JP3633488B2 - 電子透かし読み取り方法及び装置及び電子透かし読み取りプログラム及び電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子透かし読み取り方法及び装置及び電子透かし読み取りプログラム及び電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体に係り、特に、映像や音楽などのコンテンツに、別の副情報を知覚されないように埋め込み、また、この副情報を読み取る技術である電子透かし技術における電子透かし読み取り方法及び装置及び電子透かし読み取りプログラム及び電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
今日、電子透かし技術は、コンテンツ不正利用防止システム、コンテンツ管理システム、コンテンツに関するサービス提供システム等に利用されている。
【0003】
【従来の技術】
映像や音楽などのコンテンツに、別の副情報を知覚されないように埋め込み、また、この副情報を読み取る電子透かし技術を用いたコンテンツ不正利用防止システム(特願平8−35896)、コンテンツ管理システム(特願2000−067550)などが提案されている。
【0004】
これらのシステムにおいて、電子透かし技術の利用形態は、以下の2つに大別される。
【0005】
(1) コンテンツに対して副情報を埋め込む主体と、副情報の埋め込まれたコンテンツから副情報を読み取る主体が同一である。
【0006】
(2) コンテンツに対して副情報を埋め込む主体と、副情報の埋め込まれたコンテンツから副情報を読み取る主体が異なる。
【0007】
例えば、不正利用防止のために、コンテンツ提供者がコンテンツを提供しようとするユーザのID情報を埋め込んでからユーザにコンテンツを提供し、そのユーザが不正コピーをばら撒いた場合、コンテンツ提供者が不正流通されているコピーコンテンツからユーザのIDを読み取ることで、コピー流出元を追跡できるというシステムは、上記の(1)に属する。
【0008】
また、コンテンツ提供者のコンテンツの著作権情報をコンテンツに埋め込んでからコンテンツをユーザに提供し、ユーザは入手したコンテンツから副情報を読み取ることで、著作者情報を得るというシステムは上記の(2)に属する。
【0009】
ここで、コンテンツに付加されている副情報の消去、改ざんを防ぐ方法について考える。
【0010】
上記の2つの例を含め、一般に電子透かし技術を用いたシステムでは、このセキュリティ問題に対する対策を考慮する必要がある。
【0011】
上記の(1)の場合、副情報の埋め込み及び、読み取りを同じ主体、例えば、コンテンツ提供者のみが行うことから、具体的な電子透かしの方法について一般に知らせる必要がない。極端には、電子透かしを埋め込んでいるという事実自体を秘密にしていてもよい。これによって攻撃者は消去・改ざんの手掛かりになる情報が得られず、安全性を実現できる。また、具体的な電子透かし方法が分からない場合の攻撃は、電子透かし技術自体がもつ耐性(編集・加工・圧縮などを行っても電子透かしは消えない)によって安全性を実現できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の(2)に示すシステムの場合には、特に、埋め込みはコンテンツ提供者側で行うが、読み取りは一般のユーザが行うという場合においては、攻撃者になり得る一般ユーザに対し電子透かしの読み取り方法を提供しなければならない。現在の電子透かし技術においては、埋め込み方法と読み取り方法が対称的になっており、一方の方法が分かればもう一方の方法も分かってしまう。暗号技術で言うところの「共通鍵暗号」と同じ方法でしか実現されていない。即ち、ユーザが読み取り方法を解析することによって、コンテンツに埋め込まれている副情報を消去・改ざんすることが可能である。この攻撃によって同じ電子透かし技術を用いた全てのシステムを破綻させることが可能となってしまい、(2)のタイプの電子透かし技術の適用の実現が難しいという問題がある。
【0013】
また、この問題を解決するために、電子透かし読み取り機能をユーザ端末と接続できるICカードのような耐タンパ性のある装置の中に実装する方法や、副情報読み取り対象のコンテンツを電子透かしの読み取り機能をもつリモートサーバなどに送り、結果だけ送信してもらうといった方法など、ユーザが電子透かしの方法を解析できないようにする方法も考えられる。
【0014】
しかし、耐タンパ性のある装置を用いる場合は、耐タンパ性のある装置を作る技術が確立していないという問題がある。
【0015】
これは、耐タンパ性のある装置を作るコストが高く、これをユーザが安価に入手することが困難であり、また、プログラムとして実装することが困難であるという問題があり、その実現可能性が低い。
【0016】
リモートサーバを用いた方法の場合、まず、ユーザからサーバにコンテンツを送信する処理を行う必要があり、コンテンツデータは非常に巨大なものが多いことから、この通信時間がパフォーマンスの低下を招く。さらに、電子透かし読み取り処理量は一般にある程度大きなものが多いことから、同時に多くのユーザからのリクエストに応じて読み取り処理を行う場合、サーバの負荷が非常に高くなってしまう恐れがあるといった問題がある。
【0017】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、ユーザ側での電子透かし読み取り処理を行う必要があるシステムにおいて、電子透かし読み取りを安全かつ合理的に行うことが可能な電子透かし読み取り方法及び装置及び電子透かし読み取りプログラム及び電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0019】
本発明(請求項1)は、ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、ユーザ端末上での電子透かし読み取り方法において、
電子透かし読み取り機能のうち、画像のファイルフォーマット変換、色変換、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない前処理部分及び検出した透かし情報の最終的なフォーマット処理、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない後処理部分を含む、一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群をユーザ端末上に持たせ(ステップ1)、
副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると(ステップ3)、公開処理手続群の前処理部分の最初に実行すべき手続部分に該コンテンツを入力して電子透かし読み取り処理を行い、出力された結果をサーバに送信する前処理ステップ(ステップ4)と、
サーバで電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群により電子透かし読み取り処理が施された副情報の読み取り結果を該サーバから受信し、該サーバの処理の続きに対応する後処理部分の処理を、受信した該読み取り結果に対して施し(ステップ6)、その結果を該サーバに送信する中間処理ステップと、
中間処理ステップをサーバ間で必要回数繰り返し行い、
最終的に、直前の該サーバからの副情報の読み取り結果に対して後処理部分の処理を行って、電子透かし読み取り結果を出力する出力ステップ(ステップ9)と、を行う。
【0020】
本発明(請求項2)は、ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、サーバでの電子透かし読み取り方法において、
電子透かし読み取り機能うち、鍵情報及び該鍵情報を用いた処理部分、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲などの秘密パラメータ、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成機能、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶機能、検出対象成分の値から電子透かし情報に変換する規則を含む、電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群をサーバ上に持たせ(ステップ2)、
ユーザ端末から、該ユーザ端末において一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群により電子透かし読み取り処理された電子透かし読み取り結果について、該ユーザ端末が行なった処理に続く秘匿処理手続を行い、該秘匿処理手続による副情報の読み取り結果を該ユーザ端末に送信する(ステップ5)。
【0021】
図2は、本発明の原理構成図である。
【0022】
本発明(請求項3)は、ユーザ端末100とサーバ200がネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、ユーザ端末として機能する電子透かし読み取り装置であって、
電子透かし読み取り機能のうち、画像のファイルフォーマット変換、色変換、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない前処理部分及び検出した透かし情報の最終的なフォーマット処理、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない後処理部分を含む、一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群を予め取得して、格納する複数のユーザ側読み取り処理手段110を有し、
第1番目のユーザ側読み取り処理手段1101では、
副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると、公開処理手続群の前処理部分の最初に実行すべき手続部分に該コンテンツを入力して電子透かし読み取り処理を行い、出力された結果をサーバ200に送信し、
第N−1番目のユーザ側読み取り処理手段110N-mまでは、
サーバで電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群により電子透かし読み取り処理が施された副情報の読み取り結果を該サーバ200から受信し、該サーバの処理の続きに対応する後処理部分の処理を、受信した該読み取り結果に対して施し、その結果を該サーバ200に送信する処理を繰り返し、
第N番目のユーザ側読み取り手段110Nでは、
最終的に、第N−1番目のユーザ側読み取り処理手段110N−1で処理された結果に対する直前の該サーバからの副情報の読み取り結果に対して、公開処理手続の後処理部分により最終的な処理を行って、電子透かし読み取り結果を出力する。
【0023】
本発明(請求項4)は、ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、サーバとして機能する電子透かし読み取り装置であって、
電子透かし読み取り機能うち、鍵情報及び該鍵情報を用いた処理部分、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲などの秘密パラメータ、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成機能、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶機能、検出対象成分の値から電子透かし情報に変換する規則を含む、電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群を有し、
ユーザ端末から、該ユーザ端末において一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群により電子透かし読み取り処理された電子透かし読み取り結果について、該ユーザ端末が行なった処理に続く秘匿処理手続を行い、該秘匿処理手続による副情報の読み取り結果を該ユーザ端末に送信するサーバ側読み取り処理手段210を有する。
【0024】
本発明(請求項5)は、ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、ユーザ端末に実行させる電子透かし読み取りプログラムであって、
副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると、電子透かし読み取り機能のうち、
画像のファイルフォーマット変換、色変換を含む、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない公開処理手続群の前処理部分の処理を行い、出力された結果をサーバに送信する前処理ステップと、
サーバで電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群により電子透かし読み取り処理が施された副情報の読み取り結果を該サーバから受信し、該サーバの処理の続きに対応する該サーバによって検出された透かし情報のフォーマット処理、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない公開処理手続群の後処理部分の処理を、該サーバ間で繰り返し行う中間処理ステップと、
中間処理ステップで処理された結果に対する直前のサーバからの副情報の読み取り結果に対して、後処理部分により最終的な処理を施し、その結果を出力する最終処理ステップと、をユーザ端末として機能するコンピュータに実行させる。
【0025】
本発明(請求項6)は、前処理ステップにおいて、
入力された読み取り対象コンテンツが画像データである場合は、
読み取り対象の画像データに対してコンポーネント変換・分解、ブロック分割、加算及び離散フーリエ変換を行い、係数行列をサーバに送信するステップを含む。
【0026】
本発明(請求項7)は、中間処理ステップにおいて、
サーバ側で鍵情報により生成された透かし系列と検出対象系列により計算された相関値列を用いて、最大値探索を行い、その結果を出力するステップを含む。
【0027】
本発明(請求項8)は、ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、サーバに実行せる電子透かし読み取りプログラムであって、
ユーザ端末から送信された該ユーザ端末において一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群により電子透かし読み取り処理された電子透かし読み取り結果について、該ユーザ端末が行った処理に続いて、電子透かし読み取り機能うち、鍵情報及び該鍵情報を用いた処理部分、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲などの秘密パラメータ、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成機能、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶機能、検出対象成分の値から電子透かし情報に変換する規則を含む、電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続を行い、該秘匿処理手続の読み取り結果を該ユーザ端末に送信する秘匿手続ステップを、サーバとして機能するコンピュータに実行させる。
【0028】
本発明(請求項9)は、秘匿手続ステップにおいて、
読み取り対象コンテンツが画像データである場合には、
ユーザ端末から取得した係数行列と、サーバ内に格納されている鍵情報を用いて生成された透かし系列と検出対象系列により相関計算を行ない、相関値列を該ユーザ端末に送信するステップを含む。
【0029】
本発明(請求項10)は、ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、ユーザ端末に実行させる電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体であって、
副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると、電子透かし読み取り機能のうち、
画像のファイルフォーマット変換、色変換を含む、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない公開処理手続群の前処理部分の処理を行い、出力された結果をサーバに送信する前処理ステップと、
サーバで電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群により電子透かし読み取り処理が施された副情報の読み取り結果を該サーバから受信し、該サーバの処理の続きに対応する、該サーバによって検出された透かし情報のフォーマット処理、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない公開処理手続群の後処理部分の処理を、該サーバ間で繰り返し行う中間処理ステップと、
中間処理ステップで処理された結果に対する直前のサーバからの副情報の読み取り結果に対して、後処理部分の処理を行って、その結果を出力する最終処理ステップと、
をユーザ端末として機能するコンピュータに実行させるプログラムを格納した記憶媒体である。
【0030】
本発明(請求項11)は、ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、サーバに実行せる電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体であって、
ユーザ端末から送信された該ユーザ端末において一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群により電子透かし読み取り処理された電子透かし読み取り結果について、該ユーザ端末が行った処理に続いて、電子透かし読み取り機能うち、鍵情報及び該鍵情報を用いた処理部分、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲などの秘密パラメータ、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成機能、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶機能、検出対象成分の値から電子透かし情報に変換する規則を含む、電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続を行い、該秘匿処理手続の読み取り結果を該ユーザ端末に送信する秘匿手続ステップを、
サーバとして機能するコンピュータに実行させるプログラムを格納した記憶媒体である。
【0031】
上記のように、本発明では、電子透かし読み取り方法を、ユーザに公開してもセキュリティ上問題ない処理部分(A)と、電子透かし技術のセキュリティを確保するためにユーザに秘匿する必要がある処理部分(B)とに分割し、(A)の部分をユーザ端末上で行い、(B)の部分をリモートサーバ上で行い、(A)と(B)の処理を協調して行うことで電子透かしの読み取りを行う。これにより、ユーザ端末上で行う(A)の処理部分には、電子透かし技術のセキュリティ上、秘匿しておく必要がある部分が含まれていないので、たとえ、ユーザがこの方法を解析しても電子透かしのセキュリティは保たれる。
【0032】
また、リモートサーバ上で電子透かし読み取りの全ての処理を行うのではなく、一部をユーザ端末に処理させることによって負荷分散されているので、サーバの負荷を軽減することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の動作の概要を図1を用いて説明する。
【0034】
まず、ネットワーク上で接続されるユーザ端末とサーバがあるシステムにおいて、ユーザ端末には、電子透かし読み取りにおいて一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題のない処理部分群(A)を持たせ(ステップ1)、また、サーバには、電子透かしの技術の安全性を保つために一般に対して秘匿する必要がある処理部分群(B)を持たせる(ステップ2)。
【0035】
ここで、ユーザ端末に副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると(ステップ3)、ユーザ端末の電子透かし読み取り部分処理のうち、最初に実行すべき部分にコンテンツを入力して読み取り処理を行い、当該読み取り処理により出力された情報をサーバに送信する(ステップ4)。
【0036】
サーバでは、ユーザ端末内の電子透かし読み取り処理の続きに対応する処理を、受信したユーザ端末の出力に対して行い、その処理結果をユーザ端末に対して送信する(ステップ5)。
【0037】
ユーザ端末では、サーバの処理の続きに対応する処理を、サーバからの出力に対して行い、サーバにその処理結果を送信する(ステップ6)。これらの処理を必要な回数繰り返し(ステップ7、ステップ8)、ユーザ端末において、サーバでの出力を処理するとで電子透かし読み取り結果を取得する(ステップ9)。
【0038】
【実施例】
以下、図面と共に本発明の実施例を説明する。
【0039】
[第1の実施例]
図3は、本発明の第1の実施例における電子透かし読み取りシステムの構成を示す。
【0040】
電子透かし読み取りシステムは、ネットワークに接続されているユーザ端末100とサーバ200から構成されている。
【0041】
電子透かし読み取り方法は、(A)ユーザに公開してもセキュリティ上問題ない処理部分と、(B)電子透かし技術のセキュリティを確保するためにユーザに秘匿する必要がある処理部分とに分割する。
【0042】
(A)に属する処理部分は、ユーザ側電子透かし読み取り処理部U1、ユーザ側電子透かし読み取り処理部U2、…、電子透かし読み取り処理部Unのように、処理順序に基づいて分けられ、それぞれの処理機構は、ユーザ端末内に実装されているものとする。また、(B)に属する処理部分はサーバ側電子読み取り処理部S1、サーバ側電子読み取り処理部S2、…サーバ側電子読み取り処理部Sn−1と処理順序に基づいて分けられて、それぞれの処理機構はサーバ内に実装されているものとする。
【0043】
次に、電子透かしの読み取り処理について説明する。
【0044】
図4は、本発明の第1の実施例の電子透かし読み取り処理のフローチャートである。
【0045】
ステップ101) 電子透かし読み取り対象コンテンツを、ユーザ端末内のユーザ側電子透かし読み取り処理部U1に入力する。
【0046】
ステップ102) 電子透かし読み取り処理部のカウンタkを1とする。
【0047】
ステップ103) ユーザ端末内のユーザ側電子透かし読み取り処理部Ukで、セキュリティ上公開可能な読み取り処理機能を用いて電子透かし読み取り処理を行う。
【0048】
ステップ104) ここで、カウンタkがk<nであれば、ステップ103で処理されたユーザ処理データkをサーバ200の電子透かし読み取り処理部Skに送信される。
【0049】
ステップ105) カウンタがk≧nであれば、ユーザ側電子透かし読み取り処理部Ukの処理結果を、電子透かし読み取り結果として出力して処理を終了する。
【0050】
ステップ106) サーバ200では、サーバ側読み取り処理部Skで、サーバ200内に秘匿されている電子透かし読み取り機能を用いて、ユーザ端末100から送信されたユーザ処理データkについて電子透かし読み取り処理を行う。
ステップ107) サーバ200のサーバ側読み取り処理部Skで処理されたサーバ処理データkをユーザ端末100のユーザ側電子透かし読み取り処理部Uk+1に送信する。
【0051】
ステップ108) ユーザ端末100では、カウンタkをインクリメントして、ステップ103に移行する。
【0052】
上記の処理により、ユーザ端末100側には、電子透かし技術のセキュリティ上公開しても問題ない部分しか実装されておらず、また、ユーザ処理データkとサーバ処理データkの間の関係は、サーバ内に秘匿されているサーバ側電子透かし読み取り処理が分からなければユーザ装置側は明らかにならない。これによって、セキュリティを保った形でユーザが電子透かしを読み取る作業を行うことができる。また、サーバ200側の負荷は、読み取り処理の一部をユーザ端末側に分担させることによって、全てをサーバ200側で行う場合と比較して軽減される。
【0053】
[第2の実施例]
本実施例は、前述の第1の実施例をより具体的に説明するものである。
【0054】
本実施例では、電子透かし技術として、特願平11−16218に記載の画像電子透かし読み取り方法に適合した場合について説明する。画像電子透かし方法は、読み取り対象画像と鍵情報を入力として、読み取り結果を出力する処理である。
【0055】
図5は、本発明の第2の実施例の電子透かし読み取り方法の概略を説明するためのフローチャートである。
【0056】
ステップ201) まず、読み取り対象の画像が入力されると、コンポーネント変換・分解処理によって電子透かし埋め込み処理が施されたコンポーネントを取り出す。なお、ここで言うコンポーネントとは、例えば、カラー画像における青成分、緑成分、赤成分の各々のことであり、あるいは、輝度成分、色差成分の各々のことである。入力された読み取り対象像のフォーマットによっては、必要に応じてRGB→YUV変換などの、コンポーネント変換を行う。
【0057】
ステップ202) 次に、読み取り対象コンポーネント画像を、予め定まったサイズのブロックに分割し、更に分割されたブロック群をブロック内各画素毎に加算して、加算ブロックを作成する。
【0058】
ステップ203) 次に、加算ブロックに対して離散フーリエ変換を施し、周波数成分の並びである係数行列を求める。
【0059】
ステップ204) 次に、係数行列の中から、鍵情報で指定される成分を順次選択し、検出対象系列を得る。
【0060】
同時に、鍵情報から擬似乱数列を生成し、これを透かし系列とする。
【0061】
ステップ205) 次に、検出対象系列と透かし系列とのスライド相関をとり、相関値列を取得する。
【0062】
ステップ206) 最後に、相関値列の中で最大値をとるときの項番を電子透かし読み取り結果として出力する。
【0063】
この電子透かし読み取り処理において、そのセキュリティは、鍵情報が分からなければ、画像中のどの箇所に、どのような情報が埋め込まれているかが分からない、という部分に拠っている。即ち、鍵情報が分からなければ、どの周波数成分に埋め込まれているかが不明であり、また、埋め込み位置の順序や埋め込まれている情報を表す乱数列が不明である、ということによって埋め込まれている情報の削除、改ざんを困難にしている。
【0064】
図7は、本発明の第2の実施例における電子透かし読み取りシステムの構成を示す。
【0065】
電子透かし読み取りシステムは、ネットワーク300に接続されているユーザ端末100とサーバ200から構成されている。ユーザ端末100には、ユーザ側電子透かし読み取り処理部1101 、ユーザ側電子透かし読み取り処理部1102 が、サーバ200には、サーバ側電子透かし読み取り処理部210が実装されている。
【0066】
ここで、図5に示すフローを図6のシステムに適用した場合について述べる。図7は、本発明の第2の実施例における電子透かし読み取りシステムの動作の概要を示すフローチャートである。
【0067】
ステップ301) ユーザ端末100において、電子透かしの読み取り対象画像を、ユーザ端末100内のユーザ側電子透かし読み取り処理部1101 に入力する。
【0068】
ステップ302) ユーザ側電子透かし読み取り処理部1101 で電子透かし読み取り処理を行い、係数行列を出力する。
【0069】
ステップ303) ユーザ側電子透かし読み取り処理部1101 の出力である係数行列をサーバ200に送信する。
【0070】
ステップ304) サーバ200は、サーバ側電子透かし読み取り処理部210において、係数行列と鍵情報を入力する。
【0071】
ステップ305) サーバ側電子透かし読み取り処理部210は、係数行列と鍵情報を用いて電子透かし読み取り処理を行い、相関値列を出力する。
【0072】
ステップ306) サーバ側電子透かし読み取り処理部210は、相関値列をユーザ側電子透かし読み取り処理部1102 に送信する。
【0073】
ステップ307) ユーザ側電子透かし読み取り処理部1102 は、相関値列を入力する。
【0074】
ステップ308) ユーザ側電子透かし読み取り処理部1102 は、入力された相関値列により、電子透かし読み取り処理を行い、その結果を電子透かし読み取り結果として出力する。
【0075】
次に、上記におけるユーザ側電子透かし読み取り処理部1101 の処理の流れについて説明する。
【0076】
図8は、本発明の第2の実施例における電子透かし読み取りシステムにおけるユーザ側電子透かし読み取り処理部1101の処理のフローチャートである。
ユーザ端末100のユーザ側電子透かし読み取り処理部1101は、読み取り対象画像を入力し、コンポーネント変換・分解の処理を行い(ステップ401)、次に、読み取り対象コンポーネント画像についてブロック分割・加算を行い(ステップ402)、これにより出力された加算画素ブロックに対して離散フーリエ変換を行い、係数行列を出力する(ステップ403)。
【0077】
次に、上記におけるサーバ側電子透かし読み取り処理部210の処理の流れについて説明する。
【0078】
図9は、本発明の第2の実施例の電子透かし読み取りシステムにおけるサーバ側電子透かし読み取り処理部の処理のフローチャートである。
【0079】
サーバ側電子透かし読み取り処理部210は、ユーザ側電子透かし読み取り処理部1101 で得られた係数行列と、サーバ200内に格納されている鍵情報を入力とし、上記の電子透かし読み取り処理のうち、検出対象系列を取得する(ステップ501)と共に、鍵情報により透かし系列の生成を行い(ステップ502)、検出対象系列と透かし系列により相関計算を行い、相関値列を出力する(ステップ503)。
【0080】
次に、ユーザ側電子透かし読み取り処理部1102 の処理の流れについて説明する。
【0081】
図10は、本発明の第2の実施例の電子透かし読み取りシステムにおけるユーザ側電子透かし読み取り処理部1102 の処理のフローチャートである。
【0082】
ユーザ側電子透かし読み取り処理部1102 は、サーバ側電子透かし読み取り処理部210で得られた相関値列を入力とし、当該相関値列を用いて最大値探索を行い、電子透かし読み取り結果を出力する(ステップ601)。
【0083】
上記のように、本実施例では、鍵情報及び鍵情報を用いた処理部分をサーバ200側に持たせており、電子透かし技術のセキュリティを保つことが可能である。また、離散フーリエ変換など、処理負荷の大きな部分についてはユーザ端末100に処理を分担させることで、サーバ200側の負荷が軽減される。さらに、ユーザ端末100とサーバ200間でやり取りさせる情報である係数行列と相関値列は一般に画像情報に比べて情報量が小さく、かつ一定の情報量であることから、処理中の通信量の削減を実現しており、特に読み取り対象画像サイズが大きい場合に非常に効果的である。
【0084】
なお、上記の第2の実施例で、鍵情報及び鍵情報を用いた処理部分をサーバ200に側に秘匿処理手続部分として持たせる例を説明したが、秘匿処理手続としては以下のようなものもある。
【0085】
サーバ200側で保持する秘匿処理手続として、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲(周波数帯域等)などの秘密パラメータや、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成方法、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶、検出対象成分の値から透かし情報に変換する規則等のアルゴリズム的に秘密にする必要がある処理ブロック等がある。
【0086】
また、ブロック間で受け渡される、処理途中のデータから電子透かし方法の攻撃の手掛かりが得られるような場合には、当該データ及び当該データの送受処理ブロックを秘匿する。例えば、
(a)透かし検出用に生成する乱数列は、サーバ側で秘密に生成する:
(b)乱数列を正規化(ベクトルとしての大きさを1にする等)する処理をユーザ側で行なう:
とすると、乱数生成方法をサーバに秘匿しても、実際に生成された乱数列はユーザが入手できるので、秘匿した意味がなくなってしまう。この場合、上記の(a),(b)之処理ブロックをサーバ側に秘匿して、ユーザ端末に送っても攻撃の手掛かりとならないデータ(例えば、第2の実施例では「相関値列」)になるまでサーバ側で連続して処理する。
【0087】
次に、ユーザ端末100側に公開してもよい部分(公開処理手続部分)について説明する。
【0088】
まず、公開処理手続部分として、画像のファイルフォーマット変換、色変換、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない前処理部分、及び検出した透かし情報の最終的なフォーマット処理(例えば、16進数を10進数にする、バイナリデータを文字列に変換する等)、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない後処理部分等がある。
【0089】
また、上記の第2の実施例に示すように、相関値列など、処理途中のデータであって、それから電子透かし方法の攻撃のための手掛かりが得られにくい部分についても公開処理手続部分とすることができる。
【0090】
さらに、最大値探索処理や離散フーリエ変換処理等、サーバ200において秘匿する部分(秘匿処理手続部分)に該当しない電子透かしアルゴリズム中の処理ブロックを公開処理手続部分とすることができる。
【0091】
また、本発明は、上記の第1の実施例及び第2の実施例をプログラムとして構築することも可能であり、構築されたプログラムをネットワークを介して装置内のCPUにインストールすることも可能である。また、当該プログラムをハードディスクや、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体等に格納しておき、本発明を実施する際に、ユーザ端末やサーバにインストールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0092】
なお、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0093】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、ユーザ側での電子透かし読み取り処理を行うシステムにおいて、ユーザ側には電子透かしの読み取り方法として公開してもよい公開処理手続のみを提供し、サーバ側でセキュリティ上、ユーザに対し秘匿する必要のある秘匿処理手続を保持することで、ユーザ側には秘匿処理手続部分を提供しないことにより、セキュリティ上の安全性、及びサーバの処理負荷の観点から電子透かし読み取り処理を安全にかつ合理的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例における電子透かし読み取りシステムの構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例の電子透かし読み取り処理のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施例の電子透かし読み取り方法の概略を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例における電子透かし読み取りシステムの構成図である。
【図7】本発明の第2の実施例の電子透かし読み取りシステムの動作の概要を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例の電子透かし読み取りシステムにおけるユーザ側電子透かし読み取り処理部1101 の処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例の電子透かし読み取りシステムにおけるサーバ側電子透かし読み取り処理部の処理のフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例の電子透かし読み取りシステムにおけるユーザ側電子透かし読み取り処理部1102 の処理のフローチャートである。
【符号の説明】
100 ユーザ端末
110 ユーザ側読み取り処理手段、ユーザ側電子透かし読み取り処理部
200 サーバ
210 サーバ側読み取り処理手段、サーバ側電子透かし読み取り処理部
Claims (11)
- ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、ユーザ端末上での電子透かし読み取り方法において、
電子透かし読み取り機能のうち、画像のファイルフォーマット変換、色変換、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない前処理部分及び検出した透かし情報の最終的なフォーマット処理、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない後処理部分を含む、一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群を前記ユーザ端末上に持たせ、
前記副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると、前記公開処理手続群の前記前処理部分の最初に実行すべき手続部分に該コンテンツを入力して電子透かし読み取り処理を行い、出力された結果を前記サーバに送信する前処理ステップと、
前記サーバで電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群により電子透かし読み取り処理が施された前記副情報の読み取り結果を該サーバから受信し、該サーバの処理の続きに対応する前記後処理部分の処理を、受信した該読み取り結果に対して施し、その結果を該サーバに送信する中間処理ステップと、
前記中間処理ステップを前記サーバ間で必要回数繰り返し行い、
最終的に、直前の該サーバからの副情報の読み取り結果に対して前記後処理部分の処理を行って、電子透かし読み取り結果を出力する出力ステップと、
を行うことを特徴とする電子透かし読み取り方法。 - ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、サーバでの電子透かし読み取り方法において、
電子透かし読み取り機能うち、鍵情報及び該鍵情報を用いた処理部分、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲などの秘密パラメータ、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成機能、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶機能、検出対象成分の値から電子透かし情報に変換する規則を含む、電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群を前記サーバ上に持たせ、
前記ユーザ端末から、該ユーザ端末において一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群により電子透かし読み取り処理された電子透かし読み取り結果について、該ユーザ端末が行なった処理に続く前記秘匿処理手続を行い、該秘匿処理手続による副情報の読み取り結果を該ユーザ端末に送信することを特徴とする電子透かし読み取り方法。 - ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、ユーザ端末として機能する電子透かし読み取り装置であって、
電子透かし読み取り機能のうち、画像のファイルフォーマット変換、色変換、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない前処理部分及び検出した透かし情報の最終的なフォーマット処理、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない後処理部分を含む、一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群を予め取得して、格納する複数のユーザ側読み取り処理手段を有し、
第1番目のユーザ側読み取り処理手段では、
前記副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると、前記公開処理手続群の前記前処理部分の最初に実行すべき手続部分に該コンテンツを入力して電子透かし読み取り処理を行い、出力された結果を前記サーバに送信し、
第N−1番目のユーザ側読み取り処理手段までは、
前記サーバで電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群により電子透かし読み取り処理が施された前記副情報の読み取り結果を該サーバから受信し、該サーバの処理の続きに対応する前記後処理部分の処理を、受信した該読み取り結果に対して施し、その結果を該サーバに送信する処理を繰り返し、
第N番目のユーザ側読み取り手段では、
最終的に、前記第N−1番目のユーザ側読み取り処理手段で処理された結果に対する直前の該サーバからの副情報の読み取り結果に対して、前記公開処理手続の前記後処理部分により最終的な処理を行って、電子透かし読み取り結果を出力することを特徴とする電子透かし読み取り装置。 - ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、サーバとして機能する電子透かし読み取り装置であって、
電子透かし読み取り機能うち、鍵情報及び該鍵情報を用いた処理部分、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲などの秘密パラメータ、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成機能、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶機能、検出対象成分の値から電子透かし情報に変換する規則を含む、電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群を有し、
前記ユーザ端末から、該ユーザ端末において一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群により電子透かし読み取り処理された電子透かし読み取り結果について、該ユーザ端末が行なった処理に続く前記秘匿処理手続を行い、該秘匿処理手続による副情報の読み取り結果を該ユーザ端末に送信する手段を有することを特徴とする電子透かし読み取り装置。 - ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、ユーザ端末に実行させる電子透かし読み取りプログラムであって、
前記副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると、電子透かし読み取り機能のうち、
画像のファイルフォーマット変換、色変換を含む、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない公開処理手続群の前処理部分の処理を行い、出力された結果を前記サーバに送信する前処理ステップと、
前記サーバで電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群により電子透かし読み取り処理が施された前記副情報の読み取り結果を該サーバから受信し、該サーバの処理の続きに対応する該サーバによって検出された透かし情報のフォーマット処理、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない公開処理手続群の後処理部分の処理を、該サーバ間で繰り返し行う中間処理ステップと、
前記中間処理ステップで処理された結果に対する直前のサーバからの副情報の読み取り結果に対して、前記後処理部分の処理を行って、その結果を出力する最終処理ステップと、
をユーザ端末として機能するコンピュータに実行させることを特徴とする電子透かし読み取りプログラム。 - 前記前処理ステップは、
入力された読み取り対象コンテンツが画像データである場合は、
読み取り対象の画像データに対してコンポーネント変換・分解、ブロック分割、加算及び離散フーリエ変換を行い、係数行列を前記サーバに送信するステップを含む請求項5記載の電子透かし読み取りプログラム。 - 前記中間処理ステップは、
前記サーバ側で鍵情報により生成された透かし系列と検出対象系列により計算された相関値列を用いて、最大値探索を行ない、その結果を出力するステップを含む請求項5記載の電子透かし読み取りプログラム。 - ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、サーバに実行せる電子透かし読み取りプログラムであって、
前記ユーザ端末から送信された該ユーザ端末において一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群により電子透かし読み取り処理された電子透かし読み取り結果について、該ユーザ端末が行った処理に続いて、電子透かし読み取り機能うち、鍵情報及び該鍵情報を用いた処理部分、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲などの秘密パラメータ、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成機能、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶機能、検出対象成分の値から電子透かし情報に変換する規則を含む、電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続を行い、該秘匿処理手続の読み取り結果を該ユーザ端末に送信する秘匿手続ステップを、
サーバとして機能するコンピュータに実行させることを特徴とする電子透かし読み取りプログラム。 - 前記秘匿手続ステップは、
読み取り対象コンテンツが画像データである場合には、
前記ユーザ端末から取得した係数行列と、前記サーバ内に格納されている鍵情報を用いて生成された透かし系列と検出対象系列により相関計算を行い、相関値列を該ユーザ端末に送信するステップを含む請求項8記載の電子透かし読み取りプログラム。 - ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、ユーザ端末に実行させる電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記副情報が埋め込まれたコンテンツが入力されると、電子透かし読み取り機能のうち、
画像のファイルフォーマット変換、色変換を含む、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない公開処理手続群の前処理部分の処理を行い、出力された結果を前記サーバに送信する前処理ステップと、
前記サーバで電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続群により電子透かし読み取り処理が施された前記副情報の読み取り結果を該サーバから受信し、該サーバの処理の続きに対応する、該サーバによって検出された透かし情報のフォーマット処理、電子透かしアルゴリズムとは直接関係のない公開処理手続群の後処理部分の処理を、該サーバ間で繰り返し行う中間処理ステップと、
前記中間処理ステップで処理された結果に対する直前のサーバからの副情報の読み取り結果に対して、前記後処理部分の処理を行って、その結果を出力する最終処理ステップと、
をユーザ端末として機能するコンピュータに実行させるプログラムを格納したことを特徴とする電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体。 - ユーザ端末とサーバがネットワークを介して接続され、電子透かし技術によって副情報が埋め込まれたコンテンツから該副情報を読み取るシステムにおける、サーバに実行せる電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記ユーザ端末から送信された該ユーザ端末において一般に公開しても電子透かし技術の安全上問題ない公開処理手続群により電子透かし読み取り処理された電子透かし読み取り結果について、該ユーザ端末が行った処理に続いて、電子透かし読み取り機能うち、鍵情報及び該鍵情報を用いた処理部分、ブロックサイズ、電子透かし強度、検出対象成分の範囲などの秘密パラメータ、電子透かしアルゴリズムで用いられている乱数生成機能、乱数を用いた検出対象成分の選択記憶機能、検出対象成分の値から電子透かし情報に変換する規則を含む、電子透かしの技術の安全性を保つために、一般に対して秘匿する必要がある秘匿処理手続を行い、該秘匿処理手続の読み取り結果を該ユーザ端末に送信する秘匿手続ステップを、
サーバとして機能するコンピュータに実行させるプログラムを格納したことを特徴とする電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体。
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| JP2001020761A JP3633488B2 (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | 電子透かし読み取り方法及び装置及び電子透かし読み取りプログラム及び電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体 |
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