JP3636805B2 - 波長連続可変レーザ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は医療分野の治療、診断、及び理化学分野、工業分野等に広く利用可能な波長連続可変レーザ装置に関し、特に、波長が連続的に変化するレーザ光を高効率で発生することができ、医療用(例えば癌の診断、眼科の治療、口腔治療、皮膚科治療等)に最適に利用できる波長連続可変レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
1979年に、J.C.WALLING, H.P.JENSSEN等が、OPTICS LETTERS VOL.4, NO.6 June 1979において、1980年に、J.C.WALLING等が、IEEE Journal OF Quantum Electronics VOL.QE-16 NO.12 December 1980において、「Tunable Alexandrite Lasers」というテーマで波長連続可変レーザ装置について最初に発表し、1985年に、J.C.WALLING, D.F.HELLER等が、IEEE Journal of Quantum Electronics, VOL.QE-21, NO.10, October 1985において、「Tunable Alexandrite Lasers : Development and Perfomance」のテーマで、波長連続可変レーザ装置について発表した。
【0003】
これらは、可視波長領域のレーザー光を波長を連続可変させながら高効率、強出力で発振させることができ、幅広いチューナブル(Tunable)レーザ装置である。また、パルス発振も連続発振もでき、常温条件で蛍光寿命が262μsと長いため、Q−スイッチを使用することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの従来技術においては、E/O型のQ−スイッチを用いて高周波数のパルス発振ができるのは、750nmの波長に限定されていた。これは、E/O型のQ−スイッチでは、波長に応じて印加電圧を変化させなければQ−スイッチとしての機能を果たさないが、従来のレーザ装置は、波長に応じて自動的に印加電圧を変化させる機能を持たなかったためである。
【0005】
Q−スイッチとしては、E/O型のQ−スイッチの他に、LiF:F-カラーセンター結晶でパッシブQ−スイッチを構成するものもあるが、パルス幅が100ns以上で長すぎるばかりでなく、連続可変波長範囲で波長透過率が不均一であるため、パルス幅が非常に不安定でパルス幅を制御する必要がある用途には使用することができない。
【0006】
また、高速回転モータで共振器の全反射ミラーを高速回転させ、Q−スイッチとすることもできるが、パルス幅が100ns以上と長すぎ、安定性も悪く、且つ、モータの回転により発生するノイズが強すぎるという問題点もある。
【0007】
従って、本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、連続可変波長範囲の全域に渡って高周波数の安定したパルス発振をさせることができる波長連続可変レーザ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる波長連続可変レーザ装置は、レーザ光を発振するためのレーザ媒体と、該レーザ媒体を励起させるための励起光源と、前記レーザ媒体の後方の光軸上に配置され、所定の反射率を有するミラーと、前記レーザ媒体の前方の光軸上に配置され、電圧の印加状態によりレーザ光を透過させる状態と遮断する状態とを切り替えるE/O型のQ−スイッチと、該Q−スイッチから出射された複数の波長の光を分光するプリズムと、該プリズムを透過した光を全反射する全反射ミラーと、前記全反射ミラーが前記レーザ光の光軸となす角を変更するための角度変更手段と、発振させようとするレーザ光の波長に応じて前記Q−スイッチに印加する電圧値を制御する制御手段とを具備し、前記Q−スイッチは、一端面が前記レーザ光の光軸と垂直な面に形成され、他端面が波長750nmの光に対して前記レーザ光の光軸とブリュースター角度をなす斜面に形成されており、且つ平行四辺形の電極を有するLiNbO3の単結晶からなるE/O型のQ−スイッチであり、前記制御手段は、前記角度変更手段の角度変更情報に基づいて、前記Q−スイッチに印加する電圧値を制御することを特徴としている。
【0010】
また、この発明に係わる波長連続可変レーザ装置において、前記レーザ媒体は、アレキサンドライト結晶ロッドであることを特徴としている。
【0011】
また、この発明に係わる波長連続可変レーザ装置において、前記ミラーは、700nm〜820nmの波長の光に対して略30%の反射率を有することを特徴としている。
【0014】
また、この発明に係わる波長連続可変レーザ装置において、前記全反射ミラーは基台上に配置され、前記角度変更手段は、該基台を所定の中心軸回りに回動させることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の波長連続可変レーザ装置の好適な一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は、一実施形態の波長連続可変レーザ装置50の構成を示す全体平面図である。図1において、レーザ媒体12は、アレキサンドライト(分子式Cr3+:BeAl2O4)ロッドであり、このアレキサンドライトロッド12の脇には、励起用の光源としてキセノンフラッシュランプ13が配置されている。この励起光源からの光を受けて、アレキサンドライトロッド12からは、700nm〜820nmの波長の光が出射される。
【0017】
アレキサンドライトロッド12の図中左方の光軸上には、このレーザ装置50で励起されるレーザ光を透過させる状態と反射する状態とが、直流可変電源8から供給される電圧パルスにより切り替わるE/O型のQ−スイッチ11が配置されている。E/O型のQ−スイッチ11は、LiNbO3の単結晶からなり、図中左側の第1の端面11aは、光軸に対して、中心波長である750nmの波長の光に対するブリュースター角をなすように斜めに形成されている。すなわち、図示したように、第1の端面11aの垂線と、Q−スイッチ11から出射する750nmの波長の光とのなす角度は、60.12°になる。また、Q−スイッチ11の右側の第2の端面11bは光軸に対して垂直になるように形成されている。この第2の端面11bには、700nm〜820nmの波長の光の反射を防止する反射防止膜がコーティングされている。なお、このQ−スイッチ11には、図中破線で示したように平行四辺形状の電極11cが配置されており、直流可変電源8からの電圧はこの電極に印加される。
【0018】
ここで、E/O型のQ−スイッチ11の作用について説明しておくと、まず、LiNbO3の結晶に電圧が印加されていない状態においては、光軸とブリュースター角をなす第1の端面11aでは、紙面に平行な直線偏光成分のみが透過し、紙面に垂直な直線偏光成分は全反射される。LiNbO3の結晶は、電圧を印加することにより屈折率が変化し、直交する2方向の偏光成分の位相をずらす働きがあり、直交する2方向の偏光成分の位相差が90°(すなわち2つの偏光成分の光路差が波長λの1/4)となる電圧(以下λ/4波長電圧と呼ぶ)をかけることにより、紙面に平行な直線偏光成分は紙面に垂直な偏光成分に変換される。すなわち直線偏光成分が光軸に対して90°回転する。従って、Q−スイッチ11に紙面に平行な直線偏光成分のみを有する光を入射させた場合、この光は、Q−スイッチ11に電圧を印加していない状態においては、第1の端面11aを透過し、Q−スイッチ11に上記のλ/4波長電圧をかけることにより、第1の端面11aで全反射されるようになる。このような作用により、Q−スイッチ11は、直線偏光を透過させる状態と反射させる状態とに切り替わり、光スイッチとして働くこととなる。なお、Q−スイッチが光スイッチとして働くためには、上記の2方向の偏光成分の光路差を正確にλ/4にする必要があるが、λは波長であるので、波長が変われば、λ/4の絶対値も変化し、それに応じてQ−スイッチにかけるべき電圧も変化する。すなわち、λ/4波長電圧は波長の値に応じて変化させなければならない。図2及び図3に、波長λとλ/4波長電圧Vの関係を示す。
【0019】
また、図4は、Q−スイッチ11の形状を示す図である。この図において、Q−スイッチの電極11cは、既に述べたように平行四辺形状に形成されているが、電極を平行四辺形にするのは、レーザービームはある太さを有しているので、その太さの両端部が電極を通過する距離が同じになるようにするためである。なお、Q−スイッチ11から出力される光の出射角度は波長により異なり、例えば、700nmの波長光の出射角度は、第1の端面11aの垂線に対して66.87°であり、820nmの波長光の出射角度は65.15°となる。
【0020】
Q−スイッチ11には、上記の直流可変電源8が接続されており、この直流可変電源8とQ−スイッチ11の間にはアバランシュトランジスタ9が接続されている。アバランシュトランジスタ9は、電気シャッタとして働き、このトランジスタがONしているときには、直流可変電源8からの電圧はグランドに落とされ、OFFしているときには、直流可変電源8からの電圧(λ/4波長電圧)は、E/O型のQ−スイッチ11に供給される。すなわち、アバランシュトランジスタ9のON、OFFを制御することにより、Q−スイッチ11に加えられるλ/4電圧値の有無をコントロールすることができ、Q−スイッチ11がレーザ光を透過させる時間と遮断する時間とが制御される。すなわちパルス発振が可能となる。直流可変電源8及びアバランシュトランジスタ9は、ともにマイクロコンピュータ7に接続されており、電源の電圧値及びトランジスタのON、OFFのタイミングが制御される。
【0021】
Q−スイッチ11の左方には、回転軸Oを中心に、紙面と平行な面内で回動する回動板30が配置されており、この回動板30上には、700nmから820nmの波長の光を全反射する全反射ミラー3が配置されている。また、Q−スイッチ11と全反射ミラー3の間には重フリントガラスからなる分光プリズム10がQ−スイッチ11と同じ基台上に固定されている。分光プリズム10の頂角は、59.96°に設定されており、プリズム10の第1面10aの垂線と入射する750nmの波長の光とのなす角が、ブリュースター角となるように配慮されているとともに、プリズムの第2面10bの垂線と出射する750nmの光とのなす角もブリュースター角になるように配慮されている。このように分光プリズム10にもブリュースター角をつけておくことにより、Q−スイッチ11の第1の端面11aを透過した光の分光プリズム10に対する透過率が向上する。回動板30のイニシャル位置において、全反射ミラー3の反射面は、分光プリズム10から出射される750nmの波長の光を垂直に反射するように配置されている。分光プリズム10から出射される光の出射角度は波長により異なっており、回動板30を回転中心Oの回りに回動させることにより、700nm〜820nmの光をそれぞれ垂直に反射する角度に全反射ミラー3を調節することができる。これにより、700nm〜820nmの任意の波長の光を元の光路に反射させて、後述する出力ミラー14との間で共振させ、任意の波長のレーザ光として出力させることができる。なお、回動板30の回転中心Oと全反射ミラー3との距離は、この実施形態においては、140mmに設定されている。
【0022】
回動板30の下端には、ピン31が設けられており、このピン31を直進移動機構32によって押すことにより、回動板30が中心軸Oの回りに回動する。回動板30の右側部には、ピン31を直進移動機構32のロッド34に常に接触させるように、回動板30を図中反時計回りに付勢するためのバネ23が接続されている。直進移動機構32は、上記のピン31を押すためのロッド34と、このロッド34を図中左右方向に移動させるための送りネジ36と、送りネジ36を回転させるためのステッピングモータ2と、ステッピングモータ2の回転角度を検出するためのエンコーダ1とから構成されている。エンコーダ1からの検出信号は、マイクロコンピュータ7に入力され、演算処理されて回動板30の回転角度に変換され、さらに発振されるレーザ光の波長に換算される。また、モータ2には、ドライバ6が接続され、このドライバ6は、さらにマイクロコンピュータ7に接続され、結果的にステッピングモータ2の回転がマイクロコンピュータ7によって制御される。
【0023】
一方、アレキサンドライトロッド12の右方には、全反射ミラー3との間でレーザ共振器を構成するように、700nm〜820nmの波長の光を30%反射する出力ミラー14が配置されている。出力ミラー14のさらに右方には、出力ミラーを透過した出力ビームを一部取り出すためのビームスプリッター15が配置されており、このビームスプリッター15で光軸と垂直方向に取り出されたレーザ光は、モノクロメータ20に入力される。モノクロメータ20に入力されたレーザ光は、フォトダイオード21に向けて出力される。フォトダイオード21は、入力されたレーザ光を光電変換し、レーザ光のパルス波形をオシロスコープ22に表示させる。これによりパルス発振されたレーザ光のパルス波形をモニターすることができる。
【0024】
また、ビームスプリッター15のさらに右方には、上述した光学系にHe−Neレーザ19からのレーザ光を入射させるための光学系を構成するミラー16,18とポラライザー17が配置されている。He−Neレーザ19からのレーザ光は、上述した光学系のアライメントのために使用される。
【0025】
次に、上記のように構成されるレーザ装置の動作について説明する。
【0026】
まずHe−Neレーザ19をガイドビームとして発光させて、そのレーザ光をポラライザー17で紙面と平行な直線偏光とし、光学系18,17,16,15を介してメインの光学系を構成する出力ミラー14、アレキサンドライトロッド12、Q−スイッチ11、分光プリズム10に入射させ、全反射ミラー3で反射されたレーザ光がHe−Neレーザ19の出射口に戻るように、各光学部品を調整した。
【0027】
次に、He−NeガイドレーザビームをQ−スイッチ11の第2の端面に垂直に入射させ、ブリュースター角のついた第1の端面から出射したレーザ光をポラライザーで入射光ビームの偏光方向と直交させた。そして、ガイド光ビームの入射端で半透明の紙を用いて散乱光とし、出射端のポラライザーの後ろに白い紙のスクリーンを設置し、干渉縞を見ながらQ−スイッチ11を調整して干渉縞の十字中心部をガイド光ビームと一致するようにした。そして全反射ミラー3を正確に出力ミラー14と平行になるように再調整した。
【0028】
次に、He−Neレーザ19を消灯して、キセノンフラッシュランプ13を点灯させ、10Hzでアレキサンドライトロッド12を励起させた。その後、ステッピングモータ2を回転させて、回動板30を0.0028rad/secの速度で時計回転方向に回動させ、オシロスコープ22を見ながらレーザ光が発振されるまで回動を続けた。このとき、前もってモノクロメータ20を750nmの波長を検出するように調整しておけば、750nmのレーザ光の発振のみを検出することができる。
【0029】
このようにして、750nmの波長のレーザ光が発振した状態において、ステッピングモータ2の回転角をエンコーダ1で検出する。このときの検出値から直進移動機構の32の移動量Δxを求めることができる。このΔxと、波長の変換量Δλとは、回動板30の回転角をθ、全反射ミラー3の回動半径をRとすると、
Δx=R・Δλ・dθ/dλ
の関係が成り立つ。従って、エンコーダ1の検出値から、現在発振しているレーザ光の波長λを算出することができる。
【0030】
このようにして求められた波長λを図2に示す式に代入し、λ/4波長電圧を求めると、エンコーダ1の検出信号に対応するλ/4波長電圧を算出することができる。この処理をマイクロコンピュータ7で行い、直流可変電源8の電圧値をλ/4波長電圧に制御することにより、700nm〜820nmの任意の波長に対応するλ/4波長電圧が、自動的にQ−スイッチ11に印加されることとなり、連続可変波長のレーザ光に対して、Q−スイッチ11を自動対応させることができる。
【0031】
なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
【0032】
例えば、上記の実施形態では、直進移動機構のエンコーダからの信号を基に、現在発振しているレーザ光の波長を求めるようにしたが、これに限定されることなく、発振させようとするレーザ光の波長と、全反射ミラー3の回動角と、λ/4波長電圧との関係を予めテーブルとしてマイクロコンピュータ内に記憶しておき、このテーブルに基づいて、全反射ミラー3の回動角と、直流可変電源8の電圧値とを制御するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の波長連続可変レーザ装置によれば、連続可変波長範囲の全域に渡って高周波数の安定したパルス発振をさせることができる波長連続可変レーザ装置を提供することができる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の波長連続可変レーザ装置50の構成を示す全体平面図である。
【図2】波長λとλ/4波長電圧Vの関係を示す図である。
【図3】波長λとλ/4波長電圧Vの関係を示す図である。
【図4】Q−スイッチの形状を示す図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ
2 ステッピングモータ
3 全反射ミラー
6 ドライバ
7 マイクロコンピュータ
8 直流可変電源
9 アバランシュトランジスタ
10 分光プリズム
11 Q−スイッチ
12 アレキサンドライトロッド
13 キセノンフラッシュランプ
14 出力ミラー
15 ビームスプリッター
16,18 ミラー(45°全反射対632.8nm)
17 ポラライザー
19 He−Neレーザ
20 モノクロメータ
21 フォトダイオード
22 オシロスコープ
23 バネ
30 回動板
31 ピン
32 直進移動機構
34 ロッド
36 送りネジ
50 レーザ装置
Claims (4)
- レーザ光を発振するためのレーザ媒体と、
該レーザ媒体を励起させるための励起光源と、
前記レーザ媒体の後方の光軸上に配置され、所定の反射率を有するミラーと、
前記レーザ媒体の前方の光軸上に配置され、電圧の印加状態によりレーザ光を透過させる状態と遮断する状態とを切り替えるE/O型のQ−スイッチと、
該Q−スイッチから出射された複数の波長の光を分光するプリズムと、
該プリズムを透過した光を全反射する全反射ミラーと、
前記全反射ミラーが前記レーザ光の光軸となす角を変更するための角度変更手段と、
発振させようとするレーザ光の波長に応じて前記Q−スイッチに印加する電圧値を制御する制御手段とを具備し、
前記Q−スイッチは、一端面が前記レーザ光の光軸と垂直な面に形成され、他端面が波長750nmの光に対して前記レーザ光の光軸とブリュースター角度をなす斜面に形成されており、且つ平行四辺形の電極を有するLiNbO3の単結晶からなるE/O型のQ−スイッチであり、
前記制御手段は、前記角度変更手段の角度変更情報に基づいて、前記Q−スイッチに印加する電圧値を制御することを特徴とする波長連続可変レーザ装置。 - 前記レーザ媒体は、アレキサンドライト結晶ロッドであることを特徴とする請求項1に記載の波長連続可変レーザ装置。
- 前記ミラーは、700nm〜820nmの波長の光に対して略30%の反射率を有することを特徴とする請求項1に記載の波長連続可変レーザ装置。
- 前記全反射ミラーは基台上に配置され、前記角度変更手段は、該基台を所定の中心軸回りに回動させることを特徴とする請求項1に記載の波長連続可変レーザ装置。
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