JP3643157B2 - ステレオ画像による物体の高さ測定方法 - Google Patents

ステレオ画像による物体の高さ測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理技術、特に空間内の特定の距離範囲にある物体の像を抽出して、その物体の高さを計測するステレオ画像による物体の高さ測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、物体の高さを計測するに当たり、物体に直接メジャーを当てて計測したり、レーザ、赤外線等を物体に照射して計測している。しかしながら、前者の場合には、物体を直接触る必要があり、後者の場合には、レーザなどを物体に照射するために物体の一部が破壊される。また、土木建築関係では三角測量法が使用されているが、これは手作業が中心である。
【0003】
自動的で、物体に接触することなく、かつ、物体の一部を破壊するおそれのない物体の高さ計測方法としてテレビジョン画像における計測がある。この場合、物体が占める画素数を算出し、1画素単位長を画素数倍して実測値に変換している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなテレビジョン画像における計測では、物体が、奥行きのない平面であり、かつ、限定した位置に存在する場合しか計測できないという制約がある。奥行きのある物体の高さを計測するためにステレオビデオカメラを用いて計測する方法があるが、この場合には、ステレオ画像の対応点を求めてこれらを距離情報として変換するには、複雑かつ処理時間が長いという不都合がある。
【0005】
本発明の目的は、簡単かつ処理時間が短いステレオ画像による物体の高さ測定方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるステレオ画像による物体の高さ測定方法は、
空間内の物体の像を抽出し、この物体の像の画像情報を処理して物体の高さを計測するに当たり、
この物体の像を、前景及び背景を含めてステレオ撮像して第1及び第2の画像信号を得る画像信号形成工程と、
これら第1及び第2の画像信号からそれぞれエッジ画像信号を抽出して第1及び第2のエッジ画像信号を得るエッジ画像信号形成工程と、
これら第1及び第2のエッジ画像信号から、前記物体の互いに対応する点が一致するまでシフト量を求め、このシフト量に基づいて物体撮像位置から前記物体までの距離を演算により求める距離演算工程と、
画面上における仮想無限遠点での壁と床の境界線の画面上端からの距離を、床位置として設定する床位置設定工程と、
前記物体の像の頂点位置座標を求める頂点位置座標算出工程と、
前記物体撮像位置から前記仮想無限遠点までの距離及び撮像位置の高さから、前記仮想無限遠点から前記物体撮像位置への仰角を求める仰角演算工程と、
前記物体撮像位置から前記仮想無限遠点までの距離と前記物体撮像位置から前記物体までの距離との差の正接を、前記仰角を用いて求める正接演算工程と、
この正接を画面上の正接に変換する正接変換工程と、
前記頂点位置座標、前記床位置及び前記画面上の正接から画面上の前記物体の高さを算出する高さ算出工程と、
前記画面上の物体の高さを物体の実際の高さに変換する高さ変換工程とを具えることを特徴とするものである。
【0007】
本発明によるステレオ画像による物体の高さ測定方法では、画像全体の距離情報を求めるのではなく、物体の像の頂点位置座標、床位置座標及び画面上の正接から画面上の物体の高さを算出し、この高さを物体の実際の高さに変換しているので、簡単かつ短い処理時間で物体の高さを計測することができる。
【0008】
好適には、前記正接演算工程で仰角の正接を求めるに当たり、前記仰角にレンズ歪み補正係数を乗算したものを用いる。
【0009】
このようにレンズ歪みを考慮することにより、特定物体が画面の左右端に存在する場合の物体の高さの計測誤差を減少できる。
【0010】
さらに好適には、空間内の複数の物体の像を像ごとに抽出する。これにより、複数の物体の高さを一度の撮像で計測することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明によるステレオ画像による物体の高さ測定方法の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において同一部材には同一符号を付すものとする。
図1は、本発明のステレオ画像による物体の高さ測定方法を実施する装置の構成を示すブロック図である。この装置は、ステレオ画像を撮像するステレオ画像撮像部1と、このステレオ画像撮像部1からの画像信号に基づいて特定物体を抽出する特定物体抽出部2と、この特定物体抽出部2により抽出された特定物体の奥行き距離を計測する奥行き距離計測部3と、この特定物体の高さを計測する特定物体高計測部4とを具える。
【0012】
本例では、ステレオ画像撮像部1は、2台のテレビカメラ5及び6を設け、テレビカメラ5を基準としてその光軸を固定し、テレビカメラ6の光軸を、基準のカメラ5の光軸に対する角度を調整できるようにしたもの、として構成するが、1台のテレビカメラを水平方向に移動させて2回撮像するものや一つのレンズ系の前面にプリズムを配置し、2分割された画像を別個の撮像面へ導くようにしたものなども使用できる。
【0013】
一般に、2台のテレビカメラを用いる場合には、視差を大きく取ることができるので奥行き分解能を高くすることができるが、左右の画像の間で光学歪みなどに差異が生じるおそれがある。また、1台のテレビカメラとプリズムを用いるものでは、視差を大きく取ることができないので、奥行き分解能を高くすることには向いていないが、光学系が一つであるため、左右の光学像にばらつきがなく、特定距離範囲内のエッジを抽出するための水平方向のシフト操作に求められる前提条件に適合したものであるとともに廉価である。
【0014】
ここで、画像信号を水平方向にシフトして一致する部分を抽出する前提条件として、被写体を光学的に同じ状態で撮像することが必要となる。背景が有限の距離にあるほぼ平面の場合には、この背景を2台のテレビカメラで撮像した場合ほぼ同一の画像が得られるように撮像する必要がある。したがって、同一のテレビカメラを2台使用する場合には、これらテレビカメラの光軸を互いに平行にすることが求められ、使用する撮影レンズが広角レンズの場合には特にこのことが必要となる。
【0015】
特定物体抽出部2では、ステレオ画像撮像部1からステレオ画像を抽出した後、この画像から対象となる物体(例えば人物)を抽出する処理を行う。抽出方法は、対象となる物体が動いている場合と、静止している場合とで変わってくる。対象となる物体が動いている場合、例えば時間的に異なる2画像の画像間の差分を求めることで物体が動いた領域を特定することができ、この領域を特定物体(例えば人物頭部)として抽出する。それに対して対象となる物体が静止している場合、対象となる物体が画像として予め登録されているときにはその登録画像が現在の画像中にあるか否か探すことにより特定物体を抽出したり、ステレオ画像を用いた画像処理方法を行ったりすることにより抽出する。
また、対象となる物体が複数存在する場合でも、抽出処理を複数回行うことにより空間内の複数の物体の像を各像ごとに抽出することができる。
【0016】
奥行き距離計測部3は、物体のステレオ画像でこれらの位置がどれだけ離れているかにより特定物体(例えば人物頭部)の奥行きを算出する。特定物体のステレオ画像におけるそれぞれの位置関係は、図2に示すカメラ配置の場合、特定物体が仮想無限遠点上にあるときにはステレオ画像でいずれも物体は画像の同一位置に存在する。ここで仮想無限遠点とは、二つの画像の中心に対応する光軸が被写体で交差する位置をいう。
【0017】
しかしながら、特定物体がテレビカメラ5及び6(図2)の手前方向に移動するとカメラ視差により、ステレオ画像においてこの視差に応じた分物体は離れていく。このことを原理として、このステレオ画像において特定物体の存在する位置が離れている距離(シフト量)を、カメラの設置条件から実際の奥行き距離に変換することができる。
【0018】
図3は3次元空間の特定物体の位置関係を示す側面図であり、図4は2次元画面上の特定物体の位置関係を示す図である。なお、図4において、左上角部を原点とし、水平方向にx座標を取り、垂直方向にy座標を取る。x座標は図4において右方向に進むに従って増大するものとし、y座標は図4において下方向に進むに従って増大するものとする。
【0019】
特定物体高計測部4(図1)は、特定物体7(図3)の身長すなわち高さHdvを算出するに当たり、画面上における仮想無限遠点での床位置y=bmax 及び画面上の特定物体8(図4)の頂部座標td(これらの値はいずれも初期値である)と、特定物体7(図3)の奥行き距離Dh における画面上の床位置の補正バイアス値bbiasとから画面上の特定物体8(図4)の高さhdvを求め、この高さhdvを算出身長の実寸である特定物体7の高さHdvに変換する。
【0020】
本例の動作を説明する。
図5は本発明によるステレオ画像による物体の高さ測定方法を実施するフローチャートである。本ルーチンでは先ず、ステップS1において、ステレオ画像をステレオ画像撮像部1(図1)により撮像する。次いで、ステップS2において、ステレオ画像撮像部1(図1)からの画像信号に基づいて、特定物体抽出部2(図1)が特定物体8(図4)を抽出する。ステップS2では、特定物体7,8(図3及び4)が複数存在する場合(本例では一つ)には像ごとに抽出を行う。
【0021】
次いで、ステップS3において、特定物体抽出部2(図1)により抽出された特定物体7(図3)の奥行き距離Dh を奥行き距離計測部3(図1)により計測する。ステップS3でも、特定物体7,8(図3及び4)が複数存在する場合(本例では一つ)には像ごとに奥行き距離Dh を計測する。
【0022】
次いで、ステップS4において、特定物体7(図3)の高さHdvを算出する際の初期条件を設定する。この初期条件として先ず、カメラ5及び6(図3)の位置から仮想無限遠点までの水平距離Dmax における画像上の床ラインを、y=bmax で設定する。本例では設定したbmax は画面上で一致するものとする。レンズ歪みを考慮する場合には、画像上の床ラインをy=f(x)なる曲線とし、画面上で歪んだ床に一致させることにより、特定物体が画面の左右端に存在するときの高さの計測誤差を減少させることができる。
【0023】
またステップS4では、上記初期条件として、特定物体7,8(図3及び4)の頭頂座標td、奥行き距離Dh 及びカメラ設置高さHcamvをそれぞれ設定する。頭頂座標td及び奥行き距離Dh は、ステップS2において特定物体8(図4)を抽出する際に既知であり、カメラ設置高さHcamvはカメラ設定時に既知である。
なお、特定物体7,8(図3及び4)が複数存在する場合には、これらに対応する頭頂座標td及び奥行き距離Dh をそれぞれ設定する。
【0024】
次いで、ステップS5において、奥行き距離Dh における計算上の画面上の補正バイアス値bbiasを算出する。補正バイアス値bbiasを算出するに当たり、先ず、仮想無限遠点からカメラ5,6(図3)への仰角θdmaxを
【数1】
θdmax=tan -1(Hcamv/Dmax ) 〔°〕
により算出する。
【0025】
次いで、奥行き距離Dh における床位置補正バイアスBbiasを
【数2】
Bbias=(Dmax −Dh )・tan (θdmax・γ)
により算出する。ここで、γをレンズ歪み補正係数とし、補正がないときはγ=1とする。
【0026】
次いで、奥行き距離Dh における計算上の画面上の補正バイアス値bbiasを
【数3】
bbias=(Bbias・dccd )/(Dh ・Δccdv) 〔dot〕
により算出する。ここでdccd を、レンズ焦点からCCD撮像面までの距離を表し、Δccdvを、CCD撮像素子の1画素当たりの垂直方向の長さとし、これらについては後に説明する。
【0027】
図6は特定物体の実寸長とCCD撮像部における長さとの関係図であり、図7はCCD撮像面における水平及び垂直画素サイズを示す図である。CCD撮像素子の1画素当たりの垂直方向の長さであるΔccdvを求めるに当たり、CCD面の垂直長Dccdvを、
【数4】
Dccdv=(Dccdsize ・Dccdvdot )/(Dccdvdot2+Dccdhdot21/2
により算出する。ただし、Dccdsize をCCD面の対角寸法とし、本例では1/3インチ=(1/3)・0.0254〔m〕である。また、Dccdhdot 及びDccdvdot をそれぞれCCD撮像板の水平方向及び垂直方向の画素数〔dot〕とする。したがって、CCD撮像素子の1画素当たりの垂直方向の長さΔccdvは、
【数5】
Δccdv=Dccdv/Dccdvdot 〔m〕
から求めることができる。
【0028】
次いで、ステップS6において、画面上での特定物体8(図4)の高さhdvを
【数6】
hdv=(bmax +bbias)−td 〔dot〕
から求める。
【0029】
次いで、ステップS7において、特定物体7(図3)の高さHdvを求める。特定物体7(図3)の高さHdvを求めるに当たり、先ず、CCD面上の特定物体の高さhd2v を
【数7】
hd2v =hdv・Δccdv 〔m〕
から求める。ここで、レンズ焦点とCCD面との間の距離をdccd とすると、特定物体7(図3)の高さHdvとCCD面上の特定物体の高さhd2v との間には、
【数8】
Hdv:hd2v =Dh :dccd
の関係があるので、特定物体7(図3)の高さHdvは、
【数9】
Hdv=(hd2v ・Dh )/dccd
となる。
【0030】
次いで、ステップS8において、ステップS2で抽出した物体がまだ存在するか否か判断する。存在すると判断した場合にはステップS5に戻り、それに対して存在しないと判断した場合には本ルーチンを終了する。
なお、ステップS4〜S8は特定物体高計測部4(図1)によって行われる。
【0031】
以上説明したように、本例では、画面上の特定物体の頂部座標td、画面上における仮想無限遠点での床位置y=bmax 及び仮想無限遠点からカメラへの仰角θdmaxから画面上の特定物体8(図4)の高さhdvを算出し、これを実際の特定物体7(図3)の高さHdvに変換しているので、簡単かつ短い処理時間で物体の高さを計測することができる。また、レンズ歪みを考慮しているので、特定物体が画面の左右端に存在する場合の物体の高さの計測誤差を減少できる。さらに、空間内の複数の物体の像を像ごとに抽出するために、複数の物体の高さを一度の撮像で計測することができる。
【0032】
図8は、図1の装置に特定物体の長さを総合判断する機能を付加した装置を示すブロック図である。この装置は、ステレオ画像撮像部1、特定物体抽出部2、奥行き距離計測部3及び特定物体高計測部4に加えて、特定物体高計測部4の計測結果を総合判断する特定物体高総合判断最適値決定部9を具える。
【0033】
この装置では、一連の処理で同一物体に対して高さを複数回計測した場合、この複数の結果を総合的に判断して、最終的に最適な高さを決定することができる。このような決定を、統計的手法や特定のデータの重み付けにより行うことができる。このように総合判断することにより、1回の測定に比べてより信頼性の高い結果を得ることができる。
【0034】
図9は、本発明によるステレオ画像による物体の高さ測定方法を個人視聴率測定装置に適用した場合のブロック図である。この個人視聴率測定装置では、予め登録した家庭内の人物の身長と算出した未知の身長とを比較し、画像から抽出した人物が家族のうちの誰であるかを特定する機能を有する。また、特定した個人情報に時刻及びテレビジョンチャネル(TVch)情報を付加し、この情報を集計センターに送出する機能を有する。
【0035】
この個人視聴率測定装置は、ステレオ画像撮像部1、特定物体抽出部2、奥行き距離計測部3及び特定物体計測部4に加えて、予め登録した家庭内の人物を判別する登録者判定部10と、家庭内の人物の情報をこの登録者判定部10に供給する家庭内人物情報テーブル11と、登録者判定部10から供給された個人情報をセンターに送出する個人情報送出部12と、個人情報に時刻及びTVch情報を付加する時刻及びTVch情報付加テーブル13とを具える。
【0036】
登録者判定部10は、例えば算出した特定物体の高さを人物頭部の高さとした場合、特定物体計測部4から供給された人物の身長を、家庭内人物情報テーブル11に予め登録された身長情報と比較して、この身長と登録された身長情報のうちの一つとの差が所定の範囲内にある場合にはその登録者と判別する。この差が所定の範囲内にない場合には、その他すなわち客、ペット等と判定する。この登録者判定部10により、テレビジョンを視聴している人物が家庭内人物情報テーブル11に登録されている家族のうちの誰であるかを大まかに判断することができる。
【0037】
家庭内人物情報テーブル11には、登録した家族の起立時の身長がそれぞれ記憶され、この家庭内人物情報テーブル11は、これらの情報を登録者判定部10に供給する。
【0038】
個人情報送出部12は、時刻及びTVch情報が付加された個人情報を集計センターに送出する。個人情報に付加すべきこの時刻及びTVch情報は、時刻及びTVch情報付加テーブル13から供給される。この時刻及びTVch情報により、家族のうちの誰が何時どのチャネルを視聴したかのデータを作成することができる。
【0039】
本例の動作を説明する。
図10は、本発明のステレオ画像による物体の高さ測定方法を個人視聴率測定装置に適用した場合の動作を示すフローチャートである。この動作では、特定物体抽出部2(図9)で抽出された特定物体の像の身長が起立した状態である場合の身長判定を行う。
【0040】
この場合、家庭内人物情報テーブル11(図9)に予め登録されている起立時の家族の身長を元に判定し、家族の大人のグループと子供のグループとに分ける。この処理の制約条件としては、必ず大人のグループの身長範囲と子供のグループの身長範囲に、判定に十分な身長差があることとする。
【0041】
このルーチンでは先ず、ステップS11において、計測された身長が大人のグループの身長範囲であるか否か判断する。この判断は、計測された身長αが、
【数10】
AD+ε≧α≧AD−ε
の関係を満足するか否かにより行う。ここでADを大人の身長グループ範囲の値とし、εを誤差範囲とする。
【0042】
大人のグループの身長範囲の値であると判断した場合、特定物体は大人であると判定し(ステップS12)、本ルーチンを終了する。大人のグループの身長範囲の値でないと判断した場合、ステップS13に進み、計測された身長が子供のグループの身長範囲の値であるか否か判断する。この判断は、計測された身長αが、
【数11】
CD+ε≧α≧CD−ε
の関係を満足するか否かにより行う。ここでCDを子供の身長グループ範囲の値とし、εを誤差範囲とする。
【0043】
子供のグループの身長範囲の値であると判断した場合、この特定物体は子供であると判定し(ステップS14)、本ルーチンを終了する。子供のグループの身長範囲の値でないと判断した場合、その他すなわち客、ペット等と判定し(ステップS15)、本ルーチンを終了する。
【0044】
図11は、本発明によるステレオ画像による物体の高さ測定方法を個人視聴率測定装置に適用した場合の他の動作を示すフローチャートである。この動作でも、特定物体抽出部2(図9)で抽出された特定物体の像の身長が起立した状態である場合の身長判定を行う。
【0045】
この場合、家庭内人物情報テーブル11(図9)に予め登録されている起立時の家族の身長を元にして家族のうちの誰かを判別する。この処理の制約条件としては、登録される家族間に十分な身長差があるものとする。
【0046】
このルーチンでは先ず、ステップS21において、計測された身長が家族Aの身長範囲であるか否か判断する。この判断は、計測された身長αが、
【数12】
AT+ε≧α≧AT−ε
の関係を満足するか否かにより行う。ここでATを家族Aの身長とし、εを誤差範囲とする。
【0047】
家族Aの身長範囲であると判断した場合、この特定物体は家族Aであると判定し(ステップS22)、本ルーチンを終了する。家族Aの身長範囲でないと判断した場合、ステップS23に進み、計測された身長が家族Bの身長範囲であるか否か判断する。この判断は、計測された身長αが、
【数13】
BT+ε≧α≧BT−ε
の関係を満足するか否かにより行う。ここでBTを家族Bの身長とし、εを誤差範囲とする。
【0048】
家族Bの身長範囲であると判断した場合、この特定物体は家族Bであると判定し(ステップS24)、本ルーチンを終了する。家族Bの身長範囲でないと判断した場合、ステップS25に進み、計測された身長が家族Cの身長範囲であるか否か判断する。この判断は、計測された身長αが、
【数14】
CT+ε≧α≧CT−ε
の関係を満足するか否かにより行う。ここでCTを家族Cの身長とし、εを誤差範囲とする。
【0049】
家族Cの身長範囲であると判断した場合、この特定物体は家族Cであると判定し(ステップS26)、本ルーチンを終了する。家族Cの身長範囲でないと判断した場合、その他すなわち客、ペット等と判定し(ステップS27)、本ルーチンを終了する。
【0050】
図10及び11のフローチャートでは起立時の身長のみを考慮している。しかしながら現実には、テレビジョンが配置されている家庭の居間等にはソファーベッド、椅子等があり、人物は通常これに着座して視聴する。したがって、家族の着座時の高さも家庭内人物情報テーブル11(図9)に予め登録し、人物が着座して視聴しうる場所では、身長判定をこの登録情報と比較して判断することにより誤判断を低減することができる。
【0051】
図12は、人物の着座時の高さを考慮した場合の本発明のステレオ画像による物体の高さ測定方法の動作を示すフローチャートであり、図13は室内における人物の抽出処理結果例を示す図であり、図14は図13のソファー着座領域及び人物の頭部の抽出処理結果例を示す図であり、図15は図13の室内の上面図である。人物の着座時の高さを考慮した場合の人物判別をこれら図面を参照して説明する。
【0052】
本例では、図14及び15に示すようなソファー着座領域14を設定し、抽出された人物がこのソファー着座領域14に存在する場合には、家族の着座時の高さに基づいて人物の判断を行うものである。
【0053】
本ルーチンでは先ず、個人視聴率測定装置15により、特定物体(本例ではソファー16に着座している人物17及び18、起立している人物19及び20並びに植物21)を抽出すると、ステップS31において、抽出した特定物体が着座位置すなわちソファー着座領域14に存在するか否か判断する。この判断は、特定物体の奥行き距離Dh (図3)及び画面上の左右位置を、室内の位置情報に照合することにより行う。
【0054】
特定物体が着座位置に存在すると判断された場合には、家庭内人物情報テーブル11(図9)は、比較すべき身長として着座時の身長を設定し(ステップS32)、そうでない場合には比較すべき身長として起立時の身長を設定する(ステップS33)。本例では、人物17及び18(図13、14及び15)の場合にはステップS32に進み、人物19及び20(図13、14及び15)の場合にはステップS33に進む。なお、植物21(図13、14及び15)は静止物体であるため、動きを見ることで特定物体抽出部2(図8)で抽出対象外として判断することが可能である。
【0055】
ステップS32又はS33終了後、ステップS34において、計測された身長が家族Aの身長範囲であるか否か判断する。この判断は図11のステップS21と同様にして行う。
【0056】
家族Aの身長範囲であると判断した場合、この特定物体は家族Aであると判定し(ステップS35)、本ルーチンを終了する。家族Aの身長範囲でないと判断した場合、ステップS36に進み、計測された身長が家族Bの身長範囲であるか否か判断する。この判断は図11のステップS23と同様にして行う。
【0057】
家族Bの身長範囲であると判断した場合、この特定物体は家族Bであると判定し(ステップS37)、本ルーチンを終了する。家族Bの身長範囲でないと判断した場合、ステップS38に進み、計測された身長が家族Cの身長範囲であるか否か判断する。この判断は図11のステップS25と同様にして行う。
【0058】
家族Cの身長範囲であると判断した場合、この特定物体は家族Cであると判定し(ステップS39)、本ルーチンを終了する。家族Cの身長範囲でないと判断した場合、その他すなわちすなわち客、ペット等と判定し(ステップS40)、本ルーチンを終了する。
【0059】
図10〜12で説明したルーチンは、単一のループによって行う処理について説明したが、上記身長の判定を複数回繰り返し、連続的に真であると判定された場合や所定の確率以上で真であると判定された場合に人物を最終判断することにより情報の信頼性をより高くすることができる。
【0060】
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
対応するエッジ画像を水平方向にシフトして基準エッジ画像と比較する場合、水平方向に延在するエッジが画像中に存在すると広い範囲で一致が検出され、エラーとなるおそれがある。一般に室内では水平なエッジが多く含まれるのでその影響が比較的大きくなる。このような場合には、テレビカメラを光軸回りに90°回転させて物体を撮像すると、水平なエッジ成分が減少し、したがってエラーを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステレオ画像による物体の高さ測定方法を実施する装置の構成を示すブロック図である。
【図2】ステレオビデオカメラの一例を示す図である。
【図3】3次元空間の特定物体の位置関係を示す側面図である。
【図4】2次元画面上の特定物体の位置関係を示す図である。
【図5】本発明のステレオ画像による物体の高さ測定方法を実施するフローチャートである。
【図6】特定物体の実寸長とCCD撮像部における長さとの関係図である。
【図7】CCD撮像面における水平及び垂直画素サイズを示す図である。
【図8】図1の装置に特定物体の長さを総合判断する機能を付加した装置を示すブロック図である。
【図9】本発明のステレオ画像による物体の高さ測定方法を個人視聴率測定装置に適用した場合のブロック図である。
【図10】本発明のステレオ画像による物体の高さ測定方法を個人視聴率測定装置に適用した場合の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明のステレオ画像による物体の高さ測定方法を個人視聴率測定装置に適用した場合の他の動作を示すフローチャートである。
【図12】人物の着座時の高さを考慮した場合の本発明によるステレオ画像による物体の高さ測定方法の動作を示すフローチャートである。
【図13】室内における人物の抽出処理結果例を示す図である。
【図14】図13のソファー着座領域及び人物の頭部の抽出処理結果例を示す図である。
【図15】図13の室内の上面図である。
【符号の説明】
1 ステレオ画像撮像部
2 特定物体抽出部
3 奥行き距離計測部
4 特定物体高計測部
5,6 テレビカメラ
7,8 特定物体
9 特定物体高総合判断最適値決定部
10 登録者判定部
11 家庭内人物情報テーブル
12 個人情報送出部
13 時刻及びTVch情報付加テーブル
14 ソファー着座領域
15 個人視聴率測定装置
16 ソファー
17,18,19,20 人物
21 植物
Bbias 奥行き距離における床位置補正バイアス
bbias 画面上の床位置の補正バイアス
Dh 特定物体の奥行き距離
Dccdh CCD面の水平長
Dccdv CCD面の垂直長
Dccdsise CCD面の対角寸法
Dmax カメラから仮想無限遠点までの水平距離
dccd レンズ焦点とCCD面との間の距離
Hcamv カメラ設置高さ
Hdv 特定物体の実際の高さ
hdv 画面上の特定物体の高さ
hd2v CCD面上の特定物体の高さ
td 画面上の特定物体の頂部座標
y=bmax 画面上における仮想無限遠点での床位置
θcamv カメラの垂直視野の範囲
θdmax 仮想無限遠点からカメラへの仰角
Δccdv CCDの1画素当たりの垂直方向の長さ

Claims (3)

  1. 空間内の物体の像を抽出し、この物体の像の画像情報を処理して物体の高さを計測するに当たり、
    この物体の像を、前景及び背景を含めてステレオ撮像して第1及び第2の画像信号を得る画像信号形成工程と、
    これら第1及び第2の画像信号からそれぞれエッジ画像信号を抽出して第1及び第2のエッジ画像信号を得るエッジ画像信号形成工程と、
    これら第1及び第2のエッジ画像信号から、前記物体の互いに対応する点が一致するまでシフト量を求め、このシフト量に基づいて物体撮像位置から前記物体までの距離を演算により求める距離演算工程と、
    画面上における仮想無限遠点での壁と床の境界線の画面上端からの距離を、床位置として設定する床位置設定工程と、
    前記物体の像の頂点位置座標を求める頂点位置座標算出工程と、
    前記物体撮像位置から前記仮想無限遠点までの距離及び撮像位置の高さから、前記仮想無限遠点から前記物体撮像位置への仰角を求める仰角演算工程と、
    前記物体撮像位置から前記仮想無限遠点までの距離と前記物体撮像位置から前記物体までの距離との差の正接を、前記仰角を用いて求める正接演算工程と、
    この正接を画面上の正接に変換する正接変換工程と、
    前記頂点位置座標、前記床位置及び前記画面上の正接から画面上の前記物体の高さを算出する高さ算出工程と、
    前記画面上の物体の高さを物体の実際の高さに変換する高さ変換工程とを具えることを特徴とするステレオ画像による物体の高さ測定方法。
  2. 前記正接演算工程で仰角の正接を求めるに当たり、前記仰角にレンズ歪み補正係数を乗算したものを用いることを特徴とする請求項1記載のステレオ画像による物体の高さ測定方法。
  3. 空間内の複数の物体の像を像ごとに抽出することを特徴とする請求項1又は2記載のステレオ画像による物体の高さ測定方法。
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