JP3636782B2 - Photographic layer support and method for producing the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙原料を疎水性にするサイジング剤少なくとも1種と、湿潤強度を付与するカチオン性樹脂少なくとも1種とを含有する紙原料から形成された写真層支持体、及びその写真層支持体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
両面を疎水性樹脂層でコートした紙を、湿潤状態で現像する写真層用の支持材料として使用することは公知である。このような支持材料は、ポリオレフィン樹脂コーティングで両面を塗布されたベース紙からなり、写真層に隣接して位置するコーティングは、通常は少なくとも1種の光反射性顔料、例えばTiO2を含有する。
ポリオレフィンコーティングは、水もしくは水性の写真処理流体の浸透から紙の表面を保護する。
コート紙の端縁で、これらの流体の浸透を防止するために、ベース紙は硬化サイジングされている。反応性物質(例えば、アルキルケテンダイマー)及び非反応性物質(例えば、高級脂肪酸)のいずれもが、写真用ベース紙のサイジング剤として公知である。反応性サイジング剤は通常、カチオン性樹脂とともに中性条件下で処理され、一方、非反応性サイジング剤は、アルミニウムイオンを添加した酸性条件下で処理される。更に、これら2種のサイジング処理を組み合わせたものもある。
【0003】
疎水性を有するサイジング剤は、繊維懸濁液に添加混合され、助剤の添加により、繊維表面に付着する。このような助剤は、酸性サイジングの場合には、例えばアルミニウム塩であり、中性サイジングの場合には、例えば、主として炭素数16〜18のアルキルケテンダイマーとともに使用されるポリアミド/ポリアミンエピクロロヒドリンのカチオン性樹脂である。しかし、他のカチオン性物質、例えばカチオン性ポリアクリルアミド、カチオン化デンプン又はポリエチレンイミンもまた、特定の場合に、リテンションを改善し、紙シートの反応性サイジング剤を固定させるのに適している。
【0004】
細胞状繊維表面へのサイジング剤の付着により、サイジング処理された紙における繊維間の結合は、サイジング処理されていない紙における結合よりも弱い。紙の強度を改善するためは、助剤を更に紙原料に加える。このような助剤には、水溶性樹脂、例えばポリビニルアルコール、アニオン性ポリアクリルアミド及び種々のデンプン誘導体がある。例えば、ドイツ国特許公報(DE−A)第3,210,621号は、アニオン性ポリアクリルアミドをカチオン性デンプンとともに使用することを記載し、ドイツ国特許公報(DE−A)第3,328,463号は、カチオン性樹脂とアニオン性デンプン−リン酸エステルとの組み合わせを記載している。
しかし、ベース紙の硬化サイジングの欠点は、強度の損失だけではなく、凝集作用を有する添加物の使用による、シート地合い(formation)に対する悪影響にある。この理由は、カチオン性物質の添加により、繊維の反発性の負の電荷がカチオン性物質によってほぼ中和され、繊維−繊維間の架橋形成が容易になるため、サイジング剤が繊維面上に保持されるだけでなく、繊維材料の凝集塊がますます形成され易くなるためである。
【0005】
使用する個々の材料及び機械操作装置に依存して、繊維材料の凝集塊が紙シート中で種々の大きさ及び種々の分布を示し、ベース紙の均質性及び表面品質(地合い)を決定する。
裁断端縁での浴の浸透を減少させる効果を有するカチオン性水溶性樹脂とアニオン性水溶性樹脂との組み合わせを使用することが、例えばドイツ国特許公報(DE−A)第3,210,621号及びドイツ国特許公報(DE−C)第3,606,806号に記載されている。
中性にサイジングされた紙においては、アニオン性樹脂とカチオン性樹脂との組み合わせによる使用は、地合いを劣化させる効果を示す。
【0006】
紙基材の繊維分布と、後に現像される写真画像のいわゆる「モトル(mottle)」との間に関連があるため、良好な紙の地合いは、写真用ベース紙において特に重要である。
「モトル」とは、写真画像における光学濃度の変動を表す術語である。この現象を決定する要因は支持材料の表面である。絶対的に均一な層を塗布しても、不均一面は層中に流動現象を招き、この流動現象が、完成した画像中に「モトル」として見えるようになる。紙の不均一性は、相当な程度までパルプの繊維構造及びシート地合い中のパルプ凝集塊の形成によって決まる。この効果はコート紙においても執拗に残存する。
【0007】
地合いにおける前記の劣化に加えて、アニオン性及びカチオン性樹脂の孤立した凝集塊が形成さら、これらが圧縮効果を伴わずに紙構造内に組み込まれることが原因となり、紙シートの構造強度がしばしば低下する。
凝集の問題を回避するために、非イオンポリマー、例えばポリビニルアルコール又はデンプンをパルプ懸濁液に加える試みがなされてきた。確かに、これはシート地合い及び表面品質において一定の改良をもたらす。しかし、これらの物質のリテンションは著しく劣り、これが廃液系の汚染及び抄紙機中での付着につながる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、前記の欠点を有さない写真層支持体を提供することにある。
更に、本発明の目的は、前記の性質が改良され、良好なリテンション及び従って清浄な循環を達成することができる、写真層支持体の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的は、防水性サイジング剤少なくとも1種及び湿潤強度を付与する樹脂少なくとも1種の他に、アルキルアンモニウム基を有するデンプン又はアルキルアンモニウム基及びホスフェート基を有するデンプンを含有する紙原料から写真層支持体を形成することにより達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】
疎水性を有する好適なサイジング剤は、反応性サイジング剤、例えば二量化アルキルケテン、エポキシ化脂肪酸アミドもしくは脂肪酸無水物、ならびに非反応性サイジング剤、例えば高級脂肪酸及び高級脂肪酸の塩、のいずれでもあることがわかる。特に好ましい二量化アルキルケテンは、少なくとも50%の量までの、ベヘニルケテン又はアルキル基中の炭素数が18よりも多い他のアルキルケテンからなる。しかし、紙はまた、疎水性を有する2種以上のサイジング剤を含有することができる。この場合、反応性サイジング剤を非反応性のサイジング剤と組み合わせることができる。
カチオン性樹脂とは、カチオン性基を有し、紙の生産において湿潤強度付与剤として通常に使用される樹脂である。これらの樹脂は、従来、湿潤圧縮及び反応性サイジング剤の保持に使用されている。しかし、これらは、反応性サイジング剤及び非反応性サイジング剤の両方と組み合わせて使用することができる。好ましい実施態様においては、カチオン性樹脂は、エピクロロヒドリンで変性されたポリアミン樹脂又はポリアミド−アミン樹脂である。他の適当な樹脂の例は、尿素/ホルムアミド樹脂、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、ポリエチレンイミン及びポリエチレンイミン誘導体である。
【0011】
更なる成分として紙原料(paper stock)に含まれるデンプンは、アルキルアンモニウム基を有するデンプン又はアルキルアンモニウム基及びホスフェート基を有するデンプンである。
両性又はカチオン性のトウモロコシデンプン又はジャガイモデンプンが特に適している。本発明によるデンプン中のアンモニウム基含量は0.9〜2.5モル%である。ホスフェート基含量は0.3モル%までであることができる。
本発明により使用されるデンプンの紙原料中の量は、パルプ(絶対的に乾燥したもの)に対して0.5〜2.0重量%であることが好ましい。しかし、1〜1.5重量%の量が特に好ましい。
好適なアニオン性無機粒子は、特にコロイド状シリカ、コロイド状アルミニウム変性シリカ又はコロイド状アルミニウム変性シリケートである。
紙原料中のアニオン性無機粒子の量は、乾燥パルプ繊維に対して0.2重量%までであることが好ましい。本発明の特に好ましい実施態様においては、アニオン性無機粒子は、0.02〜0.1重量%の量で使用される。
【0012】
本発明による写真層支持体は、抄紙機によって公知の方法で製造される。この場合、紙繊維パルプは、パルプ繊維に加えて、合成繊維、鉱物もしくは有機充填材、白色顔料、染料もしくは着色顔料、光学増白剤、酸化防止剤及び/又は写真紙用支持体の製造に通常使用される他の添加物を含むことができる。
本発明方法の範囲においては、種々の成分を、製紙業者にとって公知である種々の順序及び種々の時点でパルプ懸濁液に加えることができる。
本発明の好ましい実施態様においては、最良の結果を得ることを目的として、アニオン性無機粒子の前の順序で本発明によるデンプンを繊維材料の懸濁液に添加混合する。アニオン性無機粒子は、ヘッドボックスの前でいわゆる希薄(thin)紙原料に供給することが好ましい。
【0013】
また、紙は、例えばポリビニルアルコール、デンプン、ゼラチンなどで表面サイジングすることができ、仕上げ及びつや出しの後に、通常の方法で両面を合成樹脂でコーティングする。
合成樹脂によるコーティングは、溶融体からの押出しコーティングとして、分散コーティングとして、放射線硬化混合物でのコーティングとして、あるいは他の公知の方法で実施することができる。必要ならば、更なる層を塗布し、付着促進前処理を実施した後に、任意所望の写真層の支持体として、樹脂コート紙を使用する。
【0014】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1
硬木硫酸塩パルプ100重量%の混合物を、4%のコンシステンシーで35°SRのろ水度(freeness)にまでこう解した。次に、本発明によるサイジング剤、デンプン及び表1に示す他の助剤をパルプ懸濁液に添加し、これから、重さ約170g/m2 のベース紙を製造した。ポリビニルアルコール3.33重量%及びCaCl2 3.33重量%を含有する水溶液を用いてこの紙を公知の方法で表面サイジングし、つや出し加工を実施した。
【0015】
【表1】
【0016】
実施例2
実施例1と同様にして、表2に記載の材料を用いて重さ170g/m2 のベース紙を製造し、分析した。
【0017】
【表2】
【0018】
実施例3
本発明によるサイジング剤及びデンプンを、表3に従って、硬木硫酸塩パルプ50重量%及び硬木亜硫酸パルプ50重量%からなるパルプ懸濁液に加え、これから、重さ約190g/m2 のベース紙を製造した。
【0019】
【表3】
【0020】
比較例V1
硬木硫酸塩パルプ100重量%からなるパルプ懸濁液に以下の材料を加えた。
これから、重さ170g/m2 のベース紙を製造した。
【0021】
比較例V2
硬木亜硫酸パルプ50重量%及び硬木硫酸塩パルプ50重量%からなるパルプ懸濁液に以下の材料を加えた。
これから、重さ190g/m2 のベース紙を製造した。
【0022】
実施例及び比較例で製造したベース紙の試験
各場合において、製造した紙試料の一部をコーティングしないまま残し、それを試験し、別の部分の両面を公知の方法でポリエチレンでコーティングし、この形態で試験に付した。評価にあたっては、以下の試験方法を用いた。
【0023】
内部強度(構造強度)
TAPPI RC 308に従って、Scott Bondプライボンド強度試験器(Internal Bond Impact Tester モデルB)を用いて構造強度を測定した。以下の表の数値データはすべて5回の測定の平均値である。測定値は、1/1000フィート×ポンド(ft.lb/1000)で示した。
【0024】
現像液(KE)の端縁部浸透性
ポリエチレンでコーティングされた紙試料を、必要とされる試料の大きさで、市販のカラー現像液の浴に14分間浸漬した(T=30℃)。中間の洗浄、市販の固定液での処理及び最終の洗浄の後に、試料を乾燥させ、裁断端縁での現像液の浸透の深さ(mm)を目盛り付き拡大鏡によって測定した。現像液浸透の区域は、褐色に変色した端縁のストリップとして見えた。
【0025】
剛性
Lorentzen & Wettre社の曲げ剛性試験器を用い、標準的なSCAN−P29.69に従って未加工紙の剛性値を測定した。測定値をmN単位で示した。
地合い
内部試験片試験において、比較対照試料に照らしながら、1〜5の等級尺度で地合いを評価した。等級1は、透過光中の紙構造の非常に均一な外観を表し、等級5はその「雲状の」模様の強い外観を表す。
【0026】
リテンション
Paper Reserch Materials 社が開発した「Britt 」DynamicDrainage Jahr 法(DDJ法)により、リテンション率(全リテンション率%)を測定した。
更に、写真層支持体の他の特性、例えば表面番号、引裂き強度、ポリエチレン層の付着及び光化学的特性をも通常の方法で試験した。しかし、結果は公知の範囲内であり、本発明の評価には利用しなかった。
試験結果を表4にまとめる。本発明の評価にあたっては、試験した特性全体を用いるべきである。
表4から理解できるように、必要とされる強度及び剛性を保持しながら、地合い、及び表面品質の実質的な改善が達成された(比較例V1及び実施例1〜3を参照)。
また、本発明によるサイジングにより、全リテンション率、及びより清浄な循環の増大を達成することができる。
本発明の性質を説明するために本明細書に記載し、前記の実施例に説明した詳細、材料及び操作条件は、本発明の原理及び範囲内において、当業者によって変更されうるものと理解されたい。
【0027】
【表4】
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a photographic layer support formed from a paper raw material containing at least one sizing agent that renders the paper raw material hydrophobic and at least one cationic resin that imparts wet strength, and the photographic layer support. It relates to the manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
It is known to use paper coated on both sides with a hydrophobic resin layer as a support material for a photographic layer developed in a wet state. Such support materials are made from a base paper coated on both sides with polyolefin resin coating, the coating located adjacent to the photographic layer usually contains at least one light reflecting pigments, e.g. TiO 2.
The polyolefin coating protects the paper surface from penetration of water or aqueous photographic processing fluids.
In order to prevent the penetration of these fluids at the edges of the coated paper, the base paper is cured and sized. Both reactive substances (eg alkyl ketene dimers) and non-reactive substances (eg higher fatty acids) are known as sizing agents for photographic base paper. Reactive sizing agents are usually treated with a cationic resin under neutral conditions, while non-reactive sizing agents are treated under acidic conditions with the addition of aluminum ions. Further, there is a combination of these two sizing processes.
[0003]
The hydrophobic sizing agent is added to and mixed with the fiber suspension, and adheres to the fiber surface by the addition of an auxiliary agent. Such auxiliaries are, for example, aluminum salts in the case of acid sizing, and in the case of neutral sizing, for example, polyamide / polyamine epichlorohydride used mainly with alkyl ketene dimers having 16 to 18 carbon atoms. It is a cationic resin of phosphorus. However, other cationic materials, such as cationic polyacrylamide, cationized starch or polyethyleneimine, are also suitable in certain cases to improve retention and to fix the reactive sizing agent of the paper sheet.
[0004]
Due to the adhesion of the sizing agent to the cellular fiber surface, the bonds between the fibers in the sized paper are weaker than those in the unsized paper. In order to improve the strength of the paper, an auxiliary agent is further added to the paper raw material. Such auxiliaries include water soluble resins such as polyvinyl alcohol, anionic polyacrylamide and various starch derivatives. For example, German Patent Publication (DE-A) 3,210,621 describes the use of anionic polyacrylamide with cationic starch and German Patent Publication (DE-A) 3,328, No. 463 describes a combination of a cationic resin and an anionic starch-phosphate ester.
However, the disadvantages of base paper cure sizing are not only the loss of strength, but also the negative effect on sheet formation due to the use of additives with agglomerating action. The reason for this is that by adding a cationic substance, the repulsive negative charge of the fiber is almost neutralized by the cationic substance, and the cross-linking between the fibers becomes easy, so that the sizing agent is retained on the fiber surface. This is because agglomerates of fiber material are more likely to be formed.
[0005]
Depending on the particular material used and the machine operating equipment, the agglomerates of fiber material exhibit different sizes and different distributions in the paper sheet and determine the homogeneity and surface quality (texture) of the base paper.
The use of a combination of a cationic water-soluble resin and an anionic water-soluble resin having the effect of reducing the penetration of the bath at the cutting edge is, for example, German Patent Publication (DE-A) 3,210,621. And German Patent Publication (DE-C) 3,606,806.
In neutrally sized paper, the use of a combination of an anionic resin and a cationic resin has the effect of deteriorating the texture.
[0006]
Good paper texture is particularly important in photographic base papers because there is a relationship between the fiber distribution of the paper substrate and the so-called “mottle” of photographic images that are subsequently developed.
“Motor” is a term used to describe a change in optical density in a photographic image. The factor that determines this phenomenon is the surface of the support material. Even if an absolutely uniform layer is applied, the non-uniform surface will cause a flow phenomenon in the layer, and this flow phenomenon will appear as "Mottle" in the finished image. Paper non-uniformity is determined to a large extent by the fiber structure of the pulp and the formation of pulp agglomerates in the sheet texture. This effect persists even on coated paper.
[0007]
In addition to the aforementioned deterioration in the texture, the formation of isolated agglomerates of anionic and cationic resins, which are often incorporated into the paper structure without a compression effect, often leads to the structural strength of the paper sheet. descend.
Attempts have been made to add nonionic polymers such as polyvinyl alcohol or starch to the pulp suspension to avoid the problem of agglomeration. Indeed, this provides a certain improvement in sheet texture and surface quality. However, the retention of these materials is significantly inferior, leading to waste liquid contamination and adhesion in the paper machine.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, it is an object of the present invention to provide a photographic layer support that does not have the aforementioned drawbacks.
It is a further object of the present invention to provide a process for the production of a photographic layer support in which the above properties are improved and good retention and thus clean circulation can be achieved.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The object is to obtain a photographic layer from a paper raw material containing starch having an alkylammonium group or starch having an alkylammonium group and a phosphate group, in addition to at least one waterproof sizing agent and at least one resin imparting wet strength. This is accomplished by forming a support .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Suitable sizing agents having hydrophobicity are any of reactive sizing agents such as dimerized alkyl ketenes, epoxidized fatty acid amides or fatty acid anhydrides, and non-reactive sizing agents such as higher fatty acids and salts of higher fatty acids. I understand that. Particularly preferred dimerized alkyl ketenes consist of behenyl ketene or other alkyl ketene having more than 18 carbon atoms in the alkyl group, up to an amount of at least 50%. However, the paper can also contain two or more sizing agents that are hydrophobic. In this case, the reactive sizing agent can be combined with a non-reactive sizing agent.
The cationic resin is a resin having a cationic group and usually used as a wet strength imparting agent in the production of paper. These resins are conventionally used for wet compression and retention of reactive sizing agents. However, they can be used in combination with both reactive and non-reactive sizing agents. In a preferred embodiment, the cationic resin is a polyamine resin or polyamide-amine resin modified with epichlorohydrin. Examples of other suitable resins are urea / formamide resins, melamine / formaldehyde resins, polyethyleneimine and polyethyleneimine derivatives.
[0011]
The starch contained in the paper stock as a further component is a starch having an alkylammonium group or a starch having an alkylammonium group and a phosphate group.
Amphoteric or cationic corn starch or potato starch is particularly suitable. The ammonium group content in the starch according to the invention is from 0.9 to 2.5 mol%. The phosphate group content can be up to 0.3 mol%.
The amount of starch used in the present invention in the paper raw material is preferably 0.5 to 2.0% by weight with respect to the pulp (absolutely dried). However, an amount of 1 to 1.5% by weight is particularly preferred.
Suitable anionic inorganic particles are in particular colloidal silica, colloidal aluminum modified silica or colloidal aluminum modified silicate.
The amount of anionic inorganic particles in the paper raw material is preferably up to 0.2% by weight with respect to the dry pulp fiber. In a particularly preferred embodiment of the invention, the anionic inorganic particles are used in an amount of 0.02 to 0.1% by weight.
[0012]
The photographic layer support according to the present invention is produced by a known method by a paper machine. In this case, the paper fiber pulp is used for the production of synthetic fibers, minerals or organic fillers, white pigments, dyes or colored pigments, optical brighteners, antioxidants and / or photographic paper supports in addition to pulp fibers. Other commonly used additives can be included.
Within the scope of the process of the present invention, various components can be added to the pulp suspension in various sequences and at various times known to papermakers.
In a preferred embodiment of the invention, the starch according to the invention is added to and mixed with the suspension of fiber material in the order before the anionic inorganic particles with the aim of obtaining the best results. The anionic inorganic particles are preferably supplied to a so-called thin paper raw material in front of the head box.
[0013]
Also, the paper can be surface-sized with, for example, polyvinyl alcohol, starch, gelatin, etc., and after finishing and polishing, both sides are coated with a synthetic resin by a usual method.
Coating with synthetic resin can be carried out as an extrusion coating from a melt, as a dispersion coating, as a coating with a radiation curable mixture, or by other known methods. If necessary, a resin-coated paper is used as a support for any desired photographic layer after further layers are applied and an adhesion promoting pretreatment is performed.
[0014]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be specifically described by way of examples, but these do not limit the scope of the present invention.
Example 1
A mixture of 100% by weight hardwood sulphate pulp was cracked to a freeness of 35 ° SR with a consistency of 4%. Next, the sizing agent according to the present invention, starch and other auxiliaries shown in Table 1 were added to the pulp suspension from which a base paper weighing about 170 g / m 2 was produced. The paper was surface-sized by a known method using an aqueous solution containing 3.33% by weight of polyvinyl alcohol and 3.33% by weight of CaCl 2 , and was polished.
[0015]
[Table 1]
[0016]
Example 2
In the same manner as in Example 1, a base paper having a weight of 170 g / m 2 was manufactured and analyzed using the materials shown in Table 2.
[0017]
[Table 2]
[0018]
Example 3
A sizing agent and starch according to the invention are added according to Table 3 to a pulp suspension consisting of 50% by weight hardwood sulfate pulp and 50% by weight hardwood sulfite pulp, from which a base paper weighing about 190 g / m 2 is produced. did.
[0019]
[Table 3]
[0020]
Comparative Example V1
The following ingredients were added to a pulp suspension consisting of 100% by weight hardwood sulfate pulp.
From this, a base paper having a weight of 170 g / m 2 was produced.
[0021]
Comparative Example V2
The following ingredients were added to a pulp suspension consisting of 50 wt% hardwood sulfite pulp and 50 wt% hardwood sulfate pulp.
From this, a base paper having a weight of 190 g / m 2 was produced.
[0022]
Testing of the base paper produced in the examples and comparative examples In each case, a part of the produced paper sample is left uncoated, it is tested and both sides of the other part are made of polyethylene in a known manner. Coated and submitted for testing in this form. In the evaluation, the following test methods were used.
[0023]
Internal strength (structural strength)
According to TAPPI RC 308, structural strength was measured using a Scott Bond ply bond strength tester (Internal Bond Impact Tester model B). All numerical data in the following table are average values of five measurements. Measurements were given in 1/1000 ft × lb (ft.lb/1000).
[0024]
Edge penetration of developer (KE) A polyethylene-coated paper sample was immersed in a commercial color developer bath for 14 minutes at the required sample size (T = 30). ° C). After intermediate washing, treatment with a commercial fixative and final washing, the samples were dried and the depth of penetration of the developer (mm) at the cut edge was measured with a calibrated magnifier. The area of developer penetration appeared as an edge strip that turned brown.
[0025]
rigidity
The stiffness value of the green paper was measured according to standard SCAN-P29.69 using a Lorentzen & Wettre bending stiffness tester. The measured value was shown in mN.
Texture In the internal specimen test, texture was evaluated on a 1-5 scale scale in the light of a comparative sample. Grade 1 represents a very uniform appearance of the paper structure in transmitted light, and Grade 5 represents the strong appearance of its “cloudy” pattern.
[0026]
Retention
Retention rate (total retention rate%) was measured by “Britt” DynamicDrainage Jahr method (DDJ method) developed by Paper Reserch Materials.
In addition, other properties of the photographic layer support , such as surface number, tear strength, polyethylene layer adhesion and photochemical properties were also tested in the usual manner. However, the results are within the known range and were not used for the evaluation of the present invention.
The test results are summarized in Table 4. In evaluating the present invention, the entire tested characteristics should be used.
As can be seen from Table 4, substantial improvements in texture and surface quality were achieved while retaining the required strength and rigidity (see Comparative Example V1 and Examples 1-3).
Also, the sizing according to the present invention can achieve an overall retention rate and a cleaner increase in circulation.
It will be understood that the details, materials, and operating conditions set forth herein and illustrated in the above examples to illustrate the nature of the invention may be altered by those skilled in the art within the principles and scope of the invention. I want.
[0027]
[Table 4]
Claims (12)
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4428940.5 | 1994-08-16 | ||
DE4428940A DE4428940C2 (en) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | Base paper of a support for photographic recording materials |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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