JP3651423B2 - 圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置 - Google Patents

圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置に関する技術であって、更に詳細に述べると、微小の油が水と結合してエマルジョン化したドレン水の水と油の結合を解き放つエマルジョン破壊をおこさせるための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置に関する技術としては、汚れたドレン水から水より軽い油や水より重い異物を分離するという技術は数多く有った。
【0003】
その他にも、フィルターによるものや、油吸着材によるものや、電気分解によるものや、化学薬品によるもの等があった。
【0004】
また、エマルジョン破壊粒子付吸着材を使用した技術としては、特開昭54−6352の公開特許公報に見られるように、アミン等を支持体に付着させた処理材で処理して廃水中のエマルジョン粒子の粗粒化または破壊を行わせた後、ポリプロピレン等の油吸着材で処理するような2段階の処理を行うことによって油水分離する方法が示されていた。
【0005】
更に、エマルジョン破壊粒子付吸着材を使用した別の技術としては、特開2001−113269の公開特許公報に見られるように、比較的親水性の小さい油吸着材からなる油吸着層とエマルジョン処理材もしくは比較的親水性の大きい油吸着材からなるエマルジョン分解層とを複数組交互に積層させた油水分離装置が示されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の、圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置に関しては、以下に示すような課題があった。
【0007】
第一に、微小の油が水と結合してエマルジョン化したドレン水から油を分離することは、水と油や異物の密度差を利用したものや、フィルターによるものや、油吸着材によるもの等の単純な装置では、殆ど不可能に近かった。 また、異物による目詰まりが早く、その際のメンテナンスが煩雑であった。
【0008】
第二に、電気分解によるものや、化学薬品によるものは、完全さを追求すればするほど装置が大型化し高額の費用を必要とした。
【0009】
第三に、これらの方法を複合して油水分離装置を構成するとエマルジョン破壊を含めて処理能力は向上するが、装置が大型になって費用も高額になる傾向にあり、効率的な装置を作り出すのに苦労していた。
【0010】
第四に、特開昭54−6352の公開特許公報に見られる、エマルジョン破壊と油吸着の2段階の処理では、油吸着の処理に際して、ドレン水が流れ易い流路を選択することで、特定の部分の吸着材だけを経由し、その結果、早期に吸着材交換の必要性に直面することが多かった。 また、エマルジョン破壊の処理材が油吸着材よりも抵抗が多いため、両者のバランスを取るためにエマルジョン破壊の処理材の容量を小さくしていたが、一方、汚れのひどいドレン水に対しては、エマルジョン破壊の処理材の容量を大きくする必要があり、汚れに対応してある程度に大きくしようとする場合には、全体の大きさを押さえるにはエマルジョン破壊の処理材の全体に対する割合を大きくすることになり、ドレン水が流れる際に、抵抗の面でバランスの取れていないという問題があった。 更に、油やエマルジョン化した油の対応を主体にしていて、色素や異臭等の訳の判らない汚れに対する対応が不十分であった。
【0011】
第五に、特開2001−113269の公開特許公報に見られる、油吸着層とエマルジョン分解層とを複数組交互に積層させた油水分離装置だけでは、色素や異臭等の特殊な汚れには確実に対応することが出来なかった。 また、エマルジョン破壊と油吸着に関しても、特定の圧力の下では効果が見られたが、その圧力については具体的に記載されていなかった。
本発明はこのような課題を解決することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、圧縮空気より発生したドレン水から油を中心とする異物を分離するために、エマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材32と油を吸着する油吸着材33とを交互に積層させた状態の中に少なくとも一層の色素や異臭を除去する活性炭34を収納したエマルジョン破壊油吸着槽30Aを配設し、前記エマルジョン破壊油吸着槽30Aの入口側の第一番目の層には前記油吸着材33を収納し、入口側の第二番目の層には前記活性炭34を収納したことを特徴とし、更には、圧縮空気より発生したドレン水から油を中心とする異物を分離するために、エマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材32と油を吸着する油吸着材33とを交互に積層させた状態の中に少なくとも一層の色素や異臭を除去する活性炭34を収納したエマルジョン破壊油吸着槽30Aを配設し、前記エマルジョン破壊油吸着槽30Aの上流に吸油材11sによって油や固形物となっている各種の異物を分離する油分離槽10を配設することによって、前記エマルジョン破壊油吸着槽30Aの流出口31bに接続している清水管281から清水が排出出来るように水頭Hを確保していることを特徴とし、更には、前記水頭Hは、前記油分離槽10を構成している油分離槽本体11に形成された吐出管11cの液面WL側端部と前記清水管281の最も高い位置との差によるものであることを特徴とすることによって、上記課題を解決した。
【0013】
【発明の実施の形態】
本願発明による、圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置を図面と共に詳細に説明する。
ここで、図1は、本願発明を示した実施例の全体図であり、図2は、本願発明の油水分離装置を構成しているエマルジョン破壊油吸着槽の詳細図であり、図3は、本願発明の油水分離装置を構成しているエマルジョン破壊油吸着槽の別の詳細図である。
【0014】
図1に見られるように、110はエアーコンプレッサであり、具体的に図示していないがモータとコンプレッサから構成され、モータの回転をコンプレッサに伝達することで、大気を取り込みながら圧縮空気を作り出している。
【0015】
ここで、エアーコンプレッサ110によって作り出された圧縮空気は、圧縮空気配管201と、アフタークーラ120と、圧縮空気配管202と、エアータンク130と、圧縮空気配管203と、ドライヤー140と、圧縮空気配管204と、フィルター150と、圧縮空気配管205を経由して、エアーモータやエアーシリンダ等の各種の空圧機器に圧縮空気を供給することが出来るようになっている。
【0016】
この場合、アフタークーラ120とドライヤー140によって、圧縮空気を乾燥させ、フィルター150によって、油や固形物等の各種の異物を除去することで、乾燥した綺麗な圧縮空気を各種の空圧機器に供給することが出来るようになっている。
【0017】
一方、アフタークーラ120からは、ドレン排出管211aと、開閉可能な弁221と、ドレン排出管211bと、何等かの信号によってドレン水を圧縮空気と共に排出する電動式のドレントラップ222と、ドレン排出管211cと、下流から上琉に逆流するのを防止する逆止弁223と、ドレン排出管211dを経由して、集合管261に接続し、ドレン水を排出可能にしている。
【0018】
また、圧縮空気を貯蔵しているエアータンク130の下部からは、ドレン排出管212aと、開閉可能な弁231と、ドレン排出管212bと、何等かの信号によってドレン水を圧縮空気と共に排出する電動式のドレントラップ232と、ドレン排出管212cと、下流から上流に逆流するのを防止する逆止弁233と、ドレン排出管212dを経由して、最上流で集合管261に接続し、ドレン水を排出可能にしている。
【0019】
更に、ドライヤー140からは、ドレン排出管213aと、開閉可能な弁241と、ドレン排出管213bと、何等かの信号によってドレン水を圧縮空気と共に排出する電動式のドレントラップ242と、ドレン排出管213cと、下流から上流に逆流するのを防止する逆止弁243と、ドレン排出管213dを経由して、集合管261に接続し、ドレン水を排出可能にしている。
【0020】
加えて、エアフィルター150からは、ドレン排出管214aと、開閉可能な弁251と、ドレン排出管214bと、何等かの信号によってドレン水を圧縮空気と共に排出する電動式のドレントラップ252と、ドレン排出管214cと、下流から上流に逆流するのを防止する逆止弁253と、ドレン排出管214dを経由して、集合管261に接続し、ドレン水を排出可能にしている。
【0021】
ここで、集合管261からは、逆止弁265と、集合管262と、油や各種の異物を分離する油水分離装置1A、1Bを経由して清水管281から清水を排出するようになっている。 この場合、逆止弁265は、集合管261から集合管262にはドレン水を通すが、集合管262から集合管261にはドレン水を逆流させることはない。 但し、逆止弁265については、配設しない構成も考えられる。 また、清水管171より排出されてくる清水は、河川等に全くそのままの状態で排出することが出来る位に清浄になっている。
【0022】
この場合、油水分離装置1A、1Bは、油分離槽10とエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bから構成されていて、油分離槽10とエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bの間は接続管271で接続している。 尚、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bについては、図2や図3に見られるように、特定の層において収納している各種材料33、34の内容を変えることで違いを出している。
【0023】
また、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bに関しては、一組の構成に限定される必要はなく、二組でも、三組でも、それ以上でもかまわない。 その場合、一組の油分離槽10に続いて排出する清水の綺麗さを重視してエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bを直列に複数組並べても良いし、一組の油分離槽10に続いて排出する清水の処理量の対応が可能なようにエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bを並列に複数組並べることも考えられる。 尚、複数組のエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bを使用する場合には、どちらか一方のエマルジョン破壊油吸着槽30Aか複数組のエマルジョン破壊油吸着槽30Bを使用するのが一般的である。
【0024】
ここで、油分離槽10の構造としては、隔壁11dによって仕切られることで油分離室11xと水貯槽室11yの二つの室を形成し、分離された油分離槽本体11の下部では、液体であるドレン水が隔壁11dの先端と油分離槽本体11の底部との間を通って油分離室11xと水貯槽室11yの間を自由に出入り可能な状態になっている。 また、油分離槽10は、油分離槽本体11の上部では、具体的に図示していないが、ドレン飛散防止板11aの上部に形成された孔を介して油分離室11xと水貯槽室11yの両室共に上部で大気に通じるようになっている。
【0025】
また、油分離室11xには、油分離槽10全体の高さに対して下部から略0.6位の高さまで吸油材11sを充填している。 ここで、吸油材11sとしては、ポリプロピレンやポリスチレンの繊維よりなるものが考えられる。 但し、これらのものだけに限定されるわけではなく、油吸着の機能を持っていて水不溶性のものであれば、そのほかのものでもかまわない。
【0026】
そして、油分離室11xには、上部から略中央部の高さに向けて、一方の管端を集合管262に接続した流入管11bの他方の出口としての管端が位置していてドレン水が流れ込むようになっている。 従って、油分離室11xでは、吸油材11sによって油を中心とする異物が分離されるようになっている。
【0027】
一方、水貯槽室11yでは、下部から略0.4位の高さに位置した液面WLに吐出管11cの一方の管端が位置し、油分離室11xと水貯槽室11yの間の下部の隔壁11dの先端と油分離槽本体11の底部との間の連通している部分より、油を中心とする異物が取り除かれたドレン水が流入するようになっている。 但し、エマルジョン化した油はドレン水の中に溶け込み、この様な方式では分離出来ずにそのまま流入していた。
【0028】
尚、下部から略0.6位の高さの吸油材11sや、上部から略中央部に位置している流入管11bの管端や、下部から略0.4位の高さに位置している吐出管11cの管端や、ドレン飛散防止板11aは、全て油分離槽10からドレン水が飛散するのを防止しようとして配慮したものである。
【0029】
ここで、吐出管11cの他方の管端は、接続管271に接続している。 従って、水貯槽室11yの液面に集まった吐出管11cの液面WLに位置している一方の管端より上部に位置する油の除かれた比較的綺麗なドレン水は、吐出管11cの一方の管端から入り他方の管端から接続管271に送り込まれるようになっている。
【0030】
また、油分離槽10の油分離槽本体11として、ガラス製やプラスチック製等の透明の材料を使用した場合には、油分離室11xに流入した直後の油分離室11xのドレン水の汚れの状況を目視や光学的手段で確認することは容易であり、汚染度確認手段の役割をはたすことが出来る。
【0031】
尚、油分離槽10とその下流に位置しているエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bの高さの関係としては、常に油分離槽10がエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bより高い所に位置することで、液面WLに位置している吐出管11cの一端と清水管281の最も高く位置している場所との間に5〜100cmの微小水頭Hを確保するようにしている。 即ち、この水頭Hによって、油分離槽10の水貯槽室11yに貯められたドレン水が、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bを経由して清水管281より清水として排水することが出来るようになっている。
【0032】
従って、具体的に図示していないが、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bの上部に油分離槽10を載置したり、支柱を介して載置すること等が考えられる。
【0033】
この場合、もう少し詳細に油分離槽10とエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bの位置関係を述べると、油分離槽本体11に形成された吐出管11cに油分離槽10の下部で接続している接続管271は、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bの下部からドレン水を送り込むように接続している。 そして、ドレン水は、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bの下部から上部に向けて上昇し、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bの上部に接続した清水管281より排出されるようになっている。
【0034】
但し、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bでは、上部に接続管271を接続し、下部に清水管281を接続して清水を排出することも考えられるが、ドレン水が均一に通過することを考えると、ドレン水が下部から上部に上昇する方が望ましい。
【0035】
次に、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bでは、入口側の第一番目の層には、油を吸着する油吸着材33を収納し、入口側の第二番目の層には、色素や異臭を除去する活性炭34を収納し、入口側の第三番目の層には、油を吸着する油吸着材33を収納している。
【0036】
但し、入口側の第三番目の油吸着材33の層が無い場合も可能であり、入口側の第三番目の油吸着材33の層が有る場合と無い場合に合わせて、入口側の第一番目の油吸着材33の層が無い場合と、入口側の第一番目の油吸着材33の層と第二番目の活性炭34の層が無い場合と、入口側の第一番目の油吸着材33の層が無くて第二番目の活性炭34の層が略中央部に位置する場合等、色々の対応が考えられる。
【0037】
この場合、エマルジョン破壊油吸着槽30Aでは、図2に見られるように、入口側の第三番目の層に続いて、第四番目の層からエマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材32と、油を吸着する油吸着材33とを、交互に積層させた状態で収納している。 ここで、層の数としては、図2では、9層になっているが、それ以上でもそれ以下でもかまわない。 但し、最終の層は、油吸着材33の層であることが望ましい。
【0038】
尚、図2や図3では各層の大きさを均一の幅にしているが、幅を変えることは考えられる。 特に、活性炭34に関しては、重量比で全体の15〜60%にするのが望ましい。 従って、活性炭34の層も一層に限定する必要は無い。 ここで、活性炭34の割合を15%以下にすると、一般的な色素や異臭を除去するのに不十分であり、60%以上にすると、一般的なエマルジョン化した油に対する能力が低下する。
【0039】
また、エマルジョン破壊油吸着槽30Bでは、図3に見られるように、図2に見られるエマルジョン破壊油吸着槽30Aの入口側からの第六番目と第七番目と第八番目の3層のエマルジョン破壊粒子付吸着材32と油吸着材33とを混合して、混合材35として収納したものである。 この場合、混合する層は、第六番目と第七番目と第八番目の3層に限定される訳ではなく、隣合っている層であれば、2層でも4層でもそれ以上でもかまわない。 尚、エマルジョン破壊粒子付吸着材32と油吸着材33の比率は状況に応じて、自由に変えることはかまわない。 但し、この場合でも、最終の層は、油吸着材33の層であることが望ましい。
【0040】
この様にして、混合材35を収納することによって、エマルジョン破壊油吸着槽30B内をドレン水が流れる際の流動抵抗が平均化され、それによって、処理能力を高めることが可能となった。
【0041】
ここで、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bのエマルジョン破壊油吸着槽本体31は、外部から内部の状況を目視可能なガラス製やプラスチック製等の透明の材料を使用したり、外部から内部の状況を目視可能なようにガラス製やプラスチック製等の透明の材料をはめ込む等のことも考えられる。
【0042】
一方、エマルジョン破壊粒子付吸着材32は、エマルジョン破壊粒子の働きによって微小の油が水と結合してエマルジョン化したドレン水をエマルジョン破壊することで油と水の結合を解き放ち、その後、分離した油はエマルジョン破壊粒子付吸着材32を構成している吸着材や油吸着材33に吸着されるようになっている。
【0043】
ここで、エマルジョン破壊油吸着槽本体31の構造としては、液体であるドレン水が、流入口31aからエマルジョン破壊油吸着槽本体31に流入し、流出口31bから排出する間に、エマルジョン破壊油吸着槽本体31内を均一に流れるように、エマルジョン破壊油吸着槽本体31の両端部である入口側と出口側には空間部31zを確保している。
【0044】
従って、両端の空間部31zを確保するために、数多くの小さな穴を形成している多孔板31cを二枚用意し、その多孔板31cとエマルジョン破壊油吸着槽本体31の両端の端部との間にエマルジョン破壊油吸着槽本体31より小径の円筒状の支柱31dを配設することによって多孔板31cを支え、エマルジョン破壊粒子付吸着材32と油吸着材33と活性炭34を、二つの多孔板31cの間に収納するようにしている。
【0045】
但し、支柱31dは円筒状のものに限る必要は全くなく、空間部31zを確保出来れば、1個〜数個の円柱や角柱を配置する等、どのような内容のものでもかまわない。 尚、多孔板31cとしては、数多くの小さな穴を形成したパンチングプレートやセラミック樹脂等のものが考えられる。 また、両端の空間部31zは、このような構造に限定される訳でなく、多孔板31c支柱31dの代わりに、略半球状の金網を配置して、空間部31zを確保するようなことも考えられる。
【0046】
ここで、エマルジョン破壊粒子を吸着材に付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材32を作る方法としては、アミンや硫酸バリウム等のエマルジョン破壊粒子が溶媒で溶解されている溶液を吸着材に付着させた後に溶媒を蒸発乾燥させるような方法が一般的であるが、溶液を油吸着材33に霧状に吹き付ける方法もある。 また、アミンや硫酸バリウム等のエマルジョン破壊粒子を溶解した状態でなく、液体内で均一に混合された状態で吸着材に付着させるという方法も考えられる。
【0047】
この場合、エマルジョン破壊粒子と吸着材をエマルジョン破壊粒子付吸着材32の状態にしないで、粒子の状態のままで吸着材の間でばらばらに分散するように充填しても良い。 この場合にも、活性炭34は、流入口31a近傍やエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bの略中央部に配置しても良い。
【0048】
但し、前記の何れの場合に於いても、活性炭34を配置しない構成も考えられる。
【0049】
一方、本発明に用いられるアミンについてはアミン化合物またはその誘導体が考えられ、アミン化合物またはその誘導体が25℃であるとき固体状のものであることが好ましいが、その化合物が25℃で非固体状であっても、他の化合物との混合体で固体状になる化合物でもかまわない。 つまり、化合物は、1種類単独で使用しても、2種類以上併用してもよい。
【0050】
これらのアミン化合物やその誘導体は、好ましくは、1級アミン、2級アミン、3級アミン、および、その誘導体であり、より好ましくは、1級アミン、2級アミン、および、その誘導体、特に好ましくは、1級アミン(例えば、ステアリルアミン)、および、その誘導体である。
【0051】
これらのアミン化合物としては、例えば、ヘキシルアミン、ヘブチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デジルアミン、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、パルミチルアミン、オレイルアミン、ステアリルアミン等の1級アミン、または、これらの炭化水素鎖を有するジアミン、トリアミン等の2級アミン、および、3級アミン、あるいは、そのピクラード、種々の塩(例えば、塩酸、硫酸、リン酸、炭酸、酢酸等の塩)、さらに、これらの炭化水素鎖を有する1級アミン、および、2級アミンの酸アミド、アミジン類、尿素類、および、チオ尿素類や1級アミンのシツフ塩基物等がある。
【0052】
尚、アミドとしては、p−トルエンスルホニル−N−ステアリルアミドなどのスルホンアミド類やN−ステアリルアセトアミドが好ましい。 また、これらの炭化水素鎖を有する4級アンモニウム塩、ベタイン等が挙げられる。 更に、例えば、ステアリルプロピレンジアミン、半硬化牛脂ジアミン等の多価アミンを用いることも出来る。 さらに、硬化牛脂アミン、ココナットアミン等の炭素数の異なる炭化水素鎖を有するアミン類の混合物を用いることも可能である。
【0053】
また、油吸着材33およびエマルジョン破壊粒子付吸着材32に使用している吸着材としては、ポリプロピレンやポリスチレンの繊維よりなるものが考えられる。 但し、油吸着材33およびエマルジョン破壊粒子付吸着材32に使用している吸着材に関しては、これらのものに限定されるわけではなく、油吸着の機能を持っていて水不溶性のものであればそのほかのものでもかまわない。
【0054】
ここで、油吸着材33およびエマルジョン破壊粒子付吸着材32に使用している吸着材の大きさとしては、好ましくは、(10mm〜200mm)×(2mm〜50mm)のものであるが、より好ましくは、(30mm〜80mm)×(5mm〜40mm)の大きさのものである。 特に、(35mm〜55mm)×(25mm〜40mm)と、(40mm〜60mm)×(3mm〜10mm)の2種類の大きさのものを準備するのが最も好ましい。 この事は、別の見方で言うと、100mm×50mm以下の小片で、面積で3〜10倍の違った大きさのものを2種類準備するという考え方に近いとも言えるし、最善のものでは、60mm×40mm以下の小片で、面積で4〜8倍の違った大きさのものを2種類準備するのが理想的とも言える。
【0055】
この場合、このような大きさが好ましい理由は、油吸着材33およびエマルジョン破壊粒子付吸着材32に使用している吸着材をエマルジョン破壊油吸着槽本体31に充填する際に、大きすぎる場合には、隙間が大きくなることで多くの量を充填することが難しいために大きな表面積を得にくくなり、無理な圧縮をしている部分が多くなるがそのような部分はエマルジョン化した油の破壊や吸着の機能は低下し、充填する量が少なくなるために性能を確保することが出来ず、小さすぎる場合には、基本的に隙間が小さいためにエマルジョン化した油の破壊や吸着の機能の低下が早くなり、裁断するのにめんどうであるし、各種の管理をするにもめんどうである。
【0056】
また、2種類の大きさのものを使用するということは、大きさの異なる2種類の小片を準備することで、大きくすることでの課題である大きな隙間や無理な圧縮を、小さいものを加えることで補うことが可能となり、同時に小さくすることでの課題である早期の機能低下を、大きなものを加えることで補うことが出来るということに大きな意味を持っている。
【0057】
尚、2種類の小片については、油吸着材33およびエマルジョン破壊粒子付吸着材32に使用している吸着材の両方に2種類の小片を使用するのが最善であるが、油吸着材33に小さい小片とエマルジョン破壊粒子付吸着材32に使用している吸着材に大きい小片を使用してもその逆でも良い。
【0058】
本発明による、圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置は前述したように構成されており、以下に、その動作について説明する。
【0059】
先ず、エアコンプレッサ110を構成しているモータを作動させるとモータの回転はコンプレッサに伝えられ圧縮空気を作り出す。 ここで、作り出された圧縮空気は、圧縮空気配管201とアフタークーラ120と圧縮空気配管202とエアータンク130と圧縮空気配管203とドライヤー140と圧縮空気配管204とフィルター150と圧縮空気配管205を経由して、その先端のアクチュエータに対し必要に応じて乾燥した綺麗な圧縮空気を送り出すことが出来るようになっている。
【0060】
一方、アフタークーラ120やエアータンク130やドライヤー140やフィルター150で圧縮空気より発生したドレン水は圧縮空気と共に、ドレン排出管211a、212a、213a、214aと弁221、231、241、251とドレン排出管211b、212b、213b、214bとドレントラップ222、232、242、252とドレン排出管211c、212c、213c、214cと逆止弁223、233、243、253とドレン排出管211d、212d、213d、214dを経由して、ドレン排出管212dを最上流に位置させて集合管261で合流し、更に、逆止弁265と集合管262を経由して油水分離装置1A、1Bに送られ、油水分離装置1A、1Bでは油を含む各種の異物を除去し、清水管281から河川にそのまま排出しても問題のないような綺麗な清水にすることが出来るようになっている。
【0061】
この場合、油水分離装置1A、1Bに於いては、最初に油分離槽10に流入管11bを介して送り込まれたドレン水は、油分離槽11xで油を中心とする異物を吸油材11sに付着させることによって除去し、油分離室11xと水貯槽室11yの間に形成した隔壁11d先端と油分離槽本体11の底部の間を通って油や各種の異物を除去された比較的綺麗なドレン水が水貯槽室11yに送り込まれるようになっている。 但し、このドレン水に溶け込んで、エマルジョン化した油が混入している。
【0062】
一方、ドレン水と共に油分離槽10に送り込まれた圧縮空気は、油分離槽本体11に形成されたドレン飛散防止板11aの上部の孔を介して大気に放出放されるようになっている。
【0063】
尚、油分離槽本体11としてガラス製やプラスチック製の透明の材料を使用すると、油分離槽10に送り込まれた直後の汚いドレン水が、汚れの状態を目視で確認することが可能となる。
【0064】
ここで、水貯槽室11yに送り込まれたドレン水は、水貯槽室11yに形成された吐出管11cの一方の端部であり液面WLに位置している管端より上部に溜まった分が、吐出管11cと接続管271を経由してエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bを下部より入った後、上部の方に上昇しながら清水となって排出される。
【0065】
この場合、油分離槽10は、常にエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bより高いところに位置していて、5〜100cmの水頭Hを確保している。 そして、油分離槽10に流入したドレン水は、油分離槽10内では油分離室11xから水貯槽室11yに流れ、水貯槽室11yからは油分離槽本体11に形成された吐出管11Cから接続管271を経由してエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bを構成しているエマルジョン破壊油吸着槽本体31下部に形成された流入口31aからエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bに流入し、更に、清水管28を経由して清水として排出されるが、この清水として排出される迄を水頭Hの力によって処理している。
【0066】
但し、油分離槽10の油分離室11xでは、吸油材11sによって油や固形物となっている各種の異物は分離されるが、エマルジョン化した油はドレン水の中に溶け込んだ状態のままでエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bに送り込まれる。
【0067】
ここで、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bでは、エマルジョン破壊油吸着槽本体31下部に形成された流入口31aから流入したドレン水は、水頭Hの力によってエマルジョン破壊油吸着槽本体31上部に形成された流出口31bに向かって上昇していく。
【0068】
その際、流入したドレン水は、空間部31zより全ての方向に均一に流れ、入口側の第一番目の層では、吸着材32によって油分離槽10で分離しきれなかったり接続管271でエマルジョン破壊を興した油を吸着し、入口側の第二番目の層では、活性炭34によって色素や異臭等油やエマルジョン化した油以外のものを除去し、入口側の第三番目の層では、活性炭34によって色素や異臭を除去すると同時にエマルジョン破壊を興した油を吸着し、以下、エマルジョン破壊油吸着槽30Aでは、図2に見られるように、入口側の第四番目の層以降、エマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材32と油を吸着する油吸着材33を交互に積層させた状態で収納することによって、エマルジョン破壊と油吸着を繰り返すことでドレン水を清水にすることが出来るのである。
【0069】
一方、エマルジョン破壊油吸着槽30Bでは、図2に見られるように、エマルジョン破壊油吸着槽30Aで見た場合の、第六番目の層から第八番目の層のエマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材32と油を吸着する油吸着材33とを一括して概ね均一に混在させた状態の混合材35を収納している。
【0070】
このようにして、エマルジョン破壊粒子付吸着材32と油吸着材33とを一括して概ね均一に混在させた状態の混合材35として収納することによって、エマルジョン破壊粒子付吸着材32より抵抗の少ない混合材35の層が可能となり、その分、汚れのひどいドレン水に対しては、混合材35を準備する際に、エマルジョン破壊粒子付吸着材32の割合を多くすることで、抵抗の面でバランスの取れた対応が可能となった。 従って、汚れのひどいドレン水に対しても、有る程度の処理能力は確保出来るようになった。
【0071】
尚、エマルジョン破壊粒子付吸着材32と油吸着材33を経由することで、エマルジョン破壊粒子付吸着材32では、エマルジョン化した油の水と油の結合を解き放つことでエマルジョン破壊を行い更に離脱した油を吸着させ、油吸着材33では、エマルジョン破壊粒子付吸着材32で吸着出来なかった油を吸着させ、このような処理を何度も行うことによってドレン水の清浄度が向上していくのである。
【0072】
また、本願発明は、エマルジョン破壊粒子付吸着材32や油吸着材33に該当するものを各々別々の槽に収納したものではない。 また、エマルジョン破壊粒子付吸着材32や油吸着材33に該当するものを複数組交互に積層させて収納しただけのものとは、少なくとも一層活性炭34の層を加えることによって訳のわからない汚れを取り除くことが可能となり、更に、常時水頭Hの圧力を負荷している点も異にしている。
【0073】
尚、本願発明の別の例に於いては、エマルジョン破壊を目的としたエマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材32と、油を吸着する油吸着材33を、概ね均一に混在させた状態で混合材35としてエマルジョン破壊油吸着槽本体31に収納してエマルジョン破壊油吸着槽30Bとしたことに特徴を持っている。
【0074】
この結果、エマルジョン破壊粒子付吸着材32や油吸着材33を均一に混在させることでドレン水が流れる際の抵抗を平均化することにより、従来にみられた、エマルジョン破壊粒子付吸着材32に該当する部分の槽や層では、油吸着材33に該当する部分の槽や層に比べ、ドレン水が流れる際の抵抗が非常に高いというアンバランスな点は確実に解消された。
【0075】
このようにして、ドレン水の量や汚れ具合によっては、エマルジョン破壊粒子付吸着材32と油吸着材33を混在させる比率を変えることで混合材35として対応することが可能となった。 この場合、エマルジョン破壊粒子付吸着材32と油吸着材33を混在させているために、エマルジョン破壊油吸着槽30Bは、全ての場所で均一の抵抗となるために、特定の流路にドレン水が流れるということも回避出来るようになったのである。
【0076】
尚、一つの例として、具体的に、どの位の量のものが充填されているかを示すと、55Kw〜110Kwのスクリュ式エアコンプレッサより発生したドレンに対し、概略内径200mmで高さ950mmの円筒にポリプロピレン製の不織布である45mm×25mmのアミン付のエマルジョン破壊粒子付吸着材32とポリプロピレン製の不織布である45mm×5mmの油吸着材33を2.5Kgずつ充填し活性炭34を1Kgを充填したエマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bとして使用している。 但し、ドレン水の状況によっては、活性炭34を1〜6Kgまで増加させることも有り得るし、その場合い、それなりの効果は見られる。
【0077】
ここで、エマルジョン破壊油吸着槽本体31としてガラス製やプラスチック製の透明の材料を使用すると、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bに使用しているエマルジョン破壊粒子付吸着材32や油吸着材33の汚れの状態を目視で確認することが可能となり、的確な交換時期を判断することが可能となる。
【0078】
最後に、エマルジョン破壊油吸着槽30A、30Bから排出された清水は、そのまま河川に捨てることが出来る程綺麗に処理されている。
【0079】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明により、下記のような効果をあげることができる。
【0080】
第一に、エマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材と、油を吸着する油吸着材とを交互に積層させた状態の中に少なくとも一層の色素や異臭を除去する活性炭を収納したことで、油やエマルジョン化した油以外の予期していなかった様な異物の除去にも対応出来るようになった。
【0081】
第二に、流動抵抗の大きいエマルジョン破壊粒子付吸着材を何層が積層させた状態で収納することによって、特定の流路だけをドレン水が流れるということは少なくなり、エマルジョン破壊粒子付吸着材と油吸着材の耐久性が格段に向上した。
【0082】
第三に、エマルジョン破壊油吸着槽の入口と出口の部分に空間部を設けたことによって、特定の流路だけをドレン水が流れるということは少なくなり、エマルジョン破壊粒子付吸着材と油吸着材の耐久性が格段に向上した。
【0083】
第四に、エマルジョン破壊油吸着槽の上流に油を吸着によって分離する油分離槽を配設し、エマルジョン破壊油吸着槽の流出口に接続している清水管から清水が排出出来るように水頭を確保することで、特に動力等を必要としない簡便な装置が可能となった。
【0084】
第五に、微小の油が水と結合してエマルジョン化したドレン水の水と油の結合を解き放つエマルジョン破壊を、エマルジョン破壊粒子付吸着材と油吸着材を複数回経由させることで、より強力に行うことが出来るようになった。
【0085】
第六に、エマルジョン破壊粒子としてアミンや硫酸バリウムを使うことで、エマルジョン破壊が飛躍的に進められるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を示した実施例の全体図
【図2】本願発明の油水分離装置を構成しているエマルジョン破壊油吸着槽の詳細図
【図3】本願発明の油水分離装置を構成しているエマルジョン破壊油吸着槽の別の詳細図
【符号の説明】
1A・・・・・・油水分離装置
1B・・・・・・油水分離装置
10・・・・・・油分離槽
11・・・・・・油分離槽本体
11a・・・・・ドレン飛散防止板
11b・・・・・流入管
11c・・・・・吐出管
11d・・・・・隔壁
11s・・・・・吸油材
11x・・・・・油分離室
11y・・・・・水貯槽室
30A・・・・・エマルジョン破壊油吸着槽
30B・・・・・エマルジョン破壊油吸着槽
31・・・・・・エマルジョン破壊油吸着槽本体
31a・・・・・流入口
31b・・・・・流出口
31c・・・・・多孔板
31d・・・・・支柱
31z・・・・・空間部
32・・・・・・エマルジョン破壊粒子付吸着材
33・・・・・・油吸着材
34・・・・・・活性炭
35・・・・・・混合材
110・・・・・エアーコンプレッサ
120・・・・・アフタークーラ
130・・・・・エアータンク
140・・・・・ドライヤー
150・・・・・フィルター
201・・・・・圧縮空気配管
202・・・・・圧縮空気配管
203・・・・・圧縮空気配管
204・・・・・圧縮空気配管
205・・・・・圧縮空気配管
211a・・・・ドレン排出管
211b・・・・ドレン排出管
211c・・・・ドレン排出管
211d・・・・ドレン排出管
212a・・・・ドレン排出管
212b・・・・ドレン排出管
212c・・・・ドレン排出管
212d・・・・ドレン排出管
213a・・・・ドレン排出管
213b・・・・ドレン排出管
213c・・・・ドレン排出管
213d・・・・ドレン排出管
214a・・・・ドレン排出管
214b・・・・ドレン排出管
214c・・・・ドレン排出管
214d・・・・ドレン排出管
221・・・・・弁
222・・・・・ドレントラップ
223・・・・・逆止弁
231・・・・・弁
232・・・・・ドレントラップ
233・・・・・逆止弁
241・・・・・弁
242・・・・・ドレントラップ
243・・・・・逆止弁
251・・・・・弁
252・・・・・ドレントラップ
253・・・・・逆止弁
261・・・・・集合管
262・・・・・集合管
265・・・・・逆止弁
271・・・・・接続管
281・・・・・清水管
H・・・・・・・水頭
WL・・・・・・液面

Claims (3)

  1. 圧縮空気より発生したドレン水から油を中心とする異物を分離するために、エマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材(32)と油を吸着する油吸着材(33)とを交互に積層させた状態の中に少なくとも一層の色素や異臭を除去する活性炭(34)を収納したエマルジョン破壊油吸着槽(30A)を配設し、前記エマルジョン破壊油吸着槽(30A)の入口側の第一番目の層には前記油吸着材(33)を収納し、入口側の第二番目の層には前記活性炭(34)を収納したことを特徴とする圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置。
  2. 圧縮空気より発生したドレン水から油を中心とする異物を分離するために、エマルジョン破壊粒子を付着させたエマルジョン破壊粒子付吸着材(32)と油を吸着する油吸着材(33)とを交互に積層させた状態の中に少なくとも一層の色素や異臭を除去する活性炭(34)を収納したエマルジョン破壊油吸着槽(30A)を配設し、前記エマルジョン破壊油吸着槽(30A)の上流に吸油材(11s)によって油や固形物となっている各種の異物を分離する油分離槽(10)を配設することによって、前記エマルジョン破壊油吸着槽(30A)の流出口(31b)に接続している清水管(281)から清水が排出出来るように水頭(H)を確保していることを特徴とする圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置。
  3. 前記水頭(H)は、前記油分離槽(10)を構成している油分離槽本体(11)に形成された吐出管(11c)の液面(WL)側端部と前記清水管(281)の最も高い位置との差によるものであることを特徴とする請求項2に記載の圧縮空気より発生したドレン水の油水分離装置。
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