JP3641440B2 - けん玉 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、けん玉に関する。
【0002】
【従来の技術】
けん玉は、古くからの和風玩具であり、所定の箇所に複数の皿部を有する槌に紐で繋がれた玉をほうり投げ、前記皿部により前記玉を受けて楽しむものである。より詳細に説明すると、一般的なけん玉は、図17、図18に示すように、両端に凹状の受皿を有する鼓状の鼓部105と、この鼓部105と直交する棒状の軸部104と、所定の位置に孔部を有する玉112と、玉112を鼓部105に結びつける紐103とにより構成されている。前記両受皿は、互いに大きさが異なり、大きい方を大皿110とし、小さい方を小皿109とする。
【0003】
そして、前記両受皿に挟まれた中間部分は外周がくびれ、上述したように鼓形であり、最大にくびれた中間部分には軸部104と直角に交差する方向に貫通孔が形成されている。また、軸部104の先端部は先細に形成され挿入部となり、この挿入部は鼓部105の貫通孔(図示せず)に挿入され、外方に突出している。
【0004】
また、玉112は紐103によって鼓部105に繋がれている。この紐103は、一端が玉112と繋がれており、他端は、前記鼓部105に設けられた前記貫通孔に対して、垂直方向に形成された取付穴113へ通される。そして、紐103の端部に取付穴113より大きな結び目を作り、取付穴113から抜けないように固定する。このようにして玉112と鼓部105は繋がれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、けん玉の遊技には何種類かの技がある。例えば、軸部104の先端を下に向けて構え、下に提げた玉112を垂直に引き上げて大きい方の皿部に玉112を載せる「大皿」と称される技や、下に提げた玉112を垂直に引き上げて軸部104に入れる「とめけん」と称される技や、玉112を大きく振り出し一回転してくるところを軸部104で突き刺す「ふりけん」と称される技や、軸部104を大きく前に振って、軸部104の先を玉112に設けられている孔に入れる「飛行機」と称される技等がある。
【0006】
この「飛行機」という技は、図17に示すように、軸部104が垂下するように玉112と軸部104を所定の位置に構える。そして、軸部104を振り出し、タイミングを合わせて玉112を手前に引き、軸部104を玉112に設けられた孔に入れる。この技は、軸部104の振り出しと玉112を引くタイミングを合わせなくてはならない為、習熟した技術を要しない限り容易に成し得ることは困難であった。
【0007】
何故なら、図18に示すように、紐103の取付穴113は、両端に大きさの異なる皿部を有する鼓部105の中心に設けられているため、軸部104を垂下させると大皿110側が下方に傾いてしまう。
【0008】
そして、玉112と軸部104を所定の位置に構え、軸部104を振り出すと、大皿110は、けん玉の操作者に対して奥側(図18中S方向)にゆっくり回転を始めるが、その回転スピードが遅い為、軸部104を振り出した後に玉112を引くタイミングでは玉112を引く力が軸部104の回転(図18中S方向)を促進する方向に働きだし、飛行機等の技を行う間に大皿110が必要以上に回転してしまった。
【0009】
このように、けん玉を操作する際に余計な回転が加わると、より複雑な技を行う際に軸部104の状態が視認しにくくなってしまい、技を完成させる確率が極めて低くなってしまう。
【0010】
そこで、本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、けん玉の回転を安定させることにある。
【0011】
また、本発明の課題は、遊技にさらなる面白みを持たせることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のけん玉は、前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち本発明のけん玉は、基端に凹状の第一皿部を有し、その第一皿部から先端へと延設された軸部と、一端に凹状の第二皿部を有すると共に、他端に第三皿部を有し、前記軸部と垂直に交差して設けられる鼓部と、前記鼓部に紐状部を介して連結された玉部とを備え、鼓部の中心から所定の距離を空けた位置に、前記紐状部を取り付ける取付部が設けられていることを特徴とする。
【0013】
より具体的に説明すると、前記第二皿部は、前記第三皿部より小径に形成されている。そして、前記取付部は、第二皿部側、つまり小皿側に設けられている。
【0014】
このように小皿側に紐取付部が設けられていることにより、飛行機の技を行う際、軸部を振り出すと、大皿はけん玉の操作者とは反対側(図16中R方向)に素早く回転を始め、玉部を引く所定のタイミングでは大皿がけん玉操作者の反対側を向く。この時玉部を引くと、大皿が回転していた向きとは逆向き(図16中P方向)の力が働くこととなり、大皿が回転していた力と相殺して軸部に生じていた必要以上の回転が抑えられる。このため軸部の先端が視認しやすくなる。
【0015】
また、大皿側に取付部を設けても同様の効果を得ることができる。
【0016】
さらに、この取付部は、前記鼓部の所定の位置に複数設けられていても良い。取付部が複数設けられていれば、上述したような小皿側の取付部と、大皿側の取付部とを遊技者の意志によって自由に選択することができる。すなわち、遊技者の意志により遊技の難易度を変化させることができる。
【0017】
また、本発明のけん玉における取付部は、前記鼓部の前面及び背面に設けられ、互いが対向する位置に設けられている構成としても良い。
【0018】
さらに、本発明のけん玉における取付部には、当該取付部を識別する識別手段が設けられていても良い。例えば、識別手段として、取付部に色彩が施されることを挙げられる。この色彩は、製造の段階で予め指定された色をつけても良いし、購入後、遊技者が好きな色を自由に選択し取付部に色を付けられるようにシールのようなもので色を付けても良い。さらに、取付部に色をつけたブシュを嵌め込んで、識別効果を発揮させつつ、取付部自体の耐久性を向上させるような構成であっても良い。
【0019】
また、取付部が小皿側と大皿側というように複数設けられた場合には、遊技の難易度を示すように識別手段を設けても良い。例えば、大皿側及び小皿側に取付部が設けられた場合は難易度が低いので青色、鼓部の中心に取付部が設けられた場合は従来のけん玉と変わらず難易度が高いので赤色、というような例が挙げられる。
【0020】
さらに、本発明のけん玉は、前記鼓部に対して着脱可能とする着脱部材に前記取付部を設ける構成とする。これは、例えば、予め取付部となる取付穴を設けたプレート状の部材を鼓部側面に取り付けるものを挙げることができる。
【0021】
また、着脱部材に取付穴を設けることにより、けん玉自体の加工性が向上する。前述した通りけん玉は、軸部と、鼓部とがそれぞれ別々に形成され、互いを組み合わせることにより成り立っていた。これは、鼓部に取付穴を設け、一端が玉と接続された紐を通して、それを固定するため必要不可欠な構成であった。
【0022】
しかし、本発明のように着脱部材に取付部(取付穴)が設けられていれば、軸部と鼓部を一体成型により形成することができるようになる。すると、軸部を取り付けるための貫通孔を鼓部に空ける作業工程と、軸部及び鼓部を組み付ける作業工程が削除され、作業効率が向上する。
【0023】
また、取付部が設けられた着脱部材を鼓部に取り付けることにより、今までのけん玉とは異なる外観を表現することができる。この他にも、着脱部材を用いることにより、発光体を有する着脱部材や、玉が鼓部に接触したときに音を発するような構成を有する着脱部材等が容易に実現できるようになる。
【0024】
さらに、本発明のけん玉は、軸部に取付部(取付穴)を有する構成であっても良い。例えば、軸部に設けられた取付穴に紐の端部を固定し、他端を鼓部に設けられた挿入穴に通す。最後に、紐の他端に玉を固定する。すると、軸部と、鼓部と、玉とが紐によって繋がれた状態となる。
【0025】
このような状態とすることにより、遊技中、万が一鼓部と軸部が離脱してしまっても各パーツが別々に散らばることがなくなるため、離脱した各パーツが遊技者やその周囲にいる人や物等にぶつかることを防ぐことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
以下、本発明のけん玉の実施形態を添付した図面を参照して説明する。まず初めに本発明のけん玉の構成を図1〜図7に基づいて説明する。本発明のけん玉は、図1に示すように小槌状の槌体2と、玉12と、槌体2と玉12を結ぶ紐状部3により構成されている。尚、本明細書中では、紐状部3を紐として説明することとする。
【0027】
また、前記槌体2は、棒状の軸部4と、鼓状の鼓部5とにより構成されており、この軸部4は、基端に凹状の第一皿部6を有し、先端へと延設されている。尚、先端には先端部7を有している。第一皿部6は棒状の軸部4の底面側に設けられている。そして、第一皿部6から軸部4の先端部7へと所定間隔を空けて滑り止め8が設けられている。この滑り止め8は、遊技者が軸部4を把持し遊戯を行う際手が滑らないようにするためのものである。尚、この滑り止め8は、軸部4の側面より突出した凸状のものであれば、径に沿って設けたものでも、一部に設けたものでもよく、その形状を特に限定するものではない。また、軸部4は先端部7に向かうに従って次第に小径となるように形成されている。
【0028】
さらに、鼓部5は、一端に凹状の第二皿部9を有すると共に第三皿部10とを有している。第二皿部9と第三皿部10は互いに異なる大きさに形成されており、第二皿部9は第三皿部10より小径となっている。従って、本明細書中では第二皿部9を小皿、第三皿部10を大皿として説明を行うこととする。
【0029】
加えて、図6及び図7に示すように、鼓部5の最大にくびれた部分には貫通孔11が設けられている。この貫通孔11には、図1〜5に示す軸部4が鼓部5と交差するように挿入される。貫通孔11の径は、図1、2に示す先端部7の径よりは大径に形成されているが、軸部4は図1に示す第一皿部6側に向かうに従って径が大きくなるため、軸部4の途中(所定の位置)で軸部4と貫通孔11が嵌合する大きさに形成されている。
【0030】
また、図1、図6、図7に示すように、鼓部5の中心から所定の距離を空けた位置には、図1〜5に示す紐3を取り付ける取付穴13(取付部)が設けられている。この取付穴13は図6及び図7からもわかるように、貫通孔11と連通して穿設されている。さらに、取付穴13は小皿9と大皿10とを鼓部5の両端としたときの垂直方向に延びた中心線よりも小皿9寄りに設けられている。この取付穴13に、一端が図1〜5に示す玉12に固定された紐3を通す。そして、取付穴13に通した紐3の端を結んだり接着剤により接着等して、鼓部5に紐3を固定する。
【0031】
さらに、紐3により玉12と繋がれた鼓部5と、軸部4を組み付ける。これは前述したように、鼓部5に設けられている貫通孔11に軸部4の先端部7を挿入し、所定位置まで軸部4を押し込み貫通孔11と軸部4を確実に嵌合させる。
【0032】
以上が本実施の形態におけるけん玉1の構成である。
【0033】
このような構成のけん玉1によると、図15に示す「飛行機」等の技を行う際に、従来より懸念されてきた必要以上の回転が生じ難くなる。以下、その原理を説明する。
【0034】
なぜならば、紐3の取付位置、つまり取付穴13が小皿9側に寄ったため、玉12の部分を持って槌体2を垂下させると大皿10側が更に下方に傾く。
【0035】
すると、軸部4を垂下させた状態で玉12と軸部4を所定の位置に構え、軸部4を振り出したときに図16に示す、取付穴13を回転中心として小皿9から大皿10に向かう方向(図16中R方向)へ回転しようとする力が働く。
【0036】
そして、図15に示すように、大皿10が回転し、操作者と反対側に大皿10が位置するようになった時点で玉12を操作者側に引き寄せる。玉12を手前に引き寄せることにより、回転運動中(図16中R方向)の軸部4及び槌体2は回転運動を妨げられる。
【0037】
つまり、この操作により、大皿10の小皿9側への必要以上の回転を抑えることが可能となる。これによって、前述した「飛行機」や、「飛行機」よりさらに必要以上の回転が生じる「一回転飛行機」等の技を成功させ易くなる。
【0038】
また、上述した取付穴13は、鼓部5の所定の位置に複数設けられていても良い。これにより、遊技に難易度をつけることができるため、遊技者の遊技に対する面白みと、遊技の達成感とを向上させることができる。
【0039】
さらに、図8に示すように、小皿9、大皿10を両端とした場合の鼓部5における前面及び背面に、取付穴13a、13bを設ける構成としても良い。このとき、前面と背面に設けられた取付穴13a、又は取付穴13bは対向していると好ましい。
【0040】
すると、遊技者は利き腕に合わせて取付穴13を選択することができるようになるため、けん玉1の操作性を向上させることができる。
【0041】
<第2の実施形態>
本実施の形態におけるけん玉1は、取付穴13が大皿10側に設けられている構成とした。尚、本実施の形態におけるけん玉1の構成は、上述した第1の実施形態におけるけん玉1と同様の構成であるとして重複する部分の説明は省略する。また、第一の実施の形態におけるけん玉を構成する部分と同様の機能を有する部分には、説明の便宜を図る為同一の符号を付す。
【0042】
本実施の形態におけるけん玉1は、図9に示すように、小皿9と大皿10とを鼓部5の両端としたときの垂直方向に延びた中心線より大皿10側に取付穴13が穿設されている。
【0043】
このように大皿側に取付穴13が穿設されていることにより、第1の実施の形態のけん玉同様の効果を得ることができる。
【0044】
勿論、本実施の形態における取付穴13も第1の実施形態と同様に、複数設けられていても良い。
【0045】
さらに、図10に示すように、本実施の形態と第1の実施形態とを組み合わせて、鼓部5の前面及び背面に、小皿9寄りに設けられた取付穴13bと、大皿10寄りに設けられた取付穴13aとをそれぞれに設ける構成としても良い。
【0046】
<第3の実施形態>
本実施の形態におけるけん玉1は、図11に示すように、取付穴13a、13b、13cが複数設けられている場合において、それらの取付穴13a、13b、13cを識別する識別手段が設けられている構成とした。尚、本実施の形態におけるけん玉1も、第1の実施形態及び第2の実施形態におけるけん玉1と同様の構成であるため重複する部分の説明を省略する。また、重複する部分の符号は、第一の実施の形態及び第二の実施の形態と同様の符号を付す。
【0047】
本実施の形態における識別手段として様々なものが挙げられる。例えば、取付穴13a、13b、13cの形状を丸だけでなく、星形やハートマーク等に変化させて取付穴13a、13b、13cを識別ことや、各々の取付穴13a、13b、13cの径を変えることにより取付穴13を識別すること等の例が挙げられる。
【0048】
識別手段として最も好適な一例として、図12に示すように取付穴13に施される色彩が挙げられる。例えば、大皿10側及び小皿9側に設けられた取付穴13a、13cの取付位置は難易度が低いので青色、鼓部5の中心に設けられた取付穴13bの取付位置は従来のものと変わらず難易度が高いので赤色、というような色彩の組み合わせ例が挙げられる。
【0049】
このように、難易度別に識別手段を実行すると、難易度を一目瞭然とすることができる。さらに、この識別手段に基づいて、技に対する得点を設定し競技を行うと遊技に対する面白みが向上する。
【0050】
<第4の実施形態>
本実施形態におけるけん玉1は、軸部4にも紐3を取り付ける取付穴(取付部)18を有する構成とした。尚、本実施の形態におけるけん玉も、第1の実施形態、第2実施形態、第3実施形態におけるけん玉と同様の構成であるため重複する部分の説明を省略する。また、重複する部分の符号は第一の実施形態、第二の実施形態、第三の実施形態と同様の符号を付す。
【0051】
まず、図13に本実施形態における軸部4を示す。この軸部4は鼓部5が嵌合したときのことを考慮した所定の位置に軸部4を貫通する穴、すなわち取付穴18が穿設されている。
【0052】
このように、軸部4にも取付穴18が設けられているため、図1〜5に示す紐3を取り付ける場合まず初めに、軸部4に設けられた取付穴18に紐3を通し紐3の一端を固定する。次に、前述してきたけん玉1と同様、鼓部5に設けられた取付穴13へ紐3を通し固定する。そして最後に、紐3の他端を図1〜5に示す玉12に固定する。すると、軸部4と、鼓部5と、玉12部とが、紐3を介し所定の間隔を空けて連結された状態となる。
【0053】
このように、紐3により軸部4、鼓部5、玉12の各パーツが連結しているため、万が一遊遊技中に軸部4から鼓部5がはずれてしまっても、それらのパーツがバラバラとなって飛散するのを防ぐことができる。すると、これらのパーツが遊技者自身或いは周囲にいる人や物等にあたる虞を軽減することができる。
【0054】
<第5の実施の形態>
本実施の形態のけん玉1における取付部13が、前記鼓部5に対して着脱自在な着脱部材に設けられている構成とした。尚、本実施の形態におけるけん玉も、第1の実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4の実施形態におけるけん玉と同様の構成であるため重複する部分の説明を省略する。
【0055】
本実施の形態における着脱部材として、例えば、図14に示すような着脱部材14が考えられる。この着脱部材14は、図1に示す小皿9及び大皿10に干渉せず鼓部5の中央に取付可能な大きさを有する面板部15と、この面板部15の上下二箇所ずつ設けられたU字型の係止部16とにより構成されている。
【0056】
また前記面板部15には、図1に示す紐3を所定の箇所に取り付ける取付穴(取付部)13a、13b、13cが設けられている。この取付穴13a、13b、13cは、第1の実施形態及び第2の実施形態で述べたように、大皿10側に設けられている取付穴13aのみとしても、小皿9側に設けられている取付穴13cのみとしても、はたまたそれら両方の取付穴13a、13cに加え従来通りの取付位置に設けられた取付穴13bを一緒に設けてもよい。
【0057】
この着脱部材14を図1に示す鼓部5に取り付けることにより、けん玉1自体の加工性が向上する。なぜならば、前述した通りけん玉1は、軸部4と、鼓部5とがそれぞれ別々に形成され、互いを組み合わせることにより成り立っていた。これは、鼓部5に取付穴13a、13b、13cを設け、この取付穴13a、13b、13cに一端が玉12と接続した紐3を通して、それを固定するため必要不可欠な構成であった。
【0058】
しかし、本発明のように取付穴13a、13b、13cが設けられている着脱部材14を装着することにより、軸部4と鼓部5を別個に形成せずとも一体成型により形成することができるようになる。すると、鼓部5に軸部4を取り付けるための貫通孔11を空ける作業工程と、軸部4及び鼓部5を組み付ける作業工程を省くことができ、作業効率が向上する。
【0059】
また、取付穴13a、13b、13cが設けられた着脱部材14を鼓部5に取り付けることにより、今までのけん玉1とは異なる外観を表現することができる。この他にも、着脱部材14を用いることにより、発光体を有する着脱部材14や、玉12が鼓部5に接触したときに音を発するような構成を有する着脱部材14等が容易に実現できるようになる。
【0060】
さらに、図示しないが、本実施の形態と第3の実施形態とを組み合わせて着脱部材14に設けられた取付穴13a、13b、13cに識別手段を施しても良い。
【0061】
【発明の効果】
以上の構成によって本発明のけん玉によれば、当該けん玉の回転を安定させることが可能となる。
【0062】
さらに、本発明のけん玉によれば、遊技にさらなる面白みを持たせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態におけるけん玉の正面図を示す。
【図2】 第1の実施の形態におけるけん玉の平面図を示す。
【図3】 第1の実施の形態におけるけん玉の底面図を示す。
【図4】 第1の実施の形態におけるけん玉の小皿側の側面図を示す。
【図5】 第1の実施の形態におけるけん玉の大皿側の側面図を示す。
【図6】 第1の実施の形態における鼓部の平面図を示す。
【図7】 第1の実施の形態における鼓部のA−A断面図を示す。
【図8】 第1の実施の形態の変形例における鼓部の平面図を示す。
【図9】 第2の実施の形態における鼓部の平面図を示す。
【図10】 第2の実施の形態の変形例における鼓部の平面図を示す。
【図11】 第3の実施の形態における鼓部の平面図を示す。
【図12】 第3の実施の形態の変形例における鼓部の平面図を示す。
【図13】 第4の実施の形態における軸部の平面図を示す。
【図14】 第5の実施の形態における着脱部材の分解斜視図を示す。
【図15】 本発明のけん玉における「飛行機」の状態図を示す。
【図16】 本発明のけん玉における鼓部の回転の状態図を示す。
【図17】 従来のけん玉における「飛行機」の状態図を示す。
【図18】 従来のけん玉における鼓部の回転の状態図を示す。
【符号の説明】
1、101 けん玉
2 槌体
3、103 紐状部(紐)
4、104 軸部
5、105 鼓部
6 第一皿部
7 先端部
8 滑り止め
9、109 第二皿部(小皿)
10、110 第三皿部(大皿)
11、111 貫通孔
12、112 玉
13、18、113 取付部(取付穴)
14 着脱部材
15 面板部
16 係止部

Claims (9)

  1. 基端に凹状の第一皿部を有し、前記第一皿部から先端へと延設された軸部と、
    一端に凹状の第二皿部を有すると共に、他端に第三皿部を有し、前記軸部と交差して設けられる鼓部と、
    前記鼓部に紐状部を介して連結された玉部とを備え、
    前記鼓部は、
    前記軸部を挿通する貫通孔と、
    前記紐状部を通して取り付ける取付とを有し、
    前記取付孔は、一端が前記貫通孔内に開口し、他端が前記貫通孔から離れた位置の前記鼓部の表面に開口していることを特徴とするけん玉。
  2. 前記第二皿部は、前記第三皿部より小径に形成されており、前記取付は、前記第二皿部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のけん玉。
  3. 前記取付は、前記第三皿部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のけん玉。
  4. 前記取付は、前記鼓部の所定位置に複数設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のけん玉。
  5. 前記取付は、前記鼓部の前面及び背面に設けられ、互いが対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のけん玉。
  6. 前記取付には、当該取付部を識別する識別手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のけん玉。
  7. 前記識別手段は、前記取付に施された色彩であることを特徴とする請求項6に記載のけん玉。
  8. 前記取付は、前記鼓部に対して着脱自在な着脱部材に設けられ、一端が前記着脱部材の表面側に開口し、他端が前記鼓部の表面側に開口していることを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載のけん玉。
  9. 前記軸部は、前記紐状部を固定する固定部を有し、前記軸部と、前記鼓部と、前記玉部とが、前記紐状部を介し、所定の間隔を空けて連結されていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のけん玉。
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