JP3641399B2 - 茶葉摘採機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、茶葉摘採機に係り、特に刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付ける送風手段を有する茶葉摘採機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、茶園管理の省力化及び効率化を図るべく、走行しながら茶葉の摘採等の作業を行う乗用型或いはレール軌道式台車等のバリカン茶葉摘採機が普及している。このような茶葉摘採機には、刈り取られた茶葉に対して送風管から圧力風を吹き付け、茶葉を収容手段に接続された搬送ダクトに向かって吹き飛ばす送風手段が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の茶葉摘採機の送風手段は、摘採時期の初期などで新芽が短い場合には圧力風が茶葉の上方を通過してしまうために、圧力風が茶葉に当たらず、茶葉を搬送ダクトの入り口まで吹き飛ばすことができなくなり、その結果、茶葉の収容性が悪化するという問題点がある。
一方、摘採時期の後半などで新芽が長い場合に、送風管の吹き出し口底部に茶葉が当たって新芽を妨げて収容性を悪化させるため、従来は長い新芽に対応するように、送風管全体を上方へ上げた専用機を使用せざるを得なかった。
【0004】
本発明は、このような諸事情に対処するために提案されたものであって、全面刈りの茶葉摘採機において、刈り取られた茶葉の収容性に優れた茶葉摘採機を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、茶畝を跨いで、その幅方向全面に亘って茶葉を摘採する全面型の茶葉摘採機であって、茶畝の全面に亘って摘採上面と略同じ曲率で湾曲、或いは茶畝の全面に沿って直線状に形成され、往復動することによって茶葉の刈り取りを行う刈り刃を備える摘採手段と、前記刈り刃によって刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付けて車体後部に設けられている茶葉搬送手段又は茶葉収容手段に向かって茶葉を吹き飛ばすノズルを有する送風手段とを具備し、前記送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、前記刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられている。
【0008】
(2)茶畝を跨いで、その幅方向全面に亘って茶葉を摘採する全面型の茶葉摘採機であって、茶畝の全面に亘って摘採上面と略同じ曲率で湾曲、或いは茶畝の全面に沿って直線状に形成され、往復動することによって茶葉の刈り取りを行う刈り刃を備える摘採手段と、前記刈り刃によって刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付けて車体後部に設けられている茶葉搬送手段又は茶葉収容手段に向かって茶葉を吹き飛ばすノズルを有する送風手段とを具備し、前記送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、前記刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられているとともに、該複数のノズルは前記刈り刃に対して上下方向及び前後方向のうち、少なくともどちらか一方を位置調整可能に設けられている。
【0010】
(3)茶畝を跨いで、その幅方向全面に亘って茶葉を摘採する全面型の茶葉摘採機であって、茶畝の全面に亘って摘採上面と略同じ曲率で湾曲、或いは茶畝の全面に沿って直線状に形成され、往復動することによって茶葉の刈り取りを行う刈り刃を備える摘採手段と、前記刈り刃によって刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付けて車体後部に設けられている茶葉搬送手段又は茶葉収容手段に向かって茶葉を吹き飛ばすノズルを有する送風手段と、前記刈り刃を支持するサッシの上部に圧力風を上方へ向けて吹き付ける吹き出し孔を有する補助送風手段とを具備し、前記送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、前記刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられているとともに、該複数のノズルは前記刈り刃に対して上下方向及び前後方向のうち、少なくともどちらか一方を位置調整可能に設けられている。
(4)茶畝を跨いで、その幅方向全面に亘って茶葉を摘採する全面型の茶葉摘採機であって、茶畝の全面に亘って摘採上面と略同じ曲率で湾曲、或いは茶畝の全面に沿って直線状に形成され、往復動することによって茶葉の刈り取りを行う刈り刃を備える摘採手段と、前記刈り刃によって刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付けて車体後部に設けられている茶葉搬送手段又は茶葉収容手段に向かって茶葉を吹き飛ばすノズルを有する送風手段とを具備し、前記送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、前記刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられているとともに、該複数のノズルの吹き出し口は断面形状が縦長の楕円形状に形成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る茶葉摘採機の好適な実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明に係る茶葉摘採機の一実施形態を示した図であり、特に乗用型の茶葉摘採機に適用した場合を示している。図1に示される茶葉摘採機1は、車体本体2と、走行手段3と、摘採手段4と、送風手段5と、茶葉収容手段6等とを備えて構成されている。
【0012】
図1に示されるように、車体本体2は、車体本体の構造材となる門型のフレーム20と、フレーム20の前側上部に取り付けられた乗車板22等とを具備している。フレーム20は、複数の縦フレーム20Aが立設されているとともに、縦フレーム20A間には横フレームが架けわたされることにより、門型形状に形成されている。
【0013】
乗車板22は、エンジンの重量等に対して十分な剛性を有する板材であり、左右前部の縦フレーム20Aの上部の間に取り付けられている。乗車板22には、走行手段3の駆動源であるエンジン24と、燃料タンク26とが設置されている。さらに、乗車板22には、図示しない操縦席が設けられているとともに、各種の操縦装置を備えた操縦部28が配設されている。
【0014】
左右の縦フレーム20Aの下部には、走行手段3が配設されており、この走行手段3は、駆動輪32と従動輪31とを有するとともに、これらの間にはゴムクローラ33が掛け回されている。駆動輪32と従動輪31との間には補強フレーム34が連結され、この補強フレーム34には複数の転輪35が枢着されており、ゴムクローラ33を案内支持するようになっている。図1に示されるように、走行手段3は、エンジン24の出力軸に連結されている油圧ポンプ36によって駆動輪32の回転・停止に必要な油圧が図示しない制御回路の指示信号に基づいて供給され、前進、後進、操舵制御を行う。
【0015】
図2及び図3に示されるように、摘採手段4には、車体2の下部幅方向に延設された支持フレーム41,41の両端部に1対の側板42,42が懸垂支持されており、この側板42,42の下部前側に、所定の曲率のバリカン刃からなる刈り刃43が、側板42,42間に架設されたサッシ43Aによって横方向に摺動自在に支持されて往復動可能になっている。摘採手段4の左右方向の一方側には、油圧ポンプ36による油圧制御により回転駆動される油圧モータ44が配設されており、油圧モータ44の駆動力が減速機構45を介して刈り刃43を往復動させる際の動力として伝達されるようになっている。
【0016】
また、摘採手段4は、中央の水平フレーム20Bの下面に取り付けられたシリンダ等によって構成された昇降手段46の下端に対して支持フレーム41が接続され、シリンダ駆動によって摘採手段4全体を上下動させることが可能となっている。これにより、刈り刃43を茶葉の成長度合いに合わせて最適な摘採高さに固定することができる。側板42の前部には、茶葉を刈り刃43まで導くためのガイド片47が前方側へ突出して設けられている。
【0017】
摘採手段4には、摘採された茶葉を茶葉収容手段6に向けて吹き飛ばすための送風手段5が設けられている。図1に示されるように、送風手段5は、送風機51と、送風管52と、ノズル53等とを備えて構成されている。送風機51は、ほぼ車体中央部に配置され、乗車板22に立設された支持枠25によって所定の高さ位置に支持されている。
【0018】
送風機51は、ルーツファンによって構成されており、その回転軸に固着された従動スプロケット51Aとエンジン24の出力軸に取り付けられた駆動プーリ24Aとの間に掛け回されたベルト51Bを介して回転駆動されるようになっている。左右2本の送風管52A,52Bは、送風機51の左右に分割された2つの吹き出し口58A,58Bに、それぞれ接続されている。送風管52A,52Bは、摘採手段4が上下動した場合に、送風機51の高さ位置の変化を吸収できるように、中間で複数のパイプに分割されており、その分割されたパイプ同士を相互に嵌挿することにより伸縮可能になっている。
【0019】
図1に示されるように、送風管52A,52Bは、摘採手段4の上方で車体のほぼ中央位置を境に屈曲させられて左右に振り分けられ、刈り刃43の曲率とほぼ同様な曲率で緩やかにカーブしている。送風管52A,52Bの刈り刃43に沿った部分は可撓性を有しており、ある程度の屈曲が可能となっている。ノズル53は、送風管52A,52Bの刈り刃43の幅方向に沿った下面に、複数取り付けられており、その先端は刈り刃43に向かって開口して、圧力風を吹き付けることができるようになっている。
【0020】
図3に示されるように、送風管52A,52Bの左右の端部には、送風管ステー54が取り付けられている。この送風管ステー54には、複数の丸孔55が前後方向に等間隔で穿設されており、これらの丸孔55のうち、所望の孔を選択した後、先端にネジ部を有するノブ56を挿入し、側板42に穿設された長孔42A,42Bに沿って移動させながら、側板42の裏面側からナット等で固定すれば、送風管ステー54を所望の高さ位置で固定することができる。さらに、丸孔55のうち、後側に穿設されている丸孔55を選択して長孔42A,42Bに固定すれば、送風管ステー54を所定の範囲で前後動させることができる。
【0021】
即ち、送風管ステー54は、長孔42A,42Bの縦方向の長さL1分だけ上下方向の位置調整が可能であり、又、丸孔55の幅L2分だけ前後方向の位置調整が可能である。このため、送風管ステー54の位置を調整することにより、送風管ステー54に取り付けられている送風管52A,52B、つまり、刈り刃43に向かって開口しているノズル53の位置を微調整することができ、茶葉の成育状態に合わせて、最適な方向で圧力風を吹き付けることが可能となる。
【0022】
図4は摘採手段4の中央部を示す側面図、図5はその平面図である。これらの図に示されるように、摘採手段4中央部の中枠48の水平部48Aには、送風管52A,52Bの外周面を固定する固定金具57及びステー59を介して取り付けられている。この固定金具57はクランプレバー57Aを有し、このクランプレバー57Aを緩めることにより、送風管52Bの固定を解除することができ、送風管52Bの高さ位置を変更できるようになっている。また、ステー59は、中枠48の水平部48Aに対して前後方向に公知の手段により移動可能である。したがって、ノズル53の位置を2点鎖線に示すように、所定の範囲で前後及び上下方向に移動することができるようになる。更に、中枠48には、モータ49が積載されており、このモータ49によって茶葉の摘採時に中枠48の前方に滞留する茶葉に対して可動板50を振動させることにより、左右に振り分ける。
【0023】
図2に示されるように、摘採手段4と茶葉収容手段6との間には、刈り取られた茶葉を搬送する茶葉搬送手段7として、搬送ダクト71が連結されている。搬送ダクト71のノズル53に対向する部分は、横方向に並列配置されたノズル53を覆うように開口した形状となっており、ノズル53から吹き付けられる圧力風によって吹き飛ばされる茶葉を効率よく導入して空気圧によって、搬送ダクト71内を圧送することにより、茶葉収容手段6まで搬送するようになっている。なお、搬送ダクト71は、蛇腹、或いは2分割されたパイプ材からなり、摘採手段4とともに上下動することができる。
【0024】
図6はノズル53の先端部の拡大図、図7は図6のVII-VII線に沿った断面図である。図7に示されるように、ノズル53は、その先端部53Aの断面形状が、縦長の楕円形状に形成されている。これにより、ノズル53から吹き出される圧力風は、上下方向に広がり易くなり、茶葉に対して的確に圧力風を当てることができるようになる。その結果、茶葉を搬送ダクト71まで確実に吹き飛ばすことが可能となり、収容性が向上する。
【0025】
このように、前述した実施形態によれば、摘採手段4の刈り刃43に対して、ノズル53の位置を刈り取られる茶葉に合わせて上下及び前後方向にその位置を微調整することができるので、車体後部に配設されている茶葉収容手段6に茶葉を搬送する搬送ダクト71に向かって効率よく茶葉を吹き飛ばすことができ、茶葉の収容性を向上させることが可能となる。
【0026】
次に、本発明に係る茶葉摘採機の他の実施形態について説明する。図8及び図9は、前記実施形態の図3及び図4にそれぞれ対応する図であり、送風手段5に補助送風手段8を設けてある点が前述した点と相違している。なお、その他の点は、前記実施形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0027】
補助送風手段8は、サッシ81と蛇腹管82と、エルボ83,84等とから構成されている。サッシ81は、アルミニウム等を材料として、幅方向に刈り刃43とほぼ同様な曲率で湾曲し、且つ側面視くさび状に形成されている。このサッシ81には、刈り刃43が往復動可能に摺動自在に支持されている。また、サッシ81の内部には、送風機51から供給されるエアの通気路85が予め形成されているとともに、図9に示されるように、上部にはエアの吹き出し孔86が、刈り刃43に沿って所定の間隔で複数穿孔されている。サッシ81の両端には、通気路85と連通する空気導入口87が設けられ、この空気導入口87には、送風管52A(図8には不図示),52Bの側端部と連通するエルボ83が接続されている。
【0028】
このエルボ83は、蛇腹管82及びエルボ84を介して送風管52Bと連通しており、このため、送風機51から送風管52Bに供給されたエアの一部は、エルボ84、蛇腹管82、エルボ83を通ってサッシ81の通気路85に導入されるようになる。また、エルボ83,84は、蛇腹管82に対して嵌挿されているので、送風管ステー58の位置調整に伴って、その長さの変化を吸収し得るようになっている。
【0029】
サッシ81の吹き出し孔86から吹き出されたエアは、図9に示されるように、刈り刃43によって刈り取られた茶葉Aを上方に向かって浮き上がらせる。このため、例えば、朝露等で濡れている茶葉でも、サッシ81に付着することなく、ノズル53から吹きつけられる圧力風によって搬送ダクト71の方向へと吹き飛ばすことができるようになり、茶葉の収容性を更に高めることができる。
【0030】
以上説明した図8及び図9に示される補助送風手段8を有する茶葉摘採機によれば、ノズル53の位置を刈り取られる茶葉に合わせて上下及び前後方向に微調整することができることに加えて、サッシ81に付着した茶葉を上方へと浮き上がらせることができるので、この浮き上がった茶葉に対してノズル53から圧力風を吹き付ければ、搬送ダクト71に向かって確実に茶葉を吹き飛ばすことができ、茶葉の収容性を更に向上させることができる。
【0031】
尚、図8及び図9における補助送風手段8では、送風機51から供給されるエアを利用しているが、これに限らず、別途設置した送風機等からエアを供給するようにしてもよい。また、前述した実施形態では、走行手段3としてクローラ33を用いた自走式の茶葉摘採機を対象に説明したが、これに限らず、レール式、歩行式、或いはキャタピラ、車輪を備えた摘採機等に適用可能なことは勿論である。更に、茶畝の全面に沿って直線状に刈り取りを行う水平型の全面刈りの摘採機にも適用可能である。加えて、茶葉を直接、茶葉収容手段に収容する方法にも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられているので、圧力風が刈り刃の幅方向全体に亘って吹き出されるため、茶葉を収容手段の方へ的確に吹き飛ばすことができる。
【0035】
請求項2、3記載の発明によれば、送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルを設けるとともに、該複数のノズルを刈り刃に対して上下方向、又は前後方向に位置調整可能に設け、又、サッシの上部に圧力風を上方へ向けて吹き付ける吹き出し孔を設けている。これにより、圧力風が刈り刃の幅方向全体に亘って吹き出されるため、刈り取られた茶葉を搬送手段又は収容手段に向けて確実に吹き飛ばすことができ、茶葉を無駄なく収容することが可能である。
請求項4記載の発明によれば、送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられているとともに、該複数のノズルの吹き出し口は断面形状が縦長の楕円形状に形成されているので、圧力風を刈り刃の幅方向全体に亘って吹き出すことができ、しかも、ノズルの吹き出し口による茶葉の押さえつけが少なくなると共に、ノズルから吹き出される圧力風は上下方向に広がり易くなり、茶葉に対して的確に圧力風を当てることができるから、茶葉を収容手段の方へ確実に吹き飛ばすことが可能となり、茶葉の収容性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る茶葉摘採機の正面図である。
【図2】同じく、一実施形態に係る茶葉摘採機の側面図である。
【図3】一実施形態の要部である摘採手段と送風手段との関係を示す要部側面図である。
【図4】一実施形態の要部である摘採手段と送風手段との中央における関係を示す要部側面図である。
【図5】一実施形態の摘採手段の中央部を示す平面図である。
【図6】ノズルの先端部の拡大図である。
【図7】図6のVII-VII線に沿った断面図である。
【図8】補助送風手段を有する実施形態の摘採手段と送風手段との関係を示す要部側面図である。
【図9】補助送風手段を有する実施形態の摘採手段と送風手段との中央における関係を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 茶葉摘採機
2 車体本体
20 門型フレーム
20A 縦フレーム
20B 横フレーム
22 乗車板
24 エンジン
24A 駆動プーリ
26 燃料タンク
28 操縦部
3 走行手段
31 従動輪
32 駆動輪
33 ゴムクローラ
34 補強フレーム
35 転輪
36 油圧ポンプ
4 摘採手段
41 支持フレーム
42 側板
42A 42B 長孔
43 刈刃
43A サッシ
44 油圧モータ
45 減速機構
46 昇降手段
47 ガイド片
48 中枠
48A 水平部
49 モータ
50 可動板
5 送風手段
51 送風機
51A 従動スプロケット
51B ベルト
52 52A 52B 送風管
53 ノズル
53A 先端部
54 送風管ステー
55 丸孔
56 ノブ
57 固定金具
57A クランプレバー
58A 58B 吹き出し口
59 ステー
6 茶葉収容手段
7 茶葉搬送手段
71 搬送ダクト
8 補助送風手段
81 サッシ
82 蛇腹管
83 84 エルボ
85 通気路
86 吹き出し孔
87 空気導入口

Claims (4)

  1. 茶畝を跨いで、その幅方向全面に亘って茶葉を摘採する全面型の茶葉摘採機であって、茶畝の全面に亘って摘採上面と略同じ曲率で湾曲、或いは茶畝の全面に沿って直線状に形成され、往復動することによって茶葉の刈り取りを行う刈り刃を備える摘採手段と、前記刈り刃によって刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付けて車体後部に設けられている茶葉搬送手段又は茶葉収容手段に向かって茶葉を吹き飛ばすノズルを有する送風手段とを具備し、
    前記送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、前記刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられていることを特徴とする茶葉摘採機。
  2. 茶畝を跨いで、その幅方向全面に亘って茶葉を摘採する全面型の茶葉摘採機であって、茶畝の全面に亘って摘採上面と略同じ曲率で湾曲、或いは茶畝の全面に沿って直線状に形成され、往復動することによって茶葉の刈り取りを行う刈り刃を備える摘採手段と、前記刈り刃によって刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付けて車体後部に設けられている茶葉搬送手段又は茶葉収容手段に向かって茶葉を吹き飛ばすノズルを有する送風手段とを具備し、
    前記送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、前記刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられているとともに、該複数のノズルは前記刈り刃に対して上下方向及び前後方向のうち、少なくともどちらか一方を位置調整可能に設けられていることを特徴とする茶葉摘採機。
  3. 茶畝を跨いで、その幅方向全面に亘って茶葉を摘採する全面型の茶葉摘採機であって、茶畝の全面に亘って摘採上面と略同じ曲率で湾曲、或いは茶畝の全面に沿って直線状に形成され、往復動することによって茶葉の刈り取りを行う刈り刃を備える摘採手段と、前記刈り刃によって刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付けて車体後部に設けられている茶葉搬送手段又は茶葉収容手段に向かって茶葉を吹き飛ばすノズルを有する送風手段と、前記刈り刃を支持するサッシの上部に圧力風を上方へ向けて吹き付ける吹き出し孔を有する補助送風手段とを具備し、
    前記送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、前記刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられているとともに、該複数のノズルは前記刈り刃に対して上下方向及び前後方向のうち、少なくともどちらか一方を位置調整可能に設けられていることを特徴とする茶葉摘採機。
  4. 茶畝を跨いで、その幅方向全面に亘って茶葉を摘採する全面型の茶葉摘採機であって、茶畝の全面に亘って摘採上面と略同じ曲率で湾曲、或いは茶畝の全面に沿って直線状に形成され、往復動することによって茶葉の刈り取りを行う刈り刃を備える摘採手段と、前記刈り刃によって刈り取られた茶葉に対して圧力風を吹き付けて車体後部に設けられている茶葉搬送手段又は茶葉収容手段に向かって茶葉を吹き飛ばすノズルを有する送風手段とを具備し、
    前記送風手段は、車体のほぼ中央位置に配置された送風機に接続されて車体のほぼ中央位置を境に屈曲して左右に振り分けられた送風管に、前記刈り刃の幅方向に沿って対向する複数のノズルが設けられているとともに、該複数のノズルの吹き出し口は断面形状が縦長の楕円形状に形成されていることを特徴とする茶葉摘採機。
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