JP3646760B2 - 複層ガラス用アタッチメント構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複層ガラスの側辺に円滑に止着してサッシ等の枠材に複層ガラスを装着する際の介装材として機能させることができるようにした複層ガラス用アタッチメント構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
複層ガラスは、断熱性や防音性に優れた効果を発揮するほか、日射遮断性や安全性などの付加的機能も有しているため、省エネルギーや安全性が重視される今日的なニーズによく適合し、業務用としてのみならず、一般家庭用としても大きな需要が見込まれている。
【0003】
このような機能を備える複層ガラスは、装着対象部材であるサッシ等の枠材に対し水密性を保持させつつ確実に固定する必要から、例えば図4に示すように複層ガラス31の四周にアタッチメント1を囲枠状に止着したうえで、前記枠材のガラス溝に嵌め込んで取り付けることができるようになっている。
【0004】
は、上記アタッチメント1付きの複層ガラス31をサッシ等の枠材41のガラス溝42に嵌め込んだ際の装着状態を図におけるA−A線断面部位について示す要部断面図である。
【0005】
同図によれば、アタッチメント1は、複層ガラス31の端面31aの長さ方向に沿って端面31aと対面する基壁部3と、該基壁部3の長さ方向での両側部に立設されて複層ガラス31の両側縁部31b,31bと対面する一対の側壁部4,4とで溝部5を区画形成してなる硬質なアタッチメント本体部2と、前記側壁部4のそれぞれの内側面4aにその長さ方向に沿わせて突設された軟質な内側シール部6と、前記側壁部4のそれぞれの外側面4bにその長さ方向に沿わせて付設された軟質な外側シール部7とを少なくとも備えて複層ガラス31の側辺への挟着が自在となって形成されている。
【0006】
このため、上記構成からなるアタッチメント1は、軟質シート材8とともに複層ガラス31の側辺に挟着させることができ、かくして、複層ガラス31をアタッチメント1を介してサッシ等の枠材41のセッティングブロック材43を介在させたガラス溝42内に水密性を保持させて装着することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、硬質なアタッチメント本体部2における一対の側壁部4,4は、複層ガラス31への挟持力を付与するため、通常、頂端部4c,4c相互がやや接近する方向に倒れ込んだ状態で立設される例が多い。
【0008】
このため、溝部5内に複層ガラス31を導入する際、頂端部4cに端面31aが接触して円滑に送り込むことができないという不都合があった。
【0009】
また、複層ガラス31自体に製造公差があるため、規定の寸法よりもその厚さが厚めに製造されている場合には、側壁部4,4相互を手指などを用いて拡開しながら溝部5内に複層ガラス31を押し込む必要があったので、作業を煩雑にするほか、複層ガラス31の端面31aを硬質な側壁部4の頂端部4cに衝接させて破損させてしまうなどの不具合もあった。
【0010】
本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑みてなされものであり、その目的は、複層ガラスにアタッチメントを装着する際に円滑に作業を遂行することができるようにした複層ガラス用アタッチメントを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成しようとするものであり、その構成上の特徴は、導入される複層ガラスの端面の長さ方向に沿って該端面と対面する基壁部と、該基壁部の長さ方向での両側部に立設されて複層ガラスの両側縁部と対面する一対の側壁部とで溝部を区画形成してなる硬質なアタッチメント本体部と、側壁部のそれぞれの内側面に該内側面の長さ方向に沿わせて突設されてなる軟質な内側シール部と、側壁部のそれぞれの外側面に該外側面の長さ方向に沿わせて付設されてなる軟質な外側シール部とを少なくとも備えて複層ガラスの側辺への挟着を自在に形成される複層ガラス用アタッチメントにおいて、各側壁部のそれぞれの頂端部には、溝部内に複層ガラスを円滑に導入すべく、外側面から内側面に向けて前傾させたガイド部を設け、該ガイド部は、溝幅を拡開する方向へと頂端側を外方に突出させてなる薄肉部と、該薄肉部を経て該内側面方向へと前傾してなる斜面部とで形成したことにある。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る複層ガラス用アタッチメントの一例を示す断面図であり、図に示すサッシ等の枠材41との間の介装材として機能するアタッチメント11は、導入される複層ガラス31の端面31aの長さ方向に沿って端面31aと対面する基壁部13と、該基壁部13の長さ方向での両側部に立設されて複層ガラス31の両側縁部31b,31bと対面する一対の側壁部14,14とで溝部22を区画形成してなる硬質なアタッチメント本体部12と、側壁部14のそれぞれの内側面14aにその長さ方向に沿わせて突設された軟質な内側シール部24と、側壁部14のそれぞれの外側面14bにその長さ方向に沿わせて付設された軟質な外側シール部26とを少なくとも備えて構成されている。なお、図中の符号28は軟質塩化ビニル樹脂などからなる軟質シート材を示す。
【0013】
このうち、アタッチメント本体部12は、少なくとも二枚の板ガラス32をスペーサ33を介して隔置してなる複層ガラス31の厚との関係で定まる溝幅を備えた溝部22を区画形成し得る基壁部13と、その両側に立設された一対の側壁部14,14とで構成され、その全体が例えば硬質塩化ビニル樹脂などの硬質樹脂材料により一体形成されているものが用いられる。
【0014】
また、アタッチメント本体部12における側壁部14の頂端部15のそれぞれには、溝部22内に複層ガラス31を円滑に導入すべく、その外側面14bから内側面14aに向けて前傾させたガイド部16が形成されている。
【0015】
【0016】
【0017】
図2、ガイド部16を拡大して示すものであり、溝部22の溝幅を拡開する方向へと頂端15a側を外方に突出させてなる薄肉部19と、該薄肉部19を経て内側面14a方向へと前傾させた斜面部20とでガイド部16が形成されている。
【0018】
図2に示す斜面部20の上表面にさらに軟質塩化ビニル樹脂などのシート材を固着するなどして軟質層を設けることによりガイド部16形成してもよい
【0019】
また、側壁部14の内側面14aに設けられる内側シール部24は、複層ガラス31とアタッチメント本体部12における側壁部14との間をシールすると同時に、緩衝作用をも果たす例えば舌状に突出させた軟質塩化ビニル樹脂などの軟質材により形成されている。
【0020】
この場合、それぞれの側壁部14に形成される内側シール部24は、少なくとも条、好ましくは条以上を平行に配置することにより、側壁部14と一体または別体となって形成されている。なお、内側シール部2は、上記シール機能や緩衝機能のほか、複層ガラス31のアタッチメント本体部12からの抜けを防止する機能をも有しているものであれば、その具体的な形状に特に制限はない。
【0021】
さらに、側壁部14の外側面14bに設けられる外側シール部26は、図に示す外側シール部7に同様に複層ガラス31を枠材41に装着した際、枠材41と複層ガラス31との間をシールすると同時に、枠材41と複層ガラス31との間で緩衝機能をも果たし得る形状を備えた例えば軟質塩化ビニル樹脂などの軟質材により、側壁部14と一体または別体となって形成されている。なお、外側シール部2は、上記シール機能や緩衝機能のほか、複層ガラス31のアタッチメント本体部12からの抜けと、アタッチメント本体部12の枠材41からの抜けとを同時に防止し得る機能を備えるものであれば、その具体的な形状に特に制限はない。
【0022】
本発明はこのようにして構成されているので、図1に示すようにアタッチメント11が備える溝部22内に複層ガラス31を導入するに際し、アタッチメント本体部12における側壁部14の頂端部15のそれぞれにガイド部16が形成されているので、複層ガラス31を当該ガイド部16に沿わせて溝部22内に円滑に導入して、端面31aと側縁部31b,31bとからなる側辺にアタッチメント11を挟着させることができる。
【0023】
すなわち、アタッチメント本体部12における側壁部14のそれぞれは、その外側面14bから内側面14aへと向けて内方に前傾させたガイド部16をその頂端部15に備えているので、複層ガラス31の側辺を溝部22内に送り込もうとした際、仮にその端面31aが側壁部14の頂端部15に接触することがあっても、ガイド部16に沿わせながら圧接することにより、一対の側壁部14,14を押し広げながら、つまり溝部22の溝幅を拡開しながら溝部22内に円滑に送り込むことができる。
【0024】
【0025】
【0026】
イド部162に示すように、溝部2の溝幅を拡開する方向へと頂端15a側を外方に突出させてなる薄肉部19と、該薄肉部19を経て内側面14a方向へと前傾させた斜面部20とで形成されるために、溝幅を拡開している薄肉部19,19相互間に複層ガラス31の端面31aを容易に配置することができ、しかる後、斜面部20,20を介して側壁部14,14相互の溝幅を拡開しながら溝部22内に複層ガラス31を容易に導入することができる。
【0027】
一方、ガイド部16が段落0018で述べたように、薄肉部19と斜面部20との上表面にさらに軟質層を設けて形成されているときは、斜面部20を介して溝部22内に複層ガラス31を容易に導入することができるはもとより、複層ガラス31の端面31aがガイド部16に衝接しても軟質層により衝撃を緩和することができるので、複層ガラス31の破損を効果的に防止しながら溝部22内に円滑に導入することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、アタッチメントが備える溝部内に複層ガラスを導入するに際し、アタッチメント本体部における側壁部の頂端部のそれぞれに前傾させ、薄肉部と斜面部からなるガイド部が形成されているので、製造公差により複層ガラス自体が規定の寸法よりも厚めに製造されているような場合であっても、手指等を用いて側壁部相互を押し広げることなく、複層ガラスを当該ガイド部に沿わせて溝部内に円滑に導入することができ、作業効率の向上に寄与させることができる。
【0029】
【0030】
また、ガイド部が斜面部の上表面にさらに軟質層を設けて形成されているときは、斜面部を介して溝部内に複層ガラスを容易に導入することができるほか、複層ガラスの端面が仮にガイド部に衝接することがあっても、軟質層により衝撃を緩和させることができるので、複層ガラスの破損を効果的に防止しながら溝部内に円滑に導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す断面図。
【図2】本発明の要部構造を示す拡大断面図。
【図】アタッチメント付き複層ガラスの全体形状を一部を省略して示す正面図。
【図】図に示すアタッチメント付き複層ガラスを枠材に装着した際の要部構造を示す断面図。
【符号の説明】
11 アタッチメント
12 アタッチメント本体部
13 基壁部
14 側壁部
14a 内側面
14b 外側面
15 頂端部
15a 頂端
16 ガイド部
19 薄肉部
20 斜面部
22 溝部
24 内側シール部
26 外側シール部
28 軟質シート材
31 複層ガラス
31a 端面
31b 側縁部
32 板ガラス
33 スペーサ
41 枠材
42 ガラス溝

Claims (2)

  1. 導入される複層ガラスの端面の長さ方向に沿って該端面と対面する基壁部と、該基壁部の長さ方向での両側部に立設されて複層ガラスの両側縁部と対面する一対の側壁部とで溝部を区画形成してなる硬質なアタッチメント本体部と、側壁部のそれぞれの内側面に該内側面の長さ方向に沿わせて突設されてなる軟質な内側シール部と、側壁部のそれぞれの外側面に該外側面の長さ方向に沿わせて付設されてなる軟質な外側シール部とを少なくとも備えて複層ガラスの側辺への挟着を自在に形成される複層ガラス用アタッチメントにおいて、
    各側壁部のそれぞれの頂端部には、溝部内に複層ガラスを円滑に導入すべく、外側面から内側面に向けて前傾させたガイド部を設け、該ガイド部は、溝幅を拡開する方向へと頂端側を外方に突出させてなる薄肉部と、該薄肉部を経て該内側面方向へと前傾してなる斜面部とで形成してなることを特徴とする複層ガラス用アタッチメント構造。
  2. ガイド部は、少なくとも該ガイド部上表面に軟質層を設けてなることを特徴とする請求項1記載の複層ガラス用アタッチメント構造。
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