JP3635609B2 - フィルターおよび該フィルターを使用した物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、粉じん捕集性能に優れたフィルターおよび該フィルターを使用した物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉じん捕集用フィルターの性能は、粉じん捕集効率や通気抵抗値の経時的変化によって評価されることがある。そして、これらの粉じん捕集効率を向上させ、通気抵抗値の上昇を抑えようとするときには、例えばフィルターの取り付け面積に制約があれば、その面積の範囲内でフィルターのろ過面積を極力大きくするための努力が払われる。
【0003】
図7は、フィルター用基材101がシート状のものであって、フィルター102のろ過面積を大きくするために、その基材101が折曲されて複数本のひだ103が形成されている従来技術のフィルター102の斜視図である。基材101は、山の頂部106と谷の底部107とで折曲されてひだ103が形成されており、交互に反復する幅Aの帯状部分と幅Bの帯状部分とを有している。頂部106と底部107とは、それぞれ図示の開角CとC’とを有している。
【0004】
かかるフィルター102で、幅AとBとが等しく、また開角CとC’とが等しくて0°よりも大きく、180°よりも小さいときのものは、アコーデオン型フィルターとして周知である。また、幅AがBよりも大きく、開角CとC’とが実質的に0°であるフィルターの一例が、実用新案登録第3027222号公報に開示されている。同公報の記載によれば、そのフィルターをマスクに使用すると、ひだが伸びてマスク着用者の口とその周辺とによくなじみ、ひだが伸びることによってろ過面積が増大すると教示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記周知のアコーデオン型フィルターの厚みは、頂部106と底部107との間の垂直距離であるひだ山の高さHとなるから、このフィルターを使用した防じんマスクの吸気部は嵩張ったものになりがちで、外形が比較的小さくまとまっているマスクに比べると、その嵩張った吸気部が視界の妨げになったり、頭部を自由に動かすことの妨げになったりすることがある。
【0006】
一方、前記公知のフィルターでは、ひだとひだとが密着するように重なり合うことによって比較的薄いものになり、前記アコーデオン型フィルターほどの厚みにはならないが、ひだの重なり合う部分が、フィルターとして殆ど機能しない。このフィルターは、ひだが伸びて、重なり合う部分がなくなったときに、はじめてろ過面積が大きくなる。
【0007】
このように、ひだが形成されている従来のフィルターでは、ひだが折り畳まれていなければ、フィルターが厚いものになり、ひだが折り畳まれていて、比較的薄い状態にあれば、フィルターのろ過面積が大きくはならないという難点がある。
【0008】
この発明が課題とするところは、ひだを有する従来技術のフィルターの、そうした難点を解消することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、この発明のうちの第1発明が前提とするのは、 通気性シート状基材が、交互に反復する互いに実質的に平行な各複数状の第1折曲線と第2折曲線とのそれぞれにおいて、ひだの底部と頂部とをつくるように折曲されて、複数本の第1ひだが形成されているフィルターである。
【0010】
かかる前提において、第1発明が特徴とするところは、前記第1,2折曲線のそれぞれが、一定のピッチで反復するとともに、隣り合う2条の前記第1折曲線間に位置する前記第2折曲線が、前記2条の第1折曲線のいずれかへ偏倚しており、隣り合う前記第1折曲線間には前記第2折曲線と交差する方向へ延在していて、前記第2折曲線が延在する方向で反復する互いに並行な複数本の第2ひだが形成されており、前記シート状基材を前記複数本の第1ひだが伸びてほぼ平面状に展開した状態でみたときに、前記第2ひだが前記第1折曲線に関してほぼ対称に配設されていること、にある。
【0011】
この発明の好ましい実施態様には、次のような例がある。
(1)前記基材が、静電フィルター機能を有している。
(2)前記基材が、静電フィルター機能を有するメルトブローン不織布である。
(3)前記基材が、熱可塑性合成繊維を含んでいて、該繊維に対する熱賦型によって、前記第1,2ひだのうちの少なくとも第1ひだが形成されている。
【0012】
この発明のうちの第2発明が前提とするのは、前記第1発明に係るフィルターを使用した物品である。
【0013】
かかる前提において、第2発明が特徴とするところは、前記第1,2ひだが部分的に伸びた状態の前記フィルターで、三次元の立体的表面が形成されている前記物品、にある。
【0014】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照して、この発明に係るフィルターの詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0015】
図1に部分破断斜視図で示されたフィルター1はシート状基材2からなるもので、各複数本の第1ひだ8と第2ひだ9とを有する。シート状基材2は、表裏面2A,2Bを有し、図の上下方向へ斜めに延在している互いに実質的に平行で交互に並ぶ各複数条の第1折曲線3と第2折曲線4とにおいて折曲されており、第1折曲線3が第1ひだ8の谷の底部5Bを形成し、第2折曲線4が第1ひだ8の山の頂部5Aを形成している。隣り合う第1折曲線3のそれぞれと、それら第1折曲線3間に位置する第2折曲線4との間には、比較的広い幅Aを有する第1ひだ部6と、狭い幅Bを有する第2ひだ部7とが存在している。これら第1,2ひだ部6と7とによって、図の左右方向で反復する多数の第1ひだ8が形成されている。各第1,2ひだ部6,7には、第2折曲線4と斜めに交差している互いに並行な複数本の第2ひだ9が延在している。
【0016】
図2は、図1において第1,2折曲線3,4に直交しているII−II線に沿った切断面を示している。第1,2ひだ部6,7それぞれの断面には、第2ひだ9によって多数の不規則な凹凸が形成されている。第2ひだ部7と、その第2ひだ部7に覆われている第1ひだ部6のひだ陰部分6Aとは、第2ひだ9によって図の上下方向へ互いに離間してポケットPを形成している。フィルター1が常態にあるときのポケットPは、図示例のように開口している。フィルター1が図の上下方向から挟圧されて、第2ひだ9が圧潰しない限り、ポケットPは閉じることがない。また、フィルター1が双頭矢印S方向へ引っ張られると、第1ひだ8が次第に伸びて、ポケットPの開口角度Wが大きくなる。第1ひだ8が伸びきって、フィルター1がほぼ平坦な状態になったときには、角度Wがほぼ180°となり、ポケットPが実質的に消失する。
【0017】
図3は、図1におけるIII−III線に沿った切断面における第2ひだ9の山の頂部9Aと谷の底部9Bとを示している。底部9Bから頂部9Aまでの第2ひだ9の高さは、hである。
【0018】
図4は、図1におけるIV−IV線矢視断面図である。図において第2ひだ9が第1ひだ8の第1ひだ部6の上面2Aから立ち上がる寸法である高さhは、図の左方へ向かうにつれて小さくなり、やがて消失する。第2ひだ9には、このように第1ひだ8の底部5Bと頂部5Aとの間で消失するものと、底部5Bの極く近傍にまで延在していて、そこで消失するものとがある。第1ひだ部6に延在している第2ひだ9は、第1ひだ8の頂部5Aにおいて折曲され、第2ひだ部7へと延びている。図1の第2ひだ部7に延在している第2ひだ9は、そのようにして第1ひだ部6に延在するものとつながっている。
【0019】
図5では、図1のフィルター1が(A)で示されており、フィルター1が双頭矢印S方向へ、すなわち図1のII−II線方向へ引っ張られてほぼ平坦に、ただし、第1,2折曲線3,4と第2ひだ9との痕跡が認識される程度に展開したときのフィルター1’の平面図が(B)で示されている。図の(A)と(B)とにおいて、対応する第1折曲線3どうしと、第2折曲線4どうしとが矢印P,Qで示されている。図の(B)には、第1ひだ8の第1,2折曲線3,4と第2ひだ9の頂部9Aの痕跡とが示されている。隣り合う第1折曲線3間に存在している第2ひだ9では、頂部9Aが互いにほぼ並行し、第2折曲線4とは斜めに交差するようにおおむね直線状に延びている。展開したフィルター1’の全体をみたときには、第2ひだ9とその頂部9Aとが第1折曲線3に関してほぼ左右対称に配設されている。頂部9Aが第2折曲線4と交差する角度は、Eである。
【0020】
このように構成されるフィルター1の基材2には、熱可塑性合成繊維を60〜100重量%含む不織布であって、好ましくはメルトブローン不織布、スパンボンド不織布、メルトボンド不織布、スパンレース不織布等が使用される。より好ましくは、これらの不織布であって、坪量30〜300g/m2を有し、帯電処理が施されて静電フィルターとしての機能を備えているものが使用される。なかでも、繊径0.5〜10ミクロンの極細繊維で構成されていて、例えばエレクトレットタイプの帯電処理が施されているメルトブローン不織布は、通気抵抗を低く抑えながら、高い粉じん捕集効率を達成することができる優れた基材である。
【0021】
これらの不織布に対して形成される第1ひだ8において、第1ひだ部6の幅Aは第2ひだ部7の幅Bよりも2mm以上大きく、かつ、第1ひだ部6の幅Aは5〜40mm,第2ひだ部7の幅Bは3〜20mmの範囲にある。第2ひだ9は、その交差角度Eが5〜60°、好ましくは15〜30°の範囲にあり、第2折曲線4の長さ40mm当りについて、少なくとも一つの第2ひだ9が交差している。図1,2のように第1ひだ8が折り畳まれている状態にあるときに、第2ひだ9の底部9Bから頂部9Aまでの高さhは、7mm以下であることが好ましい。
【0022】
第1,2ひだ8,9のそれぞれは、シート状基材2を加熱賦型することによって得ることができる。例えば、基材2には、予め第1,2ひだ8,9に対応するひだを形成しておき、この基材2を2枚の加熱された板で挟圧して、基材2の熱可塑性合成繊維をそれぞれのひだに倣った形状に変化させればよい。
【0023】
図6は、この発明に係るフィルター1が使用されている使い捨て防じんマスク31の斜視図である。防じんマスク31は通気性の保形部材32と、顔面当接用パッド33と、フィルター1と、上下一対の着用バンド34とによって構成されている。保形部材32は、椀状を呈していて、周縁部に顔面当接用パッド33が接合している。保形部材32の前面は、フィルター1で被覆されており、このフィルター1が保形部材32の周縁部に対し接合線38において接合している。
【0024】
かかる保形部材32は、熱可塑性合成繊維からなる不織布の賦型品である。パッド33は、柔軟にして弾性を有する発泡ポリエチレン製のものであり、中央に吸排気孔36を有する。バンド34は、伸縮性のもので、各端部が取り付け部材37を介して長さ調節可能にパッド33の周縁部に固定されている。
【0025】
フィルター1は、第1,2折曲線3,4が防じんマスク31の上下方向へ延在し、保形部材32の形状によくなじむように、第1,2ひだ8,9が局部的に伸ばされている。その伸ばされている部分の状態は、図5の(B)と同様である。このように、フィルター1は、第1ひだ8や第2ひだ9を部分的に伸ばすことにより、三次元の立体的器物の表面を比較的容易に被覆することができる。かかる被覆を一層容易にするために、フィルター1の基材2には、少なくとも一方向への若干の伸長性、より好ましくは互いに直交する2方向への伸長性、さらに好ましくは、それらの方向への弾性伸縮性を有している不織布を使用することができる。そのような不織布の好ましい伸度は、7〜80%である。
【0026】
この発明に係るフィルター1の詳細を実施例と比較例とによって説明すると、以下のとおりである。
(実施例1)
シート状基材2として繊径約2ミクロン、坪量50g/m2のメルトブローン不織布からなる静電フィルターシートを使用し、図1における第1ひだ8の第1,2ひだ部6,7の幅がA=15mm,B=10mm,第2ひだ9の交差角度がE=20°,第1ひだ8の頂部5Aを横切る第2ひだ9の本数が頂部5Aの長さ40mm当りについて平均2本となるように基材2に第1,2ひだ8,9を賦型してフィルターNo.1を得た。
(実施例2)
実施例1と同じ静電フィルターシートを使用し、第1,2ひだ部6,7の幅をA=14mm,B=6mmとした以外は実施例1と同様にして、フィルターNo.2を得た。このフィルターNo.2を使用して、その第1,2ひだ8,9を部分的に伸ばしながら、直径約120mm,高さ約45mmを有する図6の保形部材32の外面を覆い、これらフィルターNo.2と保形部材32とを保形部材32の周縁部で溶着して使い捨ての防じんマスクNo.1を得た。
(比較例1)
実施例1で使用した静電フィルターシートを賦型することなく、該シートそのままを比較例フィルターとした。
(比較例2)
比較例1のフィルターを使用して、このフィルターに適宜のしわを入れながら実施例2の保形部材32を覆い、比較例としての使い捨て防じんマスクを得た。
【0027】
実施例と比較例のフィルターおよびマスクについて、初期吸気抵抗と、粉じん捕集効率と、吸気抵抗上昇値とを測定した結果は、表1のとおりである。
【0028】
なお、準拠した測定方法は、労働省告示第19号第6条「吸気抵抗試験」、同条「粉じん捕集効率試験」、および同第7条「吸気抵抗上昇値」に記載された方法である。フィルターNo.1と比較例フィルターとの吸気面は、それぞれ直径94mmの円形である。実施例と比較例のフィルターおよびマスクの通気抵抗については、準拠した測定方法の名称に倣い吸気抵抗と呼ぶこととした。
【0029】
また、フィルターNo.1,2については、四辺のそれぞれが第1,2折曲線3,4と平行または直交している100×100mmの試片について、それら第1,2折曲線3,4が延在している方向(縦方向)と、その方向に直交する方向(横方向)との引張り荷重200gfにおける伸長量を測定し、第1,2ひだ8,9が賦型されていないシート状基材2、すなわち比較例フィルターについて測定した同様の伸長量と対比した。その結果をフィルターNo.1,2のクレープ率として表1に示した。表1では、比較例フィルターの縦横それぞれの伸長量が1としてある。
【0030】
表1には、フィルターNo.1,2と、比較例フィルターとの100×100mm当りの質量も併せて示した。
【0031】
【表1】
Figure 0003635609
表1の結果から、実施例のフィルターは、吸気抵抗上昇値や初期吸気抵抗を低く抑えることに効果的であることが分かる。その効果は、フィルターの取り付け面積が一定である場合に、実施例のフィルターを使用すると、比較的広い吸気可能な面積が得られることによるのであろう。フィルターNo.1の第1ひだ8では、第2ひだ部7や第2ひだ部7に覆われている第1ひだ部6のひだ陰の部分6Aが、従来技術のフィルターと異なり、吸気可能な部分として作用している。また、第2ひだ9は、第1,2ひだ部6,7を離間させることに役立つばかりでなく、第2ひだ9自身が、フィルター1の吸気面積を大きくすることに寄与している。
【0032】
【発明の効果】
この発明に係るフィルターでは、互いに重なり合うように形成されている第1ひだに、その重なり合う部分を互いに離間させることが可能な第2ひだが形成されているから、重なり合う部分が、重なり合っていない部分と同様に通気性を有し、重なり合う部分での粉じんの捕集が可能になる。それゆえ、このフィルターは、フィルターの取り付け面積に制約がある場合でも、通気抵抗の上昇を抑えながら、高い粉じん捕集効率を達成することができる。
【0033】
また、この発明に係るフィルターは、第1ひだや第2ひだを適宜伸ばすことによって、三次元の立体的形状を有する物品の表面を比較的容易に覆うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルターの部分破断斜視図。
【図2】図1のII−II線に沿った切断面を示す図。
【図3】図1のIII−III線に沿った切断面を示す図。
【図4】図1のIV−IV線矢視断面図。
【図5】(A)は、図1と同様に折り畳まれているフィルターを示し、(B)は、そのフィルターのひだを伸ばして平面状に展開したときの状態を示す。
【図6】使い捨て防じんマスクの部分破断斜視図。
【図7】従来技術のフィルターの斜視図。
【符号の説明】
1 フィルター
2 基材
3 第1折曲線
4 第2折曲線
5A 頂部
5B 底部
6 第1ひだ部
7 第2ひだ部
8 第1ひだ
9 第2ひだ

Claims (5)

  1. 通気性シート状基材が、交互に反復する互いに実質的に平行な各複数条の第1折曲線と第2折曲線とのそれぞれにおいてひだの底部と頂部とをつくるように折曲されて、複数本の第1ひだが形成されているフィルターであって、
    前記第1,2折曲線のそれぞれが、一定のピッチで反復するとともに、隣り合う2条の前記第1折曲線間に位置する前記第2折曲線が、前記2条の第1折曲線のいずれかへ偏倚しており、隣り合う前記第1折曲線間には前記第2折曲線と交差する方向へ延在していて、前記第2折曲線が延在する方向で反復する互いに並行な複数本の第2ひだが形成されており、前記シート状基材を前記複数本の第1ひだが伸びてほぼ平面状に展開した状態でみたときに、前記第2ひだが前記第1折曲線に関してほぼ対称に配設されていることを特徴とする前記フィルター。
  2. 前記基材が、静電フィルター機能を有している請求項1に記載のフィルター。
  3. 前記基材が、静電フィルター機能を有するメルトブローン不織布である請求項2に記載のフィルター。
  4. 前記基材が、熱可塑性合成繊維を含んでいて、該繊維に対する熱賦型によって、前記第1,2ひだのうちの少なくとも第1ひだが形成されている請求項1〜3のいずれかに記載のフィルター。
  5. 通気性シート状基材が、交互に反復する互いに実質的に平行な各複数条の第1折曲線と第2折曲線とのそれぞれにおいてひだの底部と頂部とをつくるように折曲されて、複数本の第1ひだが形成されているフィルターを使用した物品であって、
    前記フィルターは、前記第1,2折曲線のそれぞれが、一定のピッチで反復するとともに、隣り合う2条の前記第1折曲線間に位置する前記第2折曲線が、前記2条の第1折曲線のいずれかへ偏倚しており、隣り合う前記第1折曲線間には前記第2折曲線と交差する方向へ延在していて、前記第2折曲線が延在する方向で反復する互いに実質的に並行な複数本の第2ひだが形成されており、前記シート状基材を前記複数本の第1ひだが伸びてほぼ平面状に展開した状態でみたときに、前記第2ひだが前記第1折曲線に関してほぼ対称に配設されており、
    前記第1,2ひだが部分的に伸びた状態の前記フィルターで、三次元の立体的表面が形成されていることを特徴とする前記物品。
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