JP3651281B2 - オフラインランス芯出し治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転炉のランス交換作業における、ランスの配管類の接続部の芯出し作業を迅速に行うためのオフラインランス芯出し治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、転炉の炉上でのランス交換時の芯出しでは、3つの立体的に配置された給水、排水、酸素配管のフランジを、それぞれシノ(先端を細くした丸棒からなる芯合わせ工具)などをボルト孔に差し込んでボルト孔が合うように引き寄せボルトで縫い合わせることによおって行っている。また接続を自動化することを目的として、フランジ接続に代わりプラグとソケットの組み合わせによって差込接合する技術も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ランスの配管のフランジをボルトで縫い合わせる場合、配管の変形範囲でしか調整が効かない上、常時応力がかかるという問題がある。
【0004】
一方、ランスは経年的に熱あるいは応力による歪みにより配管部が変形し、また組立時の微妙な差により上記調整代を外れることも多々ある。その上、ランスもキャリッジも複数存在するため、それらの組み合わせによる相性のよしあしも出てくる。
【0005】
この点について、フレキシブルホースで調整代を大きくとる手段も考えられるが、設備制約により配管長が限られるためさほど効果はない。現状では配管の変形範囲内での僅かな調整代での芯出しとなるため、繰り返しボルトを締めたり緩めたりしながら芯出しを行っており、最悪の場合は芯出し不可能なこともある。このような場合はよりキャリッジに合うランスに変更して行うこととなる。これは前記プラグとソケットによる接合においても同様である。
【0006】
本発明は、上記のようなランスの配管の芯出しの僅かな調整を予め行うことにより配管の接続を容易にする手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するためにオフラインにて予備的に芯出しを行うための芯出し治具を開発したものである。具体的には、転炉のランスの配管類芯出しを予め調整するダミーキャリッジと、キャリッジを補正するために使用する前記ダミーキャリッジと対をなすダミーランスとからなることを特徴とするオフラインランス芯出し治具を提供する。
ダミーランスとダミーキャリッジを一対で製作し、ダミーランスを基準として炉上キャリッジの補正を行い、ダミーキャリッジを基準としてオフラインでランスの配管接続部の調整を予め行いランスの芯出しを行う。
【0008】
本発明では、転炉炉上側キャリッジ及びランスの図面寸法をもとに一組のダミーランス及びダミーキャリッジを製作しておく。複数ある転炉炉上側キャリッジの配管フランジをダミーランスにて補正する。その後、ランス側をダミーキャリッジに合わせて全数芯出しするものである。ダミーキャリッジとダミーランスとは完全に配管接続部が合致するように製作してあるため、ランスの配管接続部をダミーキャリッジに合わせてオフラインで芯出ししておけば、炉上のキャリッジに締結する際の芯出し作業でやり直しが発生することはない。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
図7に、転炉のランス挿入を示す全体概略図を示した。転炉50はフード51を備え、転炉排ガスを熱回収ボイラ等に導いている。ランス40は矢印52で示すように炉上キャリッジ30により昇降される。ランス40は高圧酸素、給水、排水などのフレキシブルホース60が連結されている。ランス40は熱変形、機械的損傷等を受け、取り替えて使用する必要がある。その場合ランスをキャリッジ30から取外し別のランスを取り付ける。 図3は炉上キャリッジ30とランス40との取付部の詳細を示すものである。炉上キャリッジ30はフレーム34の上端に昇降用の吊シーブ35を備え、ランスの位置決め手段36、クランプ手段38を備えている。ランス40を上から見ると図4のように配管連結フランジ41、42、43を有し、3次元配列となっている。図5に図3のA−A矢視図を示した。炉上キャリッジ側に末広がりの案内部をもつ位置決め手段36があり、ランス側にこれに案内される案内金物からなる位置決め手段46が設けられ、両者でランス位置決めを行う。図6に図3のB−B矢視図が示されている。キャリッジ側に取り付けられたランスクランプ手段38によりランスを固定する。これらの位置決め手段36、46及びクランプ手段38により炉上キャリッジとランスとの相互関係を調整し固定する。このように位置合わせをして炉上キャリッジ30とランス40とを取り付けたとき、配管フランジ31と41;32と42;33と43のボルト孔の芯出しが出来ないと配管を結合ことが容易でない。このランス取替時の配管フランジのボルト孔の芯出しには多数の人手と時間を要しており、場合によっては取付け不能のこともある。
【0011】
図1はこれを改善する本発明の実施例を示す概略図で、1組のダミーキャリッジ10とダミーランス20が切り離された状態を描いたものである。図2はこれを組み合わせた状態を示している。ダミーキャリッジ10は転炉炉上キャリッジの図面と一致するフレーム寸法、吊フック14の配置、配管フランジ11、12、13の配置を有している。なお、フランジ13は図1ではフランジ12の向う側に隠れている。ダミーランス20の吊金具24を吊フック14に係止させると、、ダミーキャリッジ10の配管フランジ11、12、13とダミーランスのフランジ21、22、23の結合は完全に一致する。
【0012】
ダミーキャリッジ10とダミーランス20の使用は次の通りである。
【0013】
ダミーランス20を各炉上キャリッジに取り付けて、炉上キャリッジの配管フランジがダミーランスと正常に結合するように炉上キャリッジの配管フランジに修正を加えておく。次に、取り替え使用すべきランスを予めオフラインでダミーキャリッジ10に合わせて修正し、配管フランジが容易に結合するように調整する。このランスを炉上キャリッジに取り付けると、配管フランジが一致し、容易に結合することが出来る。
【0014】
以上のように、ダミーキャリッジにてランスのオフライン芯出しを予め行ったため、炉上作業における芯出しのやり直しがなくなった。
【0015】
なお、本発明ではランスの配管継手をフランジ接続とした場合について説明したが、フランジ接続以外の接続にも用いることができ、また本発明はランス以外のものでも3次元的な配置の配管類の継手をもつすべての機器の芯出しに応用することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明により炉上でのランス芯出し作業のやり直しが無くなったため、再芯出しによる作業時間の遅延が無くなった。また高所での危険作業であるランス交換作業が短時間で終了することから、安全面での効果も莫大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のダミーキャリッジとダミーランスを分離して示す側面図である。
【図2】実施例のダミーキャリッジとダミーランスの結合状態を示す側面図である。
【図3】炉上キャリッジの側面図である。
【図4】ランスの俯瞰図である。
【図5】図3のA−A矢視図である。
【図6】図3のB−B矢視図である。
【図7】転炉の全体側面図である。
【符号の説明】
10 ダミーキャリッジ
11、12、13 フランジ
14 吊フック
20 ダミーランス
21、22、23 フランジ
24 吊金具
30 炉上キャリッジ
31、32、33 フランジ
34 フレーム
35 吊シーブ
36 位置決め手段
37 ブラケット
38 クランプ手段
40 ランス
41、42、43 フランジ
46 位置決め手段
50 転炉
51 フード
52 矢印
60 フレキシブルホース

Claims (1)

  1. 転炉のランスの配管類芯出しを予め調整するダミーキャリッジと、キャリッジを補正するために使用する前記ダミーキャリッジと対をなすダミーランスとからなることを特徴とするオフラインランス芯出し治具。
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