JP3651462B2 - 画像データ送受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置等の画像データ送受信装置に関し、特に通信回線を介して送信されるデータの一部に、詳細な情報を有する情報供給源の所在を指定する情報付加指定データを挿入した受信データを受信し、受信側のファクシミリ装置でその詳細な情報を、指定された情報供給源から取得して補充するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のファクシミリ装置では、ライン状に設けられた読み取りヘッドにより、原稿台にセットされた原稿を1ラインずつ読み取り、その読み取った、文書や各種の図を含む画像信号をA/D変換して2値化処理した2値化画像データ(イメージデータ)を作成し、電話回線や専用の通信回線を介して所望の相手先のファクシミリ装置に画像データを送信可能な画像送信装置が設けられるとともに、送信先から送信された2値化画像データを受信し、その画像データに基づいてライン状の記録ヘッドにより、ロール状の記録用紙、或いはカット紙からなる記録用紙に画像記録する画像記録装置が設けられている。
【0003】
即ち、ファクシミリ装置においては、原稿に描かれた文書や各種の図を光学的に読み取って作成した画像データ(イメージデータ)を送信する一方、受信した画像データを記録紙に記録することで、送信元の原稿に描かれていた文書や図と同様の画像を、送信先の記録紙上に描写するようになっている。ところで、原稿に描かれた画像の画像データはイメージデータであり、そのイメージデータを所定の圧縮演算により圧縮して送信データ量を低減して送信するようになっているが、文書に含まれる文字や記号についてはコードデータで送信することで、送信データ量をより一層低減できる。
【0004】
近年、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などの情報伝達の為のネットワークが大規模に普及されつつあり、特にインターネットは、世界的な規模で普及しており、Windows システム(米マイクロソフト社で開発されたOS)などのOS(オペレーテグシステム)を有する各種のパーソナルコンピュータや大型のホストコンピュータ同士で、各種のデータ転送が行われている。更に、そのネットワークに、ファクシミリ装置やプリンタなどを接続可能になることから、画像についてはイメージデータで送信するが、文書に関してはコードデータで送信するようにし、このコードデータを受信したときには、コードデータに対応する文字や記号のドットイメージデータを作成して記録するファクシミリ装置が実用化される傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、原稿に描かれた文書や各種の図を光学的に読み取って作成した画像データ(イメージデータ)を送信するファクシミリ装置においては、画像のイメージデータを圧縮して送信データ量を低減して送信するようになっているが、原稿に描かれる画像が大きい場合には、送信データ量が大きくなり、通信時間が長くなることから、送信側の通信コストが高くなるという問題がある。
【0006】
一方、各種のネットワークに接続するようにしたファクシミリ装置の場合には、文書に含まれる文字や記号に関してはコードデータで送信できるようになり、通信時間が短縮化されるが、例えば、挨拶文に加えて、最新の在庫情報や売上情報、更にその在庫量や売上高に至までの増減経過情報などを記した決算情報を含む決算報告書を、本社のホストコンピュータから遠距離にある支社のファクシミリ装置に送信する場合に、その最新の在庫情報や売上情報などの決算情報が、送信先である支社のファクシミリ装置と同一の、例えばLANに接続されている別の支社のホストコンピュータに格納されているような場合でも、その決算情報を含む決算報告書を、遠距離のネットワークに接続された支社に対して、本社のホストコンピュータから送信することになり、通信コストが高くなるという問題がある。
【0007】
そこで、例えば、その決算情報を、データベースとして格納されているホストコンピュータなどの情報供給源から取得するように、その旨を記したデータを付加して、ファクシミリ装置に送信することも考えられるが、そのデータを受信したファクシミリ側では、人間が端末装置等を操作してその情報供給源にアクセスして情報を提供してもらうことになり、その情報取得の為の取得操作が面倒になるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、必要最小限の情報に加えて、詳細な情報を格納している情報供給源にアクセスする情報付加指定データを受信するだけで、その詳細な情報を簡単に取得でき、通信コストを低減し得るようなファクシミリ装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る画像データ送受信装置は、第1の通信回線を介してインターネットにアクセスする為のアクセス手段と、該アクセス手段により前記インターネット上でのサービス及びホストを指示するためのURL情報を検索するURL情報検索手段と、前記URL情報検索手段により検索されたURL情報に基づいて、前記アクセス手段を介してインターネットにアクセスし、URL情報により指定された情報を読み込んで一時記憶する情報読込み記憶手段と、前記情報読込み記憶手段に記憶された情報に基づいて記録データを作成し、該記録データを記録媒体に記録するための画像形成手段とを備えたもので、URL情報検索手段により検索されたURL情報に基づいて、インターネットからURL情報により指定された情報を読み込み、その情報に基づいて記録データを作成して、該記録データが記録媒体に記録されるようにしたものである。
【0010】
さらに、第2の通信回線を介して、文字や記号のコードデータを受信する受信手段と、該受信手段により受信されたデータを記憶する受信データ記憶手段とを備え、前記URL情報検索手段は、前記受信データ記憶手段に記憶された受信データから前記URL情報を検索するようにしたものである。
【0011】
請求項2に係る画像データ送受信装置は、請求項1に記載の画像データ送受信装置において、LANインターフェイスを備え、前記アクセス手段は、該LANインターフェイスを経由する前記第1の通信回線により、前記インターネットにアクセスするようにしたものである。
【0012】
請求項3に係る画像データ送受信装置は、請求項1又は2に記載の画像データ送受信装置において、NCUと該NCUに接続されたモデムとを備え、前記受信手段は、前記NCUおよび前記モデムを経由する前記第2の通信回線により、文字や記号のコードデータを受信するするようにしたものである。
【0013】
即ち、受信した文字や記号のコードデータや画像のイメージデータの受信データは記録媒体に記録される一方、その受信データに情報付加指定データが含まれているときには、その情報付加指定データで指定される情報供給源にアクセスして、例えば詳細な情報が取得され、その取得した情報を情報付加指定データに置き換えて記録する為の記録データが作成され且つ記録されるので、その詳細な情報の情報供給源が、受信するファクシミリ装置に対して近距離に位置するような場合には、簡単な情報付加指定データを送信するだけで、その詳細な情報の遠距離からの送信を省略できることから、通信コストの低減を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態は、文字や記号のコードデータや、画像のイメージデータを含む画像の画像データを受信して記録紙に記録処理可能なファクシミリ装置に本発明を適用した場合のものである。ファクシミリ装置1の本体カバー2には、送信時や受信時に各種のメッセージを表示する為の小型の液晶ディスプレイ3や、ハンドセット4が取付けられるとともに、複数枚の原稿を載置する原稿載置台5が設けられ、また相手先のファクシミリ装置にダイヤルする為の番号キー、送信時における各種の送信モードを設定したり、受信時における各種の送信モードを設定するなどの多数の機能キーなどを有する操作パネル6が設けられている。更に、本体カバー2の前側には、定形カット紙からなる記録紙を多数枚収納可能な記録紙カセット7がセットされるようになっている。
【0015】
ここで、図示を省略するが、本体カバー2内には、画像が描かれた原稿を搬送する原稿送り機構や原稿の画像を読取るライン状の読み取りヘッドなどを備えた画像読み取り装置8、画像記録する際に記録紙を搬送する記録紙搬送機構や受信した画像データを記録する記録ヘッドなどを備えた画像記録装置9、ファクシミリ装置1を制御する制御ユニット10などが設けられている。次に、ファクシミリ装置1の制御系について、図2のブロック図に基づいて説明する。
【0016】
制御ユニット10の入出力インターフェース(入出力I/F)15には、液晶ディスプレイ3を表示制御するディスプレイコントローラ20と、CD−ROM21を駆動制御する為のCDコントローラ(CDC)22と、ハードディスクドライブ(HDD)23を駆動制御する為のハードディスクコントローラ(HDC)24と、操作パネル6とが夫々接続されている。制御ユニット10は、各種の制御プログラムを実行するCPU11と、このCPU11にデータバスなどのバス16を介して接続されたROM12・13及びRAM14などを含むマイクロコンピュータで構成されている。
【0017】
前記バス16には、更に、画像読み取り装置8と、画像記録装置9とが接続されるとともに、通信用インターフェースとして、通信ケーブル(通信回線に相当する)25を介してLAN(ローカル・エリア・ネットーク)27にイーサネット(米ゼロックス社で開発されたLANの伝送規格)接続する為のLANインターフェース17と、電話回線26にNCU(ネットワーク・コントロール・ユニット)19を介して接続する為のモデム18とが夫々接続されている。ところで、図1に示すように、このLAN27の通信ケーブル25には、複数台のホストコンピュータ「HC1、HC2、HC3、・・・」30やゲートウエイ「GW」31が接続され、また電話回線26を介してファクシミリ装置「FAX」32やパーソナルコンピュータ「PC」33などが接続されている。ここで、ゲートウエイ31は、インターネットなどの異なるネットワークと接続する為のコンピュータである。
【0018】
ここで、ROM12には、一般のホストコンピュータと同様に、電源のON時に、ファクシミリ装置1を立ち上げる起動用のプログラムが格納されている。また、フォントROM13には、複数の文字や記号の各々に関するドットイメージデータがコードデータに対応づけて格納されている。RAM14の受信データメモリ(受信データ記憶手段に相当する)14aには、外部から送信される、文書のコードデータや画像のイメージデータを受信して格納される。ドットデータメモリ14bには、ドットイメージデータに展開された1頁文のイメージデータが格納される。
【0019】
更に、RAM14には、HDD23等に予め格納されているLAN27やインターネットなどのネットワークを介して情報伝達する為の各種ドライバ用ソフトが必要に応じて読み込まれて格納され、画像データの送受信処理や情報伝達処理が可能になる。一方、HDD23には、ディスプレイ3や画像読み取り装置8や画像記録装置9等を使用可能とする為の各種ドライバ・ソフトが組込まれ、更に電話回線26を介して外部のファクシミリ装置32やパーソナルコンピュータ33とデータの送受信する為のドライバ・ソフトや、通信ケーブル25を介して外部のLAN27やインターネットなどのネットワークに接続されている各種のホストコンピュータ30との間で情報伝達する為の各種ドライバ用ソフトが組込まれている。
【0020】
次に、ファクシミリ装置1の制御ユニット10で実行される受信データ記録制御のルーチンについて、図3・図4のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中の符号Si(i=10、11、12、・・・)は各ステップである。ここで、電話回線26を介して外部のパーソナルコンピュータ「PC」33から送信される送信データについて、記録紙Pに記録したと仮定して説明する。
【0021】
図6に示すように、最初に、複数行分のテキスト文のコードデータ群が送信され、次に説明図の為のドットイメージデータが送信され、次に、詳細な情報が格納されているLAN27の情報供給源を指定する情報付加指定データ「HOST1:/usr/ ・・・/file 01」が送信され、最後にその詳細な情報の「簡略文書」の為の複数のコードデータが送信されるものとする。更に、テキスト文にはコードデータを指示するコードデータコマンドが、イメージデータにはイメージデータコマンドが先行して送信されるとともに、情報付加指定データには情報付加指定コマンドが先行して送信されるものとする。即ち、この送信データは、送信元のパーソナルコンピュータ33において、テキスト文のコードデータについては、ワープロモードで入力されて作成される一方、イメージデータについては、イメージリーダーで読み込まれて圧縮されたドットイメージデータである。
【0022】
外部のパーソナルコンピュータ「PC」33から送信されたデータを受信して、受信データメモリ14aに格納されるとこの制御が開始され、先ず受信データメモリ14aに格納されている最初の受信データが読み込まれ(S10)、コードデータであることを指示するコードデータコマンドのときには(S11:Yes )、そのコマンドに後続するテキスト文に含まれる複数の文字や記号のコードデータに基づいて、ドットイメージデータに展開してドットデータメモリ14bに格納するドットデータ展開処理が実行される(S14)。そして、ドットデータメモリ14bに格納されたドットイメージデータが画像記録装置9に出力されて、画像を記録する記録処理が実行される(S18)。例えば、図7に示すように、最初のテキスト文が記録紙Pに記録される。
【0023】
次に、受信データが存在するときには(S19:Yes )、次の受信データが読み込まれ(S20)、S11に戻る。そして、次の受信データがイメージデータであることを指示するイメージデータコマンドのときには(S11:No、S12:Yes )、そのコマンドに後続する圧縮状態の圧縮イメージデータについて、圧縮されていない元のイメージデータに復元して、ドットデータメモリ14bに格納する復号化処理が実行される(S15)。そして、同様に、S18で記録処理され、S19〜S20を経てS11に戻る。例えば、図7に示すように、次の「説明図」が記録紙Pに記録される。
【0024】
次に、読み込まれた次の受信データが情報付加指定コマンドのときには(S11・S12:No、S13:Yes )、情報付加処理制御(図4参照)が実行される(S16)。この制御が開始されると、先ずそのコマンドに後続する情報付加指定データが読み込まれ(S30)、その情報付加指定データに基づいて、情報供給源が何れであるかが判別される(S31)。即ち、例えば、図6に示すように、「HOST1:/usr/ ・・・/file 01」からなる情報付加指定データに基づいて、LAN上の接続機器を特定するIPアドレスを指示する部分である「HOST1」により、LAN27に接続された「ホストコンピュータ1」30に情報供給源が格納されていることが判別される。
【0025】
また、例えば、「http://www.brother.co.jp/home/data/file02 」からなる情報付加指定データに基づいて、インターネット上でのサービス及びホストを指示するURL(Uniform Resource Locator)構造のアクセス指定により、インターネットに接続されている、「ホスト名」及び「パス名」で指定されるホストコンピュータに情報供給源が格納されていることが判別される。一方、例えば、「03-5555-1234-456# 」からなる情報付加指定データに基づいて、この電話番号で指定されるパーソナルコンピュータ或いはホストコンピュータに情報供給源が格納されていることが判別される。
【0026】
次に、情報付加指定データが「電話番号」でないとき、つまり「ネットワーク」が指定されているときには(S32:No)、その情報供給源のホストコンピュータに対して接続が要求され(S33)、更に情報の送信要求が行われ(S34)、送信されて来る情報を読み込んで、RAM14のワークメモリに一時的に格納する情報取得処理が実行される(S35)。即ち、例えば、LAN27に接続されている「ホストコンピュータ」30が指定されている場合には、先ずそのホストコンピュータに対して接続が要求され、先方のホストコンピュータから、所定の規定時間内に応答を受信したときには、要求する情報の「情報名」が先方のホストコンピュータに送信され、先方のホストコンピュータから送信される情報が受信される。
【0027】
また、例えば、インターネットに接続されている「ホストコンピュータ」が指定されている場合には、LAN27に接続されているゲートウエイ「GW」31に対して、URL構造の情報付加指定データが送信され、そのゲートウエイ31を介して送信されてくる情報が受信される。次に、送信要求を行った後、先方のホストコンピュータから情報が送信されることで、情報の取得に成功したときには(S36:Yes )、その取得した情報の記録データ作成処理が実行される(S41)。即ち、その取得した情報が、複数の文字や記号のコードデータで構成されているときには、ドットイメージデータに展開して記録データを作成してドットデータメモリ14bに格納される一方、画像の圧縮されたドットイメージのときには、復号化処理することで記録データを作成してドットデータメモリ14bに格納される。
【0028】
そして、その情報付加指定データに後続して、「簡略文書」が付加されているときには(S42:Yes )、その「簡略文書」のコードデータが、ワークメモリに退避され且つ受信データメモリ14aから削除され(S43)、この制御を終了して、受信データ記録制御のS18にリターンし、記録処理される。例えば、図7に示すように、情報付加指定データと置き換えて、テキスト文や挿絵からなる「取得した情報」が記録される。尚、情報付加指定データに、「取得した情報」を記録する際のページ内での位置や大きさなどの属性が含まれていた場合には、その属性に基づいて記録がなされる。
【0029】
一方、接続要求し且つ送信要求を行ったが、先方のホストコンピュータとの接続が確立されないことから、情報の取得に失敗したときに(S36:No)、情報付加指定データに後続して、「簡略文書」が付加されているときには(S37:Yes)、その「簡略文書」がドットデータ展開されて、ドットイメージデータからなる記録データがドットデータメモリ14bに格納され(S38)、この制御を終了して、前記S18にリターンし、記録処理される。例えば、図8に示すように、情報付加指定データと置き換えて、受信した「簡略文書」が記録される。
【0030】
ところで、先方のホストコンピュータとの接続が確立されないで、しかも「簡略文書」も存在しないときには(S36・S37:No)、この記録位置に、詳細な情報が追加して記録されることを指示する代替え用の図形(例えば、XXXX・・・・・)のドットデータ展開処理が実行されて、そのドットイメージデータがドットデータメモリ14bに格納され(S39)、同様にS18にリターンして記録処理される。例えば、図9に示すように、情報付加指定データと置き換えて、代替え図形「XXXX・・・・・」が記録紙Pに記録される。
【0031】
ここで、情報付加指定データが電話番号のときには(S32:Yes )、現在、電話回線26を使用しているので、その電話番号に接続できないことから、メッセージ「別紙参照」のドットデータ展開処理が実行されて、そのドットイメージデータがドットデータメモリ14bに格納され(S40)、S42〜S43を経て同様にS18にリターンして記録処理される。例えば、図10に示すように、情報付加指定データと置き換えて、メッセージ「別紙参照」が記録紙P1に記録される。そして、受信データの全てについて記録処理が実行されたときに(S19:No)、情報付加指定データが電話番号のときには(S21:Yes )、送信元との接続が切断されているので、次の追加記録処理(図5参照)が実行される(S22)。
【0032】
この制御が開始されると、前記S33〜S36と同様に、S50〜S53が実行され、送信要求を行った後、先方のホストコンピュータから情報が送信されることで、情報の取得に成功したときには(S53:Yes )、その取得した情報の記録データ作成処理が実行され(S57)、次の記録紙Pに記録処理され(S58)、この制御及び受信データ記録制御を終了して、メインルーチンにリターンする。例えば、図10に示すように、次の記録紙P2に、テキスト文や挿絵からなる「取得した情報」が記録される。
【0033】
しかし、接続要求し且つ送信要求を行ったが、先方のホストコンピュータとの接続が確立されないことから、情報の取得に失敗したときに、「簡略文書」が付加されているときには(S53:No、S54:Yes )、その「簡略文書」がドットデータ展開されて、次の記録紙P2に記録処理される(S55、S58)。また、先方のホストコンピュータとの接続が確立されず、しかも「簡略文書」も存在しないときには(S53・S54:No)、その代替え図形「XXXX・・・・・」が次の記録紙P2に記録される(S56、S58)。
【0034】
次に、受信データ記録制御の作用について説明する。電話回線26を介して外部のパーソナルコンピュータ「PC」33から受信して受信データメモリ14aに格納された受信データが順次読み出され、その受信データがコードデータ群からなるテキスト文のときには、そのテキスト文のドットデータが作成されて記録処理される。また、受信データが画像の圧縮イメージデータのときには、復号化されて記録処理される。一方、受信データに、LAN27やインターネットなどの各種のネットワークを介して、情報供給源にアクセスして情報を取得する旨を指定する情報付加指定データが存在するときには、通信回線25を介して、その情報付加指定データで指定されるホストコンピュータ(情報供給源)に接続要求し且つ情報の送信要求が行われる。
【0035】
そして、先方のホストコンピュータから情報が送信されて、情報の取得に成功したときには、その取得した情報に関して、ドットイメージデータからなる記録データが作成されて、「情報付加指定データ」及び「簡略文書」と置き換えて、記録紙Pに記録処理される。ここで、情報の取得に失敗したときでも、「簡略文書」が付加されているときには、その「簡略文書」がドットデータ展開されて、情報付加指定データと置き換えて、記録紙Pに記録処理される。しかし、情報の取得に失敗し且つ「簡略文書」が無いときには、「代替の図形」がその記録位置に記録処理される。
【0036】
ところで、情報付加指定データが「電話番号」のときには、メッセージ「別紙参照」がその記録位置に記録される一方、受信データの記録完了時に、その情報付加指定データで指定されるホストコンピュータ(情報供給源)に接続要求し且つ情報の送信要求され、先方のホストコンピュータから送信された取得情報に関して、ドットイメージデータからなる記録データが作成されて、「情報付加指定データ」及び「簡略文書」と置き換えて、次の記録紙Pに記録処理される。
【0037】
このように、外部のパーソナルコンピュータ「PC」33から受信した文字や記号のコードデータや画像のイメージデータの受信データは記録紙Pに順次記録される一方、その受信データに情報付加指定データが含まれているときには、その情報付加指定データで指定される情報供給源(ホストコンピュータ)にアクセスして、例えば詳細な情報が簡単に取得され、その取得した情報を情報付加指定データに置き換えて記録する為の記録データが作成され且つ記録紙Pに記録されるので、その詳細な情報の情報供給源が、受信するファクシミリ装置に対して近距離に位置するような場合には、簡単な情報付加指定データを送信するだけで、その詳細な情報の遠距離からの送信を省略できることから、通信コストの低減を図ることができる。
【0038】
尚、前記図6で示した送信データを、電話回線26を介して接続されたファクシミリ装置「FAX」32から送信するように構成してもよい。この場合、そのファクシミリ装置「FAX」32は、原稿に描かれたテキスト文については、文字や記号のコードデータに変換可能で、そのコードデータの送信が可能なG4タイプとして構成されている。また、情報付加指定データで指定される情報供給源が、ファクシミリ装置1に設けられた「CD−ROM」21や「HDD」23であってもよい。更に、前記実施形態に関し、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。また、ロール状の記録紙に記録するようにしたファクシミリ装置など、種々のネットワークに接続された各種のファクシミリ装置に本発明を適用し得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に係るファクシミリ装置によれば、文字や記号のコードデータと画像のイメージデータとを含む受信データを受信して記録媒体に記録可能なファクシミリ装置において、受信データ記憶手段と、アクセス手段と、指定データ検索手段と、情報読込み記憶手段と、データ作成手段とを設け、受信した文字や記号のコードデータや画像のイメージデータの受信データは記録媒体に記録される一方、その受信データに情報付加指定データが含まれているときには、その情報付加指定データで指定される情報供給源にアクセスして、例えば詳細な情報が簡単に取得され、その取得した情報を情報付加指定データに置き換えて記録する為の記録データが作成され且つ記録されるので、その詳細な情報の情報供給源が、受信するファクシミリ装置に対して近距離に位置するような場合には、簡単な情報付加指定データを送信するだけで、その詳細な情報の遠距離からの送信を省略できることから、通信コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る、電話回線や通信回線に接続されたファクシミリ装置の斜視図である。
【図2】 ファクシミリ装置の制御系のブロック図である。
【図3】 受信データ記録制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図4】 情報付加処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図5】 追加記録処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図6】 情報付加指定データを含む送信データを説明する説明図である。
【図7】 取得情報を含む記録画像を説明する説明図である。
【図8】 簡略文書を含む図7相当図である。
【図9】 代替え図形を含む図7相当図である。
【図10】 取得情報を別紙として、2枚に記録された図7相当図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
12 ROM
13 RAM
14a 受信データメモリ
17 LANI/F
23 HDD
25 通信回線
26 電話回線
27 LAN
30 ホストコンピュータ
Claims (3)
- 第1の通信回線を介してインターネットにアクセスする為のアクセス手段と、
第2の通信回線を介して、文字や記号のコードデータを受信する受信手段と、
該受信手段により受信されたデータを記憶する受信データ記憶手段と、
前記受信データ記憶手段に記憶された受信データから該アクセス手段により前記インターネット上でのサービス及びホストを指示するためのURL情報を検索するURL情報検索手段と、
前記URL情報検索手段により検索されたURL情報に基づいて、前記アクセス手段を介してインターネットにアクセスし、URL情報により指定された情報を読み込んで一時記憶する情報読込み記憶手段と、
前記情報読込み記憶手段に記憶された情報に基づいて記録データを作成し、該記録データを記録媒体に記録するための画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像データ送受信装置。 - 画像データ送受信装置は、
LANインターフェイスを備え、
前記アクセス手段は、該LANインターフェイスを経由する前記第1の通信回線により、前記インターネットにアクセスする、請求項1に記載の画像データ送受信装置。 - 画像データ送受信装置は、
NCUと該NCUに接続されたモデムとを備え、
前記受信手段は、前記NCUおよび前記モデムを経由する前記第2の通信回線により、文字や記号のコードデータを受信する、請求項1又は2に記載の画像データ送受信装置。
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