JP2004002583A

JP2004002583A - Wood-like molded article and method for producing wood-like molded article

Info

Publication number: JP2004002583A
Application number: JP2002161234A
Authority: JP
Inventors: Masami Katou; 加藤　まさみ; Hidenori Taguchi; 田口　秀法
Original assignee: Misawa Homes Co Ltd
Current assignee: Misawa Homes Co Ltd
Priority date: 2002-06-03
Filing date: 2002-06-03
Publication date: 2004-01-08

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a wood-like molded article with high productivity, and a method for producing a wood-like molded article. <P>SOLUTION: The wood-like molded article 1 is produced by kneading and melting a ground waste wooden material powder obtained from a waste wooden material containing impurities, a ground waste resin powder obtained from a waste resin containing impurities, and a fluororesin, and molding the molten material by extrusion or injection. The contents of the ground waste wooden material powder, the ground waste resin powder and the fluororesin are respectively 15-85 wt.%, 10-80 wt.% and 0.1-10 wt.% based on the whole molded article. The molded article 1 has a coefficient of friction reduced due to the fluororesin. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木質材料から得られたセルロース系微粉粒と樹脂とを押出若しくは射出成形によって成形してなる木質様成形品及び木質様成形品の製造方法に関する。
【０００２】
【背景の技術】
近年、天然木材の有する表面特性に近い表面特性を合成樹脂成形物に付与し、各種の家具あるいは日用品の表面を天然の木質様にする試みがなされている。
このような天然木材に近似した木質様成形品を得るために、本出願人は、特開平１０−３０５４７０号公報に開示の技術を発明した。
この公報に開示の木質様製品は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて金型から押出成形することで得られるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような木質様成形品の製造においては、混合材料の溶融物を金型から押し出す際に、溶融物と金型との摩擦によって押出成形の速度が小さくなり、生産性を低下させる傾向があるため、溶融物の摩擦係数を低減し木質様成形品を円滑に押出成形することが望まれていた。
【０００４】
本発明の課題は、円滑に押出成形することができるとともに生産性の高い木質様成形品及び木質様成形品の製造方法を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項１記載の発明は、例えば図１に示すように、木質材料から得られたセルロース系微粉粒と樹脂との混合材料を混錬し溶融させ、押出若しくは射出成形によって成形してなる木質様成形品１であって、
前記樹脂にはフッ素系樹脂が、成形品全体に対して０．１〜１０ｗｔ％含まれていることを特徴とする。
【０００６】
ここで、フッ素系樹脂とは、フッ素を含むオレフィンの重合で得られる合成樹脂のことであり、摩擦係数が小さい特徴を持つ。このフッ素系樹脂としては、例えば、四フッ化エチレン樹脂（ＰＴＦＥ）や四フッ化エチレン・六フッ化エチレン共重合体（ＦＥＰ）、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体（ＰＦＡ）、三フッ化塩化エチレン（ＰＣＴＦＥ）、エチレン・四フッ化エチレン共重合体（ＥＴＦＥ）等が挙げられる。このようなフッ素系樹脂においては、炭素原子とフッ素原子との結合距離が短く、かつフッ素原子どうしが強く反発し合うために剛直な鎖状の構造が形成されている。そして、木質様成形品１においては、上記のように剛直な鎖状の構造を有するフッ素系樹脂の各分子はランダムな方向に延在しており、これら複数のフッ素系樹脂の分子は網目状に配列された状態となっている。
【０００７】
請求項１記載の発明によれば、木質様成形品１はセルロース系微粉粒と、成形品全体に対してフッ素系樹脂が０．１〜１０ｗｔ％含まれた樹脂との混合材料を混錬し溶融させ押出若しくは射出成形によって成形してなるので、木質様成形品１の製造において、混合材料の溶融物は、フッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となっており、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出される。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１は生産性の高いものとなる。
更に、剛直な鎖状の構造を有するフッ素系樹脂の複数の分子は成形品中において網目状に配列され木質様成形品１の強度を高めた状態となっているため、木質様成形品１は、押出若しくは射出成形され金型から押し出される際に変形し難くなっている。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１は、更に生産性の高いものとなる。
【０００８】
ここで、成形品全体に対するフッ素系樹脂の割合を０．１〜１０ｗｔ％に設定したのは、０．１ｗｔ％未満ではフッ素系樹脂分が少なすぎて未硬化時の木質様成形品１に変形し難い高い強度を付与することができず、１０ｗｔ％を超えるとフッ素系樹脂過多となり、未硬化時の強度が高くなり過ぎて木質様成形品１の成形性が低下するためである。
【０００９】
また、成形された木質様成形品全体に対して、セルロース系微粉粒は１５〜８５ｗｔ％、樹脂は１０〜８０ｗｔ％それぞれ含まれることとしても良い。
このようにすることにより、木質様成形品１に本物の木材に近い手触り等の風合いを出すことができる。更に、成形品の強度や高度を十分に得ることができるとともに、押出若しくは射出成形などの成形性を向上させることができる。
【００１０】
請求項２記載の発明は、例えば図１に示すように、木質様成形品１において、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉と、フッ素系樹脂とを混錬し溶融させ、押出若しくは射出成形によって成形してなり、
前記フッ素系樹脂は、成形してなる成形品全体に対して０．１〜１０ｗｔ％含まれていることを特徴とする。
【００１１】
請求項２記載の発明によれば、木質様成形品１は木質廃材粉砕粉と樹脂廃材粉砕粉とフッ素系樹脂とを混錬し溶融させ、押出若しくは射出成形によって成形してなり、フッ素系樹脂は成形品全体に対して０．１〜１０ｗｔ％含まれているので、木質様成形品１の製造において、混合材料の溶融物は、フッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となっており、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出される。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１は生産性の高いものとなる。
また、剛直な鎖状の構造を有するフッ素系樹脂の複数の分子は成形品中において網目状に配列され木質様成形品１の強度を高めた状態となっているため、木質様成形品１は、押出若しくは射出成形され金型から押し出される際に変形し難くなっている。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１は、更に生産性の高いものとなる。
更に、木質廃材や樹脂廃材を利用することによって資源の有効利用や環境保護を図ることができる。
【００１２】
ここで、成形品全体に対するフッ素系樹脂の割合を０．１〜１０ｗｔ％に設定したのは、０．１ｗｔ％未満ではフッ素系樹脂分が少なすぎて未硬化時の木質様成形品１に変形し難い高い強度を付与することができず、１０ｗｔ％を超えるとフッ素系樹脂過多となり、未硬化時の強度が高くなり過ぎて木質様成形品１の成形性が低下するためである。
【００１３】
請求項３記載の発明は、例えば図１に示すように、請求項２記載の木質様成形品１において、
前記木質廃材粉砕粉は成形品全体に対して１５〜８５ｗｔ％、前記樹脂廃材粉砕粉は成形品全体に対して１０〜８０ｗｔ％それぞれ含まれていることを特徴とする。
【００１４】
請求項３記載の発明によれば、木質廃材粉砕粉は成形品全体に対して１５〜８５ｗｔ％の割合で含まれているので、木質様成形品１に本物の木材に近い手触り等の風合いを出すことができる。
また、樹脂廃材粉砕粉は成形品全体に対して１０〜８０ｗｔ％の割合で含まれているので、成形品の強度や高度を十分に得ることができるとともに、押出若しくは射出成形などの成形性を向上させることができる。
【００１５】
ここで、成形品全体に対する木質廃材粉砕粉の割合を１５〜８５ｗｔ％に設定したのは、１５ｗｔ％未満では、本物の木材に近い手触り等の風合いを出すことが難しく、また８５ｗｔ％を超えると木質過多となって押出成形などの成形性が低下するためである。
また、成形品全体に対する、樹脂廃材粉砕粉の割合を１０〜８０ｗｔ％に設定したのは、１０ｗｔ％未満では、樹脂分が少なすぎて押出成形等の成形性が低下するためであり、８０ｗｔ％を超えると、樹脂廃材粉砕粉中の樹脂分が過多となって成形品の木質感が低下するとともに、十分な強度や硬度が得られないためである。
【００１６】
請求項４記載の発明は、木質様成形品１の製造方法において、
木質材料から得られたセルロース系微粉粒と、フッ素系樹脂を含んだ樹脂とを混錬し溶融させ、
次に、混錬し溶融された混合材料を押出若しくは射出成形により成形することを特徴とする。
【００１７】
請求項４記載の発明によれば、混錬し溶融されたセルロース系微粉粒と樹脂とは、樹脂中のフッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となり、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出されることができる。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１の生産性を高めることができる。
また、剛直な鎖状の構造を有するフッ素系樹脂の複数の分子は成形品中において網目状に配列され木質様成形品１の強度を高めた状態となるため、木質様成形品１は、押出若しくは射出成形され金型から押し出される際に変形し難くなる。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１の生産性を更に高めることができる。
【００１８】
ここで、成形された木質様成形品全体に対して、セルロース系微粉粒は１５〜８５ｗｔ％、樹脂は１０〜８０ｗｔ％それぞれ含まれることとしても良い。
このようにすることにより、木質様成形品１に本物の木材に近い手触り等の風合いを出すことができる。更に、成形品の強度や高度を十分に得ることができるとともに、押出若しくは射出成形などの成形性を向上させることができる。
【００１９】
請求項５記載の発明は、例えば図２に示すように、木質様成形品１の製造方法において、
不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材から得られた樹脂廃材粉砕粉との混合材料にフッ素系樹脂を添加し、
次に、フッ素系樹脂が添加された混合材料を混錬し溶融させ、
次に、混錬し溶融された混合材料を押出若しくは射出成形により成形することを特徴とする。
【００２０】
請求項５記載の発明によれば、混錬し溶融された混合材料は、フッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となり、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出されることができる。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１の生産性を高めることができる。
また、剛直な鎖状の構造を有するフッ素系樹脂の複数の分子は成形品中において網目状に配列され木質様成形品１の強度を高めた状態となるため、木質様成形品１は、押出若しくは射出成形され金型から押し出される際に変形し難くなる。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１の生産性を更に高めることができる。
更に、不純物を含む木質廃材と、不純物を含む樹脂廃材とを用いることにより、資源の有効利用や環境保護を図ることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る実施の形態例を図１及び図２に基づいて説明する。
本実施の形態に係る木質様成形品１は、例えば図１に示すような内部に複数の中空部を有する矩形状の床材として成形されたものである。このような木質様成形品１は、不純物を含む木質廃材から得られた木質廃材粉砕粉と、不純物を含む樹脂廃材（以下、廃プラ材とする）から得られた樹脂廃材粉砕粉との混合材料を混錬し溶融させ、押出若しくは射出成形によって成形してなるものであり、成形品全体に対してフッ素系樹脂が０．１〜１０ｗｔ％となるように前記混合材料に添加されていることを特徴としている。
なお、本実施の形態においては、木質様成形品１全体に対し、木質廃材粉砕粉の割合は１５〜８５ｗｔ％、樹脂廃材の割合は１０〜８０ｗｔ％となっている。
【００２２】
廃プラ材は、主に熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を含むものであり、これらの樹脂としてはポリプロピレン樹脂（ｐｏｌｙｐｒｏｐｙｌｅｎｅ：以下ＰＰという）、軟質ポリ塩化ビニル樹脂（軟質ＰＶＣ）、硬質ポリ塩化ビニル樹脂（硬質ＰＶＣ）、発泡塩化ビニル樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリエチレン樹脂（以下、ＰＥとする）、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリスチレン樹脂及びポリエステル樹脂等がある。このような廃プラ材としては、容器包装リサイクル法によるプラスチックゴミであるペットボトル、人工大理石等の水酸化アルミニウムを含んだアクリル樹脂、ガラス繊維で補強された強化プラスチック（ＦＲＰ）、ナイロン、農業用ビニル等が挙げられる。なお、農業用ビニルとは、例えばビニルハウス用ポリ塩化ビニルシート等のことである。さらに、廃プラ材は、食品等の包装に用いられた後回収されたトレイ、食品コンテナ等のポリプロピレン包装部材や、ポリプロピレン包装部材を形成した際に出るポリプロピレンの端材等を含んでいてもよい。また、廃プラ材は、廃棄されて回収された家電製品や自動車などから得られる樹脂部材を含んでいても良い。更に、廃プラ材は、住宅等の建物を解体した際に排出されるものであってもよく、家具を解体した際に排出されるものであってもよい。このように、廃プラ材は、飲料物を含む食品の容器や包装等に使用される樹脂製品や、家電製品や自動車などから得られる樹脂部材、建物や家具を解体した際に排出されるもののうち少なくとも一つを含んでいればよい。
【００２３】
以上のような廃プラ材に含まれる不純物は、木質廃材粉砕粉と樹脂廃材粉砕粉とを混錬して、押出若しくは射出成形によって成形した際の不純物となるものである。このような不純物としては、例えば、炭酸カルシウム、タルク、顔料、（繊維）強化プラスチック（ｆｉｂｅｒ　ｒｅｉｎｆｏｒｃｅｄ　ｐｌａｓｔｉｃ：ＦＲＰ）に含まれる補強用の繊維などが挙げられる。
【００２４】
フッ素系樹脂とは、フッ素を含むオレフィンの重合で得られる合成樹脂のことであり、摩擦係数が小さい特徴を持つ。このフッ素系樹脂としては、例えば、四フッ化エチレン樹脂（ＰＴＦＥ）や四フッ化エチレン・六フッ化エチレン共重合体（ＦＥＰ）、四フッ化エチレン・パーフルオロアルコキシエチレン共重合体（ＰＦＡ）、三フッ化塩化エチレン（ＰＣＴＦＥ）、エチレン・四フッ化エチレン共重合体（ＥＴＦＥ）等を挙げることができる。このようなフッ素系樹脂として、例えば商品名「テフロン」（デュポン株式会社製）や、商品名「ポリフロン」（ダイキン工業株式会社製）等を用いることができる。
上記のようなフッ素系樹脂においては、炭素原子とフッ素原子との結合距離が短く、かつフッ素原子どうしが強く反発し合うために剛直な鎖状の構造が形成されている。そして、これらフッ素系樹脂の複数の分子は、木質様成形品１において網目状に配列されて上記廃プラ材の樹脂部分に固着され、硬化時及び未硬化時の木質様成形品１の強度を高めた状態となっている。
【００２５】
木質廃材は、主にセルロース系微粉粒を含むものであり、例えば、住宅等の建物を解体した際に排出される木質廃材や家具を解体した際に排出される木質廃材、建物建築中に排出される木材の端材、おが屑等である。
【００２６】
この木質廃材に含まれる不純物は、木質廃材粉砕粉と樹脂廃材粉砕粉とを混錬して、押出若しくは射出成形によって成形した際の不純物となるものである。このような不純物としては、具体的には、例えば、住宅の防火のために使用される耐火材として壁や床などに取り付けられた石膏ボードの石膏、壁や床などに充填された断熱材等が挙げられる。
【００２７】
上記のような木質廃材を粉砕して得られる木質廃材粉砕粉に含まれるセルロース系微粉粒は、互いに樹脂により結合されており、樹脂との接触部分では、樹脂が浸食した状態となっている。
このようにセルロース系微粉粒の周縁部には樹脂が浸透した状態となっているので、樹脂とセルロース系微粒粉との接合力が高められ、セルロース系微粒粉に湿気が帯びにくいようになっている。また、樹脂には、木質廃材や廃プラ材に含まれた、石膏、断熱材、炭酸カルシウム、タルク、顔料、ＰＥ、ＦＲＰ等が不純物として含まれた状態となっている。
【００２８】
ここで、木質廃材粉砕粉の木質様成形品１全体に対する割合（濃度）が１５〜８５ｗｔ％に設定されているのは、１５ｗｔ％未満では、本物の木材により近い手触り等の風合いを出すことが難しく、また８５ｗｔ％を超えると、木質過多となって押出成形等の成形性が低下するためである。
また、樹脂廃材粉砕粉の木質様成形品１全体に対する割合が１０〜８０ｗｔ％に設定されているのは、１０ｗｔ％未満では、樹脂分が少なすぎて、押出成形等の成形性が低下するためであり、また８０ｗｔ％を超えると、樹脂過多となって十分な強度や硬度が得られ難いためである。
更に、フッ素系樹脂の木質様成形品１全体に対する割合が０．１〜１０ｗｔ％に設定されているのは、０．１ｗｔ％未満ではフッ素系樹脂分が少なすぎて未硬化時の木質様成形品１に変形し難い高い強度を付与することができず、１０ｗｔ％を超えるとフッ素系樹脂過多となり、未硬化時の強度が高くなり過ぎて木質様成形品１の成形性が低下するためである。
【００２９】
次に、図２を参照し、上記のような木質様成形品１の製造方法について説明する。
先ず、建物躯体等として使用した建築部材を、建物の建て直し等の際、木質廃材と廃プラ材とに分別して回収する。もちろん、回収する建築部材には、老朽化した建物の解体廃材のみではなく、新築現場において発生する廃材等も含まれる。なお、この分別作業は、人力による分別作業や、各材質の物性の違いを利用する機械分別等が用いられる。また、この分別作業が終了した段階では、建築部材の取り外し作業や、分解作業等において、建築部材はかなり分断された塊状となっている。
【００３０】
次に、木質廃材を以下のように粉砕し、木質廃材粉砕粉を形成する（以下、粉砕工程とする）。なお、この粉砕工程は、一次粉砕、二次粉砕及び三次粉砕の三段階から形成されている。もちろん、この粉砕形態は、効率的に行うために各段階に分けたもので特にこれに限定されることはなく、一種類の粉砕工程で行うことも充分可能である。
【００３１】
先ず、一次粉砕工程において使用される粉砕装置は、一つの塊の大きさが数センチメートル程度のものからなる大塊状にすることができる粉砕機能を有するものであって、具体的には、二個の対向するローラーの表面に多数の突起を形成し、このローラー間を加圧させながらローラーを回転させることにより、この間を通過するものを破砕するような粉砕装置である。もちろん、粉砕装置は、これに限定されるものではなく、同様の機能を有するものであれば他の粗粉砕用の粉砕装置を使用しても良い。例えば、上向きＶ型に開いたジョーと振動アゴの間に原料を入れ、加圧することにより原料を粉砕するジョークラッシャや、固定破砕面の中を可動破砕面が旋回し、連続的に破砕するジャイレントリクラッシャ等の他の粗粉砕装置を使用しても良いものである。
なお、この一次粉砕工程の後には、粉砕された木質廃材中の金属を強力磁石及び渦電流選別機によって選別するとともに、この選別に残った金属類や石等を比重選別機によって選別することが好ましい。
【００３２】
次に、二次粉砕工程において、一次粉砕工程を終えた一次粉砕材料に対して細粉状に粉砕を施す。この二次粉砕工程に使用される粉砕装置は、大塊状のものを数ミリメートル以下にまで細粉状に粉砕することができるものであって、具体的には、高速回転するハンマチップで材料を打ち砕き、ハンマチップの外周にあるスクリーンの丸穴を通過するまで打砕作用を繰り返すハンマーミルを使用するものである。もちろん、使用する粉砕装置は、上述したハンマーミルに限定されるものではなく、同様の機能を有するものであれば他の粉砕装置でも良いものである。例えば、カッターにより細断するカッターミルや、ローラーにより圧砕するロールミル等を使用しても良い。
【００３３】
次に、三次粉砕工程において、二次粉砕工程を終えた二次粉砕材料に対して微粉状に粉砕を施す。この三次粉砕工程に使用される粉砕装置は、二次粉砕工程により得られた材料を更に細かい微粉状に粉砕することができるものである。具体的には、いわゆるピンミルであって、円盤に取り付けられたピンによって、衝撃、反発の相互作用を受けて微粉砕を施すことができるものである。更に具体的には、このピンミルは、垂直方向に多数のピンを有する円盤状の回転ディスクと、この回転ディスクに向かい合う面に多数のピンを有する固定ディスクとを備え、二次粉砕工程により得られた材料を回転ディスクの中心部へ投入すると、遠心力によって回転ディスクと固定ディスクに取り付けられたピンの間隙に入り込み、ピンによる衝撃や反発の相互作用を受けて微粉状に粉砕することができるものである。この三次粉砕工程では、上述したピンミルにより、数１０〜数１００μｍ程度の大きさの粒に粉砕される。もちろん、粉砕装置は、上述したピンミルに限定されるものではなく、同様の機能を有する他の細粉砕装置、例えば、ボールミルや石臼等でも良いものである。
【００３４】
上述したような粉砕工程において、回収した建築部材を三段階に分けて、粉砕が段階的に効率的に行われる。なお、一次粉砕及び二次粉砕後にふるいをかけて、既に所定の粒度に微粉砕されているものは、直接、木質廃材粉砕粉の貯留場所に送給されるように設定されている。
【００３５】
次に、樹脂廃材を、例えばハンマーミルを用いて粉砕し、樹脂廃材粉砕粉を得る。
次に、この樹脂廃材粉砕粉と上記粉砕工程において得られた木質廃材粉砕粉を混合した混合材料にフッ素系樹脂を添加し、このフッ素系樹脂が添加された混合材料を、木質廃材粉砕粉、樹脂廃材粉砕粉及びフッ素系樹脂が均一に分布するように混練する（以下、混錬工程とする）。この際、成形するべき木質様成形品１全体の重量に対し、木質廃材粉砕粉の割合を１５〜８５ｗｔ％、樹脂廃材粉砕粉の割合を１０〜８０ｗｔ％、フッ素系樹脂の割合を０．１〜１０ｗｔ％となるように調整する。ここで、木質廃材に樹脂が含まれる場合、その樹脂の重量は樹脂廃材粉砕粉の重量に加えることとし、廃プラ材に木粉などの木質部分が含まれる場合、その重量は木質廃材粉砕粉の重量に加えることとする。なお、この際、必要に応じて、複数の顔料や回収材でない樹脂粉を投入して混練しても良い。
【００３６】
そして、所定の温度及び圧力を加えることにより上記混練された混合材料を溶融し、金型を備えた押出成形機または射出成形機により所望の形状に成形する（以下、成形工程とする）。なお、ここでは混錬された混合材料を溶融することとして説明したが、混錬された混合材料を混錬しつつ溶融することとしてもよいし、混錬された混合材料を先に溶融し、次に混錬することとしても良い。
この成形工程においては、成形温度を８０〜２２０℃に設定し、この成形温度で成形を行っている。このような成形温度として、例えば、押出成形機において加熱及び押出しを行うバレル（スクリューシリンダー）の温度を８０〜１００℃、金型の温度を１００〜１２０℃とすることができる。ここで、成形工程における成形温度を８０〜２２０℃に設定したのは、８０℃未満では、樹脂廃材粉砕粉中の樹脂の軟化が不充分で、木質廃材粉砕粉と均等に混錬し難く、また２２０℃以上では木質廃材粉砕粉中のセルロース系微粒粉が熱で炭化等の変化を起すためである。このように成形温度を８０〜２２０℃に設定したので、粉砕工程において得られた木質廃材粉砕粉のうちのセルロース系微粒粉を成形工程において熱で変化させることなく、しかも、樹脂廃材粉砕粉中の樹脂を十分に溶融し軟化させて、セルロース系微粒粉と均等に混錬することができ、これによって、木質様成形品１を容易かつ確実に得ることができる。
【００３７】
このような作業工程を経ることで回収した木質廃材及び廃プラ材を用いた木質様成形品１を得ることができ、この木質様成形品１に対し必要に応じて加工処理を施すことにより製造工程が終了する。
【００３８】
以上のように製造された木質様成形品１によれば、フッ素系樹脂は成形品全体に対して０．１〜１０ｗｔ％含まれているので、木質様成形品１の製造において、混合材料の溶融物は、フッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となっており、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出される。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１は生産性の高いものとなる。
【００３９】
また、剛直な鎖状の構造を有するフッ素系樹脂の複数の分子は成形品中において網目状に配列され木質様成形品１の強度を高めた状態となっているため、木質様成形品１は、押出若しくは射出成形され金型から押し出される際に変形し難くなっている。従って、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品１は、更に生産性の高いものとなる。
また、木質廃材や樹脂廃材を利用することによって資源の有効利用や環境保護を図ることができる。
【００４０】
また、フッ素系樹脂によって硬化時の木質様成形品１の強度を高めることによって、セルロース系微粉粒の含有量に関わらず、木質様成形品を割れ難いものとすることができる。従って、木質様成形品１を、図１に示すような床材等、割れ難い高い強度が必要とされる部材として用いることができる。
また、木質廃材粉砕粉と樹脂廃材粉砕粉との混合材料にフッ素系樹脂を添加することにより、混合材料の粘度を高め、混合材料の溶融物の成形性を高めることができる。
【００４１】
また、木質廃材粉砕粉は成形品全体に対して１５〜８５ｗｔ％の割合で含まれているので、木質様成形品１に本物の木材に近い手触り等の風合いを出すことができる。また、利用する木質部分が多いので、木質廃材の再利用率を向上させることができる。
更に、樹脂廃材粉砕粉は成形品全体に対して１０〜８０ｗｔ％の割合で含まれているので、成形品の強度や高度を十分に得ることができるとともに、押出若しくは射出成形などの成形性を向上させることができる。
【００４２】
なお、上記実施の形態において、木質様成形品１は、主に木質廃材と、廃プラ材とを原料に成形されるものとして説明したが、セルロース系微粉粒と樹脂とが得られる限りにおいて、不純物を含まない木質材料及び樹脂とを原料とするものとしても良い。このような木質材料としては、例えば木材、バガス、稲藁などを挙げることができる。
更に、木質様成形品の製造方法の一部を、木質廃材を粉砕して木質廃材粉砕粉を得た後に、樹脂廃材を粉砕して樹脂廃材粉砕粉を得ることとして説明したが、樹脂廃材を粉砕した後に木質廃材を粉砕することとしても良いし、木質廃材と樹脂廃材とを同時に粉砕することとしても良い。
【００４３】
【発明の効果】
請求項１記載の発明によれば、木質様成形品の製造において混合材料の溶融物はフッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となっており、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出されるため、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品は、生産性の高いものとなる。
【００４４】
請求項２記載の発明によれば、木質様成形品の製造において混合材料の溶融物はフッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となっており、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出されるため、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品は、生産性の高いものとなる。また、木質廃材や樹脂廃材を利用することによって資源の有効利用や環境保護を図ることができる。
【００４５】
請求項３記載の発明によれば、請求項２記載の発明と同様の効果が得られるのは勿論のこと、木質様成形品に本物の木材に近い手触り等の風合いを出すことができる。また、成形品の強度や硬度を十分に得ることができるとともに、押出若しくは射出成形などの成形性を向上させることができる。
【００４６】
請求項４記載の発明によれば、混合材料の溶融物はフッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となり、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出されることとなるため、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品の生産性を高めることができる。
【００４７】
請求項５記載の発明によれば、混合材料の溶融物はフッ素系樹脂によって摩擦係数が低減された状態となり、押出若しくは射出成形されて円滑に金型から押し出されることとなるため、フッ素系樹脂を用いることにより、木質様成形品の生産性を高めることができる。また、不純物を含む木質廃材と、不純物を含む樹脂廃材とを用いることにより、資源の有効利用や環境保護を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る木質様成形品の一例を示す斜視図である。
【図２】本発明に係る木質様成形品の製造方法を示す概念図である。
【符号の説明】
１　木質様成形品[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a wood-like molded article obtained by molding cellulose-based fine particles obtained from a wood material and a resin by extrusion or injection molding, and a method for producing a wood-like molded article.
[0002]
[Background technology]
In recent years, attempts have been made to impart surface properties close to those of natural wood to synthetic resin molded articles to make the surfaces of various furniture or daily necessities natural wood-like.
In order to obtain such a wood-like molded product similar to natural wood, the present applicant has invented a technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-305470.
The woody product disclosed in this publication is obtained by mixing cellulosic fine particles and a resin, melting the mixed material, and extruding the mixture from a mold.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the production of a wood-like molded article as described above, when a melt of the mixed material is extruded from a mold, the speed of extrusion molding is reduced due to friction between the melt and the mold, thereby reducing productivity. Because of this tendency, it has been desired to reduce the coefficient of friction of the melt and smoothly extrude a wood-like molded product.
[0004]
An object of the present invention is to provide a wood-like molded product which can be smoothly extruded and has high productivity, and a method for producing the wood-like molded product.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the invention according to claim 1 is, for example, as shown in FIG. 1, kneaded and melted a mixed material of a cellulose-based fine particle obtained from a woody material and a resin, and extruded or injected. A wood-like molded article 1 formed by molding,
The resin is characterized in that the resin contains 0.1 to 10% by weight of the whole molded article.
[0006]
Here, the fluorine-based resin is a synthetic resin obtained by polymerization of an olefin containing fluorine, and has a characteristic of a small friction coefficient. Examples of this fluorine-based resin include tetrafluoroethylene resin (PTFE), ethylene tetrafluoride / hexafluoroethylene copolymer (FEP), ethylene tetrafluoride / perfluoroalkoxyethylene copolymer (PFA), Examples include ethylene trifluoride chloride (PCTFE) and ethylene / tetrafluoroethylene copolymer (ETFE). In such a fluorine-based resin, the bond distance between a carbon atom and a fluorine atom is short, and a rigid chain structure is formed because the fluorine atoms strongly repel each other. In the wood-like molded article 1, each molecule of the fluororesin having the rigid chain structure as described above extends in a random direction, and the molecules of the plurality of fluororesins are formed in a network. It is in the state of being arranged.
[0007]
According to the first aspect of the present invention, the wood-like molded article 1 is obtained by kneading a mixed material of cellulose-based fine particles and a resin containing 0.1 to 10% by weight of a fluorine-based resin with respect to the entire molded article. Since it is melted and molded by extrusion or injection molding, in the production of the wood-like molded article 1, the melt of the mixed material is in a state where the friction coefficient is reduced by the fluororesin, and is extruded or injection-molded. And is pushed out of the mold smoothly. Therefore, the use of the fluororesin makes the wood-like molded article 1 highly productive.
Furthermore, since a plurality of molecules of the fluorine-based resin having a rigid chain-like structure are arranged in a mesh pattern in the molded article to increase the strength of the wooden-like molded article 1, the wood-like molded article 1 It is difficult to deform when extruded or injection molded and extruded from a mold. Therefore, the use of the fluorine-based resin makes the wood-like molded article 1 more productive.
[0008]
Here, the ratio of the fluororesin to the entire molded product is set to 0.1 to 10 wt%. If the content is less than 0.1 wt%, the fluororesin content is too small and the wood-like molded product 1 when uncured is deformed. This is because a high strength that is difficult to perform cannot be provided, and if it exceeds 10 wt%, the amount of the fluorine-based resin becomes excessive, and the strength when uncured becomes too high, so that the moldability of the wood-like molded article 1 deteriorates.
[0009]
The cellulose-based fine particles may be contained in an amount of 15 to 85% by weight and the resin may be contained in an amount of 10 to 80% by weight, based on the entire formed wood-like molded article.
By doing in this way, the wood-like molded article 1 can have a texture such as a touch close to that of real wood. Further, the strength and height of the molded product can be sufficiently obtained, and the moldability such as extrusion or injection molding can be improved.
[0010]
As shown in FIG. 1, for example, as shown in FIG. 1, in the wood-like molded article 1, a pulverized wood waste material obtained from a wood waste containing impurities and a pulverized resin waste obtained from a resin waste containing impurities are used. The powder and the fluororesin are kneaded and melted and molded by extrusion or injection molding.
It is characterized in that the fluorine-based resin is contained in an amount of 0.1 to 10% by weight based on the whole molded article.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, the woody molded article 1 is formed by kneading and melting woody waste material pulverized powder, resinous waste material pulverized powder, and fluororesin, and extruding or injection molding the fluororesin. Is contained at 0.1 to 10 wt% with respect to the whole molded product, so that in the production of the wood-like molded product 1, the melt of the mixed material is in a state where the friction coefficient is reduced by the fluororesin. , Extruded or injection molded and smoothly extruded from the mold. Therefore, the use of the fluororesin makes the wood-like molded article 1 highly productive.
In addition, since a plurality of molecules of the fluorine-based resin having a rigid chain structure are arranged in a mesh pattern in the molded product and the strength of the wooden-like molded product 1 is increased, the wood-like molded product 1 is It is difficult to deform when extruded or injection molded and extruded from a mold. Therefore, the use of the fluorine-based resin makes the wood-like molded article 1 more productive.
Furthermore, the effective use of resources and the protection of the environment can be achieved by using wood waste and resin waste.
[0012]
Here, the ratio of the fluororesin to the entire molded product is set to 0.1 to 10 wt%. If the content is less than 0.1 wt%, the fluororesin content is too small and the wood-like molded product 1 when uncured is deformed. This is because a high strength that is difficult to perform cannot be provided, and if it exceeds 10 wt%, the amount of the fluorine-based resin becomes excessive, and the strength when uncured becomes too high, so that the moldability of the wood-like molded article 1 deteriorates.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, as shown in FIG.
The waste wood pulverized powder is contained in an amount of 15 to 85 wt% with respect to the whole molded article, and the resin waste material pulverized powder is contained in the whole molded article with a content of 10 to 80 wt%.
[0014]
According to the third aspect of the present invention, the woody waste material pulverized powder is contained at a ratio of 15 to 85 wt% with respect to the whole molded article, so that the woody molded article 1 has a texture such as a touch close to real wood. Can be put out.
In addition, since the resin waste material pulverized powder is contained at a ratio of 10 to 80 wt% with respect to the whole molded product, the strength and altitude of the molded product can be sufficiently obtained, and the moldability such as extrusion or injection molding can be improved. Can be improved.
[0015]
Here, the ratio of the pulverized wood waste material to the entire molded product is set to 15 to 85 wt%. This is because the amount of wood becomes excessive and the moldability such as extrusion molding is reduced.
The reason why the ratio of the resin waste material pulverized powder to the entire molded product is set to 10 to 80 wt% is that if the content is less than 10 wt%, the resin content is too small and the moldability such as extrusion molding is reduced. If it exceeds 3, the resin content in the pulverized resin waste material becomes excessive and the woodiness of the molded product is reduced, and sufficient strength and hardness cannot be obtained.
[0016]
The invention according to claim 4 is a method for manufacturing a woody molded article 1,
Kneading and melting cellulose-based fine particles obtained from woody materials and resin containing fluororesin,
Next, the kneaded and melted mixed material is formed by extrusion or injection molding.
[0017]
According to the invention of claim 4, the kneaded and melted cellulose fine powder and the resin are in a state where the friction coefficient is reduced by the fluorine resin in the resin, and are extruded or injection-molded smoothly. Can be extruded from the mold. Therefore, by using the fluororesin, the productivity of the woody molded article 1 can be increased.
In addition, since a plurality of molecules of the fluororesin having a rigid chain structure are arranged in a network in the molded product and the strength of the wooden-like molded product 1 is increased, the wooden-like molded product 1 is extruded. Or, it becomes difficult to be deformed when being injected and extruded from a mold. Therefore, by using the fluororesin, the productivity of the woody molded article 1 can be further increased.
[0018]
Here, the cellulose-based fine particles may be contained in 15 to 85 wt% and the resin may be contained in 10 to 80 wt%, respectively, with respect to the whole formed wood-like molded product.
By doing in this way, the wood-like molded article 1 can have a texture such as a touch close to that of real wood. Further, the strength and height of the molded product can be sufficiently obtained, and the moldability such as extrusion or injection molding can be improved.
[0019]
According to a fifth aspect of the present invention, as shown in FIG.
Add a fluorinated resin to a mixed material of wood waste material ground powder obtained from wood waste material containing impurities and resin waste material ground powder obtained from resin waste material containing impurities,
Next, the mixed material to which the fluororesin is added is kneaded and melted,
Next, the kneaded and melted mixed material is formed by extrusion or injection molding.
[0020]
According to the fifth aspect of the invention, the mixed material that has been kneaded and melted has a reduced friction coefficient by the fluorine-based resin, and can be extruded or injection-molded and smoothly extruded from the mold. Therefore, by using the fluororesin, the productivity of the woody molded article 1 can be increased.
In addition, since a plurality of molecules of the fluororesin having a rigid chain structure are arranged in a network in the molded product and the strength of the wooden-like molded product 1 is increased, the wooden-like molded product 1 is extruded. Or, it becomes difficult to be deformed when being injected and extruded from a mold. Therefore, by using the fluororesin, the productivity of the woody molded article 1 can be further increased.
Furthermore, by using wood waste containing impurities and resin waste containing impurities, effective use of resources and environmental protection can be achieved.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment according to the present invention will be described below with reference to FIGS.
The wood-like molded article 1 according to the present embodiment is formed as a rectangular flooring having a plurality of hollow portions inside as shown in FIG. 1, for example. Such a wood-like molded article 1 is obtained by mixing a pulverized woody waste material obtained from a woody waste material containing impurities and a pulverized resinous waste material powder obtained from a resinous waste material containing impurities (hereinafter, referred to as a waste plastic material). The material is kneaded, melted, and molded by extrusion or injection molding, and the fluororesin is added to the mixed material so as to be 0.1 to 10% by weight based on the whole molded article. It is characterized by.
In the present embodiment, the ratio of the pulverized wood waste material is 15 to 85 wt% and the ratio of the resin waste material is 10 to 80 wt% with respect to the entire wood-like molded article 1.
[0022]
The waste plastic material mainly contains a thermosetting resin or a thermoplastic resin. Examples of these resins are polypropylene resin (hereinafter, referred to as PP), soft polyvinyl chloride resin (soft PVC), and hard polyvinyl chloride. Resin (hard PVC), foamed vinyl chloride resin, ABS resin, polyethylene resin (hereinafter, referred to as PE), polypropylene resin, phenol resin, urethane resin, polyurethane resin, polystyrene resin, polyester resin, and the like. Examples of such waste plastic materials include plastic bottles that are plastic waste according to the Containers and Packaging Recycling Law, acrylic resin containing aluminum hydroxide such as artificial marble, reinforced plastic (FRP) reinforced with glass fiber, nylon, and agricultural use. Vinyl and the like. The agricultural vinyl is, for example, a polyvinyl chloride sheet for a vinyl house. Further, the waste plastic material may include trays collected after being used for packaging foods and the like, polypropylene packaging members such as food containers, and scraps of polypropylene that are produced when the polypropylene packaging members are formed. . In addition, the waste plastic material may include a resin member obtained from a home appliance, a car, or the like that has been discarded and collected. Further, the waste plastic material may be discharged when a building such as a house is dismantled, or may be discharged when disassembling furniture. As described above, waste plastic materials are used when disassembling resin products used for containers and packaging of foods including beverages, resin members obtained from home appliances and automobiles, and buildings and furniture. At least one of them should be included.
[0023]
The impurities contained in the above-mentioned waste plastic material are impurities when kneading the woody waste material pulverized powder and the resinous waste material pulverized powder and molding them by extrusion or injection molding. Examples of such impurities include calcium carbonate, talc, pigments, and fibers for reinforcement contained in (fiber) reinforced plastic (FRP).
[0024]
The fluorinated resin is a synthetic resin obtained by polymerization of an olefin containing fluorine, and has a characteristic of a small friction coefficient. Examples of this fluorine-based resin include tetrafluoroethylene resin (PTFE), ethylene tetrafluoride / hexafluoroethylene copolymer (FEP), ethylene tetrafluoride / perfluoroalkoxyethylene copolymer (PFA), Examples thereof include ethylene trifluoride chloride (PCTFE) and ethylene / tetrafluoroethylene copolymer (ETFE). As such a fluorine-based resin, for example, trade name “Teflon” (manufactured by DuPont), trade name “Polyflon” (manufactured by Daikin Industries, Ltd.) and the like can be used.
In the above-mentioned fluorine-based resin, the bond distance between a carbon atom and a fluorine atom is short, and a rigid chain structure is formed because the fluorine atoms repel each other strongly. The plurality of molecules of the fluorine-based resin are arranged in a mesh pattern in the wood-like molded product 1 and are fixed to the resin portion of the waste plastic material, thereby increasing the strength of the wood-like molded product 1 at the time of curing and at the time of uncuring. It has been raised.
[0025]
Wood waste mainly contains cellulosic fine particles.For example, wood waste discharged when dismantling buildings such as houses, wood waste discharged when dismantling furniture, and waste discharged during building construction. Waste wood, sawdust, etc.
[0026]
The impurities contained in the woody waste material become impurities when the woody waste material pulverized powder and the resinous waste material pulverized powder are kneaded and formed by extrusion or injection molding. As such impurities, specifically, for example, gypsum of a gypsum board attached to a wall or a floor as a refractory material used for fire protection of a house, a heat insulating material filled in a wall or a floor, or the like Is mentioned.
[0027]
Cellulose-based fine particles contained in the pulverized woody waste material obtained by pulverizing the woody waste material as described above are bonded to each other by a resin, and the resin is eroded at a contact portion with the resin.
As described above, since the resin is infiltrated into the peripheral portion of the cellulosic fine particles, the bonding strength between the resin and the cellulosic fine particles is increased, and the cellulosic fine particles are less likely to be moistened. I have. Further, the resin contains impurities such as gypsum, heat insulating material, calcium carbonate, talc, pigment, PE, FRP, etc., contained in woody waste materials and waste plastic materials.
[0028]
Here, the ratio (concentration) of the wood-like waste pulverized powder to the whole wood-like molded article 1 is set to 15 to 85 wt%. This is because it is difficult, and if it exceeds 85% by weight, the wood becomes excessive and the formability such as extrusion molding decreases.
Further, the ratio of the resin-waste pulverized powder to the entire wood-like molded product 1 is set to 10 to 80 wt%. If the content is less than 10 wt%, the resin content is too small, and the moldability such as extrusion molding is reduced. On the other hand, if it exceeds 80% by weight, the resin becomes excessive and it is difficult to obtain sufficient strength and hardness.
Further, the ratio of the fluororesin to the whole wood-like molded article 1 is set to 0.1 to 10 wt%. If it is less than 0.1 wt%, the amount of the fluororesin is too small and the uncured wood-like molded article is formed. It is not possible to impart a high strength that is not easily deformed to the article 1, and if it exceeds 10 wt%, the fluorine-based resin becomes excessive, and the strength when uncured becomes too high, and the moldability of the wood-like molded article 1 deteriorates. is there.
[0029]
Next, with reference to FIG. 2, a method for manufacturing the above-described woody molded article 1 will be described.
First, the building members used as the building frame or the like are separated and collected into woody waste materials and waste plastic materials when the building is rebuilt. Needless to say, the collected building members include not only demolition waste materials of decrepit buildings but also waste materials generated at new construction sites. Note that, for this sorting operation, a manual sorting operation, a mechanical sorting utilizing a difference in physical properties of each material, and the like are used. Further, at the stage when the sorting operation is completed, the building member is in a considerably divided lump in a removing operation and a disassembling operation of the building member.
[0030]
Next, the wood waste material is crushed as described below to form a crushed wood waste material (hereinafter, referred to as a crushing step). This pulverization step is formed from three stages of primary pulverization, secondary pulverization and tertiary pulverization. Needless to say, this pulverization mode is divided into each stage in order to efficiently perform the pulverization, and is not particularly limited to this. The pulverization can be performed by one type of pulverization process.
[0031]
First, the pulverizing apparatus used in the primary pulverization step has a pulverizing function capable of forming one lump into a large lump having a size of about several centimeters. This is a pulverizing device that forms a large number of protrusions on the surface of opposing rollers and rotates the rollers while applying pressure between the rollers, thereby crushing what passes between them. Of course, the crushing device is not limited to this, and other crushing devices for coarse crushing may be used as long as they have the same function. For example, a jaw crusher that crushes a raw material by putting the raw material between a jaw and an oscillating jaw opened in an upward V-shape and a movable crushing surface that rotates in a fixed crushing surface to continuously crush the material. Other coarse pulverizers such as a rent crusher may be used.
After this primary crushing step, the metals in the crushed wood waste can be sorted by a strong magnet and an eddy current sorter, and the metals and stones remaining after the sorting can be sorted by a specific gravity sorter. preferable.
[0032]
Next, in the secondary grinding step, the primary ground material after the primary grinding step is ground into a fine powder. The crusher used in the secondary crushing step is capable of crushing a large lump into a fine powder to several millimeters or less.Specifically, the material is crushed by a high-speed rotating hammer chip. It uses a hammer mill that repeats crushing and crushing until it passes through a round hole of a screen on the outer periphery of a hammer chip. Of course, the crushing device to be used is not limited to the above-mentioned hammer mill, and other crushing devices may be used as long as they have the same function. For example, a cutter mill that shreds with a cutter, a roll mill that crushes with a roller, or the like may be used.
[0033]
Next, in the tertiary pulverizing step, the secondary pulverized material after the secondary pulverizing step is pulverized into a fine powder. The crushing device used in the tertiary crushing step is capable of crushing the material obtained in the second crushing step into finer powders. Specifically, it is a so-called pin mill, which can perform fine pulverization by receiving an interaction of impact and repulsion by a pin attached to a disk. More specifically, the pin mill includes a disk-shaped rotating disk having a large number of pins in a vertical direction, and a fixed disk having a large number of pins on a surface facing the rotating disk, and is obtained by a secondary grinding step. When the material is put into the center of the rotating disk, it enters the gap between the rotating disk and the pin attached to the fixed disk due to centrifugal force, and can be pulverized into fine powder by the impact and repulsion interaction of the pin It is. In this tertiary pulverization step, the particles are pulverized by the above-mentioned pin mill into particles having a size of about several tens to several hundreds μm. Of course, the pulverizing device is not limited to the above-described pin mill, but may be another fine pulverizing device having the same function, for example, a ball mill or a stone mill.
[0034]
In the pulverizing process as described above, the collected building members are divided into three stages, and the pulverization is efficiently performed in a stepwise manner. In addition, what has been sieved after the primary pulverization and the secondary pulverization and already finely pulverized to a predetermined particle size is set so as to be directly sent to a storage location of the pulverized wood waste material.
[0035]
Next, the resin waste material is pulverized by using, for example, a hammer mill to obtain a pulverized resin waste material.
Next, a fluorinated resin is added to a mixed material obtained by mixing the crushed resin waste powder and the crushed wood waste obtained in the crushing step, and the mixed material to which the fluorinated resin is added is crushed wood waste material, The kneaded resin waste powder and the fluororesin are kneaded so as to be uniformly distributed (hereinafter, referred to as a kneading step). At this time, the ratio of the pulverized wood waste material is 15 to 85 wt%, the ratio of the pulverized resin waste material is 10 to 80 wt%, and the ratio of the fluororesin is 0.1 to the total weight of the wood-like molded article 1 to be molded. Adjust so as to be 10 wt% to 10 wt%. Here, when resin is contained in the woody waste material, the weight of the resin is added to the weight of the resin waste material pulverized powder, and when the woody material such as wood flour is included in the waste plastic material, the weight is added to the woody waste pulverized powder. Weight. At this time, if necessary, a plurality of pigments or resin powder that is not a recovery material may be added and kneaded.
[0036]
Then, the kneaded mixed material is melted by applying a predetermined temperature and pressure, and is molded into a desired shape by an extrusion molding machine or an injection molding machine equipped with a mold (hereinafter, referred to as a molding step). Note that, here, it has been described that the kneaded mixed material is melted.However, the kneaded mixed material may be melted while being kneaded, or the kneaded mixed material may be melted first. Next, it may be kneaded.
In this molding step, the molding temperature is set at 80 to 220 ° C., and molding is performed at this molding temperature. As such a molding temperature, for example, the temperature of a barrel (screw cylinder) for performing heating and extrusion in an extruder can be 80 to 100 ° C, and the temperature of a mold can be 100 to 120 ° C. Here, the reason why the molding temperature in the molding step was set to 80 to 220 ° C. is that if the temperature is lower than 80 ° C., the resin in the resin waste material pulverized powder is insufficiently softened, and it is difficult to uniformly knead with the wood waste material pulverized powder. At 220 ° C. or higher, the cellulosic fine powder in the pulverized wood waste material causes a change such as carbonization by heat. Since the molding temperature is set at 80 to 220 ° C. in this manner, the cellulosic fine powder of the wood-based waste material pulverized powder obtained in the pulverization step is not changed by heat in the molding step, and the resin waste material pulverized powder Can be sufficiently melted and softened, and uniformly kneaded with the cellulosic fine powder, whereby the wood-like molded article 1 can be obtained easily and reliably.
[0037]
Through such a working process, it is possible to obtain a wood-like molded product 1 using the collected wood waste material and waste plastic material, and to manufacture the wood-like molded product 1 by subjecting it to processing as required. The process ends.
[0038]
According to the wood-like molded article 1 manufactured as described above, the fluorine-based resin is contained in the entire molded article in an amount of 0.1 to 10% by weight. The melt is in a state in which the friction coefficient is reduced by the fluororesin, and is extruded or injection-molded and is smoothly extruded from the mold. Therefore, the use of the fluororesin makes the wood-like molded article 1 highly productive.
[0039]
In addition, since a plurality of molecules of the fluorine-based resin having a rigid chain structure are arranged in a mesh pattern in the molded product and the strength of the wooden-like molded product 1 is increased, the wood-like molded product 1 is It is difficult to deform when extruded or injection molded and extruded from a mold. Therefore, the use of the fluorine-based resin makes the wood-like molded article 1 more productive.
In addition, effective use of resources and environmental protection can be achieved by using woody waste materials and resin waste materials.
[0040]
In addition, by increasing the strength of the wood-like molded article 1 at the time of curing with a fluorine-based resin, the wood-like molded article can be made hard to break regardless of the content of the cellulosic fine powder particles. Therefore, the wood-like molded article 1 can be used as a member that requires high strength that is difficult to crack, such as a floor material as shown in FIG.
Further, by adding a fluorine-based resin to the mixed material of the pulverized wood waste material and the pulverized resin waste material, the viscosity of the mixed material can be increased, and the moldability of the melt of the mixed material can be improved.
[0041]
In addition, since the wood-based waste material pulverized powder is contained at a ratio of 15 to 85 wt% with respect to the whole molded product, the woody-like molded product 1 can have a feeling such as a touch close to that of real wood. In addition, since a large portion of the wood is used, the reuse rate of the wood waste can be improved.
Furthermore, since the resin waste material pulverized powder is contained at a ratio of 10 to 80 wt% with respect to the whole molded product, the strength and height of the molded product can be sufficiently obtained, and the moldability such as extrusion or injection molding can be improved. Can be improved.
[0042]
In the above-described embodiment, the wood-like molded article 1 is mainly described as being formed using wood waste material and waste plastic material as raw materials. However, as long as cellulose fine powder and resin are obtained, It is also possible to use wood materials and resins containing no impurities as raw materials. Examples of such a woody material include wood, bagasse, rice straw, and the like.
Further, a part of the method of manufacturing a wood-like molded product was described as crushing wood waste material to obtain crushed wood waste material and then crushing resin waste material to obtain crushed resin waste material powder. After the pulverization, the wood waste may be pulverized, or the wood waste and the resin waste may be pulverized simultaneously.
[0043]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, in the production of a wood-like molded product, the melt of the mixed material is in a state in which the friction coefficient is reduced by the fluororesin, and is extruded or injection-molded and smoothly from the mold. Since it is extruded, the use of a fluorine-based resin makes a wood-like molded product highly productive.
[0044]
According to the second aspect of the invention, in the production of a wood-like molded product, the melt of the mixed material is in a state in which the friction coefficient is reduced by the fluororesin, and is extruded or injection-molded and smoothly from the mold. Since it is extruded, the use of a fluorine-based resin makes a wood-like molded product highly productive. In addition, effective use of resources and environmental protection can be achieved by using woody waste materials and resin waste materials.
[0045]
According to the third aspect of the present invention, the same effect as that of the second aspect of the invention can be obtained, and of course, the wood-like molded article can have a texture such as a touch close to that of real wood. Further, the strength and hardness of the molded product can be sufficiently obtained, and the moldability such as extrusion or injection molding can be improved.
[0046]
According to the invention as set forth in claim 4, the molten material of the mixed material is in a state where the friction coefficient is reduced by the fluororesin, and is extruded or injection-molded and smoothly extruded from the mold. By using, the productivity of a wood-like molded product can be increased.
[0047]
According to the fifth aspect of the present invention, the melt of the mixed material is reduced in friction coefficient by the fluororesin, and is extruded or injection-molded and smoothly extruded from the mold. By using, the productivity of a wood-like molded product can be increased. In addition, by using wood waste containing impurities and resin waste containing impurities, effective use of resources and environmental protection can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a woody molded product according to the present invention.
FIG. 2 is a conceptual diagram illustrating a method for producing a woody molded product according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Wood-like molded products

Claims

It is a wood-like molded product obtained by kneading and melting a cellulose fine powder obtained from a wood material and a resin, and molding by extrusion or injection molding. A wood-like molded product characterized by being contained in an amount of 0.1 to 10% by weight.

It is made by kneading and melting wood-based waste material pulverized powder obtained from wood-containing waste material containing impurities, resin-waste-material pulverized powder obtained from resin-containing waste material, and fluorocarbon resin, and molding by extrusion or injection molding. ,
A wood-like molded product, wherein the fluorine-based resin is contained in an amount of 0.1 to 10% by weight based on the whole molded product.

The wood-like molded product according to claim 2,
A wood-like molded product characterized in that the wood waste material ground powder is contained in an amount of 15 to 85 wt% based on the whole molded product, and the resin waste material ground powder is contained in the entire molded product in an amount of 10 to 80 wt%.

Kneading and melting cellulose-based fine particles obtained from woody materials and resin containing fluororesin,
Next, a method for producing a wood-like molded product, comprising molding a kneaded and molten mixed material by extrusion or injection molding.

Add a fluorinated resin to a mixed material of wood waste material ground powder obtained from wood waste material containing impurities and resin waste material ground powder obtained from resin waste material containing impurities,
Next, the mixed material to which the fluororesin is added is kneaded and melted,
Next, a method for producing a wood-like molded product, comprising molding a kneaded and molten mixed material by extrusion or injection molding.