JP3630589B2 - 系統連系用太陽光発電システムの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池の動作電圧を制御して最大電力を出力させる太陽光発電システムの制御装置において、特に電力変換装置としてのインバータの出力電流や出力電力が急激に変動することのないように制御する手段を備えて構成した装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
太陽電池の出力特性は日射量によって大きく変化し、太陽の移動に伴って変化する日射量に応じて出力電力が最大となる動作点も移動する。そのため、日射量に追従して太陽電池の出力電力が最大となるように前記太陽電池に接続する変換装置としてのインバータやチョッパ等を制御する装置が種々存在する。
【0003】
図5は前記太陽電池が発電した直流電力をインバータによって交流電力に変換して系統に供給する系統連系用太陽光発電システムの一例を示しており、図5において、1は太陽電池2と既存の電力系統3との連系をとる直交変換器としてのインバータであり、4は前記インバータ1の制御装置である。
【0004】
つづいて、前記制御装置4の構成について説明する。前記制御装置4は、太陽電池2の出力電圧Vdと出力電流Idから太陽電池2の動作電圧を決定する直流電圧指令値Vdrを作成する最大電力制御部5と、太陽電池2の出力電圧Vdが前記直流電圧指令値Vdrと一致するように電流指令値Iarを作成する直流電圧制御部6、および、インバータ1の出力電流IaがIarになるようにインバータ1を制御する交流電流制御部7から構成されている。
【0005】
そして、前記最大電力制御部5は図6に示すフローチャートに従って時間T0秒毎に動作する。すなわち、前記最大電力制御部5は、最初に、太陽電池2の現在の出力電圧Vdと出力電流Idを計測する。そして、前記計測した太陽電池2の出力電圧Vdと出力電流Idから現在の太陽電池2の出力電力Pdを演算する。
【0006】
つづいて、前記現在の出力電力Pdと過去(T0秒前)に同様の手順により求めた出力電力Pd’との大小比較をし、その結果、現在の出力電力Pdが過去の出力電力Pd’未満である場合は、前記計測した太陽電池2の現在の出力電圧Vdと過去の出力電圧Vd’との大小比較をする。
【0007】
そして、現在の出力電圧Vdが過去の出力電圧Vd’未満であった場合は、現在の直流電圧指令値Vdrから予め設定した電圧値ΔV分だけ直流電圧指令値Vdrを増加させる。また、現在の出力電圧Vdが過去の出力電圧Vd’以上であった場合は、前記直流電圧指令値Vdrを予め設定した電圧値ΔV分だけ減少させる。
【0008】
さらに、前記太陽電池2の現在の出力電力Pdが過去の出力電力Pd’以上であった場合も前述した制御動作同様、現在の出力電圧Vdと過去の出力電圧Vd’とを比較し、現在の出力電圧Vdが過去の出力電圧Vd’以上であった場合は、直流電圧指令値Vdrを予め設定した電圧値ΔV分だけ増加させ、現在の出力電圧Vdが過去の出力電圧Vd’未満であった場合は、直流電圧指令値Vdrを電圧値ΔV分だけ減少させる。
【0009】
このようにして、前記直流電圧指令値Vdrが時間T0秒毎に変更されると、図5に示す直流電圧制御部6は、太陽電池2の出力電圧Vdが前記変更した直流電圧指令値Vdrと同値になるような電流指令値Iarを作成し、交流電流制御部7に出力する。すると、前記交流電流制御部7はインバータ1の出力電流Iaが前記作成した電流指令値Iarと等しくなるように前記インバータ1を制御する。
【0010】
これにより、図5に示す従来の系統連系用太陽光発電システムでは、図7に示すように、太陽電池2の出力電圧VdがT0秒毎に予め設定した電圧幅ΔVだけステップ状に変化する。その結果、前記系統連系用太陽光発電システムの出力電力Paは、前記出力電圧Vdの変化に追従して電力幅ΔPだけステップ状に変化する。但し、ここではインバータ1による電力損失は無視している。
【0011】
また、このとき、一般的に系統3における電圧は一定であることから、系統連系用太陽光発電システムの出力電流Iaも電力幅ΔPに相当する分だけT0秒毎にステップ状に変化する。
【0012】
最後に、過去の出力電圧Vd’および出力電力Pd’を現在の出力電圧Vdおよび出力電力Pdに置換える。そして、時間T0秒経過後、再び図6のフローチャートに示す動作を行う。この動作を繰返し行うことによって、図4に示した太陽電池2のP−V特性からわかるように、太陽電池2の出力電力Pdが常に最大となる付近に制御されるのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、前記従来の系統連系用太陽光発電システムは、太陽電池2の出力電力Pdが最大となる動作点近傍で前記太陽電池2を動作させることはできるが、太陽電池2の最大電力動作点を探索する際、前記系統連系用太陽光発電システムの出力電力Paや出力電流Iaはステップ状に変動する。このため、このステップ状の変動が系統に接続される機器に好ましくない影響を与え、特に系統が商用の場合、電力の急激な変動は電力品質の面でも好ましくないといった問題があった。
【0014】
そこで前記問題点を解決するために、例えば、太陽電池2の出力電圧Vdの変化幅ΔVを小さくすることにより、前記出力電力Paおよび出力電流Iaの変動を小さくして、系統に接続された機器への影響を抑制するようにしたとする。しかし、この場合、電力の変化速度が小さくなるため、必然的に最大電力動作点に達するまでの時間が長くなり、太陽電池2の発電効率が低下してしまう。
【0015】
また、前記太陽電池2は日射量をパラメータとした場合、前記日射量の増大にしたがって前記出力電力Paおよび出力電流Iaの変動分の変動は増大する。このため、日射量の増加に伴う出力電力Paおよび出力電流Iaの増加は、系統に接続された機器に一層好ましくない影響を与えることとなり、電力品質を低下させることとなる。
【0016】
本発明は前記問題点を解決するようにしたものであり、太陽電池2の発電電力を系統に供給する系統連系用太陽光発電システムにおいて、太陽電池を最大電力動作点で動作させるように制御する際、系統に急激な電流や電力の変動を与えることなく、前記太陽電池の最大電力動作点を探索することのできる系統連系用太陽光発電システムの制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【問題を解決するための手段】
請求項1記載の系統連系用太陽光発電システムの制御装置は、太陽電池の出力電圧を所望の電圧までランプ状に変化させる手段を備え、太陽電池の出力電圧を所望の電圧までランプ状に変化させる手段は、太陽電池の出力電圧をランプ状に変化させた後、その電圧を一定時間維持した状態で、太陽電池の出力電圧と出力電力の所定時間内の平均値を演算し、この平均値を利用して太陽電池の出力電力が最大となる動作点を探索するようにしたことを特徴とする。
【0019】
請求項2記載の系統連系用太陽光発電システムの制御装置は、太陽電池の出力電圧を所望の電圧までランプ状に変化させる手段において、演算した太陽電池の出力電圧および出力電力の所定時間内の平均値と、既定時間前に同様に演算した太陽電池の出力電圧と出力電力の所定時間内の平均値との大小比較によって、前記太陽電池の出力電力が最大となる動作点を探索するようにしたことを特徴とする。
【0020】
本発明は、太陽電池の出力電圧をランプ状に変化させて太陽電池の出力電力が最大となる動作点を探索するように構成したので、系統に悪影響を及ぼす電流および電力の急激な変動を確実に防止することができ、電力品質の低下を未然に阻止することができる。
【0021】
また本発明は、太陽電池の出力電圧および出力電力の平均値を計算する際、前記出力電圧を一定時間維持するように構成したので、系統に供給される電流や電力の変動を一層緩和することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図4により説明する。なお、図1において図5と同一部品は同一符号を付して簡単に説明する。図1は本発明の実施の一形態である制御装置を備えた系統連系用太陽光発電システムの構成を示すものであり、図2は本発明の制御装置を構成する後述する最大電力制御部の動作アルゴリズムを示すフローチャートである。
【0023】
図3は太陽電池2の出力電圧Vd,出力電流Id,出力電力Pdとインバータ1が系統3に供給する交流出力電流Ia,交流出力電力Paの時間的変化を示す波形図であり、図4は前記太陽電池2のI−V特性およびP−V特性を示す特性図である。なお、ここでもインバータ1による電力損失は無視している。
【0024】
最初に図1に示す系統連系用太陽光発電システムの構成について説明する。図1において、1は直交変換器としてのインバータであり、2は太陽電池、3は電力系統、4aはインバータ1の制御装置を示している。前記制御装置4aは、Δt秒毎に計測した太陽電池2の出力電圧Vdと出力電流Idから図2のフローチャートにしたがって、太陽電池2の動作電圧を決定する直流電圧指令値Vdrを作成する最大電力制御部5aと、太陽電池2の出力電圧Vdが前記作成した直流電圧指令値Vdrと同値となるように電流指令値Iarを作成する直流電圧制御部6、および、インバータ1の出力電流Iaが前記電流指令値Iarと等しくなるようにインバータ1を制御する交流電流制御部7から構成されている。
【0025】
つづいて、前記制御装置4aの動作について説明する。なお、図2に示す一連の動作S1 〜S10はΔt秒毎に繰返し行われるものであり、そのうち、太陽電池2の出力電力Pdを最大にする出力電圧Vdの判定動作S3 〜S7 はT0秒毎に行われる。
【0026】
まず最初に、図1に示す最大電力制御部5aは図2(a)のS1 において、図示しないタイマのカウント値TをΔt秒分増加させ、つづいて、S2 においてタイマのカウント値TがT0秒以上になったか否かの判定を行う。その結果、T0秒未満の場合は、同図(b)に示すS8 に移行して、それ以降の動作を行う。
【0027】
前記S8 において、タイマのカウント値TがT1秒以下(T≦T1)であった場合(当然、T<T0)は、S9 に移行して、直流電圧指令値Vdrを以下の計算式より作成する。
【0028】
【数1】
【0029】
なお、前記〔数1〕においてVdr0は、直流電圧指令値Vdrをランプ状に変化させる際の開始値であり、ΔVrは図2(a)に示すS6aまたはS6bにて設定される直流電流指令値Vdrの変化分である。
【0030】
S8 において、タイマのカウント値Tを判定した結果、前記カウント値TがT1<T<T0の範囲内にある場合は、直流電圧指令値VdrをVdr0+ΔVrに維持する。
【0031】
また、前記タイマのカウント値TがT0−T3≦T<T0の範囲内にあるときは、S10に移行して、太陽電池2の出力電圧Vdと出力電力Pdの平均値Vave ,Pave を求める。そして、Δt秒経過後、図1に示す最大電力制御部5aは、図2(a)に示すS1 まで戻り、それ以降の動作を繰返し実行する。
【0032】
つまり、前記制御装置4aの最大電力制御部5aは、太陽電池2の出力電圧Vdをランプ状に変化させる直流電圧指令値Vdrの作成(演算動作S9 )をT1秒間行い、その後、直流電圧指令値VdrをT2(=T0−T1)秒間一定に維持した状態で、太陽電池2の出力電圧Vdと出力電力PdのT3秒間の平均値Vave ,Pave を求める(S10)のである(図3(a)参照)。
【0033】
なお、前述した時間T0〜T3の間には、それぞれT0=T1+T2,T3<T2の関係があり、ΔtはT0〜T3と比較して十分小さい値である。
【0034】
タイマのカウント値TがT0秒以上の場合、図2(a)に示すS3 において、前記カウント値Tを0にリセットし、つづいて、同図(b)のS10にて計算した太陽電池2の出力電力平均値Pave が、過去(T0秒前)に計算した出力電力平均値Pave ’と比べて増加しているか否かを判定する(S4 )。
【0035】
その結果、現在の出力電力平均値Pave が、過去の出力電力平均値Pave ’以上であった場合は、S5aに移行して、現在の出力電圧平均値Vave が過去の出力電圧平均値Vave ’(T0秒前にS10で計算した値)と比較して増加しているかどうかを判定する。
【0036】
そして、現在の出力電圧平均値Vave が過去の出力電圧平均値Vave ’以上である場合は、S6aに移行して、時間T1秒の間に増加させる直流電圧指令値Vdrの変化分ΔVrを、予め設定したΔVにする。
【0037】
また、前記S5aにおいて、現在の出力電圧平均値Vave が過去の出力電圧平均値Vave ’未満であった場合は、S6bに移行して、T1秒間に減少させる直流電圧指令値Vdrの変化分ΔVrを予め設定した−ΔVにする。
【0038】
さらに、前記S4 において現在の出力電力平均値Pave が過去の出力電力平均値Pave ’未満である場合は、S5bに移行して、現在の出力電圧平均値Vave と過去の出力電圧平均値Vave ’との大小を比較し、その結果、現在の出力電圧平均値Vave が過去の出力電圧平均値Vave ’以上である場合は、S6bに移行して、T1秒間に減少させる直流電圧指令値Vdrの変化分ΔVrを−ΔVに設定する。
【0039】
また、前記S5bにおいて、現在の出力電圧平均値Vave が過去の出力電圧平均値Vave ’未満である場合は、S6aに移行して、T1秒間に増加させる直流電圧指令値Vdrの変化分ΔVrをΔVにする。
【0040】
このようにして、直流電圧指令値Vdrの変化分ΔVrを予め設定したΔVもしくは−ΔVにすることによって、前記直流電圧指令値VdrはT1秒間にΔVまたは−ΔV分ランプ状に変化することとなる(〔数1〕参照)。
【0041】
そして、図1に示す直流電圧制御部6は、前記太陽電池2の出力電圧Vdが、Δt秒毎に設定される電圧指令値Vdrになるように電流指令値Iarを作成し、つづいて、交流電流制御部7はインバータ1の出力電流Iaが直流電圧制御部6にて作成した電流指令値Iarと同値となるようにインバータ1を制御する。
【0042】
その後、図2(a)に示すS7 において、直流電圧指令値Vdrの初期値Vdr0と、過去の出力電圧平均値Vave ’および出力電力平均値Pave ’を、前記S9 およびS10(図2(b)参照)で求めた直流電圧指令値Vdrの最終値Vdr0+ΔVrと現在の出力電圧平均値Vave および出力電力平均値Pave にそれぞれ変更する。
【0043】
以上のルーチン(図2のフローチャート)をΔt秒毎に繰返すことにより、太陽電池2の出力電圧Vdは図3に示すように、時間tの経過とともに予め設定した電圧値ΔV分ずつランプ状に増減を繰返すこととなる。このとき、前記太陽電池2の出力電流Idと出力電力Pdも前記太陽電池2の出力電圧Vdの増減に追従してランプ状に変動する。
【0044】
以上のように前記太陽電池2の出力電圧Vdを増減させると、図4の矢印で示すように、太陽電池2の動作点は出力電力Pdが増加する方向に移動していく。
【0045】
そして、前記出力電力Pdが最大となる動作点に近づいていき、最大電力動作点近傍になると、太陽電池2の出力電圧Vdは、最大電力動作点近傍の一点を中心に±ΔVの電圧幅で増減を繰返すことになる(図4参照)。
【0046】
このとき、系統連系用太陽光発電システムの出力電流Iaや出力電力Pa、太陽電池2の出力電圧Vdや出力電流Id,出力電力Pdは、時間tとともに図3に示すように推移していく。
【0047】
以上説明したように、本発明の系統連系用太陽光発電システムの制御装置は、太陽電池2の出力電圧Vdを変化させて、前記太陽電池2の出力電力Pdが最大となる動作点を探索する際に、前記太陽電池2の出力電圧Vdをステップ状に変化させるのではなく、ΔVr/T1の傾きでランプ状に変化させる。これにより、系統に接続された機器に急激な電力変動を与えることはなく、電力品質を低下させることもない。
【0048】
また、本発明の系統連系用太陽光発電システムの制御装置は、直流電圧指令値Vdrをランプ状に変化させた後、その値を一定時間維持するように構成したので、系統に供給する電流や電力の変動をより緩和させることができ、電力系統に急激な電力変動や電流変動を与えて、前記系統に接続される機器に好ましくない影響を及ぼすことを確実に防止することができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明の系統連系用太陽光発電システムの制御装置は、太陽電池の出力電圧を任意に設定可能な所定の電圧幅でランプ状に変化させていくことにより、前記太陽電池の出力電力が最大となる動作点を探索するように構成したので、本システムが電力系統に供給する電流や電力の変動を緩々とすることができ、前記系統上に接続される各種機器に悪影響が及ぶことを未然に阻止することができるため、非常に便利である。
【0050】
また、本発明の系統連系用太陽光発電システムの制御装置は、太陽電池の出力電圧をランプ状に変化させた後、一定時間その電圧を維持した状態で、太陽電池の出力電圧および出力電力の平均値を演算するように構成したので、系統に供給する電流や電力の変動をより緩やかにすることができ、系統の電力品質の低下を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る制御装置を備えた系統連系用太陽光発電システムの構成を示すブロック図である。
【図2】前記制御装置を構成する最大電力制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】前記系統連系用太陽光発電システムの電流および電圧、電力の時間的推移を示す波形図である。
【図4】太陽電池のI−V特性とP−V特性を示す特性図である。
【図5】従来の制御装置を備えた系統連系用太陽光発電システムの構成を示すブロック図である。
【図6】従来の制御装置を構成する最大電力制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】従来の系統連系用太陽光発電システムの電流および電圧、電力の時間的推移を示す波形図である。
【符号の説明】
1 インバータ
2 太陽電池
3 電力系統
4,4a 制御装置
5,5a 最大電力制御部
6 直流電圧制御部
7 交流電流制御部
Claims (2)
- 太陽電池の出力電圧を制御して太陽電池の出力電力を最大とする制御装置において、前記太陽電池の出力電圧を所望の電圧までランプ状に変化させる手段を備え、太陽電池の出力電圧を所望の電圧までランプ状に変化させる手段は、太陽電池の出力電圧をランプ状に変化させた後、その電圧を一定時間維持した状態で、太陽電池の出力電圧と出力電力の所定時間内の平均値を演算し、その平均値を利用して太陽電池の出力電力が最大となる動作点を探索するように構成したことを特徴とする系統連系用太陽光発電システムの制御装置。
- 前記太陽電池の出力電圧を所望の電圧までランプ状に変化させる手段は、演算した太陽電池の出力電圧および出力電力の所定時間内の平均値と、既定時間前に同様に演算した太陽電池の出力電圧と出力電力の所定時間内の平均値との大小比較によって、前記太陽電池の出力電力が最大となる動作点を探索するようにしたことを特徴とする請求項1記載の系統連系用太陽光発電システムの制御装置。
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