JP3649369B2 - 肩掛け式受話器保持具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話の受話器を肩の上に保持することができる肩掛け式受話器保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電話機を使用しての会話は、受話器を一方の手で持った状態で行うのが一般的であった。そのため、例えば会社において、書類や図面の作成など手を使用する作業の遂行中に電話が掛かってきた場合には、一旦作業を中断して電話に出なければならず、掛かってくる電話が多い場合には作業効率が著しく低下していた。
尚、人によっては、首を傾けて受話器を耳と肩との間に挟むことで両手を使用可能な状態とし、電話で会話を行いながら手作業を遂行することができる器用な者もいるが、これは誰にでも容易にできる芸当ではなく、また会話が長引いたときに長時間にわたって受話器を挟んでおくと首や肩がだるくなって肩凝りを引き起こす場合があった。
また、業務上電話を頻繁に使用する営業マンなどでは、同時に2か所から電話が掛かってくる場合もあるが、このような場合、どちらか一方の電話にしか応対することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した実情に鑑みて、証券会社や銀行など業務に電話を多用する会社のオフィスでは、電話中に両手を空けることができ、電話で会話をしながら同時に様々な作業を平行して行うことが可能な用具の創出が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、請求項1に係る発明は、略逆U字状に形成され肩を前後から挟持可能な肩挟持部と、電話の受話器を載置するための受話器載置部を備えた受話器保持部とから構成され、肩挟持部の上面には受話器載置部を連結するための連結溝が形成され、連結溝は、連続的に形成された長溝部と長溝部と直角に一定間隔をあけて形成された複数の枝溝部とを備え、枝溝部は上面に開口して受話器載置部の支柱部の径よりも大きくした細幅部と、細幅部の下方に形成されていて受話器載置部の支柱部を立設している基礎部の幅よりも大きくした広幅部とを備え、該受話器保持部が前記肩挟持部に対して移動可能且つ回動自在に取り付けられてなることを特徴とする肩掛け式受話器保持具であり、請求項2に係る発明は、前記受話器保持部が肩挟持部に対して着脱自在にされてなることを特徴とする請求項1記載の肩掛け式受話器保持具であり、請求項3に係る発明は、前記肩挟持部の内面に滑り止め用突起が設けられてなることを特徴とする請求項1又は2記載の肩掛け式受話器保持具である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る肩掛け式受話器保持具の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る肩掛け式受話器保持具の好適な実施形態を示す側面図であり、本発明に係る肩掛け式受話器保持具(1)は、電話の受話器を保持するための受話器保持部(2)と、肩を前後から挟持可能なように略逆U字状に形成された肩挟持部(3)とから構成されている。
【0006】
図2は受話器保持部(2)の側面図であり、図3は受話器保持部(2)の底面図である。
受話器保持部(2)は、受話器を上面に載置するための受話器載置部(21)と、受話器載置部(21)の下方に形成され受話器保持部(2)を肩挟持部(3)に連結するための連結部(22)と、受話器を受話器載置部(21)に固定するための固定具(23)とから構成されている。
【0007】
受話器載置部(21)の上面は、電話受話器の背中部分(受話器を電話機本体に置いた状態で上になる部分)の曲率と略同じ曲率をもつように形成されており、受話器を受話器載置部(21)に安定した状態で載置することが可能となっている。また、一端部には受話器を受話器載置部(21)に対して位置決めするための当て止め部(21a)が設けられている。
連結部(22)は、後述する肩挟持部(3)の上面に形成された連結溝(31)内に遊嵌される基礎部(22a)と、この基礎部(22a)と受話器載置部(21)とを繋ぐように形成された支柱部(22b)を備えている。
固定具(23)は、受話器載置部(21)の側面に左右2本づつ付着された帯状布と、この帯状布の先端部に取付られた面接合ファスナー(23a)から構成れており、図4に示す如く受話器(J)を受話器載置部(21)の上面に載置した状態で帯状布の面接合ファスナー(23a)同士を接合させることにより、受話器(J)を受話器載置部(21)にしっかりと固定することが可能とされている。
【0008】
図5は肩挟持部(3)の上面図であり、図6は図5のA−A線断面図であり、図7は図5のB−B線断面図であり、図8は肩挟持部(3)の側面図である。
肩挟持部(3)は、図6及び図7に示す如く、肩を前後から挟持することが可能なように略逆U字状に形成されており、両端部の内面側には複数の滑り止め用突起(32)が形成されている。
尚、この滑り止め用突起(32)が形成されている部分を図8に示す如く幅広に形成することによって、肩挟持部(3)で肩を前後から挟持したときに、肩との接触面積が大きくなって、滑り止め作用に一層優れたものとなる。
滑り止め用突起(32)の形状及び数は特に限定されず、図8に示すように、すじ状に設けてもよいし、球状突起や格子状突起としてもよい。
肩挟持部(3)は、肩を容易且つ確実に挟持することが可能なように可撓性に優れた材料から形成することが好ましく、例えば竹、塩化ビニル、アルミニウムなどが好適に使用されるが、特に限定はされない。
肩挟持部(3)の上面には受話器載置部(21)を連結するための連結溝(31)が形成されている。
連結溝(31)は図5に示す如く、連続的に形成された長溝部(31a)と、長溝部(31a)と直角に一定間隔を空けて形成された複数の枝溝部(31b)とを備えている。
枝溝部(31b)は図7に示す如く、上面に開口した細幅部(31d)と、この細幅部(31d)の下方に形成された広幅部(31e)とを備えている。尚、広幅部(31e)は図5において破線で示されている。
細幅部(31d)の幅は受話器載置部(21)の支柱部(22b)の径よりも僅かに大きく、広幅部(31e)の幅は受話器載置部(21)の基礎部(22a)の長手幅よりも僅かに大きく形成されている。
【0009】
図9は受話器保持部(2)を肩挟持部(3)に連結した状態を示す断面図である。
受話器保持部(2)を肩挟持部(3)に連結する場合には、先ず図10に示すように受話器保持部(2)の基礎部(22a)を肩挟持部(3)の長溝部(31a)に対して平行に嵌挿する。
図10の状態では、受話器保持部(2)は長溝部(31a)に沿って移動可能であるから、使用者は自分の使い勝手に合わせて受話器保持部(2)を長溝部(31a)に沿って移動させ、適当な位置で図10に示す如く基礎部(22a)を枝溝部(31b)へと嵌挿し、受話器保持部(2)を肩挟持部(3)の適当な位置に位置決めする。
このとき、広幅部(31e)の幅は受話器載置部(21)の基礎部(22a)の長手幅よりも僅かに大きく形成されているので、図12に示すように、受話器保持部(2)を肩挟持部(3)に対して左右に回動させることができる。
【0010】
図13は本発明に係る肩掛け式受話器保持具(1)の使用方法の一例を示す図である。
図示の如く、本発明に係る肩掛け式受話器保持具(1)によれば、手を全く使用することなく受話器(J)を肩の適当な位置に保持することができるので、電話で会話をしながら、書類や図面の作成、コンピューター操作などを行うことが可能となり、仕事の効率を向上させることができる。
尚、図示例では片方の肩にのみ受話器(J)を保持した様子を示したが、同時に2本の電話が掛かってきた場合には、両方の肩に肩掛け式受話器保持具(1)を装着して2つの受話器を左右の肩に載せることも勿論可能である。
【0011】
本発明において、受話器保持部(2)及び肩挟持部(3)の形状は図示例には何ら限定されず、請求の範囲を逸脱しない限り様々な変更が可能であり、以下に代表的な変更例を示す。
図14は、受話器保持部(2)の支柱部(22b)を蛇腹状に形成した例を示す図であり、このような構成を採用することにより、肩挟持部(3)に対する受話器保持部(2)の角度を自在に変更することが可能となり、使い勝手が一層向上する。
図15は、受話器保持部(2)の受話器載置部(21)の両端部にバネ性をもたせた湾曲部(24)を形成し、湾曲部(24)によって受話器(J)の両端を挟持させるようにした例を示す図であり、このような構成を採用することにより、帯状布などの固定具(23)を使用することなく受話器(J)を受話器保持部(2)に容易に固定することが可能となる。
要するに、本発明に係る肩掛け式受話器保持具において受話器保持部(2)は受話器を着脱自在に保持可能であって、肩挟持部(3)に対して移動可能且つ回動自在でさえあれば、如何なる形状、構造を採用してもよい。
また、肩挟持部(3)についても、その形状や構造は図示例には何ら限定されず、例えば滑り止め用突起(32)の無いものや、枝溝部(31b)の本数が異なるもの等も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0012】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明は、略逆U字状に形成され肩を前後から挟持可能な肩挟持部と、電話の受話器を載置するための受話器載置部を備えた受話器保持部とから構成され、肩挟持部の上面には受話器載置部を連結するための連結溝が形成され、連結溝は、連続的に形成された長溝部と長溝部と直角に一定間隔をあけて形成された複数の枝溝部とを備え、枝溝部は上面に開口して受話器載置部の支柱部の径よりも大きくした細幅部と、細幅部の下方に形成されていて受話器載置部の支柱部を立設している基礎部の幅よりも大きくした広幅部とを備え、該受話器保持部が前記肩挟持部に対して移動可能且つ回動自在に取り付けられてなることを特徴とする肩掛け式受話器保持具であるから以下に述べる効果を奏する。
すなわち、手を使用せずに受話器を肩の適当な位置に保持することができるので、電話で会話をしながら同時に様々な作業を平行して行うことが可能となり、しかも同時に複数の電話に対応することもできるので、掛かってきた電話によって仕事が妨げられることがなく仕事の効率を向上させることができる。
【0013】
請求項2に係る発明は、前記受話器保持部が肩挟持部に対して着脱自在とされてなることを特徴とする請求項1記載の肩掛け式受話器保持具であるから、使用者の好みに合わせて受話器保持部の位置を容易に調節することができるという効果を奏する。
【0014】
請求項3に係る発明は、前記肩挟持部の内面に滑り止め用突起が設けられてなることを特徴とする請求項1又は2記載の肩掛け式受話器保持具であるから、使用者の肩に受話器保持具を確実に固定することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る肩掛け式受話器保持具の好適な実施形態を示す側面図である。
【図2】受話器保持部の側面図である。
【図3】受話器保持部の底面図である。
【図4】固定具の使用方法を示す説明図である。
【図5】肩挟持部の上面図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】図5のB−B線断面図である。
【図8】肩挟持部の側面図である。
【図9】受話器保持部を肩挟持部に連結した状態を示す断面図である。
【図10】受話器保持部を肩挟持部に連結する方法を示す説明図である。
【図11】受話器保持部を肩挟持部に連結する方法を示す説明図である。
【図12】受話器保持部を肩挟持部に対して回動させた様子を示す説明図である。
【図13】本発明に係る肩掛け式受話器保持具の使用方法の一例を示す図である。
【図14】受話器保持部の変更例を示す側面図である
【図15】受話器保持部の変更例を示す側面図である
【符号の説明】
1 肩掛け式受話器保持具
2 受話器保持部
3 肩挟持部
32 滑り止め用突起
J 受話器
Claims (3)
- 略逆U字状に形成され肩を前後から挟持可能な肩挟持部と、電話の受話器を載置するための受話器載置部を備えた受話器保持部とから構成され、肩挟持部の上面には受話器載置部を連結するための連結溝が形成され、連結溝は、連続的に形成された長溝部と長溝部と直角に一定間隔をあけて形成された複数の枝溝部とを備え、枝溝部は上面に開口して受話器載置部の支柱部の径よりも大きくした細幅部と、細幅部の下方に形成されていて受話器載置部の支柱部を立設している基礎部の幅よりも大きくした広幅部とを備え、該受話器保持部が前記肩挟持部に対して移動可能且つ回動自在に取り付けられてなることを特徴とする肩掛け式受話器保持具。
- 前記受話器保持部が肩挟持部に対して着脱自在とされてなることを特徴とする請求項1記載の肩掛け式受話器保持具。
- 前記肩挟持部の内面に滑り止め用突起が設けられてなることを特徴とする請求項1又は2記載の肩掛け式受話器保持具。
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