JP3650446B2 - 流量計の検査装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流量計の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、流量計、特に水道メータ等の通水試験は、通水試験台上に複数の被検流量計を並べて、それぞれユニオンジョイントで直列に接続し、ポンプで一定量の流体を汲み上げてバルブ等で被検流量計に適した通水量を調節して通水し、基準タンクに貯留した量と、通水前と通水後の流量計指示値の差とから被検流量計の器差(%)を算出していた。以下これを第1の従来技術と言う。
【0003】
被検流量計の器差(%)の算出は、計算用紙を用いて手計算することもあるが、作業者にとって計算が面倒で、作業効率面からも問題点とされていた。
また、被検流量計のうちの不合格品は手直しの必要があるため、通水試験台上で流量計同士が接続されている状態のときに印を付けておく。ところがその後手直しに着手するまでの間に何らかの不明の理由で印が消滅してしまうことがあり、どれが不合格品かが判別することができなくなってしまうことがあった。
【0004】
そうなると、再度通常試験を行わなければならないという事態が生じて、作業能率が落ちるという問題点があった。
別の従来技術(第2の従来技術)として、器差の算出を自動化した検査装置も周知である。
【0005】
この装置では、被検流量計の文字板上に、通水量に比例して回転する八角形のパイロットを配置し、パイロットの上面に光を照射するカップリングを流量計のケース上部に被せて、八角形の角で光を遮って反射光量の変化を光電素子で電気パルスに変換し、この電気パルスを計数することで通水中の流量計の指示値の変化を読み取り、これと通水量とから被検流量計の器差(%)をコンピュータで自動的に算出してプリントアウトするようになっている。
【0006】
この検査装置では、流量計のケース上部にカップリングを被せるとき、光照射箇所と八角形パイロットとの位置関係の設定が難しく、本来合格すべき流量計がカップリングの設置位置不具合が原因で不合格になってしまう場合があり、信頼性に欠けるという問題点があった。
【0007】
更に他の検査装置として、特開平7−113677号公報の自動検査装置が公知である。以下これを第3の従来技術という。
この検査装置は、被検流量計と同数の複数のCCDカメラのそれぞれを、対応する各被検流量計の上方にある距離を隔てて配置し、毎回の検査開始時刻と終了時刻における流量計(積算体積計)の指針式表示器をCCDカメラで撮像し、その画像を解析することで検査開始時刻と終了時刻との間の流量計の指示量Iを求め、対応する時間の間の流体の実量Qとから器差(%)を自動的に算出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術のうち、第1と第2の従来技術では、それぞれ前述したような問題点があり、さらに第3の従来技術では、被検流量計の数と同数の複数のCCDカメラを必要とするばかりでなく、指針式表示器を有する流量計しか検査できないという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は、これらの問題点を解消できる流量計の検査装置を提供することを目的とするもので、対象とする流量計としては、水道メータ、ガスメータ又は電磁流量計等がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の流量計(M)の識別情報を検出する唯一のCCDカメラユニット(23)を具備し、該CCDカメラユニット(23)が3次元的に自動走行して複数の流量計(M)を走査し、検出した識別情報の画像を処理して流量計(M)を検査する検査装置であって、
流体を流す前と流した後の識別情報をCCDカメラユニット(23)で検出するとともに、検出した識別情報に基いて流量計(M)の器差を計算する入出力演算装置(27)と、
計算した器差に基づいて不合格品情報を表示する操作盤(38)とを設け、
さらに、被検水道メータの不合格品の有無確認をして、不合格品が発生した場合には、該当する水道メータに不合格品の識別情報をマーキングするマーキングユニット(23A)をCCDカメラユニット(23)に一体的に取付けたことを特徴とする流量計の検査装置。
【0015】
請求項2の発明は、複数の流量計(M)の識別情報を検出する唯一のCCDカメラユニット(23)を具備し、検出した識別情報の画像を処理して流量計(M)を検査する通水検査装置であって、
第1列目に複数の被検流量計(M1)〜(M12)を並べて載置するとともに、第2列目に別の複数の被検流量計(M13)〜(M24)を並べて載置して第1列目と第2列目の被検流量計を並列させかつ直列に接続した第1のパレット(2)と、該第1のパレット(2)と同様に2列の被検流量計を接続した第2のパレット(3)とを有する通水検査台(1)と、
両パレット(2)(3)を移動させて一方のパレット(2又は3)を所定の検査位置に位置決めするパレットクランプ(8)と、
検査位置に位置決めされた一方のパレット(2)の被検流量計に通水する配管を圧着する配管圧着ユニット(18)とを具備し、
一方のパレット(2)の被検流量計(M1)〜(M24)を通水検査したら、他方のパレット(3)に替えて通水検査を行うことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明が対象とする流量計としては、水道メータ、ガスメータ、電磁流量計等があるが、図面の実施例は水道メータの検査装置である。
【0019】
図面の実施例において、1は水道メータを通水検査するときに、被検メータを乗せる通水検査台で、該通水検査台の上には、第1のパレット2と第2のパレット3が前後方向に移動可能に設けてある。
【0020】
一方のパレット2には、全部で24個の水道メータM1〜M24が2列に並べられ、通水できるように直列に接続されている。第1列目には12個の水道メータM1〜M12が、第2列目にも12個の水道メータM13〜M24がパレット2に載置されている。なお、図2,3等で、各列の水道メータは、列の両端に接続されたものだけが図示され、それらの間に接続された各10個ずつの水道メータは図示を省略してある。
【0021】
符号4,5はパレット2に載置された第1列と第2列をそれぞれ示す。また符号6,7は他方のパレット3に載置された第1列と第2列をそれぞれ示す。
第2のパレット3の第1列6と第2列7にも、第1のパレット2の第1列目と第2列目と同様に各12個ずつの別の水道メータM1′〜M12′、M13′〜M24′が並べて載置され、直列に接続されている(図3参照)。
【0022】
8は、パレット2や3を所定の検査位置に移動してクランプするパレットクランプで、図2〜4では図示を省略してある。
9は通水時に水を圧送するためのポンプ、10はモータバルブで、11,12はハンドバルブ、13は流量設定バルブ、14はソレノイドバルブ、15は周知の基準タンク、16は排水バルブ、17は耐圧試験用のバルブ(以下耐圧バルブと言う)で、図1のように接続されている。
【0023】
耐圧バルブ17には図示右方から耐圧系統の高い水圧がかけられている。18は配管圧着ユニットで、ハンドバルブ11,12の図示左側に接続されている配管を所定の検査位置に移動した通水検査台2の水道メータM1の入口とM24の出口に接続された配管に連通するためのものである。
【0024】
19は基準タンク15の水位を検出するためのフロート、20はフロート19に連動するフロート変位センサ、21はフロート19で検出した水位を4〜20mAの電流信号に変換するフロート式変位センサコントローラで、このコントローラからの電流信号は後述するインターフェースを介してコンピュータに接続される。
【0025】
なお基準タンク15には貯水量と水位との関係(合致点)が目盛られている。22は通水検査台1に設けた門形のフレーム、23はフレーム22に移動可能に装着されたCCDカメラユニットで、矢印Xに示す左右方向、矢印Yに示す前後方向及び矢印Zに示す上下方向の三方向に3次元的に自動走行が可能である。
【0026】
23AはCCDカメラユニット23に一体的に取り付けたマーキングユニット、23BはCCDカメラユニット23に取り付けた照明である。
24は照明23Bを点灯する照明電源、25はCCDカメラユニットで撮像した画像を処理する画像処理制御装置、26は画像モニター、27は入出力演算装置で、コンピュータ28、モニター29、プリンタ30、インターフェース31からなり、コンピュータ28は情報伝達ケーブル32で画像処理制御装置25と、情報伝達ケーブル33で後述するシーケンサと、また位置制御データ伝達ケーブル34で後述する位置制御コントローラとそれぞれ接続されている。
【0027】
インターフェース31は前記フロート式変位センサコントローラ21と接続され、フロート19で検出した基準タンク15の水位に対応する4〜20mAの電流信号をコンピュータ28へ入力する。
【0028】
なお、入出力演算装置27は、基準タンク15の水位とコントローラ21の電流値との関係を予め記憶しておく記憶手段を備えている。
35は制御盤で、通水検査装置をシーケンス制御するシーケンサ36と位置制御コントローラ37とからなる。38は通水検査台1に設けた門形のフレーム22に取付けた操作盤でモニターも兼ねており、ケーブル39で制御盤35と接続されている。
【0029】
操作盤38は図5に示すように、選択したパレットを表示するパレット表示部40、当日に検査した水道メータの数を表示する検査総数表示部41、合格した水道メータの数を表示する合格数表示部42、一つのパレットに載置した被検水道メータの数を表示するセット数表示部43、パレットに載置した被検水道メータの配列と各メータの合格・不合格の結果を表示する不合格メータ表示部44、被検水道メータの型式を選択する型式選択スイッチ45、被検水道メータの口径を選択する口径選択スイッチ46、検査流量を選択する流量選択スイッチ47、通過流量を表示する通過流量表示部48、通水中などの状態表示を行う状態表示部49、前記基準タンク15の水位を表示する水位表示部50、対象パレットの水道メータの全数が合格のときに表示する合格表示部51、対象パレットの水道メータのうち1個でも不合格のときに表示する不合格表示部52、何らかのトラブルで再検査を要するときに表示する再検査表示部53、運転準備ボタン54、自動ボタン55、手動ボタン56、カメラの有効、無効を選択するボタン57、58、原位置復帰ボタン59、起動ボタン60、異常表示部61、非常停止ボタン62を備えている。
【0030】
水道メータMは図8〜11に示すように指示数値部63と45度傾斜指示数値部64を備えている。
次に上記実施例の作用について、図6,7のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
最初に制御盤38の電源スイッチを入れる。次に第1のパレット2に被検水道メータM1〜M24を載置・連結し、パレットクランプ8でパレット2を図3に示す所定の検査位置に送って移動させ、クランプする。
【0032】
操作盤38のスイッチ45,46,47を操作して型式、口径、流量を選択し、被検水道メータの検査個数を表示部43に設定し、流量の種別として大流試験を行う場合について説明する。
【0033】
大流試験の場合には流量設定バルブ13を開弁し、操作盤38内の起動ボタン60をONにする(ステップ106)。
ステップ107で配管圧着ユニット18がクランプ作動し、被検水道メータM1〜M24を連結接続したことを確認する(ステップ108)。
【0034】
被検水道メータM1〜M24の連結接続を確認し、異常なしの場合には、ソレノイドバルブ14を開弁し、基準タンク15の水位がゼロレベル近傍に位置していることを確認する。其の際、水位データは、入出力演算装置27内のコンピュータ28へ伝送される。
【0035】
水位がゼロレベル近傍に位置していることを確認したら、ソレノイドバルブ14を閉弁する。
次に水道メータM1〜M24が連結接続されている状態で耐圧試験を行う。その際、ハンドバルブ11,12を閉弁し、耐圧バルブ17を開弁する。
【0036】
耐圧試験終了後は、開閉ハンドバルブ11,12を開弁し、耐圧バルブ17を閉弁する。
次に被検水道メータM1〜M24が連結接続された状態での識別情報検出による画像処理方法の通水検査について説明する。
【0037】
先ず通水検査前の被検水道メータM1〜M12の指示数値の画像取込をする。
操作盤38内の起動ボタン60をONにする。
照明電源24が自動的にONし、照明23Bを点灯させる。
【0038】
3次元的自動走行可能のCCDカメラユニット23は、前記第1パレット2の第1列目4(往き配列)の水道メータM1の識別情報である指示部の数値63上部へ移動し撮像の準備をし、異状表示部67が点灯しなければ前記第1パレット2の第1列目4(往き配列)の水道メータM1,M2,…,M12までの画像取込を同様な操作を順次繰り返してゆき、第1列目4(往き配列)の水道メータの画像取込は終わる(ステップ118〜123)。
【0039】
次に、CCDカメラユニット23が180度旋回して前記第1パレット2の第2列目5(返り配列)に連結された水道メータM13の上部へ移動して撮像の準備をし、異状表示部61が点灯しなければ水道メータM14,M15,…,M24までの画像取込を行い、順次同様な操作を繰り返し前記第1パレット2上の水道メータM1〜M24の画像取込は終了する。
【0040】
終了後には、照明電源24をOFFにする。
一方、CCDカメラユニット23は、原位置へ自動復帰し待機する(ステップ131)。
【0041】
次に、被検水道メータM1〜M24について通水器差試験を行う。
通水流量区分として、大流試験を選定した時は、前記基準タンク15の水位を200リットルレベル位置の確認をする(ステップ133)。
【0042】
通水検査後の水道メータM1〜M24の指示数値の画像取込をする。
照明電源24が自動的にONし、照明23Bを点灯させる。
CCDカメラユニット23は、前記第1パレット2の第1列目4(往き配列)の水道メータM1の識別情報である指示部の数値63上部へ移動して撮像の準備をし、異状表示61が点灯しなければ前記第1パレット2の第1列目4(往き配列)の水道メータM1,M2,…,M12までの画像取込を同様な操作を順次繰り返してゆき、第1列目4(往き配列)の水道メータの画像取込は終わる。
【0043】
次に、CCDカメラユニット23が180度旋回して前記第1パレット2の第2列目5(返り配列)に連結された前記水道メータM13の上部へ移動して撮像の準備をし、異状表示61が点灯しなければ水道メータM14,M15,…,M24までの画像取込を行い、順次同様な操作を繰り返し前記第1パレット2上の水道メータM1〜M24の画像取込は終了する。
【0044】
終了後には、照明電源24をOFFにする。
一方、CCDカメラユニット23は、原位置へ自動復帰して待機する。
こうして取り込んだ被検水道メータM1〜M24の通水検査前指示数値と通水検査後指示数値の識別情報を入出力演算装置27へ伝送して器差(%)の算出をし、合格品、不合格品、再検査の識別情報を操作盤38上に出力、表示する。
【0045】
被検水道メータM1〜M24の不合格品の有無確認をして、不合格品が発生した場合には、CCDカメラユニット23と一体のマーキングユニット23Aが該当する水道メータに不合格品、再検査の識別情報をマーキングする構成となっている。
【0046】
被検水道メータに不合格品、再検査の識別情報をマーキングした後は、CCDカメラユニット23は原位置に自動復帰する(ステップ140)。排水バルブ16を開弁し、基準タンク15の残量を放出する。
【0047】
配管圧着ユニット18がアンクランプされる。
第1パレット2の通水検査が終了するとともに、第2パレット3との入替が行われる。その間に、作業者は前記被検水道メータM1〜M24の取外しをする。
【0048】
なお、水道メータの識別情報は、メータに表示された型式名や口径などの文字、指示数値、製造番号、位置データ等の数値、各種マーク等の記号からなる。
【0049】
【発明の効果】
本発明の流量計の検査装置は上述のように構成されているので、1個のCCDカメラユニットで複数の流量計の識別情報を走査して画像をとり込み、画像処理して検査するため、装置の構成が簡単になる。
【0050】
また個々の流量計について、型式別、口径別、製造番号別に記録を残すことができ、製品別の品質情報をベースにして、流量計の保管、管理ができるとともに作業能率が向上する。
【0051】
また、通水検査の場合に、通過流量と水位との関連をフロート式変位センサコントローラから入出力演算装置に信号を送って水位と流量との判読が自動的にできるようになった。
【0052】
さらに、二つのパレットを交互に使うことで、検査時間の短縮ができる。
また、請求項5の発明では、基準タンクに貯水量と水位との合致点が目盛られているので、通水試験で有効に作用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略系統図である。
【図2】本発明の実施例の要部正面略図である。
【図3】本発明の実施例の要部平面略図である。
【図4】本発明の実施例の要部側面略図である。
【図5】本発明の実施例の操作盤の正面図である。
【図6】本発明の実施例のフローチャートである。
【図7】本発明の実施例のフローチャートである。
【図8】水道メータの正面図である。
【図9】水道メータの平面図である。
【図10】水道メータの頭部の一部破断側面図である。
【図11】水道メータの指示表示部の正面図である。
【符号の説明】
1 通水検査台
2,3 パレット
4 第1列
5 第2列
8 パレットクランプ
15 基準タンク
18 配管圧着ユニット
19 フロート
21 フロート式変位センサコントローラ
23 CCDカメラユニット
23A マーキングユニット
27 入出力演算装置
38 操作盤
30 プリンタ
【発明の属する技術分野】
本発明は流量計の検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、流量計、特に水道メータ等の通水試験は、通水試験台上に複数の被検流量計を並べて、それぞれユニオンジョイントで直列に接続し、ポンプで一定量の流体を汲み上げてバルブ等で被検流量計に適した通水量を調節して通水し、基準タンクに貯留した量と、通水前と通水後の流量計指示値の差とから被検流量計の器差(%)を算出していた。以下これを第1の従来技術と言う。
【0003】
被検流量計の器差(%)の算出は、計算用紙を用いて手計算することもあるが、作業者にとって計算が面倒で、作業効率面からも問題点とされていた。
また、被検流量計のうちの不合格品は手直しの必要があるため、通水試験台上で流量計同士が接続されている状態のときに印を付けておく。ところがその後手直しに着手するまでの間に何らかの不明の理由で印が消滅してしまうことがあり、どれが不合格品かが判別することができなくなってしまうことがあった。
【0004】
そうなると、再度通常試験を行わなければならないという事態が生じて、作業能率が落ちるという問題点があった。
別の従来技術(第2の従来技術)として、器差の算出を自動化した検査装置も周知である。
【0005】
この装置では、被検流量計の文字板上に、通水量に比例して回転する八角形のパイロットを配置し、パイロットの上面に光を照射するカップリングを流量計のケース上部に被せて、八角形の角で光を遮って反射光量の変化を光電素子で電気パルスに変換し、この電気パルスを計数することで通水中の流量計の指示値の変化を読み取り、これと通水量とから被検流量計の器差(%)をコンピュータで自動的に算出してプリントアウトするようになっている。
【0006】
この検査装置では、流量計のケース上部にカップリングを被せるとき、光照射箇所と八角形パイロットとの位置関係の設定が難しく、本来合格すべき流量計がカップリングの設置位置不具合が原因で不合格になってしまう場合があり、信頼性に欠けるという問題点があった。
【0007】
更に他の検査装置として、特開平7−113677号公報の自動検査装置が公知である。以下これを第3の従来技術という。
この検査装置は、被検流量計と同数の複数のCCDカメラのそれぞれを、対応する各被検流量計の上方にある距離を隔てて配置し、毎回の検査開始時刻と終了時刻における流量計(積算体積計)の指針式表示器をCCDカメラで撮像し、その画像を解析することで検査開始時刻と終了時刻との間の流量計の指示量Iを求め、対応する時間の間の流体の実量Qとから器差(%)を自動的に算出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術のうち、第1と第2の従来技術では、それぞれ前述したような問題点があり、さらに第3の従来技術では、被検流量計の数と同数の複数のCCDカメラを必要とするばかりでなく、指針式表示器を有する流量計しか検査できないという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は、これらの問題点を解消できる流量計の検査装置を提供することを目的とするもので、対象とする流量計としては、水道メータ、ガスメータ又は電磁流量計等がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、複数の流量計(M)の識別情報を検出する唯一のCCDカメラユニット(23)を具備し、該CCDカメラユニット(23)が3次元的に自動走行して複数の流量計(M)を走査し、検出した識別情報の画像を処理して流量計(M)を検査する検査装置であって、
流体を流す前と流した後の識別情報をCCDカメラユニット(23)で検出するとともに、検出した識別情報に基いて流量計(M)の器差を計算する入出力演算装置(27)と、
計算した器差に基づいて不合格品情報を表示する操作盤(38)とを設け、
さらに、被検水道メータの不合格品の有無確認をして、不合格品が発生した場合には、該当する水道メータに不合格品の識別情報をマーキングするマーキングユニット(23A)をCCDカメラユニット(23)に一体的に取付けたことを特徴とする流量計の検査装置。
【0015】
請求項2の発明は、複数の流量計(M)の識別情報を検出する唯一のCCDカメラユニット(23)を具備し、検出した識別情報の画像を処理して流量計(M)を検査する通水検査装置であって、
第1列目に複数の被検流量計(M1)〜(M12)を並べて載置するとともに、第2列目に別の複数の被検流量計(M13)〜(M24)を並べて載置して第1列目と第2列目の被検流量計を並列させかつ直列に接続した第1のパレット(2)と、該第1のパレット(2)と同様に2列の被検流量計を接続した第2のパレット(3)とを有する通水検査台(1)と、
両パレット(2)(3)を移動させて一方のパレット(2又は3)を所定の検査位置に位置決めするパレットクランプ(8)と、
検査位置に位置決めされた一方のパレット(2)の被検流量計に通水する配管を圧着する配管圧着ユニット(18)とを具備し、
一方のパレット(2)の被検流量計(M1)〜(M24)を通水検査したら、他方のパレット(3)に替えて通水検査を行うことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明が対象とする流量計としては、水道メータ、ガスメータ、電磁流量計等があるが、図面の実施例は水道メータの検査装置である。
【0019】
図面の実施例において、1は水道メータを通水検査するときに、被検メータを乗せる通水検査台で、該通水検査台の上には、第1のパレット2と第2のパレット3が前後方向に移動可能に設けてある。
【0020】
一方のパレット2には、全部で24個の水道メータM1〜M24が2列に並べられ、通水できるように直列に接続されている。第1列目には12個の水道メータM1〜M12が、第2列目にも12個の水道メータM13〜M24がパレット2に載置されている。なお、図2,3等で、各列の水道メータは、列の両端に接続されたものだけが図示され、それらの間に接続された各10個ずつの水道メータは図示を省略してある。
【0021】
符号4,5はパレット2に載置された第1列と第2列をそれぞれ示す。また符号6,7は他方のパレット3に載置された第1列と第2列をそれぞれ示す。
第2のパレット3の第1列6と第2列7にも、第1のパレット2の第1列目と第2列目と同様に各12個ずつの別の水道メータM1′〜M12′、M13′〜M24′が並べて載置され、直列に接続されている(図3参照)。
【0022】
8は、パレット2や3を所定の検査位置に移動してクランプするパレットクランプで、図2〜4では図示を省略してある。
9は通水時に水を圧送するためのポンプ、10はモータバルブで、11,12はハンドバルブ、13は流量設定バルブ、14はソレノイドバルブ、15は周知の基準タンク、16は排水バルブ、17は耐圧試験用のバルブ(以下耐圧バルブと言う)で、図1のように接続されている。
【0023】
耐圧バルブ17には図示右方から耐圧系統の高い水圧がかけられている。18は配管圧着ユニットで、ハンドバルブ11,12の図示左側に接続されている配管を所定の検査位置に移動した通水検査台2の水道メータM1の入口とM24の出口に接続された配管に連通するためのものである。
【0024】
19は基準タンク15の水位を検出するためのフロート、20はフロート19に連動するフロート変位センサ、21はフロート19で検出した水位を4〜20mAの電流信号に変換するフロート式変位センサコントローラで、このコントローラからの電流信号は後述するインターフェースを介してコンピュータに接続される。
【0025】
なお基準タンク15には貯水量と水位との関係(合致点)が目盛られている。22は通水検査台1に設けた門形のフレーム、23はフレーム22に移動可能に装着されたCCDカメラユニットで、矢印Xに示す左右方向、矢印Yに示す前後方向及び矢印Zに示す上下方向の三方向に3次元的に自動走行が可能である。
【0026】
23AはCCDカメラユニット23に一体的に取り付けたマーキングユニット、23BはCCDカメラユニット23に取り付けた照明である。
24は照明23Bを点灯する照明電源、25はCCDカメラユニットで撮像した画像を処理する画像処理制御装置、26は画像モニター、27は入出力演算装置で、コンピュータ28、モニター29、プリンタ30、インターフェース31からなり、コンピュータ28は情報伝達ケーブル32で画像処理制御装置25と、情報伝達ケーブル33で後述するシーケンサと、また位置制御データ伝達ケーブル34で後述する位置制御コントローラとそれぞれ接続されている。
【0027】
インターフェース31は前記フロート式変位センサコントローラ21と接続され、フロート19で検出した基準タンク15の水位に対応する4〜20mAの電流信号をコンピュータ28へ入力する。
【0028】
なお、入出力演算装置27は、基準タンク15の水位とコントローラ21の電流値との関係を予め記憶しておく記憶手段を備えている。
35は制御盤で、通水検査装置をシーケンス制御するシーケンサ36と位置制御コントローラ37とからなる。38は通水検査台1に設けた門形のフレーム22に取付けた操作盤でモニターも兼ねており、ケーブル39で制御盤35と接続されている。
【0029】
操作盤38は図5に示すように、選択したパレットを表示するパレット表示部40、当日に検査した水道メータの数を表示する検査総数表示部41、合格した水道メータの数を表示する合格数表示部42、一つのパレットに載置した被検水道メータの数を表示するセット数表示部43、パレットに載置した被検水道メータの配列と各メータの合格・不合格の結果を表示する不合格メータ表示部44、被検水道メータの型式を選択する型式選択スイッチ45、被検水道メータの口径を選択する口径選択スイッチ46、検査流量を選択する流量選択スイッチ47、通過流量を表示する通過流量表示部48、通水中などの状態表示を行う状態表示部49、前記基準タンク15の水位を表示する水位表示部50、対象パレットの水道メータの全数が合格のときに表示する合格表示部51、対象パレットの水道メータのうち1個でも不合格のときに表示する不合格表示部52、何らかのトラブルで再検査を要するときに表示する再検査表示部53、運転準備ボタン54、自動ボタン55、手動ボタン56、カメラの有効、無効を選択するボタン57、58、原位置復帰ボタン59、起動ボタン60、異常表示部61、非常停止ボタン62を備えている。
【0030】
水道メータMは図8〜11に示すように指示数値部63と45度傾斜指示数値部64を備えている。
次に上記実施例の作用について、図6,7のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
最初に制御盤38の電源スイッチを入れる。次に第1のパレット2に被検水道メータM1〜M24を載置・連結し、パレットクランプ8でパレット2を図3に示す所定の検査位置に送って移動させ、クランプする。
【0032】
操作盤38のスイッチ45,46,47を操作して型式、口径、流量を選択し、被検水道メータの検査個数を表示部43に設定し、流量の種別として大流試験を行う場合について説明する。
【0033】
大流試験の場合には流量設定バルブ13を開弁し、操作盤38内の起動ボタン60をONにする(ステップ106)。
ステップ107で配管圧着ユニット18がクランプ作動し、被検水道メータM1〜M24を連結接続したことを確認する(ステップ108)。
【0034】
被検水道メータM1〜M24の連結接続を確認し、異常なしの場合には、ソレノイドバルブ14を開弁し、基準タンク15の水位がゼロレベル近傍に位置していることを確認する。其の際、水位データは、入出力演算装置27内のコンピュータ28へ伝送される。
【0035】
水位がゼロレベル近傍に位置していることを確認したら、ソレノイドバルブ14を閉弁する。
次に水道メータM1〜M24が連結接続されている状態で耐圧試験を行う。その際、ハンドバルブ11,12を閉弁し、耐圧バルブ17を開弁する。
【0036】
耐圧試験終了後は、開閉ハンドバルブ11,12を開弁し、耐圧バルブ17を閉弁する。
次に被検水道メータM1〜M24が連結接続された状態での識別情報検出による画像処理方法の通水検査について説明する。
【0037】
先ず通水検査前の被検水道メータM1〜M12の指示数値の画像取込をする。
操作盤38内の起動ボタン60をONにする。
照明電源24が自動的にONし、照明23Bを点灯させる。
【0038】
3次元的自動走行可能のCCDカメラユニット23は、前記第1パレット2の第1列目4(往き配列)の水道メータM1の識別情報である指示部の数値63上部へ移動し撮像の準備をし、異状表示部67が点灯しなければ前記第1パレット2の第1列目4(往き配列)の水道メータM1,M2,…,M12までの画像取込を同様な操作を順次繰り返してゆき、第1列目4(往き配列)の水道メータの画像取込は終わる(ステップ118〜123)。
【0039】
次に、CCDカメラユニット23が180度旋回して前記第1パレット2の第2列目5(返り配列)に連結された水道メータM13の上部へ移動して撮像の準備をし、異状表示部61が点灯しなければ水道メータM14,M15,…,M24までの画像取込を行い、順次同様な操作を繰り返し前記第1パレット2上の水道メータM1〜M24の画像取込は終了する。
【0040】
終了後には、照明電源24をOFFにする。
一方、CCDカメラユニット23は、原位置へ自動復帰し待機する(ステップ131)。
【0041】
次に、被検水道メータM1〜M24について通水器差試験を行う。
通水流量区分として、大流試験を選定した時は、前記基準タンク15の水位を200リットルレベル位置の確認をする(ステップ133)。
【0042】
通水検査後の水道メータM1〜M24の指示数値の画像取込をする。
照明電源24が自動的にONし、照明23Bを点灯させる。
CCDカメラユニット23は、前記第1パレット2の第1列目4(往き配列)の水道メータM1の識別情報である指示部の数値63上部へ移動して撮像の準備をし、異状表示61が点灯しなければ前記第1パレット2の第1列目4(往き配列)の水道メータM1,M2,…,M12までの画像取込を同様な操作を順次繰り返してゆき、第1列目4(往き配列)の水道メータの画像取込は終わる。
【0043】
次に、CCDカメラユニット23が180度旋回して前記第1パレット2の第2列目5(返り配列)に連結された前記水道メータM13の上部へ移動して撮像の準備をし、異状表示61が点灯しなければ水道メータM14,M15,…,M24までの画像取込を行い、順次同様な操作を繰り返し前記第1パレット2上の水道メータM1〜M24の画像取込は終了する。
【0044】
終了後には、照明電源24をOFFにする。
一方、CCDカメラユニット23は、原位置へ自動復帰して待機する。
こうして取り込んだ被検水道メータM1〜M24の通水検査前指示数値と通水検査後指示数値の識別情報を入出力演算装置27へ伝送して器差(%)の算出をし、合格品、不合格品、再検査の識別情報を操作盤38上に出力、表示する。
【0045】
被検水道メータM1〜M24の不合格品の有無確認をして、不合格品が発生した場合には、CCDカメラユニット23と一体のマーキングユニット23Aが該当する水道メータに不合格品、再検査の識別情報をマーキングする構成となっている。
【0046】
被検水道メータに不合格品、再検査の識別情報をマーキングした後は、CCDカメラユニット23は原位置に自動復帰する(ステップ140)。排水バルブ16を開弁し、基準タンク15の残量を放出する。
【0047】
配管圧着ユニット18がアンクランプされる。
第1パレット2の通水検査が終了するとともに、第2パレット3との入替が行われる。その間に、作業者は前記被検水道メータM1〜M24の取外しをする。
【0048】
なお、水道メータの識別情報は、メータに表示された型式名や口径などの文字、指示数値、製造番号、位置データ等の数値、各種マーク等の記号からなる。
【0049】
【発明の効果】
本発明の流量計の検査装置は上述のように構成されているので、1個のCCDカメラユニットで複数の流量計の識別情報を走査して画像をとり込み、画像処理して検査するため、装置の構成が簡単になる。
【0050】
また個々の流量計について、型式別、口径別、製造番号別に記録を残すことができ、製品別の品質情報をベースにして、流量計の保管、管理ができるとともに作業能率が向上する。
【0051】
また、通水検査の場合に、通過流量と水位との関連をフロート式変位センサコントローラから入出力演算装置に信号を送って水位と流量との判読が自動的にできるようになった。
【0052】
さらに、二つのパレットを交互に使うことで、検査時間の短縮ができる。
また、請求項5の発明では、基準タンクに貯水量と水位との合致点が目盛られているので、通水試験で有効に作用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略系統図である。
【図2】本発明の実施例の要部正面略図である。
【図3】本発明の実施例の要部平面略図である。
【図4】本発明の実施例の要部側面略図である。
【図5】本発明の実施例の操作盤の正面図である。
【図6】本発明の実施例のフローチャートである。
【図7】本発明の実施例のフローチャートである。
【図8】水道メータの正面図である。
【図9】水道メータの平面図である。
【図10】水道メータの頭部の一部破断側面図である。
【図11】水道メータの指示表示部の正面図である。
【符号の説明】
1 通水検査台
2,3 パレット
4 第1列
5 第2列
8 パレットクランプ
15 基準タンク
18 配管圧着ユニット
19 フロート
21 フロート式変位センサコントローラ
23 CCDカメラユニット
23A マーキングユニット
27 入出力演算装置
38 操作盤
30 プリンタ
Claims (2)
- 複数の流量計(M)の識別情報を検出する唯一のCCDカメラユニット(23)を具備し、該CCDカメラユニット(23)が3次元的に自動走行して複数の流量計(M)を走査し、検出した識別情報の画像を処理して流量計(M)を検査する検査装置であって、
流体を流す前と流した後の識別情報をCCDカメラユニット(23)で検出するとともに、
検出した識別情報に基いて流量計(M)の器差を計算する入出力演算装置(27)と、
計算した器差に基づいて不合格品情報を表示する操作盤(38)とを設け、
さらに、被検水道メータの不合格品の有無確認をして、不合格品が発生した場合には、該当する水道メータに不合格品の識別情報をマーキングするマーキングユニット(23A)をCCDカメラユニット(23)に一体的に取付けたことを特徴とする流量計の検査装置。 - 複数の流量計(M)の識別情報を検出する唯一のCCDカメラユニット(23)を具備し、検出した識別情報の画像を処理して流量計(M)を検査する通水検査装置であって、
第1列目に複数の被検流量計(M1)〜(M12)を並べて載置するとともに、第2列目に別の複数の被検流量計(M13)〜(M24)を並べて載置して第1列目と第2列目の被検流量計を並列させかつ直列に接続した第1のパレット(2)と、該第1のパレット(2)と同様に2列の被検流量計を接続した第2のパレット(3)とを有する通水検査台(1)と、
両パレット(2)(3)を移動させて一方のパレット(2又は3)を所定の検査位置に位置決めするパレットクランプ(8)と、
検査位置に位置決めされた一方のパレット(2)の被検流量計に通水する配管を圧着する配管圧着ユニット(18)とを具備し、
一方のパレット(2)の被検流量計(M1)〜(M24)を通水検査したら、他方のパレット(3)に替えて通水検査を行うことを特徴とする流量計の検査装置。
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