JP3639968B2 - バーコード読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バーコード読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、商品に印刷、貼付(マーキング)されたバーコードを光学的に読取って、読取ったバーコードデータをデコードするバーコード読取装置がある。
【0003】
このようなバーコード読取装置において、実際にバーコードを読取るスキャナ部として、例えばペン型スキャナ、ハンドスキャナ等があり、現在ハンドスキャナが最も普及している。
【0004】
上記ハンドスキャナには、CCD式スキャナとレーザ式スキャナとがある。CCD式スキャナは、赤色LEDを発光源として、バーコードからの反射光をCCDセンサで読取る方式のスキャナである。レーザ式スキャナは、一本のレーザ光を水平方向に走査して、バーコードからの反射光を読取る方式のスキャナである。
【0005】
上記ハンドスキャナは、商品等に印刷されているバーコードに近接させて、一定範囲内のバーコードデータを読み込むものであるが、読取ろうとするバーコードの長さは、バーコード体系ごとに異なっていて一定していない。
【0006】
図10は、読取られるバーコードの一例を示す図である。
同図において、W1 は、ハンドスキャナの読取り範囲を示す。
図10(a)は例えば商品に印刷、貼付されているバーコードの一例である。
【0007】
図10(b)、(c)は、一覧表にしてあるバーコードの一例である。これは、例えばコンビニエンスストアにおける“おでん”や“中華まんじゅう”のように、商品自体にバーコードをマーキングできない商品に関して、これらの商品に対するバーコードを一覧表にして、レジ等においてあるものである。そして、図10(b)は、一覧表上で、各バーコードの間隔を広くして配置している場合の一例である。図10(c)は、一覧表上で各バーコードA、B、Cが近接して配置されている場合の一例である。
【0008】
このような各種バーコードをハンドスキャナで読取る場合、W1で示される読取り範囲内のバーコードデータを読取ってデコード処理を行う為、図10(a)、(b)に示すバーコードは正常に読取れるが、図10(c)の例では、A、B、Cの3つのバーコードを読取ってしまう為、読取りエラーが発生することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題に対応する従来の方法としては、例えば図10(b)に示すようにバーコードの配置間隔を広くすることが考えられるが、それによって一枚の一覧表に載せることができるバーコードの数は少なくなるので、その分一覧表の枚数を増やさなければならない。よって、マーキングできない商品数が多い場合は、多数枚の一覧表を用意しなけらばならず、また一覧表の枚数が多くなるとユーザにとって使い難いものになってしまう。
【0010】
また、照射・反射光出入口(間口)を狭くしたハンドスキャナを用いて、読取り範囲(W)を狭くすることで対応することも考えられるが、この場合、間口をあまり狭くしてしまうと、図10(a)に示すような長いバーコードが読取れないことになるので、間口を狭めるにも限界があった。また、間口の狭いハンドスキャナと通常のハンドスキャナの両方を用意することも考えられるが、コストが増大することになり、またユーザは2台のハンドスキャナを使い分けなければならないので、操作し難いものになるという問題があった。
【0011】
本発明の課題は、簡単な操作で、多様な長さ、各種配置のバーコードを読取ることができるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、予め決められたバーコード読取幅でバーコードを光学的に読み取る読取手段と、上記バーコード読取幅よりも狭い幅に設定されたバーコードのデコード範囲を指示する指示手段と、上記読取手段により読み取られたバーコードデータを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されたバーコードデータの中から上記指示手段により指示されたデコード範囲に対応するバーコードデータをデコードするデコード処理手段と、を具備したことを特徴とする。
【0013】
よって、請求項1記載の発明によれば、読取手段は、予め決められたバーコード読取幅でバーコードを光学的に読み取り、指示手段は、上記バーコード読取幅よりも狭い幅に設定されたバーコードのデコード範囲を指示し、記憶手段は、上記読取手段により読み取られたバーコードデータを記憶し、デコード処理手段は、この記憶手段に記憶されたバーコードデータの中から上記指示手段により指示されたデコード範囲に対応するバーコードデータをデコードする。
【0014】
この場合、請求項2に記載するように、請求項1の発明において、上記デコード処理手段は、上記記憶手段に記憶されたバーコードデータの中で上記指示手段で指示されたデコード範囲外のバーコードデータをバーコードとして認識されないダミーデータに書き換えてから上記記憶手段のバーコードデータをデコードすることが有効である。
【0015】
また、請求項3に記載するように、請求項1の発明において、上記デコード処理手段は、上記記憶手段に記憶されたバーコードデータから上記指示手段で指示されたデコード範囲のバーコードデータだけを取り出してデコードすることが有効である。
【0016】
したがって、上記構成のバーコード読取装置では、読み取られたバーコードデータの読取幅よりも狭い幅に設定されたデコード範囲を指示し、所望の範囲のバーコードデータをデコード処理することができる。これにより、実際のバーコード読取幅は一定であっても、所望の範囲のバーコードデータを有効なものとして処理するので、必要に応じて実質的な読取幅を狭くすることにより、読取幅の大きいバーコードも、近接して配置された読取幅の小さいバーコードも確実に読み取ることができ、様々な大きさのバーコードに対応できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の一実施例によるバーコード読取装置の回路構成図である。
【0018】
同図において、CPU1は、バーコード読取装置全体を制御する中央処理装置である。表示部2は、例えば読取ったバーコードに対応する商品名、金額等を表示する液晶ディスプレイである。キー入力部3は、例えば数値キー、ファンクションキー等の入力キーである。外部記憶部4は、例えば処理を行った商品の商品名、金額等を累積して記憶しておく記憶装置である。
【0019】
バーコード読取部5、左トリガキー6、右トリガキー7は、ハンドスキャナ20の各構成部である。ここで、ハンドスキャナ20は、例えばレーザ式スキャナである。
【0020】
バーコード読取部5は、例えばレーザ光を走査して、バーコードからの反射光を検出することで、バーコードを読取るスキャナである。
左トリガキー6、右トリガキー7は、バーコードの読取り開始のトリガとなるキースイッチであり、左右いずれかのトリガキー6、7が押下されると、バーコード読取部5はレーザ光によるバーコードの走査を開始する。
【0021】
ここで、右トリガキー7が押下されたときは、読取られたバーコードデータに対して、通常のデコード処理が行われる。すなわち、上記バーコード読取部5で読取ったバーコードデータをそのままデコードする。
【0022】
一方、左トリガキー6が押下されたときは、読取られたバーコードデータは、RAM10内の入力バッファ11に一時的に記憶される。次に、CPU1は、入力バッファ11に一時的に記憶されたバーコードデータのなかで、予め登録されているバーコード幅に対応するデータのみがデコード処理に対して有効となるようなデータ加工処理を行う。このデータ加工処理後のバーコードデータは、デコード処理用レジスタ12に格納される。そして、CPU1は、デコード処理用レジスタ12に格納された加工後のバーコードデータに対して、デコード処理を実行する。
【0023】
このように、上記構成の一実施例によるバーコード読取装置では、左右どちらのトリガキー6、7を押下した場合でも、ハンドスキャナ20によるバーコードデータの読取り範囲は同一であるが、押下されたトリガキーの種類に応じて、読取ったバーコードデータのデコード範囲を使い分けるようにしている。
【0024】
これにより、トリガキーを押下するという簡単な操作で、種々の長さのバーコードに対応することができる。
図2は、上記ハンドスキャナ20の外観構成図である。
【0025】
同図(a)はハンドスキャナ20の上面図、同図(b)は側面図、同図(c)は前面図である。
同図(a)〜(c)において、左トリガキー21、右トリガキー22は、それぞれ図1の左トリガキー6、右トリガキー7に対応するものであり、バーコード読取開始のトリガとなる押ボタンスイッチである。また、例えば左トリガキー21が押下された場合は、図1で説明したように、所定範囲(W2 )のバーコードデータのみをデコードする処理を行うものである。
【0026】
開口部23は、レーザ走査光線の照射光、及びバーコードからの反射光の出入口であり、この開口部23の幅が実際のバーコードの読取り範囲W1 となる。
デコード範囲ガイド24は、左トリガキー21が押下されたときにデコードするバーコードの範囲を、ユーザが知る為の目安となるものであり、例えば2本の細長いシールを貼り付けておくものである。同図では、W2 で示される範囲のバーコードがデコード対象となることを示している。ユーザが、このW2 の範囲内に対象となるバーコードが入るようにしてから、左トリガキー21を押下することによって、上記W1 の範囲で読取られたバーコードデータの中からW2 の範囲に対応するバーコードデータがデコード処理される。
【0027】
また、同図W1 で示される範囲は、上記した様なハンドスキャナ20により実際に読取られるバーコードの範囲であると共に、右トリガキー22を押下したときのデコード範囲を示すものでもある。
【0028】
図3は、ハンドスキャナ2の内部構造図である。
同図(a)はハンドスキャナ20の上面図、同図(b)は側面図、同図(c)は前面図である。
【0029】
同図において、図2と同一の構成には同一の符号を付してあり、説明は省略する。
同図(a)において、レーザ光線発生装置25、光路ミラー26、及び走査ミラー27は、レーザ走査光線を外部に照射するための機構を構成している。レーザ光線発生装置25から出力されるレーザ光Lは、光路ミラー26で反射され、走査ミラー27に入射する。
【0030】
走査ミラー27は、例えば図3(a)の水平方向に所定角度で振幅を繰り返す反射鏡である。これより走査ミラー27に入射するレーザ光Lは、上記所定角度で振幅を繰り返す走査ミラー27で反射されて、所定角度で走査を繰り返すレーザ走査光線L’として、開口部23より外部に向けて照射される。
【0031】
尚、走査ミラー27は、回転多面鏡であってもよい。
上記レーザ走査光線L’が、外部にあるバーコードを走査すると、バーコードからの反射光が受光レンズ28に入射する。この受光レンズ28に入射する反射光は、フォトダイオード29により検出されて、電気信号に変換される。
【0032】
図4は、ハンドスキャナ20による読取り範囲、及び各種バーコードのデコード範囲を示す図である。
同図(a),(b),(c)にそれぞれ示すバーコードは、図10に示すバーコードと同一であり、説明は省略する。
【0033】
同図において、W1 は、ハンドスキャナ20による実際のバーコードの読取り範囲を示す。D1 は、右トリガキー22を押下したときのデコード範囲を示す。D2 は、左トリガキー21を押下したときのデコード範囲を示すものであり、図2のW2 で示す範囲に相当するものである。
【0034】
左右いずれのトリガキー21、22を押下した場合でも、ハンドスキャナ20は、読取り範囲W1 の範囲を走査してデータを読み込むので、(a)ではバーコード全体を読み込み、(b)ではバーコード全体とその左右の空白部分を読み込み、(c)では3つのバーコードA、B、Cの全てのバーコードデータを読み込むことになる。
【0035】
次に、読み込んだバーコードデータのデコード処理を行う際に、右トリガキー22を押下した場合には、D1 で示される範囲がバーコードデータのデコード範囲となる。すなわち、読み込んだ全データがデコード対象となる。一方、左トリガキー21を押下した場合には、D2 で示される範囲がバーコードデータのデコード範囲となる。
【0036】
したがって、図4(a)のバーコードを読取る場合は、右トリガキー22を押下することで、正常なデコード処理が行える。また、図4(c)の3個のバーコードA、B、Cの中でバーコードBを読み込む場合は、左トリガキー21を押下することで、バーコードA、Cのデータはデコード範囲外となるので、バーコードBを正しくデコード処理できる。
【0037】
尚、図4(b)のバーコードを読取る場合は、左右いずれのトリガキー21、22を押下した場合でも、正常なデコード処理を行える。
図5は、図1のバーコード読取装置によるバーコード読取処理を説明するフローチャートである。
【0038】
同図において、上記左右いずれかのトリガキー21、22を押下すると、まずレーザ光線発生装置25、光路ミラー26、及び走査ミラー27により生成されるレーザ走査光線により、バーコードの走査を開始する(ステップS1)。
【0039】
上記ステップS1の走査に応じてバーコードより反射される反射光は、フォトダイオード29で受光・検出される(ステップS2)。このフォトダイオード29により受光された上記反射光は、電気信号に変換されて、受光信号としてCPU1内部のメモリに読み込まれる(ステップS3)。
【0040】
読み込まれた受光信号は、次の走査による受光信号と比較され、同一パターンであるか否かが判定される(ステップS4)。そして、同一パターンではないと判定された場合には(ステップS4、NO)、ステップS3の処理に戻り、更に次の走査による受光信号を読み込んで、ステップS4の判定処理を繰り返す。一方、同一のパターンであるものと判定された場合には(ステップS4、YES)、ステップS5の処理に移る。
【0041】
尚、上記ステップS4の処理は、確実に安定したバーコードデータを読み込む為に行うものであるので、上記のような2回連続して同じパターンを読み込むことを判定基準とするものに限らず、例えば3回、あるいは4回連続して同じパターンを読み込んだ場合に、上記ステップS1のバーコード走査を終了して、ステップS5の処理に移るようにしても良い。
【0042】
続いて、本処理の開始時に押下したトリガキーが、左右どちらのトリガキー21、22であるかを判定する(ステップS5)。
右トリガキー22を押下したものと判定した場合には、続いて上記読み込まれた受光信号に対しデコード処理を行う(ステップS7)。この場合は、読み込まれた全ての受光信号に対しデコード処理を行うことになる。つまり、上記読み込まれた受光信号に対し通常のデコード処理を行うことになる。
【0043】
一方、左トリガキー21を押下したものと判定した場合には、上記読み込んだ受光信号の中で不必要な信号をカットする処理を行う(ステップS6)。このステップS6の処理の詳細については、後に図6〜図9を参照して説明する。
【0044】
上記ステップS6の処理によって、不必要な信号がカットされたので、本来のデコード対象とすべきバーコードの信号のみを、続くステップS7においてデコード処理することになる。
【0045】
最後に、上記ステップS7によるデコード処理によって生成される所定のコードを出力し(ステップS8)、バーコード読取り処理を終了する。
上記ステップS6の信号カット処理の詳細について、以下に図6〜図9を参照して説明する。
【0046】
図6は、上記信号カット処理の第1の実施例を説明するフローチャートである。また、図7は、図6の処理における入力バッファ11、デコード処理用レジスタ12の状態を示す図であり、図7(a)は入力バッファ11の状態、図7(b)はデコード処理用レジスタ12の状態を示す。
【0047】
図6において、まず、読み込まれた受光信号、すなわち入力されたバーコード信号(バーコードデータ)を取り込んで、入力バッファ11に格納する(ステップS11)。これより、図7(a)に示すように、入力バッファ11には、ハンドスキャナ20によって読取り範囲W1 の範囲を走査して読み込んだ全てのバーコードデータが格納される。
【0048】
次に、入力バッファ11の記憶領域のうち、前30%及び後30%の記憶領域に格納されているバーコード信号(バーコードデータ)を、ダミーデータに書き換える。ダミーデータは、例えば全て“0”値のデータである(ステップS12)。そして、書き換えた後のバーコードデータを入力バッファ11から読み出して、デコード処理用レジスタ12に格納する(ステップS13)。
【0049】
これにより、図7(b)に示すように、デコード処理用レジスタ12には、前後各30%の領域に、デコード処理の際に無効なものとなるダミーデータが格納される。そして、残りの40%の領域(D2 の領域)には、デコード処理において有効なものとなるデータが格納される。すなわち、W2 の範囲のバーコードデータが格納される。
【0050】
このように、図2のデコード範囲ガイド24で示されるW2 の範囲のバーコードデータのみが、デコード処理の際に有効となるデータとして、デコード処理用レジスタ12のD2 の領域に格納される。例えば図4(c)に示す例では、バーコードBのデータがD2 の領域に格納され、バーコードA、Cのデータはダミーデータに書き換えられることになる。
【0051】
上記ステップS13の処理終了後、図5のステップS7の処理に移る。ステップS7の処理では、上記デコード処理用レジスタ12に格納してあるデータを読み出して、デコード処理を行う。したがって、このデコード処理では、上記したように前後各30%のデータは無効なものとなり、D2 の領域のデータのみが有効なものとしてデコードされることになる。
【0052】
図8は、図5のフローチャートのステップS6の信号カット処理の第2の実施例を説明するフローチャートである。また、図9は、図8の処理における入力バッファ11、デコード処理用レジスタ12の状態を示す図であり、図9(a)は入力バッファ11の状態、図9(b)はデコード処理用レジスタ12の状態を示す。
【0053】
図8において、まず、読み込まれた受光信号、すなわち入力されたバーコード信号(バーコードデータ)を取り込んで、入力バッファ11に格納する(ステップS21)。これにより、図9(a)に示すように、入力バッファ11には、ハンドスキャナ20によって読取り範囲W1 の範囲を走査して読み込んだバーコードデータが格納される。
【0054】
次に、入力バッファ11の記憶領域のうち、前後各30%の記憶領域を除いた真中の40%の記憶領域に格納されているバーコードデータを、入力バッファ11から取り出す(ステップS22)。そして、取り出したバーコードデータを、デコード処理用レジスタ12に格納する(ステップS23)。
【0055】
すなわち、図9(a)、(b)に示すように、入力バッファ11の真中の40%の記憶領域(D2 の範囲)に格納されているバーコードデータを取り出して、デコード処理用レジスタ12に格納する。このD2 の範囲のバーコードデータは、例えば図2においてW2 で示される範囲のバーコードデータである。これより、デコード処理用レジスタ12には、デコード対象とすべきバーコードデータのみが格納され、続くステップS7のデコード処理では、このデコード処理用レジスタ12に格納されているデータが取り出されてデコード処理が行われる。
【0056】
上記した図6〜図9に示す処理では、入力バッファ11の記憶領域のうち、前後各30%の記憶領域を除いた真中の40%の記憶領域に格納されているバーコードデータをデコード対象にしていたが、これに限るものではない。
【0057】
読取るべきバーコードの長さ、又は読取るべきバーコードの配置に応じて、適宜変更できる。例えば、真ん中の60%の記憶領域に格納されているバーコードデータをデコード対象とするようにしてもよい。あるいは、入力バッファ11の記憶領域の前部分40%に格納されているバーコードデータをデコード対象とするようにしてもよい。
【0058】
その場合、CPU1内のメモリに格納されているプログラムを変更するだけで対応できる。
上述したように、本発明の実施例によるバーコード読取装置では、バーコード読取り時に、ハンドスキャナに設けられた左右いずれかのトリガキーを選択して押下することで、読取ったバーコードデータのデコード処理範囲を指定することができる。
【0059】
尚、一実施例では、ハンドスキャナとしてレーザ式ハンドスキャナを用いて説明したが、これに限るものではなく、例えばCCD式ハンドスキャナであってもよい。また、本発明によるバーコード読取装置のスキャナは、ハンドスキャナに限るものではなく、本発明は、一定範囲内のバーコードを読取るスキャナを用いる全てのバーコード読取装置に適用される。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、読み取られたバーコードデータの読取幅よりも狭い幅に設定されたデコード範囲を指示し、所望の範囲のバーコードデータをデコード処理することができる。これにより、実際のバーコード読取幅は一定であっても、所望の範囲のバーコードデータを有効なものとして処理するので、必要に応じて実質的な読取幅を狭くすることにより、読取幅の大きいバーコードも、近接して配置された読取幅の小さいバーコードも確実に読み取ることができ、様々な大きさのバーコードに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバーコード読取装置の構成図である。
【図2】バーコード読取装置におけるハンドスキャナの外観構成図である。
【図3】バーコード読取装置におけるハンドスキャナの内部構造図である。
【図4】ハンドスキャナによる読取り範囲、及び各種バーコードのデコード範囲を示す図である。
【図5】バーコード読取処理を説明するフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートにおける信号カット処理の第1の実施例を説明するフローチャートである。
【図7】図6の処理による入力バッファ、デコード処理用レジスタの状態を示す図である。
【図8】図5のフローチャートにおける信号カット処理の第2の実施例を説明するフローチャートである。
【図9】図8の処理による入力バッファ、デコード処理用レジスタの状態を示す図である。
【図10】従来のバーコード読取範囲を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 表示部
3 キー入力部
4 外部記憶部
5 バーコード読取部
6 左トリガキー
7 右トリガキー
10 RAM
11 入力バッファ
12 デコード処理用レジスタ
20 ハンドスキャナ
21 左トリガキー
22 右トリガキー
23 開口部
24 デコード範囲ガイド
25 レーザ光線発生装置
26 光路ミラー
27 走査ミラー
28 受光レンズ
29 フォトダイオード

Claims (3)

  1. 予め決められたバーコード読取幅でバーコードを光学的に読み取る読取手段と、
    上記バーコード読取幅よりも狭い幅に設定されたバーコードのデコード範囲を指示する指示手段と、
    上記読取手段により読み取られたバーコードデータを記憶する記憶手段と、
    この記憶手段に記憶されたバーコードデータの中から上記指示手段により指示されたデコード範囲に対応するバーコードデータをデコードするデコード処理手段と、
    を具備したことを特徴とするバーコード読取装置。
  2. 上記デコード処理手段は、上記記憶手段に記憶されたバーコードデータの中で上記指示手段で指示されたデコード範囲外のバーコードデータをバーコードとして認識されないダミーデータに書き換えてから上記記憶手段のバーコードデータをデコードすることを特徴とする請求項1記載のバーコード読取装置。
  3. 上記デコード処理手段は、上記記憶手段に記憶されたバーコードデータから上記指示手段で指示されたデコード範囲のバーコードデータだけを取り出してデコードすることを特徴とする請求項1記載のバーコード読取装置。
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