JP3650804B2 - Extruded material - Google Patents
Extruded material Download PDFInfo
- Publication number
- JP3650804B2 JP3650804B2 JP2001139936A JP2001139936A JP3650804B2 JP 3650804 B2 JP3650804 B2 JP 3650804B2 JP 2001139936 A JP2001139936 A JP 2001139936A JP 2001139936 A JP2001139936 A JP 2001139936A JP 3650804 B2 JP3650804 B2 JP 3650804B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- mixed
- waste material
- pulverized
- waste
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/78—Recycling of wood or furniture waste
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃材樹脂と木質廃材とを含む押出材に関するものであり、特に、成形性の良好な押出材に関するものである。
【０００２】
【背景の技術】
従来より、セルロース材を粉砕して得た粉砕粉と、樹脂等とを混合し、押出成形または射出成形により所望形状に成形して、手触り感等の風合いも天然の木に近い木質様成形品を形成することが行われていた。そして、上述したセルロース材は、建築用木質部材の端材やおが屑を使用していたが、資源の有効利用や環境保護の観点から建築部材として、一度使用した建築パネル等を回収して、この回収した建築部材を粉砕して、再度、原料として使用することが望まれるようになった。
このような回収された建築パネル等の建築部材から得られた粉砕粉を原料として使用する木質様成形品の製造方法の一例として、例えば、特開平１１−１２９２２３号公報に記載の技術が知られている。
この技術は、建築部材から木質の回収木質部材と、樹脂からなる回収樹脂部材とを回収し、回収木質部材と回収樹脂部材とを混合する混合工程と、この混合工程において混合したものを粉砕して粉砕粉を形成する粉砕工程と、この粉砕工程により得られた粉砕粉を混練する混練工程と、この混練工程において混練したものを押出もしくは射出成形する成形工程とを備えたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記特開平１１−１２９２２３号公報における混練工程では、粉砕工程で得られた回収木質部材および回収樹脂部材の粉砕粉が均一に分布するように混練し、この混合材料を成形工程において押出成形機または射出成形機によって所望の形状に成形している。
しかし、前記混合材料を直接、押出成形機または射出成形機のホッパ内に投入して成形しているので、前記回収木質部材の粉砕粉と前記回収樹脂部材の粉砕粉とがその比重差によって成形機のホッパ内で分離して均一に混合できず、さらに、ホッパから粉塵放散されて含有量の変動が生じるので、成形が不可であり、よって木質様成形品を容易に製造することができなかった。
そこで、前記回収木質部材や回収樹脂部材の粉砕粉を均一に分布するように混練し、この混合材料を一旦、押出成形機によって溶融し押出成形した押出材を製造したうえで、この押出材をさらに溶融し所望の形状に成形した木質様成形品を製造することが望まれている。
【０００４】
ここで、前記押出材を製造する場合は、回収木質部材の粉砕粉と回収樹脂部材の粉砕粉との混合材料を押出成形機のホッパに投入し、加熱シリンダ内で軟化溶融させ、スクリューで押し出して、金型内に溶融した混合材料を注入した後、冷却させて固形化する。
しかし、前記混合材料をスクリューで押し出す際に、混合材料の流動性が高ければ、スクリューを回転させても混合材料とスクリューとの間には摩擦が生じにくいので、スクリューは前記混合材料を押し出し難く、一方、前記混合材料の流動性が低ければ、スクリューを回転させても混合材料とスクリューとの間に生じる摩擦が大きいので、スクリューは混合材料を押し出すのに時間やエネルギーが必要となり、ともに成形性が悪い。そのため、適度な流動性のある混合材料とすることが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、廃材を利用することによって廃材の再利用率を向上させることができるとともに、適度な流動性のある混合材料とすることにより押出成形する際に成形性の良好な押出材を提供することを課題としている。
【００１７】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１の発明は、廃材樹脂は、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂と不純物とが混合されてなる廃材混合樹脂であり、
前記廃材混合樹脂を２０ｍｍ以下に粗粉砕して廃材混合樹脂粗粉砕物とし、
この廃材混合樹脂粗粉砕物と、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材を粉砕することによって得られた木質廃材粉砕粉とを混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなることを特徴とする。
【００１８】
請求項１の発明によれば、熱硬化性樹脂や不純物が混合された溶融しづらい廃材混合樹脂は、２０ｍｍ以下に粗粉砕されて、廃材混合樹脂粗粉砕物とされたうえで、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材粉砕粉と混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなるので、廃材混合樹脂粗粉砕物、熱可塑性樹脂、木質廃材粉砕粉のそれぞれが、混練の際に十分に脱水されて比重が小さくなって、均一に混合された成形物となる。
つまり、廃材混合樹脂粗粉砕物、熱可塑性樹脂、木質廃材粉砕粉を直接成形しようとすると、これらがその比重差によって、成形機のホッパ内で分離して均一に混合できず、さらに、ホッパから粉塵放散されて含有量の変動が生じるので、成形不可となってしまうが、本発明では、このように押出材を製造しておき、この押出材をさらに溶融して所要形状に成形するので容易に、住宅の建材として使用される木質様成形品を得ることができる。
このように、溶融しやすい熱可塑性樹脂や溶融しづらい熱硬化性樹脂、不純物とが混合されてなる廃材混合樹脂と、木質廃材とから押出材を製造し、さらに木質様成形品を製造することができるので、廃材の再利用率を向上させることができる。
前記廃材樹脂としては、例えば、飲料物を含む食品の容器や包装、トレイ等から得られる樹脂であって、ポリプロピレン樹脂（ＰＰ）、ポリ塩化ビニル樹脂（ＰＶＣ）、ポリエチレン樹脂（ＰＥ）、発泡塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂等が挙げられる。
前記木質廃材としては、例えば、住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑等が挙げられる。
前記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂と不純物とを含む廃材混合樹脂としては、例えば、容器包装リサイクル法によるプラスチックゴミを使用する。プラスチックゴミには、ペットボトル、人工大理石等の水酸化アルミニウムを含んだアクリル樹脂、ガラス繊維で補強された強化プラスチック（ＦＲＰ）、ナイロン、さらに前記のような樹脂に紙や布、アルミ箔を含んだもの等が挙げられる。
前記熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。
前記熱可塑性樹脂としては、例えば、飲料物を含む食品の容器や包装、トレイ等から得られる樹脂であって、ポリプロピレン樹脂（ＰＰ）、ポリ塩化ビニル樹脂（ＰＶＣ）、ポリエチレン樹脂（ＰＥ）、発泡塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂等が挙げられる。
【００１９】
請求項２の発明は、廃材樹脂は、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂と不純物とが混合されてなる廃材混合樹脂であり、
前記廃材混合樹脂を２０ｍｍ以下に粗粉砕して廃材混合樹脂粗粉砕物とし、
この廃材混合樹脂粗粉砕物を融着させて固形化して、廃材混合樹脂固形化物とし、
この廃材混合樹脂固形化物を粉砕して、固形化物粉砕粉とし、
この固形化物粉砕粉と、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材を粉砕することによって得られた木質廃材粉砕粉とを混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなることを特徴とする。
【００２０】
請求項２の発明によれば、熱硬化性樹脂や不純物が混合された溶融しづらい廃材混合樹脂は、２０ｍｍ以下に粗粉砕されて、次いで、融着させて固形化し、さらに粉砕して固形化物粉砕粉とされたうえで、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材粉砕粉と混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなるので、固形化物粉砕粉、熱可塑性樹脂、木質廃材粉砕粉のそれぞれが、混練の際に十分に脱水されて比重が小さくなって、均一に混合された成形物となる。
つまり、廃材混合樹脂粗粉砕物、熱可塑性樹脂、木質廃材粉砕粉を直接成形しようとすると、これらがその比重差によって、成形機のホッパ内で分離して均一に混合できず、さらに、ホッパから粉塵放散されて含有量の変動が生じるので、成形不可となってしまうが、本発明では、このように押出材を製造しておき、この押出材をさらに溶融して所要形状に成形するので容易に、住宅の建材として使用される木質様成形品を得ることができる。
このように、溶融しやすい熱可塑性樹脂や溶融しづらい熱硬化性樹脂、不純物とが混合されてなる廃材混合樹脂と、木質廃材とから押出材を製造し、さらに木質様成形品を製造することができるので、廃材の再利用率を向上させることができる。
また、廃材混合樹脂が２０ｍｍ以下に粗粉砕されて、次いで、融着させて固形化し、さらに粉砕して固形化物粉砕粉とされたうえで混合しかつ溶融させて成形してなるので、請求項５に比して、熱硬化性樹脂、不純物、熱可塑性樹脂を分離することなく均等に混合された状態とすることができ、成形性が良好となる。
【００２２】
請求項３の発明は、請求項１又は２に記載の押出材において、
前記混合材料を１８０〜２００℃で溶融させて成形してなることを特徴とする。
【００２３】
請求項３の発明によれば、前記混合材料を１８０〜２００℃で溶融させて成形してなるので、前記混合材料中の前記木質廃材粉砕粉を熱で変化させることなく、しかも、前記廃材樹脂を十分に溶融し軟化させて前記木質廃材粉砕粉と均等に混合することができ、押出成形する際の成形性を向上させることができる。
ここで、成形温度を１８０〜２２０℃に設定したのは、１８０℃未満では前記廃材樹脂の軟化が不十分で前記木質廃材粉砕粉と均等に混練し難く、また２２０℃以上では前記木質廃材粉砕粉が熱で炭化等の変化を起こすためである。
【００２４】
請求項４の発明は、請求項１〜３のいずれかに記載の押出材において、
前記混合材料を押出成形機によって溶融しかつ押出成形してなることを特徴とする。
請求項４の発明によれば、前記混合材料を押出成形機によって溶融しかつ押出成形してなるので、前記混合材料中の前記廃材樹脂と前記木質廃材粉砕粉とが均一に混合され固形化された押出材となる。
よって、この押出材をさらに溶融し成形することによって容易に木質様成形品を得ることができる。
【００２５】
請求項５の発明は、請求項４に記載の押出材において、
前記廃材樹脂のメルトインデックスが３ｇ／１０ｍｉｎ以下であることを特徴とする。
請求項５の発明によれば、前記廃材樹脂のメルトインデックスが３ｇ／１０ｍｉｎ以下であるので、この廃材樹脂と前記木質廃材粉砕粉とを混合しかつ溶融させることによって適度な流動性のある混合材料とすることができる。
つまり、前記廃材樹脂のメルトインデックスを３ｇ／１０ｍｉｎ以下と設定したのは、前記廃材樹脂のメルトインデックスが３ｇ／１０ｍｉｎを越えると、前記廃材樹脂の流動性が高くなり、この廃材樹脂と前記木質廃材粉砕粉とからなる混合材料を押出成形機のスクリューで押し出す際に、スクリューを回転させても混合材料とスクリューとの間の摩擦が生じにくいので、スクリューは前記混合材料を押し出し難く、成形性が悪いためである。そこで、本発明では、メルトインデックスを３ｇ／１０ｍｉｎ以下とすることによって、適度な流動性のある混合材料とされ、スクリューによって容易に押し出されるので成形性が良好となる。
前記メルトインデックスとは、１８０℃、１．０ｋｇ荷重の下で測定される１０分間当たりに押し出される樹脂のグラム数のことである。
請求項６の発明は、請求項１〜５のいずれかに記載の押出材において、
押出材全体に対して、
前記廃材樹脂は３６〜８６ｗｔ％、前記木質廃材は１０〜６０ｗｔ％それぞれ含まれていることを特徴とする。
請求項６の発明によれば、前記木質廃材は押出材全体に対して、１０〜６０ｗｔ％含ませることによって、木質廃材を多く含むことが可能となるので、本物の木材により近い手触りや風合いを出すことができる。また、前記廃材樹脂は、３６〜８６ｗｔ％含ませることによって、利用する廃材の量が多くなり廃材の再利用率を向上させることができる。
ここで、前記木質廃材を押出材全体に対して１０〜６０ｗｔ％含ませたのは、１０ｗｔ％未満では本物の木材により近い手触り等の風合いを出すことが難しく、また、６０ｗｔ％を越えると木質廃材が過多となって押出材の成形性が低下するためである。
また、廃材樹脂を押出材全体に対して３６〜８６ｗｔ％含ませたのは、３６ｗｔ％未満では、廃材の再利用率を向上させることが難しく、８６ｗｔ％を越えると溶融しづらい廃材樹脂を多く含むので押出材の成形性が低下するためである。
また、前記廃材樹脂や前記木質廃材以外に、無機系の顔料や例えば無水マレイン酸等の接着助剤を加えても良い。この場合、顔料、接着助剤はともに２％以下とし、廃材樹脂、木質廃材、顔料、接着助剤を合わせて１００％となるようにする。
【００２６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の第１の実施の形態の押出材は、廃材樹脂を粉砕することによって得られた廃材樹脂粉砕物と、木質廃材を粉砕することによって得られた木質廃材粉砕粉と、前記木質廃材粉と前記廃材樹脂粉砕物との接着助剤としての無水マレイン酸と、顔料と、を混合し混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなるものである。
前記廃材樹脂は、食品等の包装に用いられた後回収されたトレー、食品コンテナ等のポリプロピレン包装部材や、ポリプロピレン包装部材を形成した際に出るポリプロピレンの端材を粉砕したものである。
前記木質廃材は、住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑等を使用する。
そして、前記木質廃材、前記廃材樹脂、無水マレイン酸、前記顔料は、押出材全体に対してそれぞれ１０〜６０ｗｔ％、３６〜８６ｗｔ％、２ｗｔ％以下、２ｗｔ％以下含まれている。
【００２７】
以下、本発明の第１の実施の形態の押出材を製造する製造方法について図１に基づいて説明する。
まず、粉砕工程において、前記木質廃材を粉砕して木質廃材粉砕粉を形成する。なお、この粉砕工程は、一次粉砕、二次粉砕及び三次粉砕の三段階から形成されている。もちろん、この粉砕形態は、効率的に行うために各段階に分けたもので特にこれに限定されることはなく、一種類の粉砕工程で行うことも充分可能である。
【００２８】
一次粉砕工程において使用される粉砕装置は、一つの塊の大きさが数センチメートル程度のものからなる大塊状にすることができる粉砕機能を有するものであって、具体的には、二個の対向するローラーの表面に多数の突起を形成し、このローラー間を加圧させながらローラーを回転させることにより、この間を通過するものを破砕するような粉砕装置である。もちろん、粉砕装置は、これに限定されるものではなく、同様の機能を有するものであれば他の粗粉砕用の粉砕装置を使用しても良い。例えば、上向きＶ型に開いたジョーと振動アゴの間に原料を入れ、加圧することにより原料を粉砕するジョークラッシャや、固定破砕面の中を可動破砕面が旋回し、連続的に破砕するジャイレントリクラッシャ等の他の粗粉砕装置を使用しても良いものである。
【００２９】
次に、二次粉砕工程において、一次粉砕工程を終えた一次粉砕材料に対して細粉状に粉砕を施す。この二次粉砕工程に使用される粉砕装置は、大塊状のものを数ミリメートル以下にまで、細粉状に粉砕することができるものであって、具体的には、高速回転するハンマチップで材料を打ち砕き、ハンマチップの外周にあるスクリーンの丸穴を通過するまで打砕作用を繰り返すハンマミルを使用するものである。もちろん、使用する粉砕装置は、上述したハンマミルに限定されるものではなく、同様の機能を有するものであれば他の粉砕装置でも良いものである。例えば、カッターにより細断するカッターミルや、ローラーにより圧砕するロールミル等を使用しても良い。
【００３０】
次に、三次粉砕工程において、二次粉砕工程を終えた二次粉砕材料に対して微粉状に粉砕を施す。この三次粉砕工程に使用される粉砕装置は、二次粉砕工程により得られた材料を更に細かい微粉状に粉砕することができるものである。具体的には、いわゆるピンミルであって、円盤に取り付けられたピンによって、衝撃、反発の相互作用を受けて微粉砕を施すことができるものである。更に具体的には、このピンミルは、垂直方向に多数のピンを有する円盤状の回転ディスクと、この回転ディスクに向かい合う面に多数のピンを有する固定ディスクとを備え、二次粉砕工程により得られた材料を回転ディスクの中心部へ投入すると、遠心力によって回転ディスクと固定ディスクに取り付けられたピンの間隙に入り込み、ピンによる衝撃や反発の相互作用を受けて微粉状に粉砕することができるものである。この三次粉砕工程では、上述したピンミルにより、約６０ミクロンメートル程度の大きさの粒に粉砕される。もちろん、粉砕装置は、上述したピンミルに限定されるものではなく、同様の機能を有する他の細粉砕装置、例えば、ボールミルや石臼等でも良いものである。
上述したような粉砕工程において、回収した木質廃材を三段階に分けて、粉砕が段階的に効率的に行われる。
【００３１】
次に、ポリプロピレン包装部材である廃材樹脂を例えば、ハンマーミルを用いて粉砕して廃材樹脂粉砕物を得る。
そして、混練工程において、粉砕工程で得られた木質廃材の木質廃材粉砕粉、前記廃材樹脂粉砕物、無水マレイン酸、顔料を均一に分布するように混合して、この混合材料を押出成形機のホッパ内に投入し、加熱シリンダ内で溶融させて、押出成形することによって押出材を製造する。
また、成形温度は１８０〜２２０℃に設定し、この成形温度で成形する。ここで、成形温度を１８０〜２２０℃に設定したのは、１８０℃未満では廃材樹脂粉砕物の軟化が不十分で木質廃材粉砕粉と均等に混練し難く、また２２０℃以上では木質廃材粉砕粉が熱で炭化等の変化を起こすためである。
【００３２】
さらに、前記廃材樹脂のメルトインデックスは３ｇ／１０ｍｉｎ以下とする。ここに言うメルトインデックスとは、１８０℃、１．０ｋｇ荷重の下で測定される１０分間当たりに押し出される樹脂のグラム数のことである。
ここで、メルトインデックスが３ｇ／１０ｍｉｎを越えると、廃材樹脂の流動性が高くなり、この廃材樹脂、木質廃材粉砕粉、無水マレイン酸、顔料からなる前記混合材料を押出成形機のスクリューで押し出す際に、スクリューを回転させても混合材料とスクリューとの間の摩擦が生じにくいので、スクリューは混合材料を押し出し難く、成形性が悪いためである。
【００３３】
そして、成形工程において、前記押出材を所定の温度および圧力を加えて、押出成形機または射出成形機により所要の形状に成形し、木質様成形品を製造する。
【００３４】
本発明の第１の実施の形態によれば、前記廃材樹脂粉砕物、前記木質廃材粉砕粉、無水マレイン酸、顔料を混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなるので、それぞれの粉砕粉が均一に混合された成形物となる。よって、このように押出材を製造しておき、これを溶融して所要形状に成形するので容易に、住宅の建材として使用される木質様成形品を得ることができる。
また、前記廃材樹脂と前記木質廃材とを再利用しているので、資源の有効利用や環境保護の観点からも優れる。
【００３５】
前記混合材料を１８０〜２００℃で溶融させて成形してなるので、前記廃材樹脂粉砕物を十分に溶融し軟化させて前記木質廃材粉砕粉と均等に混合することができ、押出成形する際の成形性を向上させることができる。
前記廃材樹脂のメルトインデックスが３ｇ／１０ｍｉｎ以下であるので、この廃材樹脂と前記木質廃材粉砕粉とを混合しかつ溶融させることによって適度な流動性のある混合材料とすることができる。したがって、この混合材料はスクリューによって容易に押し出されるので成形性が良好となる。
また、前記木質廃材、前記廃材樹脂は押出材全体に対して上記の配合量で含まれており、木質廃材を多く含むことが可能となるので、本物の木材により近い手触りや風合いを出すことができる。また、利用する廃材の量が多くなり廃材の再利用率を向上させることができる。
【００３６】
次に、本発明の第２の実施の形態について説明する。
本発明の第２の実施の形態の押出材は、廃材樹脂を粉砕することによって得られた廃材樹脂粉砕物と、木質廃材を粉砕することによって得られた木質廃材粉砕粉とを混合し混合材料としかつ溶融させて成形してなるものである。
すなわち、前記廃材樹脂は、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂と不純物とが混合されてなる廃材混合樹脂であり、前記押出材は、この廃材混合樹脂を２０ｍｍ以下に粗粉砕して廃材混合樹脂粗粉砕物とし、この廃材混合樹脂粗粉砕物と、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材粉砕粉とを混合し混合材料として、この混合材料を溶融させて成形してなるものである。
【００３７】
前記廃材混合樹脂としては、例えば、容器包装リサイクル法によるプラスチックゴミを使用する。プラスチックゴミには、ペットボトル、人工大理石等の水酸化アルミニウムを含んだアクリル樹脂、ガラス繊維で補強された強化プラスチック（ＦＲＰ）、ナイロン、さらに前記のような樹脂に紙や布、アルミ箔を含んだもの等が挙げられる。
【００３８】
前記熱硬化性樹脂としては、例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。
前記熱可塑性樹脂は、例えば、食品等の包装に用いられた後回収されたトレー、食品コンテナ等のポリプロピレン包装部材や、ポリプロピレン包装部材を形成した際に出るポリプロピレンの端材を粉砕したものである。
前記木質廃材には、住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑等を使用する。
また、前記木質廃材、前記廃材樹脂は、押出材全体に対してそれぞれ１０〜６０ｗｔ％、３６〜８６ｗｔ％含まれている。
【００３９】
以下、本発明の第２の実施の形態の押出材を製造する製造方法について図２に基づいて説明する。
まず、木質廃材を上述した粉砕工程により粉砕し木質廃材粉砕粉とする。
そして、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂と不純物とが混合されてなる前記廃材混合樹脂を粉砕する。すなわち、前記廃材混合樹脂を例えば、ハンマーミルを用いて２０ｍｍ以下に粗粉砕して廃材混合樹脂粗粉砕物を得る。また、上述したポリプロピレン包装部材を例えば、ハンマーミルを用いて粉砕して熱可塑性樹脂の粉砕粉を得る。
【００４０】
次に、混練工程において、粉砕工程で得られた木質廃材の木質廃材粉砕粉と、２０ｍｍ以下に粉砕された廃材混合樹脂粗粉砕物と、粉砕された熱可塑性樹脂とを均一に分布するように混合して、この混合材料を押出成形機のホッパ内に投入し、加熱シリンダ内で溶融させて、押出成形することによって押出材を製造する。
また、成形温度は１８０〜２２０℃に設定し、前記廃材樹脂のメルトインデックスは３ｇ／ｍｉｎ以下とする。
その後、前記押出材を成形工程において溶融して押出成形機または射出成形機により所要の形状に成形し、木質様成形品を製造する。
【００４１】
本発明の第２の実施の形態によれば、第１の実施の形態と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、廃材混合樹脂を２０ｍｍ以下に粗粉砕したうえで、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材粉砕粉と混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなるので、廃材混合樹脂粗粉砕物、熱可塑性樹脂、木質廃材粉砕粉のそれぞれが、均一に混合された成形物となる。
よって、溶融しやすい熱可塑性樹脂や溶融しづらい熱硬化性樹脂、不純物とが混合されてなる廃材混合樹脂と、木質廃材とから押出材を製造しておき、これを溶融して所要形状に成形することにより容易に、住宅の建材として使用される木質様成形品を得ることができる。
また、前記廃材混合樹脂は、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂と不純物とが混合されているので、第１の実施の形態に比して、より廃材が利用されて廃材の再利用率を向上させることができる。
【００４２】
次に、本発明の第３の実施の形態について説明する。
本発明の第３の実施の形態の押出材は、廃材樹脂を粉砕することによって得られた廃材樹脂粉砕物と、木質廃材を粉砕することによって得られた木質廃材粉砕粉とを混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなるものである。
すなわち、前記廃材樹脂は、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂と不純物とが混合されてなる廃材混合樹脂であり、前記押出材は、この廃材混合樹脂を２０ｍｍ以下に粗粉砕して廃材混合樹脂粗粉砕物とし、この廃材混合樹脂粗粉砕物を融着させて固形化して、廃材混合樹脂固形化物とし、この廃材混合樹脂固形化物を粉砕して、固形化物粉砕粉とし、この固形化物粉砕粉と、粉砕された熱可塑性樹脂と、前記木質廃材粉砕粉とを混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなるものである。
また、前記木質廃材、前記廃材樹脂は、押出材全体に対してそれぞれ１０〜６０ｗｔ％、３６〜８６ｗｔ％含まれている。
【００４３】
前記廃材混合樹脂、前記熱硬化性樹脂、前記熱可塑性樹脂、前記木質廃材は、本発明の第２の実施の形態と同様のためその説明を省略する。
以下、本発明の第３の実施の形態の押出材を製造する製造方法について図３に基づいて説明する。
まず、木質廃材を上述した粉砕工程により粉砕し木質廃材粉砕粉とする。そして、廃材混合樹脂は、例えばハンマーミルを用いて２０ｍｍ以下に粗粉砕して廃材混合樹脂粗粉砕物とし、この廃材混合樹脂粗粉砕物を押出成形機を使用して高圧下で自己発熱によって融着させて固形化し、廃材混合樹脂固形化物とする。さらに、この廃材混合樹脂固形化物を粉砕して固形化物粉砕粉とする。
また、上述したポリプロピレン包装部材を、例えばハンマーミルを用いて粉砕して熱可塑性樹脂の粉砕粉を得る。
【００４４】
次いで、混練工程において、この固形化物粉砕粉と、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材粉砕粉とを均一に分布するように混合し、この混合材料を押出成形機のホッパ内に投入し、加熱シリンダ内で溶融させて押出成形することによって押出材を製造する。
【００４５】
また、成形温度は１８０〜２２０℃に設定し、前記廃材樹脂のメルトインデックスは３ｇ／ｍｉｎ以下とする。
その後、前記押出材を成形工程において溶融して押出成形機または射出成形機により所要の形状に成形し、木質様成形品を製造する。
【００４６】
本発明の第３の実施の形態によれば、第１の実施の形態と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、廃材混合樹脂を２０ｍｍ以下に粗粉砕し、次いで、融着させて固形化し、さらに粉砕したうえで、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材粉砕粉と混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなるので、固形化物粉砕粉、熱可塑性樹脂、木質廃材粉砕粉のそれぞれが均一に混合された成形物となる。
よって、溶融しやすい熱可塑性樹脂や溶融しづらい熱硬化性樹脂、不純物とが混合されてなる廃材混合樹脂と、木質廃材とから押出材を製造しておき、これを溶融して所要形状に成形することにより容易に、住宅の建材として使用される木質様成形品を得ることができる。
【００４７】
また、廃材混合樹脂が固形化物粉砕粉とされたうえで、混合しかつ溶融させて成形してなるので、第２の実施の形態に比して、熱硬化性樹脂、不純物、熱可塑性樹脂を分離することなく均等に混合された状態とすることができ、成形性が良好となる。
さらに、前記廃材混合樹脂は、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂と不純物とが混合されているので、第１の実施の形態に比して、より廃材が利用されて廃材の再利用率を向上させることができる。
【００５２】
【発明の効果】
請求項１の発明によれば、廃材混合樹脂は２０ｍｍ以下に粗粉砕されて、廃材混合樹脂粗粉砕物とされたうえで、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材粉砕粉と混合しかつ溶融させて成形してなるので、それぞれの粉砕粉が均一に混合された成形物となり、このような押出材から容易に木質様成形品を製造することができ、よって廃材の再利用率を向上させることができる。
【００５３】
請求項２の発明によれば、廃材混合樹脂は２０ｍｍ以下に粗粉砕されて、次いで、融着させて固形化し、さらに粉砕して、熱可塑性樹脂と、木質廃材粉砕粉と混合しかつ溶融させて成形してなるので、それぞれの粉砕粉が均一に混合された成形物となり、このような押出材から容易に木質様成形品を製造することができ、よって廃材の再利用率を向上させることができる。
また、廃材混合樹脂は固形化物粉砕粉とされたうえで混合しかつ溶融させて成形してなるので、請求項５に比して、それぞれの粉砕粉を分離することなく均等に混合された状態とすることができ、成形性が良好となる。
【００５４】
請求項３の発明によれば、請求項１又は２と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記混合材料を１８０〜２００℃で溶融させて成形してなるので、前記木質廃材粉砕粉を熱で変化させることなく、しかも、前記廃材樹脂を十分に溶融し軟化させて前記木質廃材粉砕粉と均等に混合することができ、押出成形する際の成形性を向上させることができる。
請求項４の発明によれば、請求項１〜３のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記混合材料を押出成形機によって溶融しかつ押出成形してなるので、前記混合材料中のそれぞれの粉砕粉が均一に混合され固形化された押出材となる。
よって、この押出材をさらに溶融し成形することによって容易に木質様成形品を得ることができる。
請求項５の発明によれば、請求項４と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、前記廃材樹脂のメルトインデックスが３ｇ／１０ｍｉｎ以下であるので、この廃材樹脂と前記木質廃材粉砕粉とを混合しかつ溶融させることによって適度な流動性のある混合材料とすることができ、よって成形性が良好となる。
請求項６の発明によれば、請求項１〜５のいずれかと同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、木質廃材を多く含むことが可能となるので、本物の木材により近い手触りや風合いを出すことができる。
また、利用する廃材の量が多くなり廃材の再利用率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態を示すためのもので、押出材の製造方法を示す概念図である。
【図２】本発明の第２の実施の形態を示すためのもので、押出材の製造方法を示す概念図である。
【図３】本発明の第３の実施の形態を示すためのもので、押出材の製造方法を示す概念図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an extruded material containing a waste material resin and a wooden waste material, and particularly relates to an extruded material having good moldability.
[0002]
[Background technology]
Conventionally, pulverized powder obtained by pulverizing cellulose material and resin etc. are mixed and molded into a desired shape by extrusion molding or injection molding. It was done to form. And although the cellulose material mentioned above used the end material and sawdust of the wooden member for construction, as a construction member from the viewpoint of effective use of resources and environmental protection, collect the once used building panel, etc. It has been desired to grind the collected building members and use them again as raw materials.
As an example of a method for producing a wood-like molded product using pulverized powder obtained from a building member such as a collected building panel as a raw material, for example, a technique described in JP-A-11-129223 is known. ing.
This technology collects a wooden recovered wooden member and a recovered resin member made of resin from a building member, mixes the recovered wooden member and the recovered resin member, and pulverizes what is mixed in this mixing step. A pulverizing step for forming pulverized powder, a kneading step for kneading the pulverized powder obtained in this pulverizing step, and a molding step for extruding or injection molding the material kneaded in this kneading step.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the kneading process in JP-A-11-129223, the pulverized powder of the recovered wooden member and the recovered resin member obtained in the pulverizing process are kneaded so as to be uniformly distributed, and this mixed material is extruded in the molding process. It is formed into a desired shape by a machine or an injection molding machine.
However, since the mixed material is directly put into a hopper of an extrusion molding machine or an injection molding machine and molded, the pulverized powder of the recovered wooden member and the pulverized powder of the recovered resin member are molded by the difference in specific gravity. It cannot be separated and mixed uniformly in the hopper of the machine, and further, dust is dissipated from the hopper, resulting in fluctuations in the content, so molding is impossible, and therefore a wood-like molded product cannot be easily manufactured It was.
Therefore, the pulverized powder of the recovered wooden member and the recovered resin member are kneaded so as to be uniformly distributed, and this mixed material is once melted by an extruder to produce an extruded material. Further, it is desired to produce a wood-like molded product that is melted and molded into a desired shape.
[0004]
Here, when the extruded material is manufactured, a mixed material of the pulverized powder of the recovered wooden member and the pulverized powder of the recovered resin member is put into a hopper of an extrusion molding machine, softened and melted in a heating cylinder, and extruded with a screw. Then, after injecting the molten mixed material into the mold, it is cooled and solidified.
However, when extruding the mixed material with a screw, if the flowability of the mixed material is high, friction between the mixed material and the screw hardly occurs even if the screw is rotated, so the screw is difficult to extrude the mixed material. On the other hand, if the fluidity of the mixed material is low, the friction generated between the mixed material and the screw is large even if the screw is rotated. Therefore, the screw needs time and energy to extrude the mixed material, and both are molded. The nature is bad. Therefore, it is desired to use a mixed material having an appropriate fluidity.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is possible to improve the reuse rate of waste materials by using waste materials, and at the time of extrusion molding by using a mixed material with appropriate fluidity. It is an object to provide an extruded material with good moldability.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the invention of claim 1The waste material resin is a waste material mixed resin formed by mixing a thermoplastic resin, a thermosetting resin, and impurities,
The waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less to obtain a waste material mixed resin coarsely pulverized product,
The waste material mixed resin coarsely pulverized product, the pulverized thermoplastic resin, and the wood waste material pulverized powder obtained by pulverizing the wood waste material are mixed to form a mixed material, and the mixed material is melted and molded. It is characterized by becoming.
[0018]
Claim1According to the invention, the hard-melting waste material mixed resin mixed with the thermosetting resin and impurities is roughly pulverized to 20 mm or less to be a waste material mixed resin coarsely pulverized product, and then pulverized thermoplastic resin. Are mixed with wood waste material pulverized powder to form a mixed material, and this mixed material is melted and molded, so that each of the waste material mixed resin coarsely pulverized product, thermoplastic resin, and wood waste material pulverized powder is mixed during kneading. It is sufficiently dehydrated to reduce the specific gravity, resulting in a uniformly mixed molded product.
In other words, when trying to directly mold waste material mixed resin coarsely pulverized product, thermoplastic resin, and wood waste material pulverized powder, these cannot be separated and mixed uniformly in the hopper of the molding machine due to the difference in specific gravity. Since the dispersion of the dust causes content fluctuations, it becomes impossible to mold, but in the present invention, the extruded material is manufactured in this way, and this extruded material is further melted and molded into the required shape. In addition, a wood-like molded product used as a building material for a house can be obtained.
In this way, we will produce extruded materials from thermoplastic resins that are easy to melt, thermosetting resins that are difficult to melt, waste material mixed resins in which impurities are mixed, and wood waste materials, and wood-like molded products. Therefore, the recycling rate of waste materials can be improved.
Examples of the waste resin include resins obtained from food containers and packaging including beverages, trays, and the like, and include polypropylene resin (PP), polyvinyl chloride resin (PVC), polyethylene resin (PE), and foamed chloride. A vinyl resin, a polystyrene resin, etc. are mentioned.
Examples of the wood waste materials include wood waste materials discharged when demolishing a building such as a house, wood waste materials discharged when dismantling furniture, wood scraps discharged during building construction, sawdust, etc. Can be mentioned.
As the waste material mixed resin containing the thermoplastic resin, the thermosetting resin, and the impurities, for example, plastic waste by the container packaging recycling method is used. Plastic waste includes acrylic resin containing aluminum hydroxide such as plastic bottles and artificial marble, reinforced plastic (FRP) reinforced with glass fiber, nylon, and paper, cloth, and aluminum foil in the above resin. And so on.
As said thermosetting resin, a phenol resin, a melamine resin, a urethane resin, a polyurethane resin etc. are mentioned, for example.
Examples of the thermoplastic resin include resins obtained from containers, packaging, trays, and the like of foods including beverages, such as polypropylene resin (PP), polyvinyl chloride resin (PVC), polyethylene resin (PE), and foam. A vinyl chloride resin, a polystyrene resin, etc. are mentioned.
[0019]
Claim2In the invention, the waste material resin is a waste material mixed resin obtained by mixing a thermoplastic resin, a thermosetting resin, and impurities,
The waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less to obtain a waste material mixed resin coarsely pulverized product,
This waste material mixed resin coarsely pulverized product is fused and solidified to obtain a waste material mixed resin solidified product,
This waste material mixed resin solidified material is pulverized into a pulverized solidified powder,
This solidified material pulverized powder, the pulverized thermoplastic resin, and the wood waste material pulverized powder obtained by pulverizing the wood waste material are mixed to form a mixed material, and the mixed material is melted and molded. It is characterized by.
[0020]
Claim2According to the invention, the hard-to-melt waste material mixed resin mixed with the thermosetting resin and impurities is roughly pulverized to 20 mm or less, then fused and solidified, and further pulverized to obtain a solidified pulverized powder and In addition, the pulverized thermoplastic resin and wood waste material pulverized powder are mixed to form a mixed material, and the mixed material is melted and molded, so that the solidified product pulverized powder, thermoplastic resin, wood waste material pulverized Each of the powders is sufficiently dehydrated during kneading to reduce the specific gravity, resulting in a uniformly mixed molded product.
In other words, when trying to directly mold waste material mixed resin coarsely pulverized product, thermoplastic resin, and wood waste material pulverized powder, these cannot be separated and mixed uniformly in the hopper of the molding machine due to the difference in specific gravity. Since the dispersion of the dust causes content fluctuations, it becomes impossible to mold, but in the present invention, the extruded material is manufactured in this way, and this extruded material is further melted and molded into the required shape. In addition, a wood-like molded product used as a building material for a house can be obtained.
In this way, we will produce extruded materials from thermoplastic resins that are easy to melt, thermosetting resins that are difficult to melt, waste material mixed resins in which impurities are mixed, and wood waste materials, and wood-like molded products. Therefore, the recycling rate of waste materials can be improved.
Further, the waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less, then fused and solidified, further pulverized into a solidified pulverized powder, mixed and melted, and molded. Compared to 5, the thermosetting resin, impurities, and thermoplastic resin can be uniformly mixed without separation, and the moldability is improved.
[0022]
Claim3The invention of claim1Or2In the extruded material described in
The mixed material is formed by melting at 180 to 200 ° C.
[0023]
Claim3According to the invention, since the mixed material is melted at 180 to 200 ° C. and molded, the waste wood resin in the mixed material is not changed by heat, and the waste resin is sufficiently contained. It can be melted and softened and evenly mixed with the wood waste material pulverized powder, and the formability during extrusion molding can be improved.
Here, the molding temperature was set to 180 to 220 ° C., and the waste resin was not sufficiently softened at less than 180 ° C., and it was difficult to uniformly knead with the wood waste material pulverized powder. This is because the powder causes changes such as carbonization by heat.
[0024]
Claim4The invention of claim1-3In the extruded material according to any one of
The mixed material is melted and extruded by an extruder.
Claim4According to the invention, since the mixed material is melted and extruded by an extruder, the waste material resin in the mixed material and the wood waste material pulverized powder are uniformly mixed and solidified. It becomes.
Therefore, a wood-like molded product can be easily obtained by further melting and molding the extruded material.
[0025]
Claim5The invention of claim4In the extruded material described in
The melt index of the waste resin is 3 g / 10 min or less.
Claim5According to the invention, since the melt index of the waste resin is 3 g / 10 min or less, the waste resin and the wood waste material pulverized powder are mixed and melted to obtain a mixed material having appropriate fluidity. Can do.
That is, the reason why the melt index of the waste resin is set to 3 g / 10 min or less is that when the melt index of the waste resin exceeds 3 g / 10 min, the fluidity of the waste resin increases, and the waste resin and the wood waste material When extruding a mixed material composed of pulverized powder with a screw of an extruder, even if the screw is rotated, friction between the mixed material and the screw is unlikely to occur, so the screw is difficult to extrude the mixed material and the moldability is high. This is because it is bad. Therefore, in the present invention, by setting the melt index to 3 g / 10 min or less, a mixed material having an appropriate fluidity is obtained and is easily extruded by a screw, so that the moldability is improved.
The melt index is the number of grams of resin extruded per 10 minutes measured at 180 ° C. under a 1.0 kg load.
Claim6The invention of claim 1 to claim 15In the extruded material according to any one of
For the whole extruded material,
The waste material resin is 36 to 86 wt%, and the wood waste material is 10 to 60 wt%.
Claim6According to the invention, the wood waste material can contain a large amount of wood waste material by including 10 to 60 wt% with respect to the entire extruded material, so that a feel and texture closer to real wood can be obtained. it can. In addition, by including 36 to 86 wt% of the waste material resin, the amount of waste material to be used can be increased and the reuse rate of the waste material can be improved.
Here, the wood waste material is contained in an amount of 10 to 60 wt% with respect to the whole extruded material. If it is less than 10 wt%, it is difficult to give a texture such as a feel close to that of real wood. This is because the waste material becomes excessive and the moldability of the extruded material is lowered.
In addition, the amount of waste resin included in the entire extruded material is 36 to 86 wt%. If it is less than 36 wt%, it is difficult to improve the recycling rate of the waste material, and if it exceeds 86 wt%, there is much waste resin that is difficult to melt. This is because the moldability of the extruded material is lowered.
In addition to the waste resin and the wood waste material, an inorganic pigment or an adhesion aid such as maleic anhydride may be added. In this case, the pigment and the adhesion assistant are both 2% or less, and the total amount of waste resin, wood waste, pigment, and adhesion assistant is 100%.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
The extruded material according to the first embodiment of the present invention includes a waste resin pulverized product obtained by pulverizing a waste resin, a wooden waste pulverized powder obtained by pulverizing a wooden waste material, and the wooden waste material powder. And maleic anhydride as a bonding aid between the pulverized waste resin and the pigment are mixed to form a mixed material, and the mixed material is melted and molded.
The waste resin is obtained by pulverizing a polypropylene packaging member such as a tray and a food container collected after being used for packaging of food or the like, and a polypropylene scrap material produced when forming the polypropylene packaging member.
The wooden waste material includes a wooden waste material discharged when a building such as a house is dismantled, a wooden waste material discharged when a furniture is dismantled, a wood scrap discharged during building construction, sawdust, and the like.
And the said wooden waste material, the said waste material resin, maleic anhydride, and the said pigment are 10-60 wt%, 36-86 wt%, 2 wt% or less, and 2 wt% or less, respectively with respect to the whole extruded material.
[0027]
Hereinafter, the manufacturing method which manufactures the extrusion material of the 1st Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
First, in the pulverization step, the wood waste material is pulverized to form a wood waste material pulverized powder. This pulverization step is formed from three stages of primary pulverization, secondary pulverization, and tertiary pulverization. Of course, this pulverization form is divided into each stage for efficient execution, and is not particularly limited to this, and it is possible to carry out in one kind of pulverization process.
[0028]
The pulverizing apparatus used in the primary pulverization step has a pulverizing function capable of forming a large lump having a lump size of several centimeters. Specifically, This is a pulverizer that forms a large number of protrusions on the surfaces of the opposing rollers, and rotates the rollers while pressurizing the rollers to crush what passes between them. Of course, the crusher is not limited to this, and other coarse crushers may be used as long as they have the same function. For example, a jaw crusher that pulverizes the raw material by putting the raw material between a jaw open to the upward V shape and a vibrating jaw and pressurizing it, or a gyre that the movable crushing surface swirls in the fixed crushing surface and crushes continuously Other coarse crushing devices such as a rent crusher may be used.
[0029]
Next, in the secondary pulverization step, the primary pulverized material that has finished the primary pulverization step is pulverized into a fine powder. The crushing device used in this secondary crushing process is capable of crushing a large lump up to a few millimeters or less into a fine powder, and specifically, a material with a hammer tip that rotates at high speed. A hammer mill that repeats the crushing action until it passes through a round hole in the screen on the outer periphery of the hammer tip is used. Of course, the pulverizer to be used is not limited to the above-described hammer mill, and other pulverizers may be used as long as they have the same function. For example, you may use the cutter mill shredded with a cutter, the roll mill crushing with a roller, etc.
[0030]
Next, in the tertiary pulverization step, the secondary pulverized material after the secondary pulverization step is pulverized into a fine powder. The pulverizer used in the tertiary pulverization step can pulverize the material obtained in the secondary pulverization step into a finer powder. Specifically, it is a so-called pin mill, which can be pulverized by receiving impact and repulsion interaction with a pin attached to a disk. More specifically, the pin mill includes a disk-shaped rotating disk having a large number of pins in the vertical direction and a fixed disk having a large number of pins on a surface facing the rotating disk, and is obtained by a secondary grinding process. When the material is put into the center of the rotating disk, it can enter into the gap between the rotating disk and the pin attached to the fixed disk by centrifugal force, and can be crushed into fine powder under the impact and repulsive interaction of the pin It is. In this tertiary pulverization step, the particles are pulverized into particles having a size of about 60 micrometers by the pin mill described above. Of course, the crushing device is not limited to the above-described pin mill, and may be another fine crushing device having the same function, for example, a ball mill or a stone mill.
In the pulverization process as described above, the recovered wooden waste material is divided into three stages, and the pulverization is efficiently performed in stages.
[0031]
Next, the waste material resin which is a polypropylene packaging member is pulverized using, for example, a hammer mill to obtain a pulverized waste material resin.
In the kneading step, the wood waste material pulverized powder obtained in the pulverization step, the waste resin pulverized product, the maleic anhydride, and the pigment are mixed so as to be evenly distributed. An extruded material is manufactured by being put into a hopper, melted in a heating cylinder, and extruded.
The molding temperature is set to 180 to 220 ° C., and molding is performed at this molding temperature. Here, the molding temperature was set to 180 to 220 ° C. When the temperature was less than 180 ° C., the softening of the waste resin pulverized product was insufficient, and it was difficult to uniformly knead with the wood waste material pulverized powder. This is because heat causes changes such as carbonization.
[0032]
Further, the melt index of the waste material resin is 3 g / 10 min or less. The melt index mentioned here is the number of grams of resin extruded per 10 minutes measured under 180 ° C. and 1.0 kg load.
Here, when the melt index exceeds 3 g / 10 min, the fluidity of the waste resin becomes high, and when the mixed material consisting of this waste resin, wood waste pulverized powder, maleic anhydride, and pigment is extruded with an extruder screw. In addition, since the friction between the mixed material and the screw hardly occurs even when the screw is rotated, the screw is difficult to extrude the mixed material and has poor moldability.
[0033]
In the molding step, the extruded material is applied with a predetermined temperature and pressure, and is molded into a required shape by an extrusion molding machine or an injection molding machine to produce a wood-like molded product.
[0034]
According to the first embodiment of the present invention, the waste resin pulverized product, the wooden waste material pulverized powder, maleic anhydride, and a pigment are mixed to form a mixed material, and the mixed material is melted and molded. A molded product in which each pulverized powder is uniformly mixed is obtained. Therefore, since the extruded material is manufactured in this way and melted and molded into a required shape, a wood-like molded product used as a building material for a house can be easily obtained.
Moreover, since the waste resin and the wood waste material are reused, it is excellent from the viewpoint of effective use of resources and environmental protection.
[0035]
Since the mixed material is melted at 180 to 200 ° C. and molded, the waste resin pulverized product can be sufficiently melted and softened to be mixed with the wooden waste material pulverized powder evenly. Formability can be improved.
Since the melt index of the waste material resin is 3 g / 10 min or less, the waste material resin and the wood waste material pulverized powder are mixed and melted to obtain a mixed material having appropriate fluidity. Therefore, since this mixed material is easily extruded by a screw, the moldability is improved.
Further, the wood waste material and the waste material resin are contained in the above-mentioned blending amount with respect to the entire extruded material, and it is possible to contain a large amount of wood waste material, so that it feels closer to real wood and feel. it can. In addition, the amount of waste material to be used increases and the reuse rate of waste material can be improved.
[0036]
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
The extruded material according to the second embodiment of the present invention is a mixed material obtained by mixing a waste resin pulverized product obtained by pulverizing a waste resin and a pulverized wooden waste material obtained by pulverizing a wooden waste material. And is molded by melting.
That is, the waste material resin is a waste material mixed resin in which a thermoplastic resin, a thermosetting resin, and impurities are mixed, and the extruded material is roughly pulverized to 20 mm or less to dispose the waste material mixed resin coarsely. The waste material mixed resin coarsely pulverized product, the pulverized thermoplastic resin, and the wood waste material pulverized powder are mixed to form a pulverized product, and the mixed material is melted and molded.
[0037]
As the waste material mixed resin, for example, plastic trash by the container packaging recycling method is used. Plastic waste includes acrylic resin containing aluminum hydroxide such as plastic bottles and artificial marble, reinforced plastic (FRP) reinforced with glass fiber, nylon, and paper, cloth, and aluminum foil in the above resin. And so on.
[0038]
As said thermosetting resin, a phenol resin, a melamine resin, a urethane resin, a polyurethane resin etc. are mentioned, for example.
The thermoplastic resin is obtained by, for example, pulverizing a polypropylene packaging member such as a tray, a food container or the like collected after being used for packaging of food or the like, or a polypropylene end material that is produced when the polypropylene packaging member is formed. .
For the wood waste material, use wood waste material discharged when demolishing a building such as a house, wood waste material discharged when demolishing furniture, wood scraps discharged during building construction, sawdust, etc. .
Moreover, the said wood waste material and the said waste material resin are 10-60 wt% and 36-86 wt%, respectively with respect to the whole extruded material.
[0039]
Hereinafter, the manufacturing method which manufactures the extrusion material of the 2nd Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
First, the wood waste material is pulverized by the above-described pulverization step to obtain a wood waste material pulverized powder.
And the said waste material mixed resin formed by mixing a thermoplastic resin, a thermosetting resin, and an impurity is grind | pulverized. That is, the waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less using, for example, a hammer mill to obtain a waste material mixed resin coarsely pulverized product. Moreover, the polypropylene packaging member mentioned above is grind | pulverized, for example using a hammer mill, and the pulverized powder of a thermoplastic resin is obtained.
[0040]
Next, in the kneading step, the wood waste material pulverized powder obtained in the pulverization step, the waste material mixed resin coarsely pulverized product pulverized to 20 mm or less, and the pulverized thermoplastic resin are uniformly distributed. After mixing, the mixed material is put into a hopper of an extruder, melted in a heating cylinder, and extruded to produce an extruded material.
The molding temperature is set to 180 to 220 ° C., and the melt index of the waste material resin is 3 g / min or less.
Thereafter, the extruded material is melted in a molding process and molded into a required shape by an extrusion molding machine or an injection molding machine to produce a wood-like molded product.
[0041]
According to the second embodiment of the present invention, the same effect as in the first embodiment can be obtained, and the waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less and then pulverized. Mixing thermoplastic resin and wood waste material pulverized powder to make a mixed material, and melting and molding this mixed material, so each of the waste material mixed resin coarsely pulverized product, thermoplastic resin, and wood waste material pulverized powder is uniform. It becomes a molded product mixed in.
Therefore, an extruded material is manufactured from a thermoplastic resin that is easy to melt, a thermosetting resin that is difficult to melt, a waste material mixed resin in which impurities are mixed, and a wooden waste material, which are then melted and molded into the required shape. By doing so, a wood-like molded product used as a building material of a house can be easily obtained.
Further, since the waste material mixed resin is a mixture of a thermoplastic resin, a thermosetting resin, and impurities, the waste material is used more efficiently than the first embodiment, and the reuse rate of the waste material is improved. Can be made.
[0042]
Next, a third embodiment of the present invention will be described.
The extruded material of the third embodiment of the present invention is a mixture of a waste resin pulverized product obtained by pulverizing a waste resin and a wooden waste pulverized powder obtained by pulverizing a wooden waste material. The material is formed by melting and mixing the mixed material.
That is, the waste material resin is a waste material mixed resin in which a thermoplastic resin, a thermosetting resin, and impurities are mixed, and the extruded material is roughly pulverized to 20 mm or less to dispose the waste material mixed resin coarsely. The waste material mixed resin coarsely pulverized material is fused and solidified to obtain a waste material mixed resin solidified material, and this waste material mixed resin solidified material is pulverized to obtain a solidified material pulverized powder. The pulverized thermoplastic resin and the wood waste material pulverized powder are mixed to form a mixed material, and the mixed material is melted and molded.
Moreover, the said wood waste material and the said waste material resin are 10-60 wt% and 36-86 wt%, respectively with respect to the whole extruded material.
[0043]
Since the waste material mixed resin, the thermosetting resin, the thermoplastic resin, and the wood waste material are the same as in the second embodiment of the present invention, the description thereof is omitted.
Hereinafter, the manufacturing method which manufactures the extrusion material of the 3rd Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
First, the wood waste material is pulverized by the above-described pulverization step to obtain a wood waste material pulverized powder. The waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less using, for example, a hammer mill to obtain a waste material mixed resin coarsely pulverized product. The waste material mixed resin coarsely pulverized product is melted by self-heating under high pressure using an extruder. It is made to solidify and is made into a waste material mixed resin solidified product. Furthermore, this waste material mixed resin solidified product is pulverized to obtain a solidified product pulverized powder.
Moreover, the polypropylene packaging member mentioned above is grind | pulverized, for example using a hammer mill, and the pulverized powder of a thermoplastic resin is obtained.
[0044]
Next, in the kneading step, the solidified material pulverized powder, the pulverized thermoplastic resin, and the wood waste material pulverized powder are mixed so as to be uniformly distributed, and the mixed material is put into a hopper of an extrusion molding machine. The extruded material is manufactured by melting and extruding in a heating cylinder.
[0045]
The molding temperature is set to 180 to 220 ° C., and the melt index of the waste material resin is 3 g / min or less.
Thereafter, the extruded material is melted in a molding step and molded into a required shape by an extrusion molding machine or an injection molding machine to produce a wood-like molded product.
[0046]
According to the third embodiment of the present invention, the same effect as in the first embodiment can be obtained, and the waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less, and then fused. Solidified, further pulverized, mixed with pulverized thermoplastic resin and wood waste material pulverized powder to form a mixed material, and this mixed material is melted and molded, so the solidified pulverized powder, thermoplastic Each of the resin and the wood waste material pulverized powder is a uniformly mixed molded product.
Therefore, an extruded material is manufactured from a thermoplastic resin that is easy to melt, a thermosetting resin that is difficult to melt, a waste material mixed resin in which impurities are mixed, and a wooden waste material, which are then melted and molded into the required shape. By doing so, it is possible to easily obtain a wood-like molded product used as a building material for a house.
[0047]
Moreover, since the waste material mixed resin is formed into a solidified pulverized powder and then mixed, melted and molded, the thermosetting resin, impurities, and thermoplastic resin are compared with those of the second embodiment. It can be made into the state mixed evenly, without isolate | separating, and a moldability becomes favorable.
Furthermore, since the waste material mixed resin is a mixture of a thermoplastic resin, a thermosetting resin, and impurities, the waste material is used more efficiently than the first embodiment, and the reuse rate of the waste material is improved. Can be made.
[0052]
【The invention's effect】
Claim1According to the invention, the waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less to be a waste material mixed resin coarsely pulverized product, and then mixed with the pulverized thermoplastic resin and the wood waste material pulverized powder and melted and molded. Therefore, each pulverized powder becomes a molded product in which the pulverized powder is uniformly mixed, and a wood-like molded product can be easily produced from such an extruded material, and thus the reuse rate of waste material can be improved. .
[0053]
Claim2According to the invention, the waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less, then fused and solidified, further pulverized, mixed with the thermoplastic resin and the wood waste material pulverized powder, and melted and molded. Therefore, each pulverized powder becomes a molded product in which the pulverized powder is uniformly mixed, and a wood-like molded product can be easily manufactured from such an extruded material, thereby improving the reuse rate of the waste material.
In addition, since the waste material mixed resin is formed into a solidified pulverized powder, and then mixed and melted, the state is a state in which the respective pulverized powders are evenly mixed without being separated, as compared with claim 5. And formability is improved.
[0054]
Claim3According to the invention of claim1Or2Of course, the mixed material is melted and molded at 180 to 200 ° C., so that the wood waste pulverized powder is not changed by heat, and the waste material is obtained. The resin can be sufficiently melted and softened so that it can be evenly mixed with the wood waste material pulverized powder, and the moldability during extrusion molding can be improved.
Claim4According to the invention of claim1-3As a matter of course, the mixed material is melted and extruded by an extruder, so that each pulverized powder in the mixed material is uniformly mixed and solidified. The resulting extruded material.
Therefore, a wood-like molded product can be easily obtained by further melting and molding the extruded material.
Claim5According to the invention of claim4As a matter of course, since the melt index of the waste resin is 3 g / 10 min or less, the waste resin and the wood waste material pulverized powder are mixed and melted appropriately. It is possible to obtain a mixed material having fluidity, and thus the moldability is improved.
Claim6According to the present invention, claims 1 to5As a matter of course, it is possible to obtain the same effect as any of the above, and it is possible to include a large amount of wood waste material, so that it is possible to produce a hand and texture closer to real wood.
In addition, the amount of waste material to be used increases and the reuse rate of waste material can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram illustrating a method for producing an extruded material for illustrating a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram illustrating a method for producing an extruded material for illustrating a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a conceptual diagram illustrating a method for producing an extruded material for illustrating a third embodiment of the present invention.
Claims (6)
前記廃材混合樹脂を２０ｍｍ以下に粗粉砕して廃材混合樹脂粗粉砕物とし、 The waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less to obtain a waste material mixed resin coarsely pulverized product,
この廃材混合樹脂粗粉砕物と、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材を粉砕することによって得られた木質廃材粉砕粉とを混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなることを特徴とする押出材。 The waste material mixed resin coarsely pulverized product, the pulverized thermoplastic resin, and the wood waste material pulverized powder obtained by pulverizing the wood waste material are mixed to form a mixed material, and the mixed material is melted and molded. An extruded material characterized in that.
前記廃材混合樹脂を２０ｍｍ以下に粗粉砕して廃材混合樹脂粗粉砕物とし、 The waste material mixed resin is roughly pulverized to 20 mm or less to obtain a waste material mixed resin coarsely pulverized product,
この廃材混合樹脂粗粉砕物を融着させて固形化して、廃材混合樹脂固形化物とし、 This waste material mixed resin coarsely pulverized product is fused and solidified to obtain a waste material mixed resin solidified product,
この廃材混合樹脂固形化物を粉砕して、固形化物粉砕粉とし、 This waste material mixed resin solidified material is pulverized into a pulverized solidified powder,
この固形化物粉砕粉と、粉砕された熱可塑性樹脂と、木質廃材を粉砕することによって得られた木質廃材粉砕粉とを混合して混合材料とし、この混合材料を溶融させて成形してなることを特徴とする押出材。 The solidified material pulverized powder, the pulverized thermoplastic resin, and the wood waste material pulverized powder obtained by pulverizing the wood waste material are mixed to form a mixed material, and the mixed material is melted and molded. Extruded material characterized by
前記混合材料を１８０〜２００℃で溶融させて成形してなることを特徴とする押出材。 An extruded material obtained by melting and molding the mixed material at 180 to 200 ° C.
前記混合材料を押出成形機によって溶融しかつ押出成形してなることを特徴とする押出材。 An extruded material obtained by melting and extruding the mixed material with an extruder.
前記廃材樹脂のメルトインデックスが３ｇ／１０ｍｉｎ以下であることを特徴とする押出材。 The extruded material, wherein the waste material resin has a melt index of 3 g / 10 min or less.
押出材全体に対して、 For the whole extruded material,
前記廃材樹脂は３６〜８６ｗｔ％、前記木質廃材は１０〜６０ｗｔ％それぞれ含まれていることを特徴とする押出材。 The extruded material is characterized in that 36 to 86 wt% of the waste material resin and 10 to 60 wt% of the wood waste material are contained.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001139936A JP3650804B2 (en) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | Extruded material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001139936A JP3650804B2 (en) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | Extruded material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002332416A JP2002332416A (en) | 2002-11-22 |
| JP3650804B2 true JP3650804B2 (en) | 2005-05-25 |
Family
ID=18986629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001139936A Expired - Fee Related JP3650804B2 (en) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | Extruded material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3650804B2 (en) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4532090B2 (en) | 2003-09-11 | 2010-08-25 | ミサワホーム株式会社 | Coating method for resin molded products |
| ES1062467Y (en) * | 2006-03-16 | 2006-09-16 | Travieso Eugeni Castejon | COMPOSTER |
-
2001
- 2001-05-10 JP JP2001139936A patent/JP3650804B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002332416A (en) | 2002-11-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3332826B2 (en) | Wood-like molded article and method for producing the same | |
| CN100460176C (en) | Jp2005081817 | |
| JP3746436B2 (en) | Wood-like molded product manufacturing method and wood-like molded product manufacturing apparatus | |
| JP3650804B2 (en) | Extruded material | |
| JP3576451B2 (en) | Wood-like molded article and method for producing wood-like molded article | |
| KR101024964B1 (en) | Recycling method of FRP waste material | |
| JP3519379B2 (en) | Method of manufacturing wood-like molded products | |
| JP2009034951A (en) | Method for manufacturing wood-like molded article | |
| JP3085587U (en) | Extruded material | |
| JP4664545B2 (en) | Manufacturing method of resin molded products | |
| JP2004002583A (en) | Wood-like molded article and method for producing wood-like molded article | |
| JP3085797U (en) | Wood-like molded product | |
| JP3085676U (en) | Wood-like molded products and wood-like molded product manufacturing equipment | |
| US20150165701A1 (en) | Method of Manufacturing Paving Slabs | |
| JP3081164B2 (en) | Pulverized powder, method for producing pulverized powder, wood-like molded article using pulverized powder, method for producing the same, wood chip cement molded article using pulverized powder, and wood chip adhesive molded article using pulverized powder | |
| JP2510808B2 (en) | Processing method for reuse of polystyrene foam | |
| JP5535744B2 (en) | Method for producing resin composition | |
| JP6688098B2 (en) | Wood-like molded article manufacturing method and wood-like molded article | |
| CN100347243C (en) | Method for producing wood imitating articles | |
| JP2004168892A (en) | Resin molded product and method for producing resin molded product | |
| JP2003112313A (en) | Method and equipment for manufacturing resin mixed wood powder and method and equipment for manufacturing woody molded article | |
| JP5118278B2 (en) | Resin molded product and method for producing resin molded product | |
| JP2002275375A (en) | Extruded material and manufacturing method of extruded material | |
| JP2003103516A (en) | Method and apparatus for manufacturing wood flour- containing compound | |
| JPH10202660A (en) | Manufacture of mosaic pattern product, mosaic pattern product and material for mosaic pattern product |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040819 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041207 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20041228 |
|
| A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20050112 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050121 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050121 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050121 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304 Year of fee payment: 3 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304 Year of fee payment: 3 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |