JP3638333B2 - 排気モニター用粉塵除去網 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、鶏舎屋根に長手方向に沿って設けられた排気口から鶏舎内空気を外部に放出する排気モニターに関し、さらに詳しくは放出空気中に同伴される粉塵の周囲への放出、飛散を防止するために、排気モニターを覆う樋形覆いの粉塵除去網に関する。
【0002】
【従来の技術】
鶏舎の形式には大別して陰圧式と陽圧式とがあり、前者は、例えば鶏舎建物の側面に設けられた空気取入れ口から外気を自然に導入し、排気ファンによって強制的に外部へ排出するので、鶏舎内の圧力は外気よりわずかに低く保持される。これに対して後者は、例えば天井裏の両妻面に設けられた空気吸入ファンによって鶏舎内に空気を導入し、自然に外部に排出するので、鶏舎内の圧力は外気圧よりわずかに高く保持される。
【0003】
このような鶏舎において、鶏舎内で汚れた空気を外部へ排出するには、例えば高床鶏舎であれば、ケージを配置する少なくとも二つの室を構成するための二重仕切り壁を、鶏舎の長手方向に沿って床、天井及び屋根を貫通して少なくとも一箇所に設け、各仕切り壁下部に開口する空気流通口から二重仕切り壁間の排気空間に入った空気を、屋根上に形成された排気モニターから放出すればよい。この排気方式は、鶏舎が陰圧式であっても陽圧式であっても適用できる。
【0004】
また、二重仕切り壁間にほぼ垂直方向上向きの排気空間を形成する代わりに、屋根を内外二重構造にして両屋根間に排気空間を形成し、ケージ室天井の長手方向側面付近に設けられた空気流通口から排気空間に入った空気を、屋根上の排気開口から放出することもでき、この方式も陰圧式又は陽圧式のいずれの鶏舎にも適用可能である。
一般には、屋根部排気口の上方に同じく長手方向に沿って小屋根を設け、小屋根下方の排気口両側壁に排気開口を形成した排気モニターが採用されているが、側壁に排気開口を形成する代りに、小屋根を省略して両側壁間から排気する排気モニターも用いられる。
【0005】
このような鶏舎屋根上の排気モニターからは、鶏舎内で汚された空気が常に外部へ排出されており、それに伴って、主として鶏糞、飼料、羽毛に起因するわずかの粉塵が、空気とともに排出されて近隣に飛散するのを免れることはできなかった。これを防ぐために、屋根部排気口の上方で小屋根下方の両側面開口に網を取付けることも試みられている。しかしながらこの解決手段では、網が粉塵によって目詰まりを起こし、場所が高所であるだけにその清掃が大変面倒であるという新たな問題点が提起されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記のいずれの種類の排気モニターにおいても、鶏舎の排気モニターからの同伴粉塵の排出、飛散を防止し、しかも清掃の手間を必要としない排気モニター用粉塵除去網を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明による排気モニター用粉塵除去網は、鶏舎内の汚れた空気を外部に排出するために、鶏舎屋根に長手方向に沿って設けられた屋根部排気口を備えた鶏舎の排気モニター用の、同伴粉塵除去網において、前記排気モニターとの間に排気通過空間を保ちながら、上壁及び両側壁からなり、下方が開いた長手方向に長い下向きの樋形覆いによって排気モニターを上方から覆い、前記樋形覆いの上壁の少なくとも一部に網を取付けた開口部を形成し、樋形覆いの両側壁下端縁と鶏舎屋根面との間の少なくとも一部に間隙を設けることによって目的を達成している。
【0008】
【発明の作用】
本発明による排気モニター用粉塵除去網は、上記のような構成を有しているので、排出される空気の流れを乱す横風を防止し、排気モニターから排出される空気に同伴された粉塵は、樋形覆いの上壁の少なくとも一部に形成された開口部に取付けられた網によってほぼ完全に捕捉され、外部に排出、飛散されることはほとんどない。
さらにこのように網に捕捉された粉塵は、雨によって覆い内に流され、覆い両側壁下端縁と鶏舎屋根との間の間隙を通過し、屋根面を介して除去されるので、人手に頼ることなく雨によって清掃作用が行われる。
以下に本発明による排気モニター用粉塵除去網の一実施態様を、従来の排気モニターと比較して説明する。
【0009】
【実施例】
図2a及び図2bは、前にも述べたもっとも普通に見られる排気モニターの略断面図であって、屋根部排気口は、鶏舎の棟を挟んで長手方向に沿って設けられている。図2aでは、二重仕切り壁21、21間の排気空間22を上昇した空気は、小屋根23下方の各仕切り壁21、21に設けられた開口24、24から外部に排出されるので、空気に粉塵を伴うことは避けられなかった。図2bでは、二重屋根構造25、25間に排気空間22′、22′が設けられている以外は、図2aと同様である。
【0010】
図3は、図2aの排気モニターの開口24、24に網26、26を取付けたものであり、排出空気に同伴された粉塵を網で捕捉することはできるが、前記したように、網の目詰まりの清掃が困難という欠点があった。図示は省略したが、図2bのモニターにも同様に網を取付けることは可能である。
図1は、これらの従来技術による排気モニターの欠点を改良するためになされた、粉塵除去網を取付けた排気モニターの略断面図であり、この実施態様では、図2aに示した排気モニターに適用しているが、先にも述べたように、図2bに示されたり、ここでは図示されていない種類の排気モニターにも適用することができる。また図示されていないが、屋根の頂部(棟部)ではなくて傾斜面上に設けられた排気モニターにも適用が可能である。図1において、1、1は二重仕切り壁、2は排気空間、3は小屋根、4、4は開口、5は屋根である。
【0011】
この排気モニターを全長にわたって覆う下向きの樋形覆い6は、上壁7及び両側壁8、8から構成され、両側壁8、8と仕切り壁1、1との間、及び上壁7と小屋根3との間には、排気通過空間9、9が保たれている。図示の実施態様の場合には、空間9、9を通過する排気の流れを円滑にするため、上壁7の両側縁部10、10は、小屋根3の屋根面とほぼ平行にされている。
【0012】
樋形覆い6の上壁7は、その少なくとも一部に、例えば図1のように両側縁部10、10を除いた長手方向中央部の全長にわたって開口11を設け、さらに開口11には網12が取付けられている。排気空間2を上昇して、モニターの開口4、4から排気通過空間9、9に排出された空気は、覆い6の開口11から外部に放出される前に、網12によって同伴粉塵を捕捉、除去される。上壁7の少なくとも一部に設けられる開口12は、上壁7の長手方向中央部に断続的に配置してもよいし、上壁7の全面を開口とすることもできるなど、いろいろな配置が考えられる。
【0013】
網12に捕集された粉塵は、雨によって覆い内の排気通過空間9、9に洗い落とされ、小屋根3上及び/又は鶏舎屋根5上を雨水とともに流下し、覆い6の両側壁8、8の下端縁と鶏舎屋根5との間の少なくとも一部に設けられた雨水、粉塵通過用の間隙13、13を通ってさらに屋根5上を流下する。この間隙13、13は、例えば覆い6を屋根5面上で支える支柱に、両側壁8、8の下端縁を屋根5面から数cm離して取付けることによって形成することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明による粉塵除去網は、鶏舎屋根に長手方向に沿って設けられた排気モニターに、これを上方から覆う長い樋形の覆い6を設け、覆いの上壁7の少なくとも一部に網12を取付けた開口部11を形成し、樋形覆い6の横風防止用両側壁8、8の下端縁と鶏舎屋根5面との間の少なくとも一部に間隙を設けることによって、覆いの上壁7の開口に取付けられた網には、下方から上昇してくる排出空気に同伴する粉塵を捕捉させ、網に捕捉された粉塵は、上から降ってくる雨水によって覆い6内に洗い落とされ、覆い6と屋根5面との間の間隙を通って屋根5面を流下するので、同伴粉塵の捕捉、除去のみならず、捕捉粉塵の清掃、除去にも顕著な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排気モニター用粉塵除去網の一実施態様の略断面図。
【図2】a及びbは、従来技術による排気モニターの二つの実施態様の略断面図。
【図3】従来技術による排気モニターの一実施態様の略断面図。
【符号の説明】
1、21 仕切り壁
2、22、22′ 排気空間
3、23 小屋根
4、24 開口
5、25 鶏舎屋根
6 下向きの樋形覆い
7 下向きの樋形覆い6の上壁
8 同側壁
9 同排気通過空間
10 上壁7の両側縁部
11 同開口
12、26 網
13 側壁8と屋根5面との間の間隙

Claims (1)

  1. 鶏舎内の汚れた空気を外部に排出するために、鶏舎屋根に長手方向に沿って設けられた屋根部排気口を備えた鶏舎の排気モニター用の、同伴粉塵除去網において、前記排気モニターとの間に排気通過空間(9、9)を保ちながら、上壁(7)及び両側壁(8、8)からなり、下方が開いた長手方向に長い下向きの樋形覆い(6)によって排気モニターを上方から覆い、前記樋形覆い(6)の上壁(7)の少なくとも一部に網(12)を取付けた開口部(11)を形成し、樋形覆い(6)の両側壁(8、8)下端縁と鶏舎屋根面(5)との間の少なくとも一部に間隙(13、13)を設けることを特徴とする排気モニター用粉塵除去網。
JP05427595A 1995-03-14 1995-03-14 排気モニター用粉塵除去網 Expired - Lifetime JP3638333B2 (ja)

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