JP3641166B2 - Seat device with auxiliary seat for automobile - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車の補助シート付シート装置に関し、より詳しくは、主シートと、この主シートの側方に配設されて、シートクッションにシートバックを重ね合わせ可能とした補助シートとを備えた自動車の補助シート付シート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記自動車の補助シート付シート装置には、従来、実開昭58‐29528号公報で示されたものがある。
【0003】
上記公報のものによれば、車室フロア上に主シートと、この主シートの幅方向でこの主シートに並ぶように補助シートとが設置され、これら各シートはシートクッションと、このシートクッションの後端部側から上方に向って突出する「縦向き姿勢」のシートバックとを備えている。また、上記補助シートはそのシートバックを前下方に向って往復回動可能とさせるようその下端部をシートクッションの後端部に枢支させる枢支具を備えている。
【0004】
上記補助シートのシートバックはその往回動でシートクッションに重ね合わせ可能とされ、この「重ね合わせ状態」の補助シートの幅方向における上記主シート側とは反対側の端部側が上方に向って往復回動可能となるよう上記主シート側の端部をこの主シートに枢支させる枢支具が設けられ、上記「重ね合わせ状態」の補助シートはこれが「起立姿勢」となるまで往回動可能とされている。
【0005】
そして、上記各シートにおける各シートクッションにはそれぞれ乗員がその前方から腰掛け可能にされると共に、各シートバックには上記シートクッションに腰掛けた乗員がそれぞれ背もたれ可能とされている。
【0006】
一方、上記補助シートを使用しないときには、これを上記「重ね合わせ状態」にすれば、シートバックの上面が小荷物置きとして利用可能とされる。
【0007】
また、上記「重ね合わせ状態」の補助シートを「起立姿勢」にさせれば、この補助シートの左右幅寸法が小さくなると共に上記主シート側に偏位することとされ、このため、この主シートとは反対側の上記補助シートの側方に通路が形成されることとなり、この通路における乗員の通行は上記補助シートが邪魔にならずに円滑にできることとなる。また、上記「起立姿勢」とさせた補助シートの上端面は主シートに着座した乗員のアームレストとして利用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術において、補助シートのシートバックに対する背もたれが主シートにおけるのと同等にできるようにするため、補助シートの「縦向き姿勢」のシートバックの上端をより高くさせ、もって、「縦向き姿勢」の両シートバックの上端の高さを互いにほぼ同じにするものが提案されている。
【0009】
しかし、上記のようにしたとすると、シートバックが長くなるため、補助シートを「重ね合わせ状態」にさせたときには、そのシートバックの回動端部が上記両シートクッションのうち少なくともいずれか一方のシートクッションの前端よりも前方に突出することがあり、この場合には、このシートバックの突出部分は、上記各シートの前側をその幅方向に通行しようとする乗員の邪魔になるおそれが生じて好ましくない。
【0010】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、主シートに並設される補助シートのシートバックに対する背もたれが上記主シートと同等となるよう良好なものとした場合において、上記補助シートの不使用時に、上記シートバックを往回動させてシートクッションに重ね合わせ「重ね合わせ状態」にしたとき、このシートバックの回動端部が上記各シートの前側を通行しようとする乗員の邪魔にならないようにして、円滑な通行ができるようにすることを課題とする。
【0011】
また、上記補助シートを上記「重ね合わせ状態」にしたとき、この補助シートが小荷物置きとして、もしくは、アームレストとして有効に利用できるようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の自動車の補助シート付シート装置は、次の如くである。
【0013】
請求項1の発明は、車室フロア3上に主シート15,16と補助シート17とを並設し、これら各シート15,16,17がシートクッション20,24と、このシートクッション20,24の後端部側から上方に向って突出する「縦向き姿勢」のシートバック21,25とを備え、かつ、上記補助シート17がそのシートバック25を前下方に向って往復回動A,B可能とさせるようその下端部をシートクッション24の後端部に枢支させる枢支具26を備え、それぞれ「縦向き姿勢」の両シートバック21,25の上端の高さを互いにほぼ同じとし、上記補助シート17のシートバック25をその往回動Aでシートクッション24に重ね合わせ可能とさせ、この「重ね合わせ状態」で、上記シートバック25の回動端部が上記両シートクッション20,24のうち少なくともいずれか一方のシートクッション20,24の前端よりも前方に突出する自動車の補助シート付シート装置において、
【0014】
上記補助シート17の上記「重ね合わせ状態」における上記一方のシートクッション20,24の前端よりも前方に突出するシートバック25の突出部分28を、このシートバック25の回動中心側の部分29に対し離脱、復元可能にし、
【0015】
上記主シート15,16を左右一対設けて、これら両主シート15,16の間に上記補助シート17を設置し、上記「重ね合わせ状態」の補助シート17の幅方向における一方の端部側が上方に向って往、復回動C,D可能となるようにし、この往回動Cにより上記補助シート17を「起立姿勢」にしたとき、この補助シート17が上記両主シート15,16のうちの一方の主シート16側に偏位すると共に、この一方の主シート16に着座した乗員のアームレストになるようにし、
【0016】
他方の主シート15の上記補助シート17側の側部に上記突出部分28を支持可能にして、この突出部分28が上記他方の主シート15に着座した乗員のアームレストになるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0018】
図2において、符号1は自動車で、矢印Frはこの自動車1の前方を示し、下記する左右とは、上記前方に向ってのこの自動車1の車体2の幅方向をいうものとする。
【0019】
上記車体2は、前、後車輪によって走行路面上に支持されている。上記車体2は板金製で、その下部を構成してほぼ水平に延びる車室フロア3と、上記車体2の左右各側部を構成してその各下端部が上記車室フロア3の各側部に結合させられる左右側壁4,4と、上記車体2の上部を構成して上記左右側壁4,4の各上端部に結合させられるルーフパネルとを備え、これら車室フロア3、側壁4、およびルーフパネルで囲まれた車体2の内部空間が車室5とされている。
【0020】
上記両側壁4,4のうちの一方(左方)の側壁4の前後方向の中途部にドア開口7が形成され、このドア開口7を開閉自在に閉じるスライド式のドア8が上記側壁4の外面側に支承されている。
【0021】
上記車室5には、乗員(乗客含む)が着座可能とされる前、後シート装置10,11が配設され、また、この後シート装置11の更に後方に他のシート装置12が配設されている。上記前シート装置10は運転者と助手用の左右一対のシート14,14を備えている。また、上記後シート装置11は乗客用の左右一対の主シート15,16と、これら両主シート15,16の間に設置される補助シート17とを備えている。
【0022】
上記各シート14〜17はいずれも車体2の前方に向う姿勢で設置され、上記主シート15,16と補助シート17とは左右で互いに隣接するように並設されている。また、前後方向で、上記前シート装置10と後シート装置11の間には車室フロア3上に左右に延びる通路18が設けられており、この通路18は上記ドア開口7に連なるよう設けられている。
【0023】
図1〜3において、上記各主シート15,16は互いに同形同大であり、これら主シート15,16は、それぞれ上記車室フロア3上に基台19を介して支持されほぼ水平に延びて乗員が腰掛け可能とされるシートクッション20と、このシートクッション20の後端部側から上方に向って突出してその下端部が上記シートクッション20の後端部側に支持されこのシートクッション20に腰掛けた乗員が背もたれ可能とされる「縦向き姿勢」のシートバック21と、上記シートバック21の上端に取り付けられるヘッドレスト22とを備えている。また、上記各主シート15,16は車体2の前後方向、上下方向でほぼ同じ位置に設置されている。
【0024】
上記補助シート17は、上記両主シート15,16の両シートクッション20,20の間に位置しほぼ水平に延びて乗員が腰掛け可能とされるシートクッション24と、このシートクッション24の後端部側から上方に向って突出して上記シートクッション24に腰掛けた乗員が背もたれ可能とされる「縦向き姿勢」のシートバック25と、このシートバック25を前下方に向って往回動A、およびこの往回動A後から復回動B可能とさせるようその下端部を上記シートクッション24の後端部に枢支させる枢支具26とを備えている。
【0025】
上記の場合、各シートクッション20,24の上面は互いにほぼ面一とされ、かつ、これらシートクッション20,24の各前端は前後方向でほぼ同じところに位置させられている。また、上記各シートバック21,25の前面も互いにほぼ面一とされ、これら各シートバック21,25の上端の高さは互いにほぼ同じとされている。
【0026】
図4,5において、上記補助シート17のシートバック25はその往回動Aで上記シートクッション24の上面に重ね合わせ可能とされ、この「重ね合わせ状態」で、上記シートクッション24の回動端部は、上記両シートクッション20,24のうち少なくともいずれか一方のシートクッション20,24の前端よりも前方に突出することとされている。
【0027】
上記補助シート17の「重ね合わせ状態」における上記シートクッション20,24の前端よりも前方に突出するシートバック25の突出部分28は、このシートバック25の回動中心側の部分29に対し別体として成形されている。そして、上記突出部分28は回動中心側の部分29に対し支持手段30により離脱可能とされ(図4,5中実線)、また、復元可能とされている(図4,5中一点鎖線)。
【0028】
上記支持手段30は、上記突出部分28に突設される複数(2本)の支持棒32,32と、上記回動中心側の部分29の回動端部に形成されて上記支持棒32,32の突出端部を嵌脱自在に嵌入させて支持する複数(2本)の支持孔33,33とを備えている。上記支持棒32を支持孔33に嵌入させたとき、この嵌入状態は、上記支持棒32に圧接するばね等によって保持される。
【0029】
上記支持棒32を支持孔33から離脱させれば、上記したように突出部分28が回動中心側の部分29から離脱させられる。一方、上記支持棒32を支持孔33に嵌入させれば、上記したように突出部分28が回動中心側の部分29に取り付けられてシートバック25が元の形状に復元される。
【0030】
上記「重ね合わせ状態」の補助シート17を上記両主シート15,16のうちの一方(右方)の主シート16に枢支させる枢支具35が設けられている。この枢支具35は、上記補助シート17の幅方向(左右方向)における上記主シート16側とは反対側の端部側(左端側)が上方に向って往回動C、および、この往回動C後から復回動D可能となるよう上記主シート16側の端部(右端部)を上記主シート16に枢支させる。そして、上記「重ね合わせ状態」の補助シート17はこれがほぼ鉛直の「起立姿勢」となるまで往回動C可能とされている(図4,5中二点鎖線)。
【0031】
図1〜3において、上記各シート15〜17における各シートクッション20,24にはそれぞれ乗員がその前方から腰掛け可能にされると共に、各シートバック21,25には上記シートクッション20,24に腰掛けた乗員がそれぞれ背もたれ可能とされている。
【0032】
一方、図4,5で示すように、上記補助シート17を使用しないときには、これを上記「重ね合わせ状態」にすれば、シートバック25の上面が小荷物置きとして利用可能とされる。
【0033】
また、上記「重ね合わせ状態」の補助シート17を「起立姿勢」にさせれば、この補助シート17の左右幅寸法が小さくなると共に上記主シート16側に偏位することとされる。このため、この主シート16とは反対側の上記補助シート17の側方で、この補助シート17と他方(左方)の主シート15との間に前後方向で前記通路18に連なる他の通路36が形成されることとなり、この他の通路36における乗員の前後方向の通行は上記補助シート17が邪魔にならずに円滑にできることとなる。また、上記「起立姿勢」とさせた補助シート17の上端面は主シート16に着座した乗員のアームレストとして利用される。
【0034】
上記の場合、他方(左方)の主シート15における補助シート17側の端部には、上記支持棒32,32の各突出端部のみを嵌脱自在とさせる他の支持孔37,37が形成されている。これら他の支持孔37,37に上記支持棒32,32の各突出端部を嵌入させれば、これら支持棒32,32により上記突出部分28が上記他方の主シート15の側部に支持され、上記突出部分28の上面がこの主シート15に着座した乗員のアームレストとして利用される。
【0035】
上記構成によれば、補助シート17の上記「重ね合わせ状態」で、上記シートクッション20,24の前端よりも前方に突出するシートバック25の突出部分28を、このシートバック25の回動中心側の部分29に対し離脱、復元可能にしてある。
【0036】
このため、図4,5で示すように、補助シート17を「重ね合わせ状態」にさせたとき、上記シートバック25の突出部分28を回動中心側の部分29から離脱させてやれば、上記突出部分28が、各シート15〜17の前側の通路18を左右に通行しようとする乗員の邪魔になるということが防止されて、円滑な通行が可能とされる。
【0037】
また、前記したように、左右主シート15,16の間に補助シート17を設置し、上記両主シート15,16のうちの一方の主シート16に上記枢支具35により補助シート17を枢支させた場合に、他方の主シート15の側部に対し上記突出部分28を支持手段30により着脱自在に支持可能としてある。
【0038】
このため、上記補助シート17を使用しないときには、この補助シート17を「重ね合わせ状態」にさせると共に「起立姿勢」にさせて、この補助シート17を一方の主シート16用のアームレストとして利用する一方、上記補助シート17の突出部分28を上記回動中心側の部分29から離脱させて、他方の主シート15に支持させれば、上記突出部分28は他方の主シート15用のアームレストとして利用される。
【0039】
よって、上記回動中心側の部分29から離脱させて無用となった突出部分28をいずれかに保管するという作業は不要であるばかりでなく、この突出部分28が利用されることとなって、有益である。
【0040】
図1において、上記支持手段30は、上記補助シート17における回動中心側の部分29の突出方向の外方で、この回動中心側の部分29の突出端に対し、上記突出部分28を任意位置に変更可能にさせると共に、その位置に係脱自在に係止可能とさせる。
【0041】
より具体的には、上記補助シート17における各支持棒32は、上記支持孔33に対する嵌入位置が変更可能とされ、任意位置で上記回動中心側の部分29に対しばね等の係止手段によって係脱自在に係止可能とされている。
【0042】
このため、上記シートバック25を「縦向き姿勢」にさせ、上記支持手段30により突出部分28を回動中心側の部分29から所望位置まで離反させて係止させれば(図1中一点鎖線)、上記突出部分28は補助シート17におけるヘッドレストとして利用でき、もって、この突出部分28の有用性が向上する。
【0043】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0044】
請求項1の発明は、車室フロア上に主シートと補助シートとを並設し、これら各シートがシートクッションと、このシートクッションの後端部側から上方に向って突出する「縦向き姿勢」のシートバックとを備え、かつ、上記補助シートがそのシートバックを前下方に向って往復回動可能とさせるようその下端部をシートクッションの後端部に枢支させる枢支具を備え、それぞれ「縦向き姿勢」の両シートバックの上端の高さを互いにほぼ同じとし、上記補助シートのシートバックをその往回動でシートクッションに重ね合わせ可能とさせ、この「重ね合わせ状態」で、上記シートバックの回動端部が上記両シートクッションのうち少なくともいずれか一方のシートクッションの前端よりも前方に突出する自動車の補助シート付シート装置において、
【0045】
上記補助シートの上記「重ね合わせ状態」における上記一方のシートクッションの前端よりも前方に突出するシートバックの突出部分を、このシートバックの回動中心側の部分に対し離脱、復元可能にしてある。
【0046】
このため、補助シートを「重ね合わせ状態」にさせたとき、上記シートバックの突出部分を回動中心側の部分から離脱させてやれば、上記突出部分が、各シートの前側の通路を左右に通行しようとする乗員の邪魔になるということが防止されて、円滑な通行が可能とされる。
【0047】
即ち、上記したように、主シートに並設される補助シートの「縦向き姿勢」のシートバックの上端の高さを主シートのそれと同じになるよう高く位置させて、上記シートバックに対する良好な背もたれが確保されるようにした場合でも、上記補助シートの不使用時に、上記シートバックを往回動させてシートクッションに重ね合わせ「重ね合わせ状態」にしたとき、上記シートバックの回動端部が上記各シートの前側を通行しようとする乗員の邪魔になることが防止されて、円滑な通行ができることとなる。
【0048】
また、上記主シートを左右一対設けて、これら両主シートの間に上記補助シートを設置し、上記「重ね合わせ状態」の補助シートの幅方向における一方の端部側が上方に向って往、復回動可能となるようにし、この往回動により上記補助シートを「起立姿勢」にしたとき、この補助シートが上記両主シートのうちの一方の主シート側に偏位すると共に、この一方の主シートに着座した乗員のアームレストになるようにしている。
【0049】
このため、上記一方の主シートとは反対側の上記補助シートの側方で、この補助シートと他方の主シートとの間に前後方向で前記通路に連なる他の通路が形成されることとなり、この他の通路における乗員の前後方向の通行は上記補助シートが邪魔にならずに円滑にできることとなる。また、上記「起立姿勢」とさせた補助シートは上記一方の主シートに着座した乗員のアームレストとして利用される。
【0050】
また、他方の主シートの上記補助シート側の側部に上記突出部分を支持可能にして、この突出部分が上記他方の主シートに着座した乗員のアームレストになるようにしている。
【0051】
このため、上記補助シートを使用しないときには、この補助シートを「重ね合わせ状態」にさせると共に「起立姿勢」にさせて、この補助シートを一方の主シート用のアームレストとして利用する一方、上記補助シートの突出部分を上記回動中心側の部分から離脱させて、他方の主シートに支持させれば、上記突出部分は他方の主シート用のアームレストとして利用される。
【0052】
よって、上記回動中心側の部分から離脱させて無用となった突出部分をいずれかに保管するという作業は不要であるばかりでなく、この突出部分が利用されることとなって、有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シート装置の全体斜視図である。
【図2】 自動車の全体平面線図である。
【図3】 シート装置の側面図である。
【図4】 作用を説明する図で図3に相当する図である。
【図5】 作用を説明する図で図1に相当する図である。
【符号の説明】
1 自動車
2 車体
3 車室フロア
5 車室
10,11 シート装置
15,16 主シート
17 補助シート
18 通路
19 基台
20,24 シートクッション
21,25 シートバック
26,35 枢支具
28 突出部分
28a 固定部分
28b 先端部分
28c 枢支具
29 回動中心側の部分
30 支持手段
36 他の通路
37 他の支持孔
A,C 往回動
B,D 復回動[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a seat device with an auxiliary seat for an automobile, and more specifically, includes a main seat and an auxiliary seat disposed on a side of the main seat so that a seat back can be superimposed on a seat cushion. The present invention relates to a seat device with an auxiliary seat for an automobile.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the above-mentioned seat device with an auxiliary seat for automobiles is disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 58-29528.
[0003]
According to the above publication, a main seat and an auxiliary seat are arranged on the passenger compartment floor so as to line up with the main seat in the width direction of the main seat, and each of these seats has a seat cushion and a seat cushion. And a “vertical posture” seat back that protrudes upward from the rear end side. The auxiliary seat is provided with a pivoting tool for pivotally supporting the lower end portion of the auxiliary seat on the rear end portion of the seat cushion so that the seat back can be reciprocally rotated toward the front lower side.
[0004]
The seat back of the auxiliary seat can be superimposed on the seat cushion by its forward rotation, and the end side opposite to the main seat side in the width direction of the auxiliary seat in this “overlapping state” faces upward. A pivotal support is provided to pivot the end of the main seat on the main seat so that it can be reciprocated. The auxiliary seat in the “overlapping state” rotates forward until it is in the “standing position”. It is possible.
[0005]
Each seat cushion in each seat can be seated by an occupant from the front, and each seat back can seat an occupant seated on the seat cushion.
[0006]
On the other hand, when the auxiliary seat is not used, the upper surface of the seat back can be used as a small baggage stack if the auxiliary seat is brought into the “superposed state”.
[0007]
Further, if the auxiliary sheet in the “overlapping state” is set to the “standing posture”, the left-right width dimension of the auxiliary sheet is reduced, and the auxiliary sheet is displaced to the main sheet side. A passage is formed on the side opposite to the auxiliary seat, and the passage of the occupant in this passage can be smoothly performed without the interference of the auxiliary seat. Further, the upper end surface of the auxiliary seat in the “standing position” is used as an armrest for a passenger seated on the main seat.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above conventional technique, in order to make the backrest of the auxiliary seat with respect to the seatback equivalent to that in the main seat, the upper end of the seatback in the “vertical posture” of the auxiliary seat is made higher, There has been proposed a technique in which the heights of the upper ends of both seat backs in the “vertical posture” are substantially the same.
[0009]
However, if the above is performed, the seat back becomes long. Therefore, when the auxiliary seat is set to the “overlapping state”, the rotation end of the seat back is at least one of the two seat cushions. It may protrude forward from the front end of the seat cushion, and in this case, the protruding portion of the seat back may interfere with the occupants who want to pass the front side of each seat in the width direction. It is not preferable.
[0010]
The present invention has been made paying attention to the circumstances as described above, and in the case where the backrest of the auxiliary seat arranged side by side with the main seat is as good as the main seat, When the auxiliary seat is not in use, when the seat back is rotated forward and overlapped with the seat cushion to be in an “overlapping state”, the occupant whose rotational end of the seat back tries to pass the front side of each seat The problem is to enable smooth traffic without disturbing the traffic.
[0011]
It is another object of the present invention to make it possible to effectively use the auxiliary sheet as a parcel rest or as an armrest when the auxiliary sheet is placed in the “overlapping state”.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a seat device with an auxiliary seat of an automobile of the present invention is as follows.
[0013]
The invention of claim 1, arranged side by side with the
[0014]
The protruding
[0015]
A pair of left and right
[0016]
The protruding
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings .
[0018]
In FIG. 2, reference numeral 1 denotes an automobile, arrow Fr indicates the front of the automobile 1, and the left and right described below refer to the width direction of the
[0019]
The
[0020]
A door opening 7 is formed in the middle in the front-rear direction of one (left)
[0021]
The passenger compartment (including passengers) can be seated in the
[0022]
Each of the seats 14 to 17 is installed in a posture facing the front of the
[0023]
1 to 3, the
[0024]
The
[0025]
In the above case, the upper surfaces of the seat cushions 20 and 24 are substantially flush with each other, and the front ends of the seat cushions 20 and 24 are located at substantially the same position in the front-rear direction. The front surfaces of the seat backs 21 and 25 are also substantially flush with each other, and the heights of the upper ends of the seat backs 21 and 25 are substantially the same.
[0026]
4 and 5, the seat back 25 of the
[0027]
The protruding
[0028]
The support means 30 is formed at a plurality of (two)
[0029]
When the
[0030]
A
[0031]
1 to 3, in each of the seat cushions 20 and 24 in each of the
[0032]
On the other hand, as shown in FIGS. 4 and 5, when the
[0033]
Further, when the
[0034]
In the above case, other support holes 37 and 37 that allow only the protruding end portions of the
[0035]
According to the above configuration, when the
[0036]
For this reason, as shown in FIGS. 4 and 5, when the
[0037]
Further, as described above, the
[0038]
For this reason, when the
[0039]
Therefore, not only the operation of storing the protruding
[0040]
In FIG. 1, the support means 30 is configured so that the protruding
[0041]
More specifically, each
[0042]
For this reason, when the seat back 25 is set in a “vertical posture” and the protruding
[0043]
【The invention's effect】
The effects of the present invention are as follows.
[0044]
According to the first aspect of the present invention, a main seat and an auxiliary seat are arranged side by side on the passenger compartment floor, and each seat projects upward from the seat cushion and the rear end portion side of the seat cushion. And the auxiliary seat pivotally supports the lower end of the auxiliary seat on the rear end of the seat cushion so that the seatback can be reciprocally turned toward the front and lower direction. The heights of the upper ends of both seat backs in the “vertical orientation” are substantially the same, and the seat back of the auxiliary seat can be superimposed on the seat cushion by its forward and backward rotation. A seat device with an auxiliary seat for an automobile in which the pivot end of the seat back projects forward from the front end of at least one of the two seat cushions. Stomach,
[0045]
The protruding portion of the seat back that protrudes forward from the front end of the one seat cushion in the “overlapping state” of the auxiliary seat is configured to be able to be detached and restored from the rotation center side portion of the seat back. .
[0046]
For this reason, when the auxiliary seat is in the “overlapping state”, if the protruding portion of the seat back is separated from the portion on the rotation center side, the protruding portion causes the front passage of each seat to move left and right. It is possible to prevent the passengers who are going to pass and prevent smooth passage.
[0047]
That is, as described above, the height of the upper end of the “vertical orientation” seat back of the auxiliary seat arranged side by side on the main seat is positioned so as to be the same as that of the main seat, so that the seat back is good. Even when the backrest is secured, when the auxiliary seat is not in use, when the seat back is rotated forward and overlapped with the seat cushion to be in an “overlapping state”, the rotational end portion of the seat back Is prevented from obstructing an occupant trying to pass through the front side of each of the above seats, and smooth passage can be achieved.
[0048]
Also, a pair of left and right main sheets are provided, the auxiliary sheet is installed between the two main sheets, and one end side in the width direction of the auxiliary sheet in the “overlapping state” moves forward and backward. When the auxiliary seat is set in the “standing posture” by the forward rotation, the auxiliary seat is displaced toward one of the main seats, and It is designed to be an armrest for the passenger seated on the main seat.
[0049]
For this reason, on the side of the auxiliary sheet opposite to the one main sheet, another path connected to the path in the front-rear direction is formed between the auxiliary sheet and the other main sheet. Passing in the front-rear direction of the occupant in the other passages can be performed smoothly without the auxiliary seat getting in the way. The auxiliary seat in the “standing position” is used as an armrest for a passenger seated on the one main seat.
[0050]
Further, the protruding portion can be supported on a side portion of the other main seat on the auxiliary seat side so that the protruding portion becomes an armrest of an occupant seated on the other main seat.
[0051]
For this reason, when the auxiliary sheet is not used, the auxiliary sheet is placed in an “overlapping state” and in a “standing position”, and the auxiliary sheet is used as an armrest for one main sheet, while the auxiliary sheet is used. If the protruding portion is separated from the rotation center side portion and supported by the other main seat, the protruding portion is used as an armrest for the other main seat.
[0052]
Therefore, not only is it unnecessary to store the protruding portion that has become useless after being detached from the rotation center side portion, but it is beneficial because this protruding portion is used. .
[Brief description of the drawings]
1 is an overall perspective view of a sheet over winding device.
2 is an overall plan diagram of automobiles.
3 is a side view of the sheet over winding device.
[Figure 4] a view for explaining the operation for a diagram corresponding to FIG. 3.
FIG. 5 is a view for explaining the operation for is a view corresponding to FIG. 1.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
A , C Forward rotation B, D Reverse rotation
Claims (1)
上記補助シートの上記重ね合わせ状態における上記一方のシートクッションの前端よりも前方に突出するシートバックの突出部分を、このシートバックの回動中心側の部分に対し離脱、復元可能にし、
上記主シートを左右一対設けて、これら両主シートの間に上記補助シートを設置し、上記重ね合わせ状態の補助シートの幅方向における一方の端部側が上方に向って往、復回動可能となるようにし、この往回動により上記補助シートを起立姿勢にしたとき、この補助シートが上記両主シートのうちの一方の主シート側に偏位すると共に、この一方の主シートに着座した乗員のアームレストになるようにし、
他方の主シートの上記補助シート側の側部に上記突出部分を支持可能にして、この突出部分が上記他方の主シートに着座した乗員のアームレストになるようにした自動車の補助シート付シート装置。 A main seat and an auxiliary seat are arranged side by side on the passenger compartment floor, and each seat includes a seat cushion, and a seat back in a vertical posture projecting upward from the rear end portion side of the seat cushion, and The auxiliary seat is provided with a pivotal support for pivotally supporting the lower end of the seat back to the rear end of the seat cushion so that the seatback can be reciprocally rotated toward the front and lower direction. The heights of the upper ends are substantially the same, and the seat back of the auxiliary seat can be superimposed on the seat cushion by its forward rotation, and in this superimposed state, the rotational end of the seat back is the two seat cushions. In the seat device with an auxiliary seat of an automobile that projects forward from the front end of at least one of the seat cushions,
The protruding portion of the seat back that protrudes forward from the front end of the one seat cushion in the superimposed state of the auxiliary seat can be separated from and restored to the portion on the rotational center side of the seat back ,
A pair of the main sheets are provided on the left and right sides, the auxiliary sheet is installed between the two main sheets, and one end side in the width direction of the auxiliary sheet in the overlapped state moves upward and can be rotated backward. When the auxiliary seat is in an upright posture by the forward rotation, the auxiliary seat is displaced to one of the main seats, and the passenger seated on the one main seat So that it becomes the armrest of
A seat device with an auxiliary seat for an automobile , wherein the protruding portion can be supported on a side portion of the other main seat on the auxiliary seat side, and the protruding portion becomes an armrest of an occupant seated on the other main seat .
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