JP3634318B2 - 建設用ブロック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いの一部同士を重ね合わせた状態で並設することによって壁状構造物を構成可能な建設用ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建築物の外壁や塀などの壁状構造物を構成するための建設用材料として、図9に示す建設用ブロック92が従来から知られている。この建設用ブロック92は、複数段に積み重ねて壁状構造物を構成するコンクリート製のブロックであって、例えば直方体に形成されている。この場合、建設用ブロック92には、建設用ブロック92を軽量化せさると共に鉄筋91などの連結用部材を上下方向に貫通させるための一対の貫通孔93,93が形成されている。この建設用ブロック92を積み重ねて壁状構造物を構成する際には、まず、コンクリートによって基礎90を形成する。この場合、基礎90は、型枠内に生コンクリートを充填して、その生コンクリートが固化した後に、型枠を除去して形成される。また、基礎90を形成する際には、上下方向に重なり合う建設用ブロック92,92・・同士を互いに連結させるための複数の鉄筋91,91・・・を建設用ブロック92の貫通孔93,93のピッチに合わせて基礎90に立設する。次に、基礎90の上面に建設用ブロック92を固定するためのモルタルなどの固定材を塗布した後に、貫通孔93に鉄筋91を貫通させつつ建設用ブロック92を基礎90の上面に載置する。この際に、貫通させた鉄筋91と貫通孔93との隙間にモルタルなどを充填して建設用ブロック92と鉄筋91とを固定する。次いで、他の建設用ブロック92を載置する。この際に、貫通孔93に鉄筋91を貫通させると共に先に載置した建設用ブロック92の側面にその側面を当接させて並設する。続いて、建設用ブロック92,92同士の当接面の隙間にモルタルなどを充填する。以下同様にして、基礎90の上面に建設用ブロック92を順次載置して1段目を形成する。次に、1段目の建設用ブロック92,92・・・の上面にモルタルなどを塗布した後に建設用ブロック92,92・・・を積み重ねて2段目を形成する。以下同様にして、3段目、4段目・・・を形成する。これにより、複数の建設用ブロック92,92・・で壁状構造物が構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の建設用ブロック92には、以下の問題点がある。すなわち、従来の建設用ブロック92によって壁状構造物を構成する際には、基礎90に立設した鉄筋91を建設用ブロック92の貫通孔93に貫通させ、さらに貫通孔93と鉄筋91との隙間にモルタルなどの固定材を充填しつつ1つずつ積み重ねる必要がある。また、隣接する建設用ブロック92,92同士の当接面の隙間にもモルタルなどを充填して互いを固定する必要がある。したがって、作業が煩雑で完成までに長期間を有するという問題点がある。また、完成までに多くの人手を必要とするため、これに要する人件費に起因して壁状構造物の建設費用が高騰しているという問題点がある。また、隣接する建設用ブロック92,92同士をモルタルなどによって固定しているため、大型の壁状構造物を構成するには強度が不足するという問題がある。この場合、コンクリートによって壁状構造物全体を形成することも可能である。しかし、この方法では、壁状構造物の形状に合わせて型枠を構成し、かつ強度を確保するために埋設する鉄筋を壁状構造物の形状に合わせて型枠内に作製する必要があるため、完成までに、さらに長期間を要すると共に建設費用がさらに高騰するという問題点がある。
【0004】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、短期間で安価かつ容易に壁状構造物を構成し得る建設用ブロックを提供することを主目的とする。また、十分な強度を確保し得る建設用ブロックを提供することを他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1記載の建設用ブロックは、互いの一部同士を重ね合わせた状態で並設することによって壁状構造物を構成可能な建設用ブロックであって、第1の凹部および第2の凹部が表面上側左右隅部にそれぞれ形成されると共に第3の凹部および第4の凹部が裏面下側左右隅部にそれぞれ形成され、前記第1の凹部に第1の連結部が形成され、前記第2の凹部に第2の連結部が形成され、前記第3の凹部に第3の連結部が形成され、かつ前記第4の凹部に第4の連結部が形成され、前記壁状構造物を構成した状態において、一の前記建設用ブロックにおける前記第1の凹部と他の前記建設用ブロックにおける前記第4の凹部とが対向した状態で重なり合って当該一の建設用ブロックにおける前記第1の連結部と当該他の建設用ブロックにおける前記第4の連結部とが連結し、一の前記建設用ブロックにおける前記第2の凹部と他の前記建設用ブロックにおける前記第3の凹部とが対向した状態で重なり合って当該一の建設用ブロックにおける前記第2の連結部と当該他の建設用ブロックにおける前記第3の連結部とが連結し、一の前記建設用ブロックにおける前記第3の凹部と他の前記建設用ブロックにおける前記第2の凹部とが対向した状態で重なり合って当該一の建設用ブロックにおける前記第3の連結部と当該他の建設用ブロックにおける前記第2の連結部とが連結し、一の前記建設用ブロックにおける前記第4の凹部と他の前記建設用ブロックにおける前記第1の凹部とが対向した状態で重なり合って当該一の建設用ブロックにおける前記第4の連結部と当該他の建設用ブロックにおける前記第1の連結部とが連結可能に構成されている。
【0006】
また、請求項2記載の建設用ブロックは、請求項1記載の建設用ブロックにおいて、前記第1の連結部は前記第1の凹部の表面に形成された第1の移動規制壁を備えると共に、前記第4の連結部は前記第4の凹部の表面に形成された第4の移動規制壁を備え、当該第1および第4の移動規制壁は、互いの対向面同士が当接し合うことにより、重ね合わされた当該建設用ブロック同士の左右方向での離反を規制し、前記第2の連結部は前記第2の凹部の表面に形成された第2の移動規制壁を備えると共に、前記第3の連結部は前記第3の凹部の表面に形成された第3の移動規制壁を備え、当該第2および第3の移動規制壁は、互いの対向面同士が当接し合うことにより、重ね合わされた前記建設用ブロック同士の前記左右方向での離反を規制する。
【0007】
また、請求項3記載の建設用ブロックは、請求項2記載の建設用ブロックにおいて、前記第1および第2の移動規制壁は、各々の前記対向面が下方に向かうに従って互いに接近する斜面にそれぞれ形成され、前記第3および第4の移動規制壁は、各々の前記対向面が下方に向かうに従って互いに離反する斜面にそれぞれ形成されている。
【0008】
さらに、請求項4記載の建設用ブロックは、請求項1から3のいずれかに記載の建設用ブロックにおいて、前記第1の連結部は、表面上側中央に位置して前記第1および第2の凹部を区画しその平面形状が四角形に形成された前部区画壁の左側面において上下方向に沿って形成されて上面に達する第1の嵌合溝と、上下方向に沿って左側面に形成された第1の突起部とを備えて構成され、前記第2の連結部は、前記前部区画壁の右側面において上下方向に沿って形成されて上面に達する第2の嵌合溝と、上下方向に沿って右側面に形成された第2の突起部とを備えて構成され、前記第3の連結部は、裏面下側中央に位置して前記第3および第4の凹部を区画しその平面形状が四角形に形成された後部区画壁の左側面において上下方向に沿って形成されて下面に達する第3の嵌合溝と、上下方向に沿って左側面に形成された第3の突起部とを備えて構成され、前記第4の連結部は、前記後部区画壁の右側面において上下方向に沿って形成されて下面に達する第4の嵌合溝と、上下方向に沿って右側面に形成された第4の突起部とを備えて構成され、前記壁状構造物を構成した状態において、一の前記建設用ブロックにおける前記第1の嵌合溝内に他の前記建設用ブロックにおける前記第4の突起部が進入すると共に当該一の建設用ブロックにおける前記第1の突起部が当該他の建設用ブロックにおける前記第4の嵌合溝内に進入し、当該一の建設用ブロックにおける前記第2の嵌合溝内に他の前記建設用ブロックにおける前記第3の突起部が進入すると共に当該一の建設用ブロックにおける前記第2の突起部が当該他の建設用ブロックにおける前記第3の嵌合溝内に進入し、当該一の建設用ブロックにおける前記第3の嵌合溝内に他の前記建設用ブロックにおける前記第2の突起部が進入すると共に当該一の建設用ブロックにおける前記第3の突起部が当該他の建設用ブロックにおける前記第2の嵌合溝内に進入し、かつ、当該一の建設用ブロックにおける前記第4の嵌合溝内に他の前記建設用ブロックにおける前記第1の突起部が進入すると共に当該一の建設用ブロックにおける前記第4の突起部が当該他の建設用ブロックにおける前記第1の嵌合溝内に進入することによって幅方向での離反を規制可能に構成されている。
【0009】
また、請求項5記載の建設用ブロックは、請求項1〜4のいずれかに記載の建設用ブロックにおいて、裏面中央に延設された分岐部を備え、当該分岐部の延出端側における表面上側隅部に前記第2の凹部と同一形状の第5の凹部が形成されると共に前記第2の連結部と同一形状の第5の連結部が当該第5の凹部に形成され、前記延出端側における裏面下側隅部に前記第4の凹部と同一形状の第6の凹部が形成されると共に前記第4の連結部と同一形状の第6の連結部が当該第6の凹部に形成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る建設用ブロックの好適な実施の形態について説明する。
【0011】
最初に、建設用ブロック1の構成について図面を参照して説明する。
【0012】
建設用ブロック1は、互いの一部同士を重ね合わせた状態で並設することによって壁状構造物を構成可能な鉄筋コンクリート製の建設用ブロックであって、図1,2に示すように、全体として長方形の板状に形成されている。また、建設用ブロック1には、凹部10,20,30,40、前部区画壁50および後部区画壁60が形成されている。この場合、凹部10,20,30,40、前部区画壁50および後部区画壁60は、各々の正面形状が互いに同一の大きさの四角形(具体的には長方形)に形成されている。また、図1に示すように、凹部10が建設用ブロック1における表面2の上側左隅部に形成されると共に凹部20が表面2の上側右隅部に形成され、前部区画壁50が、表面2の上側中央部に形成されて凹部10と凹部20とを区画する。また、図2に示すように、凹部30が建設用ブロック1における裏面3の下側右隅部に形成されると共に凹部40が裏面3の下側左隅部に形成され、後部区画壁60が、裏面3の下側中央に形成されて凹部30と凹部40とを区画する。
【0013】
凹部10は、本発明における第1の凹部に相当し、図1に示すように、建設用ブロック1における表面2から裏面3に向かって窪ませて形成されている。また、凹部10は、壁状構造物を組み立てた状態において、他の建設用ブロック1の凹部40と対向した状態での重なり合いが可能に構成されている。さらに、凹部10には、本発明における第1の連結部に相当する連結部11が形成され、この連結部11は、基端部12、後方壁13、前方壁14、突起部15および嵌合溝16から構成されている。基端部12は、凹部10の底面10b(凹部10における最も窪んだ面)と凹部10を区画する側壁としての下面10aとの角部において表面2側に突出して左右方向に沿って直方体状に形成されている。この場合、基端部12は、図3に示すように、底面10bからその表面12bまでの厚みT2が、建設用ブロック1の表面2から基端部12の表面12bまでの深さD1と建設用ブロック1の裏面3から凹部10の底面10bまでの厚みT1とが同一になるように形成されている。また、基端部12は、図4に示すように、下面10aから上面12aまでの高さがH1で形成されている。一方、後方壁13は、図3に示すように、基端部12上において底面10bに沿って厚みT3で形成されている。この場合、厚みT3は、同図に示すように、基端部12の厚みT2の1/3となるように規定されている。また、後方壁13は、図4に示すように、その上面13aが建設用ブロック1の上面5よりも基端部12の高さH1分低くなるように高さH2で形成されている。
【0014】
前方壁14は、本発明における第1の移動規制壁に相当し、図3に示すように、基端部12上において、その厚みが後方壁13の厚みT3の2倍(2・T3)であって、図4に示すように、その高さH2が後方壁13と同一となるように底面10bに沿って凹部10の左端部側に形成されている。つまり、前方壁14は、凹部10の底面10bに対しては、その表面14bが後方壁13の表面13bよりも厚みT3だけ高く、基端部12の表面12bよりも厚みT3だけ低くなるように形成されている。また、前方壁14は、下方(基端部12側)に向かうに従って横幅が拡がる台形状に形成されている。したがって、右側の対向面14cが下方に向かうに従って前部区画壁50に接近するように斜面に形成されている。この場合、前方壁14は、図3に示すように、基端部12側の下端部の長さW2が、後方壁13の上面13aの長さW3(前方壁14の上面14aの右端部から前部区画壁50の左側面51aまでの長さ)と等しくなるように形成されている。
【0015】
突起部15は、本発明における第1の突起部に相当し、前方壁14の左側面において、建設用ブロック1の上下方向に沿ってその左側面6から突出するように形成されている。この場合、突起部15は、図3に示すように、その厚みがT3で、かつ突出長がW1で直方体状に形成されている。嵌合溝16は、本発明における第1の嵌合溝に相当し、前部区画壁50の左側面51aにおいて、建設用ブロック1の上面5から基端部12の上面12aに亘り、上下方向に沿って形成されている。また、嵌合溝16は、図3に示すように、その深さD2が突起部15の突出長W1と同じ長さで、かつその溝幅が突起部15の厚みT3と同じになるように断面コ字状に形成されると共に、裏面3側の側面が後方壁13の表面13bと面一となるように形成されている。
【0016】
凹部20は、本発明における第2の凹部に相当し、図1に示すように、建設用ブロック1における表面2から裏面3に向かって窪ませて形成されている。また、凹部20は、壁状構造物を組み立てた状態において、他の建設用ブロック1の凹部30と対向した状態での重なり合いが可能に構成されている。さらに、凹部20には、本発明における第2の連結部に相当する連結部21が形成され、この連結部21は、基端部22、後方壁23、前方壁24、突起部25および嵌合溝26から構成されている。この場合、連結部21は、建設用ブロック1における左右方向の中心縦断面に対して連結部11と左右対称に形成されている。したがって、基端部22、後方壁23、前方壁24、突起部25および嵌合溝26は、連結部11における基端部12、後方壁13、前方壁14、突起部15および嵌合溝16とそれぞれ左右対称に形成されている。
【0017】
凹部30は、本発明における第3の凹部に相当し、図2に示すように、建設用ブロック1における裏面3から表面2に向かって窪ませて形成されている。また、凹部30は、壁状構造物を組み立てた状態において、他の建設用ブロック1の凹部20と対向した状態での重なり合いが可能に構成されている。さらに、凹部30には、本発明における第3の連結部に相当する連結部31が形成され、この連結部31は、基端部32、後方壁33、前方壁34、突起部35および嵌合溝36を備え、壁状構造物を組み立てた状態において、他の建設用ブロック1の連結部21と連結可能に構成されている。この場合、連結部31は、図2に示すように建設用ブロック1における仮想横軸Xを中心として連結部11を180度回転させた状態と同一に形成されている。したがって、基端部32、後方壁33、前方壁34、突起部35および嵌合溝36は、連結部11における基端部12、後方壁13、前方壁14、突起部15および嵌合溝16とそれぞれ同一に形成されている。
【0018】
この連結部31が他の建設用ブロック1の連結部21と連結した状態では、凹部30の底面30bが他の建設用ブロック1における基端部22の表面22bに当接する。また、基端部32の下面32aが他の建設用ブロック1における後方壁23の上面23aおよび前方壁24の上面24aに当接し、かつ表面32bが他の建設用ブロック1における凹部20の底面20bに面的に接する。また、後方壁33の下面33aが他の建設用ブロック1における基端部22の上面22aに当接し、かつ表面33bが他の建設用ブロック1における前方壁24の表面24bに面的に接する。さらに、前方壁34の下面34aが他の建設用ブロック1における基端部22の上面22aに当接し、かつ表面34bが他の建設用ブロック1における後方壁23の表面23bに面的に接する。また、前方壁34の対向面34cが他の建設用ブロック1における前方壁24の対向面24cに当接することによって建設用ブロック1,1同士の左右方向での離反が規制される。さらに、建設用ブロック1の左側面6から突出する突起部35が他の建設用ブロック1の嵌合溝26に嵌合すると共に、後部区画壁60の右側面61aに形成されている嵌合溝36に他の建設用ブロック1における前部区画壁50の右側面51bに形成されている突起部25が嵌合して建設用ブロック1,1同士の厚み方向での離反が規制される。
【0019】
凹部40は、本発明における第4の凹部に相当し、図2に示すように、建設用ブロック1における裏面3から表面2に向かって窪ませて形成されている。また、凹部40は、壁状構造物を組み立てた状態において、他の建設用ブロック1の凹部10と対向した状態での重なり合いが可能に構成されている。さらに、凹部40には、本発明における第4の連結部に相当する連結部41が形成され、この連結部41は、基端部42、後方壁43、前方壁44、突起部45および嵌合溝46を備え、壁状構造物を組み立てた状態において、他の建設用ブロック1の連結部11と連結可能に構成されている。この場合、連結部41は、建設用ブロック1における左右方向の中心縦断面に対して連結部31と左右対称に形成されている。したがって、基端部42、後方壁43、前方壁44、突起部45および嵌合溝46は、連結部31における基端部32、後方壁33、前方壁34、突起部35および嵌合溝36とそれぞれ左右対称に形成されている。
【0020】
この連結部41が他の建設用ブロック1の連結部11と連結した状態では、凹部40の底面40bが他の建設用ブロック1における基端部12の表面12bに当接する。また、基端部42の下面42aが他の建設用ブロック1における後方壁13の上面13aおよび前方壁14の上面14aに当接し、かつ表面42bが他の建設用ブロック1における凹部10の底面10bに面的に接する。また、後方壁43の下面43aが他の建設用ブロック1における基端部12の上面12aに当接し、かつ表面43bが他の建設用ブロック1における前方壁14の表面14bに面的に接する。さらに、前方壁44の下面44aが他の建設用ブロック1における基端部12の上面12aに当接し、かつ表面44bが他の建設用ブロック1における後方壁13の表面13bに面的に接する。また、前方壁44の対向面44cが他の建設用ブロック1における前方壁14の対向面14cに当接することによって建設用ブロック1,1同士の左右方向での離反が規制される。さらに、建設用ブロック1の右側面7から突出する突起部45が他の建設用ブロック1の嵌合溝16に嵌合すると共に、後部区画壁60の左側面61bに形成されている嵌合溝46に他の建設用ブロック1の突起部15が嵌合して建設用ブロック1,1同士の厚み方向での離反が規制される。
【0021】
次に、建設用ブロック1を用いた壁状構造物の組立て方法について、図5を参照して説明する。
【0022】
まず、複数の基礎用ブロック1A,1A・・・を並設する。この場合、基礎用ブロック1Aは、基体部の上部側が建設用ブロック1における凹部10、凹部20および前部区画壁50と同一に形成され、基体部の下部側が凹部30,40を有しないで直方体状に形成されている。この基礎用ブロック1Aの並設に際しては、基礎用ブロック1A,1A同士を前部区画壁50の左右の長さ分だけ互いに離間した状態で、基体部の下部側を地中に埋設したりボルト等によってコンクリート基礎などに連結することによって固定する。したがって、現場での基礎の形成が不要のため、壁状構造物の組立てを直ちに開始することができる。次に、建設用ブロック1を上方から下方に向けて移動させて隣り合う2つの基礎用ブロック1A(一例として図5に示す1AAおよび1AB)に重ね合わせる。この際に、建設用ブロック1の連結部31を基礎用ブロック1AAの連結部21に嵌め合わせると共に、連結部41を隣接する基礎用ブロック1ABの連結部11に嵌め合わせる。具体的には、連結部31の突起部35を連結部21の嵌合溝26に進入させると共に、連結部41の突起部45を連結部11の嵌合溝16に進入させつつ建設用ブロック1を下方向に押し下げて移動させる。この際に、前方壁14の対向面14cと前方壁24の対向面24cとが下方に向かうに従って互いに接近する形状に形成され、かつ前方壁34の対向面34cと前方壁44の対向面44cとが下方に向かうに従って互いに離反する形状に形成されているため、各凹部同士を容易に重ね合わせることができる。次いで、建設用ブロック1を下方向に移動させるに従って、連結部31の前方壁34の対向面34cと連結部21の前方壁24の対向面24cとが互いに接近し、かつ連結部41の前方壁44の対向面44cと連結部11の前方壁14の対向面14cとが互いに接近し、最終的には、対向面34cと対向面24cとが互いに当接し、かつ対向面44cと対向面14cとが互いに当接する。
【0023】
この状態では、建設用ブロック1の凹部と基礎用ブロック1AAおよび基礎用ブロック1ABの凹部同士が完全に重ね合わされる。また、建設用ブロック1の下面4、下面34a、下面32aおよび上面30aが、基礎用ブロック1AAの下面20a、上面22a、上面24aおよび上面5にそれぞれ当接し、かつ建設用ブロック1の下面4、下面44a、下面42aおよび上面40aが、基礎用ブロック1ABの下面10a、上面12a、上面14aおよび上面5にそれぞれ当接する。これにより、建設用ブロック1の下方向への移動が阻止される。同時に、連結部31の前方壁34の対向面34cと連結部21の前方壁24の対向面24cとが互いに当接し、かつ連結部41の前方壁44の対向面44cと連結部11の前方壁14の対向面14cとが互いに当接することにより、建設用ブロック1の左右方向での離反が規制される。さらに、連結部31の突起部35および嵌合溝36と連結部21の嵌合溝26および突起部25とがそれぞれ嵌合し、かつ連結部41の突起部45および嵌合溝46と連結部11の嵌合溝16および突起部15とがそれぞれ嵌合し、これにより、建設用ブロック1の厚み方向での離反が規制される。また、この状態では、建設用ブロック1の表面2から基礎用ブロック1AAの裏面3までの厚み、および建設用ブロック1の表面2から基礎用ブロック1ABの裏面3までの厚みは、前部区画壁50の厚み(つまり建設用ブロック1の厚み)に一致している。したがって、重ね合わせた建設用ブロック1の表面2および裏面3と基礎用ブロック1AB,1ABの表面2および裏面3とが段差なく連続して、恰も一枚の壁状に並設される。
【0024】
続いて、基礎用ブロック1ABと隣接する図外の他の基礎用ブロック1Aとに他の建設用ブロック1を連結する。以下同様にして、建設用ブロック1,1・・・を基礎用ブロック1A,1A・・・に連結させて1段目を並設する。この際に、建設用ブロック1,1・・・は、前部区画壁50の左右の長さ分だけ互いに離間した状態で並設される。次に、1段目の建設用ブロック1,1・・・の上方から建設用ブロック1,1・・・を連結して2段目を並設する。以下同様にして、所定の高さまで3段目、4段目・・・を並設する。これにより、建設用ブロック1によって壁状構造物が組み立てられる。なお、壁状構造物の端部に位置する建設用ブロック1については、凹部10(または20)を設けることなく前部区画壁50と面一に形成された建設用ブロック1を使用し、最上部に位置する建設用ブロック1については、凹部10,20を設けることなく前部区画壁50と面一に形成された建設用ブロック1を使用する。
【0025】
このように、この建設用ブロック1によれば、連結部11を備えた凹部10および連結部21を備えた凹部20を表面上側左右隅部にそれぞれ配設すると共に、連結部31を備えた凹部30および連結部41を備えた凹部40を裏面下側左右隅部に配設して、壁状構造物を組み立てた状態において連結部11と他の建設用ブロック1の連結部41とが連結し、連結部21と他の建設用ブロック1の連結部31とが連結し、連結部31と他の建設用ブロック1の連結部21とが連結し、連結部41と他の建設用ブロック1の連結部11とが連結することにより、短時間でしかも容易に壁状構造物を組み立てる(構成する)ことができる。この結果、人件費を削減することができるため、壁状構造物を安価に組み立てることができる。また、前方壁14の対向面14cと前方壁44の対向面44cとが当接すると共に前方壁24の対向面24cと前方壁34の対向面34cとが当接することにより、重ね合わされた建設用ブロック1,1同士の左右方向での離反を規制することができるため、建設用ブロック1,1同士を確実に連結することができる結果、壁状構造物の強度を十分に高めることができる。
【0026】
さらに、建設用ブロック1が下方に移動するに従って対向する各対向面同士が接近して壁状構造物の組立て状態において各対向面同士が面的に当接するため、建設用ブロック1の左右方向での移動を確実に規制することができる。また、連結部11に突起部15および嵌合溝16を形成し、連結部21に突起部25および嵌合溝26を形成し、連結部31に突起部35および嵌合溝36を形成し、連結部41に突起部45および嵌合溝46を形成したことにより、壁状構造物の組立て状態において、各突起部と各嵌合溝とが嵌合するため、重ね合わされた建設用ブロック1の厚み方向での離反を確実に規制することができる。したがって、壁状構造物を強固に構成することができると共に大型の壁状構造物を構成することもできる。
【0027】
なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に限定されない。例えば、図6に示すように、建設用ブロック1における裏面3の中央部に分岐部70を延設し、分岐部70の延出端側における表面70aの上側隅部(具体的には、上部右側隅部)に凹部20と同形状の凹部71を配設すると共に、分岐部70の延出端側における裏面70bの下側隅部(具体的には、下部右側隅部)に凹部40と同形状の凹部72を配設することにより、一の壁状構造物に直交する方向に他の壁状構造物を連結可能な建設用ブロック1Bを構成することができる。この建設用ブロック1Bを使用して壁状構造物に他の壁状構造物を連結する際には、まず、他の壁状構造物を連結する位置で建設用ブロック1に代えて建設用ブロック1Bを使用する。次に、建設用ブロック1Bの延出端側に建設用ブロック1を連結する。このように、この建設用ブロック1Bによれば、裏面3の中央に延設された分岐部70を備え、この分岐部70に凹部71,72を形成したことにより、壁状構造物に他の壁状構造物を容易に連結することができる。この場合、分岐部70に加えて、表面2に他の分岐部を延設し、凹部10と同形状の凹部と凹部30と同形状の凹部とを配設することにより、一の壁状構造物の表裏に他の壁状構造物を連結可能な十字状の建設用ブロックを構成することもできる。
【0028】
また、上記した本発明に係る実施の形態では、連結部11,21,31,41にそれぞれ基端部12,22,32,42、後方壁13,23,33,43および前方壁14,24,34,44を備えて建設用ブロック1を構成した例について説明したが、これらに代えて、図7に示すように、壁17,27,37,47を備えた建設用ブロック1Cを構成することもできる。さらに、図8に示すように、前部区画壁50、後部区画壁60、凹部30,40の外形よりもやや小さい板状の凸部2A,2A・・・を建設用ブロック1の表面2に設けて建設用ブロック1Dを構成することもできる。この建設用ブロック1Dによれば、壁状構造物を組み立てた状態において、他の建設用ブロック1Dの凸部2A,2A・・・と相俟って上下方向および左右方向に溝が形成されるため、壁状構造物に降り注がれた雨水を効果的に流下させることができる。また、デザイン的にも壁状構造物の美観を向上させることもできる。また、上記した本発明に係る実施の形態では、鉄筋コンクリート製の建設用ブロック1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、合成樹脂や木材(チップ材も含む)またはこれらの混合物によって建設用ブロック1を形成することもできる。この場合、これらによって建設用ブロック1を形成することにより、建設用ブロック1を軽量化することができるため、例えば住宅の外壁などに適した建設用ブロック1を構成することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の建設用ブロックによれば、壁状構造物を構成した状態において、第1の凹部と他の建設用ブロックにおける第4の凹部とが対向した状態で重なり合って第1の連結部と他の建設用ブロックにおける第4の連結部とが連結し、第2の凹部と他の建設用ブロックにおける第3の凹部とが対向した状態で重なり合って第2の連結部と他の建設用ブロックにおける第3の連結部とが連結し、第3の凹部と他の建設用ブロックにおける第2の凹部とが対向した状態で重なり合って第3の連結部と他の建設用ブロックにおける第2の連結部とが連結し、かつ第4の凹部と他の建設用ブロックにおける第1の凹部とが対向した状態で重なり合って第4の連結部と他の建設用ブロックにおける第1の連結部とが連結することにより、鉄筋の埋設や貫通作業および建設用ブロック同士の間にモルタルなどを充填する作業を不要にできる結果、短期間でしかも容易に壁状構造物を組み立てることができる。この結果、人件費を削減することができるため、壁状構造物を安価に構成することができる。
【0030】
また、請求項2記載の建設用ブロックによれば、第1および他の建設用ブロックの第4の連結部が互いの対向面同士を当接し合い、かつ第2および他の建設用ブロックの第3の連結部が互いの対向面同士を当接し合うことにより、建設用ブロック同士の左右方向での離反を確実に規制することができるため、建設用ブロック同士を確実に連結することができる。したがって、壁状構造物の強度を十分に高めることができる。
【0031】
また、請求項3記載の建設用ブロックによれば、第1および第2の移動規制壁における各対向面を下方に向かうに従って互いに接近する斜面に形成し、かつ第3および第4の移動規制壁における各対向面を下方に向かうに従って互いに離反する斜面に形成したことにより、建設用ブロックの各凹部を容易に重ね合わせることができる。また、連結状態では、各移動規制壁の各対向面同士が当接し合うことにより、建設用ブロックの左右方向での離反を確実に規制することができる結果、壁状構造物の強度を一層高めることができる。
【0032】
また、請求項4記載の建設用ブロックによれば、嵌合溝に他の建設用ブロックの突起部が進入し、かつ突起部が他の建設用ブロックの嵌合溝に進入することにより、重ね合わせた建設用ブロックの厚み方向での離反を確実に規制することができる。このため、壁状構造物の強度をさらに高めることができる結果、大型の壁状構造物を構成することができる。
【0033】
また、請求項5記載の建設用ブロックによれば、裏面中央に延設された分岐部の延出端側における表面上側隅部に第5の連結部を備えた第5の凹部を形成する共に、延出端側における裏面下側隅部に第6の連結部を備えた第6の凹部を形成したことにより、壁状構造物に他の壁状構造物を容易に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る建設用ブロック1を表面側から見た斜視図である。
【図2】建設用ブロック1を裏面側から見た斜視図である。
【図3】建設用ブロック1の平面図である。
【図4】建設用ブロック1の左側面図である。
【図5】建設用ブロック1によって組み立てられた壁状構造物の正面図である。
【図6】他の実施の形態に係る建設用ブロック1Bの斜視図である。
【図7】他の実施の形態に係る建設用ブロック1Cの斜視図である。
【図8】他の実施の形態に係る建設用ブロック1Dの斜視図である。
【図9】従来の建設用ブロック92によって組み立てられた壁状構造物の斜視図である。
【符号の説明】
1 建設用ブロック
2 表面
3 裏面
10,20,30,40 凹部
11,21,31,41 連結部
14,24,34,44 前方壁
14c,24c,34c,44c 対向面
15,25,35,45 突起部
16,26,36,46 嵌合溝
50 前部区画壁
60 後部区画壁
70 分岐部
71,72 凹部

Claims (5)

  1. 互いの一部同士を重ね合わせた状態で並設することによって壁状構造物を構成可能な建設用ブロックであって、
    第1の凹部および第2の凹部が表面上側左右隅部にそれぞれ形成されると共に第3の凹部および第4の凹部が裏面下側左右隅部にそれぞれ形成され、
    前記第1の凹部に第1の連結部が形成され、前記第2の凹部に第2の連結部が形成され、前記第3の凹部に第3の連結部が形成され、かつ前記第4の凹部に第4の連結部が形成され、
    前記壁状構造物を構成した状態において、
    一の前記建設用ブロックにおける前記第1の凹部と他の前記建設用ブロックにおける前記第4の凹部とが対向した状態で重なり合って当該一の建設用ブロックにおける前記第1の連結部と当該他の建設用ブロックにおける前記第4の連結部とが連結し、
    一の前記建設用ブロックにおける前記第2の凹部と他の前記建設用ブロックにおける前記第3の凹部とが対向した状態で重なり合って当該一の建設用ブロックにおける前記第2の連結部と当該他の建設用ブロックにおける前記第3の連結部とが連結し、
    一の前記建設用ブロックにおける前記第3の凹部と他の前記建設用ブロックにおける前記第2の凹部とが対向した状態で重なり合って当該一の建設用ブロックにおける前記第3の連結部と当該他の建設用ブロックにおける前記第2の連結部とが連結し、
    一の前記建設用ブロックにおける前記第4の凹部と他の前記建設用ブロックにおける前記第1の凹部とが対向した状態で重なり合って当該一の建設用ブロックにおける前記第4の連結部と当該他の建設用ブロックにおける前記第1の連結部とが連結可能に構成されている建設用ブロック。
  2. 前記第1の連結部は前記第1の凹部の表面に形成された第1の移動規制壁を備えると共に、前記第4の連結部は前記第4の凹部の表面に形成された第4の移動規制壁を備え、当該第1および第4の移動規制壁は、互いの対向面同士が当接し合うことにより、重ね合わされた当該建設用ブロック同士の左右方向での離反を規制し、
    前記第2の連結部は前記第2の凹部の表面に形成された第2の移動規制壁を備えると共に、前記第3の連結部は前記第3の凹部の表面に形成された第3の移動規制壁を備え、当該第2および第3の移動規制壁は、互いの対向面同士が当接し合うことにより、重ね合わされた前記建設用ブロック同士の前記左右方向での離反を規制する請求項1記載の建設用ブロック。
  3. 前記第1および第2の移動規制壁は、各々の前記対向面が下方に向かうに従って互いに接近する斜面にそれぞれ形成され、
    前記第3および第4の移動規制壁は、各々の前記対向面が下方に向かうに従って互いに離反する斜面にそれぞれ形成されている請求項2記載の建設用ブロック。
  4. 前記第1の連結部は、表面上側中央に位置して前記第1および第2の凹部を区画しその平面形状が四角形に形成された前部区画壁の左側面において上下方向に沿って形成されて上面に達する第1の嵌合溝と、上下方向に沿って左側面に形成された第1の突起部とを備えて構成され、
    前記第2の連結部は、前記前部区画壁の右側面において上下方向に沿って形成されて上面に達する第2の嵌合溝と、上下方向に沿って右側面に形成された第2の突起部とを備えて構成され、
    前記第3の連結部は、裏面下側中央に位置して前記第3および第4の凹部を区画しその平面形状が四角形に形成された後部区画壁の左側面において上下方向に沿って形成されて下面に達する第3の嵌合溝と、上下方向に沿って左側面に形成された第3の突起部とを備えて構成され、
    前記第4の連結部は、前記後部区画壁の右側面において上下方向に沿って形成されて下面に達する第4の嵌合溝と、上下方向に沿って右側面に形成された第4の突起部とを備えて構成され、
    前記壁状構造物を構成した状態において、
    一の前記建設用ブロックにおける前記第1の嵌合溝内に他の前記建設用ブロックにおける前記第4の突起部が進入すると共に当該一の建設用ブロックにおける前記第1の突起部が当該他の建設用ブロックにおける前記第4の嵌合溝内に進入し、
    当該一の建設用ブロックにおける前記第2の嵌合溝内に他の前記建設用ブロックにおける前記第3の突起部が進入すると共に当該一の建設用ブロックにおける前記第2の突起部が当該他の建設用ブロックにおける前記第3の嵌合溝内に進入し、
    当該一の建設用ブロックにおける前記第3の嵌合溝内に他の前記建設用ブロックにおける前記第2の突起部が進入すると共に当該一の建設用ブロックにおける前記第3の突起部が当該他の建設用ブロックにおける前記第2の嵌合溝内に進入し、かつ、
    当該一の建設用ブロックにおける前記第4の嵌合溝内に他の前記建設用ブロックにおける前記第1の突起部が進入すると共に当該一の建設用ブロックにおける前記第4の突起部が当該他の建設用ブロックにおける前記第1の嵌合溝内に進入することによって幅方向での離反を規制可能に構成されている請求項1から3のいずれかに記載の建設用ブロック。
  5. 裏面中央に延設された分岐部を備え、
    当該分岐部の延出端側における表面上側隅部に前記第2の凹部と同一形状の第5の凹部が形成されると共に前記第2の連結部と同一形状の第5の連結部が当該第5の凹部に形成され、
    前記延出端側における裏面下側隅部に前記第4の凹部と同一形状の第6の凹部が形成されると共に前記第4の連結部と同一形状の第6の連結部が当該第6の凹部に形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の建設用ブロック。
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