合する場合、プラグコネクタ10の嵌合部16の表面16aとジャックコネクタ12の嵌合部36の表面36aとを向き合わせ、ジャックコネクタ12の嵌合部36をプラグコネクタ10の嵌合部16の内部に挿入する。この際、プラグコネクタ10の嵌合部16の先端がジャックコネクタ12の嵌合部36とガイド取り付け部38との間のギャップ40に入る。
【0023】
図3に示されるように、プラグコネクタ10の嵌合部16内には、雄型の信号端子22が中心縦壁20の両面に沿って設けられている。嵌合側の表面16aとは反対側において、信号端子22の端部22aはHDD装置のプリント回路板(図示せず)にはんだ付けされる。なお、この信号端子22の構造は一例であり、他の構造の信号端子を設けることができる。
【0024】
図2に示されるように、ジャックコネクタ12の嵌合部36の内壁36bには雌型の信号端子42が設けられている。公知のように、プラグコネクタ10とジャックコネクタ12とを嵌合するときに、雄型の信号端子22は雌型の信号端子42に嵌合され、電気的な接続が達成される。雌型の信号端子42の他端は例えばコンピュータ本体のプリント回路板(図示せず)にはんだ付けされる。
【0025】
図1に示されるように、導体の突起状のガイド24がプラグコネクタ10のガイド取り付け部18に設けられる。また、図2に示されるように、導体の凹部形状のガイド44がジャックコネクタ12のガイド取り付け部38に設けられる。凹部形状のガイド44は突起状のガイド24を受け且つ案内するように形成されている。突起状のガイド24が凹部形状のガイド44に案内される際に嵌合部36が嵌合部16に嵌合される。突起状のガイド24はプリント回路板(図示せず)への接続部26を有し、凹部形状のガイド44はプリント回路板(図示せず)への接続部46を有する。さらに、弾力性の接触部48が凹部形状のガイド44に設けられ、この弾力性の接触部48はプラグコネクタ10の導体の突起状のガイド24に弾力的に接触する。従って、突起状のガイド24が凹部形状のガイド44に接触した瞬間にグランド電流が流れ、この弾力性の接触部48はその後で弾力的な接触により確実な電気的な接触を維持する。
【0026】
図4及び図5はプラグコネクタ10のガイド取り付け部18に設けられる導体の突起状のガイド24の詳細を示す図である。突起状のガイド24は金属の板部材をプレスによって打ち抜き、そして概略矩形状の形状に折り曲げて形成されている。突起状のガイド24は垂直に延びる3垂直壁24a、24b、24cを有し、3垂直壁24a、24b、24cの上にはそれぞれ斜壁24d、24e、24fが連続し、さらに小さな天壁24gが斜壁24eに連続して設けられている。斜壁24d、24e、24fは小さな天壁24gに出会う。よって、突起状のガイド24の上部は一面が開放された四角錐形状となっており、凹部形状のガイド44に挿入されるのに適したものである。
【0027】
プラグコネクタ10の長手方向とほぼ平行に延びる突起状のガイド24の2垂直壁24a、24cの先端部には、係止脚部28が設けられる。係止脚部28は、横張出部28a、係止部28b、先細部28cを有する。
プラグコネクタ10の絶縁性のボディ14のガイド取り付け部18にはプラグコネクタ10の長手方向とほぼ平行に延びる溝29が設けられる。溝29はガイド取り付け部18の表面18a及び端面18bに開口する上部の矩形状部分29aと、上部の矩形状部分29aの下方に連続し端面18bには開口しない底部の矩形状部分29bとを有する。
【0028】
上部の矩形状部分29aには係止脚部28の横張出部28aが挿入され、底部の矩形状部分29bには係止脚部28の係止部28b及び先細部28cが挿入される。係止脚部28の先細部28cの幅は底部の矩形状部分29bの幅よりも小さく、係止部28bの初期の幅は底部の矩形状部分29bの幅よりもわずかに大きい。従って、係止部28bを挿入するときに、係止部28bが変形しながら底部の矩形状部分29bに圧入される。そして、係止脚部28の横張出部28aの先端面は上部の矩形状部分29aの先端面に密着し、同横張出部28aの下端面は上部の矩形状部分29aの下端面に密着するようになっている。従って、突起状のガイド24はガイド取り付け部18に確実に且つ強固に固定される。
【0029】
図6から図7はジャックコネクタ12に設けられる導体の凹部形状のガイド44の詳細を示す図である。導体の凹部形状のガイド44は金属の板部材をプレスによって打ち抜き、そして概略U字にかんぬきを付加した形状に折り曲げて形成されている。凹部形状のガイド44はU字を形成するように垂直に延びる3垂直壁44a、44b、44cを有し、弾力性の接触部48は中央の垂直壁44bにスリットをいれて小さな接触片とすることにより形成されている。
【0030】
ジャックコネクタ12の長手方向と平行に延びる2垂直壁44a、44cの先端から係止壁部50がU字の開口部を部分的に閉じるように延びている。係止壁部50の内面側には係止突起50aが設けられ、係止壁部50の前面側には弾性係止部50bが設けられる。
【0031】
ジャックコネクタ12の絶縁性のボディ34のガイド取り付け部38には、ジャックコネクタ12の長手方向とほぼ垂直に延びる溝52が設けられる。溝52はガイド取り付け部38の表面38a及び側面38bに開口するほぼ矩形状の溝である。凹部形状のガイド44はガイド取り付け部38を取り巻くようにガイド取り付け部38に取り付けられ、係止壁部50が溝52に挿入される。係止壁部50の内面側の係止突起50aは、2つの対向する係止突起50a間の距離が2つの溝52の対向する内面間の距離よりもわずかに小さくなるように形成され、係止壁部50が溝52に挿入するときに、係止突起50aが変形しながら溝52に圧入されるようになっている。また、係止壁部50の前面側の弾性係止部50bが溝52の側面に弾性的に係合し、係止壁部50が開くのを防止する。従って、凹部形状のガイド44はガイド取り付け部38に確実に且つ強固に固定される。
【0032】
図9は本発明の第2実施例のプラグコネクタ100を示す斜視図であり、図10は図9のプラグコネクタ100と嵌合可能なジャックコネクタ102を示す斜視図である。プラグコネクタ100とジャックコネクタ102とを合わせて本発明のコネクタが構成される。
【0033】
図9に示されるように、プラグコネクタ100は絶縁性のボディ54を備え、この絶縁性のボディ54は環状の嵌合部56と、嵌合部56の外側で絶縁性のボディ54の両端部に位置するガイド部58とを有する。絶縁性のボディ54の嵌合部56の表面56aとガイド部58の表面58aとはほぼ同一表面に形成されている。従って、この構造は、変形しにくく、強いものである。ガイド部58には導体の接触部60が配置されている。導体の接触部60はガイド部58の端面に設けた溝に挿入され、ガイド部58の表面56aから下に向かって延びる。さらに、嵌合部56の内部には雄型の信号端子62が配置されている。
【0034】
図10に示されるように、ジャックコネクタ102は、絶縁性のボディ64を備え、この絶縁性のボディ64は環状の嵌合部66と、嵌合部66の外側で絶縁性のボディ64の両端部に位置する凹部形状のガイド部68とを有する。嵌合部66はプラグコネクタ50の嵌合部56に嵌合されるべきものである。また、凹部形状のガイド部68はプラグコネクタ100のガイド部58を受け且つ案内するように形成されている。絶縁性のボディ64のガイド部68の表面68aは嵌合部66の表面66aとはほぼ同一表面で形成され、プラグコネクタ100とジャックコネクタ102とを嵌合するときに、プラグコネクタ100のガイド部58がジャックコネクタ102の凹部形状のガイド部68に接触した後で、嵌合部56、66が接触する。ジャックコネクタ102の凹部形状のガイド部68は大きく形成されることができるので、強度の上では問題がない。
【0035】
嵌合部66の内部には雌型の信号端子70が配置される。嵌合部66とガイド部68との間にはギャップ72があり、プラグコネクタ100とジャックコネクタ102とを嵌合したときに、プラグコネクタ100の嵌合部56の先端部がこのギャップ72に入る。ガイド部68には導体の接触部74が配置されている。この接触部74は金属板の一部にスリットを設けて小片にして弾力性を付与したものであり、プラグコネクタ100の接触部60と弾性的に接触する。この場合にも、プラグコネクタ100とジャックコネクタ102とを嵌合するときにプラグコネクタ100の接触部60がジャックコネクタ102の接触部74に接触した後でプラグコネクタ100の信号端子62がジャックコネクタ102の信号端子70に接触し、信号端子を保護することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、2つのコネクタ部材を確実に嵌合することができ、比較的に強くて変形しにくく、グランドの接触を早く達成することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のプラグコネクタを示す斜視図である。
【図2】図1のプラグコネクタと嵌合可能なジャックコネクタを示す斜視図である。
【図3】図1のプラグコネクタの信号端子の例を示すプラグコネクタの部分斜視図である。
【図4】図1のプラグコネクタのガイド取り付け部に設けられる導体の突起状のガイドの詳細を示す部分斜視図である。
【図5】図4の導体の突起状のガイドがガイド取り付け部に取り付けられたところを示す斜視図である。
【図6】図2のジャックコネクタのガイド取り付け部に設けられる導体の凹部形状のガイドを示す拡大斜視図である。
【図7】図2のジャックコネクタのガイド取り付け部を示す拡大斜視図である。
【図8】図6の導体の凹部形状のガイドがガイド取り付け部に取り付けられたところを示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例のプラグコネクタを示す斜視図である。
【図10】図9のプラグコネクタと嵌合可能なジャックコネクタを示す斜視図である。
【符号の説明】
10…プラグコネクタ
12…ジャックコネクタ
14…絶縁性のボディ
16…嵌合部
18…ガイド取り付け部
22…信号端子
24…導体の突起状のガイド
34…絶縁性のボディ
36…嵌合部
38…ガイド取り付け部
42…信号端子
44…導体の凹部形状のガイド
48…弾力性の接触部
54…絶縁性のボディ
56…嵌合部
58…ガイド部
60…接触部
62…信号端子
64…絶縁性のボディ
66…嵌合部
68…ガイド部
70…信号端子
74…接触部
100…プラグコネクタ
102…ジャックコネクタ

Claims (6)

  1. 第1及び第2のコネクタ部材(10、12)からなるコネクタであって、
    第1のコネクタ部材(10)が、嵌合部(16)及び両端部に位置するガイド取り付け部(18)とを有する絶縁性のボディ(14)と、該嵌合部に配置された信号端子(22)と、該ガイド取り付け部に設けられた導体の突起状のガイド(24)とを備え、
    第2のコネクタ部材(12)が、該第1のコネクタ部材の嵌合部と嵌合可能な嵌合部(36)及び両端部に位置するガイド取り付け部(38)とを有する絶縁性のボディ(34)と、該嵌合部に配置され且つ該第1のコネクタ部材の信号端子と係合可能な信号端子(42)と、該ガイド取り付け部に設けられ且つ該第1のコネクタ部材の突起状のガイドを受け且つ案内する導体の凹部形状のガイド(44)とを備え、
    さらに、該突起状のガイドと該凹部形状のガイドの少なくとも一方が弾力性の接触部(48)を備え、
    第1のコネクタ部材(10)と第2のコネクタ部材(12)とを嵌合するときに第1のコネクタの突起状のガイド(24)が第2のコネクタ部材の凹部形状のガイド(44)に接触した後で第1のコネクタ部材の信号端子(22)が第2のコネクタ部材の信号端子(42)に接触し、且つ該弾力性の接触部(48)は該弾力性の接触部が設けられた方とは反対側のガイド(24)に弾性的に接触せしめられるように構成し、
    第2のコネクタ部材(12)の絶縁性のボディ(34)の嵌合部(36)とガイド取り付け部(38)とは段付きに形成されていて該嵌合部の表面が該ガイド取り付け部の表面よりも高くなっており、第2のコネクタ部材のガイド取り付け部の表面及び側面には第2のコネクタ部材の長手方向とほぼ垂直に延びる溝(52)が設けられ、該凹部形状のガイド(44)の係止壁部(50)は該溝(52)に圧入されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 第1のコネクタ部材(10)の絶縁性のボディ(14)の嵌合部(16)とガイド取り付け部(18)とは段付きに形成されていて該嵌合部の表面が該ガイド取り付け部の表面よりも高くなっており、第1のコネクタ部材のガイド取り付け部の表面及び端面には第1のコネクタ部材の長手方向とほぼ平行に延びる溝(29)が設けられ、該突起状のガイド(24)の脚部(28)は該溝(29)に圧入されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 該突起状のガイド(24)及び該凹部形状のガイド(44)は金属の板部材を折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 第1及び第2のコネクタ部材(100、102)からなるコネクタであって、
    第1のコネクタ部材(100)が、嵌合部(56)及び両端部に位置するガイド部(58)とを有する絶縁性のボディ(54)と、該嵌合部に配置された信号端子(62)と、該ガイド部に設けられた導体の接触部(60)とを備え、
    第2のコネクタ部材(102)が、該第1のコネクタ部材の嵌合部と嵌合可能な嵌合部(66)及び両端部に位置し且つ第1のコネクタ部材のガイド部を受け且つ案内する凹部形状のガイド部(68)とを有する絶縁性のボディ(64)と、該嵌合部に配置され且つ該第1のコネクタ部材の信号端子と係合可能な信号端子(70)と、該ガイド部に設けられ且つ該第1のコネクタ部材の接触部と接触可能な接触部(74)とを備え、
    第1のコネクタ部材(100)と第2のコネクタ部材(102)とを嵌合するときに第1のコネクタの接触部(60)が第2のコネクタ部材の接触部(74)に接触した後で第1のコネクタ部材の信号端子(62)が第2のコネクタ部材の信号端子(70)に接触するように構成され、
    該第1のコネクタ部材(100)の接触部(60)は該第1のコネクタ部材のガイド部(58)の端面に設けた溝に配置され、該第2のコネクタ部材(102)の接触部(74)は該第2のコネクタ部材のガイド部(68)の内面に配置されることを特徴とするコネクタ。
  5. 該第1のコネクタ部材の接触部(60)及び該第2のコネクタ部材の接触部(74)の少なくとも一方は弾力性の接触片を含むことを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
  6. 該第1のコネクタ部材(100)の該嵌合部(56)とガイド部(58)とはほぼ同一表面に形成され、該第2のコネクタ部材(102)の該ガイド部(68)は嵌合部(66)とはほぼ同一表面で形成されていることを特徴とする請求項4に記載のコネクタ。
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